江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ
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2011年05月31日(火) |
ブログにつづる偽札の旅 |
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最近は誰でもブログを書くわけだが、事件が起きた時にその容疑者のブログが話題になることも多い。オレが犯罪容疑者になることはまず考えられないが、もしかしたら政府によるなんらかの陰謀で濡れ衣を着せられて・・・ということもある。そのときはオレの日記がマスコミに「暴言の数々」と紹介されるのだろうなあ。
さて、無職なのにパソコンを持っていてブログを書き、しかも旅行に出かけるゼニもあるという不思議な方が、その旅先で偽札を使いまくったという事件が起きた。偽札を使用するのに旅先で使うというのは使用者を特定されにくくするためにいい方法である。少なくとも自分の行きつけの店で使う馬鹿はいないだろう。店の側も誰から受け取ったのかなんてなかなか覚えていないし、そもそも偽札を受け取ったことにもその場では気づかないわけである。その場合、どうやって犯人にたどり着けばいいのか。どうやらこの馬鹿の場合は自分のブログが決定的な証拠になったようである、朝日新聞の記事を引用しよう。
1万円札偽造容疑で男逮捕 ブログ記載の旅先で次々発見2011年5月30日11時57分 旅先の松山市で偽造した1万円札を使用したとして、大阪府警は29日、大阪市の男を通貨偽造・同行使の疑いで逮捕し、発表した。捜査関係者によると、男がブログで旅行したと紹介した四国、近畿などの数カ所で、同じ記番号の偽札が1〜4月に確認されており、府警は旅先で再三偽札を使った疑いがあるとみて捜査している。 逮捕されたのは、大阪市淀川区新北野2丁目、無職末次正浩容疑者(46)。府警捜査2課と淀川署によると、末次容疑者は2月、自宅のプリンターで1万円札を偽造。4月に旅行先の松山市内の飲食店で食事代480円を支払う際、偽1万円札1枚を使った疑いがある。「金に困っていた」と認めているという。
偽札を作る場合、やはり重要なのは紙の選択だと思う。市販の上質紙なんかを使えばすぐに見破られるからだ。日本円が偽造しにくいことや痛みにくいことの秘密はその紙にあるのだ。おそらくこの男の使った程度の偽札はその場で簡単にバレるだろう。どうして店の側はその場で「お客さん、この一万円札変ですよ!」と言わなかったのか。
最近スーパーで買い物をするとき、レジのところに偽造紙幣に関する注意が表示されてるのをよく見かける。もしかしたら検挙される偽札犯は報道されてるよりもはるかに多いのかも知れない。北朝鮮や中国に大規模な偽札工場が存在して、そこで日本円が製造されてるのかも知れない。その場合は今回の事件のようなちゃちなものではなくてもっと精巧な偽札だろう。
通貨偽造は国家の根幹を揺るがすような犯罪である。もしも海外の犯罪組織が日本円を100兆円くらい偽造してそれを市場にバラまけばたちまち円の価値は失墜するだろう。日本国内と違って海外で使用された場合、ホンモノの日本円を知らない人はそのまま受け取るだろうからなかなかバレない。実際に米ドルはかなりの偽札が使われてるそうだし、中国の人民元の偽札も、銀行のATMからさえ出てくるそうだから日本よりもはるかに事情は深刻なんだろう。
先日久々に2000円札を入手しようと銀行の両替機のところに行ったら、なんと機械にもう補充されてなかった。オレが必死で普及させようと努力していたのに、銀行はもうとっくにその努力をやめていたのである。人々が2000円札を忘れた頃にうっかり使用すると「こんな札知らない!」と偽札扱いされるかも知れないなあ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月30日(月) |
ナメクジに塩を掛けた思い出 |
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オレは子どもの頃雨漏りのする家に住んでいた。激しい雨になると、天井に水滴ができて、それを受けるためのバケツが部屋に置かれていた。台風で屋根瓦がそっくり吹き飛ばされた時、部屋の中から星空が見えたという。いちおう応急修理はしたが屋根瓦はないままで、瓦の代わりにトタン板を張って暮らしていた。トタン板が熱せられて夏はものすごく暑くなったことを思い出す。
その家にはよくナメクジが出現した。ネズミもいた。みんなが寝静まった夜に天井裏でバタバタと音がして、それはネズミが走り回っている音だった。ゴキブリなんてあまりにもありふれていた。ナメクジが畳を這った所には銀色の跡ができていた。ナメクジが出現するといつも塩を掛けた。するとナメクジは小さくなってしまう。それを母は紙に包んで捨てに行った。一度に大量の塩を掛けるとナメクジが塩に埋もれてしまって面白くないので、ほんのひとつまみパラパラとふりかけ、それにナメクジが反応するとまた少し掛けるというふうにオレは残酷にナメクジをいたぶる子どもだった。今と違って娯楽の無かった当時の子どもにとって、ナメクジに塩を掛けるというのは面白い遊びでしかなかったのだ。
今日、久しぶりにナメクジを見た。そのナメクジは自動ドアのところにしっかりと張り付いていた。自動ドアの無機質なガラスの上を這いながら、台風が近づく雨の中でナメクジは元気よくその身をいっぱいに伸ばしていた。
ナメクジを見たらいつも即座に塩を掛けていたことを思い出したのだが、残念ながら今朝のオレは塩の持ち合わせがなかった。元気に自動ドアのガラスの上を這っているナメクジを見ると、なんだか健気に思えてその勇姿をデジカメで撮りたくなった。世間にはナメクジを見るだけで気分が悪くなる方もいるかも知れない。しかし、こうして間近に見るとなかなかかわいいじゃないか。オレは子どもの頃にこんなかわいい小動物をどうしていつも塩責めにしていたのだろうか。どうしてあんなに残酷だったのだろうか。
梅雨になると母がいろんな花や木を育てているベランダにもナメクジが発生する。園芸家の多くはナメクジを敵視しているようで、母ももちろんその一人である。いつも母はお箸でつまんで駆除しているのだが、どうやらナメクジはビールに引き寄せられるらしい。ビールの飲み残しを小さな容器に入れて置いておくと、そこにナメクジが誘引されるので簡単に捕まえることができる。ビールに落下すれば溺死する。ただし、ナメクジの中には酒に強い個体もいて飲み逃げされることもあるらしい。今度母に教えてやろう。(ナメクジがビールに寄ってくるのはビール酵母と麦芽の香りによるものと言われているが、詳しいことはわかっていない。ビール大国であるドイツでは、この習性を利用してナメクジを駆除するのにビールを使うこともあるという。)
まだ10歳くらいの頃、カブトムシやクワガタを捕るために山に入った時に、木に張り付いた巨大なナメクジを見て怖くなって逃げ出したことがあった。それはヤマナメクジという種類で体長10センチくらいになるということだった。あの巨大なナメクジに一度でいいから塩を掛けてみたかったのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月29日(日) |
悪徳弁護士は即座に資格停止にせよ! |
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事故の賠償金を要求するのは正当な権利である。しかし、世間には法外な賠償金をふんだくろうとする一種の恐喝まがいの連中も存在する。その恐喝にもしも弁護士が加担していればどうだろうか。ピンピンしているのに「事故で寝たきりになった」と主張して介護費用などを受け取ろうとするのは詐欺以外のなにものでもない。そのようなウソに加担した弁護士は即座に弁護士資格を停止すべきだ。法律とは本来弱者の権利を守り、正義を実現するために存在するものである。その法の精神を踏みにじった弁護士には通常の人よりも重い罰を与えるべきだろう。そんなクソ弁護士は刑務所にぶちこむべきだとオレは思うのである。ピンピンしていた人間を「寝たきり」と偽って高額の賠償を受け取ろうとした詐欺弁護士の名は加茂隆康、おそらく同様の詐欺をこれまで繰り返してきたに違いない。何しろ自分のホームページでは「賠償金額が数倍になる」と宣伝してきたわけだ。おそらくうそやでたらめで賠償金額をつり上げる作戦を伝授していたのだと思われる。朝日新聞の記事を引用しよう。
「事故で寝たきり」とウソ、賠償請求 東京の弁護士懲戒 2010年12月27日23時27分 第一東京弁護士会は27日、依頼人の交通事故の後遺症を誇張したとして、加茂隆康弁護士(61)を業務停止4カ月の懲戒処分とし、発表した。 同弁護士会によると、加茂弁護士は2001年12月、交通事故の後遺症があるという都内(当時)の男性から損害賠償請求の依頼を受けた。東京地裁に提訴する際、男性の介護は必要ないと知りながら「ほとんど寝たきり状態」と主張し、本来請求できない「将来の介護費(6400万円)」を盛り込んだという。 訴訟では後遺症の程度が争点となり、加茂弁護士は、実際は同居していない男性の母親が介護に専念しているよう装う書面などを提出。ところが、被告の保険会社側から、男性と母親が歩いて買い物している様子を撮影したビデオが証拠として提出され、うそが発覚した。 加茂弁護士は交通事故の損害賠償請求に関する著書が多く、ホームページには「弁護士がつけば、賠償金額が数倍になることもまれではありません」と記している。最近では裁判員裁判と死刑をテーマにした小説も執筆した。
弁護士の役目は裁判の時に依頼者を勝たせるためだけにあるのではない。裁判を通じて真実を明らかにすることがもっとも大切なのだ。ところが加茂隆康弁護士はそうした本来の目的から逸脱し、「どうすればゼニをたくさん取れるか」という方向に特化していったのである。成功して富を得た人間はたいてい堕落するものだが、加茂隆康弁護士もその例に漏れなかったということである。
家族を事故で失ったものの悲しみはどれほど重いか。訴訟を依頼された弁護士にとってもっとも大切なのは、その悲しみをしっかりと受け止めた上で依頼者の願いを実現することではないのか。それを「この裁判ではいくら取れる」とゼニの計算から始めるようなクソ野郎には弁護士業務をしてほしくないのである。加茂弁護士はいつのまにか「交通事故のプロ」を自称して、事故の弁護業務を「定型的な流れ作業の中で確実に成功報酬を受け取れる」ビジネスに堕落させてしまった。依頼者が「こんな弁護士ダメだ」とあきれて着手金を放棄して依頼を取り下げたときには「本来もらえていたはずの成功報酬」までも要求する始末である。いやはや、ここまでくるともうヤクザよりもタチが悪いのである。
ゼニをとれそうな相手ならとことんふんだくってやれ!という風潮が世の中に広まることをオレは好ましいこととは思わない。個人が企業や組織を訴えるときに法外な賠償金額を提示する時に感じる違和感はなぜだろうか。アメリカではマクドナルドのコーヒーで火傷をしたからと高額賠償を請求したりする馬鹿がいるわけだが、日本がそんな馬鹿天国になって欲しくないのである。人々が常識を弁えてつつましく生活することが日本人の美徳ではないのか。オレはそう思っているのだ。
4ヶ月の業務停止という軽い罰しか受けなかった加茂弁護士はその期間が過ぎればまた強欲弁護士として復活してくるのだろうか。こんなオッサンにはもはや弁護士を名乗る資格などないとオレは思うのだが。
読売新聞の過去の記事(←文中のK弁護士というのは加茂隆康弁護士のこと)
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2011年05月28日(土) |
ガンガン冷やしてこそ節電だぜ! |
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こないだから雨ばかりで「まるで梅雨みたいだ!」と思って天気図を見たら日本列島の南側に前線が停滞していて本当に梅雨みたいで、「これはどう考えても梅雨だろ!」と思っていたらやっぱり梅雨入り宣言がなされた。そういうわけでもう「梅雨」なんだが、なんでもこんなに早く梅雨入りしてしまったのは戦後二番目の早さらしい。 この梅雨が長期間続いてなかなか夏がやってこなかったらそれだけ猛暑に耐えなければならない期間も減るのでちょうどいいのだが、それは希望的観測というものである。むしろ季節の進行が早まった分、早く梅雨が明けて猛暑がやってくると考える方が妥当だろう。そうなると例年よりも2週間くらい早く梅雨明けと猛暑がやってくることになる。
オレの勤務する学校は、今年の夏「クールビズ」ということになってネクタイをしなくてもいいというお達しがあった。おそらく多くの企業が今年は「節電=冷房の温度設定を上げる」ということで同様に「クールビズ」を社員に指示することになるだろう。オフィス街のファッションも一変するに違いない。
我が家は毎年夏になるとかなりの電気代を払ってきた。家族に全く節電意識がなかったからである。エアコンで冷やされている部屋にみんなが集まって過ごせばいいのに、家族がみんなバラバラの部屋にいて、それぞれの部屋が冷やされているというひどい無駄が実行されてきたからだ。しかも無人の部屋まで冷やされていたりするのである。家族の中でもっとも家で過ごす時間の短いオレは電気代の明細を見るたびに「なんでこんな浪費してるんや!」と文句を言ってきたが全く改まらなかった。しかし今年に関しては節電は国策なのだ。オレは妻や母や息子たちに向かって「おまえら国策に逆らうんか!」と文句を言えるのである。
一人暮らしの世帯がみんなそれぞれの家で冷房を使うことも、大家族のそれぞれが部屋に一人でいてすべての部屋に冷房が入ってることも「無駄」という点では全く同じである。冷房の温度設定をいくら高くしたところで、こういう無駄を解消しない限り本当の節電にはならない。 「冷房が入っている場所にみんなが集まる!」をぜひとも国策として実行して欲しいのだ。
おそらく日本中にある図書館などの公共施設では「冷房の温度設定を上げる」ということが実行されるだろう。しかし、その行き過ぎた節電の結果、そこが快適じゃない場所になってしまったらどうだろうか。「せっかく図書館に来ても涼しくないなあ」と来館者が本を借りて家に帰って、そこで冷房を強めに入れて読書するとしたらどうだろうか。かえって節電にならないと思うのである。「独居老人や無職世帯が昼間に自宅でエアコンをガンガン使う」ということを避けさせることがかなりの節電につながるのではないかと思うのだ。そうしたう人たちに「冷房温度を上げて節電せよ」と呼びかけるのではなくて、「家にいるのをやめて涼しい場所に行け!」と訴える方がはるかに効果が高いと思うのである。
オレの住む街は大阪南部でも特に治安の悪い地域でひったくりなどの犯罪も多く、深夜のコンビニの前ではいつも顔面ピアスのクソガキやウンコ座りの兄ちゃんたちがたむろしてタバコを吸っている。もちろん警察はそんなもの放置黙認である。シートベルトの取り締まりやネズミ取りなんかに熱心で、本当にしなければならないことをしないのが日本の警察の日常なんだが、おれの住む街の警察も同様だ。しかしそんな治安の悪い街でなぜか公共図書館だけは充実していて、オレの家から徒歩5分ほどの場所にも小さな図書館があり、父はよく昼間そこで読書して過ごしている。もしもその快適な場所が「節電」によって失われると困るのだ。
大型商業施設や公共図書館、そして大阪名物の店内がよく冷えた喫茶店、このような涼しい場所は維持させて、そこに昼間ヒマな人たちを吸収してこそ節電になると思うのである。高校野球を家のテレビで観戦させないで、公民館などに独居老人を集めてみんなで大画面のテレビを見るようにすればかなりの節電になるだろう。100軒の家でばらばらにエアコンやテレビで電気を浪費させるのではなくて、公民館一カ所だけを冷やす方がずっと無駄がない。今年の夏の節電にはそうした発想が必要だと思うのである。
オレは今年の夏、家族に訴えたい。 「家で過ごすな、外に行け!」と。そうすれば我が家の電気代の支払いも減るし、国策にも協力できるのである。猛暑の夏でも、公共の場所はできるだけ快適な空間であってほしいと思うのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月27日(金) |
AKB48、こんな卑怯なCDの売り方があったのか! |
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音楽業界はCDが売れないことで困っている。youtubeなどにUPされた著作権法違反の音源が大量に存在するからである。それをダウンロードすることでゼニを払わずに音楽を楽しむことが可能だからだ。このままでは音楽業界は衰退する一方である。売り上げというパイが縮小してしまう以上、ゼニを稼ぐことはますます困難になってしまう。若者はCDを買う代わりに携帯電話代やゲーム代にゼニを使うようになった。そんな状況下でどうすればCDを買わせることができるのか。AKB48が打ち出した戦略は「一人に何枚も買わせればいい」ということだったのである。
5月24日、オリコンはAKB48の新曲「Everyday、カチューシャ」が発売初日の24日だけで92万枚以上を売り上げたため、5月24日付けのデイリーチャートで1位になったと発表した。なぜこんなに売れたのか。このCDにはAKB48の第3回選抜総選挙の投票券が付与されるからである。投票に参加したいファンは必ずCDを購入しないといけないのだ。一人で何票も投票するということも複数枚のCDを購入すれば可能になる。そういうわけで大量に購入する人が次々と出現したのである。
あるファンは一人で5500枚を購入したそうである。一人で5500枚も買いたくなるようなCDがかつてあっただろうか。「オレ応援のために2枚買うわ!」なんてことがこれまでにあっただろうか。一枚1600円のCDを5500枚も買えば880万円かかるのである。そこまでゼニを使ってくれる馬鹿、いや尊いファンのお方が出現したことで、AKB48側の戦略は見事に当たったのである。
オレはこのような卑怯なCDの売り方に対して批判する気持ちは全くない。「一人に何枚でも買わせる」という手法を考え出したその戦略に対して「お見事!」と称賛したいくらいの気持ちである。
江戸時代、吉原の遊郭の経営者はあの手この手で客にゼニを使わせた。なぜ盛大にゼニを使わせたのか。ある特定の女にゼニをつぎ込めばつぎ込むほど、その客は長く通い続けてくれたからである。たくさんのゼニを使わせるということが、客をつなぎ止めるもっとも有効な戦略だったのだ。「こんなにたくさんのゼニを使ってるんだ!」という気持ちが高まれば高まるほど、客はその女を大切にして通い続けてくれたのである。おそらく秋元康さんも同様の戦略を考えておられるのだろう。AKB48ファンはゼニをつぎ込めばつぎ込むほどにより深いぬかるみにはまりこんでしまうのである。
かつて「モーニング娘。」のメンバーの名前を全部を覚えることができたミーハーなオレも、さすがにAKB48のメンバーをみんな覚えるなんて不可能だ。せいぜい数人しかわからない。こんなに大勢居るのだからよく探せばその中には自分の好みのタイプの美少女がいるのかも知れないが、面倒くさいので探す気はないし、CDを買う予定ももちろんない。ただ、オレが日々教室で教えている男子高校生の中にはお小遣いのほとんどをAKB48に巻き上げられてしまっている哀れな者たちもいる。
非モテ男子たちから搾取するという形で成立したAKB48のこのビジネスモデルは今後はどんなふうに進化していくのだろうか。オレはただ呆れるばかりなのだ。いやはや、その見事なアイデアに脱帽である。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月26日(木) |
誰がその二人を殺したのか? |
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タンク車が突如歩道に乗り上げて、歩行者二人をはねて死なせた事故があった。なぜタンク車は歩道に突っ込んできたのか。隣の写真のワゴン車が突如車線変更して来たからそれを避けるためだったという。ではそのワゴン車はなぜ突如車線変更したのか。それは、突然前に飛び出してきた自転車を避けるためだったという。すべての事故の原因はその迷惑な飛び出し自転車だったというわけである。その迷惑な自転車を運転していたオッサンが特定されて、逮捕された。罪状は「重過失致死罪」ということである。朝日新聞の記事と掲載された見取り図を引用しよう。
自転車の男、無理な横断で事故誘発容疑 タンク車事故 2011年5月25日
大阪市浪速区の歩道で男性2人がタンクローリーにはねられ死亡した事故で、大阪府警は24日、自転車で道路を無理に横断して事故を誘発させたとして、大阪市西成区玉出東1丁目、無職越智茂容疑者(60)を重過失致死容疑で逮捕し発表した。「車を確認しないで道路を横断した」と容疑を認めているという。 浪速署によると、越智容疑者は12日朝、大阪市浪速区日本橋東3丁目の国道25号で、周囲の車の有無を確認しないまま横断。左から走ってきたワゴン車に急な車線変更をさせ、ワゴン車を避けようと歩道に乗り上げた後方のタンクローリーにより男性2人を死亡させた疑いがある。 ワゴン車を運転していた会社員笹部正男容疑者(43)=自動車運転過失致死容疑などで逮捕=が「直前に自転車が右から横断してくるのが見えて、左に車線変更した」と説明。周辺住民への聞き込みなどから越智容疑者が浮上した。
ワゴン車のドライバーである笹部正男さんは目の前の自転車を避けようとして車線変更し、それが事故を誘発したとして「自動車運転過失致死容疑」で逮捕されている。しかしその車線変更の原因を作ったのは、自転車でその前を横切ろうとした越智茂という迷惑な60歳無職のオッサンなのである。そんなときに避けないでそのオッサンをはねればどうなるのか。きわめてクルマに不利に作られている道路交通法のせいでドライバーは有罪にされてしまうのだ。そんなときは自分の身を守る(←防衛運転)を最優先に考えてもらいたいのである。車線変更して他のクルマに衝突する危険よりは、その自転車をはねとばす方がより危険が少ないと判断したとドライバーが主張し、その主張に合理的な根拠が認められた場合は無罪にしてもらいたいのだ。「こんな無謀な横断をする自転車や歩行者ははねられても文句を言えない!」ということを交通上の共通理解にしてもらいたいのである。
最近オレは仕事で遅くなることが多い。夜9時を過ぎると交通量も少なくなり、けっこうどのクルマもスピードを出している。そこでオレが時々遭遇するのが、広い4車線道路のど真ん中をのんびりと横断してくる歩行者や自転車なのである。信号や横断歩道のない場所であったり、信号はあるが堂々とその赤信号を無視して渡ってきたりという輩が多い。100mぐらい先にそういうのが見えるとオレはあわてて急ブレーキを踏む。100mの距離も時速60キロならたったの6秒だ。その馬鹿は6秒でこの道路を横断できるつもりなんだろうか。そしてクラクションを力一杯鳴らす。とにかく危ないからだ。オレの後ろのクルマがオレに追突してくるかも知れない。オレに並走するクルマが気づかずにその横断者の蛮勇を粉砕するかも知れない。もしもオレが急ブレーキを踏まなかったらはねているところだが、速度を落としたのですれすれで歩行者をかわすことができるというのがしょっちゅうなのである。渡りきって平然としてるその馬鹿にオレは窓を開けて怒鳴ったこともある。
「死にたいんかボケ!」
もちろんオレはそんな馬鹿をはねたくはないが、オレ以外のドライバーがそういう馬鹿をはねたりしてもオレははねられた人ではなくてはねてしまったドライバーに同情するだろう。「災難でしたね」と。事故現場に遭遇すれば目撃者としてドライバーの無実を証明するだろう。
以前に大阪・梅田ではねられた歩行者がそのままクルマに引きずられたために死亡するという事故があったが、その事故現場は横断歩道も何もなく、「なんでこんな場所渡るんや?」とびっくりするほど交通量の多い交差点だった。もしもそのクルマが逃げずにその場で事故を届けていれば「こんなとこを渡る方がアホや」と判断されただろう。なぜそのドライバーは逃げたのか。確か飲酒していたからだったと思うが、もちろん飲酒運転はものすごく悪いことだが、そんなところを渡る歩行者もすごく落ち度があるとオレは思ったのである。
今回の事故では自転車の無謀な横断が事故を誘発したと認定されたわけだが、その自転車のオッサンを特定して逮捕した警察の捜査力にオレは改めて敬意を表したい。悪質な歩行者、自転車はビシビシと取り締まって欲しいのである。それが常に安全運転を心がけているドライバーであるオレの切なる願いである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月25日(水) |
阪神タイガースの暗黒時代が復活するのか? |
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物心ついた頃から阪神ファンだったオレにとって、なぜかV9時代の巨人と優勝争いする強い阪神の記憶はほとんどない。気がついたら村山も江夏も田淵もいなくなっていた。1985年に優勝して以降は長い暗黒時代がやってきた。毎年5位か6位が定位置だったことをオレは覚えている。90年代の阪神は最高に弱かった。阪神タイガースの歴史の中でも特筆されるような弱さだった。
その弱い阪神には、その弱さにふさわしい選手たちがいた。盗塁を全然刺せない捕手だった山田、3番新庄・4番桧山のコンビは三振を量産し、年に一度しか好投しない猪俣という左腕投手もいた。外人選手は毎年入れ替わり立ち替わりやってきて、全く活躍せずに帰っていった。常に負け数が勝ち数を上回る仲田浩二がエースだった。しかし、オレはそんな弱い阪神を応援し続けた。どんなに弱くても、オレにとって阪神ファンをやめることなど考えられなかったのである。
弱かったヤクルトを日本一にした名将、野村監督が就任したとき「もしかして阪神は変われるのか」とオレは少し期待したのだが、相変わらず弱かった。星野監督にもさほど期待はしなかったが、広島から略奪した金本知憲選手にはかなり期待した。2003年、2005年と阪神は2度リーグ優勝をしたが、金本がいなかったらその優勝はなかっただろう。しかし、その金本も老いた。レフトに打球が飛ぶとヒヤヒヤするようになった。阪神はベテランから若手への切り替えがうまく行かなかった。高給取りのベテランがいつまでも辞めないために、有望な若手は二軍に留め置かれた。
ベテランを代打に送ると、塁に出た場合は代走を使うことになる。控え選手が倍の人数必要な計算になるのだ。打って走って守るのが野球だと思うのだが、たまに打つけど走れず守れない選手ばかりがベンチにいるのはどうかと思うのである。
今季、序盤戦でうまく波に乗れずに借金生活に陥った阪神タイガースは、最下位を定位置としてきた横浜に抜かれ、ついに最下位になってしまった。もしかしたら今季はこのまま低迷するかも知れない。またまた阪神にあの暗黒時代が復活するのかも知れないのだ。オレにはなんだか不吉な予感がするのである。
交流戦で阪神は黒いユニホームを着た。ミスタータイガースが藤村富美男だった時代のものだ。巨人がV9する前のタイガースがどれほど強かったのか、オレは過去の記録やYOUTUBEに投稿された貴重な映像でしか知ることができない。
今の弱すぎる阪神には、あの黒いユニホームは不似合いである。そんな栄光の時代のユニホームを着ることに何の意味があるのか。それはタイガースの歴史を冒涜する行為である。選手たちにはぜひ「先輩方に申し訳なくて着ることができません」と語って欲しかったのである。
今年のタイガースはBクラスに沈むのは確実だろう。もしかしたら最下位になるかも知れない。最近弱くなってきたオレの忍耐力も、今年はしっかりと鍛えられそうである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月24日(火) |
ウミガメに指を噛みちぎられた女性 |
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動物にエサを与えるのが趣味の方がいる。池の鯉にエサを与えたり、ハトにパンくずを与えたりしているときにたいていそういう方は至福の表情を浮かべているのである。そこで動物園や水族館は「動物へのエサやり」というオプションを用意するのである。本来施設の側が与えるべきエサを、わざわざ料金をとって観客に与えさせようとする実に姑息な戦略だ。エサがなければ動物は死んでしまうわけで、観客がわざわざ与えなくても飼育係が与えている。そのエサやりを客にやらせ、しかもゼニを取ることができるなら一石二鳥である。そういうわけで動物への有料エサやりという企画が考えられたのである。
しかし、エサを与えるという行為は時に危険を伴う。ライオンへのエサやりなんかはきわめて困難だ。ライオンのような肉食獣は、エサとエサを与えてくれる人間の区別がつかず、人間がエサだと勘違いするかも知れない。ピラニアのような肉食魚を飼った場合、不用意に水槽に指をつければ食いちぎられることがあるかも知れない。とにかく相手は人間じゃないのである。目の前に存在する物体のどこまでがエサで、どこからが指なのかわかっていないのである。ウミガメにエサを与えていて指を噛まれるというのは大変不幸な事故だが、相手がウミガメではなくてアヒルやペンギンなどの場合もけっこう指を噛まれそうな気がするのだ。細心の注意が必要だとオレは思うのである。
高知の水族館で、ウミガメのエサやりの時に指を噛まれた女性がいた。産経新聞の記事を引用しよう。
カメに餌、けがしたと提訴 高知の水族館に1390万請求 2011.5.23 16:17 高知市の桂浜水族館で、ウミガメに餌をあげていて指をかまれ重傷を負ったとして、堺市の60代の女性が水族館を運営する社団法人に約1390万円の損害賠償を求め大阪地裁堺支部に提訴していたことが23日、分かった。提訴は4月22日付。 訴状によると、女性は平成21年8月、友人2人と同水族館を訪れ、ウミガメの餌やりを体験。ウミガメがいる水槽の縁から割りばしで餌を与えていると、水面からウミガメが顔を大きく突き出し、女性の右小指をかみちぎったとしている。 女性は、水族館が入館者の安全に配慮する義務を怠ったと主張。水族館側は、水族館側は治療費などとして計約85万円を支払い「誠実に対応している」と説明、「指は切断しておらず、さらに請求するのは不当」と話している。
さて、指は実際の所どうだったのだろうか? それによって今回の事故の印象はかなり変わってくるのである。単なるケガなのか、それとも食いちぎられたのか。ぜひともそこを明らかにした上で裁判を進めてもらいたいのである。そんなものは指を見せれば一目瞭然だから。
少なくとも「ウミガメのエサやり」という行為に危険が伴うものであるならば、水族館側は十分にその危険性を観客に周知徹底する必要があったはずだ。「もしもウミガメに指を食いちぎられても文句は言いません」と一筆書かせてからさせるべきだったのだ。もっともそんな注意があればきっと怖がって誰もエサやりをしなくなるだろう。今回85万円の治療費を支払ったとする水族館側の対応は誠実なものだとオレは思うのだ。指がちぎれそうになるくらいのケガなら、それくらいの治療費はかかるだろう。
しかし、指を噛まれた女性は1390万円を要求している。ここでオレが不審に思うのは、噛みちぎられたのが小指であるということである。そのときにエサをあげようとしていたのならば、エサをつまんでいる人差し指や中指や親指をかまれる可能性が高い。なぜ小指なのか。普通は小指は関係ないはずだ。どうもオレはこの点が腑に落ちないのである。しかし手をひらいた状態にしていれば、たまたま小指が下に位置していれば噛まれることも十分に考えられる。
ただこの事件、そもそも2年も前に起きている。そのときは治療費として85万円を受け取ったが、2年後に「安すぎる!」と怒って提訴したのだろうか。オレは今回要求された1390万円は指の値段としては高いような気がするのだ。どうもゼニ目当ての弁護士が変な入れ知恵をして、相手が水族館だからぼったくってやろうと訴訟を提起したような気がするのである。おそらくかなりの金額の成功報酬が予定されてるのだろう。水族館の側も迷惑な話である。この訴訟をそそのかした弁護士の名前が知りたいのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月23日(月) |
節電をアピールするマンションが出た! |
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マンションを売るためにはどうすればいいのか。東日本大震災は高層マンションが地震に対して、停電に対していかに不便かということを教えてくれた。エレベーターが点検のために停止して、50階くらいまで階段で上がらなければならないという地獄を味わった居住者もいたのだ。このままでは売れなくなってしまう。しかし、そうした弱点の存在は同時にビジネスチャンスにもなる。
政府が節電の目安とする15%の節電目標に対応した「節電マンション」を丸紅が売り出すという。読売新聞の記事を引用しよう。
太陽光発電で15%減「節電マンション」販売へ 電力 丸紅が、太陽光発電装置を備えた「節電マンション」の本格販売に乗り出すことが21日分かった。 東京電力管内での電力不足が長期化する事態に備え、政府が掲げる15%の節電目標にも対応する。 第1弾は東京・世田谷区の8階建てマンション(延べ床面積約5400平方メートル、61世帯)で、近く販売を始め、入居は来年4月からとなる。 太陽光発電装置は10キロ・ワットの電力供給力を持つ。エレベーター、ロビーなど共用部分の照明、空調などの消費電力の15%程度をまかなう。 屋内照明で野菜を栽培できる施設も備え、カーシェアリング用の電気自動車も1台常備する。今後は蓄電池も設置し、計画停電などの際にも自動ドアやエレベーターが止まらないマンションの建設も検討する。
今回の記事に登場するのが8階建てということだからさほど緊急時のメリットはないのかも知れないが、販売実績がよければさらに大きな物件が登場するだろう。そしてオレが注目するのはこの記事の中の「蓄電池」の装備と「カーシェアリング」である。
太陽光発電の欠点は日中しか発電できないことだが、蓄電池でそれを貯めておけば一日中取り出して利用可能となる。風力や太陽光といった自然エネルギーの欠点は出力が安定しないことだが、蓄電池を使えばそうしたデメリットを克服できる。いかにロスのない状態で電気を貯めておけるかという研究をぜひとも進めてもらいたいのである。
もうひとつのカーシェアリングだが、今回は一台だけだから使いたくてもなかなか順番は回ってこないだろう。しかし、この電気自動車が数多く用意されていれば住民にとって車を持つ必要がなくなる。これは画期的なことだ。通勤で毎日車を使用するのでないかぎり、個人で車を所有する必要性はもともとないわけで、「必要なときだけ借りる」という利用形態は今後もどんどん普通になっていくとオレは思うのだ。クルマなんて、よほどマニアックな旧車を愛用しているか、あるいは金持ちであることを見せびらかしたくて高級車に乗る以外はプリウスのようなエコカーが現時点ではもっとも便利なわけだ。電気自動車を導入することでその先の未来を見据えた販売戦略を企画してきたのである。オレはその姿勢を大いに評価したい。
大規模な太陽光発電施設「メガソーラー」を全国に建設するプロジェクトに、ソフトバンクの孫社長が協力するということが話題になっている。原発からの撤退が不可避になった今、我々の生活が「節電」を意識しなければならなくなるのは当然だろう。我が家もできるだけこの夏はクーラー無しで過ごしたいのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月22日(日) |
扇風機が飛ぶように売れています! |
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オレの家にクーラーが登場したのはオレが高校3年の時だから1978年である。それまで家には扇風機しかなかった。扇風機でも風を強くして近くからあてればそれなりに暑さをしのげたことを覚えている。エアコンを入れて温度を下げてもやはり涼しさを感じさせるのは「風」の存在である。冷房の温度を2度くらい上げても、少しでも風があればかなり暑さは和らぐ。そういうわけで今年の夏は扇風機が大人気らしい。産経新聞の記事を引用しよう。
“節電の夏”扇風機に順風特需 高額モデル人気 エアコンも売り上げ増2011.5.22 00:33 夏場の電力不足で、東京電力や東北電力管内で一般家庭にも15%の節電目標が求められるなか、エアコンよりも格段に消費電力が少ない扇風機が脚光を浴びている。家電量販店各社は、例年よりも早く売り場を立ち上げ、数万円の高級機種が好調な売れ行きを示すなど、“節電特需”に沸いている。 「4月中旬ですでに真夏の最盛期に近い売れ行きをみせた」と、驚くのは家電量販店最大手のヤマダ電機の担当者。 4月の販売台数は前年同月比4・4倍に急増し、5月上旬で2・2倍の好調をキープしている。「例年は5月の大型連休(GW)明けに商戦が始まる」というが、今年は2週間以上も前倒しとなった。 ビックカメラでも、例年より1カ月早い4月上旬に扇風機売り場を立ち上げ、「GW中は昨年の倍の売り上げだった」という。 同社は4月に全35店に「節電相談カウンター」を設け、扇風機とエアコンの併用など具体的な節電方法を指南している。 扇風機の売れ筋は数千円が中心だが、デザインや機能性に優れた高級機種も人気を呼んでいる。英ダイソンの羽根なしタイプの扇風機は、市場想定価格が3万9千〜5万4千円もするが、同社によると、4月の売り上げは1・5倍を記録した。 独自開発の14枚の羽根で「自然界の風」を再現した扇風機を販売する家電メーカーのバルミューダ(東京都小金井市)では、4月1日に3万4800円の新製品を売り出し、昨年を上回る快調な売れ行きという。 一方で、エアコンの売り上げも堅調だ。調査会社のGfKジャパンによると、4月の業界全体のエアコンの売り上げは前年同月比3割増となった。ビックカメラの担当者は「モデルチェンジのたびに省エネ機能が進化しているので、買い替えれば節電につながる」と話している。
記事を読んで驚いたんだが、なぜ高級機がバカスカ売れるんだ。どうしてダイソンの羽根なしタイプなんて買う人がいるのか。普通の扇風機の10倍くらいするような高いモノをわざわざ買うなんて、世間にはゼニの余ってる人が多いのだろうか。ドケチなオレにはとうてい考えられない贅沢ぶりなのである。
東京や大阪のような大都市でエアコンなしでの夏の生活は考えられない。だからいくら節電といっても冷房しないで過ごすことは不可能だ。しかし「節電」そのものには協力しないといけない。そういうわけで扇風機の活用をみんなが考えたというわけなのだ。
さて、仕事しているオフィスの冷房温度が上昇すればサラリーマンやOLは自衛しないといけなくなってしまう。そこで誰もが注目しそうなのがUSB扇風機だ。1000円以下でも十分に買えるものがあるのである。
実は暑がりのオレはオレはUSB扇風機を愛用しているのである。これで顔を直に冷やせるのがいい。しかし問題はパソコンにUSBの端子が少ないことである。マウスを挿して、ノートパソコン本体を冷やすためのクーラー台を挿せばそれで2つが埋まる。ここにUSBフラッシュメモリをさせばオレのふだん使っているノートパソコンはもう挿すところがなくなるのである。
夏の暑さのためにわざわざUSBハブを買わないといけないなあとオレは思ったのだった。
ELECOM USB扇風機 ハイパワー&静音設計ON/OFFスイッチ台座付 FAN-U16SV ロアス USBコンパクトせんぷうき ブルー UA-036BL TIMELY USBファン BIGFAN120U for Men
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2011年05月21日(土) |
「鳴き砂」は日本の海岸の至宝である |
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「鳴き砂」と呼ばれる海岸が日本全国に100カ所程度あるという。「鳴き砂」になるためには様々な条件が必要だが、なんといっても砂に不純物が混じっていないことが一番大切であり、海が汚れているとダメなのである。かつて「鳴き砂」だった海岸が、海が汚れて鳴らなくなってしまったところはたくさんある。
オレが心配したのは、今回の津波被害でこの「鳴き砂」海岸にも多大な被害が出ているのではということだった。大量のがれきや濁流が押し寄せる一方で、引き波がきれいな砂を沖に運び去ってしまっていたらどうなるだろうか。そんな危惧をしていたのである。三陸海岸にも「鳴き砂」で有名な海岸がある。だからこの記事を読んでオレは安堵したのだ。読売新聞の記事を引用しよう。
津波に耐えた「奇跡の浜」、天然記念物に指定 巨大地震 宮城県気仙沼市の鳴き砂海岸「十八鳴(くぐなり)浜」と「九九(くく)鳴き浜」は、東日本大震災の大津波と地盤沈下に見舞われながら、今でも「キュッキュッ」「クックッ」と力強い音を奏でる。 保全活動に長く取り組んできた住民からは「奇跡の浜だ」と、天然記念物への指定に喜びの声が上がった。 震災で浜には大量のがれきが打ち上げられたが、砂の流失はほとんどなかった。十八鳴浜近くの大島中学校を卒業し、地元漁船員OB組織「大島海遊会」会長として浜の清掃活動を続けてきた、同市中山、無職村上実さん(68)は「活動が評価されてうれしい。津波に耐えた『奇跡の浜』を多くの人に見に来てほしい」と話す。 鳴き砂は、石英の純度が高く均一な砂粒が特徴だ。不純物が混じると音がしなくなるため、自然環境が守られているかどうかの「バロメーター」と呼ばれる。大島中の校歌では「世界のくぐなり 砂のリズム」と歌われ、愛されてきた。 (2011年5月20日23時21分 読売新聞)
津波被害の大きかった宮城県気仙沼市で、この二つの鳴き砂海岸が津波に耐えたことは本当に奇跡であるとオレも思うのである。打ち上げられた大量のがれきを片づけて美しい浜を取り戻すために地元の人たちはどれだけ苦労しただろうか。この美しい海岸はそこに住む人にとっての宝物であるだけではなく、日本国民にとっての至宝である。美し資源環境を維持するためには住民の努力と、そこを訪れる観光客へのアピールが必要だ。観光客のマナーが悪くて海をせば砂は鳴らなくなってしまうからだ。
宮城県にはもう一つ「鳴き砂」で有名な海岸がある。それは阿武隈川河口近くに位置する汽水湖「鳥の海」のところにある「吉田浜」である。津波で大きな被害が発生した荒浜地区の近くに位置するこの「吉田浜」は2006年11月に仙台市の明成高等学校の調査チーム等によって鳴き砂が広がっていることが発見された。汽水湖河口南側に広がる吉田浜の海岸線約3キロが、国内最大規模の鳴き砂海岸になっていたのである。今この「吉田浜」はどうなっているのだろうか。多くの犠牲者を出した津波のことを思えば、失われた人命に比べれば砂が鳴くかどうかなんて些細なことかも知れない。しかし、元通りのきれいな砂浜を取り戻せてこそ亡くなった人たちへの鎮魂になるような気もするのである。
復興事業とは津波で流された街や港を再建するだけではない。元通りの美しい自然を取り戻すこともたとえ後回しでもいいから忘れないで欲しいとオレは願っているのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月20日(金) |
枝野よ、おまえは国民と東京電力のどちらが大事なんだ? |
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枝野官房長官は金融機関に対して東京電力向けの融資の債権放棄を要請したようだが、それなら日本航空と同じく破綻処理という方向で行くのが筋だろう。社債もすべて紙くず、株券も100%減資で紙くずにして、その上で債務超過で倒産しましたということで上場廃止というのが本来の企業としての責任の取らせ方じゃないのか。
それを上場を維持したまま、社債は償還しつつ金融機関には借金の棒引きを迫るなんていったい何を考えてるんだ。そんなイカサマが通用すると思ってるのか。そこまでしておまえは東京電力を守りたいのか。ゼニのために安全対策を後回しにし、危険な労働は下請けのそのまた下請けにさせてきた企業トップの責任をなぜ問わないのか。こういうときに責任を取って財産を全て投げだし、刑務所に入って罪を償うのが企業トップの役目だろう。なんのために高給をもらっているのかわかってるのか。 東京電力の役員どもはノーブレス・オブリージュ( noblesse oblige )という言葉を知ってるのか。
電力供給というのはやはり公共性の高い事業だから、東京電力には企業活動を続けてもらわなければならない。ただ、高給取りの本体の社員はじゃんじゃんリストラしてスリム化し、浮いたゼニはすべて賠償のために使わせなければならないのだ。もともと下請け企業にほとんどやらせていて東京電力本体が実際にやっていたことなんてわずかだろう。だったら仕事しないで高給をもらってる連中をみんなクビにしてゼニを作ればいいじゃないか。
今、金融機関に債権放棄してもらって救わないといけないのは震災の被害者たちである。せっかく建てた家が津波で流されて跡形もなくなって、住宅ローンだけが残されているのだ。東京電力は福島の原発以外はちゃんと稼働してるじゃないか。動いてる火力発電所から利益を上げることができるじゃないか。何もかも失った人たちはどうやってローンを払えばいいのか。機械設備が流されて操業を再開できない工場、漁船を失って漁に出られない漁民たち、彼らが今後どうして銀行にゼニを返していけるのか。銀行に債権放棄させて救済しないといけないのはそうした国民である。二重ローンの苦しみに耐えられずに破産や自殺を選んだ人たちが阪神大震災の時にどれほど多かったことか。
枝野官房長官は誰が本当の弱者であり、誰が救済されなければならない対象であるのかわかってるのか。東京電力の株主や社債を保有してる資産家・金融機関と、震災・津波で家を失った人たちとを比較してどちらが弱者であり、どちらが困ってるのかそんなことオレが書くまでもないだろう。
社会というのは不公正なものだし、現実というのは理不尽なものだ。しかし、それを少しでも公正なものにし、正義を実現するのが政治の役目ではないのか。世の中のさまざまな不公正を少しずつ正して、働かない怠け者がどんどん貧しくなる一方でまじめに努力した者が報われる世の中にするのがおまえら政治家の役目だろう。ところが現実はいったいどうなってるんだ。
釜が崎では生活保護費をもらってる人たちが昼間からパチンコ三昧にしかも覚醒剤漬けじゃないか。医療費がタダだからと医療機関を回って向精神薬をかき集めてネットで転売してるじゃないか。こんな連中は即支給を永遠に停止して野垂れ死にさせるべきだろう。生活保護という制度はさまざまな事情で本当に困ってる人たちのためにあるのだ。働きたくないという怠け者のための仕組みじゃないはずだ。そんな連中は貧民全員収容所に入れて衣食住だけを保障すればいいだけのことである。
これまで農業や漁業に従事して日々働いてきた方々、まっとうに働いて地域社会のために貢献してきた方々、そんな人たちが何もかもなくして困ってるのである。何もかもなくして借金だけがあるのだ。マイナスの状態に追いこまれてるのである。金融機関に債権放棄させてマイナスをせめてゼロにしてやることは絶対に必要だ。
その上でゼロをプラスにしないといけない。彼らを救うのに国民の納めた税金を使うのは正当だ。オレのわずかな株式投資の利益からも容赦なく巻き上げられる税金も、そうやって正しく使われるのならばオレは嬉しいくらいである。しかし、東京電力の関係者の「豊かな生活」を守るために国民の血税を使うべきではない。
東京電力の社員が本当に困ってるのか。これまで高額報酬をもらい続けてきた役員どもが困ってるのか。給料が遅配になって社員が生活できないレベルに追いこまれ、会社にゼニがなくて石炭や石油が輸入できず電力供給ができないような非常事態になればそれこそ金融機関は債権放棄するしかないだろう。しかし今はそこまで追いこまれている訳じゃないだろう。東京電力の役員報酬は半額にしても世間から見ればびっくりするような金額だったじゃないか。退職者は月額40万の企業年金を受け取ってるというじゃないか。どうして債権放棄させる必要があるのか。
オレは枝野官房長官に問いたい。あんたが守りたいのはいったいどちらなのか。被災した国民か、それとも東京電力のふとったブタどもか。いったいどっちなんだ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月19日(木) |
むりやり尺八をさせる男 |
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最初オレはこの新聞記事を読んで「尺八」という言葉の意味をどう解釈するかに悩んだ。なぜなら「尺八」という言葉には二つの意味があるからだ。日本の伝統的な管楽器の「尺八」と、女性が男性の性器を口で愛撫するあの行為と、その両者がどちらも「尺八」と呼ばれているからである。だから「尺八を教える」と言われても、それがまじめに伝統音楽について教えてもらえるのか、あるいはきわめてわいせつな行為をさせられるのか判断に困るわけで、女性としてはやはりすぐに「YES」とは答えられないだろう。新聞記事を読む限りではこの男の教えたかった方の「尺八」はどうも後者であったように思えるのである。産経新聞の記事を引用しよう。
強制わいせつ容疑で“尺八奏者”の米国籍男を逮捕 「吹けるまで帰さない」2011.5.18 13:41 「尺八を教える」などと言って、新聞の夕刊を配達していた女子大生を自宅アパートに連れ込み、体を触ったとして、米国籍の無職男(72)が警視庁に強制わいせつの疑いで逮捕された。 田無署によると、男は東京都東久留米市下里、荒木達也ことアラキ・タツヤ・コドー容疑者。同署によると、アラキ容疑者は「尺八を教えていただけだ。いろんな弟子を持っている。やっていない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は、14日午後4時ごろ、新聞配達のアルバイト女子大生(19)に「尺八を教える。中に入れ」などと自宅アパート室内に連れ込み、「吹けるようになるまで帰さない」と言って尺八を持たせた隙に胸を触ったとしている。 同署によると、アラキ容疑者は米国で離婚後、日本で1人暮らしをしていたという。
新聞配達をしてるときに突然部屋に連れ込まれ、そして「(尺八が)吹けるようになるまで帰してもらえない」という状況、もしもこの老人が尺八奏者でなかったらどう考えても「変態ジジイによる強制わいせつ事件」である。いや、尺八奏者であってもやはり「変態ジジイによる拉致監禁事件」である。新聞配達は決められた時間のうちに終えないといけない。その途中に部屋に連れ込まれるなんて迷惑なことこの上ないのである。
尺八という管楽器はなかなかに習得が難しく、ちゃんと吹けるようになるまでには数年の修行が必要だという。もしも本当に「吹けるようになるまで帰さない」ということなら、部屋に連れ込まれた女子大生は数年間も監禁されることになるわけで、それはあまりにもむちゃだ。そう考えるとやはりこの72歳のメリケンジジイの目的は、すぐに上達するもうひとつの方の「尺八」だったような気がするのである。全くもって許せないジジイだ。こんな迷惑なクソジジイが「弟子をとってる」ということだが、もしかしたら他の弟子にもセクハラ三昧なのかも知れない。あるいはその弟子たちがセクハラに耐えかねてどんどん辞めてしまい、それで仕方なく新たな犠牲者を求めて今回の犯行に及んだのかも知れないのである。どうもそんな気がしてならないのだ。
このメリケンジジイは「尺八を教えていただけだ。いろんな弟子を持っている。やっていない」(何をやっていないのだろうか?)と答えたそうだが、こんな言い訳がそもそも通用するだろうか。セクハラ野郎がそのセクハラを指摘されて「オレは何もやっていない、尺八を教えてるだけだ!」と言えばもう犯罪は確定である。だってあの楽器はとってもマイナーなわけで、世間の人々が「尺八」という言葉から想起するイメージはまぎれもなくあのわいせつな行為であり、オレも当然それしか思い浮かべなかったわけだ。メリケンジジイよ、あきらめて罰を受けよ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月18日(水) |
「アタック25」挑戦の思い出 |
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オレが「アタック25」に出場したのは今から15年以上も前のことである。司会の児玉清さんがとても背が高かったことを覚えている。そして、解答者一人一人にとてもやさしく声を掛けてくださったことが印象的だった。せっかく答えても自分の取ったパネルがひっくり返され続けという展開でクイズの結果の方は思わしくなく、はじっこを確保してこれで勝てると思ったのに、なんと自分の確保したそのはじっこが「アタックチャンス」で奪われてしまうなどという悲劇もあって、次々と自分の色のパネルがひっくり返されて結局8枚しかとれずに負けるということになった。最後の旅行の問題、歴史の問題だったのであっさりと答えがわかったのに優勝の方は苦手分野だったようで答えられず「わかりません」と答えたのも悔しかった。その出場以前にも「クイズミスターロンリー」で5人勝ち抜いてチャンピオンになったり、大学生の時は「世界一周双六ゲーム」という番組で全問題の7割くらいを一人で答えたりしたこともあった。
クイズ番組によく出ていた頃と今を比較するとやはり記憶力の衰えが著しい。アイドルの名前も昔は簡単に覚えることができたのだが今は全然ダメだ。「モーニング娘。」の最初のメンバーはすぐに覚えられたが、AKB48は3人ほどしかわからない。スポーツ新聞も購読していたし、クイズ番組の予選はいつもペーパー試験なので楽勝だった。テレビの前でいつもほとんどの問題を正解している自分にとって、そうしたクイズ番組というのはいい小遣い稼ぎだった。「クイズミスターロンリー」には結局3度出場している。当時史上最強のクイズ王と言われた永田喜彰さんの著書を持っていたので、クイズ番組の予選でお会いしたときにサインしてもらった。そのときに永田さんがオレの名前を覚えていてくれたことがとても嬉しかった。クイズ王の記憶力というのはこんなどうでもいい人名まで覚えてるんだと感心したものである。
仕事が忙しくなって、クイズのお勉強をするような余裕もなくなり、また視聴者参加型のクイズ番組も「アタック25」を残すのみとなった。1000万円当たるという「ミリオネア」だったかは応募してみても電話が全然つながらなかった記憶がある。そのうちクイズ番組は芸能人が解答者のバラエティ番組へと変化していったのである。
芸能人が難しい漢字の読み書きに挑戦しているクイズ番組を見ていると、息子が「おとう、答えわかるんか?」とよく訊いてくるので、いつも息子の求めに応じて答えてやる。すると息子は「おとう、宇治原と勝負したら勝てるんか?」とまじめに質問してくるのである。どうやら息子の頭の中には「頭のいい人=宇治原」という図式ができあがってるようである。国語教師として漢字の問題で絶対に負けるわけにはいけない。こちらはプロなんだから。
「アタック25」出場の時にお世話になった司会者の児玉清さんがお亡くなりになった。その訃報を聞いて、改めて昔のことをいろいろと思い出した。
「アタック25」児玉清さん、胃がんで死去 テレビ朝日系「パネルクイズ アタック25」の名物司会者としても親しまれた俳優の児玉清(こだま・きよし、本名・北川清=きたがわ・きよし)さんが、16日午後0時28分、胃がんのため亡くなった。77歳だった。 告別式は21日午前11時30分、東京都文京区大塚5の40の1護国寺桂昌殿で。喪主は妻、北川好子さん。 児玉さんは2月下旬から体調不良を訴え、都内の病院で検査したところ、胃がんが見つかり、3月下旬から入院していた。 東京都出身。1958年の学習院大学卒業後、東宝ニューフェースに合格した。しばらくは端役が続いたが、61年の堀川弘通監督の「別れて生きるときも」でヒロインの初恋相手役を好演した。67年にフリーとなり、丸山誠治監督の「日本海大海戦」、今井正監督の「妖婆」などに出演し、誠実で温厚な二枚目俳優として知られるようになった。 (2011年5月17日19時27分 読売新聞)
体調不良で番組を降板していたことは聞いていたが、それからあまりにも急である。「胃ガン」がわかったときにはすでにかなり悪化していたのだろうか。「アタック25」の番組収録が終わった後で、勝てなくてがっかりしていたオレに「旅行の問題、答わかっていただろ?」とやさしく声をかけてくださったことが忘れられない。あの瞬間を思い出すとなんだかせつなくなってしまったのである。謹んでそのご冥福をお祈りしたい。さよなら児玉清さん、長年にわたってすてきな番組をありがとう。
永田喜彰のクイズ全書―即戦力を徹底強化する「実践1400問」 (センチュリープレス)
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2011年05月17日(火) |
公務員の給与削減に反対する! |
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オレは橋下知事の教育政策は間違ってると思っている。教員の給与を下げればどうなるのか。残業手当など出ない中で多くの教員は必死でさまざまな問題に取り組み、現場で必死で戦っているのである。彼らの努力に報いる方法は、正当にその労働を評価して給与に反映させることではないのか。
新型インフルエンザで多くの学校が休校になったとき、その期間非常勤講師の給与はカットされてしまった。学校で教えてるのは教諭だけではない。どの学校にも多くの非常勤の教員がいて一緒に教育活動を支えているのである。ところが待遇は全然違うのだ。授業だけが教育活動ではない。その準備のための教材研究の時間も必要だし、テストをすればその採点の時間もかかる。ところが橋下知事は「授業をした時間分だけ」しか給与を支給しない制度にしてしまった。だから夏休み期間などは非常勤講師の方は無給になってしまい、コンビニでバイトなどをして生計をたてないといけないのである。それはあまりにもひどすぎないか。
公務員の給与削減自体は必要かも知れない。しかし、その方法として一律にカットするのはどうかと思うのだ。公務員の中には必死で仕事をしている方もいれば、毎日遊んでいる人もいる。仕事をしていない余剰人員をどんどんクビにして、その上で仕事をたくさんしてる人には手厚く支給すべきである。
オレが大学を出て最初に着任した公立高校では、1時間目の授業のない教員の中には堂々と遅刻してくる者もいた。午後の授業がないと勝手に帰ってしまう者もいた。それをオレが抗議すると「我々組合はこの自由出退勤を運動によって勝ち取ったのです!」とたわけた返事が返ってきた。オレが高校3年生への進学補習を提案すると、「事情があって早く帰らなければならない教師もいる。そういう人の事情も考慮して欲しい」とベテランの教師から諭された。その学校は「いかに教師が仕事をしないでのんびり過ごせるか」という方向に特化していたのだった。
橋下知事の「公務員給与3割削減」という主張を聞いてオレはあきれた。こんなことをすればやる気のある教員はますます公立から私学へ流れるじゃないか。公務員は袖の下をもらって不正蓄財で補おうとするじゃないか。公務員の購買力が低下すればそのまま景気悪化にもつながる。多くの企業が収益を増やしながら人件費を切りつめた結果が今の平成不況につながってるということがわかってるのか。
読売新聞の記事を引用しよう。
国家公務員給与、3割削減を…橋下知事 大阪府の橋下徹知事は16日、東日本大震災の影響で地方交付税が削減されるという一部報道があったことを受け、財源不足を補うために、府職員の給与カット(現行3〜14%)の拡大を検討する考えを示した。 報道陣の質問に答えた。国家公務員給与を1割カットして復興財源に充てる政府の方針について、「国難を乗り切るために別の財源が必要となれば、国を挙げてやらなければならない。地方交付税が削減された場合、住民サービスを削ることは府民が許さないだろうから、職員給与のカットは当然ある」とした。 また、国家公務員給与のカットの幅について言及。民主党が2009年の衆院選マニフェスト(政権公約)で「総人件費2割削減」を掲げていたことを指摘し、「緊急時だから3割ぐらいはカットしないと、平時に2割カットなんてできない」と批判した。 (2011年5月16日19時32分 読売新聞)
それでもどうしても人件費を削りたいのならば、退職金をカットするなり50歳以上の職員の給与を漸減させるなりすればいいだろう。月給20万を3割カットするよりも、50万もらってる職員から3割カットした方が金額は大きくなる。働き盛りの若手職員のやる気をなくすようなことだけはやめてくれとオレは言いたいのだ。
国会議員の歳費も5割くらいカットしたらどうか。金額の大きな所から削ればいいのである。あと、東京電力に天下りしている官僚どもはみんな退職金無しでたたき出せ。それくらいの責任は取らせるべきだろう。政党交付金も全額返上すればいい。そもそも政治活動にゼニが掛かるというのが間違ってるのだ。ゼニなんかなくてもインターネットで選挙運動はできるだろう。後援会のババアどもを温泉旅行に招待して「政治にはゼニがかかる」とほざいている田舎議員は全員辞めさせろ。
大阪府立の高校のクーラーが一教室あたり600万円というぼったくり価格で設置されたことを橋下知事は知ってるのか。公務員給与削減のその前に、公金を不正な手段で詐取している悪をきちっと排除すべきだろう。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月16日(月) |
日本にもレアメタルはあるぞ! |
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レアメタルといえばそのほとんどを中国が握ってるために世界経済にとって大きな不安定要素となっている。中国が供給を停止したり値段を不当につり上げれば各国は対処のしようがないからだ。だから中国以外の供給先を開発することが必要となってくるのだが、なんと日本で大規模なレアメタルの鉱床が発見されたというニュースを読んでオレは驚いたのである。朝日新聞の記事を引用しよう。
鹿児島湾でレアメタル発見 国内販売量の180年分 2011年5月15日19時41分 9割以上を中国からの輸入に頼る希少金属(レアメタル)の一種「アンチモン」の鉱床を、岡山大や東京大などのグループが鹿児島湾の海底で発見した。埋蔵量は、国内の年間販売量の180年分と推定される。ただし、強い毒性によって採掘の際に海洋汚染が生じる恐れがあるため、実際に採掘するには新たな技術の開発が必要という。 研究の成果は、22日から千葉市で開かれる日本地球惑星科学連合大会で発表される。アンチモンは、繊維を燃えにくくする難燃剤や半導体などに広く使われ、日本は95%以上を中国から輸入している。 鉱床が見つかったのは、2003年に気象庁が「活火山」に指定した若尊(わかみこ)カルデラの一部。桜島の北東約5キロの鹿児島湾内にあり、約2万5千年前に大噴火した姶良(あいら)カルデラの主要火口という。07年に約200度の熱水噴出孔を発見した山中寿朗・岡山大准教授(地球化学)らが、付近の鉱物を調べていた。 鉱床は、水深約200メートルの海底に、厚さ5メートルで直径1.5キロの円状に広がっていた。エックス線の調査で平均約6%含まれていることがわかり、全量は約90万トンになると推定した。昨年の国内販売量は約5千トンで、180年分がまかなえる計算になる。中国では含有量約0.5%の岩石から抽出しているといい、鹿児島湾の鉱床の方が効率よく取り出せるという。 ところが、アンチモンにはヒ素と同じ毒性があるため、海砂利と同じような方法で採掘すると海中に拡散する恐れがある。体内に蓄積した魚介類を通し人体にも害を及ぼしかねない。 山中准教授は「海洋汚染を防ぎながら海底から取り出す技術を開発できれば、自給が可能になる」と話している。(長崎緑子)
ただ今回発見された場所は「海底」である。これが中国ならば海洋汚染なんか全くお構いなしに掘り出せるわけだが、日本の場合はそういうわけにもいかない。どうやって潰瘍汚染を防ぎながら掘り出すかということが求められるわけだ。
推定90万トンという埋蔵量は国内需要の180年分を満たせるわけで、これはもう途方もない鉱脈である。水深200メートルの海底という困難さはあるが、なんとか安全に掘り出す技術を開発してもらいたいのである。
鉱物資源の採掘には環境汚染をもたらすものが多い。足尾銅山がかつて渡良瀬川の汚染による深刻な鉱毒事件を引き起こしたように、その安易な採掘は決して許されないのである。いま世界の各地でこうした鉱物資源の採取に伴う深刻な環境汚染が発生している。欧米の資本が進出した先でろくに環境対策もせずに強引な開発を進めているのだ。
日本はこの鹿児島湾のアンチモン鉱床の開発にあたって、環境被害のない方法を世界に提示し、そして日本の技術力をアピールしなければならない。中国のように環境汚染おかまいなしに採掘してはならないのである。たとえコストが掛かっても、最良の方法を模索しないといけない。そのためにはゼニもかなりかかるだろう。政府からの補助金がこのような役立つことに使われるのならば大いに歓迎である。
日本近海の海底にはさまざまな鉱物資源が眠っているはずだ。それらを掘り出すのはかなり困難が伴う。しかし、資源のない国である日本が今後も発展していくためにはその開発が欠かせない。
それにしても含有量6%だなんて、そんな効率のいい鉱石があるのか。もしかして宇宙人が大昔に廃棄したものではないかとオレは驚くのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月15日(日) |
結婚したい男女は震災後で増えてるのか? |
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日本はどんどん非婚少子化に向かってる。少なくともここ30年の流れはそうなってるはずだ。オレはこのようなニュースが流されることに何か作為的なものを感じるのである。指輪の売り上げ増なんて、宝飾業界の陰謀としか思えないのである。朝日新聞の記事を引用しよう。
震災後、増える結婚相談 指輪売れ行きも増 2011年5月15日5時0分 東日本大震災をきっかけに、生涯のパートナーを得ようとする人が増えている。都市部の女性を中心に結婚相談所への照会が相次ぎ、会員同士で成婚して退会するケースが急増。婚約指輪の売れ行きも伸びた。未曽有の災害に直面して孤独感にさいなまれ、人との絆を持ちたいとの思いが広がった、との見方もある。 結婚情報紹介サービス大手のオーネット(本社・東京)では、今年4月の資料請求件数が前年同月比で約12%増。関東の女性でみると24%増えた。会員同士の結婚による退会も続き、3月は423人で前年同月比19.5%の増。4月も333人と18.1%伸びた。同社大阪北支社の古沢広美・支社長代理は「地震直後から問い合わせが増え、入会者も例年の2〜3割増」と話す。サンマリエ(同)でも関東甲信越地方で入会者の伸びが目立つ。 東北6県で約3千人の会員を抱える結婚情報紹介業「あんしん友の会」(本部・盛岡市)では、震災後に女性からの問い合わせが震災前より3割ほど増加。「地震が一歩踏み出す契機になった」と打ち明ける人もいた。「ノッツェ」で知られる結婚情報センター(本社・東京)の郡山支店(福島県郡山市)は、震災前と比べて入会者が1.5倍以上増えたとしている。 東京都内に住む一人暮らしの会社員女性(30)は、大型連休中に結婚相談所に登録した。震災当日に帰宅困難となり、6時間歩いてマンションにたどり着いた。その後も余震に敏感になり、寝つけない夜も増えた。「将来への不安が膨らみ、家族を作ることの大切さを痛感した。人と絆を結ぶ努力をしたい」 新宿高島屋(東京都渋谷区)のアクセサリー売り場では、4月1〜19日の婚約指輪の売り上げが前年同期比で約4割増加。「婚約指輪を買うつもりはなかったが、自分たちの出会いや気持ちを形にして残したい」と訪れるカップルもいた。(沼田千賀子、山内深紗子)
オレは今の日本が抱えてる最大の問題は少子高齢化だと思っている。このままその状況が進行すれば人口はやがて1億を割り、8000万になり、5000万になっていく。我々は経済規模がどんどん縮小するのを受け入れていかなければならないのだ。少なくともその未来は確実にやってくる。
もしもそうならないようにしたいのならば、いくつかの選択肢が考えられる。今一番可能性が高いのは、日本人が激減する中で大量の中国人や韓国人が日本にやってきてそのまま国家を乗っ取られる可能性である。オレはおそらくこうなるだろうと確信している。政府は全く無策だし、中国政府はむしろ人口の国外流出を意図してるように思えるからだ。流入する外国人が偏らず、アメリカからもドイツからもオーストラリアからもまんべんなく流れ込んで多国籍国家になって、みんなが「日本が好きだから」という理由でやってくるのならばオレはかまわないと思っている。
しかし大量に流入した中国人や韓国人は、日本国内に自分たちの支配地域を作りだそうとしてるのかも知れない。もしも外国人に地方参政権を与えれば確実に自治体がまるごと乗っ取られるだろう。
そうした状況を阻止する方法は、日本人がどんどん結婚して子供を作って人口を増やす以外にないのである。人口増加が起きればあらゆる商品の国内市場が拡大するわけだから景気は自然と右肩上がりとなるだろう。
オレはこの記事がイカサマキャンペーンでもなんでもいいと思っている。卑怯な方法を用いても少子高齢化は阻止しないといけないのだ。そのために政府はあらゆる方法を用いてみんなに子どもを作ってもらわないといけないのである。結婚という形にこだわらず、シングルマザーで子どもを作った女性が働きやすいように環境を整備することも大切だ。まだ保育所に入れない待機児童が何万人もいるなんて状況をなぜ放置するのか。さまざまな実行困難な政策が多い中で、「待機児童をゼロにする」ということはゼニさえあればたちまち可能なことである。子ども手当なんかよりもはるかに優先順位は上だったのにそれを後回しにしたことにオレは政府の無能ぶりを感じるのだ。
このイカサマ記事で結婚したい男女を増やすことに成功すれば、今度は子どもをどうやってたくさん作ってもらうかである。そのための環境整備はすべてに優先する政策だ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月14日(土) |
日本一給料の安い知事を目指せ! |
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知事の報酬というものはどのくらいが適当なんだろうか。今回三重県知事が「日本一給料の安い知事」という公約を掲げて当選したことをオレは応援したいのである。そして日本中の知事が、この記録更新のために報酬を下げる競争をして、最後には「無報酬」の知事が誕生することをひそかに願っている。読売新聞の記事を引用しよう。
日本一給料の安い知事へ、年収1374万円提案 三重県の鈴木英敬知事は13日の定例記者会見で、4月の知事選の公約に掲げた「日本一給料の安い知事」を実現するため、知事の月給を30%、ボーナスを50%削減する条例案を6月の県議会に提出することを明らかにした。 可決されれば、知事の年収は1374万7000円で、全国最低になるという。 現行条例では、知事の月給は128万円、ボーナスは年額599万円だが、財政難を理由に月給を5%カットしているため、年収は2058万2000円。 県によると、4月1日現在、やはり財政難で月給、ボーナスとも30%削減している岡山県知事の年収が最も低く1512万円。愛知県知事は月給10%、ボーナス20%カットで年収2130万6000円、岐阜県知事は月給30%、ボーナス15%カットで年収1658万7000円。 (2011年5月13日21時06分 読売新聞)
議員たちの報酬カットという提案は、有権者の側からは支持されても、自分の給料を減らされることに対してどの議員も心情的には反対だろう。「オレはもっとゼニがもらえてもおかしくない」と仕事に対して自負している議員もいるだろうし、意見をまとめるのは困難だ。しかし知事などの首長の場合はわりと提案が認められやすそうである。
それでは今回の年収1374万円という金額の妥当性はどうだろうか。そもそも議員や知事の給料が現在の水準になったのは何を基準にしているのだろうか。
プロ野球選手の年俸の平均と国会議員の報酬を比較するような議論は乱暴だ。しかし、議員がワーキングプアになっても困るだろう。ある程度の高収入は保証してやらないと、政治家は賄賂などの不法行為によってその足りない分を確保しようとするわけで、そうやって政治が腐敗するよりはマシという消極的な理由から議員や首長の報酬は高いというのを聞いたことがある。
対立候補からすれば、この「日本一給料の安い知事」という公約は「セコいこと公約しやがって!」というふうに受け止められるだろう。誰だって自分の給料を下げたくはない。しかし、そのような公約は有権者に直接アピールできる。誰だって本音では給料を少しでも余分にもらいたいのに、当選するために不本意な公約を主張しているというその哀れさになんだかオレは同情したくなるのである。
今日本で一番給料が安い市長といえば、たぶん破綻した自治体である北海道・夕張市の市長だろう。月30万くらいしかなかったんじゃないかな。ただ、多くの地方自治体はかなりの財政赤字をかかえていて破綻寸前のところも多い。財政が破綻しているのにいつまでも高給取りでもいられないわけで、今後も「報酬削減」の流れは日本中で起きるだろう。その結果、政治家というのがおいしい職業でも何でもなくなったときに、真に自己犠牲と奉仕の精神に溢れる政治家が登場してくれるとオレは期待しているのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月13日(金) |
コンビニ強盗までして合コンに行きたかった男 |
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強盗をする動機として何が一番多いのだろうか。借金があってそれを返せないから強盗で稼ぐという短絡的な発想の連中が居るが、借金を返せないことと強盗をして捕まることといったいどちらが恥ずかしいだろうか。強盗の方が恥ずかしいに決まってるのである。借金は破産すればそれでチャラになるが、強盗の罪は一生つきまとう。一度強盗をした人間はもうそれで人生が終わったようなものである。たかが借金とは全く重みが違うのだ。
しかし、合コンに参加するゼニがなかったからそのゼニをコンビニ強盗で稼ぐというのにはあきれてしまうのである。いったいどんなメンバーの合コンだったのだろうか。オレも学生時代は「合コン」なるものに参加したことがあるが、ちゃんとそのためのゼニはバイトして稼いだのである。読売新聞の記事を引用しよう。
合コン行きたくて…市臨時職員がコンビニ強盗 コンビニエンスストアから約3万円を奪ったなどとして、大阪府警捜査1課は11日、大阪府豊中市臨時職員の成本渉被告(24)(別の強盗罪などで起訴)を強盗容疑などで再逮捕した。 調べに「事件当日は合コンに参加する予定だったが、所持金が1000円しかなかったのでやった」と容疑を認めている。 発表では、成本被告は4月1日午前4〜5時頃、同府河内長野市と大阪市住吉区のコンビニ2店で店員を刃物で脅し、うち同区の店から約3万円を奪った疑い。犯行後は予定通り、合コンに参加していた。 府警は同月7日、同府羽曳野市のコンビニ店から約4万円を奪ったとして成本被告を逮捕していた。成本被告は、このほか昨年10月以降で4件の犯行を認めており、「数百万円の借金返済に困り、最初はひったくりをしようと思ったがバイクを持っていないので、コンビニ強盗をすることにした」と供述しているという。 (2011年5月12日09時52分 読売新聞)
記事によると「最初はひったくりをしようと思ったがバイクを持っていないので・・・」ということだが、この馬鹿は数百万の借金返済をひったくりで達成しようと思っていたのだろうか。その借金はなぜ発生したのだろう。オレはそれが気になるのである。
一回のコンビニ強盗で手に入る金額はせいぜい数万円だ。それで数百万の借金返済をしようと思えばどれだけ犯行を重ねないといけないのか。もちろんそんな長期間捕まらずにコンビニ強盗が続けられるはずがないわけで、この強盗による借金返済計画そのものがむちゃなんだが、そんなことを本気で実行しようとしたこの男の馬鹿っぷりは感動的ですらある。世の中にここまでむちゃくちゃな人間が居るということにオレは驚くのだ。なぜこいつには「まじめに働く」という発想がなかったのだろうか。
1000円しか持ってないのに合コンに行きたかったこの情けない男と、合コンの場で同席したという女性たちからぜひともこの成本渉被告についての感想を聞きたいのである。いったいどんなヤツだったのかと。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月12日(木) |
物見遊山の国会議員など来なくていいぜ! |
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国会議員のセンセイ方はみなさんヒマなのだろうか。ヒマつぶしに被災地視察にいそしんでいるという。政治家というのはどうしてこういうクソが多いのだろうか。地元への利益誘導しかできないクソ政治家は国家にとって寄生虫みたいなものである。また、この視察が貴重な国費を浪費してるのだと思えば本当に許せないのである。
国会議員の被災地視察ラッシュ、地元から不満も 巨大地震 東日本大震災の被災地を国会議員が相次いで視察に訪れていることに対し、地元から、対応に追われることへの困惑や、国会議員に対する陳情の効果に疑問の声が漏れている。 国会では11日に被災地を訪れた衆院の3委員会を含め、これまでに衆院6、参院3の計9委員会が視察を行っており、今後も衆院予算委など3委員会が予定を組んでいる。個人単位でも多くの議員が被災地入りしている。 この「視察ラッシュ」に対し、宮城県の畠山和純県議会議長は6日、仙台市を訪ねた横路衆院議長に「国会議員は超党派でまとまって来るよう配慮を」と要請。被災自治体からは「大勢視察に来て要請を聞いてくれるが、その後、各省庁の担当者に確認すると全く進んでいない事例が多い」(岩手県幹部)と不満も出ている。 (2011年5月11日19時05分 読売新聞)
小学生の社会見学じゃないんだ。おまえら国会議員という名の寄生虫どもは高額報酬をむさぼりながらろくに勉強もせず、国会では居眠りし、選挙区では票をもらうためにだけ奔走し、全く国民の役には立ってないのである。そんな連中は国家に不要である。まとめてリストラして、税金の無駄遣いをやめてもらいたいのである。
単なる視察ではなくて、住民と一緒に汗を流してがれきを片づける奉仕活動をするとか、放射線の強い地域に防護服無しで入って自らその影響を人体実験してくれるとか、ポケットマネーで買った支援物資を配ってくれるとかならオレもそれなりに評価するだろう。しかし、この議員どもはそんなことは全くしない。大勢のお供を引き連れて大名行列のように地元に迷惑をかけるだけだ。てめえらいったい何様だ。どんな木っ端議員、陣笠議員であっても国会議員と名の付くクソ野郎がやってくれば地元はそれなりに対応しないといけないわけで、時間もとられるし、人も拘束される。迷惑なことこの上ないのである。
視察に来た連中はその「物見遊山」の写真を撮って、「被災地の支援活動もしています」などと語らせて選挙の時に宣伝にでも使うつもりなんだろうか。ふざけるな!と言いたいのである。この国家的災害をおまえらの選挙に利用されたくはないぜ。
オレがもし避難所で窮乏生活に耐えている被災者の一人だったら、物見遊山に来た議員を力一杯罵倒しただろう。「おまえらのくだらねえパフォーマンスに利用されてたまるか!」と。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月11日(水) |
中部電力株を空売りして稼いだのは誰か? |
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中部電力の浜岡原発がマグニチュード8クラスの東海沖地震に見舞われる確率は今後30年間で87%であるという。その津波対策を行うために菅直人首相は運転停止命令を出したわけだが、オレはこの唐突さに何か不自然なものを感じたのである。彼はなぜこの発言をしたのか。この発言によって誰が得をしたのか。ウラで菅直人首相を操ってぼろ儲けしているヤツがきっといるはずだと。
過去にも菅直人首相は経済無知ぶりをさらけだして不用意な発言を繰り返してきた。そのたびに為替相場は大きく動き、投資家は振り回されてきた。しかし、「こんなことを言えば為替相場はこんなふうに動く」というのはある程度投資家には周知のことである。もしも「歳入が足りなかったらいくらでも国債を発行すればいい。後はどうなっても知らない」などと菅直人首相が言えば、為替相場はかなり円安に向かうだろう。オレが菅直人首相に近い立場にいる人間ならば、彼に失言を依頼してその失言によって動く方向にポジションをとってぼろ儲けするに決まっている。FXでレバレッジを上げておけばわずかな資金で一生遊んで暮らせるほどのゼニを稼ぐことが可能だからだ。
為替取引の場合、株と違ってインサイダー取引を認定しにくい。為替取引のプレーヤーは世界中にいるわけで、海外の業者を使って外貨でネット取引していれば税務署はおそらく実態を捉えられないだろう。そうなるとインサイダー取引も脱税もやり放題ということになる。
ただ、今回の浜岡原発の停止命令の場合はどうか。菅直人首相が「浜岡原発を停止させようと思っている」という情報をもしもオレがつかんでいれば、おそらく中部電力の株を全力で空売りしたことは間違いないからである。5月6日の中部電力の株価は終値で1766円だった。手元に3000万円の資金が有ればそれを30%の担保にして1億円分の信用取引が可能である。1766円の中部電力株を5万6600株も空売りできるのだ。こんなポジションをとってしまってもしも株価が逆方向に動けばたちまち破産だが、インサイダー取引の場合は絶対にもうかるわけだからその心配はない。あとは菅直人首相の発言を待つだけである。
週明け5月9日の中部電力の株価は、浜岡原発停止によって中部電力の収支が大幅に悪化することを嫌って暴落し、その日の最安値は1521円、実に245円も下げたわけである。その最安値で空売りした株を買い戻せていれば、1386万7000円の利益が出たわけだ。元金の46%の利益が出たことになる。
中部電力株に関わる取引の内訳を見てみると、発生していた空売りの多くが火曜日にはかなり買い戻されてされている。どうも怪しいのだ。菅直人首相周辺にいる人物が運転停止命令を誰かにリークして、その情報を元に空売りを入れた人物が居たとすればこの取引は容易に説明がつくのである。もちろんオレは何の裏付けもなく単なる憶測をしているだけなんだが。
政治家にはゼニが必要だ。それは菅直人首相といえども同様である。その政治資金を株取引で捻出できるならば企業からの賄賂や政治献金などよりもはるかに確実だろう。選挙が近づくと必ず「政治銘柄」と呼ばれる一部の銘柄の値動きが活発になることから「選挙資金目的の株価操作」がありそうなことはなんとなくわかる。菅直人首相に近い民主党議員たちが政治資金を株取引で稼ごうとするならば、浜岡原発停止命令は絶好のチャンスだったわけである。
もしもオレの憶測が的中し、空売りを仕掛けたのが民主党議員の親族だったりすれば、おそらく菅直人首相のクビは飛ぶだろうし、一瞬にして民主党政権が瓦解する平成最大の政治スキャンダルとなるだろう。もっともバレないように巧妙に、友人のそのまた友人の口座を使うなどの方法でうまく当局の追求を避けるくらいのことはしてるだろうが。
インサイダー取引で逮捕されるのはいつも小物ばかりである。金額もせいぜい数百万というみみっちいものだ。数十億、数百億という金額で銀行が金主になってるような大規模な金融犯罪は100%摘発されない。それはオレがいくらここで疑惑について書いても大手のマスコミも警察も全く動かないことから明らかである。最初から摘発する気などないのだ。オリックスが支援するという情報を入手してジョイントコーポレーションの株を底値で買い集め、連続してストップ高したところで高値で売り抜けて数十億稼いだのが誰だったのか。証券会社に残る取引記録を調べればすぐにバレるはずなのに話題にもならなかった。
日本の株式市場はフェアじゃない。イカサマばかりだ。株価は証券会社が恣意的に出すレーティングによって支配され、そのレーティングを決める証券会社は自己勘定での取引も同時に行っている。つまり、先に特定の株を大量に買い占めておいて、その後でレーティングを操作して値上がりさせ、個人投資家に売りつける(これは株取引の世界では「はめ込み」と呼ばれる)ことが日常茶飯事である。勝つためにはそのイカサマを見抜いて取引しないといけないのである。
証券会社やインサイダー取引の黒幕どもはどんどん個人投資家のゼニを巻き上げてしまう。だから日本には健全な意味での投資環境が育たないのである。株取引がバクチのように世間から思われ、うさんくさいものととらえられるのは負ける人の方が圧倒的に多いからだ。なぜ負けるのか。入手できる情報量やその質に圧倒的な落差があるからである。最近オレは株取引の資金をほとんど引き揚げて為替取引をメインにしている。こんなアンフェアな市場で勝負することが馬鹿馬鹿しくなったからである。
2008年9月9日の日記←ジョイントコーポレーション株の異常な値動きについて書いています。
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2011年05月10日(火) |
電力不足の夏に何が起きるのか? |
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菅直人首相の脅迫を受けて、中部電力は浜岡原発の営業運転休止という要請を受け入れた。この夏の電力事情はますます切迫することとなったのである。さて、今年の夏はいったいどんな事態が起きるのだろうか。
読売新聞の記事を引用しておこう。
浜岡原発、首相の要請を受諾…運転停止へ 電力 中部電力は9日、臨時取締役会を開き、菅首相から要請を受けていた浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の全面停止を受け入れることを決めた。 停止期間は、防波壁の設置工事などの津波対策が完了する2〜3年程度になる。 中部電は「首相の停止要請は重く、受け入れは避けがたい」(幹部)として、基本的に受諾する方向で協議していたが、浜岡原発を全面停止した後も管内に電力を安定的に供給できるかどうかを見極めるため、7日の臨時取締役会では結論を持ち越した。 その後、休止中の火力発電所の再稼働に必要な発電燃料のLNG(液化天然ガス)の追加調達にめどが立ち、電力需要がピークを迎える夏場を乗り切れる見通しとなったため、中部電は全面停止を受け入れることになった。 (2011年5月9日17時22分 読売新聞)
東京電力の管内では全然電気が足りない。それは前からわかっていたことだが、今度は中部電力管内もちょっと苦しいぞということになった。そこに電力を支援する関西電力管内ももしかしたらやばくなるかも知れない。
冷房温度を上げることはもはや必然の流れだろう。これまで24度くらいにしていたオフィスの温度が28度くらいになっても誰も文句を言えないわけだ。冷房をがんがん効かせて、そこでネクタイに上着を着て仕事をするなんて無駄なことがこれまで平気で行われていたわけだが、そんな愚かしいことはもう無理だろう。
西洋から無理矢理持ち込んだ「上着にネクタイ」というビジネスシーンでのスタイルがこの夏は全否定されることとなる。これは日本人にとって朗報じゃないか。クソ暑い日本の夏にそういう西洋のスタイルをまねる必要はなかったのである。これでやっとその土地の気候風土に合わせたスタイルを皆がえきるようになるのだ。オレは単なるノーネクタイだけではなくて、女性がどんどん薄着になることもひそかに期待している。ほとんど下着が見えてるような薄物の衣服が流行なんてことになればなんだがドキドキしちゃうじゃないか。
ユニクロなんかはこの夏に向けて「ノーネクタイでもそれなりに通用するスタイル」のいわゆる「クールビズ」の商品を投入してくるだろう。「ネクタイをしない」ということが夏の日本の標準的なスタイルとして定着する可能性があるのだ。2011年はもしかしたら「節電元年」になるかも知れないのである。
大阪名物の「冷やしすぎる冷房」は今年はどうなるのだろうか。それほど電力事情は切迫していないとはいえ、全国的な節電の動きの中で去年と同じような生活を望めないのはよくわかる。大阪のパチンコ屋や喫茶店にとっては「寒いくらいに冷えている」ということがひとつの客へのもてなしなのである。これが今年はどうなるのか、オレはかなり気になるのだ。冷えてないことに対して言い訳ができるわけだから、電気代を堂々と節約できる方向に多くの客商売が流れそうな気がする。
通勤電車は今の「弱冷車」の温度あたりが標準になるだろう。そこにネクタイをして上着を着て暑苦しいスタイルで乗るのはなかなか大変なのである。連休明けに急激に温度が上昇したわけだが、このまま一気に暑くなるだろう。さて、人々の服装はいったいどうなるのだろうか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月09日(月) |
周囲からバカと思われて生きていくこと |
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文中に「バカ」という語が何度か出てきますが、他に適当な語が思い浮かばなかったものですからすみません。先にお詫びしておきます。
大阪府下のとある高校で制服反対運動が起きた。生徒たちの主張は「服装は個性の表現だ!」「自由に好きな服を着て個性を表現したい」「校則や制服の押しつけに反対する」ということだったが、その高校は入学試験の偏差値が30台で、中途退学者も多く、かなり荒れた状況だった。制服に反対する彼らの本音は「この制服を着てるだけでバカと思われてカッコ悪い」だったのである。彼らにとって、「自由」とか「個性」というのはただの詭弁であり、通学の電車の中とか街中でその制服を着ていること自体が苦痛というのが本音だったわけだ。なんと情けない連中かとオレはあきれた。
カッコ悪いのならばその高校に行かなかったらいいわけだが、それ以外の選択肢となると普通科よりも入りやすい農業科や工業科などの職業科や定時制、授業料の高い私立高校か中卒での就職ということになってしまう。そういうわけでその学校に不本意ながら入学したわけだが、周囲からバカと思われたくないというプライドはあるわけで、それが「制服反対」という方向に向かったのである。
オレはこの現象をとても不思議なことだと思う。だって、「勉強しない」というのは自分から選び取ったことではないのか。小学校の時からずっと勉強するチャンスはあった。教室で先生の話をよく聞いて授業に参加し、宿題をちゃんと解き、普通に勉強していれば絶対に30台の偏差値にはならない。
オレがこういうことを書くと、よく「いくらやってもできないときはどうすればいいんですか?」と反論される。しかし、いくらやってもできないというその主張は本当に「いくらやっても」なのか。友人の解答を丸写しするだけが「宿題」を仕上げることと勘違いし、授業中にろくに先生の話を聞いていないでボーッとしていて、家で5分間だけ机に向かって「あーわからん、やってもでけへんわ」とつぶやく。そんな連中がおこがましくも「いくらやっても」と言えるだろうか。
実際は「いくらやっても」ではなくて、「いくらどころか全然やってないけど」なのである。「授業集中しないで居眠りしたり授業妨害したり漫画読んでいたりする」「宿題はやらずに遊びまくる」「先生の注意も、親の小言も無視して遊び倒す」という人生を自ら選び取った結果が「ちっとも成績が上がらない自分」なのであり、「授業がちんぷんかんぷん」な状況なのである。
好成績を取るのはなかなか困難だ。かなり努力しないとクラスでの上位にはなれないだろう。しかし、九九や分数を理解し、簡単な因数分解くらいはできる計算能力を身につけ、動詞の不規則変化を覚える程度のことならさほど困難なこととは思えない。それなのに「go」の過去形は?と問われて「goed」と答えるような高校生が底辺校と呼ばれる世界には無数に存在するのである。まだ「ed」を語尾につけると知ってるだけでもかなりマシな方かも知れない。好成績を取ることと同様に、極めつけのバカになることもまたなかなか困難なのである。
そうなってしまうのは不可避のことだろうか? 毎日異常な量を食いまくればどんどん肥満していくだろうし、全然勉強しなかったらバカになっていく。そんなこと自明の理である。つまり「自ら選んでバカになる」という選択肢がこの世には存在するのである。
オレは高校生の頃にがんばって受験勉強したが、それは何も持たなかったからである。イケメンでもなく、大金持ちの息子でもなかったオレにとって受験勉強するというのは「学歴」という武器を手にするために必要な努力だった。もしも何もしなくても金持ちで美貌の女性が寄ってくるようなイケメンだったり、働かなくても生活できるような大金持ちの息子だったらきっと受験勉強などしなかっただろう。何も持たずに社会に出るような勇気はなかったのだ。せめて学歴くらいは手に入れてから社会人になろうと思ったのだ。
勉強して学歴を手に入れようとせず、人並み程度の勉強もせず、あらゆる勉強という行為に背を向けて徹底してバカになりきらないと30台の偏差値は手に入れられない。それは果たして人生の安易な選択だろうか。
がんばって学歴を手に入れようとせず、それどころか周囲から差別や偏見を持たれるような環境に自ら望んで身を置くというのはなかなか勇気ある行為だと思う。オレにはとてもできない。オレは小心者だから武器を持たずに野獣の群れに立ち向かうことはできないし、真っ裸で南極探検に行くこともできない。野獣の群れに立ち向かう必要があればやはりライフル銃が必要だし、南極探検には防寒着が必要だ。そして現代社会で生き抜くためにはさまざまな知識を身につけ、学歴や教養を身につけることが必要だと思うのである。ところがそうしたものを全く準備せずに社会に「バカのまま」で飛び出そうとする行為はなんて無謀で、なんて勇気ある選択なんだとオレは驚くのだ。
底辺校とされる学校に入ってしまった生徒たちは時に「どうせオレは○○高校なんやから、わからへんのは当たり前や」と開き直る。そう、自らがバカであることを高らかに宣言してその状況を受け入れるのである。彼らにとって、漢字が読めないこと、計算ができないこと、常識がないこと、それらすべてが彼らにとっては「誇るべき個性(?)」なのである。いやはや、勘違いも甚だしい。それは本当は「恥」なんだと思うが・・・・
今、受験勉強に苦しむ中学生、高校生の諸君よ。きみたちはその勉強の苦しみから逃げ出したいと思っているだろう。しかし、逃げ出した先に楽園が待ってると思ったらそれは間違いだ。そこにあるのは今よりももっと厳しい現実なのである。周囲から「バカ」と思われ、見下され、さまざまな差別や偏見と戦って生きて行かねばならないという茨のような人生がそこに待っているのである。それは決して安易な選択などではない。よほど意志強固な者でない限りそんな選択をすべきではない。自分を普通の人間と思うならば普通の学歴を手に入れ、普通の人並みの努力をすべきである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月08日(日) |
沖縄の「デイゴ」の花が危機に瀕しています! |
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デイゴの花は沖縄の県花とされていて、THE BOOMのヒット曲「島唄」の歌詞にも登場する。そのデイゴの木に寄生するデイゴヒメコバチという小さな蜂が今猛烈に増えていて、沖縄ではかなりの被害が出ているという。この小さなデイゴヒメコバチは大木に成長したデイゴの木でも枯らしてしまうのだ。 今帰仁城跡にはデイゴの大木があったが、今は枯れてしまって切り株だけが残されている。この木が枯れたのもデイゴヒメコバチが原因だという。
読売新聞の記事を引用しよう。
「島唄」のデイゴ瀕死の危機…蜂被害9割咲かず 沖縄の県花で、THE BOOMのヒット曲「島唄」でも歌われたデイゴが、外来種の蜂の寄生被害を受け、花を咲かせなくなっている。 離島を含む県内全域の約9割で生育不良や枯死などの被害に遭っており、「沖縄のシンボルを救おう」と、県やNPOなどは官民を挙げて対策に乗り出している。 蜂は、アフリカ原産のデイゴヒメコバチ。2003年にシンガポールで見つかり、翌年に新種登録された。成虫は体長1〜1・6ミリでデイゴの新芽や若葉に産卵。20日ほどで成虫となり、雌は1週間で約300〜400個の卵を産む。ほぼ1年を通して繁殖を続ける。 卵を産み付けられた場所にはこぶが出来て成長が止まり、幹の中で樹液が滞留。成長力が弱まって花が咲かなくなり、枯れる一因となる。 台湾で03年に大発生し、国内でも05年に石垣島で初めて発見され、翌年には沖縄本島に生息域が拡大。昨年7月の県などの調査では、国や自治体管理のデイゴの88%で被害が確認された。気流に乗って運ばれるとみられ、東南アジアやハワイ、インドでも確認されている。 (2011年5月7日16時20分 読売新聞)
デイゴは南九州でも植えられている。このまま被害が拡大すればいずれデイゴヒメコバチは九州や四国にも上陸してくるだろう。ところがこの昆虫は2003年に発見された新種ということで、まだ天敵や駆除方法がわかっていないのである。
農薬を大量に散布するような方法では、木にこぶを作ってその中で繁殖、成長するデイゴヒメコバチにはあまり効果がない。自然界で天敵を発見することができればかなり効果は上がると思うが、そのためにはまだ時間が掛かりそうである。今できることは植物防疫体制を強化して、九州上陸を防ぐことと、もしも九州で発見されれば一刻も早く駆除してしまうということだ。また多くの人に呼びかけて監視してもらうことも大事である。上陸されたとしても発見が早かったらかなり拡散を防げるだろう。
日本に侵入してくる外来種の害虫類は最初に沖縄で発見されることが多い。南西諸島を北上してやがて日本本土に至るのである。日本中に被害が広がる前になんとか対策をたてないといけないのだ。中国や韓国との人の行き来が盛んになればなるほど、こうした事例は増加するだろう。
どうすればデイゴヒメバチを駆除できるのか。遺伝子操作によって生殖不能になった個体を大量に撒くなどの方法で繁殖を抑えられないものだろうか。昆虫の研究者たちが人体に害を及ぼさない画期的な駆除方法を考え出してくれることをオレは期待している。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月07日(土) |
オレはいつまでこの日記を書き続けるのか・・・・ |
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この日記の右上にはカウンターが設置してある。もっともアクセス数が多かったとき、一日の来訪者が2万をこえたこともある。今はせいぜい3000〜4000というところだろうか。アクセス数がどんどん増加していた頃は登録しているランキングで1位になれると信じていた。ちなみにその時の1位はきっこのブログだった。その頃彼女の稼ぐ投票ポイントは今の30倍くらいあって、はるか遠い世界のように思えたのである。きっこさんのブログの読者が10分の1以下に減ってしまったのは、彼女が政治がらみのネタをあまり書かなくなってしまったからかも知れない。私がこのランキングに登録している理由は、芸能人ブログなんかではない読み物で、日本一読者の多いブログであったきっこさんの日記と同じランキングに登録することで、彼女に投票した多くの方についでに「江草乗」という名前を覚えてもらいたかったからである。
2002年11月にオレはこの日記を書き始めた。それから8年と6ヶ月の間、毎日更新し続けてきたことになる。家族旅行した時に公衆電話のグレ電からUPしたり、救急車で運ばれた病院のベッドの上でUPしたりした。そこまでして毎日更新を続けることについて多くの方が「そこまでやらなくても」と思ったことだろう。
書き続ければ読者はどんどん増加するものだと思っていたがそうでもなかった。それは今のアクセス数が最盛期の頃の約半分に落ち込んでいることからも明らかだ。つまり、以前に面白いと思って読んで下さっていた方が、途中から「つまらない」と思って離れていったということなのである。昔の日記を自分で読み返してみて、こんなことを書いていたのだなと驚くこともあるし、「ハメこまれた人たちシリーズ」 などの投資関係の日記は資料を調べたりしないといけなくてかなり執筆に時間が掛かったこともあった。そういう大作を書かず、時事ネタを拾ってきただけの「手抜き」日記に対して多くの読者が「つまらない」と感じた結果が今の状況かも知れない。過去の日記を読み返すとやはり2004〜2006年くらいが自分でも一番面白かったような気がする。そのころは仕事も今のように忙しくなかった。十分に一本一本に時間を掛けて、取材したり資料を集めたりして書くことができた。
しかし、今以上に日記を書くのに時間を掛けることも無理だ。50をこえたというの仕事の方はおそらくこれまでの人生の中で一番忙しくなっている。朝7:20くらいに職場に着いて、仕事を終えて校門を出るのは必ず夜8時を過ぎている。時には9時をこえることもあるわけで、一日12時間以上学校にいる計算になる。ヘトヘトになって帰宅して、寝る前に日記を書こうとしてそのまま寝てしまって、朝になってから日記を書いていることも多い。なぜか3〜4時間の睡眠でシャキッと起きられるので、朝4時くらいにパソコンに向かって書いてることも多いのである。そこまでしてどうして書くのか。そう、オレはその意味を最近考え始めたのだ。
「書きたいから書く」それでいいとオレは思っていた。だったら書きたい材料のない時には無理に書かなくてもいいじゃないかということになる。「楽しみにしてくれる人がいるから書く」確かに日記の内容に関して多くの方からメールをいただく。先日「めまい」のことを書いたときにはそれこそ100通を越えるお見舞いメールが届き、長文のものもあって本当に感激した。返信できなかった方も多いのでこの場で改めてお礼を申し述べたい。
その昔、オレはniftyのパソコン通信で、「教師EXAの悩み」というシリーズのコラムを掲示板に書いていた。確か250本ほど書いたそのシリーズの最後の1本は、自分が教えていて出会ったある生徒とのことを書いた。街で偶然に会った卒業生が「わたし、今の仕事に就けたのはセンセイのおかげですよ!」と言ってくれた時、涙が出るくらいに嬉しかった。その一本を書けたときに、ふとそのシリーズで書きたかったことはもうこれで十分に書き尽くしたような気がしたのだ。
まだ書ききったという実感を持てないオレは、これからもその最高の一本を書くためにまだしばらくこの日記を書き続けるのだろうか。いつの日か、「ああこの一本を書くためにオレはずっと日記を毎日更新してきたんだ」と思えるようなものを書いて、そして最後に断筆宣言したい。今までオレの駄文を読んで下さった多くの方々に感謝の気持ちをこめて。それまでオレは相変わらず今までの調子で書くことになるだろう。自分の限られた時間の中から日記執筆の時間をひねり出して。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月06日(金) |
大阪はやはり「ひったくり」の街なのか・・・ |
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大阪は長年「ひったくり日本一」という恥ずかしい状況だったが、やっとその一位の座を千葉県に譲ったというのを聞いてオレは安堵していたのである。しかし、やっぱり大阪のひったくりは相変わらずだった。しかもより悪質になっている。車の助手席から歩行者の荷物をひったくろうとするのは実に悪質だ、こういう連中はおとり捜査でどんどん摘発して欲しいものである。いっそ爆弾や手榴弾入りのバッグをわざとひったくらせて木っ端微塵にしてやれと思うのである。読売新聞の記事を引用しよう。
ひったくり後に車で引きずる…夫婦を逮捕 大阪府吹田市の府道で昨年12月、会社員女性(31)がひったくり犯の車に引きずられ、振り落とされて一時重体になった事件で、府警捜査1課と吹田署は4日、同府箕面市如意谷2、無職中田光一(25)、妻の麻美(27)両容疑者を強盗傷害容疑で逮捕した。 光一容疑者は実行行為を認めているが、麻美容疑者との共謀は否定。麻美容疑者も「運転していただけ」と否認しているという。 発表によると、夫婦は共謀。昨年12月4日午後11時50分頃、吹田市垂水町1の路上で、麻美容疑者運転の車で徒歩の女性を追い越しざま、光一容疑者が助手席の窓から約4万円入りバッグを奪い逃走。その際、女性を車で約15メートル引きずったまま速度を上げて振り落とし、頭蓋骨骨折などで全治10か月以上の重傷を負わせた疑い。女性は現在、リハビリ治療中という。 (2011年5月5日18時05分 読売新聞)
全治10ヶ月の重傷を負わされた女性から見れば、このひったくり犯どもはそれこそ死刑にしても軽すぎるくらいだろう。強盗殺人の最高刑は死刑だ。命を落としてもおかしくないほどの重傷を負わせたこの連中を死刑にするのは正当だとオレは思うのだ。
そして25歳と27歳のこの無職夫婦、いったい何をして生活していたのだろうか。もしかしたら「職業=ひったくり」だったのか。ついでに生活保護も不正受給していたりして。
それにしてもこの夫婦の供述は笑わせるぜ。夫はひったくり実行を認めているが、妻との共謀は否定してるという。つまり、助手席に乗ってる夫が勝手にひったくりを行ったということなのだろうか。犯行を助けるためには歩行者に近づいたら速度を落としてうまくひったくれるようにしないといけないわけで、運転者の協力なしにこの犯罪は成立しない。それを「運転していただけ」とはあきれた言いぐさである。
江戸時代ならそれこそ市中引き回しの上にはりつけ獄門というところだが、残念ながら現代の刑罰は驚くほど軽いのである。このクソどももせいぜい5年くらいの懲役で済むのだろう。オレは「仇討ち制度」を復活させて、被害に遭った女性の家族がこの犯人夫婦を討ち果たすような仕組みにしてくれよと正直思うのである。
ひったくり日本一ではなくなったが。やはり大阪はひったくりの街である。どうすればこの愚劣な犯罪を防止できるのか。ひったくりの出そうなところに高齢者を装った刑事を配備して、おとり捜査でじゃんじゃん捕まえてくれとオレは以前から主張しているのだがちっとも大阪府警には伝わらないようである。くだらないねずみ取りやシートベルトの取り締まりよりもひったくり撲滅に力を入れてくれよ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月05日(木) |
なぜ食中毒は起きたのか? |
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なぜ食中毒は起きたのだろうか? 生食用の牛肉はもともと存在しないという。それでも店側の独自の判断で提供されてきたのである。そして今回のように死者が出るような事態になってはじめて問題視されているわけだ。日本中の焼肉店でユッケは人気メニューをして提供されているが、今回の食中毒事件が起きるまでは誰もが何の疑問も感じずに食べていたのである。
産経新聞の記事を引用しよう。
焼き肉店食中毒 流通段階から汚染か 2011.5.4 21:54 焼き肉チェーン「焼肉酒家(ざかや)えびす」(運営会社フーズ・フォーラス、勘坂康弘社長)で発生した集団食中毒で、富山県は4日、砺波(となみ)店(同県砺波市)で食事後、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症して入院していた県内の40代女性が同日、死亡したと発表した。同チェーンの食中毒での死者は3人目で、成人では初めて。 これまで、砺波店と福井渕店(福井市)でユッケなどを食べた男児2人が死亡し、他の店舗の客も含め、20人以上がHUSなどを発症。多くの患者から腸管出血性大腸菌O(オー)111やO157が検出されている。富山、福井両県警は同日、合同捜査本部を設置、業務上過失致死傷事件として捜査している。 富山県によると、4日に死亡した女性は4月23日、砺波店で家族数人とユッケなどを食べた後、27日に血便などの症状が出たため入院。HUSを発症し、30日から意識不明になっていた。一緒に飲食した家族にも下痢や腹痛などの食中毒症状を訴え入院している人がいるという。 一方、福井県と富山県による大腸菌の遺伝子検査で、死亡した福井の男児と、富山の店舗で食事をした患者から検出されたO111の遺伝子型が一致した。いずれの店舗も、ユッケ用の牛肉を東京都板橋区の卸売業者から仕入れており、富山県は流通段階から汚染されていた可能性が高いとみている。 厚生労働省では、平成8年にレバーの生食による食中毒が発生したことを受け、同10年に「生食用食肉の衛生基準」を策定し、全国の自治体に通知。細菌を取り除くため肉の表面を削り取る「トリミング」を行うことや、保存や運搬に際して10度以下に温度管理することなどを規定している。だが、罰則はなく、違反していたとしても「指導は可能だが、販売停止にはできない」(厚労省)という。 ただ、20年度以降、正規の生食用牛肉は市場に出荷されておらず、「非生食用」が店独自の基準によって、ユッケとして提供されているのが実情で、厚労省は黙認していたことになる。 3人目の死者を受け、厚労省は「これまでも肉の生食は危険だと情報発信してきた。今回の食中毒の原因を調べ、同種事案が発生しないよう呼びかけていきたい」としている。
なぜこれまで食中毒が起きなかったのか。なぜ今回は死者が出るような事態になってしまったのか。原因究明がもっとも重要である。牛肉を生で食べるのを禁止すればそれで解決するというようなことではなくて、どの段階で汚染されてしまったのか。どうすればそれを防ぐことができるのか。そうした原因究明作業がもっとも大切なのだ。
どこの焼肉店でも人気メニューだったユッケを注文する客は今は激減しているはずだ。もっともこんな状況でも平気で食べる方もいるわけで、オレはそれが不思議でならないのだが。
肉を生で食べる文化というのはたとえば北極圏に住むエスキモーやイヌイットの生活の中に存在し、それは新鮮な野菜などが手に入らないために不足する栄養素を補うためである。もちろん西洋社会にもタルタルステーキなどの料理が存在したわけで、料理の文化には詳しくないし焼き肉屋にも行かないオレはネットで調べた程度のことしかわからない。ユッケも一度だけ食べたことはあるが、あまり好きにはなれなかった。鉄板で肉を焼くときにちゃんと焼け目がついてないといやな自分にとって、生で肉を食べることには違和感があったからだ。
事件を起こした焼き肉チェーン「焼肉酒家(ざかや)えびす」の運営会社社長である勘坂康弘さんは、同様に仕入れた肉を日本中の焼肉店が使ってるという。今回の落ち度は店にはないということを主張したいのだろう。そうなると汚染された肉を納入した業者に責任があることになる。しかし、その肉が汚染されているかどうかを全量検査する仕組みがない。開き直りのように見えた勘坂社長の発言も、いつもとおなじように仕入れて客に提供しただけなのになぜ今回こういう事態が起きたのか? という疑問から出ていたのだろう。
流通段階ですでにその肉が汚染されていたのだとしたら。責任はその肉を卸した業者の側にあることになる。そうなると勘坂社長は被害者である。3人の死者を出したことで巨額の賠償も必要になってくる。責任の所在をどのように配分して決めればよいのか。どこに過失があったのか。それを明らかにしてもらうまでは、焼き肉屋でユッケを注文することができないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月04日(水) |
阪神タイガース、1985年の再来なるか? |
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1985年に阪神タイガースが日本一になってからもうすぐ26年である。あの日本一が遠い昔のことのように思える。関西の阪神ファンの間では「タイガースの優勝を3度見たものは死ぬ」という戯れ言が言われてきた。それは阪神が30年に一度くらいしか優勝しないので、生涯に2回くらいしか優勝を体験できないことから言われてきたのである。しかし、近年の阪神タイガースは2003年、2005年と2度もリーグ優勝して阪神ファンを驚かせた。物心ついてから3度、オレは優勝を目撃したことになる。つまり、明日死んでもおかしくないわけだ。(まだ死にたくはないが・・・)
ただ、2003年はソフトバンク、2005年はロッテに阻まれていずれも日本一を逃してきた。ファンが思い出すのはやはり常勝西武ライオンズを倒して日本一になった1985年のタイガースの強さであり、あのシーズンを象徴する4月17日巨人戦でのバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発である。3者連続ホームランはその後何度か記録されているが、3、4、5番の連続ホームランというのは1985年以来なかった。それが昨日の東京ドーム、デーゲームの巨人戦で出たのである。毎日新聞の記事を引用しよう。
阪神:3連発に真弓監督「あの日思い出した」 ○阪神7−3巨人●(3日) これは吉兆か。ここまで16試合で計8本塁打と春眠をむさぼっていた阪神打線が突然目覚め、日本一になった85年以来となる、クリーンアップの3者連続本塁打で宿敵・巨人を粉砕した。 二回に43歳の金本がセ・リーグ最年長本塁打となる1号ソロを放って、「平成のダイナマイト打線」の導火線に火がついた。 三回2死一塁から、まずは3番・鳥谷。ほぼ真ん中の直球を振り抜くと、鋭いライナーが右翼スタンドへ飛び込んだ。さらに4番・新井貴は3試合連続となる4号を左中間席へ打ち込み、続いた。 締めはブラゼルだ。昨季47発の大砲が今季は、ここまで本塁打ゼロ。「前の2人が打ち、打席に入るのが嫌な感じだった」と弱気になりかけたが、「自分のスイングをする」と気持ちを切り替え、5球目に真ん中に入ってきた甘いスライダーを右翼席へ。「ホッとした。本塁打が出なくて自分にプレッシャーをかけていたが、これで楽しんでプレーできる」と喜んだ。 阪神の3者連続本塁打は昨年8月の広島戦以来9度目だが、3、4、5番によるものは85年4月17日の巨人戦(甲子園)で、バース、掛布、岡田が放った「バックスクリーン3連発」以来。その時の相手投手は、当時背番号54で後に東野と同じ「17」を背負った槙原だ。 あの歴史に残る試合で1番打者を務めていた真弓監督は「ちょっと思い出した」とほほえみ、「これをきっかけにどんどん打ってほしい」。 3連発だけでなく、日本一も26年ぶりに再現できるか。【立松敏幸】
真弓監督は1985年のシーズンの時の1番打者だった。あの象徴的な試合がその後の阪神タイガースに勢いを付けたことは間違いない。今季の阪神は主力選手の不振による貧打にあえいできた。しかし、もしかしたらこの試合をきっかけにムードががらりと変わるかも知れない。野球とはそういうものである。オレはそれを期待してしまうのだ。
シーズン前の予想に反してヤクルトが好調に飛び出した。新加入のバレンティンがホームランを量産している。プロ野球界のお約束で来季は衰えたラミレスに代わって巨人の4番におさまってるかも知れない。
震災の影響で開幕の遅れたプロ野球だが、GWはどの球場もかなりの観客動員を記録しているという。自粛ムードで海外旅行者は激減し、国内も宿泊客の減少が心配されたこのGWだが、ぎりぎりになってもまだ空き室があるということで逆にネット予約してあわてて旅に出る方も多いらしい。被災地の復興にはまだまだ長い時間が掛かるが、我々が日常の経済活動を取り戻すことで日本には活気が生まれ、復興を支援する余裕もまた生まれるのである。
今季阪神タイガースが優勝して、パリーグを制した楽天と仙台で日本シリーズを行えることをオレは夢見ている。楽天がリーグ優勝すれば被災地の方々を勇気づけることができるだろう。ただ、日本一になるのはタイガースだ。そこまで譲る気持ちはオレにはないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月03日(火) |
なぜ東京電力を救済するのか? |
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東京電力が原発被害の賠償金として支払う金額はたった2兆円で済まされるらしい。国民を舐めきったこの補償の枠組みを決めたのは誰か。オレは激しい怒りを感じるのである。朝日新聞の記事を引用しよう。
原発賠償4兆円、政府が試算 電気料金値上げ前提2011年5月3日3時1分 仕組みのチャート図
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う損害賠償をめぐる政府内の試算が2日、明らかになった。具体的な金額を入れて試算しており、賠償総額を4兆円、東電の負担を約2兆円と想定した。東電を中心に電力各社が10年にわたって負担する内容で、東電管内は2割近い電気料金の値上げを前提にしている。 賠償の枠組みの案は複数あるが、最も東電の経営環境を厳しくみた案が有力。現在、関係閣僚らが最終調整を続けている。 試算によると、賠償は東電が担う。東電は自己資金で足りない分について、電力各社で新たにつくる「機構」から支援を受ける。機構には国も公的資金を拠出。公的資金は、東電を含む電力各社が毎年4千億円を10年間にわたって返済する。 内訳は、東電は毎年1千億円を特別負担金として拠出。残る3千億円を東電を含む、原発を保有する電力9社で負担する。各社は電力量に応じて負担し、全国の電力量の約3分の1を占める東電は、約1千億円の負担となる。これらの賠償資金を確保するため、関係者によると、東電管内は約16%の大幅な値上げになる見通しだ。 東電以外の8社は、残りの約2千億円を負担。これは、約2%の料金値上げ分に相当する。4兆円の賠償額の負担割合は、東電が約2兆円、東電以外の8社が計約2兆円になる見込みだ。 機構は東電が発行する優先株1.6兆円分を引き受ける。賠償負担による東電の信用低下や東電債の格下げを避けるためだ。 また、福島第一原発1〜6号機の廃炉費用を1.5兆円、火力発電の燃料費増を年約1兆円とみている。リストラでは、来年度までに年1500億円、計3千億円の不動産や株式売却を進める。 賠償は、今年度から1兆円ずつ、4年で完了すると仮定している。賠償額の上限設定については、枝野幸男官房長官が否定しているが、めどとして賠償額を確定させないと東電の2011年3月期決算をつくることができないため、上限を設けたとみられる。4兆円を超える場合には、言及していない。 東電の決算は、11年3月期は約8千億円の純損失(赤字)に陥るが、赤字は4年間で解消。14年度以降に社債発行を再開し、18年度には配当再開も目指すとしている。(神谷毅、中野和郎)
どうしてこんな補償の枠組みになったのか。どうして東京電力株の値下がりを恐れるのか。理由はただ一つ、銀行が大株主であり、東京電力の社債なども大量に保有しているからだろう。企業に融資して収益を上げるという貸し倒れリスクのある手段を選ばず、銀行は東京電力の社債を購入したり、株主になって配当金を得るという方法でタダ同然で預金者から集めたゼニを運用してきた。預金利率との利ざやをかせぐだけで寝ていてもノーリスクで儲かったのである。
現在東京電力が発行している社債の償還をやめてすべて紙切れにしてしまえばたちまち2兆円のゼニはつくれるだろう。株を100%減資して株主に責任を負わせればさらに資金ができる。もちろんそんなことになればせっかく持ち直した東京電力株には売りが殺到して、東証は大混乱するだろう。しかし、それがフェアな取引ではないのか。問題を起こした企業が退場するのは当たり前だ。幸い東京電力の外国人保有率はわずかに16%ほどである。外国の株式市場に与える影響はほとんどないだろう。
被災者救済のために電気料金が値上げされることをオレは甘受する。その目的のための負担は厭わない。しかし、この枠組みによって救済されるのは東京電力の大株主や、東京電力に天下りして高額報酬を得ている官僚どもや、東京電力の社債を抱え込んでいる銀行や年金暮らしの老人どもである。金持ちを守るために国民は広く負担を求められているのだ。そんな理不尽なことがあっていいのか。
自力で賠償不能な東京電力は速やかに政府の管理下に置き、社債を紙切れにして償還のための資金はすべて賠償金に充て、高額報酬の役員は全員クビを切って退職金無しで放り出し、月40万円という超高額な東京電力の企業年金は半分以下に減らす・・・そこまでやって足りない分を政府や他の電力会社の協力でカバーすればいいのである。
金持ちどもを守るためのこんなひどい救済案がまかり通るならば、企業はいくらでも公害を垂れ流せることになる。どんなに問題を起こしても、その企業の価値を守ることが優先されるのだから。こんなふざけた方針を決めた連中をオレは断じて許せないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月02日(月) |
きみは世界一のプラネタリウムを見たか? |
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小学生の頃、オレは母に連れられてよく四ツ橋にあった「電気科学館」に行った。そこにはプラネタリウムがあって、星が好きで星座早見盤を見て夜空の星を確認しては楽しんでいた自分にとって至福の時間であった。
今はその「電気科学館」もなくなり、プラネタリウムの機械も子どもの頃に自分が親しんだあの機械とはすっかり変わっている。大阪市立科学館に新たに設置された投影室は、階段状の座席で見やすくなっていて、必死で天井を見上げなければいけなかった昔とはかなり趣が違うのである。
名古屋市科学館に世界一のプラネタリウムがあるというニュースを知って、プラネタリウム好きのオレは近鉄特急に乗って見に行きたくなったのである。朝日新聞の記事を引用しよう。
世界一のプラネタリウム、連休大盛況 名古屋市科学館 2011年5月2日7時55分 世界最大のプラネタリウムを今春新設した名古屋市科学館(同市中区)が、大型連休に入って大にぎわいとなっている。関東、関西からの来場も相次ぎ、チケットの売り切れが続く。東日本大震災に伴う近場志向の表れとも言えそうだ。 新型プラネタリウムは内径35メートルのドームで、星の形をくっきり映し出す最新鋭の投影機が目玉。1日は開館時間の午前9時半時点で、プラネタリウムの一般販売分を超える約2500人が列をつくり、家族連れらであふれ返った。 同市北区の会社員福丸智之さん(42)は妻と小学生の2人の娘の4人で訪れた。例年は東京観光に出かけるが、今年は取りやめたという。「やっぱり原発事故の影響が心配で。でも、新しくなった科学館も楽しめますね」と話していた。(兼田徳幸)
今年のGWの連休は遠出しない人が増えたという。そういうわけで近場としてこのプラネタリウムが家族連れでにぎわってるわけである。子どもの頃のことを思い出してオレは嬉しくなった。これで天文学に興味を持ったり星を見る楽しみを持つ子どもが増えてくれればと思うのだ。
子どもの頃に「電気科学館」にあったさまざまな展示をオレは覚えている。スイッチを押せばさまざまな動きをする、今から思えばなんでもないものであっても、子どもにとってはそれはワクワクするような体験だったのである。名古屋市科学館にもそうした展示があって、プラネタリウムの投影時間を待つ子どもたちを楽しませているのだろうか。
大学で理科系の学問を志す理由の中に、子どもの頃に興味を持ったからだという人は多い。日本が将来も技術立国を目指して世界でその地位をアピールしていくためには、次の世代の研究者をどんどん養成しないといけない。その入り口やきっかけにこの名古屋市科学館のような施設が役立ってくれればいいのにとオレは思うのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年05月01日(日) |
ティッシュの思い出 |
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若い独身男性にとって、ティッシュペーパーとエロ本は性活・・・いや生活必需品である。オレが京都で大学生だった頃、当時住んでいたアパートの下にはエロ本の自動販売機があって、そこでは漫画「エロジュニカ」とか「エロトピア」という粗悪な紙質のエロ雑誌が売られていた。アパートに遊びに来た友人たちから、「おかずには事欠かないなあ」と冷やかされたが、残念ながらオレがその自動販売機を利用したことは一度しかない。オレの利用した「おかず」は基本的に活字媒体だったからである。無修正のDVDが当然となった今と違って、当時は想像力をしっかり働かせる必要があったのだ。
ここでオレが書いている「おかず」とは決して「玉子焼き」とか「冷奴」などのような食べ物のことを指すのではない。じゃあ何なのだと問われても答えにくいのである。「おかず」の深遠なる意味がわからないような教養のない人間はここから先を読むのをやめて欲しい。「おかずとは何ですか」という女性からの質問もすべて却下である。
さて、その生活必需品の「ティッシュペーパー」だが、当時は今よりも高かった。今は安いときはホームセンターで5箱198円くらいで売られているが、当時はその倍くらいの値段だったのである。また、武富士とかアコムとかプロミスとかアイフルの方が駅前でポケットティッシュを配布するようになるのはもっと後のことである。少なくともオレがまだ大学生だった頃は、街を歩いていてじゃんじゃんポケットティッシュがもらえるなんてことはなかったのだ。
一人暮らしをしていた当時のオレは、家庭教師以外にさまざまなアルバイトから収入を得ていた。しかし、一番に心がけたのはやはり「節約して無駄なゼニを使わない」ということである。だから食事は基本的に自炊だった。大学生協で売られている安いコメを買って大量のメシを炊き、一袋25円でもやしを買って野菜(もやし)炒めをよく作っていた。肉は実家に帰ったときにがっつり食べ、ふだんはできるだけ粗食で済ませたのである。
アパートの家賃を振り込むのに「京都中央信用金庫」という金融機関を利用していたが、それ以外にオレは、三和銀行と富士銀行のキャッシュカードを持っていた。どちらも実家に帰った時に最寄り駅の近くにあったからである。三和銀行も富士銀行もアパートからは少し離れていたので、オレは生活費を「京都中央信用金庫」の口座に入れて管理していた。ATMが朝8:30くらいから利用できて、大学の1コマ目の授業が始まる前にゼニを出せたのでなかなか便利だった。当時、他の都市銀行のATMが利用できるのは9:00以降だったはずだ。叡電の元田中の駅近くにある中央信用金庫にお世話になっていたのである。
ATMコーナーにはなぜかポケットティッシュが置かれていた。オレはゼニを出すときに必ずそのポケットティッシュをもらうことにしていた。大学に行く前に1000円とか2000円という少額ずつゼニを引き出しながら、同時にポケットティッシュもタダでGETしていたのである。必要なモノが同時に手に入ったのである。
少し足を伸ばす必要があるが、河原町今出川の交差点のところにあった富士銀行出町支店はなかなか太っ腹だった。なんとそこのATMコーナーにはポケットティッシュではなくティッシュの箱が大量に置かれていたのである。もちろんその箱は今5個一組で売られているような大きな箱ではなくてかなり薄く作られていて1/3くらいの箱の厚みだった。それでもポケットティッシュに比べれば桁違いに大量のティッシュペーパーを入手することが可能だったのである。
自転車で河原町今出川を通りかかった時、オレは必ず富士銀行出町支店に立ち寄り、ATMでゼニを出したり入れたりしてついでにティッシュの箱を手に入れた。誰も見てないわけだからティッシュの箱だけもらってもよかったのかも知れないが、それはオレの良心が許さなかったのである。たとえ1000円でも出し入れして、そのついでにティッシュをもらうというのが少なくとももらう側の礼儀だとオレは思っていた。
大学を卒業して実家に帰ったオレは、ティッシュを買う必要もなくなった。実家にはいつも大量の買い置きがあったからだ。その後富士銀行は合併統合されて消滅し、富士銀行出町支店のあった場所には今はみずほ銀行の出町支店がある。
京都での大学生活の4年間、生活に必要なティッシュのほとんどを供給してくれた富士銀行出町支店にオレは深く感謝している。もしもその太っ腹なサービスがなかったら、オレはティッシュを買うためにかなりのゼニを使わないといけなかっただろう。ティッシュを買わずに済んだそのゼニでオレは本を買ったりコメを買ったりできたのである。オレの生活を陰で支えてくれた富士銀行出町支店への感謝の気持ちをいつか伝えたいと思ってオレはこの日記を書いたのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
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