江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ
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2011年06月30日(木) |
「下手くそ」を果たして罪に問えるのか? |
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この世には「下手くそ」という人々が少なからず存在する。ボーリングをしていてボールを隣のレーンに投げ込んだり、空振りをしたバットが手を離れて飛んでいって観戦していた人を直撃するとか、卓球でラケットを卓球台にたたきつけてぶち割ってしまうような方々である。それらの行為は果たして罪だろうか。あまりに下手くそすぎた結果、それが誰かの死につながった場合はその賠償責任を負うのだろうか。
サッカーゴールに向けてシュートの練習をしていた下手くそな少年が、ゴールを外してあらぬ方向にボールを蹴ってしまったためにそのボールは学校の外に飛び出し、通り掛かったバイクはそのボールをよけようとして転倒した。もしもその少年が下手くそではなくてゴールにちゃんとシュートを決めることができていればこのような不幸な事故は起きなかったのである。そのように判断した裁判長は、男性が転倒してその後死に至った原因は少年の下手くそさにあったと認定し、少年の両親に賠償金の支払いを命じた。朝日新聞の記事を引用しよう。
サッカーボール避け転倒死亡 蹴った少年の親に賠償命令2011年6月28日12時9分 校庭から蹴り出されたサッカーボールを避けようとして転倒した男性(死亡当時87)のバイク事故をめぐり、ボールを蹴った当時小学5年の少年(19)に過失責任があるかが問われた訴訟の判決が大阪地裁であった。田中敦裁判長は「ボールが道路に出て事故が起こる危険性を予想できた」として過失を認定。少年の両親に対し、男性の遺族ら5人へ計約1500万円を支払うよう命じた。 判決によると、少年は2004年2月、愛媛県内の公立小学校の校庭でサッカーゴールに向けてフリーキックの練習中、蹴ったボールが門扉を越えて道路へ転がり出た。バイクの男性がボールを避けようとして転び、足を骨折。その後に認知症の症状が出るようになり、翌年7月に食べ物が誤って気管に入ることなどで起きる誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。 少年側は「ボールをゴールに向けて普通に蹴っただけで、違法性はない」と主張したが、27日付の判決は「蹴り方によっては道路に出ることを予測できた」と指摘。「少年は未成年で法的な責任への認識はなく、両親に賠償責任がある」と判断した。そのうえでバイクの転倒と死亡との因果関係について「入院などで生活が一変した」と認定。一方で、脳の持病の影響もあったとして、請求額の約5千万円に対して賠償額は約1500万円と算出した。(岡本玄) ■「やや酷な印象」 〈日本スポーツ法学会理事の桂充弘弁護士の話〉 バイクが走行していた道路の通行量などが分からないので断言はできないが、今回の判決は、子どもの行為が及ぼす事態を厳格にとらえたといえる。一方で、少年は校庭で違法な行為をしていたわけではなく、ゴールに向けて蹴ったボールが門扉を越えており、やや酷な印象も受ける。仮に少年側が控訴した場合、今回は問われなかった学校側の施設管理についても検討する必要があるのではないか。
クルマを運転していてもしも突然目の前にサッカーボールが転がってくれば、オレは急ブレーキを踏むだろう。そのボールを追って後から誰かが走り出してくる可能性が高いからである。そこで回避行動を取るのはドライバーの義務だ。しかし、高齢になると反射神経が衰えてそこで適切に回避できなくなるのである。これは仕方のないことだ。避けきれずに転倒したのはバイクに乗る人の責任ではない。あくまで原因はボールを蹴った側にある。
ダーツ(投げ矢)をしていて、投げた矢があらぬ方向に飛んで人に刺さった場合、その責任は投げた人にある。当てるつもりはなかったといくら主張しても許されることはないだろう。下手くそは罪なのだ。
クルマを運転していて、アクセルとブレーキを踏み間違うのはとてつもない下手くそである。その下手くそな運転の結果、歩道を暴走して歩行者をなぎ倒して死に至らしめた場合は責任を問われることは誰しも納得できることだ。
このように考えた場合、下手くそだからと行為の結果に対して免責されることはないのである。うまい下手に関係なく、人は自分の行為の結果に対して全責任を負わなければならないのである。
それは理不尽なことだろうか。下手くそは下手くそであることを自覚して行動すればいいのではないか。クルマの運転が下手な人は運転を自粛するか、慎重にやるしかないだろう。ダーツの下手な人はダーツバーに行くのを辞めればいいだろう。サッカーの下手な人は「ボールの行き先はボールに聞いてくれ!」と力任せに蹴るのではなく、慎重に蹴るべきだろう。
手術の下手な外科医がいて、単純な手術を失敗して患者を死なせてしまったら医療ミスということで賠償責任が生じる。「まだ経験が足りなかった」「死ぬことまでは予見できなかった」と開き直ることは許されない。下手くそは罪である。医療だけではなくてそれはどんな行為に於いてもそうなのだ。だから人は何事もうまくなるように死にものぐるいで努力するか、その行為をすっぱりとやめるか、いずれかを決断しないといけないのだ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月29日(水) |
被災者無料は最大の愚策である |
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東北地方の高速道路の出口が大渋滞しているそうだ。今回導入された「被災証明書」を有人のゲートで提示すれば無料になるという制度のせいらしい。渋滞は出口ゲートからそのまま本線上にも波及していたらしい。政治家というのはどうしてここまでアホなんだろうか。こんな愚策を導入して起きることを予想できなかったのだろうか。
日本中でETCが普及して、有人のゲートは今はかなり少なくなっている。その少ないゲートに「タダで通行したい」クルマが殺到して大渋滞を引き起こしたのである。せっかく高速道路で速く移動しているのに、わずかなゼニをケチってETCを通行せずに被災証明書提示で無料通行しようとしているのだ。そのセコさはドライバーの罪ではない。こんな愚かな政策を実行しようとした政府首脳の罪である。
この「料金所渋滞」はこの愚策のある限り続くのである。そしてこのために引き起こされる渋滞のために多くの東北地方以外のドライバーはこう思うのである。「東北いっても高速渋滞してるからなあ・・・」と。被災者の利便性を考えて実行したはずの政策が、多くの人々の足を東北から遠ざけ、結果として復興にマイナスになってしまうということがわからないのだろうか。
なぜETCになじまない「紙の証明書」という仕組みにしたのか。どうして有人のゲートしか使えないようにしたのか。問題はそこである。せっかく構築した仕組みを無駄にするこんなやり方は誰が考えたのかとオレはあきれるのだ。
震災からの復興を支援するために無料化を実施するのならば無条件に「ETCを使って被災地のICから出るクルマはすべて無料」」という仕組みにすればよかったのだ。そうすれば渋滞も起きないし、無料化によって多くのドライバーが恩恵を被るわけで日本中の多くの人が「だったら東北に行こう!」という気持ちになるわけだ。
高速道路を使ってたくさんの人が来れば、そこに新たな消費が発生し、モノが売れ、雇用が生まれるのである。やってきた人たちは必ず何かを食べるだろうし、何かを買うだろう。ホテルや旅館に泊まるかも知れないし、大いに散財してくれるかも知れない。それこそが今の被災地の方々にとって必要なことなのである。
観光客が来るなら、魚市場を再開したり漁港を整備して一日も早く魚を売れるようにしようとするだろう。破壊された養殖の設備を改修するだろう。新たに借金してでもとにかく「一日でも早くビジネスチャンスを活かしたい」と人々が意欲を持てるのである。今必要なのはそうした前向きな気持ちではないのか。何もかもなくした人々にとって必要なのは、今すぐに収入を得られる生業ではないのか。それを可能にするのが大量の観光客の誘致である。「被災地で降りれば無料!」という仕組みを導入すればその目的はたちまち達成されるだろう。日本中の人たちが「この夏、東北に行こう!」という気持ちになれば一気に復興は進むだろう。人が来ればいろんな店が繁盛する。繁盛すれば必ず人を雇わないといけなくなる。その結果雇用も拡大する。無料化によって高速道路からの収入は減るが、その数倍の経済効果が生まれるのだ。
もっともそんなアイデアに気づくような賢明な政治家は一人もいない。オレがこの日記で書いてることなど読んでいる議員は一人もいない。何が有効な政策であり、どうすれば景気が良くなるのか、そんなことをちっともわかってない連中が日本の舵取りをしているのだから仕方がない。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月28日(火) |
菅直人の野望が読めたぞ! |
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退陣すると言いながら内閣改造を行った菅直人首相だが、もしも首相退陣で内閣総辞職するのならこの時点での内閣改造は意味がない。そうすると菅直人の考えはもっと別の所にあるのではないか。辞めると言ってなかなか辞めない菅首相を見ていてオレはその狙いに気がついたのである。そうだ、小泉だ。小泉首相が郵政民営化を賭けて選挙を行ったことを思い出したのだ。菅直人首相はきっとそれを狙っている。わかりやすい公約を掲げて、総選挙を善と悪の二つの戦いのように国民に思わせ、勝利を狙ってるに違いない。郵政選挙の再現である。今度のテーマはもう決まっている。原発だ。。「脱原発」・「原発維持」の二つに分かれての天下分け目の戦いを狙っているに違いない。
小沢の影響下にある民主党ではなく、菅直人首相はここで大きなバクチを打って、選挙で圧倒的勝利を収めることで新党の党首として君臨することを考えてるのではないだろうか。自分が主導する政界再編である。今なら「脱原発」というスローガンで勝てると踏んでいるわけだ。民主党は分裂だが、同時に自民党も解体することになる。自民党はこれまで原発推進の立場で居たわけで、ここで菅直人の「脱原発路線」に乗っかることができないから真っ向から「原発維持」という立場で戦うことになるわけだ。
「脱原発」と「原発維持」に国論を二分しての戦いは世界の注目を集めることは間違いない。そしてその選挙に勝つことで菅直人は再び政治の世界で復活しようとしているのである。今のままならじり貧だ。このまま辞めるよりも最後に大きなバクチを打って谷垣自民党や小沢一郎の子分たちと一戦交えようとしているのではないか。民主党の分裂は避けられない状況だが、それを小沢からの仕掛けを待たずに先に菅の方から仕掛けるのである。民主党が小沢グループと菅グループに分かれるだけではなくて、既存の政党の枠組みをこえた大規模な政界再編が菅の狙いである。
この選挙の帰趨を決めるのは、最近増えてきた地方自治体の首長を中心とした勢力である。橋下徹率いる「大阪維新の会」や、河村たかしの「減税日本」などの地域新党の動きである。菅直人首相がこれらの党を自分の陣営に引き入れることができれば過半数を獲得できる可能性が高くなる。
この菅直人の「破れかぶれ解散」が起きれば、国民もまた「脱原発」「原発維持」のいずれかを選ばないといけなくなる。「半原発」とかいうわけにはいかないのである。選挙の争点を原発だけにしぼり、原発維持派をまるで国賊のように責め立てて一気に勝利を狙うのが菅直人の作戦である。
その破れかぶれ総選挙で菅直人の勝利を願っているのは実はアメリカ政府かも知れない。節電対応で日本企業が競争力を失って海外移転が進み、国内産業が空洞化してしまえば喜ぶのはどの国なのか。日本の自動車産業のライバルはどこか。それを考えれば自ずと答えが出るだろう。
オレの想像したシナリオ通りに政局が動くのかどうか。この夏の国会が楽しみである。もっともこんな形で選挙に突入させられるなんて国民にとっては不幸でしかない。その時になれば、原発事故をくだらない権力闘争の道具にしやがってとオレはきっと腹を立てていることだろう。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月27日(月) |
「私は医者です!」と人命救助した女医さん |
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急病人を抱えて家族が狼狽している時に突然現れた人が「私は医者です!」と叫んで適切な処置をしてくれるというのは医療もののドラマのような展開である。千葉県でそんな出来事があった。読売新聞の記事を引用しよう。
「ドラマのように」医師現れ、心肺停止女性救う 千葉県野田市内の病院に勤務する女性医師が23日、当直明けに乗用車で走行中、別の車の中で心肺停止状態となった高齢女性に心臓マッサージを施すなどして蘇生させた。 助けたのは、東京電力福島第一原子力発電所事故で福島市から野田市に避難していた女性だった。 この女医は野田市中戸の東葛飾病院に勤務する内科医半谷(はんがい)京子さん(43)。救助されたのは、会社役員佐藤裕子さん(58)(野田市関宿)の母親で、4月末から佐藤さん方に身を寄せている福島市の斎藤ユキさん(83)。 半谷さんは22日夜からの当直勤務が明けた23日午前8時半頃、朝食を取るため、茨城県境に近い路上で車を走らせていた。交差点に差し掛かったところ、右折車線でハザードランプを点滅させた車を発見。車内をのぞくと、佐藤さんが、後部座席の斎藤さんの心臓マッサージをしていた。 半谷さんは「私は医者です」と声を掛け、佐藤さんに代わって5分間、人工呼吸と心臓マッサージを続けると、斎藤さんは目をゆっくりと開け、息を吹き返した。半谷さんは10分後に到着した救急車に同乗し、搬送先の病院まで付き添った。 佐藤さんによると、斎藤さんが22日に「胸が苦しい」と訴えたため、23日に斎藤さんを車に乗せ、病院に向かう途中、発作が起き、呼吸が止まり、けいれんを始めた。車を止め、心臓マッサージをしても意識は戻らない。「もうだめか」と思った時に、「まるでテレビドラマのように」半谷さんが現れたという。 斎藤さんは入院中だが、順調に回復しているといい、佐藤さんは「何とお礼をしていいか」と感謝している。半谷さんは「医者としてではなく、一人の人間の本能として、自然に体が動いていた。命が助かって良かった」と、ほっとしていた。 (2011年6月26日13時27分 読売新聞)
この記事の中にあった「医者としてではなく、一人の人間の本能として、自然に体が動いていた。命が助かって良かった」という部分にオレは心を打たれた。なんてカッコいいセリフだろうか。人命救助という崇高な行為に対して、「一人の人間の本能」であるとさりげなく言ってのける。これこそが真の医師である。オレはそれを確信した。
オレの勤務する私立の進学校にはたくさんの「医学部志願者」たちがいる。そして毎年多くの卒業生が医学部へと進学していく。今オレが教えている生徒たちにも「医学部志願者」はとても多い。彼らは自分のその志望動機をどんなふうに考えてるのだろうか。
受験生の頃のオレは医学部を目指していた時期があった。その志望動機というのはきわめて不純であり、医師になればゼニがもうかるということが大きく、崇高な理想も献身的な動機もなかった。医師になるのに必要なのは医学部に入れる偏差値だけだと思っていた。オレがそのままもしも医学部を受験していれば、おそらく一人の悪徳医師が誕生していただろう。
しかし不真面目なオレはそんな自分に似合った人生を選択して医学部ではなく文学部というヤクザな道に進み、結果として医師にはならなかったが奇しくも教師として大勢の教え子を医学部へと送り出すこととなった。自分が医師になる代わりに大勢の若者を将来の医師として育てる立場となったのである。これまでにオレが少しでも教室で教えたことのある生徒で医学部に入学した者は百名を軽く越えるだろう。
医師になった卒業生の中には今でも頻繁にメールをやりとりする友人となった方もいる。週末に一緒にお好み焼きを食べている時も彼は病院からの連絡があればいつでも駆けつけられるようにしている。いつ自分の担当する患者の様態が急変するかわからないからである。そうして24時間、家で寝ているときも常に臨戦態勢でいないといけないという厳しい毎日なのが医師という職業なのだ。ああ、オレのような不真面目な人間にはとうてい務まらなかっただろう。神様はちゃんとそれをお見通しだったのだ。だからオレが医学部を受験しないという方向に導いてくださったのだ。
現役の医師として、あるいは看護師や検査技師、薬剤師などのさまざまな職種で医療に関わって現場で戦ってる方々は日々どれほどの激務に耐えて忙しく過ごしているのだろうか。あなたたちの努力や苦労が正当に評価される世の中になるようにオレはいつも願っているのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月26日(日) |
これが震災復興の切り札だ! |
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休日の高速1000円が6月19日で打ち切られた。代わりに始まったのが被災者無料制度でおかげで被災地の高速道路出入り口は大渋滞だったという。そんなことをしていったい何の効果があるのだろうか。ヤフオクで売られる被災者証明書の馬鹿馬鹿しさをオレは感じるのである。家もなく、仕事もなくなった人たちにお金をばらまくことだけが復興ではない。今最も必要なのは、多くの被害を受けた土地で失われた様々なビジネスが復旧することなのであり、そこで生産活動や消費活動が盛んになることである。そのためにはどうすればいいのか。大量の人を呼び込めばいいのだ。その方法に「高速無料化」をうまく活用できることが忘れられているのである。
被災者たちが近所の高速をタダで利用できるようになったとしてそれがいったい何をもたらすのか。どのような経済効果があるのか。実際のところほとんど何もないのである。このようにゼニを使って意味のないことをしてきたのが政府首脳の馬鹿どもが繰り返してきたことだ。じゃあどうすれば効果のある経済政策になるのか。オレが教えてやろう。オレのこの提案が実現すれば効果は絶大である。それこそ劇的に復興は進むだろう。東北は日本で一番景気のいい場所になり、大量の雇用が生まれ、一度は故郷を捨てた人々もどんどん戻ってくるだろう。
高速を降りるときに被災地の出口で降りる場合、すべて無条件で無料にすればいいのである。東京からでも、大阪からでも、九州からでもすべて無料にするのだ。もちろんどうしても払いたいという篤志家もいるだろう。そんな方のために料金を払うことも認める。その代わりにその払ったゼニは「寸志」という扱いで全額義捐金にしてしまうのだ。通行料の支払いを「お気持ちだけでけっこうです」と無料化を前提にした形での自由支払い制にしてしまうのである。
首都圏から喜多方までクルマで来てただラーメンを食うだけの方も出るだろうし、盛岡でわんこそばを食うだけの人もいるだろう。そういう「高速無料だからただわけもなく東北へ行く」という方々が大発生すればそれでいいのである。そのための仕組みを作ればいい。
日本のどこから走ってきても福島、宮城、岩手、青森の各県で高速を降りる場合はすべて無料にするというルールを定める。無料など申し訳ないから払いたいという方は1000円でも500円でもいいことにし、そのゼニをどんどん義捐金として受け入れて毎日その集計を報道すればいい。その日、その日で義捐金として集まった通行料金を新聞などでICごとに発表すればいいのである。
はるばる東京や名古屋、大阪などからクルマで走ってきた観光客はこの無料化で得をした金額を旅先で浪費してれるはずだ。どこのホテルも旅館も、高速無料でやってきた大量の観光客を受け入れるのに嬉しい悲鳴をあげるだろう。そうして人が大勢集まれば景気が良くなり、新たな雇用も生まれるはずだ。どうすれば東北を元気にできるのか。それはヒト(人)やモノやゼニを集めることである。その一番目の「ヒト」を集めるもっとも効果的なやり方が被災地出口での高速無料化なのである。
東北地方のホテルや旅館の稼働率は例年と比べて低いままだという。これはかなりもったないのである。大勢の観光客が殺到してホテルで宿泊してゼニを使い、街で買い物をしたり洒落たお店に入ったりしてゼニを使い、土産物を買いまくってさらにだめ押しでゼニを使えばいいのだ。それだけでかなり大きな「復興への貢献」となるのである。仕事がたくさんあるということになれば失業率も下がり、ビジネスがうまく行く人が増えればそれを見てる多くの方々は希望を抱くだろう。かくして復興は着実に進むのである。
津波の被害を受けた場所ではまだがれきが散乱してたり、建物の残骸がそのままだという場所がほとんどだ。もちろんそうした場所にも観光客が入ってくるだろう。壊れた建物の前で記念写真を撮る不謹慎な連中もいるだろう。その傍若無人さにただ腹を立てているだけでは何も変わらない。ところがその不謹慎な方々もゼニを使ってくれるのならば受け入れていこうじゃないか。この世で一番厄介なのは「無関心」である。そういう方たちはこの夏も電力事情も考えずに自室のエアコンでがんがん冷やしていることだろう。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月25日(土) |
孫正義の野望の果てには何があるのか? |
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先日、大阪の橋下徹知事とソフトバンクの孫正義社長が会談したということがあった。二人はたちまち「肝胆相照らす」仲となったようで、大阪府民に人気のある橋下知事と連携することは孫社長にも大きなメリットがあるのだろうとオレは想像していた。二人は自然エネルギー普及という部分で行政側の協力について何らかの約束を取り交わしたのだとオレは思っている。自然エネルギー普及には国による支援が不可欠だからだ。読売新聞の記事を引用しよう。
ソフトバンク、発電参入…自然エネルギー普及へ ソフトバンクは24日の定時株主総会で、自然エネルギーなどによる発電を事業内容に加える定款変更を承認した。 原子力発電所事故を受けて「脱原発」を掲げる孫正義社長が、発電事業に乗り出す“お墨付き”を与えられたことになる。クリーンエネルギーの普及に一役買う一方、本業である通信事業との相乗効果など、様々な思惑も見え隠れしている。 孫社長は株主総会で、「原発の代わりになるエネルギーを一日も早く作らないとならない。日本の問題解決に向かいたい」と訴えた。東日本大震災後の3月22日に福島県の避難所を訪れて問題意識を持ち始めたといい、4月20日には自然エネルギーの普及を促す「自然エネルギー財団」を私財で設立すると表明するなど動きを活発にしている。 (2011年6月24日22時25分 読売新聞)
地方自治体などが「収入を増やす」ことを目的として設置した風力発電用の風車の多くは計画通りの発電ができていない。赤字になってしまって公費で補助されて支えられているものが多いのである。これでは何のためにその余計なものを作ったのかがわからない。そもそも自然エネルギーによる発電でビジネス的に成功している事例は日本ではほとんどないのが現状だ。そこに孫社長が「定款変更」してまで参入してきたのである。
他人のふんどしで戦うのが得意な孫社長である。携帯電話会社を買収する時、必要だったゼニは「増資」という形で株式市場から調達した。巨額の資金を負担させられたのは実は株価の暴落に泣いた株主たちだったのだ。今回も自分の出すゼニはできるだけ抑えて地方自治体からどんどんゼニを出させようと思ってるのかも知れない。100億円の寄付にまどわされてはならない。彼があてにしているのはあくまで地方自治体のゼニであり、地方交付金や国庫支出金の形で支給される国のゼニなのだ。
自然エネルギー発電は現時点ではビジネスとして成り立たない。だから普及しないのである。それを成り立たせるのは補助金の充実や電力会社に高値で買ってもらえるという制度創設しかない。おそらく孫正義の狙いはそこにあるのであり、ソフトバンクのゼニを使うのではない。勘違いしてはだめだ。孫正義にだまされて、政治家が彼のプロジェクトに飛びつき、巨額の税金が支出され、最終的には国民が多大な負担をさせられるというのがオレの予想である。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月24日(金) |
仮設住宅ではなく居住コンテナを設置せよ! |
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東日本大震災で家を失った人たちのために急遽作られた仮設住宅だが、質よりも量を重視したためにとんでもない欠陥住宅のオンパレードだという。雨漏りはするし、隙間から蟻の大群が侵入してくるのだとか。これでは快適な生活など望めそうもない。どうしてこんなことになってしまったのだろうか。その悪評を聞いて、せっかく抽選で当たったのに辞退する人も出ているという。
そもそもこの「仮設」住宅はきびしい東北の寒さに耐えられるのだろうか。少なくとも津波で流された街が冬が来るまでに再建できるなんてことはとうてい無理なのであり、仮設暮らしも数年になることが予想される。そうなると本格的な冬の寒さに耐えられるだけの仕様にする必要がある。しかし、手抜きの突貫工事で建てた仮設住宅にそのような配慮は果たしてなされていたのだろうか。甚だ疑わしいのである。
そんな中途半端な「仮設」住宅を作り、その「仮設」住宅はいずれ解体する必要があるわけで結局ゼニを掛けても後には何にも残らない。だったら「仮設」じゃなくてそのまま恒久住宅を作ればいいじゃないかとオレは思うのである。なんでゼニをいっぱい使って一時的な居住しかできないものを作るのか。本当に無駄である。
一軒あたりたった350万ほどでそんなちゃちなものを建てるよりもたとえばキャンピングカーとかトレーラーハウスみたいなものを準備できないのか。コンテナみたいになっていてどこにでもの運んで行けて置けばもう完成という居住キットを作ることはできないのか。そのコンテナに電源や水道が簡単に接続できるようになっていれば解体の必要もない。使い終わればまた片づけてどこかにしまっておいて、災害があれば運んでいって使ってもらえばいいのである。そうやって恒久住宅として使える居住コンテナを日本政府は備蓄すればいいのである。
コンテナ型の仮設住宅を準備して被災地に運び、場所の足りないところではコンテナを上下に重ねれば二階建てになるようにし、空調などの装置も組み込んだのを政府が災害用に5万世帯分くらい準備しておいたらいいのじゃないか。大災害の時はたった5万軒では足りないかも知れないが、全く用意できてないのに比べればずっとマシである。
政府は今すぐに住宅メーカーに協力させて、災害時にすぐに使用可能な居住コンテナを開発するべきだ。移動、設置が簡単ならば海外での災害にも対応できる。日の丸をつけた居住コンテナが次々と援助物資共に届くならきっと日本の国際的な評価は上がるだろう。大量生産に成功すれば価格も下げられるし品質のばらつきもなくせるだろう。
日本は災害の多い国である。だからこそ家を失った人たちのために居住可能な移動住宅を用意すべきなのだ。自走不可能なキャンピングカーと思えばいいのである。それをトレーラーに積んで必要なところに配達すればいいじゃないか。
おそらく今回の欠陥住宅建設にも政府はかなりのゼニを使ってるはずだ。税金を投入するからには無駄なものは作ってはならないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月23日(木) |
この迷惑なクソダンプに天誅を! |
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交通渋滞はドライバーの敵である。円滑な交通の流れこそが理想であり、信号などの制御システムはいかに多くの車を走らせつつも円滑に交通の流れを維持できるかにかかっているのである。ところが世の中には人為的にその円滑な流れを阻害するクソみたいな連中がいる。幹線道路での迷惑駐車である。それが軽自動車程度ならまださほど通行の妨げにはならないからいい。巨大なダンプカーが迷惑駐車していると必ず一車線がふさがれてしまうのである。
ここ数日、毎朝オレは大阪市営地下鉄「あびこ」駅周辺の路上に駐車している数台のダンプカーを目撃している。7時半を過ぎると渋滞が発生して500mほど南の大和川にかけて伸びているのだ。このような迷惑駐車を、そもそも住宅街の裏通りの駐車違反と同じように処理していいのか。このダンプカーのやってる迷惑行為は「駐車違反」ではなくて「往来妨害罪」こそが適用されるべきである。罰金も100万円くらい徴収すべきだ。他の多くの車にかけた迷惑を考えればそれくらいが妥当だと思うのである。
この地下鉄あびこ駅前には交番がある。迷惑駐車のダンプカーはその近くに堂々と駐めてある。なぜ交番の警察官は目の前のダンプカーを取り締まらないのか。しかも目の前の道路がそのダンプカーのために大渋滞しているのはどんなにボンクラな人間でもわかるはずだ。それを放置しているのは何か意図があるとしか思えないのである。わざと見て見ぬフリをするのは、もしかしたら取り締まれない大人の事情があるということではないのかと。
交通取り締まりはなんのためにあるのか。交通事故を減らして市民の安全を守るためにあることは疑いの余地はない。では大阪府警にとっての交通取り締まりとは何か。ノルマを達成して反則金を稼ぐためのものだ。それは速度違反の取りしまり(ネズミ取り)を行う場所や時間でよくわかる。交通量の少ない休日の朝なんかに「こんなところで取り締まっても意味ないだろ!」とつっこみをいれたくなるような場所で取り締まりをやってるのである。緊急性のある大事な問題を放置して、全く緊急性などないどうでもいいことを熱心にやってるのが大阪府警なのである。人的資源の無駄遣いとはまさにこういうことを言うのである。
オレは残念ながらクルマを運転しているのでそのクソダンプの違法駐車の証拠写真を撮ることが困難だ。この日記を読んだ歩行者の方で、ふだんよくあびこ駅を利用する方はしっかりとデジカメでそのクソダンプの証拠写真を撮って通報してもらいたい。それでも違法駐車の状態がちっとも変わらないならば、それはおそらく警察とそのダンプカーのドライバーたちが所属する会社の間になんらかの密約が存在するからである。もしも取り締まらないことの見返りに金品を贈るとかいうことがあれば一大スキャンダルである。さすがに大阪府警はそこまでは腐っていないと思うのだが、だったらこの迷惑駐車を即座に一掃して欲しいのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月22日(水) |
あっぱれホリエモン! |
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堀江貴文さんが収監された。そのときに彼は黒いTシャツを着ていたわけだが、そのTシャツには痛烈なメッセージが用意されていた。それはこんなTシャツである。
[デザイン解説] ホリエモンが収監されるときのためだけにデザインされたホリエモンのためのTシャツ。 彼に刑務所行きを告げるのはボードゲームでおなじみの「GO TO JAILおじさん」。 「俺が刑務所行きならこいつらも刑務所行きだろ!」というわけで、ホリエモンの事件をはるかに凌ぐ巨額の粉飾事件を起こしたにもかかわらず誰一人逮捕者の出ていない長銀、山一、カネボウ、日興コーデ、ヤオハンのロゴを配置。 各企業のロゴの右上には「3100」など粉飾の額を表示し、今回の逮捕劇の異常性を分かり伝えている。単位は億円。 6/17、このTシャツはホリエモンに手渡された。 近日が予定されている収監の日、彼がこのTシャツを着ているかどうかを含め、彼の収監前最後の姿を自身の目で目撃して欲しい。 [発売中止に関して] 諸般の事情により発売中止となった場合は全額返金にて対応させていただきます。 あらかじめご了承ください。 ※6/17 17:00追記 [チャリティーについて] 堀江氏ご本人の意向により、東日本大震災の復興を支援するために売上の10%を被災地に寄付させていただきます。
このTシャツに対して、ロゴを使用された企業が「商標権侵害だ」とか「企業イメージが悪くなる」と抗議しているらしい。情けない話である。裁判がイカサマだったという本質的な問題をすっ飛ばしてそんな些末なことをあげつらうことしかできないのか。もしも文句があるのなら、先に粉飾決算の責任者を刑務所に入れてから改めて堂々と抗議すればいいだろう。イカサマを許してもらったくせにさらに文句をつけるとは何事か。
日本の株式市場はイカサマだらけだ。粉飾決算は言うに及ばず、インサイダー取引花盛りである。そのインサイダーたちがぼろ儲けするブラックマネーは銀行が融資していて、おそらく収益の一部は暴力団や政治家にも流れているだろう。ところがそうした無法状態は野放しである。オレがこの日記でいくら告発しても全く検察もマスコミも動かない。すべてスルーだ。なぜか?それは連中がすべて結託しているからである。 なぜライブドア株が暴落したのか。それは堀江社長のせいではない。突如ライブドア関連株の信用取引の掛け目を0%にしたマネックス証券の松本大のせいである。そのために投資家はあわてて換金する必要が生じて暴落した。それだけのことである。だから株主代表訴訟で訴えるならばその相手は堀江貴文さんではなくて松本大である。訴訟をしている方々はそれがわかっているのだろうか。
なぜ不二家の事件が起きる前にゴールドマンサックスは不二家の株を大量保有できたのか。なぜジョイント・コーポレーションが破綻したときにメインバンクのみずほコーポ銀行はほとんどダメージを受けなかったのか。そこにはどんなカラクリがあったのか。そんな疑惑に対してマスコミは全く切り込まないのである。
オレはこの日記の「はめこまれた人たち」というシリーズでそうした問題について書き続けてきた。しかし、それによって株式市場は何も変わらなかったし、イカサマをやってぼろ儲けした連中は刑務所に入ることもなく大手を振って暮らしている。その中でただ一人、スケープゴートとして収監されることになった堀江貴文さんにオレは拍手を送りたい。オレは彼が刑期を終えて、刑務所ダイエットに成功してすっかりスリムになって再登場することを待っているぜ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月21日(火) |
これで津波被害はかなり防止可能だ! |
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どうすれば津波の被害を防げるのか。大きな津波に耐えられる巨大な防潮堤を建設すればいいのか。今回の東日本大震災のような想定外の巨大な津波が来ればどうするのか。今回の津波でもっとも有効な対策はただ一つ「高台へ逃げる」だった。少なくとも地震が起きてから津波が押し寄せるまでには20分ほどの時間があったわけで、想定以上の大きな津波であるということが事前にわかっていればもっと多くの人がしっかりと逃げたはずだ。そのためにはやはり海上で津波の規模を確認できるようにしたい。そのための機器を日立造船が開発したという記事を見つけた。回りを海に囲まれた日本はやはりこういう備えがとても大切だと思うのである。朝日新聞の記事を引用しよう。
千キロ沖合の津波も観測 日立造船が新システム開発 2011年6月21日1時7分 開発した新ソフトを搭載する波浪計。従来より遠い沖合で発生した津波が観測できるよう実用化を目指す=日立造船提供
日立造船は20日、米ソフトウエア会社と共同で、これまでより遠い沖合で発生した津波が観測できるシステムを開発したと発表した。従来は沖合20キロ程度での観測しかできなかったが、新システムでは千キロ沖合でも観測可能だという。2012年度の実用化を目指し、東日本大震災で発生したような大規模津波の早期発見につなげる。 津波観測では、海上に浮かべたブイを波浪計として、人工衛星の全地球測位システム(GPS)で観測し、データを陸上の基地局とやり取りする。新システムではデータ通信で生じる誤差を細かく修正できるようにして精度を高め、遠くの波浪計のデータでも観測できるようにしたという。
今回の震災では児童の7割が犠牲になった大川小学校など、適切に避難していれば助かった事例が数多くある。津波の大きさと到着時間がすぐに住民に伝わっていれば、「津波が来るまであと何分だからここに逃げよう」という判断ができたのだ。
日本の周辺海域をこの波浪計ですっぽりとカバーしておけばかなり精密なデータが手にはいるだろう。ただ、このブイは「浮かべて使用」するわけで、その場合沖合では海流でどんどん流されてしまうのではないだろうか。せっかく浮かべても黒潮でどんどん流されてみんなアメリカに漂着したなんてことになると意味がないのである。どうやって海上で定点観測するかという問題が残っている。
ある程度流されて移動してしまうということを前提にしてそのためにGPSを搭載しているのかも知れないが、少なくとも1000キロ沖合なんかにこのブイを浮かべたとしてもどんどん流されて行くような気がするのだ。ただ、沖合の津波を観測するためにはこれ以外に方法があるのかと問われれば答えはないわけで。現在考えられる最善の方法がこの海上ブイ観測方式だと思われる。
津波が起きるのでは日本近海だけではなくて世界中の海で発生するわけで、今回日立造船が開発した波浪計は世界中で使われることになるかも知れない。もっとも津波の被害を多く受けた国である日本の技術で、世界中の人々を津波から守ることができればそれこそが真の国際貢献である。オレはそれを期待しているのだ。今回のような悲劇を二度と起こさないようにするために、適切に警報、避難という形がとれるようにするのは国家としての責務である。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月20日(月) |
保育所ってこんなにもうかるのか? |
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なぜ都会で保育所を増やせないのかということの理由として、設置基準が厳しくて民間業者が新規参入しにくいからだと聞いたことがある。ではなぜそうやって新規参入しにくくしているのか。大都市部で待機児童が発生している以上、保育所を増やすことは急務であるはずなのに、それを阻むのはすでに保育所を運営している側である。新規参入されれば自分たちが独占しているおいしいビジネスの顧客を奪われてしまうので妨害しているのである。その結果いつまで経っても待機児童は減らないのだ。
その保育所の経営者の中には不正経理で蓄財している者もいる。保育所には行政側から補助金が出ているのだから「蓄財」できるということは補助金などいらないということである。もしも保育所側が補助金をもらいつつ巨額の蓄財をして裏金を作ってるのだとすれば納税者として断じて許すわけにはいかない。
保育所で親から預かった保育料を私的流用していたジジイが逮捕された。毎日新聞の記事を引用しよう。
保育料着服:大阪の福祉会前理事長270万横領容疑逮捕 保育所3園を運営する大阪府寝屋川市の社会福祉法人「寝屋川福祉会」の保育料約270万円を着服したとして、大阪府警は19日、寝屋川福祉会の前理事長、森川忠行容疑者(72)=自称・鹿児島県阿久根市赤瀬川=を、業務上横領の疑いで逮捕した。寝屋川福祉会を巡っては、総額1億円を超える不明朗な支出が指摘されており、府警は余罪などについて追及する。 逮捕容疑は08年4月〜09年2月、寝屋川福祉会が運営する保育所の保護者が収めた保育料など計約270万円を流用した、としている。府警捜査2課によると、森川容疑者は横領した金を借金返済などに充てていた。府警はこの日、阿久根市で森川容疑者の身柄を確保し、寝屋川市の自宅などを捜索した。 寝屋川福祉会の不正経理は、保育所の運営費を補助する大阪府の監査でわかった。福祉会は09年10月、森川容疑者らを解雇し、森川容疑者や妻を相手取り、計1億2700万円の賠償を求めて大阪地裁に提訴した。一方、府は森川容疑者を府警に刑事告発していた。 告発内容などによると、森川容疑者は文具の購入費を水増し請求するなどして、多額の金を流用し、私的な飲食などに使っていたという。寝屋川福祉会は77年設立。寝屋川市と大阪府大東市で三つの認可保育所を運営している。【渋江千春、松井聡、深尾昭寛】 毎日新聞 2011年6月19日 23時45分(最終更新 6月19日 23時49分)
裏金の作り方だが、物品の購入費を水増しするというのはなかなか古典的な方法なのである。今回逮捕につながった直接の容疑は270万円の横領だが、森川忠行容疑者を解雇した福祉会の方は1億2700万年の賠償を求めているわけで、きっと横領金額は毎年莫大なものだったのだろう。そのゼニを使って北新地あたりを豪遊していたのだろうか。
それだけの不正経理を行うつもりならば、きちっと監査対策も準備すべきである。きっと捕まった森川元理事長は、自分の悪事がバレて逮捕されることなど思いもしなかったのだろう。保育所のゼニはオレのゼニ、オレのゼニもオレのゼニ・・・というふうに感覚がマヒしていたのかも知れない。
さまざまな規制に守られて新規参入を排除している保育所業界をどうすれば変えられるのだろうか・東京都では確か無認可の保育所にも都が援助しているのだったか。監督を強化するかわりに設置基準や規模を見直せばかなり待機児童は減るはずである。それと同時に、監査で見つかったこういうクソ経営者にはしっかりと責任を取らせて欲しいのである。
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2011年06月19日(日) |
自動ドアは体重で動かせ! |
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今はどこにでも自動ドアがある。両手に買い物袋を持ってるときなど手を使わずに通過できるので便利なのだが、もちろん自動ドアは電気を消費している。だから停電の時などは使えないし、手で開閉するのはものすごく重いのである。 その自動ドアをなんと電気を使わずに乗った人の体重で開閉する仕組みを考えた人がいた。機械仕掛けで開閉するのだ。日本中の自動ドアをみんなこれにすればかなりの節電になるに違いない。読売新聞の記事を引用しよう。
餃子の王将、節電「テコ」入れ…電気使わない自動ドア導入へ 中華料理店「餃子の王将」を展開する王将フードサービスは、電気を使わずに開閉できる自動ドアを導入する。関西電力が15%の節電要請を行うなど、近畿でも電力不足が深刻化していることから、節電の秘策とする考えだ。手始めに7月に開店する吹田春日店(大阪府吹田市)と金沢東店(金沢市)に設置し、順次拡大する。 “節電ドア”は、木材や滑車を使いテコの原理を応用した。ドアの前の踏み板に人が乗ると、重さでシーソーの反対側についている滑車が、ドア内に斜めに組み込まれたレールに沿って持ち上がり、ドアが開く仕組みとなっている。 客の出入りが多い王将では、導入すれば1店舗当たり年約7200キロ・ワットの節電になり、電気代も約14万円削減が見込めるという。 このドアは、福島県会津若松市の建材加工会社「有紀」が2009年に国内で初めて開発し、東北地方の学校や銀行など約30か所で採用されている。設置費用は通常の電動ドアとほぼ同じ。 王将の585店舗(11年3月末時点)のうち、半数が電動ドアを導入しているが、今後、新規開店や店舗改装のタイミングをとらえ切り替えを図る。 (2011年6月17日 読売新聞)
設置費用は通常の自動ドアとほぼ同じということだから、今後新たに自動ドアを設置するようなところはこの「体重ドア」に切り替えていけばいいのである。この体重自動ドアの仕組みは考えたら家庭用のドアに応用可能かも知れない。家の中で車いすで移動する方が段差をなくしてバリアフリーにしている家で、手でドアの開閉をしないで動き回れると便利である。単純な機械仕掛けの自動ドアなら故障も少ないだろう。発展途上国への輸出も考えてもいいかも知れない。こういうカラクリ仕掛け、どうしてもっと早く出てこなかったのだろうか。日本の技術力なら江戸時代くらいに達成できていたような気がするのである。
「餃子の王将」はこのドアの導入で一店舗あたり年間に14万円の電気代が節約できるということだが、オレは自動ドアがけっこう電気を食うことに驚いている。オレが勤務している学校にも自動ドアがあるのだが、そこも王将ほどではないにしてもおそらく年間で10万円近い電気代を浪費しているはずである。
この「てこの原理」で開くドア、体重と開閉速度は関係するのだろうか。重い方は速く動き、軽い方はゆっっくりとドアが開閉するなんてことはないのだろうか。実物を見てみたいのだ。 自動ドア、エレベーター、エスカレーターなどが我々の生活を快適にしていることは紛れもない事実だ。東京駅で京葉線の乗り換えに動く歩道がなかったらどれだけ疲れるだろうか。しかし、それらの道具は電気を消費し続けるのだ。
高層ビルに住むわけでもないのにほんの数階の移動であっても我々はエレベーターを使うのが日常だ。ほんの二、三階ならどうして歩かないのか。歩くことで節電になると同時に軽い運動をできるので健康維持にも役立つ。オレはこの会津若松の会社が開発した「体重自動開閉ドア」が日本の自動ドアの標準となっていくことを期待するのだ。福島県の会社ということもだから復興支援のつもりで,日本中にどんどん設置を進めていけばいいと思ったのだ。
動画があります
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2011年06月18日(土) |
ポルシェを暴走させた3歳の女の子 |
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今は市販されているクルマの90%以上がAT車になっていて、オレのようにMT車を運転しているのは一部のマニアだけなんだが、そのAT車の欠点は「子どもでも運転できてしまう」ということである。だからエンジンキーのついた状態で、あるいはエンジンのかかった状態で車内に子どもを残すことはきわめて危険である。その危険なことをやってしまった母親がいたのである。大阪・西成区での出来事である。
ポルシェ暴走:3歳女児運転 スーパーに突っ込み女性けが 駐車場から金網を乗り越え、スーパーの壁に突っ込んだ車
大阪市西成区岸里1で2011年6月17日午後4時48分、近藤希実撮影
17日午後3時45分ごろ、大阪市西成区岸里1のスーパー「デイリーカナート イズミヤ天下茶屋店」駐車場で、ポルシェのSUV(スポーツタイプ多目的車)が突然バックし、駐車場の金網を押し倒して店の壁に突っ込んだ。金網のそばにいた女性従業員(68)がはずみで転び、頭などに軽傷を負った。車内には女児(3)が1人で乗っており、大阪府警西成署は、女児が車を操作したとみている。女児にけがはなかった。 西成署によると、女児は母親(35)=西成区=に連れられて買い物に来ていた。母親はぐずった女児を駐車場の車内に残し、店に入った。エンジンをかけたまま施錠、シフトレバーはパーキングに入れたが、パーキングブレーキをかけたかどうかは覚えていないという。車は左ハンドルのオートマチックタイプ。女児が1人になって約5分後、車が突然バックし、数メートル先の店にぶつかった。【近藤希実】 毎日新聞 2011年6月18日 2時30分
いくら事故を起こしても相手が3歳の女の子なら責任を追及できないわけで、今回の事故の被害にあった方には申し訳ないがまだ軽傷で済んでよかったと思うのである。もしも死者が出ていれば母親がその責任を取らなければならなかったわけだし、そう考えると最悪の事態だけは免れたとも言える。
スーパーの店内で子どもがぐずっている光景はよく見かける。大声でお菓子をねだったり、泣きわめいたりしていて親が「じゃまだからクルマに閉じこめよう」とする気持ちもわからないでもない。親が放置していると子どもが勝手に駄菓子のパッケージを開き、食べ散らかしていることもある。そのクソガキどもをオレが「こら!まだゼニ払ってないのを勝手に開けるな!」と叱るとたいてい子どもは泣く。店内で鬼ごっこしているクソガキを大声で叱りつけたこともある。たいていのクソガキはそれで黙るものだ。そうして我が子でもないクソガキを叱りつけるオレのお節介な行為に対して文句を言う親がいることも事実だ。「そんなにきつく言わなくてもいいじゃないですか」「お店の人でもないのに余計なことを言わないでください」などである。店員が言いにくいから代わりにオレが言ってやってるのである。
今回の事故を起こした女児の母親も、もしかしたらそういう感じで店に迷惑をかけそうなわが娘をクルマに残したのかも知れない。そう考えると少し母親に同情してしまうのだ。ただ、子どもがクルマに残っているときはエンジンは切らないとだめだ。もしかしたらクルマの中で子どもの喜びそうなDVDなんかをかけて見せていたのかも知れないが。
クルマが駐車場からバックして店内に突っ込んだことももしかしたら不幸中の幸いだったのかも知れない。もしも前進して道路に飛び出していたら大惨事になっただろう。この女の子はどうしたかったのだろう。もしかしたら自分で運転して家に帰ろうと思っていたのかも知れない。
3歳にしてポルシェを暴走させた……という武勇伝を持つこの女の子が大人になった時に自分の過去を振り返ってどう思うだろうか。その一件はどんなふうに記憶されるのだろうか。それともそんな幼い頃のことなんて何も覚えていないのだろうか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月17日(金) |
オレは断じてGREEを許さない! |
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オレは今使っている携帯を機種交換するとき、スマホにしようかと考えていた。携帯の新機種がものすごく高いのに、スマホはそれに比べて割安だからだ。オレの商品購入の理由として「安さ」というのはとても大きな部分を占める。「スマホの方が安い!」それだけで十分にオレの心を動かすのである。
そのドコモのスマホを愛用しているある日記読者の方から、最近指摘を受けた。「いつも日記の下部に出てくる広告、なんとかならないですか?」そのように言われたのだが、オレには全く身に覚えがない。オレの日記には広告バナーが貼られているが、これはオレがそのバナーを自分で貼り付けたものである。広告ならなんでも可というわけでもなく、自分で選択して貼っているのだ。しかしスマホで閲覧した際に日記下部に出てくる広告は、オレとは全く縁もゆかりもないものである。オレはそれを聞いて大いに驚き、さっそく友人にその画像を送ってもらった。
なんでオレの日記にGREEの広告が表示されてるのか。これはどういうことだ。少なくともオレはGREEからゼニを一銭も受け取っていない。だからこの広告はGREEが勝手にオレの日記の一部を占有して出しているのである。オレは断じてこの広告を認めたくない。そんなに広告を出したかったら、ちゃんとオレに依頼して「広告を載せてください」と伝え、謝礼の額を明示して交渉するのが筋だろう。それなのにこうして勝手に広告を出しているのである。これはオレにとって断じて許し難いのだ。
パソコンでオレの日記を閲覧してもこんな無粋な広告バナーは出ない。だからこのGREEの広告はスマホで見る場合にのみ発生するのである。つまりこの責任はスマホを出しているドコモの側にある。
オレはその友人に「他のサイトでもこんな広告は出るのか?」と訊いてみた。するとなんと、オレの本サイトである「教師EXAの秘密の部屋」でも同じような広告が出るのだという。この暴言日記だけではなくてオレの本サイトまでも勝手に広告を貼り付けられていたのだ。GREEかドコモかどっちがこんな勝手なことをした主体なのかはわからないが、それにしても許しがたいのである。
しかもこの連中の卑怯なことは、企業のサイトやヤフージャパンなどの巨大ポータルサイトを閲覧している際には広告は非表示になるらしい。訴えられそうな所は最初から回避して、個人のサイトなどを勝手に使っているのだ。全くもって許しがたい権利侵害である。
ブログを書いていたり、あるいはWEBサイトを主催しているすべての方にオレは訴えたい。あなたのサイトやブログをスマホで閲覧した時に、自分が知らない広告がそこに表示されているとしたらどうか。全く気にならないか、それとも不愉快だから消してくれと思うかどちらだろうか。もしもその広告の存在を認めていないのならば、改めて勝手に広告を出してるドコモやGREEに対して、勝手に広告を表示するなという抗議と、これまで勝手に出された分の広告料を払わせるべきではないのか。
オレの日記に勝手に出てくる広告には、他にもモバゲーとかパチンコ関係の広告とか、オレが断じて許さないものまでがあるという。オレは日頃パチンコの撲滅を訴えてきた。そんなオレの日記にパチンコ屋の広告が出れば、読者の方はオレのことを誤解して「こいつ、パチンコ屋の悪口を書いてるくせに広告出してるのか?」とオレを卑怯な人間と思うだろう。それはオレにとって耐えられないことである。なんでオレがパチンコ業界の宣伝をしないといけないのか。
勝手に自分のサイトを使われたことへの抗議をどこにぶつければいいのか。少なくとも被害者はオレだけではないはずだ。数万人の被害者が確実に発生しているはずである。オレには勝手に広告を出した連中から広告料を受け取る権利がある。また、勝手に使っている連中は広告の表示を今すぐにストップし、今後の表示に関してはオレの許可を得るべきではないのか。
携帯電話をスマホに変えている人が増えている。たぶんドコモやソフトバンクやauは利用者がスマホに変えてくれた方がもうかるのだろう。そのからくりはこのような「勝手な広告」にあることは間違いない。勝手に他人のサイトに広告を表示させ、そうして得た広告料の一部が電話会社の収入になっていることは間違いない。しかし、その広告料は本来はその広告が表示されたときに画面に出ているサイトの運営者が受け取るべきものである。勝手にそんな広告が出されていることに、パソコン画面からだけ見ている方は気づかないのだ。たまたまスマホを使用している友人が教えてくれたからオレは今回のことがわかったのであり、多くのブロガーさんたちはまだ気づいていないはずである。
勝手に広告を出されたことへの怒りをオレは正式に表明する。そしてこの件に関してGREEやドコモに抗議しようと思っている。勝手にオレの日記を使うな!と。広告料をよこせ!ということを。ただ、いくらゼニをもらってもパチンコの広告はNGだが。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月16日(木) |
書評『明日、夫が逮捕されちゃう』〜シバキヨ |
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平和な日常を過ごしている我々にとって、新聞で読むさまざまな事件やそこに登場する凶悪事件の容疑者たちは自分とは無縁の存在であると誰もが思ってるだろう。何かの犯罪の「容疑者」としてある日突然逮捕、拘留されることなど普通は誰も考えないわけである。もしもサラリーマンがそういうことになれば、当然のことだが勤めている会社はクビにされるだろうし、自営業ならばその逮捕・拘留中の間の収入はゼロである。オレのような私立学校に勤める教員の場合は「学校の対面を傷つけた」ということで解雇されるかも知れない。しかし痴漢冤罪が実際に起きていることや、警察官による誤認逮捕や容疑者のでっち上げなどの事例を考えた場合、決して誰もが絶対に逮捕されないとは言えないのである。身に覚えのない罪である日突然自分が容疑者とされ、逮捕拘留されることがあるかも知れないのだ。
オレはいくつかの掲示板を管理・運営しているが、そこには膨大な量の出会い系サイトの迷惑書き込みや偽ブランド品ショップの宣伝や、その他意味不明のコピペが張られる。オレはそれをしょっちゅう削除しているわけだがあまりに悪質なものはその書き込みのIPアドレスをもとにして書き込み主のプロバイダに情報開示請求をすることがある。すると「警察に被害届を出してくれ」という返事が来る。おそらくそのコピペをやってる馬鹿は「そんなことで逮捕なんて・・・」と思ってるだろう。オレも忙しいので面倒なんだが、もしも気まぐれで「こいつが逮捕されると面白いな」と証拠をそろえて被害届を出せば、ある日突然その馬鹿の家に警察官が逮捕しにくるわけだ。その場合は悪いのはその馬鹿だから自己責任である。
「行政書士」という職業の方が実際にどんな業務を行っているのか。オレは「カバチタレ!(1) (モーニングKC (657))」というモーニングに連載されていた漫画で知った。その漫画から得ていたイメージは、弁護士と協力し合って弱者の権利保護のために戦う正義感溢れる方たちというものだった。行政書士の仕事というのは、行政機関(市役所・警察等)への手続きをしたり、権利義務・事実証明書類の作成手続きができるというもので、たとえば内容証明郵便の作成などがこれに該当する。これは弁護士法に定められた「法律事務」とも重なることになる。ただ行政行政書士は裁判所に関する手続きはできない。だからそれが事件性を持ち、裁判になった場合はもう関われないのだ。もちろん示談などを直接交渉することもできない。そうなると弁護士の出番である。それで弁護士と協力し合って業務を行えばよいのだが、ところがその「弁護士と協力し合って」という部分はどうも実際は違っていたようである。それを知ったのは最近読んだ、「明日、夫が逮捕されちゃう!?」という本のおかげである。
サラ金の過払い金の請求代行ビジネスで最近はかなり稼いでるというウワサのある弁護士業界だが、実際のところがどうなのかオレはよくわからない。行政書士のビジネスと弁護士のビジネスには一部重なり合うところがあり、行政書士は弁護士の領分を侵さないように慎重に仕事をしているわけだが、弁護士から見ればそれは「自分たちの米びつに手を突っ込む行為」というふうに見えるらしい。
夫の不倫相手から慰謝料を請求するための内容証明郵便を代書作成した鳥取県在住のある行政書士が、その不倫相手の女性についた弁護士から「非弁活動」だと訴えられ、毎日新聞で逮捕報道されてしまう。本書は訴えられた行政書士を主人公にしたコミックエッセイである。
オレは何度かこの暴言日記で悪徳弁護士のことを批判している。もしかしたら弁護士会ににらまれてるかも知れない。また政治家や経団連元会長のことも批判しているし、ハイエナのようなビジネスに精を出す銀行や明らかなインサイダー取引をしているクソどものことも書いてる。そういう連中がオレのことを「目障りなオッサン」と思って突然適当な罪名をでっち上げて告発し、オレを逮捕させようとするかも知れない。その危険は十分にあるのだ。そんな時に一般人の感覚としては「悪いことは何もしていないから大丈夫」と思うかも知れない。しかし、新聞や2ちゃんねるを見ている人たちの感覚では「逮捕されるくらいだからよほど悪いことをしたのだろう」となってしまうのである。悪いから逮捕されるのではなく、逮捕されたから悪いヤツというふうに順序が逆転するのだ。
弁護士さんたちの中には弱者の権利を守るために戦ってる立派な方々が多数いる一方で、交通事故の示談金をつり上げるためにピンピンしてる人を寝たきりの障害者に仕立てる詐欺野郎もいる。依頼者から預かったゼニを横領着服するという事件も報道されている。もちろん都道府県の弁護士会はそうした悪徳弁護士に対して処罰を科すわけだが、これがまた仲間内の処分だから甘すぎるのだ。5月28日の日記で触れた悪徳詐欺弁護士に対しても「停職3ヶ月」という実に軽いペナルティなのである。このように「自浄能力」がないというのは実に困ったことである。悪徳弁護士の多くはこうして野放しになっているのかも知れない。そんなクソ野郎を排除してこそ他の正義のためにまっとうにがんばってる人たちが評価されると思うのだが、どうもそうではないのが実態らしい。
行政書士業界には「弁護士とは争わない」という暗黙のルールがある。この漫画はそのルールに逆らって「自分は間違っていない!」と敢然と立ち向かうとある行政書士の物語である。読んだ後で義憤に駆られたオレはこの本を一人でも多くの方に勧めたくなったのである。
作品の導入部分を読む アマゾンで購入する→明日、夫が逮捕されちゃう!?
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2011年06月15日(水) |
東シナ海を西沖縄海と名称変更しよう! |
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なぜ中国はあそこまで堂々と南沙諸島を自国の領土だと宣言できるのか。オレはずっとそれが不思議だった。フィリピンやベトナムの方がはるかに近い部分まで「全部中国のものだ!」と強引に主張して、岩礁に人間を無理矢理に住まわせてそこを「中国領」と宣言してきた。そうやってまで地下資源を支配しようとしてきたのである。しかし、その理由の一つにようやくオレは気づいたのだ。それはこの名称のせいだ。だから周辺諸国のこうした動きになったのだ。読売新聞の記事を引用しよう。
中国「南シナ海は国際社会で通用している」 【北京=大木聖馬】中国外務省の洪磊・副報道局長は14日の定例記者会見で、ベトナムが南シナ海で軍事演習を実施したことについて、「関係国が地域の平和と安定に有利となることをすることを希望する」と述べ、ベトナムを暗に批判した。 また、米国などから中国の南シナ海での行動に批判が出ていることについて、「非当事国は当事国が直接協議を通じて争いを解決しようとする努力を尊重するよう希望する」と反論した。 一方、フィリピンが南シナ海の名称を「西フィリピン海」に変更したことについて、「『南シナ海』は国際社会で通用している名だ」と述べた。 (2011年6月15日00時30分 読売新聞)
南沙諸島のある海域は「南シナ海」と呼ばれている。そのような名称が有る以上、ここは中国のモノだという意識が中国政府にあったのではないか。そういうことに今はじめてオレは気がついたのだ。なんということだ。ではここを「西フィリピン海」とフィリピンが名称変更したことはなぜか。それはフィリピンが「ここはオレたちの海だぜ」と宣言したことになるのである。
韓国の地図には「日本海」ではなくて「東海」という名称が記載されているらしい。韓国はその名称を世界に広めようとして世界中に「日本海」を「東海」と記載した地球儀を配ったりしているそうだ。オレはその動きを大変不愉快なことだと思っている。竹島を不当に占領している問題も含めて、ここまで日本を舐めた行動をしている国に対してもっと強硬な対応をしてもいいと思うのだ。しかし外務省は何の行動も起こしていない。「日本海」は「日本海」である。もしも日本列島がなかったらそこはただの太平洋の一部だ。それを韓国が「東海」と主張することは、目の前に存在する日本を無視した振る舞いであり、許し難いのである。そんな主張をした時点で日本政府は韓国と国交断絶して、すべての在日韓国人の権利を停止し、速やかに国外退去させるべきであった。外交交渉で舐められてはいけないのだ。
「南シナ海」という名称は中国人に大きな誤解を与えてるのではないか。そんな名称を付けるからそこにある資源も島も全部自分たちのものだと勝手に解釈するのである。だから今回の「西フィリピン海」というフィリピンの提案をオレは面白いものと受け止めている。これを日本は駆け引きの材料に使わないといけないのである。日本も「東シナ海」を「西沖縄海」などに名称変更してみればどうか。そこは「西沖縄海」なのであり、そこに存在する海底の地下資源も沖縄に帰属するものなんだとさりげなくアピールしてやるのだ。きっと中国は慌てるだろう。
地名論争というのは長いこと歴史的に使用されているものが勝つ。これは竹島問題でも尖閣諸島でも重要なことで、その島をどちらが先になんと呼んでいたかがかなり重要なのである。後から勝手に名前をつけてなんてことはおかしいのだ。中国はもともと尖閣諸島を日本の付けた名前で呼んでいたのに最近になって勝手に中国名をつけているわけで、これは明らかに日本の主権に対する挑戦である。
ここはフィリピンに倣って「東シナ海」を「西沖縄海」と呼びたいと主張してみよう。中国は反発してくるだろう。そのときに「そうですね。じゃあこれまでどおり『東シナ海』でいいですけど、だったら『日本海』を『東海』と宣伝しているあのウザイ国はどう思いますか。」というふうに交渉のカードに使うのだ。それで韓国の迷惑行為をやめさせることができるかも知れない。
竹島問題にしても日本海の名称問題にしても韓国側の傍若無人ぶりは目に余るのに、韓流スターが来日し、日本でCDを売りまくって荒稼ぎしているのがオレには納得いかないのだ。どうしてその傍若無人な連中に対してもっと怒らないのか。日本での芸能活動はOKですけど、その前に「竹島は日本領!」と書かれたこの紙に署名捺印してください。そうでないと日本での芸能活動は一切認めませんということにすればどうか。そうすれば韓国は大きな収入を失うのである。韓国企業が日本にものを輸出するときには必ずその企業のトップが「竹島は日本領!」ということを認めないと許可しないというふうにすればいいのである。
領土問題に関して日本政府はまともな外交をこれまで一度もできなかった。おそらくこれからも世界から舐められ続けるのだろう。情けない話である。オレが書いたような駆け引きをできる政治家など誰もいないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月14日(火) |
殺人の際には覚醒剤を忘れずに! |
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心神喪失状態で人を殺しても無罪になるという。そして心神耗弱状態なら罰は軽くなるという。もしも弁護士が弁護の依頼を受けた犯罪者を無罪にするために詐病で「心神喪失」を主張した場合はどうやってそのウソを突き崩せばいいのか。そもそも「人を殺しても無罪になる」ような無敵の存在があっていいのかと思うのである。そいつは犯罪やり放題じゃないか。レイプ、強盗、殺人なんでもOKの無敵の悪人ができあがる。ゼニで雇われた医師が「心神喪失」いう診断を下すわけだ。ちょうどパリで女子学生を殺してその人肉を食べた佐川一政が無罪になったように。
無差別に人を刃物で襲うような危険な人間は、即座に死刑にしてもいいとオレは思っている。犯罪者を甘やかすだけのクソみたいな日本の司法制度に委ねても意味がないので警官がその場で射殺すべきだろう。逮捕されればそんな外道にも「人権」なんてものが発生してしまうのである。ついでに覚醒剤を使ってるクソどもはみんな刑務所にぶち込んで薬が抜けるまで耐えさせろと思っている。売人は死刑だ。日本では末端の使用者は捕まえてもその流通ルートはいつも放置である。おそらく警察と暴力団ので話が付いてるのだろう。大阪では一見さんが覚醒剤を街角で買えるが、警察は黙認である。本気で捕まえようと思えば客のふりをしたおとり捜査でいくらでも捕まえられるわけだがそんな動きはない。きっと捕まえにくい業界の事情があるのだとオレは思っている。
それにしてもこれはひどすぎる。人を刺しても覚醒剤をやっていれば不起訴なのか。だったら殺したいほど憎い相手がいればまず起訴されないようにするために覚醒剤を打ってから犯行に及べということになるじゃないか。読売新聞の記事を引用しよう。
中学生刺傷、容疑者を不起訴…覚醒剤で心神喪失 茨城県土浦市のホームセンターで1月、中学3年の男子生徒が刺されて重傷を負った事件で、水戸地検は13日、殺人未遂容疑で逮捕された同県阿見町、無職堤剛容疑者(34)を「覚醒剤使用により心神喪失状態だった」として不起訴とした。 鑑定留置では「責任能力に問題がある」とされた。 一方、同地検は、堤容疑者を覚醒剤取締法違反(使用)で水戸地裁に起訴した。 堤容疑者は今月3日、土浦署に覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで再逮捕されていた。起訴状によると、堤容疑者は昨年12月〜今年1月頃、茨城や宮城などで覚醒剤を使ったとされる。 (2011年6月13日22時23分 読売新聞)
この不起訴処分になった堤剛(無職・34歳)は、覚醒剤取締法違反で実刑判決を喰らったとしてもきっとすぐに刑務所から出てくるだろう。そして出所したらすぐにまた覚醒剤を使用するだろう。シャブ中の人間は再反率がかなり高い。心神喪失状態のシャブ中だからもうどうしようもないのである。そんな人間が人を殺しても「心身喪失」ということで不起訴だ。これがどれだけむちゃくちゃなことかわかるだろうか。
たとえばあなたが誰か殺したいほど憎い相手が居るとする。しかし理性のある普通の人間はその相手を殺さない。いくら憎くても殺さないのが普通の人間だ。しかし、覚醒剤を使用すればあーら不思議、殺したいという気持ちを抑える必要がなくなるのである。そして心の赴くままに相手を殺す。でもなにも恐れることはない。あなたは覚醒剤のおかげで「心神喪失」なのである。だから起訴されないのだ。今回の水戸地検の決定はそんな状況を作り出してしまうのだ。
覚醒剤のやりすぎで頭がおかしくなって人を刺すような人間をそのまま生かしておく必要があるのか。社会はそんなクソ野郎まで面倒を見ないといけないのか。みんなが納めた税金でそういうクソ野郎を食わせてやらないといけないのか。オレには納得できないのである。更生不可能な覚醒剤の常習者は死刑にしてもよいという社会の合意を形成すべきだとオレは思うのだ。市民社会に重大な迷惑をかけることが確実な人間を排除することは正しいことだと思うのである。どうしても死刑を適用しないならば、脱出不可能な島に閉じこめてそこで生活させるということなら賛成だ。周囲を断崖に囲まれた北硫黄島とかに流刑にするというのはどうか。
犯罪加害者の人権ばかりを尊重し、被害にあった方々の心情を踏みにじる今の世の中の仕組みにオレは納得できない。レイプの被害者が「こんな外道は死刑にして下さい」と発言すればその希望通りに死刑にしてくれるような仕組みを導入すれば、もっと犯罪は減らせるとオレは思うのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月13日(月) |
間引き運転は節電効果があるのか? |
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関西は関東ほど朝夕の通勤電車の混雑は激しくないと言われる。オレは東京に出かけて何度か超満員の通勤電車に乗ったが、そのときに思ったのは「こんな日々を過ごさずに済んでよかった」ということだった。関西でもラッシュアワーはそれなりに混雑しているが昼間はガラガラで空気を運んでるような電車が多い。もしも節電のために間引き運転するのならばそれはある程度仕方がないという気もするのである。利用者の少ない時間の本数を減らすのは正論である。
関西の私鉄、今夏に間引き運転や車両削減 節電要請受け 2011年6月12日22時6分 近畿日本鉄道や阪急電鉄など関西の私鉄大手が7〜9月のダイヤを見直し、間引き運転や連結する車両の削減などを検討していることが12日、分かった。京阪電気鉄道など他社も同調する見込み。関西電力が今夏に15%の節電を求めたためだが、「当局の指導もあって、各社とも同様の対応になるのでは」(私鉄幹部)といい、ほぼ全社で横並びとなりそうだ。 近鉄は朝と夕のラッシュ時を避けて、列車の運行本数を減らす検討に入った。都市部を走る列車の午後の数時間が中心になるとみられる。「仮に10%以上の電力削減となると、間引きは避けられない」(関係者)といい、10%程度の削減は動力や空調から捻出する可能性が高くなる。ただ、元々本数が少ない郊外の列車は沿線住民の生活への影響が多いため、間引きは避けたい考えだ。 阪急電鉄も間引きや連結車両の削減を検討している。車両を減らせば動力が減る上、冷房などの電力消費も抑えられるからだ。近鉄と同様にラッシュ時は避けたいとして、日中の数時間が候補に挙がっている。
ただ、10%も電力消費を減らすなんてことが果たして可能なんだろうか。このような要請はかなり理不尽だと思うのである。もしも電車の本数を1割削減なんてことになればラッシュ時の混雑は10%上昇することになり乗客の不快はかなり増す。列車が混雑しても痴漢以外は誰も喜ばない。大阪には痴漢が多いことで有名な地下鉄御堂筋線や近鉄南大阪線という路線があるが、そこでラッシュアワーの混雑を増すことだけは避けてもらいたいのである。しかし、もともと本数の少ない昼間の本数をさらに減らされると、昼間の利用者は困るだろうなあ。
間引き運転しても影響のない部分はどこか。近鉄は平日の昼間も特急を走らせているが、たとえば阿部野橋から吉野に向かう特急は平日昼間はほとんどガラガラである。利用者の少ないそういう列車こそ間引きの対象にすべきだとオレは思うのだ。1時間に2本も走らせて空気を運ばせている特急を2時間おきにするとかいうふうにして無駄を省くべきである。
鉄道が大口の電気の使用者であることはよくわかるが、今の車両はどれだけ節電対策が進んでいるのだろうか。メーカーごとにそれを比較することは行われているのか。どこの製造した車両が電気を無駄遣いしないので優れているなどというデータがあれば面白いのである。新幹線の車両も今は「節電」ということが意識されている。そのため新しい車両ほど節電効果は高い。
「節電の夏」ということで今年の夏は経済活動が少し落ち込むかも知れない。しかし、それを乗り切るための技術は開発が進むだろう。日本が世界に先駆けてさまざまな節電商品登場させることをオレは期待するのである。
アマゾンの節電ストア
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2011年06月12日(日) |
日本には地熱発電があるじゃないか! |
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自然エネルギーというとたいていの方は風力とか太陽光発電を想像するわけだが、火山国の日本にはもっと有望なエネルギー源がある。それは地熱発電だ。ただ、地熱発電に適した場所はたいていが国立公園内であり、そのために規制が厳しくて利用できなかったのである。しかし、国立公園の外から斜めに掘っていって熱源に到達するならばこの問題は回避できるのである。またまたその「斜め掘り」の技術を開発したという記事を見つけた。毎日新聞から引用しよう。
地熱発電:国立公園の外から「斜め掘り」 十和田八幡平 三菱マテリアルと東北電力が地中を斜めに掘る技術を利用して、国立公園の直下にある地熱エネルギーを使う発電を計画していることが11日、分かった。日本は地熱資源の約8割が国立公園など自然公園に存在するとされるが、開発が厳しく制限されていた。しかし、政府は10年6月、景観に配慮した開発を認めるよう規制を緩和した。実現すれば斜め掘りを利用した日本初の地熱発電となり、他地域の地熱活用にもはずみがつきそうだ。 三菱マテリアルは7月、十和田八幡平国立公園から0.5キロ離れた澄川(すみかわ)地熱発電所(秋田県鹿角市)から掘削を開始。地下2.4キロの地点まで井戸を斜めに掘り進め、年内に約0.5万キロワット分の蒸気が生産できる。蒸気を利用した発電は東北電力が行う。同発電所は現在約3.5万キロワット分の発電能力を持つ。ほぼ真下の地熱資源を利用しているが、国立公園直下の方が、より高温で発電に適した蒸気が得られるという。 自然公園の地熱資源は政府が1972年、景観保護などを理由に「(すでに)発電所がある6地点以外は、新規開発を推進しない」と通達を出し、活用を制限してきた。しかし、10年6月、再生可能エネルギーを有効活用するため、規制を見直す方針を閣議決定。斜め掘りは地表の自然景観に配慮しているとして、環境省も許可に動き始めた。東北電力が秋田県湯沢市の上(うえ)の岱(たい)地熱発電所で同様の許可を取得している。 経済産業省などによると、日本はインドネシア、米国に次ぐ世界3位の「地熱資源国」。原発約20基分にあたる推定2000万キロワット超の地熱資源がある。しかし、原子力や火力に比べてコストがかかるとして、54万キロワット分しか活用されていない。自然公園にある資源を有効活用できれば、規模拡大によるコスト低減も期待されている。ただ、地熱発電は、温泉事業への悪影響を懸念する声があり、地元の理解を得ながら開発を進める必要がある。【寺田剛】
地熱発電の適地が限られてるということなんだが、地下に高温のマグマが存在するのはわかっているのである。そこにアクセスすればいつでも高温の蒸気を作ることができそうな気がするのだ。20キロくらいの穴を掘れるならかなり遠い場所からでも熱源にアクセス可能じゃないかと思うのである。ただ、かなりの圧力がかかってるからマグマは噴出しないわけで、下手にそこに穴を掘ると一気にそれが噴きだして・・・なんてことも想像するわけで、そのあたりどうやって危険がない形で利用できるのかということには研究の余地があるだろう。
資源もゼニもない国であるアイスランドでは必要な電力をほとんど地熱発電で作ってるという。日本にはたくさんの火山や温泉があるのだ。発電に好適な場所はかなり存在するはずである。
ただここで問題になるのは温泉が枯れたりなどの影響である。これは水蒸気を取り出そうとするからいけないのではないか。地上から圧力をかけて水を送り、それが熱水となって噴出するようにすれば自然から受け取っているのは熱だけということになる。それなら環境負荷もさほど大きくないのでは・・・と思うのだ。
他にも日本にはまだ利用されていない自然エネルギーがたくさんあるはずだ。潮汐発電はいつになったら 使えるようになるんだろうか。潮流の早い海峡に発電機を設置して「海峡発電」なんてことはできないのだろうか。資源小国の日本としてはこういう資源はちゃんとものにしたいのである。。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月11日(土) |
問題文中に答えがあったぜ九州大! |
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国語(現代文)で漢字の書き取りの問題を出すとき、オレがいつも確認するのはその問題になっている文字が本文中に出ていないかということである。今はパソコンで問題作成するので一文字ずつ検索を掛けることができるからチェック漏れすることはない。それからもう一つ、教室内の掲示物の漢字もチェックする。それが入学試験ならば受験票に記載されている漢字も使えないという制約がある。
2011年度の九州大学の入学試験(前期日程)で、国語の問題に出題ミスがあり、それがなんと書き取りの漢字が本文中に出ていたということだったとか。大学の入試問題ならばそれこそ厳重にチェックしないといけないわけで、これは実に情けない凡ミスである。読売新聞の記事を引用しよう。
九大、今ごろ出題ミス発表…問題文に答えあった 九州大(福岡市東区)は9日、2月に実施した2011年度一般入試(前期日程)の「国語」で、出題ミスがあったと発表した。 合否に影響はないという。 同大入試課によると、出題ミスがあったのは漢字の書き取り問題。設問では「ヒョウバン」を漢字で記載するよう求めたが、問題の文中に解答の「評判」の字があることが、学外者の指摘で5月末に発覚した。 国語は、教育、法、経済の各学部を志望する計892人が受験。うちミスがあった問題で不正解だった計20人を正解扱いとする措置を取ったが、合格者に影響はなかった。 九大は「ご迷惑をかけ申し訳ない。今後、点検態勢を強化し、再発防止に努めたい」としている。 (2011年6月10日 読売新聞)
オレはこの記事を読んでとても複雑な気分になったのである。まず、書き取りの問題のあまりにも易しいことに驚いた。「ヒョウバン=評判」なんて小学生でも楽勝じゃないか。そんな易しい漢字を天下の九州大学が出題してるということに対する驚きである。同音異義語がいくつもあるような語でもない。
892人の受験者中、20人が不正解だったということだが、そんな易しい漢字の書き取りならば別に問題文中になくても正解できて当然である。この20人は、あえて言うならば小学生レベルの漢字が書けず、しかも問題文中にあることを見つけることもできなかったか、あるいは問題文中にある「評判」の文字が「ヒョウバン」と読めて書き取り問題の答えであることさえ理解できなかったという可能性もある。
今回、九州大学は該当の問題に関して「全員正解」という措置を取り、不正解者は正解扱いしたということだが、合格者に影響はなかったのも当然だろう。「ヒョウバン=評判」が書けないような情けない受験生はそもそも九州大学に入学する資格はないと思うし、その20人はこの問題を正解にしてもらったところでとうてい合格ラインには届かなかったということである。
試験問題を作成するときには絶対にミスがないかどうか何度も校正する。それでも試験開始後にミスが見つかって訂正しなければならない時もある。100%ミスを防ぐことはなかなか困難だ。だからこのようなミスはこれからもどこかの大学で起こるだろう。人間が作るものに完璧などありえないとオレはいつも思うのである。
今回はたまたま学外者が指摘したわけだが、新聞に入試問題が掲載された時には見つからなかったわけである。大勢の受験生や予備校や高校の教師が見ていたはずなのに誰も気がつかず、発覚したのは5月だという。できることなら「全国大学入試問題」の本が出版されるまで誰にも気づかれずに残っていて欲しかったのである。九州大学の問題ならオレは自分で解いてみるに決まってるから、そのときにオレは必ずこのミスを発見できたはずである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月10日(金) |
電気自動車にたった5分で充電OK! |
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電気自動車普及の大きな障壁となっているのが、充電に掛かる時間である。急速充電しても30分とか1時間かかるのならその待ち時間に他のことをしていないといけない。それを逆手にとって、商業施設の中には「待ち時間にお買い物を・・・」と駐車場に充電器を設置するところも出現したのだが、旅行の時などはそんなにも待っていられない。
もしもガソリンスタンドでの給油時間くらいでフル充電することが可能ならば、電気自動車の利便性は一気に向上するだろう。だから充電時間を短くすることは業界にとって緊急の課題だったわけだが、なんと宇都宮市のベンチャー企業が急速充電の方式で特許を取得したという記事を見つけた。読売新聞の記事から引用しよう。
電気自動車5分で急速充電、ベンチャーが特許 宇都宮市のベンチャー企業「エネルギー応用技術研究所」(菅野(すがの)富男社長)が、電気自動車を短時間で充電できる大型蓄電器「電力貯蔵式急速充電システム」を開発し、国際特許を取得した。 菅野社長によると、フル充電するのに30分以上かかるが、同システムでは約5分。複数の電気自動車を充電できるという。菅野社長は「自動車メーカーと共同して電気自動車の普及に努めたい」と意気込んでいる。 菅野社長によると、現在の充電システムは電力会社から送られる電力を直接車に充電するため、送電線の容量を超える大量の電力を流すことができない。そこで電力を大型の蓄電池に貯めておき、充電が必要な車に蓄電池から一気に充電する方式を考えた。幅約10メートル、高さ約1・5メートルの大型蓄電池を使用すれば、100台の電気自動車に一度で充電できるという。 菅野社長は福島県出身。自動車やバッテリーのメーカーに計約20年勤務したが、「電気自動車が普及するにはガソリンの給油と同じぐらいの時間で充電できるシステムが不可欠だ」と考え、2006年に宇都宮市で起業した。 5年間にわたった研究は以前の会社で培った電気系統の知識をもとに、すべて一人で行った。アイデアについて自動車メーカーなどに話しても「蓄電池に一度電気をためる」という考え方はなかなかわかってもらえず、「本当に受け入れられるのか」と不安が募った。しかしここ1、2年、大型蓄電池を使った急速充電の合理性が理解され、同じ分野を研究するほかの会社も現れた。「このアイデアは実用化できる」と自信を深め、今年4月に特許を取得した。「やっと認められた」とほっとしたという。今後は自動車メーカーと共同して実用化を目指し、1、2年のうちに実証試験まで行いたいという。 電気自動車を巡っては、栃木県が2日、一般への普及を目指す「とちぎ電気自動車等普及促進協議会」を設立。県や市が公用車として採用したり、道の駅に充電器が設置されたりするなど、普及促進が広がっている。 (2011年6月8日14時16分 読売新聞)
これまでの充電というのは、電力会社から送られてくる電気で自動車に充電するという仕組みを誰もが考えていたわけである。それを菅野社長は一度大型蓄電池に貯蔵してから急速充電に使うという仕組みにしたのだという。なぜそうすれば急速充電が可能になるのかオレにもよくわからないのだが、自動車メーカーの人に話してもわかってもらえなかったそうだからこれまで誰も考えなかったことなのだろう。
「1、2年の間に実証試験まで・・・」とあるようにまだこの方式が実用化段階に至ったわけではない。しかし、電気自動車自体がまだそれほど多くない。数年先になって電気自動車が増加するまでに実用化できればいいのである。それにしても日本人の技術というかアイデアを産み出す能力はすごいと思うのである。日本政府がもっとも大切にしないといけないのはこのような民間の努力ではないだろうか。官がゼニを出した研究で失敗してるものも多いのに、民間でこのようなことを独力で手がける方が居たのだ。オレはこういうすばらしい工夫が正当に評価されて欲しいと思うのだ。
唯一この普及を阻むものがあるとすればそれは原発の事故問題だろう。電気自動車普及促進の背景には。原発によって作られすぎた電力が余ってるから消費しないといけないという大義名分があったのである。しかし、電気は今後は「足りないからむやみに使うな」という状況になりそうである。全電力使用量の中で、電気自動車が使う分など本当に微々たるものだ。この逆風下で電気自動車は果たして普及していけるのかとオレは心配しているのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月09日(木) |
ギリシャでも死者が年金をもらっていた! |
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実際には親が死んでるのにその死を隠し、ついでに死体も隠し続けて年金を詐取するという不届きな連中が日本で大量発生していた。こんな情けないことは日本だけだろうと思っていたら、なんと公務員天国のギリシャではもっとひどかったというのである。国が借金でコケそうなギリシャでは人口の1割が公務員だという。総労働人口に占める割合ではなんと25%だ。勤労者の4人に1人は公務員なのである。その公務員たちに高い給料を払うために放漫財政が維持されているわけだが、ギリシャの公務員は恵まれていてなんと死んでからも年金が支給されていたのである。読売新聞の記事を引用しよう。
死者に年金支給、ギリシャでも…4500人も 【ウィーン=末続哲也】財政危機のギリシャで、死亡した公務員約4500人に年金支給が続けられ、その額が年間1600万ユーロ(約19億円)を上回ることが、政府の調査で判明した。 さらに100歳以上で年金を受給している人が約9000人おり、政府は生存確認に乗り出した。ロイター通信が6日、ギリシャ紙タネアの報道として伝えた。 日本では昨年、住民登録上は「100歳以上」の高齢者が所在不明であることが各地で発覚し、亡くなった高齢者の年金を遺族が不正受給していたケースが相次いで明らかになった。政府の年金管理が甘いといわれるギリシャでも、死亡届を出さず年金を受け取り続ける不正が横行している可能性がある。 (2011年6月8日09時48分 読売新聞)
日本と比較してはるかに人口の少ないギリシャに、100歳以上の高齢者が9000人もいるとは考えにくい。そのうち実際に生きている人はどれだけなんだろうか。面積は日本の1/3、人口は1116万人だから日本の一割以下である。ギリシャとはそんな小さな国なのだ。
その小国は今、欧州連合(EU)に加盟して統一通貨のユーロを使用しているわけだが、放漫財政で借金をしまくり、その借金を返せるあてもないわけだがそれをEU全体で支えないといけないのである。十数人いる兄弟の中に何人かの放蕩息子が居て、借金を作ってきては家族に泣きつき、仕方なく家族がゼニを貸してやってなんとかその場をしのぐ・・・ということを繰り返して借金の額だけが増え続けている状況なのだ。
この放蕩息子を守り続けることに欧州連合の他の国はいつまでも同意しないのは明らかで、ドイツ国内でも国民の反発が高まってるという。そりゃそうである。勤勉なドイツ国民の稼いだゼニが、ギリシャの人たちに浪費されるなんて実に馬鹿馬鹿しい話である。しかし、これは日本では国内問題であることがたまたま欧州連合では国際問題だっただけのことだ。
日本でもオレのような勤労者の稼いだゼニが無駄に使われているじゃないか。生活保護を受けながらそのゼニをパチンコや覚醒剤に浪費する連中が大量にいるわけで、その連中がギリシャでありオレがドイツみたいなものである。ドイツであるオレは不満があってそれを日記に書いたりするが、浪費しているギリシャ野郎はその日常をおかしいともなんとも思っていないのだ。
ギリシャがいつまでも今のように甘えていられないように、日本でも寄生虫どもにいつか天罰が下ることをオレは切望する。それが公費によって支えられているという感覚を持たず、どうせタダだからと医療費を使いまくるクソどもと、そいつらと結託した医師連中をオレは許さないぜ。
財政破綻しているのに死者に年金を払い続けてきたギリシャ政府が強い非難を浴びることは確実だろう。事態の成り行きを見守りたいのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月08日(水) |
散髪代を踏み倒す男 |
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この世にはさまざまな人間のクズというのが存在するが、犯罪で得た資金を主な収入源にしているのはその中でももっともロクでもない連中であるとオレは思っている。ひったくり犯とか、寸借詐欺を繰り返すクソ野郎とかである。しかし、金銭ではなくてサービスを踏み倒す連中はどうだろうか。たとえば散髪代を踏み倒すようなクソ野郎はどう理解したらいいのだろうか。オレは読売新聞の記事を読んで、この無職男46歳のダメ男ぶりにあきれたのである。こいつこそが真のクズ野郎であることは間違いない。
高齢理髪店主泣かせ…無銭散髪20件 京都市内の理髪店約20店で、初めて訪れた客が髪を切った後、「金を忘れた。取ってくる」と店を出て戻らない<無銭散髪>が数年前から相次ぎ、別の窃盗容疑で京都府警北署に逮捕された無職男が関与した疑いのあることがわかった。 被害者の大半は高齢の経営者で、「固定客が多い中、新規客を大切にしようとの心情を逆手に取った行為」と憤慨している。 同市北区の仲田光一被告(46)。仲田被告は同区内のたばこ店前の自販機のコイン投入口に葉っぱを詰め、「壊れている」と高齢の経営者にうそを言って扉を開かせ、釣り銭などを盗んだとして窃盗容疑で逮捕、起訴された。同被告は一部の理髪店で名前を告げており、新聞で逮捕を知った同区内の理髪店経営者が「同名の人にだまされた」と同署を訪れて発覚。同署員が仲田被告に聞くと「そんなこともした」と認めたという。 (2011年6月7日23時44分 読売新聞)
この散髪代踏み倒しゲス野郎が、先に起こしていて逮捕容疑となっていたのがこの事件である。コイン投入口に葉っぱを詰めたという時点で器物損壊の犯罪行為である。その上にスキをついての窃盗だ。もうどうしようもない卑劣な男である。
自販機に葉っぱ「壊れた」、修理中に釣り銭盗 自動販売機のコイン投入口に葉っぱを詰めて「壊れた」とうそを言い、所有者が扉を開けて修理しているすきに釣り銭などが入ったコインケースを盗んだとして、京都府警北署は25日、京都市北区紫野北花ノ坊町、無職仲田光一容疑者(46)を窃盗容疑で現行犯逮捕した。 同様の被害は今年に入り、京都市北部を中心に二十数件あり、同署は関連を調べる。 発表では、仲田容疑者は25日午後0時40分頃、同区内のたばこ販売店近くに設置された自販機のコイン投入口に葉っぱを詰め込み、経営者の女性(84)を「コインが入らない」と呼びつけ、女性が葉っぱを取り除く作業をしている間に1万5810円が入ったコインケースを盗んだ疑い。 この約25分前、約500メートル離れた別の自販機で同様の手口による約4000円の被害があり、緊急配備中の同署員が、逮捕容疑の被害現場から離れる仲田容疑者を発見。職務質問したところ、服の内側からコインケースが見つかり、犯行を認めた。女性は被害に気付いていなかったという。 仲田容疑者は調べに、逮捕容疑以外については「知らない」と供述している。 (2011年5月26日08時49分 読売新聞)
日本の法律ではこのクソ野郎に対してきわめて軽い罰しか科すことができない。この無職男はこそ泥以外では何を収入源にしていたのだろうか。これまでの46年の人生をどのように過ごしてどのように今のクソ野郎になったのか。オレはそれが知りたいのだ。どこが転落人生のスタートであり、どこで進路を誤ってしまったのか。
その上で「ただの懲役刑」ではなくてきちっと更生させる方向のプログラムを組んでやるべきだ。この無職男が手に入れないといけないのは「働いて誰かに感謝されること」という体験である。地道にそれを積み重ねることで真人間になってもらうしかないのだ。東北に出かけてがれきの片づけをさせるとか、あるいは避難所に暮らすお年寄りの世話をさせるとかいうふうに「労役刑」こそふさわしいとオレは思うのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月07日(火) |
映画、夫婦50割引の謎 |
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オレは50歳になった。おかげで今年から映画を見るときに「夫婦50割引」というヤツが利用できることになったわけだが、この仕組みを利用するに当たってオレにはいくつも疑問に思うことがあるのだ。
まず、チケット購入時の確認がとても雑である。極端な場合、年齢確認をしないで買えてしまうのである。最初にオレはこの割引を利用するときにきちっと免許証を提示した。するとカウンターの中の人は「そんなもん確かめなくてもおまえはジジイとわかってる!」という表情をしたのだ。オレの風貌を見て、窓口の係員が「こんなオッサンが50歳以下なんてありえないよね」と思うとするなら、なんて失礼なことだろうか。オレの外見はもっと若いはずである。35歳だと主張しても疑われないくらいオレは自分の外見が若いと思っている。それなのになんの疑いも持たれずに夫婦50割引でチケットを買えてしまうならばそれは客に対して失礼じゃないのか。そこで疑わないことこそ失礼であると思うのである。
次にチケットを使っての入場時にチェックがないことだ。チケットには「夫婦50割引」と印刷されているわけだが、だったら入場時に二人一緒に入ることで「オレたち夫婦だぜ」と確認してもらえばいいのである。しかし、二人が時間差で別々に入っても全く係員は疑わないのだ。
割引制度にこのような欠陥があるとどういうことになるか。まずチケット購入だ。インターネット上でもカード決済な映画館なら購入時の確認は不可能になる。何のチェックもなくオレは夫婦50割引のチケットを入手できてしまうのである。
そのチケットは「夫婦」で行使しないといけない。しかし、行使するときにチェックがない。もしもオレがそのチケットを大学生の姪と一緒に使えばどうだろうか。年齢に差がある夫婦はいくらでもいるわけだ。二人が夫婦であるということを証明するものの携帯は義務づけられていない。仮に入り口で「あなたがた本当に夫婦ですか?」と客に質問するとすればそれはあまりにも失礼な行為である。そこで「夫婦なんだ、文句あるか!」と答えたとしよう。そこで「だったら証拠を見せて下さい」と言われれば、住民票の写しなんかを提示すればいいのか。そんなもの普通は携帯しないし、そもそも「住民票の写しを提示」するというルールを決めたとしても、事実婚の場合はどうするのか。その二人が夫婦であることの証明をさせるために公衆の面前で接吻でもさせるのか。それは公然わいせつである。
夫婦50割引でチケットを購入したカップルが、入り口でのチェック時に別々に入っても咎められることはない。混雑時に別々に入るならばさらにチェックは困難だろう。もしもこのチケットの使用者がカップルではなくて男2人とか女2人ならばどうなるのか。同時に入場する必要がないのならば、男同士や女同士でこのチケットが利用できてしまうのである。また仮にその同性の二人が同時に入場したとしよう。そのときに二人がセクシャルマイノリティであることを主張したとすればどうか。その可能性がある以上、男同士や女同士のカップルに対して「あんたたちは夫婦じゃない!」と指摘することはできないのである。
またこういうことも考えられる。映画館の入り口で女性一人や男性一人の客をナンパすることで、即席カップルになって入場するという可能性である。仮にオレが映画を一人で見に行くとして、そのまま一人分の料金を支払えば1700円だが、女性一人の客をナンパして「ぼくたち、夫婦ということにしませんか?」と持ちかければお互い1000円で映画を鑑賞できるわけだから双方に利益がある。だからナンパされた女性の側にしてみても「映画を安く見られる」上にオレのような紳士と一緒に映画を見ることができるわけである。きっと拒否などしないだろう。
それだけ欠陥のある制度でありながらこの仕組みを多くの映画館が採用しているのはなぜだろうか。一人でも多くの客が入るのならばそれでよしという考え方に立っているからではないだろうか。それならいっそのこと入場料を値下げすればいいと思うのだが、そうなると配給側が怒るのだろう。
大阪駅の駅ビルが完成して梅田にはまた大規模なシネコンが一つ増えた。それでも梅田のシネコンはどこもかなりの客が入っているようだ。しかし郊外のシネコンは集客力がかなり劣る。岸和田や泉北ニュータウンのシネコンはもうガラガラである。人気のない映画なら貸し切り状態ということもある。こんなにガラガラなのに映画館は果たして経営していけるのだろうか。客単価を上げるために作品を3Dにしてプラス400円の付加料金をぼったくろうとするのも一つの戦術だが、いずれ客は3Dにも飽きるだろう。
夫婦50割引のチケットを使っても何にも咎められないくらいのオッサンになってしまったオレが、老人割引で入っても文句を言われなくなるまではすぐだろう。もしかしたら今でも老人割引が使えるかも知れない。年齢を確認するものを提示しなくてもチケットが買えるならば、入場時のチェックだけをうまくかわせばいいのである。見るからに老人というコスプレで通過すればいいのだ。
映画を見るときに、わざわざ映画館で見なくてもDVDを借りてくるなら、安い店では1本100円くらいで観られる場合もある。それでもオレは映画館の大スクリーンで観てみたい。多少高くついてももそれが映画制作者への礼儀だと思うし、2時間くらいは他のことをせずに映画だけに集中したいのである。しかも一本あたりたったの1000円である。それくらいなら喜んでオレは映画のために使いたいのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月06日(月) |
橋下徹知事の大阪支配計画とは・・・ |
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大阪府議会で橋下知事が代表を務める大阪維新の会は過半数を占めている。だからなんでも思い通りに可決できるわけだが、なんと議員定数削減の条例案を強行採決してしまった。これで多くの選挙区で2人区→1人区への定数減が起きることになる。そうなると一番ダメージの大きいのは公明党である。2人区はたいてい自民と公明が議席を分け合ってきたからだ。明らかに公明党つぶしとも思えるこの強引な内容の定数削減を橋下知事は推し進めたのである。産経新聞の記事を引用しよう。
大阪府議会 議員定数削減案めぐり紛糾 2011.6.4 00:05 大阪府議会で3日に開かれた本会議は、橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」(維新)が統一選で掲げた公約を踏まえて議長に提出した、議員定数を109から88に削減する条例改正案の審議の進め方などをめぐって会派間の調整がつかず紛糾、採決は深夜までずれ込んだ。 議員定数の条例改正案は「人口10万人あたり議員1人」を適数として定数を割り出し、現行の選挙区に割り振ったもの。21選挙区で1ずつ定員を削減する。 定数は21減となる一方、「一票の格差」は現在の2・2倍から2・88倍に拡大する。維新は昨年9月議会でも同じ条例改正案を提案したが、他会派は「一票の格差が拡大する」と反対し、否決された。 だが4月の府議選で過半数を得た維新は、今回は単独採決が可能で、維新幹部は「統一選の選挙公約であり必ず可決させる」と強行突破に踏み切る構え。 公明は、定数削減自体には賛成するものの、法改正を経て選挙区を衆院小選挙区と同じ19区に合区し定数を87とする試案を用意。他会派とも同調して、選挙区見直しの検討協議会設置を提案する構えを見せ、維新に条例改正案の取り下げを迫ったが維新は拒否した。 こうした対応について、各会派は「維新の手法は強引」などとして、激しく反発した。 定数削減案の採決に先立って、維新が提案した大都市制度検討協議会設置条例案をめぐる採決でも、継続審議を求める公明、自民、民主などは反発し退席。その後、審議の進め方をめぐる会派間の協議は難航し、本会議の再開は深夜までもつれ込んだ。
オレは定数削減自体には賛成である。しかし、その削減案を実施するなら同時に一票の不均衡もできるだけなくす方向で工夫すべきだった。1人区を増やせば死に票が増えてしまう。結果的に維新の会が圧倒的多数で議会を支配することが可能になるわけだ。今回の条例改正案の最大の問題点は、新しい選挙区の区割りが維新の会に有利なようになっていることなのである。
公明党案は中選挙区制なので、一票の不均衡や死に票を減らせるという点で維新の会の案よりもはるかに民主主義的ですぐれている。しかし、維新の会はわずか3割の得票で8割の議席を確保できる強引な改正案を強行採決してしまったのだ。これで橋下知事の大阪支配計画は一歩進んだのである。
橋下知事はこうして大阪府の完全支配を進めながら大阪をどうするつもりなんだろうか。次に彼が目論むのは大阪市という独立勢力の力を削ぐことだ。その方法として市長選を前にして「大阪市長の退職金は高すぎる」などの庶民にわかりやすいアピールを行ってきた。そうしたネガティブキャンペーンでかなりの効果が出ていることは間違いない。
大阪府の支配者として、橋下知事は何をしたいのだろうか。彼の行う大阪独裁の果てにあるものは一体何だろうか。オレにはどうもそれが見えてこないのだ。映画「プリンセス・トヨトミ」では大阪国という独立国が描かれる。そこで描かれるのは父から子へと受け継がれる大阪への愛である。しかし、橋下知事が大阪を愛しているとはオレには思えない。だからオレは不安なのだ。これからどんなことが起きるのか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月05日(日) |
老朽化したオービスはそのまま朽ち果てさせろ |
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高速道路などに設置されている自動速度違反取り締まり装置(オービス)が老朽化していて、部品などももう交換できなくなって使用不能に陥ってるらしい。ドライバーにとってはまたとない朗報である。そんなところに予算を投下せずにそのまま朽ち果てさせて欲しいものである。朝日新聞の記事を引用しよう。
にらむオービス、実は… フィルム式、デジタル化進まず2011年6月4日22時25分 故障したまま放置されている「オービス」=神戸市内、太田写す
オービスによる速度違反取り締まり件数の推移
「オービス」の名で知られる速度違反自動取り締まり装置の老朽化が進んでいる。検挙件数全国一の兵庫県では、フィルムを用いる古いタイプの更新が進まず、取り締まり件数も年々減っている。故障で作動していない装置もあり、にらみが利かない状態だ。 阪神高速や中国道など多くの自動車専用道や高速道路が通る兵庫県。自動装置による取り締まり件数は10年以上も前から全国の都道府県で最多で、昨年は1万700件にのぼった。しかし、件数は年々減少。2000年の1万8806件に比べ、約4割も減少した。 その一因が、装置の老朽化だ。県警によると、県内に現在設置されている65台のうち27台は旧式のフィルムで撮影する装置で、このうち5台が故障したまま作動していない。 1976年からフィルム式の装置を製造してきた東京航空計器(本社・東京)は、90年代に製造をやめ、デジタルカメラで撮影する
オレがふだんよく利用する阪神高速道路にもこのオービスは設置されている。機械が作動してるのかどうかはわからないが、その前では必ずどの車も速度を落とす。そして装置の前を通過すると速度を上げるのだ。このオービスが存在することで多くの車が不必要な加速・減速をさせられているわけで、それによって日々失われるガソリンの量は日本中のオービスを集計すれば莫大な量になるだろう。つまり、オービスの存在はCO2を無駄に排出させ地球温暖化を促進しているのである。すべてのオービスをなくせばかなりのCO2削減になることは間違いない。
老朽化したオービスを最新式のデジタルカメラ方式に取り換えるためにゼニを使うのはどうかやめてもらいたいのである。その費用を負担する納税者の一人としてオレは大反対だ。多くの国民が反対することに対して強硬な態度で実施するということは民意を無視した暴挙であり、断じて受け入れがたいのである。どうしてもその暴挙を実施したいのならば、国民投票を行って国民の総意を問うべきだ。オービスの設備更新にかかる巨額の費用を提示してその上で「このくだらない機械のためにこれだけのゼニを使ってもいいですか?」と判断を仰ぐべきなのだ。(たぶん反対する国民の方が多数だろう。)
警察がもっと真剣に取り締まらないといけないのは、多数発生している自動車窃盗や車上荒らし、事故を装った保険金詐欺、無法者の歩行者などである。それらの重大な犯罪行為をきちっと取り締まれないままに、どうでもいいシートベルトのチェックなどの交通取り締まりに精を出す警察官どもを見てると、こいつらはただ楽なことをしていたいのだなとオレは呆れるのである。はっきり言おう。今の点数稼ぎの交通取り締まりはドライバーにとってはただの迷惑でしかない。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月04日(土) |
ゲイシャ・ガールは世界で公募せよ! |
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日本の伝統文化を継承することはとても大切なことだ。特にそれが人材の育成ということを必要とする場合、政府は積極的に支援すべきである。また伝統文化の担い手となってくれる人たちの待遇を良くして、多くの若者がその世界を志望するように工夫しないといけない。月額14万円の給与は安すぎたのである。読売新聞の記事を引用しよう。
給料安すぎて…全国公募の芸妓見習い全員辞めた 全国公募で採用されたあわら温泉(福井県あわら市)の芸妓(げいぎ)見習い3人が、5月31日までに全員辞めていたことがわかった。 芸妓は後継者不足が深刻で、あわら市は「芸妓の卵」たちに「お座敷文化」の継承を期待していた。芦原温泉芸妓協同組合の事務所兼稽古場(同市二面)が、昨年5月に火災で全焼後、再起に向けて歩み始めていただけに、関係者は肩を落としていた。 3人は昨年7、11、12月にそれぞれ採用され、踊りや太鼓など伝統文化の稽古に励み、芸妓になることを夢見ていた。だが、2月末に1人、5月末に2人が去った。芸妓協同組合の北野瑠璃子理事長によると、月額約14万円の給料への不満などが寄せられたという。北野理事長は「『芸妓では生活できない』と言われたら仕方ない」と落胆していた。12人の芸妓のうち若手は4人だけで、組合は今後、後継者探しを続ける。 市観光商工課によると、芸妓見習いの公募・育成事業は2012年3月まで。近く30歳代の希望者が面接を受けるという。橋本達也市長は「1年近く残っている事業期間中に、後継者を見つけたい」と話していた。 (2011年6月3日10時00分 読売新聞)
日本国内で芸妓となる女性を集められなかったらどうすればいいのか。オレはもっと海外で公募すべきだと思うのである。たとえば「ゲイシャチョコレート」が街で売られているフィンランドで「あなたも日本でゲイシャ・ガールを目指しませんか?」と宣伝すればきっと日本文化オタクの腐女子たちが集まるだろう。日本国内では「芸妓さんになる=時代遅れ」なのかも知れないが、海外では決してそうではない。とにかく後継者がなければ外国で集めればいいのである。
もしも公募に応じてくれるのがフィンランドやノルウェー、スウェーデンの北欧美女たちだとすればどうなるだろうか。あわら温泉は新たな観光の目玉を持つことができるのだ。金髪の美女たちが芸妓となってお座敷に出てくれるとなれば、それを狙って観光客も増えるだろう。ある程度の好条件を提示すれば外国でかなりの人数を集められそうな気がする。
中国や韓国、そしてアジアの諸国から芸妓見習いの女性を呼び寄せるという方法もある。日本では月額14万円の給与は安いわけだが、ベトナムや中国の庶民の給与水準と比較すれば決して安くない。もちろん言葉や習慣の壁などがあるわけだが。外国人の入門者が増えれば伝統的な世界の雰囲気も変わっていくだろうし、それが国際化ということなんだとオレは思っている。
京都では舞妓さんのコスプレができる店が増えている。その客の中には外国人の女性もいる。あのコスプレは誰がやっても似合うというわけではない。中にはちょっと遠慮して欲しいような女性がいることも事実だ。しかし、金髪の美少女が舞妓さんのコスプレをするとものすごく可愛いのである。ああ、なんてことだ。こんなところまで征服されてしまったのかとオレは嬉しくなるのだ。どうかコスプレではなくてホンモノの舞妓さんになって欲しいとオレが願うのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月03日(金) |
内閣不信任案とは何だったのか・・・・ |
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この一連の茶番劇は何だったのか。結局菅直人は首相の座に居座ったままなのか。それでいったい何が変わったのか。小沢一郎はどうしたのか。本会議欠席?なんだ子分に戦わせて自分は敵前逃亡か。このような国家の非常時にあって政治の中枢にいる連中には協力して事態の収拾に当たろうという意識もなく、ただの「政争」に明け暮れているのである。いや、「政争」と呼ぶにはあまりにも未熟で情けない。それはただの「政治ごっこ」だ。あまりに馬鹿馬鹿しくて涙が出そうだ。被災地の人たちもあきれているだろう。その一方で消費税はいつのまにか10%への引き上げがほぼ確定的路線とされ、震災直後の原発を巡る混乱は当事者たちの発言が食い違う。誰かがウソをついているから食い違うわけだが、この期に及んでまで事実を隠そうとするその情けない対応を見て、世界中の人々が「日本の原発はもうダメだなあ」と感じているのである。あの連中は自分たちの発言がどれだけ国益を損ねているのかわかっているのか。
菅直人首相の「早期退陣」を聞いた多くの人々は「早期だから6月中かな」と思ったことだろう。しかし菅直人首相は「原子炉が冷温停止状態になってから」だという。そんなものまだ当分先じゃないか。もしかしたら永遠に達成できないかも知れない。なに、来年1月?それって全然早期じゃないよ。最近の短命内閣に比べればものすごい長期政権じゃないか。どこが早期退陣なんだ。ふざけるなよ。
もちろん菅直人が辞めたとして誰が首相になるのかと言われれば、カスばかりの今の政治家の中でこの混乱を収拾できるような有能な人材がいないことは事実だ。ただ、そのカスばかりの中にあって、とびきりのカスが菅直人のような気がするのだ。そうなると総理のクビのすげ替えというのは、とんでもないカスから少しマシなカスへの交代程度の意味しか持たないのかも知れない。そんなカスを首相に仰がなければならない国民の不幸をオレは思うのである。
菅直人は首相を辞めれば四国八十八カ所の巡礼にまた出るという。この男にとって「総理大臣」という重職はしょせんその程度の価値でしかないのである。適当に勤めて、無能さだけを露呈して、そして逃げ出すように去っていくだけという情けなさである。命をかけて事態打開に当たろうなんて意気込みはどこを叩いても出てこないのだ。放射能が怖くて福島第一原発の近くにいる時間をできるだけ短くしたいと思う臆病者なのだ。国家を担うという重責と比較すれば自分一人の命なんて鴻毛の軽さであるということがどうしてこの男に理解できるだろうか。
民主党の方々よ、あなたがたにとって政治とはいったい何なのか。自民党と戦って奪い取った政権ではなく、向こうが自滅してくれて勝手に転がり込んだ政権だからと軽く感じているのか。そんな軽いものだから簡単に手放せるのか。震災からの復興という大事な時に政治空白が起きるのを承知で自民党が仕掛けてきたこの攻撃に対してあの右往左往ぶりは何なんだ。はからずもその対応で国民にはすべてが知られてしまったじゃないか。あんたたちにとって大切なのは政権政党で有り続けることであり、自分たちの既得権益を存続させることだけだ。今選挙をしたら負けそうだからなんとか回避したいというのが結局は本音なんだろう。
自分が代議士サマで有り続けたいという私利私欲しか考えてない連中が、国会という本来最高の震災対策本部として機能しなければならない場所で日替わりメニューの茶番を演じている。世界の物笑いになっているのに自分たちのその愚かさに気づけない情けない人々よ。オレは深く絶望しているのだ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月02日(木) |
アメリカはサイバー攻撃に武力で報復する |
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核兵器がなくて、兵士に与える食糧や装備が無ければ現代の戦争はできないのだろうか。そんなことはない。サイバー攻撃という手段が残されている。サイバー攻撃こそは生物・化学兵器と並ぶ貧者の兵器なのである。だから北朝鮮のように貧しい国は必死でその研究をするのだ。読売新聞の記事を引用しよう。北朝鮮は国家ぐるみで仕掛けるサイバーテロを準備しているのである。
北朝鮮がハッカー部隊増員、3千人に英才教育 北朝鮮 【ソウル=仲川高志】北朝鮮が国家ぐるみでハッカーの英才教育を行い、専門部隊要員を昨年、500人から3000人に増やしたことが分かった。 韓国の脱北者団体「NK知識人連帯」の金興光(キムフングァン)代表が1日、ソウルでの講演で明らかにした。 金代表によると、北朝鮮は1995年頃、平壌(ピョンヤン)の高等中学校(6年制)に「コンピューター英才クラス」を新設。全国から優秀な生徒を集め、ハッカー養成の専門教育を始めた。卒業生は金日成(キムイルソン)総合大学などで専門知識を極めた後、ハッキング専門部隊要員になる。英才クラスを最優秀で卒業すると、地方にいる両親を呼び寄せられるよう平壌に住居が用意され、大学卒業後は全員、海外留学できるなどの特典があるという。 (2011年6月1日19時57分 読売新聞)
しかし、アメリカも負けてはいない。その動きに対してこんなふうに牽制球を投げてきたのだ。
「サイバー攻撃に武力報復」米、中露けん制狙う 米国防総省が外国政府からのサイバー攻撃に武力による報復も辞さないとの新方針を打ち出した。 背景には、各国で被害が急増するなか、政府施設や原発などを狙ったサイバー攻撃で、軍事攻撃と同様の壊滅的打撃を被る可能性が出てきたことへの強い危機感がある。 米メディアは5月31日、国防総省が6月に公表する初のサイバー戦略に関する報告書で、外国政府からのサイバー攻撃を「戦争行為」とみなし、米軍による武力行使も辞さないとの新方針を明らかにすると報じた。 すでに韓国政府は3月、大統領府や韓国軍、在韓米軍などのウェブサイトが組織的なサイバー攻撃を受けたと発表している。フランスでも昨年末、財務省のシステムが大規模なサイバー攻撃を受け、機密情報が中国などへ流出した可能性が指摘されている。 北大西洋条約機構(NATO)は昨年11月の首脳会議でサイバー攻撃を「新たな脅威」と位置付け、防御能力の強化を急ぐ方針を打ち出したが、米政府のサイバー戦略はさらに大きく踏み込み、軍事的報復の可能性まで明文化するものだ。日本政府がサイバー攻撃された場合、米国が日米安全保障条約に基づく軍事措置をとるのかといった新たな課題の浮上も考えられる。 ただ、サイバー攻撃を仕掛けてきた「敵」を特定するのは、技術的に極めて困難とされる。武力報復を正当化するには、「敵国」のサイバー攻撃への関与を立証する必要があるが、これまで国家の関与が立証された事例は皆無に等しい。 こうした段階で、米国が武力報復を持ち出すのは「敵対勢力への警告」(米紙ウォール・ストリート・ジャーナル)の意味合いが大きい。世界各地のサイバー攻撃への関与が疑われる中国やロシア、北朝鮮などをけん制する狙いだ。 (2011年6月1日23時11分 読売新聞)
サイバー攻撃に対してはっきりと「武力での報復」をアメリカが宣言したことは注目すべきことである。かつてネット上のことはネット上で解決するものだった。しかし、それが実生活にさまざまな被害をもたらすものであることがわかったとき、刑事事件に発展したり、裁判で決着が付けられるようなものとなっていった。もしもその攻撃が個人や企業ではなくて国家に向けられたとき、軍事力による報復も辞さないとアメリカが宣言したということは、サイバー攻撃は戦争に発展するのだとアメリカが認めたという意味になる。
これまでアメリカ政府はヤクザが因縁を付けるような形で一方的な言いがかりの戦争を仕掛けてきた。湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争などの一連の戦争である。大量破壊兵器の存在を疑って仕掛けたイラク戦争などはあまりにもむちゃくちゃな言いがかりだった。これに今度はサイバー攻撃の疑いが加わるのだ。サイバー攻撃を行った国とアメリカ政府が認定すれば、武力行使が可能になるのである。将来の戦争の可能性をどんどん拡大するアメリカの国家的戦略に対してオレはただあきれるばかりである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年06月01日(水) |
ステテコこそ真のスーパークールビズだぜ! |
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節電が国家的目標となったこの夏、多くの企業が冷房温度を引き上げるのに合わせて、「クールビズ」を提唱してきた。具体的にはノーネクタイでオフィスに出勤してもいいということなんだが、当然のことながらユニクロなんかはそれを新たな商機と捉えて積極的に商品展開してきている。「クールビズ」をさらに推し進めて「スーパークールビズ」ということらしい。毎日新聞の記事を引用しよう。
スーパークールビズ:ユニクロが着こなし方提案 2011年5月31日 20時53分 ユニクロは31日、東日本大震災を受けた節電対策として環境省が提唱する「スーパークールビズ」について、ポロシャツとチノパンなど同社製品を組み合わせた着こなし方を提案する発表会を東京都内で開いた。オフィスの設定温度が上がっても快適に過ごせると同時に、くだけ過ぎず、接客の際にも相手に失礼にならないコーディネート8種類を紹介。“節電商戦”での売り上げ増を狙っている。 今年は節電を理由に多くの企業や役所がクールビズを5月1日から始めている。ただ、東京電力管内などでは夏場に深刻な電力不足が懸念されることから、環境省は冷房抑制などを狙いに6月1日からはより軽装化した「スーパークールビズ」を実施するように産業界に呼びかけている。 ユニクロの発表会はそんな流れに乗ったもので、ジーンズに通気性の良い素材のジャケットを合わせてビジネス向きにしたスタイルや、スポーティーになり過ぎないポロシャツの着こなし方を紹介。ひざ丈のハーフパンツを使った涼しげなコーディネートも披露された。 ユニクロが5月に実施したアンケート調査によると、今年着る予定のクールビズ商品の上位には、昨年まであまり取り入れられなかったポロシャツとチノパンが入っており、オフィスの節電強化を受けて一段とカジュアル化が進むことが見込まれる。ユニクロの大笘直樹上席執行役員は「どこまでカジュアルにしていいのか困っている人も多い。提案を参考にしてほしい」とスーパークールビズ商戦に期待を高めている。【久田宏】
オレは日本の高温多湿の気候の夏にネクタイをして、そのためにわざわざ冷房温度を低くしているというのは実に馬鹿馬鹿しい習慣だと思っていた。だから今年の夏のこうした動きをとても好ましいことと受け止めている。オレ自身がふだんはネクタイをしてるが、夏はその必要はないといつも思ってきたのである。だから多くの企業が節電のためにクールビズを推奨することに賛成だ。
考えたら地球温暖化防止のためにCO2排出削減させようと国家で目標を定めてもこれまではなかなか協力を得るのは困難だった。今は「停電すると大変だ!」という形で国民的合意がなされているので、みんなが協力してくれるのである。
ただ、ユニクロの写真にあるスタイルが本当に「スーパークールビズ」であるかというとオレは「否」と答えたい。日本には昔からスーパークールビズのスタイルが存在し、一部のオッサンたちに支持されてきたではないか。あの涼しさ、快適さを忘れてるのじゃないか。それはステテコである。オッサンたちがステテコ姿で街に繰り出せばいいのである。
オレがまだ子どもだった頃、夏の夕方、オッサンたちは縁台に座って将棋を指したりしながらステテコ姿になったものである。夏はやはりステテコだ。そのステテコを現代風にすればいいのである。ステテコを夏の正装にできるように工夫すべきなのである。ステテコという快適なものが世界で受け入れられるようにアピールすべきなのだ。女性が薄着になることも大いに好ましいことだとオレは思う。これまで冷房病に悩んできた方たちには朗報だろう。
日本国民が一致団結して節電してこの夏を乗り切ることに成功すれば、それは世界に対して大きなメッセージとなる。こうすればエネルギー使用量を減らせると世界に提案できれば環境先進国として世界をリードできるだろう。原発事故は痛ましいできごとだったが、国家的規模での節電はこのような事態にならない限り誰も考えなかっただろう。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
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