江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ
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2010年07月31日(土) |
若者がクルマももてない時代になったのか・・・ |
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就職したらクルマを買う・・・昔の若者、特に男たちにはそれは常識だった。オレは大学生の頃にすでに中古車を買って乗り回していたし、それがデートの時の強力なアイテムと化していた。女の子と親しさを増すために、クルマという密室空間は有効だったのだ。ホンダ・プレリュードのように助手席のリクライニングのレバーが窓側ではなくて内側にあって、ドライバーの男性はいきなりシートを倒して野獣になることができた。そうした装備はクルマの中でいちゃいちゃするのに最適とされたのである。ファミリアXGのフルフラットシートも便利だった。貧しい若者にとってクルマは走るラブホテルだったのである。
しかし、今の若者はクルマに興味のない人が増えている。バイクを買う人はもっともっと減っている。国内二輪市場はほぼ壊滅してしまい、今やバイクを買うのは中年や老年ライダーばかりとなってしまった。そしてついに自動車の所有率が減少に転じたのである。
毎日新聞の記事を引用しよう。
自動車所有台数:1964年以来初の減少 若年層車離れで 総務省が30日発表した09年の全国消費実態調査によると、1000世帯当たりの自動車の所有台数が、04年の前回調査を2.2%下回る1414台となり、調査対象に自動車を加えた1964年以来初めて減少に転じた。 50歳代以下のすべての年代で04年調査を下回り、特に40歳代や30歳未満が6%を超える減少幅を記録。総務省は「若年層の車離れの傾向が顕著になっている」と分析している。 調査によると、09年の軽自動車の所有台数が04年調査より増えたが、普通自動車などの減少を補えなかった。 調査は全国から抽出した約5万2000世帯を対象に、09年9〜11月に実施した。 毎日新聞 2010年7月30日 22時00分(最終更新 7月30日 22時04分)
せっかく週末高速1000円などのクルマでの旅行に有利な状況が生まれているのに、当の若者がクルマを所有することに興味を失ってしまっていればどうにもならない。そして、このような状況が続くことで「クルマ好きの若者が減る」ことになれば、日本経済にとって大きなマイナスである。自動車文化の発展や性能の向上というのは、クルマ好きの夢がどんどん実現されていった結果である。その根本を支えるクルマ好きの若者が減ってしまうといったいどうなるのか。オレはそれを心配するのである。
携帯電話代やゲーム代などの支出など昔はなかった出費が増えたことや、正規雇用が減ることで収入が減少したこともクルマの所有率の減少に影響しているだろう。ちゃんと正社員として安定した収入があるから5年間ローンを払い続けたりできるのである。いつ解雇されるかわからない非正規雇用でどうして200万、300万というローンを組めるだろうか。結局のところ企業側の論理で人件費がどんどん切りつめられた結果が「クルマが売れない」「晩婚化」「少子化」などの結果をもたらしているのだ。今必要なのは企業がリストラすることではなくて人件費比率を高めることである。もっともっと給料をじゃんじゃん払って、それで景気を良くするのだ。
平均賃金や総賃金を上げると言っても、一部の幹部だけ給料を増やしても意味がない。日産みたいに役員報酬ばかりが高くて社員の給料が安いとか株主への配当が少ない企業は論外である。最低賃金を上昇させるとか、20代の若者に特に手厚くするとかいうふうに今ゼニのない人々がゼニを得られるようにしないといけないのである。
いっそ20代の若者に限って「クルマ購入補助金」を支給してやればどうか。面接してちゃんと親孝行しているまともな若者であるかを審査して、それにパスしたら購入時に一律50万円の補助を受けられるなどの仕組みである。20代ではなく、小さな子どもがいる若夫婦への補助金でもいいかも知れない。あと、最初の加入時に保険料率が高い自賠責保険の掛け金をなんとか今よりも下げる工夫である。最初のクルマ購入時は割引率がほとんどないためにかなり高額な掛け金を払うことになり、それも若者にクルマ購入をためらわせる理由となっている。運転の下手な人と上手な人が同じ保険掛け金というのもオレには納得できない話だ。オレのような優良ドライバーは事故を起こさないのでもっと安くして欲しいのである。
エコカー補助金のおかげでプリウスはあんなに売れた。だったら2シーター補助金とかクーペ補助金、スポーツカー補助金など若者のニーズに応える補助金を新設して欲しいのである。ついでにオレがクルマを買うときも補助金があると嬉しいのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月30日(金) |
死人に年金無しを徹底せよ! |
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老人が死んだことを家族が隠し通して年金を詐取する事件が相次いでいる。こういう詐欺家族には厳罰を科して、不当に得たゼニをすべて返還させるべきである。弁済するゼニが足りなかったら家を売り飛ばしてでも払わせるべきだろう。死人の年金ににむらがるハイエナ家族を撲滅するために、どんどん立ち入り調査をすべきであり、調査拒否の場合は年金の支給を即停止すべきである。90歳以上の年金受給の高齢者に関して日本中で今すぐ緊急調査を行って不正受給を摘発すべきである。
それにしてもこの111歳の30年間というのはちょっとやりすぎだろう。ここまで行けば家族全員実刑判決で刑務所にぶち込んでやれよ。朝日新聞の記事を引用しよう。
都内男性最高齢111歳、30年前に死亡か 自宅に遺体2010年7月29日14時1分 戸籍上は111歳で東京都内の男性最高齢者、加藤宗現さん=足立区千住5丁目=が約30年前に死亡していた疑いがあることが、警視庁千住署への取材でわかった。足立区から6月、同署に「加藤さんが本当に生きているのか確認がとれない」と相談があり、同署員が今月28日午後、自宅で加藤さんとみられる遺体を発見した。加藤さんには現在まで妻の遺族共済年金が支給されていた。同署は保護責任者遺棄致死と詐欺の疑いで調べている。 加藤さんは1899(明治32)年7月22日生まれ。長女(81)の一家と同居していた。 千住署などによると、今月26日夕、同署員と区職員らが加藤さんの長女と孫の女性(53)に自宅への立ち入りを求めた。長女と孫は「おじいちゃんは誰にも会いたくないと言っているので会わせられない。何十年も病気にかかっていません」などと説明し、立ち入りを拒んだという。28日午前、孫が同署を訪れ、「祖父は30年前に『即身成仏したい』と言い出し、1階の部屋に引きこもった。祖父は厳しい人だったので、部屋に入ることができなかった」と話したという。 加藤さんとみられる遺体は1階の寝室内のベッドの上で見つかった。下着や肌着などを身につけ、毛布がかけられた状態だった。遺体はミイラ化しており、一部は白骨化していた。 加藤さんの妻は2004年に死亡。加藤さん名義の銀行口座には、遺族共済年金として同年10月分から今年6月分まで、合計約945万円が入金されていた。口座からは7月に入り、6回にわたり計270万円が引き出されていた。残高は約340万円になっていたという。 東京都によると、加藤さんは現在も都内の男性で最高齢の扱いになっている。都は国の要請を受け、最高齢者に氏名公表の可否について意向を調べているが、加藤さん側からは公表を希望しないとの返事が寄せられていたという。
この嘘つき家族はこんな見え透いた言い訳もしていたらしい。産経新聞の記事も引用しておきたい。
111歳男性 「岐阜県の寺にいる」「会わせるわけにいかない」足立区調査に家族説明 2010.7.29 22:31 111歳で都内最高齢だった東京都足立区の加藤宗現さん方でミイラ化した男性の遺体が見つかった事件で、加藤さんの長女(81)が6月、足立区の実態調査に対し、「(加藤さんは)岐阜県の寺にいる」と虚偽の説明をしていたことが分かった。区が29日、明らかにした。 また、加藤さんは高齢者向けの奨励金などとして、区から現金や商品券13万6千円分を受給していたことも判明。区は不当利得と判明次第、返還請求する方針。 同区によると、区は2月から5回にわたり加藤さん宅を訪問する実態調査を実施。6月11日に区職員が訪問したところ、長女が「(加藤さんは)存命しているが岐阜県の弟のところにいる。寺で説法をしている」などと応対したという。だが、区が寺に確認したところ、加藤さんが寺にいた形跡はなく、また、加藤さんの弟もすでに亡くなっていたという。 これを受け、区が7月15日に孫の男性(49)と連絡を取ると、男性は「(加藤さんのことは)母と姉が管理している。私は一切関知していない」と回答。 さらに、7月26日、区は千住署員らと加藤さん宅を訪問したが、応対した長女とその夫(83)、孫の女性(53)の3人は「2階で寝ているが、本人が『会いたくない』と言っている。会わせるわけにはいかない」と約1時間にわたって拒絶したという。
子も孫もとにかく、関係した家族全員詐欺罪で刑務所にぶちこんでやれよ。家族の間では「すでに死んでることは周知」だったわけで、だからこんなふうにウソをつき通したのである。なんと情けない連中だろうか。親の葬式も出さずにその年金のゼニにずっと寄生し続けたのだから。
これが死体の置かれていた部屋の見取り図である。
死者本人がもらっていた年間約40万円の老齢福祉年金だけではなく、平成16年に妻が亡くなった後はその妻が加入していた公立学校共済組合の遺族年金も受給している。それは月額十数万だという。家族が詐取した金額はどれだけになるのだろうか。30年×40万円の1200万円に、遺族年金の945万を合わせると2000万円を超えるのだ。この金額は弁済させるべきである。こんなものに時効などと言うな。不当利得はすべて没収の上、相応の罰を与えて懲らしめるべきである。
101歳で亡くなったという妻も、本当にそんな年齢まで生きていたのだろうか。そっちはもと教員だけに年金額も多い。そっちももしかしたら年金詐取していたのじゃないかとオレは勘ぐってしまうのだ。
おそらくこの家族は自分たちのやったことをそんなに悪いとは思っていないはずだ。そして全国にはこの家族同様に死者の年金を家族が受給している詐欺行為が無数にあるはずだ。だからこそ厳罰に処して、このような詐欺が許されない悪であることをアピールすべきである。
親の年金をあてにして暮らしている中年ニートが今日本にはたくさんいる。そいつらは親が死んだらどうするつもりなのか。おそらくかなりの数の連中が、親の死んだことを隠して年金を受給し続けようとするだろう。いったん勤労意欲を無くしたヘタレは始末に負えない。あるいは「仕事がありません」と言って生活保護を受給しようとするのだろうか。中年ニートのまま働かなかったのは自己責任である。そいつらがそのまま生活保護に移行してやっぱり働かずに納税者に寄生して生きようとするのである。そんなヘタレどもはまとめてどこかの無人島に捨ててくれよとオレは思うのである。こういうことをオレが書くとどこかの人権屋が「憲法で生存権は保障されている」とケチをつけてきそうである。ヘタレや穀潰しにもまっとうな市民と同じ権利が保障されてるというのがオレは許せないのである。エラそうに権利を主張するのならおまえらちゃんと義務を果たせよと言いたいのだ。
日本には無数の穀潰しが居る。無職ですることがないからと髪の毛を真っ黄色にして息子の背中に火をつけているクソ野郎もいる。こういう連中をまとめて島流しにすることはできないのか。オレは自分の納めた税金を穀潰しどものために使って欲しくはないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月29日(木) |
熱中症で絶対に死なない方法 |
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連日のように熱中症の死者が出ているという報道がある。どうして熱中症での死者が出るのか。必ずしも全員が老人というわけでもない。暑いところで働いている人が倒れる場合もあるからだ。ただ、オレはこれを「締め切った室内での死亡」に絞って考えたい。どうして熱中症で死ぬのか。オレなりの仮説である。
部屋の窓を閉め切っていたということは、夜間の就寝時ではないだろうか。寝るときにクーラーをつけっぱなしにしても平気なのはオレがすでに「冷房がないとどうしようもない環境」で暮らしているからである。しかし、「寝るときにはクーラーは切る」「扇風機はタイマーにする」ものだと思っている人たちが老人には多いのである。昔の暑さならそれでも十分対応可能だった。しかし今の暑さははるかにそのレベルを超えているのだ。この30年の間に夏の暑さのレベルは耐え難いものに変化しているのである。
しかも、加齢と共に暑さ・寒さへの耐久力は失われる。これはオレ自身が感じていることなのだ。昔は気温が0度でもへっちゃらだったのに、今はちょっと寒いとすぐにパッチ(ズボン下)をはいてしまうようになった。それだけオレは寒さに弱くなったのだが暑いのも同様だ。昔は炎天下を長時間自転車で走ってなんともなかったのだが、今はほんの10分も走るだけで息も絶え絶えという哀れな有様なのだ。オレのように若い頃に肉体を鍛えた人間でさえそうなのである。普通の老人が暑さに弱いのは当然だろう。
寝るときにそれまでつけていたクーラーを切るか、あるいは自動的に切れるようにタイマーにしていて、それが深夜に切れた後部屋の温度が上昇したらどうなるか。また「寝る前に大量の水を飲むとおねしょするかも知れない」ということのおそれから眠る前に水分をとらなかったらどうなるか。 深夜に室温が上昇し、大量の発汗によって水分が失われ、そのまま意識が混濁して死に至るということではないのかとオレは推測するのである。新聞で報道される熱中症死者の中で「閉め切った室内で」という事例が多く存在するのはおそらくはこういうことではなかったのか。
だったらどういう対策が有効なのか。寝る前に水をたくさん飲むというだけでも就寝中の熱中症死はかなり防げるのではないだろうか。とりあえずテレビで「寝る前に水を飲め!」などとアピールすべきではないか。
オレが勤める学園の校舎の3階から運動場を見下ろすと、野球部やサッカー部の生徒たちが炎天下で練習している。外に出ることさえ恐ろしいこの暑さの中で激しい運動をしているのである。なんと大変なことだろうか。あの暑さの中で活動できるのならば、社会に出てどんなに苛酷な状況下におかれても耐えられるのではないかとオレは思うのである。あれはもうスポーツと呼ぶモノではない。修行だ。尋常ではない暑さの中で平常心を失わずにどれだけ活動できるのかということを試される修行の場なのだ。彼らは精神修養の場としてあの灼熱地獄にいるのである。
昔はそんな苛酷な状況で「水を飲むな」という間違った指導がなされていた。今ほど暑くなかったこともある。もしも現代にあの時代錯誤な「水を飲むな」という指導者がいれば、多くの熱中症の犠牲者を出すことになっただろう。
オレは暑いときはガブガブ水を飲む。ジュースを飲む。お茶を飲む。かき氷を食う。アイスを食う。冷房の効いた室内に籠もる。クルマのエアコンの設定温度は19度だ。そういう対策を講じているから熱中症で倒れることは絶対にない。すべての人がオレのような生活をすれば、熱中症の死者はなくせるはずなのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月28日(水) |
中国はどこまで厚かましくなるのか |
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ウィキペディアで「帝国主義」という語を調べてみると、このような説明がある。
帝国主義(ていこくしゅぎ、英語: imperialism)とは、一つの国家が、自国の民族主義、文化、宗教、経済体系などを拡大するため、新たな領土や天然資源などを獲得するために、軍事力を背景に他の民族や国家を積極的に侵略し、さらにそれを推し進めようとする思想や政策。
今、この語があてはまる国家が世界で一つだけある。それは中国だ。中国のチベット侵略や、南沙諸島の支配の過程を見れば明らかである。そして、中国の経済発展に依存するがゆえに世界のどの国も表だってその不法行為を非難しない。それでますます調子に乗ってやりたい放題の無法国家、それが今の中国なのである。おそらく100年後の日本は中国の属国となっているだろうし、そのときは中国の世界支配が達成されているだろう。人民元のドルに対する切上げによって中国は紙幣を刷るだけで世界の地下資源を買い占めることができるようになったのである。
中国からはるか南に隔たった南シナ海の南沙諸島に対して中国は実効支配を続けている。ただの岩礁のような無人島に強引に居住施設を建設しては「ここに住んでいるから」と強引にその周辺海域の支配を推し進めている。そしてインドネシアなど利害の対立する他国が設置する排他的経済水域は全く認めないのである。地図をごらんになって欲しい。南沙諸島はこんな位置である。中国の領土主張がいかにあつかましいものであるか、一目瞭然だろう。
もしも日本の都道府県が領海を互いに主張し合って揉めるようなことがあるとして、その時に大阪府が瀬戸内海全域の権益を主張するなら「あほか!」と一笑に付されるだけである。周防灘は山口県のものだし、広島湾は広島県のものであると誰もが常識で考えるだろう。中国の南沙諸島支配というのは大阪府が広島県や愛媛県の沖合の無人島に勝手に入り込んで「ここはオレたちの島だ!」とほざいてるようなものである。周辺各国はその厚かましさを世界にアピールして中国を非難すべきだろう。
中国は今でも中華思想の国なのである。自国が世界の中心であり。それ以外は南蛮(ベトナムやインドネシア)であり東夷(日本)なのだ。だから彼らは「侵略」という感覚がない。チベットに軍事侵攻して住民を虐殺した事実は歴史から抹殺しようとしている。その事実を伝える映画セブン・イヤーズ・イン・チベット〈ニューマスター版〉 [DVD]はもちろん中国国内では上映も流通も禁止だ。
この厚顔無恥の帝国主義国家に対して、世界は「NO!」と言えるようにならないといけない。北京五輪や上海万博を成功させたからと中国がますます調子に乗っている今こそその傲慢な態度がどれだけ周辺国に不快感を与えているかを教えないとだめなのである。南沙諸島の問題も国連で話し合って、中国に完全に手を引かせることを決議しないとダメだ。今の中国が帝国主義国家であることを世界が認識しないといけないのだ。
朝鮮戦争の時にマッカーサーは中国に対して原爆を使用することを主張したために解任された。彼は後に中国が今のような覇権国家になることを想像していただろうか。もしもマッカーサーの意図したごとくに原爆が使用されとしたら今の中国はどんな国家になっていただろうか。いや、もっと早く太平洋戦争が終わっていればどうか。一年早く終戦を迎えていれば沖縄戦の悲劇はなく、朝鮮半島は独立したかどうかはわからないが台湾はおそらくそのまま日本の一部となっただろう。そして中国はいくつかに分割されていたかも知れないし、満州国は米ソ冷戦の緩衝地帯としての役目を果たしたかも知れない。少なくとも今のような覇権国家ではなかったとオレは想像するのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月27日(火) |
氷河(ぼったくり)特急は今日も走るよ! |
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オレは1988年にスイスを旅行している。その時にはマッターホルンを望むツェルマットにも行ったのだが、残念ながら氷河特急には乗車していない。なぜか。それはあまりにも料金が高かったからである。スイスの登山鉄道はユーレイルパスの適用外のものが多いために追加料金が必要だった。それだけでもオレのような貧乏旅行者にとっては敬遠したくなるわけで、昔から氷河特急は高嶺の花だったのである。
その氷河(ぼったくり)特急はさらに進化を遂げた。2006年にはツェルマット−サンモリッツ間の列車が新型車両「プレミアム」に置き換えられ、全車が空調完備のパノラマカー化となり、日本語を含む6ヶ国語で説明が聞けるヘッドフォンなどが装備されたのである。予約した乗客には各座席に食事を運ぶサービスも開始された。「特急」と言いながら表定速度は時速30キロ台で、のろのろと走りながら優雅に景色を楽しむ列車なのである。勾配区間も多く、車両が傾いてもテーブルから落ちないようにと斜めになったワイングラスがこの区間を走る食堂車では用いられていて記念品として人気があるという。とにかく日本人のゼニのある観光客には大人気の路線だったのだ。
その氷河特急が脱線事故を起こして死者も出た。日本人の観光客を満載して走っていたために、事故の死傷者ももちろん日本人だった。暑さのために線路が歪んでいたなどの事故原因が推測されたわけだが、結局詳しい原因は究明されないままに運転再開となった。いつまでも運休していれば莫大な利益を取り逃すことになる。安全よりも利益を優先したのである。
事故原因に関する朝日新聞の記事を引用しよう。
「線路がゆがんでいた」運転士、スイス事故聴取で証言 2010年7月27日1時16分 【ブリッグ(スイス南部)=稲田信司】スイス南部バレー州で起きた「氷河特急」の脱線事故で、事故原因の調査を担う連邦政府の公共交通事故調査局(SEA)の責任者バルター・コベルト氏は26日、運転士が地元警察との合同の事情聴取に対して「線路がゆがんでいるのが見えたが、何もできなかった」と答えていることを明らかにした。 コベルト氏は事故現場から車で30分ほど離れた所にある車庫で、事故車両を前に記者会見した。運転士の話について同氏は「線路は脱線事故でゆがんでおり、事故前に異常があったかの検証はできない」と説明した。横転した二つの車両の車輪に異常がなかったとも述べた。事故原因に関する暫定的な調査結果を早ければ29日にも公表する考えも明らかにしたが、調査報告書がまとまるまでには数週間かかるとの見通しを示した。 また、同氏は事故での入院者は13人となり、重傷の7人を含めた全員が快方に向かっていると語った。
もしもこの運転士の証言のように線路に原因があったのならば、同様の事故はまた起きる可能性があるので安易に運転再開すべきではないだろう。しかし、この記事にもあるように調査報告書がまとまるまでの数週間運休すれば、観光客のもっとも多い夏の時期に稼げないということになってしまうわけで、そうなると莫大な損失なのである。おそらく大量の予約がすでに入っていて、氷河特急の座席指定券も前売りでかなり売れているという状況下ではそれをすべて払い戻すというわけにもいかず、運行再開という道を選んだのである。
速度が出すぎていてカーブを曲がりきれずに脱線した・・・などという事故ではない。低速走行中に脱線事故は発生した。しかし車両は横転して大破した。どうしてそんな大惨事になったのか、オレは不思議に思うのだ。おそらく今回の事故で被害を受けた方々の家族も方たちも同様のことを思い、原因究明を望んでいるはずだ。しかし、鉄道側には原因究明よりもはるかに大事な使命が存在した。それはじゃんじゃんゼニを稼ぐことだった。そんな氷河特急は今日も走るのである。大勢の日本人観光客を満載しながら。
そして乗客の日本人は思うのである。
「早く運行再開してくれてよかったね」 「もしも停まっていたら旅行が台無しだね」
原因が解明されない以上、同様の事故が起きれば自分たちも被害に遭うという可能性があるのに。そんなことを微塵も感じずに無邪気に旅行者たちは今日もスイスをゆくのである。高額のぼったくり料金を払いながら。一等車でこの氷河特急に全区間乗車した場合の運賃+座席指定券は日本円に換算して23500円だ。円高の今でさえこうなのだから、貧乏旅行中のオレが乗れなかったのも当然なのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月26日(月) |
森毅・京都大学名誉教授の死を悼む |
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かつてオレは理系の受験生だった。高校2年の2月に受験した河合塾の全統マーク模試では、志望校の私立大学のところに「慶応義塾(医学部)」「学習院(理学部数学科)」とふざけて書き、慶応はB判定、学習院は全志願者中2位でA判定だったことを思い出す。そのまま順調に理科や数学の勉強をがんばっていれば、おそらく今とは全く違った人生が存在しただろう。どうしてオレは文学部などというヤクザな道に進んでしまったのだろうか。18歳にして人生を捨ててしまったことが悔やまれるのである。たかが失恋でそんなに落ち込まなくてもよかったのである。18歳の時に仮に全然モテなくても、ちゃんとがんばって医学部に入ればその後に十分取り戻せて、酒池肉林の日々が待っていたはずである(笑)。高校生の時から恋愛にうつつを抜かしていてもロクなことはないのである。しかし、オレはまだまだ人生のなんたるかをよく理解せず、女にふられたごときのことで妙に厭世的になっていたのだ。
オレがそうして18歳の文学ヤクザとなって京都大学文学部に入った頃、森毅教授は京都大学の教養部で数学を教えておられた。有名人の彼には数々の伝説が存在した。たとえば試験の答案をすべて校舎の窓から投げ捨てたという逸話がある。宙を舞った答案はもちろん地面に落下するのだが、その時に校舎に近く落ちたものから高得点にしたという。努力した答案には鉛筆でたくさんの文字が書き込まれているから重くなって、それだけ近くに落ちるという理由だったらしい。 「そんなアホな!」と思うが、ご本人の講義を聴くと案外あり得るかもと思ってしまうから恐ろしい。
森毅教授は確か数学5という名称の科目を担当しておられたと思う。その中味は微分方程式などで、高校数学よりもちょっと発展して大学での数学との橋渡しとなるものだった。それで工学部の数学を必要とする学生たちはその科目を履修していたのだが、多くの学生は別の先生が教える数学5も登録していた。なぜかというと、その科目の知識が本当に必要だったからである。森毅先生の授業は楽しみのために受けるが、同じ内容でちゃんとした先生の授業も受けるというのが工学部の学生たちの処世術だったのだ。
受講する学生に対して教官は普通なら教科書や参考書を指定する。自分の著書をしっかり買わせるせこいヤツもいる。それでオレの友人が森毅教授に何を買えばいいか質問したところ、こういう答えが返ってきたらしい。曰く「この分野の本は10冊くらい出てるから、みんなが違う本を買えばいい。その方がいろいろ読むことができて面白い。」なんともユニークなお言葉であった。
森毅教授の試験はなんと試験中に教室の出入りが自由だった。また学生同士の教え合いも自由だった。あくまで「教え合い」である。単なる丸写しはダメだったのである。人の答案を見て理解した上で自分で答えを書けばいいということだった。最近はレポートをウィキからのコピペで済ませる不届きな学生が多いと言うことだが、森毅教授がそんな学生を知れば大いに嘆いたことだろう。
まだ生き残っていた過激派の学生たちが集まって気勢を上げてるのを少し離れた所から慈愛のまなざしで森毅教授が見守っていたことをオレは思い出す。教養部A号館の階段でジーンズ姿の教授と初めてすれ違った時、オレは「なんやこの変なオッサンは」と思ったくらいで、およそ大学教授らしからぬ雰囲気の人だった。当時、教養部で東洋史学を教えておられた愛宕元先生がとてもダンディーだったのとは実に対照的だったのである。
そんな森毅教授を慕って、他大学のニセ京大生も潜り込んでは勝手に講義を聴いていたらしい。試験の時に「実はぼくは同志社大学の学生です。一年間ありがとうございました。」と答案に書いた人もいたとか。もっともニセ学生が受講するのを阻止するような仕組みも存在しなかったわけだ。大教室で受講する学生の学生証を一人一人チェックするなんてことは今でも不可能だろう。少人数の演習でもない限りいくらでも勝手に受講できそうである。
その森毅・京都大学名誉教授の訃報が届いたのである。
数学者の森毅・京大名誉教授が死去 関西弁の社会、文化評論で知られる数学者で、京都大名誉教授の森毅(もり・つよし)さんが、24日午後7時30分、敗血症性ショックのため、大阪府寝屋川市内の病院で亡くなった。 82歳だった。自宅は京都府八幡市西山和気6の11。告別式は行わない。 1928年、東京都生まれ。71年に京都大教授に就任。関数解析を専攻するほか、教育や文化史全般に関心を広げた。 91年の退官後、時事問題を鋭い視点と、独特の語り口で論評し、テレビなどでも幅広く活躍した。著書は「チャランポランのすすめ」「現代の古典解析」など100冊を超える。 昨年2月27日に自宅で料理中に大やけどを負って入院。家族によると、肺炎や敗血症を繰り返し、入院生活が続いた。最近は高熱を出し、4日ほど前から意識がなくなった。遺体は、家族が「医学のために役立ててほしい」と献体した。 (2010年7月26日00時38分 読売新聞)
高齢だったのに、自宅では一人暮らしだったそうで大やけどを負った事故もそれが原因らしい。高齢者が料理をしているときにガスコンロから引火する事故は割に多いそうで電磁調理器が使われるのもその危険がないからである。その事故がなかったらまだまだ元気だったはずなのにとオレは残念に思うのである。
すぐれた教育者、学者というよりは変人というイメージの強い方だった。しかし、著書はかなり多く、オレが読んだことのある本だけでも10冊以上ある。森毅先生の教えを受けるために京都大学を目指した受験生も多かったはずである。謹んでご冥福をお祈りしたい。
追記:私が読んだことのあるご著書の中で、読みやすいものをいくつか紹介しておきたい。 まちがったっていいじゃないか (ちくま文庫) 数学の歴史 (講談社学術文庫) 異説 数学者列伝 (ちくま学芸文庫) 考えすぎないほうがうまくいく―“やわらか発想・寄り道思考”のススメ (知的生きかた文庫) 数学受験術指南 (中公新書 (607)) ええかげん社交術 (角川oneテーマ21 (B-1)) ボクの京大物語 (福武文庫)
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2010年07月25日(日) |
猛暑でガンガン景気回復だぜ! |
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ここ数日の暑さでオレは冷房の効いた空間から外に出られないという状況に追い込まれているのだが、この猛暑は景気回復や内需拡大には追い風なのである。暑いのはいやだが、投資家としてのオレはむしろ猛暑を期待すべきだという矛盾に悩んでしまうのである。猛暑関連で活況を呈している企業についての記事を紹介したい。
冷やせ猛暑列島 エアコン・ビール…夏商戦で熱気急上昇2010年7月24日9時0分 連日の猛暑で、エアコンやビール、涼しくなる衣料など「冷やす商品」の売れ行きが好調だ。電力の消費量もうなぎ登りで上昇。プールや避暑地も盛況だ。昨年、冷夏に苦しんだ業界は「巻き返し」に躍起だ。 東京・池袋のビックカメラ池袋本店。エアコン売り場では整理券を受け取った多くの客が店員待ちの状態だった。 子供部屋用に約4万円のエアコンを買った柳沢聖子さん(37)は、「最近、急に暑くなったので買いに来た」。同社の20〜22日のエアコンと扇風機の売り上げは、前年の約3倍にのぼった。 梅雨明けから本格化しているエアコン商戦だが、「暑さが厳しくなってきた今週から販売が伸びている」と、日立アプライアンスの担当者。栃木県のエアコン工場は操業時間を2時間延長中だという。 パナソニックも7月のエアコンの販売数は前年比4割増。 エアコンの使用増から、東京電力では、23日午後2〜3時の最大電力が5999万キロワットに達し、4日連続で今夏の最高記録を更新した。 7、8月に売り上げが伸びるアイスクリーム業界。赤城乳業(埼玉県深谷市)の看板商品の「ガリガリ君」の7月の売り上げは、20日までで前年比25%増。アイス首位のロッテアイスも、20日以降の3日間の売上高が前年の1.6倍だったという。 「暑ければ暑いほど売れる」と、猛暑を大歓迎するビール業界。中でも、アサヒビールは大喜びだ。ビールは4〜8度が適温とされるが、同社は今年、看板の「スーパードライ」をマイナス2度まで冷やす新しい飲み方を提案。これが大ヒットした。 マイナス2度ビールが飲める東京・銀座のバーの来客数は今夏すでに2万人を突破。このビールが飲める飲食店は全国で270店に広がっている。 コンビニエンスストアのセブン―イレブンでは、ビール系飲料の売り上げが前年水準の1〜2割増、炭酸飲料などペットボトル入り飲料が同約3割増という。コンビニ各社は、わざと入り口から遠い棚に陳列。客を店の奥まで引き入れ、長い時間店内にとどめる「マグネット(磁石)商品」にしている。ファミリーマートではこのマグネット効果もあって、最近はおにぎりの売れ行きも好調という。 百貨店のそごう・西武では7月に入り、涼しく感じながら眠れる寝具の売り上げが前年比5割増。特に、網状の生地のシーツや保冷剤入りの枕カバーが売れているという。 九州や中国、関東で営業するディスカウントストア、ミスターマックス(福岡市)では、「クールスカーフ」が1週間足らずで4万5千本売れた。水に浸して首に巻くとひんやりする。水分を吸収する素材を用い、水分が蒸発する気化熱で冷やす仕組みだ。 レジャーでは、プールや避暑地への日帰り旅行が人気を集める。東京23区で最大のプール「としまえん」(練馬区)では17日からの3連休の利用者数が前年比4割増。 夏休みの国内旅行の予約も好調で、JTBによると、北海道が前年比5%増、沖縄が同8%増という。
どうもこの記事によると、オレの思っていた「こんなに暑いと冷房の効いた室内に引きこもる」のではなくて、消費行動が活発になるということらしい。涼しいところに引きこもるのはオレのような変人だけで、逆に大衆は涼を求めてゼニを使い、旅行をし、エアコンを買うというふうに消費行動が活発になるのだということらしい。なるほど、投資家としては自分の感覚で判断するのではなくて、大衆の行動をこそ予測しないといけなかったのである。
猛暑関連で上昇しそうな株を整理してみると、まずエアコンが売れることでダイキンやパナソニックなどの家電メーカー、ヤマダ電機、コジマ、上新電機などの家電量販店が上がるということになる。そして電力需要が拡大すれば東京電力、関西電力なども売上高が伸びる。ついで食品関係ではアサヒビールや伊藤園、ダイドードリンコなどが注目株ということになるわけだ。コカコーラ関係各社も優待などのおかげで安定投資先としての人気が高いわけだが、この猛暑で人気化する可能性が高い。ついつい自販機で冷たい飲み物を買ってしまうからである。そういう観点から考えれば、このどうしようもない猛暑は投資家にとっては逆に追い風ということになる。地球温暖化問題も、その対策で各国がゼニを使うことを考えれば景気浮揚効果の方が大きいと言えるだろう。
また、売れる商品があるということでコンビニも活況を呈するということになるわけで、小売業界全体に効果は波及する。そうなるとイオングループやファミマ、ローソンなどが上昇しそうである。最近ぱっとしない百貨店業界もこれで一息つけるというわけだ。海に行く人が増えれば水着なんかも売れる。旅行に行く人がいれば、いろんなものを新調するだろうし、人が移動すればそれだけゼニを使うことになる。とにかく、どんどん消費活動が盛んになってモノが売れるのは良いことである。
暑いから出歩かないどころか、涼しいところや海で遊べるところへの旅行が盛んになるというのも景気回復を支えることになる。今年は高速道路の1000円が土日のみとなってしまったので、お盆にクルマで帰省する人は昨年よりも減少するだろう。しかし北海道や沖縄への旅行が増えているということで旅行業界も潤うことになる。昨年、クルマでの帰省に懲りた方々が回帰してくるからJRの乗客数はかなり昨年比で伸びそうな気がする。
おそらくオレの気づいていない猛暑関連銘柄が他にもたくさんあるはずだ。投資家としてこのチャンスをしっかりと活かすためにオレは情報収集をしつつ、勝負に出ようと思ったのである。うまく稼げればいいのだが。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月24日(土) |
政府は暑さ対策をまじめに考えろ! |
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二日前の日記でも暑さについて書いたところなんだが、こういう記事を読むとやはり話題にしなくてはいられないのである。それにしてもなんという暑さなんだろうか。この暑さでいったい日本全体ではどれだけの死者が出ているのだろうか。時事通信の記事を引用したい。
埼玉で熱中症の死者17人に=梅雨明け後5日間―県警まとめ2010年7月23日(金)23時37分配信 時事通信 埼玉県警は23日、梅雨明け後の18〜22日の5日間で、県内の熱中症による死者が17人に上ったと発表した。ほかにも、12人の死者に熱中症の疑いがあるという。 県警によると、死亡したのは、男性6人、女性11人で、うち65歳以上の高齢者は11人。畑や路上など屋外で8人が死亡、自宅など屋内は9人だった。日付でみると、22日が1番多く9人が、次いで21日に4人が死亡した。 いずれも変死事案として検視し、熱中症と判断した。同県警が熱中症の死者数をまとめるのは初めてで、広報課は「猛暑が続く中、注意を呼び掛けたい」としている。
なんと、埼玉県では5日間で17人の死者が出ているという。これは大変な数である。しかもオレが注目したいのはその死者17人のうち、9人が屋内で死亡しているということなのだ。戸外で強い直射日光に当たってということではなく、屋外よりも涼しいはずの屋内で死亡しているというところにオレは恐怖を覚えるのである。また、昔は「暑い」と言えば山形県だったが、今は埼玉と岐阜が暑さチャンピオンを争ってるのである。両県民にしてみればそんなものは争って欲しくなんかないのである。また、17人中で65歳以上の高齢者の占める割合が9人となっているが、それ以外が8人なので年齢による傾向はとくに感じられない。どの年代でも熱中症の可能性があるということなのである。
朝日新聞にはこういう記事があった。
熱中症死者、30年前の6倍 冷暖房慣れも影響か2010年7月22日15時0分 猛暑が続き、熱中症による死者が増えている。死者数は、最近の10年間では年平均で400人近く、30年前に比べ6倍になっている。35度以上の猛暑日が増加し、高齢者の死亡につながるケースが目立つ。専門家は、気温だけでなく湿度への注意を呼びかけている。 総務省消防庁によると、この夏(5月31日〜7月18日)、熱中症の疑いで救急車で搬送された人は5574人。うち12人が死亡している。 熱中症による死者は増加傾向だ。厚生労働省の人口動態統計によると、1999年から2008年までの10年間に「自然の過度の高温」で3954人が死亡した。69年から78年(658人)の6倍に増えている。 京都女子大学の中井誠一教授(運動衛生学)によると、最近の死者の65〜70%は65歳以上のお年寄りで、「体力が弱っていたり、持病などがあったりすると死に至りやすい。冷暖房などに慣れ、気温の急激な変化に対応する力が衰えている可能性もある」とみている。 国立環境研究所の小野雅司さん(疫学)は、東京都と大阪府の72年から96年までの熱中症による死者と一日の最高気温の関係を調べた。30度を超えると死者が増え始め、33度を超えると急増していた。最高気温が高いと、夜の気温が25度以上の熱帯夜となり、寝苦しい夜で体力が奪われるという悪循環になる。 同じ気温でも、東京都の方が大阪府より死者の割合が多かった。小野さんは湿度の影響とみる。平年の8月の湿度は、東京都心の72%に対して大阪市は67%。小野さんは「湿度が高いと汗が乾きにくく、体温が下がりにくい。気温だけでなく、湿度にも注意してほしい」と話す。 気象庁のデータで、東京都心、名古屋市、大阪市、福岡市の4大都市で35度以上の「猛暑日」の変化をみると、69〜78年の10年間の4都市の合計は142日だったが、99〜08年では400日と約3倍に増えている。 この夏はどうなるのか。気象庁の最新の1カ月予報では、平年並みか平年より高温になるとみている。 気象庁はラニーニャ現象が発生するとみている。今年は、厳しい残暑になる可能性があるという。(大久保泰)
統計的には大阪がやはり熱中症の死亡率の高い街らしい。朝日のこの記事によれば、冷暖房の影響で温度変化に適応する能力が落ちてるのだという。まさに自分自身思い当たるのである。昔と比べて暑さにも寒さにもめっきり弱くなったことをオレは自覚している。
夏休みとはいえ夏期講習のためにオレは出勤しているのだが、グラウンドでは野球やサッカーの部活動に打ち込む生徒たちの姿がある。気温が35度近いということは、直射日光にさらされるグラウンド上での温度は50度くらいあるのではないだろうか。そんなところで激しい運動をしていて果たして大丈夫なんだろうかとオレは心配になるのである。熱中症は命の危険を伴うからだ。そんなにまじめに練習しないで「暑いから今日は休むわ」と不真面目になれよと思ってしまうのである。
大学でサイクリング部の活動をしていた頃は真夏にももちろん合宿や個人ツアーがあって走っていたのだが、たいてい信州や北海道などの涼しいところに移動していた。もしもこの暑さの中を自転車で長時間走れば熱中症で倒れていたかも知れない。
我々はよく程度が甚だしい場合に「死ぬほど暑い」などという表現を用いる。しかし、本当に死者が出てるわけで、この場合の暑さは「ほど」ではないのだ。「死者が出るくらいの暑さ」ではなくて、実際に死者は出ているのである。人が死ぬほどの暑さを政府は放置していていいのか。国家には国民の生命を守る義務があるのではないか。オレは全くなんの暑さ対策も打ち出せない政府の無策ぶりに怒りを覚えるのだ。
どうか次の選挙では「暑さ対策」をぜひとも公約に入れて欲しいのである。地球温暖化という問題、そして年々激しくなるこの「酷暑」対策として、具体的にどんな施策があるのかということを各党が競って欲しいのである。その上で実現可能でかつ実効性のありそうな公約を掲げた党にオレは投票したいと思うのだ。「暑さ対策なんかで票は取れない」と政治家の方々は思っていらっしゃるかも知れないが、そんなことはない。世の中にはオレのように「まずは自分の快適な生活を優先」という利己的な人間が多いのである。日本経済の将来を憂うとか、普天間基地の移転問題などの自分とは直接無関係な問題よりも、目先の「暑さ対策」に飛びつく大衆の方がはるかに多いのである。だから絶対に票は取れるのだ。
その場合の公約はズバリ「最高気温を35度以下に抑えます」と数値目標を掲げるのである。自然が相手だけになかなか達成は困難かも知れないが、緑地面積を増やすとか人工降雨を研究するとかのやり方である程度温暖化は抑制できるはずだ。何よりもオレが言いたいのは、そういうことに使う税金は無駄ではないということである。イナカモンドリーム実現のためにダムを造るのは死に金だが、温暖化対策のために知恵を絞って都市の居住環境を快適にすることは意味のある公共事業だとオレは思うのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月23日(金) |
サドルになりたかった少年 |
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「変態」といえば彼のことを思い出す。高校生の時に親しかった彼である。彼は確かに勉強もよくできたが、それ以外の部分でどう考えても尋常ではない部分があった。そんな彼の思い出を今日は語りたい。 彼は「ぼくはサドルになりたい」と何度か口にしていた。なぜ「サドル」なのか。彼に言わせれば「サドル」はこの世のあらゆるものの中でもっとも女性の股間に近い場所に存在するからだという オレが「もっとも近い存在というのはパンティじゃないのか?」と突っ込むと、彼は「そんな情けない布きれにはなりたくない。サドルのような適度に硬くて時に軟らかい、ぼくはそんな男らしい存在でありたいのだ」と意味不明なことを語っていた。
オレの通う公立高校には自転車通学の生徒が多かった。オレも、そして彼も自転車通学だった。そう、自転車で通学する女子高生はどうしてスカートを広げてサドルの上にすっぽり重ねるのだろうか。そうして自転車をこいでると、ふんわりとスカートが放射状に広がってなんとも優雅である。そしてサドルにはスカートの生地は全く触れず、その中身の部分だけ、すなわちパンティだけが接触するのである。もちろんスカートの下にブルマをはいてる女子もいたので必ずしもいつもパンティが接触するわけではないのだが。なぜそんなはしたない座り方をするのだろうか。つい最近、ある成人女性にその疑問をぶつけると「スカートにしわが寄るから」という答えをいただいた。しかし、ただそれだけの理由であんな乗り方をするのだろうか。もしかしたら股間がスカートの生地越しではなくて直接サドルに接触することは何か気持ちいいことでもあったのだろうか。オレには全くわからないのだ。
彼はある女子生徒が好きだった。その女子生徒も自転車で通学していた。オレはその女子生徒のことを特に意識はしていなかったが、彼は好きで好きでたまらないようだった。人の好みはそれぞれだ。「蓼食う虫も好き好き」というコトバもある。美女と野獣という組み合わせもあれば、美男と野獣というカップルもある。そこそこ成績も良く、どちらかというと貴公子然とした彼の風貌を思えばかなりその中身との落差は大きかったのだが、彼はまぎれもなく「変態」だった。かなり脳内を妄想で充満させていた当時でさえそう思ったのだから、彼はよほどの変態だったのだろう。
彼の「変態行為」というのは、ついさっきまで女子生徒の股間に密着していたそのサドルに顔を近づけて「匂いをかぐ」という行為だった。彼はオレに向かって「すまん、そこに立ってぼくを隠してくれ!」と懇願し、それから思いを寄せている女子生徒の自転車のサドルに顔を近づけて、その匂いをかいだのである。その時に彼が見せた恍惚の表情をオレは忘れられない。彼は言った。「ボクはサドルになりたい。どの自転車のサドルでもいいということじゃない。この自転車のサドルになりたい。」そう言ってさっきまで匂いをかいでいたある女子生徒の自転車を指さした。
一度羽目を外してしまうともう人間は後には戻り得ない。彼もそうだった。それからは彼は毎朝、サドルの匂いをかぐことが日課となった。そしてオレはそんな彼のためにいつも盾となって、彼の変態行為が第三者から見られないようにかばってやったのである。彼の話では「日によって微妙に匂いは違う」ということだった。もしかしたら匂いから彼はその女子生徒の体調や女体のある周期まで把握していたのかも知れない。なぜ当時のオレがそんな変態行為を手伝ったのか。友人として彼の変態行為を止めるべきだったのか。もしも止めていればその後の悲劇もなかったのだ。彼はオレに向かって言った。「このサドルはぼくだけのものだ。このサドルの匂いを勝手にかぐことは絶対に許さない!」と強く言いはなったのだ。オレは心の中で「いや、そんな変態おまえだけやから」とつぶやいていた。
そんな彼の至福の時は、突然に終わりを告げた。自転車置き場には入り口が二つあって、自転車を置いた生徒はロッカーに近い方の入り口へと向かうという関係で、そっちの入り口だけしか通常は人が出入りしない。だからオレはその入り口の方向からの視線だけをさえぎればよかったのである。まさかもう一方の入り口から、そのサドルの持ち主の女子生徒が突然入ってくるなんて思いもよらなかったのだ。
「きゃああああああああ」
その悲鳴は周囲に響き渡った。彼がサドルの匂いをかいで至福の時を迎えていたのを、そのサドルの持ち主の女子生徒が目撃してしまったのだ。自分のサドルの匂いを懸命にかいでいる変態を許せるような寛大な女性がどこにいるだろうか。ただ、オレは卑怯にも「どうすれば自分は変態の仲間と思われないか」という自己保身だけを考えていた。だからそこでオレは突然彼を裏切ったのだ。たった今振り向いて気づいたという芝居をしたのである。
「うわっ、こいつ変態やん!」
彼は激しくその女子から叱責されることとなった。オレは共犯者でありながら全くクールに振る舞い、変態仲間にされることを免れた。オレは一度もサドルの匂いをかがなかったから、そういう意味では変態ではないのだが、彼の変態行為をやめさせなかったという責任は友人のオレにもある。本来なら共犯者として彼女の責めを受けるべき自分は、彼を変態呼ばわりすることでその責めを免れたのである。
今でもオレは、スカートをすっぽりとサドルにかぶせて自転車に乗ってる女子中学生や女子高生を見るとサドルの彼のことを思い出す。「ぼくはサドルになりたい」と語った彼は今はどうしているだろうか。念願叶ってサドルになれたのだろうか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月22日(木) |
この暑さをなんとかしてくれ! |
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梅雨明けと共にやってきたのは強烈な暑さだった。オレは昨日も今日も、冷房の効いた部屋から一歩も外に出られないで過ごしている。それにしてもこの暑さは暴力的である。どうしてこんなに夏が暑くなってしまったのだろうか。
子どもの頃、冷房が入ってる部屋なんてなかった。クーラーのある家などなくて、友達の家に行っても扇風機が唯一の涼をとる手段だったのだ。ダイエーが進出してきて、そこに行くと冷房が効いていたのがすごく嬉しかったのを覚えている。まだ中学生くらいの頃だったっけ。そのダイエーも今はなくなって更地になってしまったのだが。世の栄枯盛衰を感じるのである。
大学の受験勉強をしていた高校3年の夏に、オレは部屋にクーラーをつけてもらった。窓に取り付けるタイプの巨大なヤツだった。確か「しろくまくん」とかいうヤツだったと思う。当時の価格で20万近くしたのだったか。後に京都で一人暮らしを始めるようになったときに、オレは部屋にあったそのクーラーをはずして運び、京都のボロアパートの部屋に取り付けたのである。京都の強烈な暑さの中で、あのクーラーがなかったらオレは生きていけなかっただろう。そこでオレが知ったことは、自分がことのほか暑さに弱いと言うことである。そのせっかくのクーラーも、クーラーをつけると電気代がかかるので、大学図書館のあいてる時間は図書館で過ごしていたのである。また、オレは夏になるたびに北海道や信州に逃避していた。結局京都にいた4年間の間に一度も祇園祭と五山送り火を見ることはなかった。京都のアパートを引き払って実家に帰ってきたとき、もちろんクーラーもはずして持ち帰った。その後壊れるまでこのクーラーはオレの部屋で活躍してくれたのである。
公立高校の教員だった10年間、もっとも苦しかったことは教室に冷房がなかったことである。その暑さの中で授業をしても逆効果のような気がしていた。夏期講習なんて拷問としか思えなかった。どうしてあんな暑いところでみんな勉強できたのだろう。今考えると全く想像がつかないのである。だから私学に移籍して、夏にひんやりと冷房の効いた教室で授業ができた時にオレは天国に来たような気分だったのだ。
しかし、地球温暖化の進行はオレの予想を超えていた。冷房のない屋外はもはや人間の居住可能な空間(エクメーネ)では無くなって居住不可能空間(アネクメーネ)となってしまったのだ。もはや存在を許さない灼熱地獄となってしまっているのである。日本中で35度以上の気温が普通に記録されるようになってしまったのだ。この異常事態に政府は何も手を打たなくて良いのか。いつまで放置プレイなんだ。
オレは日本政府のやるべき大きな仕事として、少子化対策と温暖化対策の二つがあると思っている。少子化対策については子ども手当のバラマキなどで政府は対応してるようで、もちろんその効果をオレは疑問しているのだが、温暖化対策が何もないのが困るのである。なぜこの暑さを何とかしようと思わないのか。
自然現象だから仕方がない・・・なんてことではだめだ。人間の活動の結果こんなに暑くなってしまったのである。だったら人間の工夫でもっと温度を下げられるような気もするのだ。知恵を出し合って、どうしたら都市の気温を下げられるのかということをもっと考えて欲しいのである。たとえば人工降雨とかできないのか。
東京や大阪で、毎日時間を決めて必ずスコールのように雨が降るようにすれば、かなり涼しくなるだろう。中国ではすでに人口降雨は実用化されているそうである。だったら日本でもできないことはないはずだ。ぜひとも実現して欲しいのである。
都心部の緑が少ないことも暑さの原因である。山を削ってダムを造るという環境破壊型の工事をするのではなくて、都会にじゃんじゃん木を植えて緑地を増やすという公共工事をこそすべきではないのか。自民党は田舎の票をあてにしていたから意味のないダムを造りまくったが、民主党の支持層は都会の方が多い。だったらダムを事業仕分けした分、都会の緑化事業にじゃんじゃんゼニを使ってくれてもいいだろう。そうして居住環境がよくなることは、地価の上昇につながって固定資産税を増やすことになる。だから意味のある公共事業なのである。
もしも民主党の議員どもがシャープやパナソニックから献金を受けて「暑いとクーラーがじゃんじゃん売れますから温暖化を促進してください!」などと頼まれているなら全くもって許せないのである。アメリカでは「温暖化推進」を主張する政治団体まであるそうなんだが、オレはとにかく暑いのはいやなのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
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世の中にはさまざまな変態がいる。女性の下着を収集する下着フェチ。女子中学生の上履きばかり集める上履きフェチなど、何を考えてるのかオレにはさっぱり理解できない。価値があるのはその中身の女体であり、下着なんかはただの布きれにすぎないとオレは思うのだが、どうも彼らにはそうではないようである。
オレが理解できないもう一つの変態がいわゆる「モロ出し男」である。オレがまだ大学生の頃、東山三条の交差点のバス停のところに深夜になるとそいつは現れた。コートを着ていて、前をはだけるとそこには露出したアレがあるという変態の男である。バイトから深夜に帰宅して、最終のバスを待っていたオレの近くで、同じようにバスを待っていた女性が「きゃああああ」と悲鳴を上げたので見ると、そこに変態野郎が居た。当時かなり髪が長かったオレを女と勘違いしたのか、そいつはこっちにも見せびらかしてきた。オレは低い声で言った。
「オッサン、その粗末なもんさっさとしまえよボケ!」
モロ出し男があわてて逃げ去ったのは言うまでもない。モロ出し男を撃退する方法はとにかくその持ち物をけなすことである。女性も悲鳴を上げる前に「まあ小さい!」「うわっ汚い」などと言ってやればいいのである。そうすればモロ出し男も「見せるには恥ずかしい」と思うようになるだろう。
そのモロ出し男に代表される変態野郎を捕まえるために活躍する通称「さくらポリス」の記事を新聞で見つけた。産経新聞の記事を引用しよう。
「さくらポリス」お手柄 下半身露出男2人を逮捕「見せるとスッキリ」 2010.7.20 14:57 このニュースのトピックス:性犯罪 路上で下半身を露出して女子高生に見せたとして、警視庁生活安全総務課の「子ども・女性安全対策専従班」(愛称・さくらポリス)と成城署は、公然わいせつの疑いで、東京都世田谷区桜丘、飲食店店員、小関真一容疑者(33)を逮捕した。 同課によると、小関容疑者は「『若い制服の女の子に下半身を見せよう』とする気持ちが出てくると、他のことが考えられなくなって見せてしまう」と供述しているという。 逮捕容疑は、5月2日午前、同区上祖師谷の歩道上で、登校途中だった当時私立高1年の女子生徒(16)ら2人に下半身を見せたとしている。 同課によると、女子生徒が携帯電話のカメラで小関容疑者を撮影していたことなどから逮捕に結びついた。女子生徒らが通う高校周辺では同様の事件が相次いでおり、同課で関連を調べている。 また、さくらポリスと竹の塚署は乗用車内で下半身を露出し、通行人の女性会社員(45)に見せたとして、同容疑で足立区神明、会社員、中村晃容疑者(53)を逮捕した。同課によると、中村容疑者は「仕事でストレスがたまり、下半身を見せるとすっきりした」と話している。
逮捕された二人はどちらも筋金入りの変態である。小関容疑者は「下半身を見せようとする気持ちが出てくると他のことが考えられない」という変態だし、中村容疑者は「下半身を見せれば仕事のストレスがスッキリする」という変態である。どうしてそこまで変態なのだろうかと不思議に思えるのである。
このような歪んだ性衝動はなぜ生まれるのだろうか。こうなってくるともはや精神科の領域ではないのか。変態というのはひとつの精神疾患ではないかとも思えるのだ。しかし、それを精神疾患と認定すれば、今度はそれを理由に障害年金をだまし取ろうとする輩も出現するわけである。変態が精神疾患に認定されるのならば、自分の変態傾向を正当化して「これは病気なんです」と開き直ろうとする奴等が増えるだけだ。そう考えるとやはり「他人に迷惑を掛けるような変態は犯罪である」というルールを適用して撲滅していくしかないのかも知れない。
変態であることがバレたらそれまで自分が努力して築いてきたものがすべて崩れ去るのである。本人はクルマの中でチ○コを出しただけのつもりであっても、それで新聞に名前まで暴露されてすべてを失ってしまうのである。それでも世間には変態が後を絶たないのである。どうしてこんなに変態は多いのだろうか。オレには理解不能なのである。人間とはどうしてこんなに不可解な生き物なのだろうか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月20日(火) |
ブログ添削代を払っていた議員さま |
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3連休中の日記 日銀よ、為替介入するなら今しかない! 言いたい放題日記・読者倍増計画 中国はやはりニセモノ天国だった! もよろしくお願いします。特に「読者倍増計画」にはみなさまのご協力が欠かせないので必ずお読みになってくださるようお願いします。
最近ブログを書いてる議員が多い。もちろんそのすべてが自分で書いてるとは限らないし。誰かゴーストライターを雇ってブログを書かせている議員もいるだろう。もしもそういう仕事がゼニになるのならぜひとも引き受けたいくらいである。(もっともオレの暴言で議員辞職なんて事態になりそうなんだが)
そのブログの添削を業者に依頼してる議員さまがいたのである。その添削代は政務調査費を流用していたという。なんてせこい議員だろうかとあきれてしまったのである。添削してもらわないと満足な日本語が書けないという点だけでも恥ずかしいのに、その添削料としてかなり高額のゼニを払っていたのだ。共同通信の記事を引用しよう。
政務調査費で個人ブログ添削依頼 福岡県議50万円で 福岡県議会の井上順吾県議(自民党県議団)が、個人のブログの添削などを知人の会社に依頼し、代金の半額に当たる約50万円を2009年度の政務調査費から支払っていたことが19日、分かった。 井上県議は政務調査費を充てた理由について「議員活動について積極的に発信することが求められているため」と説明している。ただ、政務調査費は住民からの意見聴取や調査研究などを目的としており、支出の妥当性が問われそうだ。 井上県議によると、09年度から知人の会社にブログの添削を依頼し、月8万4千円(年100万8千円)で契約。政務調査費で半分を支払い、残りは後援会が負担した。誤字や脱字の添削のほか、文章表現のアドバイスも受けていたという。 ブログには、地域の話題のほか、鳩山由紀夫前首相辞任や宮崎県の口蹄疫問題などについての感想も書き込んでいた。2010/07/19 10:39 【共同通信】
ブログ添削料として月に8万4000円が入ってくるならいいビジネスである。もしもそんな依頼がたくさんあるのなら喜んでオレは引き受けたい。オレが「人気の出る政治家ブログ」になる方法を伝授してやろうじゃないか。それにしても高額である。「ブログ添削屋」となって、その顧客を20人くらい持っていればもう仕事をする必要もなく、一日中いろんな議員のブログを見ていればそれでいいのである。
それにしても月に8万4000円というのは高額すぎないか。ブログの執筆料を含むということならば納得できるのである。本当に添削だけだったのだろうか。もっともこれは全くの「下司の勘ぐり」なんで、残念ながらその疑いには今のところ根拠はないのである。
インターネットによる選挙運動が解禁になった今、政治家ブログの重要度は増している。もしも政治家が「ブログ書き」をアウトソーシングして負担を軽くしようと考えるならば、今多くの読者を得ているブログ書きたちには「政治家のゴーストライターになってゼニを稼ぐ」というチャンスが生まれるのではないだろうか。金額によってはオレがその仕事を引き受けても良いのである。思想信条を超えて書いてやるぜ。
政務調査費でエロ本を買ってる議員がいたり、女性用の下着を買っていたりと調査すればいくらでもおかしい事実が判明する。要するにそのゼニが議員にとっては「報酬の一部」と見なされて自由に使われてきたということである。この状況を無くすには、政務調査費を廃止するか、議員報酬の一部に組み込んでしまうかのいずれかしかないだろう。しかし報酬に組み込んだら所得税の対象となるわけである。政務調査費はこれまで、政治家にとっては「税金を払う必要のない収入」だったことは明白である。これからも情けない使い方をしている議員がどんどん暴露されることは面白いので楽しみなのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月19日(月) |
日銀よ、為替介入するなら今しかない! |
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この3連休、日本の株式市場はお休みで当然日銀も休み、政治家たちもおそらく選挙区に帰ってのんびりしてると思われるが、週末に円高が進んで一時はドルが86円台前半まで売られるという事態になったことを菅首相はどう受け止めてるのだろうか。輸出企業がこの円高によって壊滅的な打撃を受けることをただ手をこまねいて見てるだけなのだろうか。毎日新聞の記事を引用しよう。
円高:一時86円台前半 米景気に不安 「資産逃避先」に 外国為替市場で円高・ドル安が進んでいる。週末16日のニューヨーク外国為替市場では、円相場が一時1ドル=86円27銭まで急伸し、昨年11月以来、約7カ月半ぶりの円高水準となった。米国経済の減速懸念が強まっているためで、ドル売りが続けば日本の輸出関連産業の収益にも影響しそうだ。 円高・ドル安が進む背景には、米経済の先行きに不安が高まっていることがある。 16日に発表された7月の消費者景況感指数が前月から急低下するなど、最近の米経済指標は弱含みが目立ち、市場では米国の景気回復の腰折れ懸念が拡大。16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は前日終値比261.41ドル安の1万97.90ドルに沈んだ。 米連邦準備制度理事会(FRB)が14日公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、追加緩和の可能性も指摘された。 「米国の超低金利政策が当面続き、日米の金利差が縮小する」(アナリスト)との見方が高まったことも、ドル売り・円買いの動きにつながっている。 欧州信用不安や中国の成長減速懸念もくすぶる中、比較的安全とされる円は「資産逃避先」としての位置づけを強めている。 日本の輸出企業の想定レートは1ドル=90円台が中心で、足元の水準が続けば採算悪化懸念が強まる。週明けもドル売りの流れが止まらなければ、一層の株安を招く可能性もある。【柳原美砂子】
今こそ日銀は為替介入すべきではないのか。この円高を背景にして、円を売って売って売りまくり、それこそ200兆円くらい売りまくるのだ。1ドル=86円から円を売ってドルを買いまくるという介入を行い、その結果1ドル=100円まで円安に持ちこめればどうなるか。円を売りまくれば当然円安になるので、86円という高値では売れないだろう。86円から売り始めて、100円になるまで売り続けたとする。仮にその期間に200兆円売ったとして、平均の売買レートが90円くらいだったとしよう。200兆円を売って得られるドルは2.22兆ドルである。その時点で1ドル=100円になっているならば、2.22兆ドルは222兆円の価値があることになり、日銀は22兆円の含み益を抱えることになるのではないか。
日本にもたらされるのは為替介入した日銀の利益だけではなく、1ドル=100円になったことで輸出企業には莫大な為替差益がもたらされるわけで莫大な利益が生まれるのである。また、ドル高によって人民元も円に対して値上がりすることで、中国からの観光客はさらにたくさんのゼニを日本にばらまいてくれることになるのである。そう、ここで究極の円安政策を取ることで一気に日本の景気がよくなるのである。
もちろん円安によって輸入品が高くなるという弊害もある。ガソリン価格は上昇するだろうし、輸入される食品も値上がりする。しかし、景気がよくなっていれば国民はそれくらいの値上がりには十分耐えられるはずだ。上手にインフレを起こせば、国債という形で政府の抱えている借金も軽くなるのである。
日銀が国債をどんどん買い入れて市場で流通する通貨を膨張させ、政府が発行する国債を無制限に引き受けると宣言すればどうなるだろうか。つまり、国債の発行に関しての歯止めを無くしてしまうのである。いくらでも国債が発行できるならどんなバラマキの政策も可能である。そして、そんなむちゃくちゃな通貨政策をやり始めれば超インフレが起きるのは歴史が証明してる。おそらく世界中の投資家が「円売り」のスタンスを取ることになるだろう。一気に1ドル=150円くらいまで円安になるかも知れない。しかし、そうやって生まれた空前の好景気によって税収は増え、消費税増税は不要になり、超緩和政策はもう不要になるのである。景気が良くなれば失業率も低下し、生活保護を受ける人も減るだろうし一気に内需も拡大する。「景気をよくするためにはまず内需を拡大しないといけない。内需が縮小している今の日本で通貨をじゃぶじゃぶ流通させても効果がない」と主張する方もいるが、だったら手をこまねいて何もしないで放置するのか。やってみないとわからないじゃないか。何もしないで滅びていくよりも、やってみて立て直せる可能性に賭けるべきだ。
日銀には日本経済を救うだけの力がある。ところが日銀総裁がいつも守りの姿勢に入っていて「自分の任期中に何も起こらないでくれ」と願ってる状況では日本は永遠に救われない。オレはそう感じているのだ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月18日(日) |
言いたい放題日記・読者倍増計画 |
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どうすればオレは自分の日記の読者を増やせるのか。そんなつまらないことをよく考えている。そのためには面白い文章を書くことがすべてであり、それができていないから読者が減ってきているのだと反省しないといけないのだが、そこは卑怯なオレのことである。いかにして今のままの状態で読者だけを増やすかということをオレは考えたのだ。そこで最初に導入したいのが「グリコ計画」である。グリコと言えば有名な「一粒で二度おいしい」という広告コピーがある。それをオレは導入しようと思っているのだ。すべての読者に日記を二度読んでもらって二回面白さ(つまらなさ?)を味わってもらいたいということである。
もちろん、携帯で読める日記にはさまざまな制限が伴う。フルブラウザで読むことは想定していないし、そんなことで余計な負担を生じさせるわけにはいかないのでいちおう携帯用のテキスト画面になっているわけだが、投票ボタンも表示されないし文字の大きさも一定である。しかし、後でパソコンでも読んでもらえればいいわけである。携帯用のURLを利用するのは、通勤時のサラリーマンなどである。ラッシュアワーの電車の中でも携帯の画面なら見ることは可能だろう。そんな時のひまつぶしであり、一服の清涼剤としてオレの暴言を読んで下さったらいいのである。
いちおう日記の右上に「携帯用URL」というボタンは作成してある。それをクリックすればパソコンから携帯用の画面を見ることができる。しかし、そのURLをメールにして自分の携帯に送り、それから見てもらうなどという手間を読者の方にかけさせるわけにはいかないのだ。だからここにQRコードを表示したい。携帯のバーコードリーダーでこいつを読み取れば即、携帯からオレの日記が読めるのである。
現在の読者がすべて携帯でも読んでくださるということになれば、たちまち日記の読者数は倍になる。なんてお手軽な読者増加計画だろうか。
しかし、その程度で満足してはならないのである。ここからは読者の皆様の協力が必要である。日記画面に表示されたQRコードを会社の同僚などにも紹介してもらいたいのである。こんなふうに言えばどうだろうか。
「オレ毎朝携帯で読んでるめっちゃふざけた内容のブログあるねん!」
相手が興味を示せば、この日記をパソコン画面に表示させ、QRコードを読み取ってもらえばいいのである。みんながそうやって一人、二人と読者を増やして下されば日記の読者数は一気に二倍、三倍へと増加する。
オレの狙いは何か。当面の目標はやはりブログランキング(←クリックすれば移動します)での1位奪取である。昔は絶対の1位として君臨していた「きっこの日記」の読者が減ってきて投票がそれに連れて減った今は、オレにとって「到達不可能な目標」ではなくて「もしかしたら追いつけるかも知れない目標」になったのである。もちろんその前にチワワを超えないといけないのだが。
言いたい放題日記の読者を倍増させることに成功すれば、念願の「コンスタントに1万アクセス」ということが実現する。やはり毎日1万アクセスというのはなかなか大きいのである。日本の人口の0.01%が毎日自分の暴言日記を読んでくれているということになるからだ。
そこまでなりふり構わず日記の読者、いやアクセス数を増やしてどうするのかと訊かれそうだが、オレはやはり「アクセス数=日記の魅力」だと思っている。どんなにつまらない内容だと読んでいるオレが思っていても、その日記のアクセス数がオレよりも多いと言うことは、オレにない魅力をその日記が持っているということなのだ。今の世の中は暴言よりもチワワが好まれるということなのだ。だからと言ってオレが宗旨替えをして、明日からペットを飼い始めてペット日記にすればよいわけではない。そんなことをしても古くからの読者はただ「アホかおまえは!」と思うだけである。オレは今のスタイルのままでアクセス数を増やしたい。ただそれだけである。どうか読者の皆様の協力をお願いします・・・ということなのだ。アクセス数が増えれば、それがオレの励みとなって、いいネタを拾って来なくちゃという気持ちが上昇するのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月17日(土) |
中国はやはりニセモノ天国だった! |
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中国から日本にやってきた旅行者は大量の買い物をする。なぜか?日本ならホンモノが買えるからということらしい。中国国内ではニセモノが当たり前でだまされて買う方が馬鹿という状況なのだ。そういうわけで中国では通販サイトに日本製を語るニセモノが横行しているのである。毎日新聞の記事を引用しよう。
中国:通販サイトに日本の模倣品横行 経産省が対策要請 中国のインターネット通信販売サイトで、日本企業の商品の模倣品が横行していることが、経済産業省の調査で分かった。日本の消費者からの情報提供も急増しており、経産省は中国政府に対策を要請するとともに、消費者が被害を受ける恐れがあるとして注意を呼び掛けている。 模倣品流通の実態を調べるために、経産省は2009年度に、中国の主要通販サイトで日本企業の特定商品を実際に10品目程度ずつ購入し、本物かどうかを検証する調査を実施。あるサイトでは購入した化粧品とキャラクター商品の100%が模倣品だった。別のサイトでも時計は60%、衣服は83%を模倣品が占めた。調査したサイトの具体名は公表していない。 中国のネット通販市場は09年に3兆円超と前年の2倍近くになったと推計されており、経産省は市場の急拡大が模倣品流通が深刻化する背景にあるとみている。 経産省の窓口に寄せられた模倣品に関する相談内容をまとめた報告書によると、インターネット取引関連の情報提供は09年に前年の5倍以上の953件に上り、受付件数に占める割合も約6割から約9割に跳ね上がった。中国で模倣品を扱うサイトが急増したことが一因という。 広告メールが日本の消費者に届き、悪質な通販サイトに誘導されるケースが多く、そのことも情報提供の増加につながっている。また、04年から09年に受け付けた日本企業からの相談のうち、通販サイトを含め模倣品の製造国が判明している173件では、中国 に関する相談が半数を超えている。 政府は中国当局に対し、模倣品を扱うサイトをネット接続事業者が自主的に削除できるような法整備などを要請。5月には東京都内で日中のネット事業者も参加したシンポジウムを開き、解決を迫った。 ◇中国のネット事情 中国のインターネット利用者は4億人を超え、急速に普及が進んでいる。ネット通信販売は2009年に約1億3000万人が活用し、取引総額は約3兆円を超すとされる。12年には10兆円近くに成長するとの推計もあり、楽天が中国のネット検索大手と、ヤフーはネット販売最大手と提携するなど日本企業の進出も活発だ。
記事からわかることは、中国にはニセモノ販売サイトが無数にあるということである。オレのメアドにもそういう詐欺サイトからのDMがよく届く。1万円のロレックスとか、5000円のエルメスとかを売っている。ロレックスがそんな激安で買えるわけがないし、そもそもそんなところにゼニを払うことがリスクなので笑って削除するだけだが、きっと世間にはなんでも信じやすい人がいて、本当にお金を振り込んだりするのだろう。
そのニセモノ天国に対して政府から抗議を行ったそうだが、それは大きなお世話だとオレは思っている。粗悪なニセモノが増えれば増えるほどホンモノの価値は上昇するのであり、真に優れた製品を作ってるのならば別段気にすることもないのである。ただ、せっかく調査したのだから役立ててもらいたい。
今回の調査でオレの腹の立つことは、調査したサイト名を公表していないことである。事実を事実として公表することがなぜいけないのか。このようなニセモノサイトがありますとなぜ声高に言わないのか。100%ニセモノ商品というそのサイトを公開し、中国政府に対して強く取り締まりを求めると共に関係者に対する厳罰を要求するのが政府の義務ではないのか。少なくとも日本政府には日本企業の利益を守る義務があると思うのである。公表しない限りそれは果たせていないのだ。
中国に進出する楽天は、そこで販売する商品をいったいどこから調達するのか。うっかりニセモノを販売してしまったら大変なのである。日本から送るとなるとかなりコストが掛かってしまう。そもそも中国にはまともな宅配便の仕組みがあるのだろうか。日本と違ってたくさんの品物が途中でネコババされてしまって消え失せるなんてことはないのだろうか。通販事業を立ち上げてもクレームの続出で撤退しなければならなくなるかも知れないのだ。 中国の輸出産業にとってこの「ニセモノ」問題は避けて通れない。おそらくはニセモノ企業から賄賂をもらってお目こぼしの党幹部の連中に、日本政府は事実を突きつけて改善を迫るしかないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月16日(金) |
新幹線開業で失われるモノとは何か? |
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来春に九州新幹線が全線開業し、新大阪から鹿児島が直通で結ばれる。そして北陸新幹線も2014年度末には開業することになる。在来線の一部区間はJRから分離されて第三セクターに移管されるわけだが、はっきり言ってその経営見通しはかなり暗い。オレがいつも主張していることだが、輸送量の少ない田舎にまで新幹線を開業することよりも、在来線に高速の列車を走らせることで在来線もっと活用すべきではないのか。新幹線を建設することで在来線を赤字にしてしまうのなら、新幹線建設の借金+在来線の赤字が今後の負担としてのしかかってくる。それは新幹線開業で入ってくる利益(これも怪しいモノだが)とは比べものにならないほどでかいのである。田舎に新幹線を作るという愚行は費用対効果ということを考えれば明らかにマイナスなのだ。
北陸新幹線の並行在来線についての試算結果が出ているので朝日新聞の記事を引用しよう。
並行在来線、赤字300〜600億円 30年間見通し 2010年7月16日 2014年度末の北陸新幹線の開業に伴い、JRから経営分離される並行在来線の運営を担う第三セクターについて、県の経営委員会は15日、今後30年間の赤字額の見通しを300億〜600億円とする経営計画案をまとめた。列車の維持費や国の負担割合など調整の余地が大きいため、見通しの幅が広くなった。今後は第三セクターや県、沿線自治体、国などの調整で経営計画を詰めることになる。 並行在来線は、信越線の直江津―長野県境間と北陸線の直江津―富山県境間の計約100キロ。県や沿線自治体などでつくる第三セクターが北陸新幹線の開業に伴ってJRから経営を引き継ぐ。 経営計画案をまとめたのは「県並行在来線開業準備協議会」の経営委員会(委員長、田中辰雄・慶応大准教授)。赤字額の見通しの幅が大きくなった要因は、貨物列車が走ることで傷む線路などの補修費を国が多く負担するよう、県が国に求めていることなどが背景にある。 第三セクターは、貨物列車を運行しないため、現行制度では国の負担は50%。だが既に並行在来線を運営している青森県が85%の負担を国に求めていることから、同委員会は赤字額を試算する際、この数値も使ったという。国に認められれば、県側の負担は約170億円減る。ただ、青森県の要望は実現しておらず、県は青森県と協力して国に要望していくという。 このほか、車両維持費が安いディーゼル車にすると約60億円の軽減になるなど、試算にあたっては不確定要素があった。田中委員長はこの日の委員会後、報道陣に「我々では決められない部分が多く、幅が出た。今後は第三セクターや県、沿線自治体が共同して決めてほしい」と注文を付けた。 委員の1人で、第三セクターへの参加を保留している糸魚川市の本間政一副市長は「結果を持ち帰り、市民や議会に説明して次のステップに進みたい。うちだけ遅れるわけにはいかない」と話した。市は20日、この経営計画案などについて住民説明会を開く。(大内奏)
せっかく電化されている区間なのに、維持費削減でディーゼル車になれば速度が落ちてますます客離れが起きるだろう。本数が減ってさらに速度が落ちれば、近距離の乗客にとっては不便なだけである。
地元民にとって新幹線建設は決してよいことばかりではない。第三セクターに移管される並行在来線の赤字を負担させられるのはJRではなくて地元自治体である。それがわかっているのに田舎代議士は自分の選挙区への新幹線建設を熱心に推進しているのである。第三セクターの借金がふくらんだとき、誰がその責任を取るのか。そうしたことがきちっと検討されないままに新幹線建設は進められているのだ。
在来線の駅前商店街はたいていシャッター通りとなっている。すでにさびれてしまっているところが多いのだ。その衰退に新幹線の開業がとどめを刺す形になり、並行在来線の駅周辺はゴーストタウン化していくのである。なぜこんなことになってしまうのか。それは新幹線開業の宿命なのだ。
JRが並行在来線を分離して切り捨てるのではなく、新幹線から乗り換えて利用できる列車を多数走らせるという経営努力をしてくれるならばまだ可能性は残されている。しかし、そんなことは全く期待できない。工夫すればなんとか黒字にできるかも知れない路線が、一方的に切り捨てられて地元に押しつけられるというのが現実なのだ。それでも新幹線開業を望むのは、日本人に根強い「イナカモンドリーム」の信仰のせいである。何もない田舎に新幹線や高速道路が通ることで、二束三文の山林や田畑が値上がりして、莫大なゼニが転がり込むという期待が、田舎への新幹線建設の動機なのだ。そうして得られたゼニは一部の個人のモノだが、将来に発生する借金は自治体の借金となり無関係な多くの貧しい人々が負担することになる。なぜこのような不条理がまかり通るのか。残念ながら日本は昔からこうだったのだ。どうせ二束三文の土地は二束三文で取り上げて建設費の負担ができるだけ掛からないようにすれば、少しでも第三セクターの負担を小さくすることができたのである。
在来線に高速列車をガンガン走らせれば、私鉄やクルマに奪われた客を取り戻すことができる。これは歴史が証明している。関西では旧国鉄が新快速を走らせることで、阪急や京阪の長距離客を奪い取った。速度競争では京阪も阪急も新快速には勝ち目がなかった。その結果阪急や京阪は特急の停車駅を増やして、京都−大阪間の直通客を切り捨てたのである。新快速と速さで勝負することからさっさと降りたのだ。
並行在来線を経営する三セクの巨大な赤字は今後誰が負担するのだろうか。国も地方も増え続ける借金で倒れそうになっている。ガソリン税はその穴埋めの財源にもっともふさわしかったのだが、道路族の議員どもがその利権を手放さない。結局解決の手段はないままに借金だけがふくらんでいくのである。
「新幹線を開業してもいい。しかし、在来線の赤字の穴埋めは新幹線によって得られる利益から出すべきだ。分離して切り捨ててはならない!」
最初にこうした方針をきちっと打ち出すべきであったのに、とにかく新幹線を作って欲しい田舎代議士は、無責任にも並行在来線の経営分離を受け入れることと引き替えに新幹線の開業を得た。地方に将来の多大で確実な借金と、本当にあるかどうかわからない新幹線開業の利益をもたらしたのである。
日本をダメにしてきたのは「イナカモンドリーム」である。その幻想を田舎の連中が追い求める限り、地方の衰退はどんどん進行し、確実に滅びが訪れるのだ。そこに外国人地方参政権が導入されたとき、地方はどんどん押し寄せる中国人や韓国人の居住区となってしまうだろう。それが30年先なのか、50年先なのかはわからないが、確実にやってくる未来であることは確かである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月15日(木) |
きみは武庫川女子大のユンケル教授を知ってるか! |
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武庫川女子大の相沢教授と言えば「ユンケル教授」の異名で名高い有名人である。普通なら一日に1本しか飲まないユンケルを毎日数十本飲むのがその異名の由来である。こういう面白い人をどうしてCMに起用しないのかとオレは不思議に思うのだ。白戸次郎の犬よりもよほどインパクトがあると思うのである。それに、個人的にオレはあの犬のCMが好きではない。さて、その有名なユンケル教授が、なんと酒気帯び運転で捕まったのである。読売新聞の記事を引用しよう。
「実はビールも」…容疑認めた「ユンケル教授」 酒気帯び状態で乗用車を運転したとして、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕された武庫川女子大教授・相沢徹容疑者(46)(兵庫県西宮市)が、その後の県警西宮署の調べに対し、「栄養ドリンク『ユンケル』は10本飲んだが、缶ビールも5本飲んだ」と容疑を認めていることがわかった。 発表によると、相沢容疑者は13日午後11時10分頃、西宮市内の国道43号で、酒気を帯びた状態で車を運転した疑い。 相沢容疑者は13日夜の逮捕当初、「ユンケルを40本飲んだ。酒は飲んでいない」と容疑を否認していたが、14日午後になって「13日午後8時から同9時までの間、大学で缶ビール(350ミリ・リットル)を5本飲んだ。ユンケルは朝から夕方にかけ10本飲んだ」と供述したという。 (2010年7月14日22時49分 読売新聞)
国道43号線は私も何度かクルマで走ったことがあるが、かなり交通量の多い混雑した道路である。午後11時頃と言えば、あちこちで飲酒検問をやってる時間帯だ。そんな時間に飲酒して運転するなんて、これはもう救いようのない馬鹿である。しかし、相沢教授の面白いところはそこで「飲酒ではなくてユンケル」と言い張ったところである。さすがユンケル教授である。さて、飲酒検問で引っかかった場合、その原因が「酒」以外のもの、たとえば粕汁とか奈良漬けの場合は許されるのかという重大な問題がここに含まれてることを我々は見逃してはならないのである。もしも奈良漬けや粕汁がOKならば、飲酒のあとでそうした食品を摂取したことを証明することにより、そのアルコールが飲酒によるものではないという言い訳が用意できるからだ。
さて、今回「酒気帯び」で検挙された相沢教授は、当初は「ユンケル40本飲んだ」と言い張ったのだが、さすがに40本では無理があると思ったのか、ユンケル10本と缶ビール5本に訂正したのである。どうやら言い逃れするのをあきらめたようである。
それにしても職場の大学で飲酒できるとはいいご身分である。普通は家に帰ってから飲むと思うのだが、この教授は職場での飲酒が常態化していたのだろうか。武庫川女子大の勤務規定では教員のキャンパス内での飲酒は認められているのだろうか。もしも女子学生が同席している場で飲酒があればそれは問題だとオレは思うのである。
栄養ドリンクには微量のアルコールが含まれてるらしい。だから大量に飲めば飲酒したのと同じことになるとこの相沢教授は主張したわけだが、そもそも大量に飲むということは想定外である。たいていああいうものは「1日に1本」と指定されているはずだ。そういう苦し紛れの言い訳をする相沢教授には、しっかりと罰金を払ってもらいたいのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月14日(水) |
民主党がみんなの党と連携する方法教えます |
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参議院での過半数を失って政権運営が困難になることが確実の民主党が、「みんなの党」と連立政権を組みたがっている。それに対して「みんなの党」の渡辺喜美代表が拒否を続けているわけだが、個別の政策で一致する部分では提携もありだという。せっかく衆議院を通過しても参議院で否決されることが確実で、しかも衆議院では2/3の議席までは持っていないために再可決もできない、そんなねじれ国会の状況でこのままでは「3年間は何もできない」ことになってしまうのである。
民主党が「みんなの党」を政権内に取り込んでしまうにはどうすればよいのか。簡単である。その昔、自民党が社会党と連立したことがあったじゃないか。あのとき、村山富市を首相にするという離れ業で自民党は政権を奪取したのだった。民主党もこの際、首相をみんなの党に渡してもいいからと連立を持ちかけるのである。「みんなの党」が主導権を握れるのなら渡辺喜美さんも乗ってくるかも知れない。
もちろん、「みんなの党」の内部には自民党との連携を希望している人も多いだろう。しかし、自民党はもはや日本の政治から消えゆく勢力である。今回自民党が議席数を増やしたのは地方の一人区で票を伸ばしたからであり、一票の不均衡のおかげである。農村票はまだ取れても、都市部では自民党はもう票を取れないことは明白である。
オレが「みん・民」連携を期待するのは、もしもそれが実現するなら公務員制度の改革が進めやすくなることと、外国人参政権などのむちゃ法案が出せなくなるという期待である。民主党の暴走を防ぐチェック機能の部分として「みんなの党」が働いてくれればと思うのだ。
渡辺喜美さんは「天下り禁止」の強い主張をお持ちである。その部分をオレは評価している。労組出身者によって支えられている民主党はその部分の方針が曖昧だ。むしろ天下りを温存したいかのようにも思える。その点で主導権を渡辺喜美さんに握ってもらった方がスムーズに行くかと思うのである。
ついでに自民党という泥舟から逃げ出した泡沫政党の連中もまとめて引き受けてやればいい。過半数確保は「引き抜き」という卑怯な戦略でやっても面白いのである。エサをちらつかせれば、裏切る者たちも出てくるだろう。
このままでは3年後の参院選では民主党はもっと負ける。それは確実である。ブームに乗っかって当選した姫井由美子議員とかがみんな落ちる可能性が高いからである。どうすればその時に負けずに済むのか。ライバルをなくせばいいのだ。敵がいなかったら負けるにも負けようがないのである。3年間の間に自民党の解体を進めるとともに、社民党や共産党が衰退するように工夫するのだ。そのためにはやはり民主党にとって「みんなの党」との連携は不可欠なのである。
渡辺喜美さんが「絶対に民主党とは連立を組まない」と言い続けてるのは、そう主張することによって自分たちを高く売りつけたいからである。相手が最高の条件を出してくるのを待っているのである。簡単に連立入りしたら「あの主張はなんだったのか」と国民はみな不信感を抱くだろう。「その条件なら前言を翻しての連立入りもありだな」とみんなが納得する展開を待ってるような気がするのだ。政治とはそういう駆け引きの世界である。これまで小沢一郎が主役だったそういう駆け引きを、今度は渡辺喜美さんがやってくるかも知れないのだ。
読売新聞の記事を引用しよう。
菅首相、公明・みんなに連携打診へ 菅首相は、与党が参院で過半数割れしたことを受けて、公明党とみんなの党に対し、国会運営での連携を求めていく方針を固めた。 首相が12日、周辺に伝えた。当面、政策や法案ごとに賛成を求める「部分連合」を念頭に協力を要請するが、将来の連立政権参加も視野に入れている。首相は9月の民主党代表選までに政権安定の枠組みにめどを付け、再選を確実にしたい考えだ。 参院選の結果、非改選を含む与党の議席は110議席となり、過半数に12議席届かない。首相は、安定政権を築くには、野党の中で比較的政策が近い公明党(参院19議席)か、みんなの党(同11議席)との連携が不可欠と判断したとみられる。 首相は12日夜、首相官邸で記者団に、「野党の皆さんの主張を国会の内外でしっかりと受け止めて政権運営をしなければいけない」と述べ、野党との連携を重視する考えを強調した。 首相はこの日、仙谷官房長官、民主党の枝野幹事長、輿石東参院議員会長らと断続的に会い、今後の国会対応や党運営などを協議。首相は党内対立を回避するため、内閣改造・党役員人事を9月の党代表選後に先送りする方針で、落選した千葉法相も続投させるほか、今期で参院議員を引退する峰崎直樹財務副大臣も内閣改造まで続投させることを決めた。これを受け、民主党は12日夕、党本部で首相出席のもとで役員会を開き、執行部の続投を確認したが、小沢一郎前幹事長に近い議員からは参院選敗北にもかかわらず執行部が辞任しないという対応への批判が強まっている。 こうした中、執行部は、菅首相の党代表としての任期満了に伴う代表選について、9月5日投開票とする案を軸に調整に入った。9月下旬から臨時国会を開くことを念頭に、9月最初の日曜日である5日に代表選を実施するものだ。ただ、臨時国会を早期に召集し、開会中に代表選を実施すべきだとの意見もある。(2010年7月13日03時01分 読売新聞)
みんなの党との連携はいいが、公明党はやめて欲しい。そんなことしなくても「みんなの党」が連立に加われば、自民党から分裂して出てくるメンバーがきっとまた現れるだろうから、それを連立メンバーに加えれば数は十分足りるはずである。公明党が連立に加わることで失う票の方が多いことを忘れてはならない。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月13日(火) |
いつからこんな梅雨になったんだ・・・ |
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小学生の頃に理科の時間に習った「梅雨」の概念は「雨がしとしと降る」だったはずである。しかし、近年の梅雨は全然どういう状況ではない。今年などは特にそれが顕著である。一日中しとしと雨が降ってるという梅雨らしさが無く、降るときは豪快に激しく、降らないときは強い日差しが照りつけるという具合なのだ。
オレは以前に「四季ではなくて二季」と書いたことがある。今、まさにそういう状況になってしまったのである。こうした状況をオレは「気候のデジタル化」と勝手に呼んでいる。昔は冬と夏の間に存在したさまざまな段階が今は存在せず、ただ「冬」「夏」のいずれかの状況があるだけになったのだ。雨も同様である。日本語には「五月雨」「こぬか雨」「霧雨」などのさまざまな雨を形容する語が存在したはずである。しかし、今の雨は、降れば豪雨、降らないとカンカン照りとまさにデジタルそのものなのだ。
なぜこんなことになってしまったのか。それを嘆く前に、我々の生活はすでに四季の変化とは無縁の生活になってしまった。気密性の高い家で、空調が完備していて我々はオートエアコンの温度をたとえば24度に設定するだけで、常に同じ温度の環境を手に入れることが可能なのだ。室内空間はもはや「季節のない」状況なのである。
気候変動がこれからも続けばどうなるのか。四季が二季になって、やがて一季になったらどうだろうか。一年中が「夏」とか「冬」という状況ならどうなのだろうか。地球温暖化が進行してしまえばそういう可能性も出てくるだろう。地球上のすべての土地が熱帯になってしまい、南極の氷が溶けて海面が上昇して・・・なんてことが絶対に起きないとは言えない。ゆるやかではあるが変化は確実に起きている。子どもの頃、大阪でも冬には雪が積もって、小学校のグランドで雪合戦をしたりした。今、大阪で雪が積もるなんてことは数年に一度だろう。オレが生きてきた50年に満たない時間の間でさえも、気候変動が確認できるのである。もっと長期スパンで見ればはるかに劇的な変化が起きているのだろう。梅雨が梅雨でないという些細な変化ではなくて、もっと大きな動きが何か起きているはずである。
梅雨が梅雨でなくなった時、昔から使っているこの「梅雨」という言葉は適切なのだろうか。完全に変質してしまった時に、同じ名称を用いるわけにはいかない。今の状況を表現する別の用語が必要なのである。
オレが子どもの頃に体験したさまざまなことを、今の子どもに語ってもきっと理解不能な部分が多いだろう。梅雨もその一つである。オレの記憶の中には、傘を差して小学校に通う道の途中で見たたくさんのカタツムリとか、道路にたくさん水たまりができてるので長靴を履いたこととか、当時のことがたくさん詰まってるのである。今の子どもはゴムの長靴なんてはかないだろう。そもそも道路に水たまりなんか無い。昔の道路は舗装なんかされてなかったのだ。深い水たまりをわざとバシャバシャ音を立てて歩く、そんな登下校の風景をオレは思い出す。まだ小学生の頃である。
そうえいば最近「梅雨入り宣言」「梅雨明け宣言」なんてものを聞かないのだが、今でもそんな発表はあるのだろうか。誰もその発表に気を止めなくなっただけのことなんだろうか。そんなことを思ったのである。 「気候の変化+無関心」の結果、梅雨は人々の記憶からいずれ消し去られていくのではないかと。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月12日(月) |
民主党はなぜ負けたのか? |
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7月10日の日記でノートパソコンクーラーを紹介しています。選挙でヒートアップした頭もついでに冷やしてみて下さい。
民主党が負けた。改選第一党の座を自民党に譲り、選挙前のかなり控えめな予想だった改選50議席さえ割り込むことが確実となった。民主党はなぜ負けたのだろうか。オレはその理由の一つに、変な候補者を立てたことがあると思っている。その最たるものが谷亮子である。谷亮子が得た得票よりも、谷亮子を候補者にしたことで民主に入れることをやめたオレのような有権者の方がはるかに多かったことに小沢一郎は気づいてるだろうか?そんなことがわかってない時点で彼もまたもう「過去の人」なんだが。その候補者に入れてくれる方の数よりも、そんな候補者を選んだことに反発する人の方が多いのなら実質マイナスの効果しかないことに気づかなかった時点でもう小沢一郎は選挙の神様でもなんでもなくなった。敗軍の参謀としてここは謙虚になってもらおうじゃないか。
「みんなの党」の躍進ぶりも民主には影響した。もしも「みんなの党」がなかったらその票は民主に入っていたかも知れない。民主批判票の多くがそのまま「みんなの党」に流れたのである。今回「みんなの党」に入れた人の半分近くは前回の衆議院選挙で民主に入れた人たちである。
それはそうと、オレは落選した候補者の名前を見ていてびっくりした。大学の時のクラスメイトだった方がみんなの党から出てるじゃないか。卒業後一度も会ったことがなかったが、こんなところで再会できるとは思わなかったよ中川卓也さんよ。本当にびっくりだぜ。荒木さんと3人でオレのアパートでお好み焼きパーティーをしたこと、覚えてるかな。それにしても落選したのは残念だったなあ。今度はオレも応援するから絶対に当選してくれ。
菅直人首相が「増税やむなし」→「増税に関して議論する」→「次の衆院選まで消費税は上げない」と発言をコロコロ変えていったことも、民主党の敗因だろう。要するに「このオッサンは目先の選挙の票のことしか考えていない」と見透かされたのである。事実そうなんだから仕方ないのだが。ジャスコの息子、岡田が幹部にいる民主党が消費税を上げたいのはもはや自明のことなので、菅直人がどんな発言をしても無駄である。消費税が5%→10%になることでイオングループの得る利益は莫大なものとなるだろう。
オレは個人的にはイオングループのような存在が地方の衰退をもたらしたと思っている。駅前商店街を崩壊させてシャッター通りにしてしまい、地方のローカル線の利用者が減少していく一方で、国道沿いには巨大なパチンコ屋や全国展開のチェーン店が建ち並び、イオンモールのような大型店にはクルマでたくさんの人が詰めかける。イオンのような巨大スーパーや、ヤマダ電機、ユニクロといった専門店が日本中の田舎に同じ風景を林立させたことの罪は大きい。そしてこうした大型店は、地域の老舗の店を廃業に追い込む一方で、その土地の人々の持つゼニを根こそぎ持ち去ってしまうのである。
地元の店に落ちるはずだったゼニが、中央に吸い上げられてしまうのだ。もしも田舎にある店が、すべてその地域の小さな店だけならゼニはその中をぐるぐる循環するのである。これからも大規模小売店舗が地方へ進出していく流れは変わらないだろうし、それによって日本中の田舎が均等にダメになっていくのもまた必然である。民主党政権は自民党と同じくそうした現象に対して何も積極的に手を打たないだろう。むしろそれを推進する側であるからだ。その結果、自立できなくなった地方を税金で救済することになるわけで、利益は企業に、負担は国民にという基本姿勢は不変である。この基本姿勢は自民党から民主党への政権交代の時も全く変わらずに受け継がれたのである。二大政党制とは名ばかりで、自民党が2つあるようなものである。だから前回民主に入れた人が今回自民に入れても何もおかしくはないのである。
地方区に複数の候補者を立てて「攻め」の姿勢で小沢一郎は戦い抜こうとした。しかし、ひとたび劣勢に回ると今度はその複数候補が自分たちの弱点となった。比例区にいろんな候補者を入れて幅広い支持を集めたいのはよくわかる。しかし、それは同時に「アンチ○○」の存在もいることを忘れてはならない。もっとも「アンチ○○」という点では自民党の方がむしろ多かったような気もするのだが。堀内恒夫を候補にした時点で阪神ファンは入れてくれないし、石井浩郎を候補にした時点で岡村孝子ファンは票を入れないからである。
さて、民主党+国民新党が参議院で過半数を割り込み、以前とは逆のねじれ国会が確実になった今、次の衆院選までの3年間はこの状態が続くのである。民主党はなんとか「みんなの党」を与党連立政権に引き入れたかったようだが、それは実現しないだろう。自民党を飛び出した泡沫集団はいずれ「勝った方に便乗する」方が有利だと考えて戻ってくるだろう。船が沈みそうなら逃げだし、沈まないとわかると戻ってくるような連中を誰が信頼するだろうか。見苦しいことこの上ないのである。
消費税値上げや外国人参政権という党の方針を選挙の期間中だけ隠そうとした卑怯な民主党が敗れ去った。前回の衆議院選挙で民主党が勝ったのと同じく、今回も敵失によって勝負は決した。マイナスの動機でしか投票先を選べない日本国民は実に不幸である。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月11日(日) |
今日は選挙なのである |
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今日は参議院選挙である。そういうわけで、オレは父を投票所にクルマで連れて行く予定なんだが、それにしても投票日が迫るに従って民主党の劣勢が伝えられるのはどういう意図があるのだろうか。日本人の「判官贔屓」の精神をうまく使って、民主党に票を集めようと言う意図なのだろうか。いずれにしても菅直人首相の「消費税10%発言」はいくらあとからごまかしてももはや消すことはこんなんであり、有権者は「民主党は消費税を10%にしようとしている」とすでに受け止めてしまったのである。
増税による財政再建というのは本当に必要なのだろうか。昔、まだ日本の借金が300兆ほどしかなかった時でさえ、「こんなに借金があったら大変だ!」と言われていたわけで、そこからさらに倍以上に増えたがそんなに日々の暮らしが大変になったわけでもなく、同じような日々が続いているのである。
日本政府にはこのまま財政再建などという不可能なことは考えずにどんどん借金を増やしていき、1000兆円、2000兆円と借金を拡大した結果日本がいったいどうなるのかという壮大な実験に挑んでもらいたいとオレは思ってるのだが、その結果を見る前にオレの寿命が尽きるだろう。考えたら先進国の中で財政再建に成功した国などあるのだろうか。みんなどんどん財政赤字を拡大させる一方じゃないか。
唯一、財政赤字を払拭できそうな国と言えばオーストラリアかも知れない。資源税の導入で石炭や鉄鉱石にじゃんじゃん税金を掛けることができるわけで、そうなるともしかしたら超金満国家になれるのかも知れない。もっともそんなことは今回の選挙には何の関係もないのだが。
オレは地方区でいったい誰に投票すればいいのか悩むのである。まず今回、自民・民主には入れる気はない。民主はもう一人岡部まりさんが立候補しているが、彼女にはまた「探偵ナイトスクープ」に復帰してもらいたいので当選してもらっては困るのである。変な宗教とか泡沫政党にも入れたくはないので、そうなるとますます選択肢が無くなってしまうのである。そういうわけでもう今日が投票日だというのにまだ誰に入れるかが決まっていないのである。本当に困ったことである。
いったいこの選挙の結果がどうなるのかという野次馬的な興味はもちろんある。しかし、それが自分の利害にどう関わるのかというと正直言ってわからない。誰に投票すれば一番株価が上がるのかなどというわかりやすい指標があれば迷わず投票するのだが、残念ながらそんなことを誰も公約にしていない。
そういうわけで、オレは投票直前まで悩み、悩みながら誰かに入れないといけないということで投票するのだろう。個人的に絶対に入れたくはない候補者はたくさんいる。柔道だけやってればいいあの人とか、阪神タイガースにさんざん迷惑を掛けたあげくにやめたあいつとか、顔を見るだけで気分が悪くなる誰かさんとかである。変な宗教の関係者ももちろん論外である。
ここで「選挙の結果はこうなる」という予想はしない。だってはずれるとかっこわるいからである。あくまでオレは野次馬に徹して今回の選挙を見ていたい。ただ、普天間問題で社民党は漁夫の利を得たかも知れない。オレは社民党に入れる気はないが、社民党は今回ある程度票を伸ばすかなと言う気はするのである。
あと、今回一番票を伸ばしそうなのは「みんなの党」なので、菅直人は負けるとわかった選挙結果を少しでも有利に運べるように、連携したがってるのである。それがわかってるから逆に渡辺喜美さんの方は「絶対に連携しない」と答えているのである。今回票を伸ばすのが確実な「みんなの党」が政界再編の鍵を握ってることは間違いない。
そうそう、自民党という泥船から逃げ出したあの「ふみつぶせ日本」だったか、「たちどまれ日本」だったかオレもよく名前を覚えていない泡沫政党があったが、あんなものはこの選挙で消え去るだろう。「改革」をうたった党が改革なんてできなかったことも歴史が証明している。そういうわけで桝添さんにも全く期待していないのである。自民党から逃げ出す前に、自民党という政権政党の中で何もできなかった連中には全く期待していないのである。
何通かオレのところに「選挙に出ないのですか?」などというメールが届いた。残念ながらオレはそんなにヒマではないし、いきなり無職になってしまって大丈夫な蓄えもないのである。逆に言えばゼニがいっぱい貯まって生活の不安が無くなったらそういうのもありかということである。政治家みたいなヤクザな商売はオレのようなまっとうな人間には向いていないというのが正直な気持ちである。
今日の日中にはオレは出かけているのだが、帰宅したときにはもう選挙の大勢が決まってるのだろう。そのときにオレが「盛者必衰」と思うか「驚天動地」するのか、それは現時点ではまだわからない。ただ、今夜のオレが食い入るようにテレビの開票速報を観ていることだけは確かである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月10日(土) |
暑い夏はノートパソコンも熱い! |
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ノートパソコンを長時間使ってると、かなり本体が熱くなる。これは私が使ってる機種の問題かも知れないのだが、その熱さのために挙動が不安定になることもまた事実なのである。そういうわけでオレはノートPC専用のクーラーを購入して使っていた。そのことは5月4日付「大人の写真日記」に書いたのである。しかし、2ヶ月ほど使っていて、だんだんそのファンを回すモーターの音が大きくなってきた。最初は音がしなかったのに、最近はいつもウィーンウィーンと鳴っていて思わず音楽の都に行きたくなるほどなのである。職場で使ってると、同僚から「その音はなんですか?」などと訊かれるようになってしまった。つまり、その騒音が周囲に迷惑を掛けていると言うことである。こういうことでは職場でこのクーラーは使えない。それで新たなノートパソコンクーラーを探し求めて、楽天市場でこういう商品を見つけたのである。価格も激安である。税込み714円なら、送料を入れてもかなり安い。
注文したところ、すぐに品物が届いたので使ってみた。「静音」と書いてあるだけあって本当に音がしない。これなら同僚に迷惑を掛けることもない。しかも、19センチのファンの威力はすごい。風がパソコンの下から出て、左右の手元に流れるので手をパソコンの両脇に置くと風が当たって涼しいくらいなのである。これはいい。
冷却性能だが、連続で5時間使ってもパソコンはちっとも過熱しなかったので十分合格である。そういうわけでオレは以前使っていた騒音のひどいPCクーラーを自宅専用にして、この新しいPCクーラーを職場に置いておくことにしたのである。
100円ショップで買った人工芝をノートPCの下に置いて使っていたこともある。確かに、直接机の上に置くよりも冷却効果はあったが、それでもやはりノートPCが熱くなることに変わりはなかった。しかし、こうしてファンが回ってる空冷式のクーラーなら確実にノートPCを冷やすことができるのだ。
このクーラーには電源は不用である。USBから電源をもらうようになってるのでパソコンの余ってるUSB端子に差し込むだけだ。あと心配なのはやはりこのクーラーそのものの寿命である。モーターがどれくらい持つのだろうか。見たところ実にシンプルな構造でモーターもコイルの銅線がむき出しで見えている。なんだか衝撃に弱そうなのである。もっとも使っていない時は購入時に入っていた箱の中にしまっておくつもりだから、よほどのことがない限り壊れることもないと思うのだが。
オレは719円+525円(送料)で購入したが、2個でも同じ送料だった。だったら2個まとめ買いする方がいい。きっと夫婦で使うとか、家と職場の両方に置くとかいうふうにパソコンを2カ所で使う方が多いだろうから。2個買っても送料込みで2000円以下である。
ただ心配なのは、このような商品がいつまでも安定供給されることがないということである。あるときに買っておかないとすぐに品切れになったり生産中止になったりしてしまって、今度はもっと高価なぼったくりの品しかないということになってしまうからだ。エレコムなどの周辺機器メーカー製でパソコンショップでふつうに置かれてるノートPC冷却台というのは3000円近くしている。こんな単純な構造のものがそんなに高いなんてオレにはとうてい納得できないのである。その1/3以下の価格で購入でき、しかも静音型のノートPCクーラーなら十分に商品価値があるとオレは思うのである。
楽天市場で検索したら、この商品を扱ってる店は2軒あって、高い方の店は924円、安い方の店は714円ということだった。もしも安い方の店が品切れになったとしても、高い方の924円でも十分に安いとオレは思うのである。
それにしても単純な構造である。こんなものなら別に買わなくても自分で作れそうである。パソコンを自作するときに使うようなCPUクーラーのファンを転用すればなんとかなるのじゃないかと思ったのである。ただ、そのために使う時間と手間を考えれば、通販で注文して買った方が安いしリスクも少ない。2個まとめ買いすれば送料込みでも一個あたりのコストは1000円を切るわけで、だったら店まで買いに行く交通費やガソリン代もいらないから結果的にはお買い得ということになるのである。
こういう周辺機器に使用されているモーターには寿命がある。何年も使い続けることはできない。せいぜい1,2年だろう。壊れることを前提に割り切って使わないといけないのである。だったら安いことは最大の価値である。714円なら一年しかもたなくても十分である。少なくとも同じ機能の製品の中に7000円くらいするものもあるわけで、そういう製品が10年間壊れないなんてオレには思えないからである。
とりあえず楽天市場の取り扱い店を2軒連記しておきたい。
静音・大風量・19センチの大型ファン搭載LEDノートPCクーラー/19cmノートPCクーラー 静音・大風量・19センチの大型ファン搭載LEDノートPCクーラー/19cmノートPCクーラー
ちなみにアマゾンでは1380円で扱ってる店があった。さすがにその価格は高いだろと突っ込んでみる。オレが送料込みで楽天市場で買った価格である。ここに送料を加えたら2000円近くなって倍になるぜ。
ノートパソコン用クーラー◆LED付き 電源供給USB ノートブックパソコンの熱暴走対策に!ブラック
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2010年07月09日(金) |
長崎のババア、傘で高校生を攻撃! |
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長崎県ではシルバーシートは体力がなくてバスで立っていられないヘタレ高校生のためにあるのだろうか。もしもオレがシルバーシートに座ってる高校生を見たら、なんて情けない連中だろうかと思うだろう。高校生はしっかりと立てばいいのである。中学生も小学生も立てばいいのだ。シルバーシートというのは老人や障害者、そして乳児を抱いたお母さんのためにある席なのである。もしも電車やバスでシルバーシートしか空いてない時はあきらめて立つのが武士道の精神であり、日本人の美徳なのだ。
そのシルバーシートに座っていた高校生を激しく注意した老婆がいた。その注意はなかなか過激で、殴った上に傘で顔面を突くというハードなものだった。殴られた高校生はなんと鼻骨骨折の重傷を負ったのである。注意するのは妥当だと思うのだが、何もそこまでやらなくてもいいと思うのだ。長崎にはなんと過激なババアがいたことか。読売新聞の記事を引用しよう。
優先席の高校生に怒り!60歳女、殴って傘で突く 長崎県警長崎署は8日、バスのシルバーシートに座っていた男子高校生に腹を立て、傘で顔を突くなどして重傷を負わせたとして、長崎市古町、マンション管理人枡田民子容疑者(60)を傷害容疑で逮捕した。 発表によると、枡田容疑者は4月27日午前7時50分頃、市内を走行中の路線バスの車内でシルバーシートに座っていた男子高校生(18)(長崎県諫早市)らに「高校生のくせに、何でシルバーシートに座らんといかんとね」と怒り、顔を数回殴った。さらに「何で殴るとか」などと反論した高校生をけり、傘の先で顔を突くなどした疑い。高校生は鼻の骨を折るなど、4週間の重傷を負った。 枡田容疑者は下車して逃げたが、これまでも枡田容疑者の自宅周辺では高校生や中学生が注意されたうえ、肩をたたかれたなどの相談が同署に寄せられていた。容疑について「認めも否定もしない」と話しているという。 (2010年7月8日22時18分 読売新聞)
この老婆はおそらく、そこらにいるヘタレ高校生を見ていて我慢できなかったのだろう。
「高校生のくせに、何でシルバーシートに座らんといかんとね」
と、思わず言ってしまったのだ。おそらく今時の高校生のことだからそこらにゴミを投げ捨てたり空き缶を投げたりするようなのは日常茶飯事だと思われる。自宅周辺でそういう高校生を見つけて注意したとしても、高校生にしてみれば自分たちが悪いことをしているという感覚は全くないものだから「変なババアにからまれた」と警察に相談に行くのである。
昔はどこの街にもこういう怖い大人が居た。そして地域社会が子どもの非行かをある程度防いでくれていたのである。そうした歯止めがなくなった今、子どもたちは何も恐れずに平気でホームレスを襲撃したりいじめで友人を海に突き落としたりするのである。本当は家庭がもっと厳しく躾けないといけないことを代行してくれる地域社会の教育力が低下しているのだ。
今回の事件、高校生たちが重傷を負ったということでこの老婆が全面的に悪いという結論にされてしまうわけだが、オレはむしろこの老婆に対して同情してしまうのである。
今時、見ず知らずの他人の子どもに注意してくれる大人がどれだけいるだろうか。その注意が過激でしかも乱暴だったという運用上の問題が今回の事件であり、注意する行為自体は何も間違っていない。ところが怪我をした高校生の親たちは、シルバーシートに堂々と座ってた息子たちの非よりも、老婆の暴力の非を強く主張するのだろう。そしていつのまにか「自分たちは何も悪くなかったのに」と開き直ってしまうのである。
老婆の攻撃で一番問題なのは、傘で顔を突いたということだ。これは危険だ。もしも目を突かれたら失明のおそれがある。やりすぎの部分はここである。自分が男子高校生に対して非力なのを、武器を用いてカバーしようとしたのかも知れないが、それにしても高校生が骨折するくらいに殴るなんてなんて力の強い老婆かと思うのである。きっとシルバーシートのことも、自分が座りたいなんていう姑息な理由ではなくて、そこに平気で座る高校生の存在が許せないという義憤から起きたものだろう。
暴力を肯定するわけではないが、この老婆に寛大な判決がくだることをオレは密かに願っているのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月08日(木) |
また大阪で生活保護費不正受給か・・・ |
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この日の日記は依頼により削除されました。
2010年07月07日(水) |
こらNHK、老人の楽しみを奪うな! |
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NHK(日本白痴化協会の略ではない)が、大相撲名古屋場所の生放送をやめるというニュースを聞いてオレはびっくりしたのである。リビングでのんびりとテレビを観ていることが多いオレの父親にとって、大相撲中継というのは楽しみだったはずだ。それを奪うとはなんということだ。こんなことは断じて許せないのである。バクチをした相撲取りが処分されることまではまあ仕方がない。しかし、何の落ち度もない一般の視聴者が楽しみを奪われるというのはオレには納得いかないのである。 アサヒコムの記事を引用しよう。
NHK、名古屋場所は生中継せずダイジェスト番組を放送 2010年7月7日0時23分 大相撲の賭博問題で、NHKは6日、名古屋場所の中継放送をテレビ、ラジオとも行わないことを決めた。再発防止に向けた日本相撲協会の取り組みが不十分で、中継をすれば受信料を支払う視聴者の理解が得られないと判断した。一方で相撲ファンに配慮し、幕内の取組を紹介するダイジェスト番組を午後6時台に20分間放送する。 本場所の中継を全面的に見送るのは、80年を超す大相撲中継の歴史で初めて。NHKの福地茂雄会長は記者会見をし、「野球賭博は暴力団との関与が指摘されるなど、極めて重大で遺憾な事態。視聴者からは連日、厳しい意見が寄せられている。再発防止のための改革の方向性が現時点では具体的にわからない」と述べた。同日夜には総合テレビで放送した広報番組に出演し、視聴者に向けて直接、経緯を説明した。 この問題でNHKは、執行権を持つ福地会長の指示にもとづき、中継中止の検討を開始。放送の可否を見極めるため、相撲協会がコンプライアンス(法令順守)を確立できるかどうかを注視していた。だが、相撲協会が一時、理事長代行に内部出身者を推そうとしていたことが表面化。福地会長が不信感を強める結果となった。 相撲協会はこの日、村山弘義理事長代行らがNHKを訪ねて直接、中継の実施を要請。これを受け、NHKは福地会長ら役員12人が最終的な結論を下す話し合いに入った。だが、賭博をした力士の処分が決まるなど一定のけじめがついたものの、まだ不信感がぬぐえないことから、現段階での中継は時期尚早と判断。福地会長が村山理事長代行に電話をして中止を伝えた。 NHKは通常、総合テレビで午後3時過ぎから同6時まで、衛星第2で午後1時から同6時まで大相撲を中継している。これをそれぞれダイジェスト番組に切り替える。海外向けの放送もダイジェスト番組に変更。午後4時過ぎから同6時まで中継しているラジオでは結果のみを伝える。 2008年から5年契約で結んでいる放送権料は年25億円を超えるとされるが、この扱いについては今後協議するという。来場所以降の対応については明言を避けた。 NHKの大相撲中継は、1928年からラジオで、53年からテレビで始まった。戦時中、ラジオ中継の一部が録音に切り替えられた例はあるが、全面的に見送ったことはない。 この問題でNHKに寄せられた視聴者の意見は、6月14日から7月5日までで約1万2600件に達し、そのうち中継に反対する内容は68%を占めていた。(丸山玄則、村瀬信也)
視聴者からの意見が1万2600件で、そのうち中継反対が68%だからといって世間の人々の68%もの方が大相撲中継に反対してるとはいえないのである。大多数の視聴者は「別に放送してもいいじゃないか」と思っているわけだが、そんなことをいちいち電話して主張したりしない。電話をわざわざかけて中継するなどと文句をつけるのは、ごく一宇の偏屈野郎だけである。それが日本の人口の0.01%いたからといって全然気にする必要はないのだ。オレみたいに相撲に対してたいした思い入れもない普通のオッサンたちは、生放送するかしないかなんてことについて何にも考えてないのである。
もしも生放送を中止したら、相撲を中継していた時間をNHKはどうやって使うつもりなんだろうか。くだらない番組の再放送でも流すのだろうか。それとも2時間近く画面に「しばらくお待ち下さい」というテロップでも流すのか。オレには想像も付かないのだ。
貴乃花は琴光喜の解雇に反対したという。どうせなら幕下降格ということにすればよかったのである。そこからもう一度自力で勝ち進んで大関に戻ってきたとしたら、誰もがその艱難辛苦に耐えたことを認めて賭博のことなど忘れてくれるだろう。幕下付け出しから勝ち進む姿は多くの方々に「失敗してもやりなおせる」という意味で勇気を与えたはずである。そんな斬新なことを思いつけるのはオレのような野次馬だけであり、協会幹部の連中の頭の中にはそんなアイデアなどどこにもないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月06日(火) |
宅配便は信頼がすべてですわ |
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配送するのが面倒だと途中で捨ててしまったり、生ものを運んでるのに遅配で腐ってしまったりという業者があれば顧客から相手にされなくなるだろう。タチの悪い従業員がお中元やお歳暮の品物をちょろまかすような業者があればもはや存続していけないだろう。日本における宅配便業者というのは熾烈な競争をサービスの向上で勝ち抜いてきたというイメージでオレはとらえてたのである。もっとも以前にオレは家族旅行の帰りに、中国自動車道で漫画を読みながら蛇行運転していたS川急便のトラックを目撃している。だから必ずしもすべての業者がまともとも思っていないのである。
その昔、ヤマト運輸が必死で築いた宅急便のよいイメージを、今はいとも簡単にぶちこわしてしまう不心得者たちが居る。先人たちの苦労を全くわかっていないのだ。これだけの低料金で、これだけの高品質のサービスが提供できることは誇るべきことである。
ペリカン便と統合したゆうパックが急増した取扱量に耐えきれずに遅配が起きた。処理できる量を超えてしまったらこういうことになるのはすぐに予想できるはずである。しかも今回の統合に関して、現場の社員たちは「混乱」をみんな予測していたらしい。というのは研修用の端末が不足していて十分に準備の時間がとれないということで、日通側の社員たちは携帯端末の操作の仕方がよくわからないままに統合が行われてしまったのだ。知らぬは社長だけだったのである。遅配の品物の中に誕生日ケーキや結婚記念日の花のように遅れたら無意味になるようなものがあったらどうやって賠償するのか。オレは今回の遅配事件でそのことを真っ先に思ったのだ。商品の賠償はできても、心のダメージに対してどう賠償するのか。産経新聞の記事を引用しよう。
ゆうパック遅配、32万個に拡大 百貨店では別業者に切り替えも 2010.7.5 21:08 このニュースのトピックス:郵便・運輸 日本郵政グループの宅配便「ゆうパック」の大規模な遅配問題で、郵便事業会社は5日、遅配が1日から5日まで累計で32万個程度になったと明らかにした。前日までの26万個からさらに増えた。監督官庁の総務省は、郵便事業会社に対し再発防止策を求める行政処分を出すかどうか検討している。 同社によると、4日に引き受けた荷物のうち、埼玉県から全国への便では半日から1日程度の遅配になる可能性がある。大阪府から神奈川県への便や、あて先が千葉、埼玉、茨城の3県と大阪府の便でも半日程度の遅れが見込まれるとしている。 ゆうパックの遅配は、日本通運の「ペリカン便」と事業統合した初日の1日に発生した。遅配の原因や公表が4日に遅れた経緯などについて総務省は、報告を要請。原口一博総務相が6日午前に郵便事業会社の鍋倉真一社長を呼び、要請文書を手渡す。総務省は説明を受けた上で業務改善命令などの処分を協議する。 ピークを迎えている中元などのギフト配送にゆうパックを利用している小売り企業では、大丸松坂屋百貨店の東京店が、期日指定がある一部ギフトの配送を別の業者に切り替えるなど影響が出ている。対象ギフトは4日までに約2千個に上るという。 イメージダウンによる顧客離れは進めば、日本郵政にとって赤字脱却が急務の課題となっている宅配便事業の立て直しに大きな打撃を与えるのは必至だ。
配送すべき荷物がどんどん貯まってしまう状況というのは、放置すればさらに悪化するしかないだろう。今頃仕分け現場は阿鼻叫喚の地獄図になってしまっているのだろうか。そもそも2つのシステムを無理に一つにしようとするのだからなかなか大変なのである。郵便番号で仕分けする郵便局に対して、ペリカン便は別の手法で仕分けしていて居たのではないか。だったら「自分たちの慣れたやり方」でできない部分で仕事の混乱が生じるのは当然のことだ。それが今回の大遅配につながったのである。
百貨店も信頼が命である。品物が無事に届かなかったら客はまず百貨店を疑うだろう。ちゃんと間に合うように発送したのかと。百貨店が「宅配便の会社がのろまでドジだったもので・・・」と説明しても、言い逃れしてると思われてさらに客は怒り狂うかも知れない。その予定の日に商品が届かなかったことで人生が変わってしまう人も出るだろう。そんなときにどうやって責任がとれるのだろうか。ちゃんと届いて当たり前の世界、もしもその大前提が崩れたらどうしようもないのである。
ゆうパックの宅配便事業部門は赤字だという。黒字化するためにはまず扱い量を増やさないといけないし、そのためには客に信頼されないといけない。そのスタートのところから躓いてしまったのである。さて、ゆうパックは復活できるのだろうか。失った信頼は果たして取り戻せるのだろうか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月05日(月) |
教会への連続テロ、犯人捕まる |
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2008年9月以降、関西のプロテスタント系の教会に対する連続テロが起きていた。消火器を投げ込むなどという乱暴な手口で破壊行為が起きていたのである。同一犯による犯行ということは想像できたが、なかなか犯人は捕まらなかった。その教会テロ犯がやっと逮捕されたのである。どういう動機だったのだろうか。読売新聞の記事を引用しよう。
消火器投げ込み男「牧師に願い聞いてほしかった」 大阪府警捜査1課と池田署などは4日、同府豊能(とよの)町光風台5、無職池田康政容疑者(29)を器物損壊容疑で逮捕した。 近畿地方では2008年9月以降、プロテスタント系の教会や付属施設に消火器などが投げ込まれる事件が72件相次いでいた。池田容疑者は「全部自分がやった。牧師に願いを聞いてほしかった」とすべての犯行を自供した。池田容疑者は全事件の犯行日時や場所を記した日記や、プロテスタント系教会の住所録などを所持しており、府警は裏付け捜査を進める。 発表では、4月27日午前4時頃、大阪市旭区の「日本基督教団森小路教会」の木製扉に消火器を投げ付け、扉を壊した疑い。複数の防犯カメラにミニバイクの男が映っており、映像から池田容疑者を割り出した。 池田容疑者は約5年半前から兵庫県川西市のプロテスタント系教会に熱心に通っていた。教会では掃除に励み、信者の子どもを車で送り迎えするなど熱心に活動していた。 ところが、親しかった牧師が07年5月に教会を去ってから様子が変わり、家族に「裏切られた」などと口走るようになったという。 一連の事件は今年4月末までに大阪府で44件、兵庫県で22件、京都、滋賀両府県で各3件発生。うち大阪府内の約60教会には犯行を打ち明ける15種類の手紙が届いていた。手紙は匿名で、「教会に迷惑をかけた」「親や友だちに不幸が続き、教会を攻撃すれば止まると思った」などと書かれていた。池田容疑者は調べに、「自分が送った」と話しているという。(2010年7月4日19時58分 読売新聞)
熱心な信者が狂信的なテロリストに変貌したのはなぜか。「裏切られた」と犯人の男が感じたのはどういう理由からだったのだろうか。裏切られたと思うのならなぜその気持ちを当の牧師にぶつけなかったのだろうか。なぜその衝動が、牧師個人ではなくてプロテスタント教会すべてに向かってしまったのだろうか。どうもそれがオレには不思議なのである。強い信仰心が屈折すれば、強い破壊衝動になったということなのだろうか。
オレの友人にはプロテスタント系の教会に通う方もいる。もしもこの教会テロが中にいる人に危害を加えるような結果につながったら・・・と思ってオレは心配していたのだ。だから犯人がこうして検挙されたことでほっとしているのである。
事件が起きて、犯人が検挙されるといつもオレは「また無職か・・・」と思う。」29歳無職のこの男はどうやって生計を立てていたのだろうか。親のところに同居していたのである。父親は教会テロを繰り返し続ける我が子に対して「おまえがやったのか?」と問いただしたこともあったという。もちろん本人は否定したが。池田容疑者は父親(61)の病気について「不幸は神の仕業。これだけキリスト教に奉仕して、なぜ報いを受けるのか」と話していたという。熱心に信仰したのに願いが叶えられなかったというのが犯行の動機だったとすれば、精神鑑定の必要はないのだろうか。
全事件の記録を池田容疑者は残していた。それだけ几帳面な性格ならばちゃんと仕事につけると思うのである。それこそ教会テロなんかせず、自分の人生をちゃんと自分で決めて行動すればよかったのではないか。いったい何が不満だったのだろうか。それをオレは知りたいのである。もっとも精神に異常をきたした男の心には闇しか宿っていないのかも知れないが。動機が個人的な怨恨ならまだマシだ。「神の指示に従った」「悪魔がやれと命じた」などと主張されたらどうしようもないからである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月04日(日) |
クルマが川に流されました・・・ |
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奈良県を流れる大和川に、大城橋と呼ばれる沈下橋(潜水橋)(←クリックすれば動画が見られます)がある。増水の時はこの橋はそのまま川の中に水没するのである。水の抵抗がないように欄干もなく、2mほどの幅なのでもちろんクルマのすれ違いもできない。手すりや柵やガードレールなどがないわけで、うっかりすれば落ちるから歩いて渡るのも少し怖いかも知れない。自転車やバイクで運転を誤ると即転落である。まして増水時には橋の上を水が流れるわけだから、渡ろうとすることはかなり危険な行為である。その大城橋を、大雨で増水してるのにも関わらず渡ろうとしたドライバーがいたのである。産経新聞の記事を引用しよう。
増水で橋から車転落 運転手は自力脱出、奈良2010.7.3 23:48 3日午後1時50分ごろ、奈良県河合町と斑鳩町を結ぶ大城橋で、通行中の乗用車が大和川に転落した。運転していた斑鳩町の男性(67)は、とっさに窓を開けて脱出、泳いで岸にたどり着き無事だった。車は下流に流された。 西和署によると、橋は増水時に冠水する「沈下橋」で、欄干は設置されていなかった。大雨で水かさが増したため、河合町が通行注意を促す警告灯を土手に設置していた。男性は同署に「橋の途中までは冠水していなかったので渡れると思った」と話している。 大阪管区気象台によると、河合町と斑鳩町にはこの日午前10時すぎと午後4時前に大雨洪水注意報が発令された。 車が流された下流にはJR関西線の鉄橋があり、JR西日本は午後2時すぎから約40分間運転を見合わせ、10本が部分運休するなどした。
クルマはどこまで流されていったのだろうか。すぐ下流にはJR関西線の鉄橋があるわけで、そこにぶち当たって鉄橋を破壊すれば大惨事になる。そんなところにクルマを流してしまったという、全くもって迷惑なジジイである。クルマを押し流してしまうほどの水流があったということは、橋はほとんど水没していたはずである。そんなところにどうしてクルマを乗り入れたのだろうか。雨で増水した川の水はおそらく茶色く濁ってるはずだから橋なんて全然見えなかったはずである。そんなところにクルマを乗り入れるなんて・・・とオレはその命知らずの走りにあきれてしまうのだ。
川の流れの力はけっこう強力なのである。オレがまだ大学4回生のころだから1982年の夏だ。8・1豪雨と呼ばれた集中豪雨で松原市が広範囲に水浸しになったことがあった。そのときオレは近畿大学が主管した西日本大学サイクリング部連盟のラリーで浜松にいた。天竜川もかなり増水していた。その増水する天竜川沿いに走る予定だったが、道路が冠水していたのである。向こう見ずな一回生が「先輩、これくらいなら大丈夫ですよ!」とその流れの中に自転車を乗り入れたが、川に流されてたちまち転倒し、みんながあわててその一回生を救助するということがあった。この大城橋がもしも冠水していたらそこを歩いてでも強引に渡るなんてことは危険すぎるのだ。
川がそんな危険な状態なのにクルマを乗り入れたその判断力の悪さは特筆に値する。しかし、窓から脱出して泳いで岸にたどり着いたという部分の行動力は67歳とは思えないのである。いったいどちらがこの方の本性なんだろうか。
川に流されたクルマはいったいどこまで流れていったのだろうか。この男のせいでJR関西線では列車を運休させているわけで、迷惑なことこの上ないのである。大雨洪水注意報が発令されるくらいだからかなり増水していたはずで、もちろん午後1時50分だから暗くて見えないなんてことでもない。橋だけならさほど水の抵抗がなかったのに、そこにクルマが通りかかって、濁流の流れが遮られたことで水は破壊力を増したということかも知れない。きっと世の中にはそんな危険な橋に、バイクや自転車で突っ込む輩もいるのだろう。今回クルマが流された方と同じ程度の連中はそこらにいくらでもいるだろう。
ずいぶん昔にオレはこの大城橋を自転車で渡ったことがある。そのときのことを思い出して、もう一度行きたくなったのである。もしも増水していたら決して渡らないけれども。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月03日(土) |
菅直人がなぜ消費税の還付にこだわるのか |
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消費税の値上げを一番歓迎しているのは実は小売業界である。買い物客が消費税を支払ってから、その税が納付されるまでの約1ヶ月のタイムラグの間、商店はそのゼニを運転資金に流用可能なのだ。現行の5%の消費税でさえ支払い時にちゃんと払えない業者がいることを思えば、お客様から預かった消費税を運転資金に流用している業者が存在することは明らかなのである。それが5%→10%になるので倍に増えるということになる。これはもう大歓迎なのである。しかも民主党にはジャスコ岡田の息子がいる。これはもう小売業界と利害関係にあると言うしかない。
もしも食料品が非課税とか低減税率ということになれば、そのうまみがなくなってしまうのでそういことは絶対にしてこないのである。あくまで10%にこだわり、その後で還付というややこしい仕組みを作ろうしているのだ。しかし、買い物客がすべての買い物のレシートを保存して、還付額を申請する制度にすればどれほどの手間と経費がかかるだろうか。はっきり言ってそれは不可能だ。だからもしもこの還付制度を導入するならば、低所得者層に一律にばらまくしかないのである。なんと馬鹿馬鹿しい政策だろうか。
日本の消費税率は低いだろうか? 確かに5%というのは諸外国に比べて低いように見える。しかし、国家の歳入の中に占める消費税の割合は28%くらいあるらしい。ここだけを比較すれば日本の消費税率は決して低くない。平均的レベルだ。もしも無条件に10%にするならば、日本は税収の半分を消費税に頼ることになってしまう。その消費財は国民一人一人が負担するわけだが、その一方で大企業に対しては法人税の大幅減税を行うという。大企業を優遇して個人から搾取するというこの国の仕組みは永久不変なのである。
菅直人という政治家はいつのまにこんな現実主義者になってしまったのだろう。普天間基地の問題にしてもアメリカとの合意を尊重するそうだし、消費税の増税も官僚どもが一番やりたがってるのだろう。その意向を菅直人が代弁してやってるのである。
もしも食品を非課税にすれば、消費税のかなりの部分が失われてしまうだろう。だから食品だけの非課税を菅直人は望んでいないのである。
増税によって財政を再建し、豊かになった国家はない。上杉鷹山は危機的状況だった米沢藩の財政を立て直すために産業を振興したが、それと並行して徹底した倹約を行った。江戸藩邸の奥女中を50人から9人に減らすとかである。菅直人が増税で財政再建できると思ってるならそれは大間違いである。徹底した歳出削減と景気振興策によって財政を立て直さないといけないのだ。官僚の飼い犬になり下がった菅直人にはそれは無理だと思うが。
どうすれば強かった日本経済を復活させられるのか。円高の今がチャンスなのである。世界中の投資家がリスク回避で円を買っている。そうして実力以上に評価されてしまってるのを逆に利用して、一気に円を膨張させるのだ。通貨の流通量を増やして国内に「金余り」の状況を作り出し、それと円高の相乗効果で日本を世界一の金満国家にさせて、そのゼニが株式市場に流入するように仕向け「日本株を買っていれば無条件に上がる」と外国人の投資家に思わせればいい。菅直人に「政策的に株価を引き上げる」などと放言させればそれでOKである。
円高に苦しむ日本企業を救済するにはどうすればいいのか。円安にすればいいのである。どうすれば円安になるか。国債の価値を失わせればいいのである。将来返済できなくなるかも知れないと首相がうっかり言えばいいのである。一気に国債価格は下落して円は激しく売られるだろう。株高と国債価格の下落は別に矛盾しない。企業は強いが政府は弱いというのは昔からの日本の伝統である。
どうすれば中国人の観光客を増やせるか。元に対して円安が加速するように工夫すればいいのだ。円安になれば中国人観光客にとって旅行の割安感が出てきてますます旅行者が増加し、日本での買い物も増えるだろう。円安こそが国家を救うのである。円の価値下落は必然的に国内でインフレを招くことになる。原油の輸入価格が上昇してガソリン代が上がっても、それ以上のインフレが進行していけば全然問題はない。
どれだけの手間が掛かるのか。どれほど複雑になってしまうのか。そんな先のことを考えずに「消費税の還付」を安直に言い出した菅直人は、その還付制度を悪用して不正な利益を手に入れようとする連中が多数存在することなど考えたこともないのだろう。鳩山元首相はかなり頭の中身のお目出度い方であったが、今度の総理はどうなのだろうか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月02日(金) |
この連中の生活保護をいますぐ打ち切れ! |
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生活保護の制度を悪用する連中が後を絶たない。中国から大量に不正受給の連中がやってきたり、受給者を囲い込んでゼニをピンハネしたりという事件が報道されているがそれはおそらく氷山の一角だろう。現行の制度そのものに欠陥があるとオレは思っている。今のような個別現金支給の制度を改め、生活必需品の現物支給のみにすべきだとオレは思うのだ。衣食住が保証された施設を地方自治体が用意して、全員そこで暮らしてもらうという仕組みにすれば経費はかなり抑えることができるだろう。
医療費がタダなのを利用して、向精神薬を不正に入手している連中もこんなに大勢居るらしい。読売新聞の記事を引用しよう。
向精神薬、生活保護1300人が不正入手? 大阪市西成区の生活保護受給者から不正入手した向精神薬を違法転売したとされる事件を受けた厚生労働省の全国調査で、少なくとも1324人の生活保護受給者が80自治体で1月、複数の医療機関から向精神薬を処方されていたことがわかった。 基準の4倍の量を4か所の医療機関から処方されたケースなど、不正入手が広く行われている実態が浮かび上がった。 調査は、厚生労働省が4月、全国106の都道府県、政令市、中核市に指示。今年1月の診療報酬明細書(レセプト)をサンプルとして点検し、公費負担で精神科などを受診した生活保護受給者で、複数の医療機関を受診(重複診療)し、向精神薬を処方されたケースについて報告を求めた。 読売新聞の取材に、対象の106の自治体のうち、93自治体が回答。そのうち、37道府県、16政令市、27中核市で、重複診療が見つかった。最多は大阪市の146人。次いで北九州市112人、神戸市98人、高知市89人、山口県74人、奈良県38人、和歌山市36人、横浜市35人など。 大阪市によると、146人のうち約80人が基準量を超える向精神薬を入手していた。処方せんをコピーして複数の薬局から向精神薬を手に入れたり、約10か所の医療機関を受診したりしたケースもあったという。 さいたま市では、浦和区の30歳代の男性が医療機関4か所で、大量に飲むと意識がもうろうとする向精神薬のハルシオンを1か月の基準量(60錠)の4倍の計240錠処方されていた。 また、北九州市では、同市八幡西区の1人が3医療機関から、ハルシオンや精神安定剤のデパスなど計222錠を処方されていた。 高知市の40歳代の女性は、神経内科や内科など4か所で、大量に服用すると幻覚や妄想などの禁断症状が出る精神安定剤ソラナックスなど7種の向精神薬計556錠を処方されていた。 薬害に詳しいNPO法人「医薬ビジランスセンター」の浜六郎代表は「これだけの量を1人で飲めば、興奮状態になって異常行動を起こすこともある」と指摘する。 調査の総数は、集計中の自治体もあり、さらに膨らむ見通しで、同省は、7月中にも調査結果を公表する方針。各自治体は、違法転売や薬物依存の有無など実態を調査する。 (2010年7月1日23時28分 読売新聞)
さまざまな不正の実態がこの記事の中にあるが、たとえば「処方箋をコピーして」なんてことは罪にはならないのか。そんな不正を行った時点で即生活保護の支給打ち切り、今後一切申請を受理せずというふうに切り捨てるべきである。自分たちへの援助が納税者たちの払った税金という公費でまかなわれていることがわかっていないクソどもにゼニを与えてやる必要はない。
仮にこれらの向精神薬が転売目的ではなくて自分が使うために処方されたのだとしたらそれもまた問題である。それは「薬物依存症」なのであり、その薬物を公的援助で出してもらってるということは、極端に言えば税金で麻薬や覚醒剤を買い与えてもらってるようなものである。ふざけるなと言いたいのである。
働けないから生活保護を受けるわけだが、その働けない理由が薬物依存でいつも頭の中がお花畑の状況というのならそれは自己責任であり、そんな連中を援助すべきではない。薬物依存症患者として病院にぶちこんで治療すべきであり、その入院のゼニは本人の財産や親族から、どこにいるかわからないが親兄弟にでも払わせるべきだろう。
生活保護という公費からの援助を受け取りながら、朝からパチンコ三昧とかゲーム三昧、ネットにつないでブログ更新という優雅な生活を送る連中からはすべての娯楽を取り上げよ。携帯電話もいらない、パソコンもインターネットもいらない。生活に必要最小限のものだけを支給されればそれで十分じゃないか。もしも贅沢がしたいのなら自分でがんばって働けばいいのである。無年金の老人などそれこそ自己責任である。国民年金も掛けずにそのゼニを全部遊びに使い果たしておきながら、何を甘えてるんだといいたいのだ。いっそそういう無年金の方たち専用の老人ホームを設置して、みんなそこに入ってもらえばどうか。個別にばらまくよりもかなり経費が節約できるだろう。
それにしてもこうした転売目的の向精神薬の大量入手の実態を行政側は全く把握してなかったのだろうか。ここまで放置してきた側の責任もまた問われるべきである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2010年07月01日(木) |
ヤクザとカタギの違いについての考察 |
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人がヤクザになるか、それともカタギの衆として生き続けるかというのは究極の選択である。そして、一度ヤクザになるという選択をした以上、その選択には覚悟が必要だ。もしもあなたが現世での安定と保身を望むならば決してカタギの身分を失ってはいけない。社会福祉という概念はカタギの方々にとって用意された救済システムであり、ヤクザを選ぶということはそうしたものに頼らずに自分の身は自己責任でなんとかするという覚悟が必要なのである。覚悟がないなら決してヤクザになどなってはならない。
暴力団の組員だけがヤクザなのではない。この世にはヤクザな仕事というのがたくさんある。たとえば「作家」「物書き」というのはヤクザな仕事だとオレは思っている。そういう職業を選択するということは覚悟が必要だ。書けなくなったら野垂れ死にしてもいいという覚悟があってはじめて作家という職業を選ぶことが許される。そこまでの覚悟がないならばカタギのまま、普通のサラリーマンで人生を終えればいい。ヤクザな仕事というのはハイリスクでありながら、リターンはあるかどうかわからない仕事なのである。
野球選手やプロゴルファーというのもヤクザな仕事である。昔、慶応大学に左腕の志村というすばらしい投手が居たが、彼は誘いをすべて断ってプロ野球ではなくてサラリーマンの道を選んだ。ヤクザではなく、カタギの仕事を選んだのである。ヤクザになってリスクを冒すよりも、安定した高収入をカタギの仕事で得られるならその方がいい。エリートサラリーマンになればいずれ年収1000万もらえるのは確実だが、プロ野球選手になればそれは確実ではない。芸能界というのもヤクザな世界である。少なくともオレには芸能人の多くがカタギには見えない。
いったんヤクザを選んだのに、ヤクザをやめたから生活保護をくれと甘えたことを言ってるヤツがいる。ふざけるなとオレはこの男を怒鳴りつけたくなる。読売新聞の記事を引用しよう。
生活保護却下された男性「組員でない」と主張 宮崎県警が暴力団員と認定していることを理由に、宮崎市に生活保護の受給申請を却下された同市の男性(59)が、「自分は暴力団員でない」として、市を相手取り、却下処分の取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が28日、宮崎地裁(足立正佳裁判長)であった。市は請求の棄却を求めた。 男性は1月、持病が悪化するなどして働けなくなったとして、生活保護を申請した。男性は体調を崩した数年前から市に申請を相談しており、過去に暴力団組員だったが、現在は脱退していると説明。「脱退届」や、二度と暴力団活動を行わないことを誓う誓約書を提出した。 厚生労働省は2006年3月、病気などの急迫した時以外は、暴力団員に生活保護を適用しないとする通知を自治体に出している。今回の申請を受けて、市が県警に男性について照会したところ、県警は2月、「暴力団員と認定している」と回答、市は申請を却下した。 男性の代理人弁護士らによると、男性は無料宿泊所で生活していたが、腎臓病が悪化して入院しており、入院期間に限定された生活保護を受給。しかし、退院後は打ち切られる見通しという。 男性側は「市は警察の情報をうのみにし、偏った判断をしている」と主張。市の代理人弁護士は「暴力団員であるかどうかは県警の認定に頼らざるを得ない」と話している。 県警組織犯罪対策課は「個別の事案には答えられないが、組員であるか否かは、様々な要素を総合的に判断して決める」としている。(2010年6月29日17時40分 読売新聞)
「病気になったから生活保護をくれ」という申請が認められるかだが、オレは最初に「野垂れ死にする覚悟」を書いている。少なくともアウトローの世界で生きる決心をした以上、カタギの衆の世界にある救済システムを利用する資格はなくなるのだ。この方はそのことをわかっていなかったのだろうか。
ヤクザの世界では、カタギの衆にとって禁止されている多くのことが日常になる。賭博や麻薬、管理売春、脱税などの法律に違反した行為や、賄賂、さまざまな不正などもヤクザの世界のシステムの一つである。もちろんそれらの多くは法律に違反することだから検挙されるというリスクを負う。しかし、すべて検挙されるわけではない。警察はヤクザの存在を黙認しているからある程度までそのシノギを許している。麻薬や覚醒剤の売買はヤクザのシノギの一つだが、警察が取り締まるのはカタギの衆にまで覚醒剤を売りさばこうとする行為であり、流通がヤクザの中で完結している場合は介入してこないのが普通である。
ヤクザとお友達になったりつきあったりする必要があるのは、ヤクザな仕事をしている人たちである。そう、この世には暴力団組員以外にもヤクザなお仕事があるのだ。作家やスポーツ選手がそうである。そして相撲取りも、歌手も、政治家も、みーんなヤクザなお仕事なのである。CDが売れなくなったら歌手は生活保護を受けられるのか。落選したら政治家は生活保護を受けられるのか。否である。そういうリスクの多い仕事を選んだ以上、そんな逃げ道を作るのは卑怯なのだ。そんなことを許してはならないのだ。失敗したら飢え死にしてもいいという覚悟が必要だ。それがヤクザという生き方なのである。それがヤクザの美学なのである。
相撲取りがヤクザである以上、賭博をしているのは日常茶飯事なのであり、全くおかしくない行為なのだ。サラリーマンが野球賭博で50万や100万を賭けるのは許されないが、ヤクザはそれが許される。相撲取りになるということ自体がハイリスクの選択であり、その中で幕内力士にまで昇進できるのはほんの一握りである。そんなヤクザな世界で日々真剣勝負をしている方々がカラダを張って自分の稼いだゼニで賭博をして、どこがいけないのか。カタギの生活をしているぬるい連中がそれを批判する資格はない。もともと住む世界が違うのである。同じ価値観やルールを押しつけることは間違っているのだ。
法律がすべての人に同じように適用されてると思ったら大間違いである。犯罪をしても政治家の場合はお目こぼしになっている場合がきっと多いだろう。芸能人もそうだ。たまに酒井法子のようにつかまる人もいるが、あれは運が悪かっただけである。多くの芸能人は麻薬や覚醒剤を見つからないように巧妙に入手している。そして巧妙に脱税している。ヤクザな世界に身を置いてるからこそそれができるのだ。芸能人に麻薬や覚醒剤を供給している広域暴力団が存在しているのは確実だが、警察はそこまで捜査の手を伸ばすことはない。お目こぼしすることが昔からお約束になっているのだろう。
ヤクザにはさまざまなシノギがある。賭場を開帳してシノギにしている者もいれば、管理売春をシノギにしているものもいる。企業の恐喝をシノギにしている輩もいる。最近は仕手株の取引で稼ぐヤクザもいる。もちろん失敗して組に損をさせれば、責任をとらされて大阪湾に死体となって浮かぶかも知れない。それがヤクザの世界の掟なのだ。
政治家にもさまざまなシノギがある。談合のとりまとめや公共工事の口利きなどである。政治家はそのシノギによって大きな収入を得るわけだが、そこにあえて突っ込まないのが警察のお約束なのである。たまにニュースになってるのはそういうシノギ全体のほんの一部であり、小沢一郎なんてそうしたシノギをどれだけ持ってるかわからない。クリーンなわけがないのだ。田中角栄の系譜を引き継いでいる政治家がそのやり方をそのまま踏襲しているのは当たり前のことである。そういう非合法の収入源がある人たちをカタギとは決して呼べない。政治家をヤクザに分類できるのはこういう理由があるからである。
ヤクザな生き方などできない市民には、ヤクザの生き方についてとやかく言う資格はない。だからオレは今騒ぎになっている大相撲の賭博問題に関して「あほか!」と思うだけである。ヤクザが賭博をやってようと別にかまわないじゃないか。カタギの衆に迷惑さえかけなかったら、ヤクザが何をしようと自由だ。相撲取りが賭博をしていたことで、何かカタギの衆に迷惑が掛かったことがあっただろうか? 否である。どうしてこんなに大騒ぎしないといけないのか。
朝青龍は誰が見てもヤクザな人であった。独特のヤクザオーラを放っていた。彼の品格を問題視し、ついに追放してしまった相撲界にそもそも品格などあったのだろうか。ヤクザな人たちに無理矢理「品格」などというものを押しつけて、カタギの世界の価値観を押しけたことは間違いだったのである。カタギの衆は普通はケンカなどしないが、ヤクザがケンカするのは日常茶飯事である。朝青龍はもっとも品格あるヤクザだった。それに比べれば大嶽親方も琴光喜もはるかに小物である。役者が違いすぎる。
この世はカタギとヤクザの絶妙なバランスの上に成り立っている。全員がヤクザなんて世の中はめちゃくちゃになってしまうだろうが、全員がカタギなんて世の中も共産主義的で全然面白くないのである。ヤクザとカタギは違うのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
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