2005年10月31日(月) |
アメ公ども、沖縄県民を舐めるんじゃねえ! |
携帯用URL
| |
|
市街地のど真ん中にあって危険なことこの上ない普天間飛行場を移転する方針が打ち出されてから5年、じゃあどこに移転するのかという現実的な問題は全く進展していない。沖縄県民にしていれば本州やグアムなど全く違う場所に移転してくれるものだと思っていたわけだがそんな方針は全く打ち出されず、美しい海を埋め立てて海上に滑走路や施設を建てる、それも日本国民の税金を数百億円使ってということらしい。ふざけるな!と言いたい。
基地を置いてるのはてめえらアメ公どもの都合だろ。日本はそんなところに置いてくださいとは頼んでいないぜ。どうしてもそこに滑走路を造りたいのなら建設費を自己負担するだけではなく、漁民への保証金も10億ドルくらい持ってきやがれ。
駐留する兵力の削減も今回の再編には盛り込まれてるが、兵隊の中でも特にガラの悪い実戦部隊はそのままだそうだ。今年は沖縄での米兵の犯罪がかなり減ってるそうだが、ならず者たちがイラクに行ってしまってるからその分沖縄での事件が減っているだけである。たぶんあっちが片づいたらまた戻ってきて乱暴狼藉のし放題になるのだろう。米兵どもはひき逃げや窃盗は日常茶飯事で、年端も行かない少女を誘拐してレイプしたり殺したりとアメリカ国内の治安をよくするために犯罪者を国内で隔離して沖縄に送り込んでるようなものである。
そもそも基地などがあるから逆に戦略的要地として攻撃目標になるのである。なかったら安全なのだ。実際アメリカと中国が戦争になれば中国から沖縄に核ミサイルが飛んでくることは間違いないわけで、とんだとばっちりである。どうしても米軍が日本の近くに基地を置きたいのなら、済州島や台湾に置けばいいのである。きっと韓国や台湾は喜んで誘致するだろう。日本から基地がなくなれば、日本が負担させられている米駐留軍経費の「思いやり予算」なんてものもなくなるわけだ。いいことずくめじゃないか。
軍隊なんてどこの国でもろくなもんじゃねえんだ。日本の自衛官も大麻や覚せい剤に汚染されてるじゃないか。スーダンでは民兵がならず者の集団と化して虐殺し放題だし、ケニアでは女王陛下の軍隊が住民の女性を30年に渡ってレイプし続けてきたじゃないか。被害者は最大2000人に及び、レイプされた結果として英国兵士の子供を産んだ女性は新たな差別にさらされてるのである。小泉純一郎、おまえに勇気があるなら一言言ってくれ。「基地もならず者もいらない!」と
2005年10月30日(日) |
オレは女帝にトコトン反対する! |
携帯用URL
| |
|
10月26日のこのコラムでオレは女帝反対論を書いた。前回には不十分だった点について再度今日は書いてみたい。
まず、後継の天皇を誰にするかは、天皇家の家庭内の問題であり、基本的にはその家族で決めるべきことである。家業を長男が継ぐのか次男が継ぐのか、そんなことはよそ様が決めることじゃない。その家にはその家のよんどころない事情があるのである。誰が跡継ぎに向いてるかは家族が一番よくわかっている。兄より弟の方がすぐれていれば弟に継がせる場合だってもちろんあるわけだ。
皇位が常に長子相続じゃなかったことは歴史の上で明らかである。だから少なくとも「長子だけが継承」というルールはない。少なくとも現行の皇室典範には「男系男子が継承」というルールしかない。仮に秋篠宮家に男の子が生まれていれば、皇太子の次の天皇は秋篠宮さまであり、その次がその男の子となっただろう。秋篠宮さまが「自分が天皇になりたい」と思えば、がんばって男が生まれるまで子供を作り続ければよいのである。
女帝推進者の中には急進的な男女同権論者も含まれる。男にも女も平等に皇位継承権を与えということである。さて、国民の意識はそんなに進んでるだろうか。もっと保守的だとオレは思うのである。ここで二つのケースを想定してみたい。つまり、皇太子となった人が、外国人と恋愛、結婚に至った場合である。
もしもいまの皇太子妃が雅子さまではなく、外国人だったとしたらどうだろうか。海外留学中にそこの土地の女性と親しくなる、つまりイギリス人やアメリカ人の女性を連れて帰ってきて「妻にしたい」と宣言した場合はどうなるのか。恋愛は自由である。本人が選んだ以上仕方ないのだ。外国出身の皇后ということになれば国際親善にはかえって役立つかも知れない。
しかし、将来皇位を継ぐかも知れない愛子さんが海外留学してそこで知り合ったイギリス人やアメリカ人、韓国人や中国人と恋に落ちた場合を想像しよう。そのどこの馬の骨ともわからないヤンキー野郎の甘い言葉に騙されて結婚を約束してしまい、その外人が皇族の一員としておさまるかも知れないのである。どうもオレは腑に落ちないのである。相手が韓国人や中国人という場合だって同じくらい起きる可能性はあるだろう。
そして愛子さんが女帝として即位し、その次にはその外人との間に生まれた子どもが即位するのである。こうなるといつのまにか、皇室が外国に乗っ取られたような気分になるのである。日本国民の象徴である万世一系の天皇家が、いつのまにか青い目、金髪の兄ちゃん姉ちゃんになってしまっていたりするのである。韓国や中国の若者が「天皇家は我が国が乗っ取った」と叫ぶのである。そんなことが将来起きるとしても、その頃にはオレはもうとっくにくたばっていて見ることも出来ないのが残念なんだが。できることならオレが生きてる間にこの歴史的イベントの決着だけはつけてもらいたいと思うのである。いったいどうなるのかオレは知りたいのである。
2005年10月29日(土) |
幼児36人をクルマでなぎ倒した男 |
携帯用URL
| |
|
今年は歩行者の列にクルマが突っ込むという事故がやたら多い。ドライバーは飲酒運転だったり居眠りだったり脇見だったりといろいろだが、ひき殺される方にとってはたまったもんじゃない。そんな運転のへたくそな馬鹿になぜ免許を与えるのかとオレは腹が立つのだが、馬鹿にもヘタクソにも精神異常者にも免許をじゃんじゃん与えることで日本の自動車産業は栄えてきたのだから仕方がない。
もしもオレみたいに運転が上手で事故を起こさないドライバーにしか免許を与えないなんてことになれば、運転免許保有者は今の1/20くらいに減ってしまい自動車産業は壊滅する。ヘタクソや馬鹿のおかげでトヨタや日産などの自動車メーカーは喰っていけるのである。そいつらはクルマを壊すことも多い。全損になれば買い換えるしかなく、ますます自動車がよく売れるのである。オレのように一台のクルマ(日産EXA)を12年間21万キロも大切に乗るような人間ばかりなら自動車メーカーはすべて倒産するだろう。
10月27日午後1時すぎ、静岡市で保育園児の列に乗用車が突っ込んで36人の子供をなぎ倒すという事故が起きた。その馬鹿ドライバーは右から出てきたネコを避けようとして左にハンドルを切ったところ民家の石垣に激突、そのまま石垣に接触しながら暴走し、道路を横断するために道の端に3〜4列にきっちりと並んで待っていた園児たちを次々とはね、停止した時も何人かの園児がクルマの下敷きになっていたのである。女児3人が重傷で他の33人と引率の保育士は軽傷、不幸中の幸いはなんといっても死者が出なかったことだが、これだけの事故で犠牲者が出なかったことの方が奇跡である。
オレがどうしても理解不可能なのは、普通は石垣にぶちあてた時点でクルマを停めるだろうということだ。そのまま石垣をこすりながら行っちゃってるのに、36人の子供と大人1人をはね飛ばすだけの勢いがまだクルマにあったという不思議である。もしかしてこのクルマにはブレーキがついていないのか。それとも何らかの意図があってわざとはね飛ばしたのかと思いたくなる。ネコをよけたなんてただの言い訳で大方運転しながらぼーっとしてたんだろう。そんなときは飛び出してくるネコが悪いのである。園児たちではなくそのネコをはね飛ばしたらよかったのである。クルマがよける場合とはクマやイノシシ、ウシといったクルマの方がダメージを受けそうな大型の動物と人間の場合だけである。そんな当たり前のことも判断できないヘタクソに免許を与えてしまう今のシステムは絶対おかしいのである。
免許取得時にはぜひとも「運転シミュレーター」を導入して、歩行者とネコのどちらかをはね飛ばさないといけないときは迷わずネコの方に進むという条件反射を徹底させて欲しいのだ。大阪の街でクルマを運転すると、横断歩道のない道路を平気で歩行者がクルマすれすれに横切ってくる。信号が赤でも平気で渡ってくるから危険なことこの上ない。オレはそんな環境で鍛えられてるのである。いつ馬鹿歩行者が自分の目の前に飛び出してきても避けられるように、運転時はいつも細心の注意を払っている。ネコの飛び出しくらいでびびって事故を起こすような臆病者からは速やかに運転免許を剥奪すべきである。
2005年10月28日(金) |
ど真ん中にオシッコをぶち当てろ! |
携帯用URL
| |
|
男というのはオシッコの時にちょっとしたイタズラをしたくなるものである。小便器の片隅に小さな虫がいれば必ずその虫めがけてオシッコの雨を浴びせる。鉄砲水のような水流を浴びてうろたえるヒマもなく虫は流されてしまう。ただ、このイタズラも時として悲劇を生むことがあるから注意が必要だ。
オレが子供の頃、トイレにはよく黒いハチがいて「便所バチ」と呼ばれていた。(これに関しては昆虫の専門家の方からメールをいただいた。ハチではなくてコウカアブという刺さない虫だそうだ。ただ、最初に日記を書いた時点では「ハチ」と書いたのでそのままにしておく。)そのハチが小便器の底にいるとオレは必ずその真上からオシッコを浴びせたものである。見事に命中してそのまま流れてしまうのなら何も問題はないのだが、たまにしぶといハチがいて、その鉄砲水をかわして飛び上がり、逆襲してくるのである。ハチはまっすぐ股間のモノを狙ってくる。そんなところを刺されたら大変である。あわてて逃げる。しかしまだオシッコが終わっていないのであたりにオシッコをまき散らすということになりズボンもびちょびちょになってしまう。
そんな情けない男心を見事に利用した工夫が、関西空港のトイレに登場した。男性用小便器になんとダーツの的みたいな黄色いシールが貼られてるのである。直径3センチほどのそのシールを貼ってからなんと、オシッコをその的めがけてぶち当てる人が増えて小便器の外回りの汚れがめっきり減ったという。一年前に女性社員の提案でこのシールを導入したのがきっかけだそうだ。
外国でも同様の例があるようで、韓国では小便器にテントウムシのマークがはいってるらしい。オランダでも空港のトイレにはハエのマークが入ってるそうだ。トイレ業界大手のTOTOによれば、ハエや的のマークを焼き付けた小便器はここ2、3年特に小中学校から引き合いが増えてるという。炎やサッカーのゴールを図柄にすることもあるとか。
オシッコがこぼれるのはこうして防げるのだが、問題は和式便器の外にこぼれる大便である。今でも駅のトイレや高速道路のSAなどの公共の場所では大量の和式便器が並んでいる。その和式便器で大便をするときに、なぜか便器の外にうんちをこぼす人が多いのである。どうしてあんなに簡単なことができないのだろうか。子供の頃から限りなく繰り返してきた行為である。いまさらうまくできないはずがないのである。もしかしてケツの穴が曲がってるのだろうか。それともわざと便器の外にこぼして掃除の人たちにいやがらせをしてるのだろうか。大便一つまともにできない不器用なヤツにはエラそうな口を叩く資格はないのである。要するに「てめえのケツも拭けねえ」ということである。もっとも「デブ」は手が届かないから拭けないこともあるそうだが。
2005年10月27日(木) |
ぐわぁぁぁぁっ!阪神タイガース4連敗 |
携帯用URL
| |
|
阪神が日本シリーズ初戦に敗退したとき、阪神ファンの多くはまだ余裕をかましていたのである。背信のエース、井川を登板させて案の定負けたことに対して、「短期決戦でこんな捨てゲームを作ってどうするんだ!」と怒っていたのはオレを含めてわずかで、大多数の阪神ファンは「これくらいのハンデがないとつまらないなあ」と楽観的だったのだ。
第二戦、渡辺俊介に完封されて負けたときも多くの阪神ファンは「2年前も甲子園に戻ってから3連勝したじゃないか」とまだ楽観的だったのである。「もう終わったかもなあ」と不吉な予感に襲われていたのはオレのような弱い阪神を30年に渡って見てきた真の阪神ファンだけだった。強くなってからの阪神しか知らない「にわか阪神ファン」の人たちは、いまそこで起きている現象をうまく理解できなかったのだろう。オレにとってはずっと見慣れた光景だったのだが。
無死1、2塁から併殺で点が入らないとか、やっと出た貴重な走者が牽制で刺されるとか、バント失敗が小フライになって飛び出した走者が帰塁できずとか、そんな無様な負け様は長年阪神ファンをやってきたオレがいやというほど見てきた光景である。今回またしてもそれが現実となってしまった。リーグ優勝の喜びは4連敗の屈辱の前に吹っ飛んでしまったのである。
実は私の知人で、やっとのことで今日の第五戦のチケットを入手した人がいる。なんということだ。第五戦など存在しないのである。それを買わされた哀れなファンは、存在しないチケット(つまり架空の試合)を販売したということで球団を詐欺罪に問うことはできないのだろうか。日本シリーズのチケット自体をオレは見たことがないのだが、ちゃんと券面には「もしかしたらこの試合は存在しないかも知れません。」と書いてあるのか。
日本シリーズのチケットは梅田界隈の大阪の金券ショップでかなり高額で売られていた。中には第五戦以降のものも含まれていた。さすがに千葉で2連敗してからは大幅なディスカウント(5万→2万とか)があったそうだが、それでも「4連敗」なんて最高の悲劇は予想しなかった人が多く、第五戦のチケットは金券屋でまだかなりの高額で売られていたのである。金に糸目を付けずにそれを5万円や10万円で入手したとしても、払い戻される金額は通常料金分しかない。
一つだけ明日から確実なことがある。それは多くの阪神ファンにとってこれから来年2月頃まで、野球について語ること自体がタブーになってしまうことである。それほど阪神ファンのショックは大きかったのである。こんなことならソフトバンクに出てきて欲しかったのである。なんでてめえのところは1位のくせしやがってプレーオフで負けたのかと文句を言いたいのである。
2005年10月26日(水) |
オレは女帝に断固として反対する! |
携帯用URL
| |
|
小泉首相の私的諮問機関である「皇室典範に関する有識者会議」が10月25日、首相官邸で14回目の会議を開き、女性が天皇になることや、母方だけに天皇の血筋を引く女系天皇を容認することを10人の委員の全員一致で決めたという。皇位継承順位についても男女を問わない「第1子優先」の方向で集約するという。なんと言うことだ。オレは敬愛している秋篠宮さまの落胆を思うと何とも言えない気持ちになった。なぜいきなり女帝なのだ。ひどいじゃないか。もしも壬申の乱が起きたらどうするんだ。
皇太子が即位して、その次に皇位を継ぐのは弟の秋篠宮さまではなぜいけないのか。オレはそこに何らかの意図を感じるのである。つまり、弟を天皇にしたくないという陰謀である。宮内庁の方々は秋篠宮が嫌いなのか。ヒゲを生やした男は天皇になったらアカンのかとヒゲを生やしてるオレは文句を言いたいのである。
皇太子妃の雅子さんが年齢から考えて今後次の子供を産める可能性がほとんどないということなら、最後の手段として皇太子が他の女性に子供を産んでもらうという方法があるじゃないか。平安時代の伝統に立ち返ればいいのである。皇后、中宮、女御、更衣と多くの女性が天皇の周りにいたあの古き良き時代の伝統を再び取り戻せばいいのである。一夫一婦制というのはキリスト教が日本に入ってきてからの原則であり、江戸時代にはそんなものは女性を一人しか養えない貧しい庶民や下級武士の習慣だったのである。豪商やお殿様は複数の女性に子供を産ませてるのが普通だったのだ。それが公序良俗に反するというのなら、いっそのこと「代理母」はどうだ。皇太子夫妻の精子卵子を取り出して体外受精を行い、それを代理母を務めてくれる女性の子宮に着床させることも十分可能である。体外受精ならば男女の産み分けさえも可能になる。確実に男の子を確保できるぜ。
男系男子で受け継がれてきた天皇家の血筋を絶やさないという大きな目的のためには、倫理面のさまざまな問題はこの際無視するしかない。このまま皇室典範が改正されてしまい、もしも女帝が即位するとして、オレが恐れるのはその女帝と結婚するのは誰かということである。もちろん女帝の配偶者の男性も皇族という身分になるわけで、その子供が次の天皇になっていくのである。天皇の祖父がなんだか変なオッサンということも起きるのである。日本人からはなかなか夫を選べないということになれば、イギリス王室と姻戚関係を結ぶなどという仰天プランも考えられるぜ。世界平和のためには各国王室が全部親戚というのも一案である。
まあオレが語るのはどれも実現可能性の低い暴論だが、そのオレの意見を真っ向から否定するのなら秋篠宮を天皇に出来ない理由をきちっと説明してくれ。なぜ彼ならダメなんだ。もしかして何か表に出せない秘密が潜んでるのか。宮内庁の闇の部分がオレはどうも気になるのである。
2005年10月25日(火) |
フェロシルトっていったい何だ? |
携帯用URL
| |
|
フェロシルトというリサイクル製品がある。これは2005年春まで石原産業が製造販売していた埋め戻し剤で、酸化チタンの製造過程で出る廃硫酸を再利用したものである。土と混じると固くなるという性質があり、三重県では「三重県リサイクル製品利用推進条例」の認定製品とされていた。しかし、酸化チタン廃棄物は実は放射性物質を含んでいるため、このフェロシルトにも当然のことながら放射性物質が含まれる。
それどころではなかった。実はこのフェロシルト自体が産業廃棄物のデパートだったのである。製造段階で六価クロムや廃塩酸などのいろんな廃棄物をてんこ盛りにして混入するというむちゃくちゃなことが行われていたのだ。製造プラントにわざわざ混入用のパイプが設置され、立ち入り調査の時にはパイプを一時取り外すという手際の良さでこの事実は隠蔽されていたという。
この産業廃棄物、いや自称「リサイクル埋め戻し剤」が愛知、岐阜、三重の三県で約70万トン不法投棄、いや自称「埋め立て工事」に使用されていたのである。瀬戸市北丘では12万トンが不法投棄され、オオサンショウウオ棲息地にまで雨で流れだし、川がフェロシルトの鉄分で真っ赤に汚れていることが住民によって報告されてとか。
事態が明るみに出たことで石原産業では今年4月にフェロシルトの製造を中止。すべての埋設場所からの自主撤去を表明しているが費用も掛かるために完了時期は未定だという。愛知岐阜三重の3県では早期の撤去とともに、本来は産業廃棄物とするべき廃液を不正に製造ラインに流し込んで産廃処理コストを削減するための会社ぐるみの行為だった疑いもあるとみて調べを進めている。
また、このフェロシルトは1トン150円という安価で販売されていたわけだが、これを購入した業者に石原産業は「用途開発費」や「改質加工費」という名目で1トン当たり3500円前後を支払っていた。要するに「ゼニを払って引き取ってもらっていた」わけで、石原産業側にも「フェロシルトはコストを掛けてでも処理したい廃棄物」という認識があったことは間違いない。危険な廃棄物を「リサイクル製品」と偽って不法投棄していたとしたら、石原産業の責任は極めて重い。もしもこれが会社ぐるみの犯行ならば下っ端の社員ではなく社長に対して実刑判決を喰らわせるべきである。
それにしても70万トンの廃棄物、撤去するのに掛かる費用は約100億円と推計されてるが、実際にはもっと掛かるかも知れない。2004年度の売上高740億円の化学メーカーにとってこれは大きな出費である。企業業績の悪化は間違いない。投資家のオレとしては火事場泥棒みたいなもんだがとりあえず石原産業株の空売りを仕掛けることにするか。会社ぐるみの犯行となればヘタすると会社が倒産ということになるかも知れないからなあ。そうなると空売り分が丸儲けだぜ。
2005年10月24日(月) |
そんな馬鹿なギャンブルがあるか! |
携帯用URL
| |
|
京都競馬場の芝3000メートルに16頭が出走して10月23日に行われた第66回菊花賞(G1)で、圧倒的な一番人気のディープインパクトが優勝して史上6頭目の3冠馬となった。無敗での三冠馬は1984年のシンボリルドルフ以来の史上2頭目だという。しかし、オレにとって納得できなかったことはその単勝払戻金である。79.03%の支持率を集め、払戻金は100円の「元返し」だという。なぜこんな馬券を買うのだ。買っても元金が戻ってくるだけ、負ければ投資資金すべてを失ってしまうんだぜ。馬鹿馬鹿しくて涙が出そうだ。
絶対に勝てない勝負のことをオレはギャンブルとは呼びたくない。今回ディープインパクトの馬券を買うということは、負けと引き分けしか存在しないバクチをしたのと同じなのだ。どうしてそんな馬鹿なギャンブルをするのか。たった10%でも増える可能性があるのならチャレンジする値打ちもある。しかし、全額をなくすか、なくさずに戻ってくるかという勝負なんてあまりにもみじめすぎてやりたくないぜ。
奇しくも菊花賞の前日、東京競馬場では日本の公営ギャンブル史上最高となる1846万9120円の配当が飛び出していたのである。たった100円が1846万9120円になるのだ。これこそ真のギャンブルである。夢を買うとはこういうことである。元返しの馬券に夢もへったくれもないのである。
しかしオレは腑に落ちない。仮に菊花賞の単勝馬券の売り上げが100億円あったとすると、そのうち79億300万はディープインパクトを買っているわけだ。競馬の控除率は25%である。ということは100億のうち75億円を、この79億300万円分の投票者に分配するわけだから、計算すれば94.9円の配当でなければならないのである。余分に支払われた5.1円分はJRAのサービスということになる。もしもJRAが25%もピンハネするというひどい仕組みじゃなければ、わずかではあってもディープインパクトに投票した人が儲かったわけだが、これだけ胴元に搾取されてると客は勝てるわけがないのだ。
株式投資以外のギャンブルをしないオレから見れば、パチンコにしても競馬にしてもどうして最初から負けがわかった勝負をするのかというふうに見えるぜ。この世で株式投資ほどフェアな博打はない。胴元である証券会社の取り分は手数料(せいぜい1%以下)だけで、国に納める税金は勝ったときだけ払えばいいようになっている。日経平均がガンガン上がれば参加者全員が儲かる可能性もあるんだぜ。みんないつまで競馬みたいな割に合わないバクチにしがみついているんだ。早く見切りをつけてオレみたいに株式投資でばんばん稼げばいいんだぜ。最近は個人投資家というカモが増えたからちょっと頭を働かせればガッポリだぜ。
2005年10月23日(日) |
井川、お前は逝ってよし |
携帯用URL
| |
|
日本シリーズが開幕した。予告先発が導入されたこのシリーズで岡田監督は第一戦の先発に井川を指名し、予定通りに負けた。今季何度も繰り返されてきた光景を阪神ファンはまたしても見せつけられることになったのである。2年前の日本シリーズで後半戦によく打ち込まれた伊良部をあえて二度登板させ負けたように、今度のシリーズも井川できっちり負けることになるのだろうか。
今シーズンのペナントレースで中日との首位攻防戦に登板してそのたびに負けたこの男。帽子からはみだす暑苦しいボサボサ髪をファンから批判されながらも、そのスタイルを変えなかった頑固なこの男。水戸出身でありながら納豆はさほど好きではなく、納豆のように粘りのあるピッチングもできずにあっさり崩れるこの男。超高給取りなのに阪神電車やコンビニでよく目撃されるというこの男。
ここでオレははっきり言おう。井川、もうお前はこの日本シリーズで投げなくてもいい。メジャーでもどこでも好きなところに行ってくれ。エースというのは大事な試合で必ずファンの期待に応えてくれる、たとえ負けるにしてもファンを納得させてくれる、そんなピッチャーのことを言うのだ。かつて阪神には村山、江夏といったエースがいた。1985年の日本シリーズでは池田親興が第一戦で西武を完封した。彼らはオレがしっかりと認めるエースだ。
ところがおまえはどうだ。大事な試合でことごとくファンの期待を裏切ってきたじゃないか。序盤の大量点でリードしてもまさかの大量失点でひっくり返されるということが何度もあった。オレはおまえが嫌いだ。大嫌いだ。昔の万年最下位時代ならチームが弱いのだからエースだってヘタレで十分だ。一年に一度か二度だけいいピッチングをする猪俣という左腕投手がいたが、それでもエースが勤まったんだ。負けてるのは猪俣だけじゃなくチームそのものだったからだ。
でも今は違う。阪神は常勝軍団に生まれ変わったのだ。かつてのV9時代の巨人のように、阪神はこれから毎年のように優勝争いをするのである。そんなチームにおまえのようなヘタレはいらない。井川、おまえはもう逝ってよし。メジャーでもどこでも逝きやがれ。アスレチックスに入って藪と交換だ。藪、帰国してまた阪神のエースに返り咲いてくれ。今のチームはきみが長く支えてきてくれた90年代後半とは全然違うぞ。オレはテレビで織田裕二を見るといつも藪投手を思い出すんだ。あの気合いの入ったピッチングでオレのような昔からの阪神ファンを喜ばせてくれ。
2005年10月22日(土) |
エチゼンクラゲでいいじゃないか |
携帯用URL
| |
|
日本各地の沿岸に漂着し、大きな漁業被害をもたらしているエチゼンクラゲについて、福井県は漁協などの関係機関に対し、「大型クラゲ」と呼び換えるよう、要望している。「福井が発生地と誤解され、イメージダウンにつながる」からだという。何をふざけたことを言ってるんだ。「エチゼンクラゲ」なら固有名詞だが、「大型クラゲ」なら普通名詞じゃないか。これでは「ジャイアント馬場」を「背の高いオッサン」と言い換えさせるようなものである。全く馬鹿馬鹿しい話である。
嫌われものの名前に「越前」という地名を冠してるのが気にくわないのか。だったら「越中ふんどし」はどうなるんだ。ふんどしのような破廉恥な下着の名前に「越中」の国名を使うことはけしからんと抗議してる人など誰もいないぞ。ふんどしとクラゲを比べると少なくともふんどしの方が恥ずかしいような気がするのである。少なくともオレは、全裸に越中ふんどしだけで街を歩く勇気はない。変態と思われそうだからだ。それほどこのふんどしという下着は迫害されてるのである。それはクラゲの比ではないのだ。
お笑い芸人の越前屋俵太はどうなんだ。その芸名を付けるにあたって、福井県教育委員会や福井県民は許可を出したのか。オレが福井県民なら認めたくないぞ、福井出身でもないのに越前を騙りやがるとはふざけやがって。
このクラゲの名前は1920年に、県の水産試験場長の野村貫一さんが定置網で新種のクラゲを採集したのがきっかけだという。発見場所は旧国名では若狭だが、なぜか「エチゼンクラゲ」と命名されたのである。文句を言いたいのならこの野村貫一に言えばいいのである。
本当にイメージが悪くなってるのかどうか、試しに「エチゼン」の語でYAHOO検索を掛けてみたところ、「エチゼンクラゲ」ばかり出てくるのである。エチゼンの付く他の言葉などほとんど出てこないのだ。それを考えれば、この旧国名が人々に忘れられるのを防いでくれるありがたいこのクラゲの名前をしっかりと宣伝に使えばいいのである。いくら悪名であっても、忘れられるよりもはるかにマシである。
小中学生に日本の都道府県の位置を書かせるテストを実施すると、福井県の正答率はいつも最低クラスの10%台だという。それほど人々に無視され、忘れられている哀れな福井県を世間にアピールするためには、このエチゼンクラゲを利用するしかないのだ。変なことに文句付けやがってバカタレめ。たかがクラゲごときでイメージが悪くなるほど福井県は値打ちがない土地なのか。そんなことを言うと福井出身の俵万智さんが悲しむぞ。
2005年10月21日(金) |
きみはシム・ウナ(沈銀河)を知ってるか? |
携帯用URL
| |
|
オレが韓国映画、「8月のクリスマス」を見たのは確か1999年の夏だったと思う。出張の帰りに新宿の映画館でこの作品を観ていることになる。映画とは、静かな映像だけで表現するものである。そこには饒舌な説明は必要ないし登場人物は何も語らなくてもいい。その後ろ姿や表情でも十分に悲しみは表現できる。「8月のクリスマス」とは、そんな映画だった。
映画はこんなストーリーである。(ネタバレすまん)
街の片隅で写真館を営む青年、ジョンウオン。いろんな客の注文にやさしく応えながら、彼は誠実に仕事をこなしていた。そこに駐車違反の取り締まりをしていた若い女性、タリムがやってくる。彼女はそれから毎日のようにその写真館に顔を出すようになる。ジョンウオンは、彼女と他愛のない会話をするひとときが、いつしかこのうえもない幸福感に満たされる時間であることに気が付く。しかし、彼にはもう残された時間がない。彼は病院に通い、薬を飲み続ける。彼は不治の病でもう先が長くないのだ。そんな自分の秘密を彼は語ることなく、ある日救急車で運ばれていく。
主を失った写真館を、タリムは何度も何度も訪れる。しかし、いつもその扉は閉じたままだ。一方的に自分の前から消えたジョンウオンのことを、彼女は誤解し、冷たい恋人への怒りから写真館のショーウィンドーに彼女は石を投げつけ、ガラスが割れる。病院から戻ったジョンウオンは、割れたガラスとタリムからの手紙に気づく。そして、彼女への手紙を書き、そして自分の最期の写真を写す。しかし、手紙は投函することなくそのまましまわれる。最期の写真は、そのまま葬儀の写真となる。ジョンウオンは何も告げないままこの世を去る。
季節は冬になって、雪が積もっている。タリムは店に自分の写真が飾られているのを発見して笑顔を見せる。最後にジョンウオンのモノローグが重なる。それは出されなかった恋人への手紙に書かれた言葉だったのだろう。「ぼくの記憶にある写真のように、愛もいつかは思い出に終わると思っていました。でも君だけは思い出ではありません。愛を胸に秘めたまま旅立たせてくれた君に“ありがとう”の言葉を残します。」そして、スクリーンの幕は降りる。
オレたちは人と出会うときに、「いつかは死ぬ」なんてことは思いもしないだろう。未来という時間が約束されていることを前提に愛し合うし約束をする。結婚したりもする。自分が明日突然死んでしまうなんてことは思いもしないだろうし、そんな準備をしている人はほとんどいない。敬虔なカトリック信者は常に遺書を身につけているそうだが、だからといって彼らが本当に「いつ死んでもいい」という気持ちでいるかはわからない。そして、誰だって死にたくはない。
映画「8月のクリスマス」は、全編静かな悲しみに貫かれながらも、でもそれは「お涙頂戴」式のメロドラマではない、まるで小津安次郎の映画を見たような、そんな不思議な感想をオレは持ったのだ。死を前にした主人公ジョンウオンは、だからといって何か特別なことをするわけでもない。いつものように日常を過ごしている。いつものように米を研いで、街で材料を買ってきては料理を作る、そんな毎日だ。その日常が静かに映画の中で映し出される。その日常の中で、人は自分の愛情をどんな不器用な方法で伝えるのか。あるいは「隠し通す」のか。そんな視点から見れば、この作品の中には多くの発見がある。しかし、それ以上に注目したいのは、「語りすぎないこと」がもたらす静謐な余韻なのだ。タリムが扉にはさんだ手紙にはいったい何が書かれていたのか。オレはその手紙の中身を読んでいるジョンウオンの表情から理解するしかない。
死んで満足な人間などいない。ジョンウオンも時に布団にくるまって嗚咽する。彼の父親にもそれを慰める術はない。しかし、それも一時である。彼は自分が死んだ後のために、ビデオのリモコンの操作方法を紙に記し、写真を現像する機械の操作方法をまとめて書き残す。そんな「残されたものたち」への気遣いが淡々と描かれる。
そんなすてきな映画なのだが、きわめてミーハーでもあるオレは、タリムを演じた女優、シム・ウナ(沈銀河)の、交通巡視員の制服姿にまた魅せられてしまったことも否定できない。そんなかわいい女がそばにいれば、自分なら手を出さずにはいられなかっただろう。たとえ死期が迫ってるのだとしても。いやそれならなおさら今生の思い出に抱いただろう。
そのシム・ウナが結婚してしまう。2000年に最後の映画に出てから引退してしまった彼女は、結婚して普通の男性の妻になることを選んだのだ。オレはネットでその結婚相手の写真を見た。やけに顔の面積のデカいオッサンだった。40歳の大学教授だという。なんということだ。結婚式はきわめて質素なもので、招待者からの祝儀も一切受け取らず、芸能関係者もほとんど呼ばれなかったという。彼女はこれからもしかすると韓国の原節子と呼ばれるのだろうか。オレにはそんな気がするのである。
2005年10月20日(木) |
492mの高層ビルなんか作ってどうするんだ? |
携帯用URL
| |
|
オレは高いところが好きだ。高いところにのぼって下界を見下ろすのはなかなか気分がいい。ゼニが貯まれば超高層マンションの最上階に住みたいと思ってるし、お気に入りのランチスポットは帝国ホテル大阪のレインボーラウンジである。ランチブフェがたったの1575円なのでかなり気に入ってるぜ。(実は10月28日をもってこのランチは営業終了なのだ。行くなら急げ!)全面ガラス張りの窓の下には大川が流れ、遠く生駒の山並みが眺められ、直下には桜宮のホテル街が広がるというすばらしい眺望である。
しかし、モノには限度というモノがある。いくら高層ビルでもせいぜい200mくらいでいい。それよりも高くなると少し怖い。そんな上空は人間の活動する領域とは思えないからである。
森ビルは10月18日、上海・浦東地区で建設中の101階建てビル(ビル名は「上海環球金融中心」)の完成時期を2008年初頭になると明らかにした。高さがなんと492mだという。そんな高いモノを建ててどうするんだ。無理してそんなに高くしなくても、倍の敷地を使って246mのビルを二個作ればいいじゃないか。それでも十分に高いとオレは思うぞ。
東京みたいに土地が高くて余裕のないところならまだわかる。上海はそんなに土地が足りないのか。上海市内はすべての建物が高層化されてぎっしりと埋まってるのか。そんなことないじゃないか。東京や大阪と同じく、いかにもスラムという感じのゴミゴミした一角や低層住宅のひしめく貧民街がいくらでもあるだろう。そんなところにゼニをばらまけばいくらでも新しく土地は手に入る。どうしてそれじゃあだめなんだ。こんなやけに細長い不安定なモノを建てて、もしも地震やテロがあったらどうするんだ。高ければいいというもんじゃないぞ。少なくともオレはそんな地に足のついていない部屋はいやだ。自然の摂理に反するぜ。そんな超高層ビルが自重に耐えられるはずがない。
しかもこの工事は二度にわたって中断している。そのあいだに雨ざらしになった鉄骨もかなり腐食が進んで劣化したはずだ。特大の地震がやってきて、途中からポッキリ折れるようなことになったらどうするんだ。上層階の人間はひとたまりもないぞ。そんな高さまでちゃんと快適に人を輸送できるエレベーターはあるのか。オレはいろいろと心配してしまうのである。
考えても見ろ!このビルがもしも地震でまっぷたつに折れたら、森ビルのせいにされてしまうんだぜ。地盤が弱いせいでも手抜き工事のせいにされる。台湾であったように、缶コーヒーの缶をコンクリートに埋め込むような手抜き工事を行った作業員が現地で雇われた中国人であっても施工主の日本のせいにされるのである。小泉総理の靖国参拝にあれだけいちゃもんをつける国である。そんな国のよりによってこんなに困難なビル建設を受注するなんて、森ビル社長は勇気のある人だとオレは感心してしまうぜ。
まあ、建設再開が決まったからにはしっかりと完成させて、上海でいちばん人気のある観光スポットとなることを目指してくれよ。それにしても途中で資金の目処が付かずに何度も工事中断したこのビル、完成したとして本当にゼニを払ってもらえるのかね。反日デモにみられるあの卑怯な国民性を思えば、オレはそれがたいへん心配である。
2005年10月19日(水) |
大阪市長、おまえがいちばん無駄遣いじゃ! |
携帯用URL
| |
|
議会や市役所の反発にあって改革がちっとも進まないことに業を煮やした大阪市の関淳一市長は、なんと突如市長を辞職して再選挙を行い、市民の信を問うという乱暴な戦術に打って出た。市議会や支持母体の自民党・公明党はは突然のことに大混乱している。改革をずっと妨害してきた連中もここにきて少し慌てだしたのである。
オレはこのオッサンが嫌いである。その嫌いという理由だが、例えば前の磯村市長に失政の責任をとって退職金を返せなどとほざいておきながら、その時に助役をしていて一緒に大阪市をダメにした自分はしっかりと退職金をガッポリもらっていることである。いったいてめえは退職金何千万もらったんだ?「他人に厳しく自分に甘い」の典型のようなオッサンなのである。
このノーテンキなオッサンは市長選挙にいったいどれだけの税金が無駄に使われると思ってるのか。大阪市の財政がほとんど破産状態であることがわかってないのか。おまえや磯村前市長の退職金なんか屁の突っ張りにもならないがそれでも差し出せと言うほどゼニがなくて困っているんだ。それを任期半ばで選挙なんていったいどういう料簡だ。
もしもこの出直し選挙でこの迷惑なオッサンが再選した場合、その任期は残りの2年ということになり、2年後にまた選挙をしなければならない。つまりこの一回は全く無駄になってしまうのである。あまりにも無謀な辞職プランに愛想を尽かしたのか、人気のあった助役の大平光代さんも辞めると言い出した。あんたが代わりに市長をやった方があのボンクラよりもよほどマシだとオレは思ったのだが、政治の世界の汚い部分をたくさん見てしまってあきれて二度と関わりたくないというのが本音だろう。
オレは大平さんの著書、「だから、あなたも生き抜いて」を読んだことがある。その努力にものすごく感動したのである。こんなふうに粘り強く物事をやり遂げる立派な方でさえもさじを投げたほど、大阪市は腐ってるのである。もう誰にも救えないのである。万策尽きてもしもオレに「市長になってくれ」と声を掛けてきても断る。大阪市の改革なんてできっこないからだ。オレが大阪市に向かって掛けられる言葉はただ一つ、「おまえはもう死んでいる」である。
ラッシュ時にバス専用レーンで旗を振ってクルマを誘導するだけのオッサンが年収1000万ももらえるくらいに大阪市の職員は厚遇されている。職員を増やして一人あたりの仕事を極端に減らし、天下り先の外郭団体に高い金額で仕事を外注するというのが大阪市スタイルである。人口の4%近くが生活保護受給世帯で保護費は2151億円、平均すれば一人あたり年間200万円くらいもらえるのである。その中にはベンツに乗ったヤクザも元気な引きこもりの若者も含まれる。半数近くはいちおう高齢者世帯だが、彼らの多くは無年金者ゆえに生活保護を必要とするのである。つまり、国民年金を掛けていないとこんないいことがあるという実例である。これでは馬鹿馬鹿しくて年金を掛ける人がますます減るのである。
生活保護支給に至る審査も甘く、大阪に行けば喰えるということで日本中から食いつめた老人が集まってくるのである。結果的にますます大阪市は苦しくなるのである。(もっとも生活保護費は国から75%出てるわけで、大阪市が杜撰な結果国の支出が増えるのだが、大阪市の支出が増えることは間違いない。)そんな末期的症状の大阪にオレが期待するのは本邦初の自治体破産である。神戸市もかなり苦しいみたいだが、先に破産するのはどっちか、単なる野次馬のオレは興味津々なのである。
2005年10月18日(火) |
なんでそんな危ないところに住むんだ? |
携帯用URL
| |
|
家を買うというのは一生のうちに何度もあるものではない。またそのためにローンを組んで30年近く払い続ける人もいるわけで、ちゃんと選んで買うべきだとオレは思っている。空港の近くで騒音の激しいところとか、交通量の多い道路のそばで排気ガスを一日中浴びる場所だとか、墓地の横で夜になるとヒトダマが飛び交うところとかを避けるのは当たり前のことである。もっとも世の中にはマゾヒストという変な人たちや、アホというオレには理解不能な人たちが居るのでそういう場所にある家も売れるわけだが。
川の近くに家を建てた場合、洪水になって家がながされたり浸水したりするリスクを背負うことになる。これからどんなどでかい台風が来るかわからないのである。それが怖かったら最初から安全な場所に住めばいいのだ。もちろん資本主義社会の原則に従って、そのようなリスクのある場所は価格設定も安くなってる。リスクに対する対価という意味である。
中国道を西に向かって走ると、西宮名塩SAの手前で武庫川を渡る橋が掛かってる。その橋の谷底のあたりに、川にへばりつくようにリバーサイド住宅という住宅地がある。武庫川が大きく蛇行する谷底の川幅が狭くなった部分にその住宅地はあるのだが、観光バスで通過するとき、オレは谷底の川縁に家が建ち並んでる光景にかなりあきれたものである。
「なんでこんなとこに家を建てるんだ。武庫川が増水したら危ないじゃないか」
実際このリバーサイド住宅は、昨年10月の台風23号による川の氾濫で大半が床上浸水し、大規模に壊れた家や半壊した家も多数出たのである。1983年の台風10号の時も床上浸水するなど住民は水害に悩まされてきたという。当たり前である。そんな場所を最初から選んでるのだ。つまりそこに家を買ったということは一種の自己責任なのである。線路の横に家を建てて騒音がやかましいと文句を付けてるのと同じである。電車は昔から走っているんだぜ。
兵庫県は水害対策のためにこの部分の武庫川の川幅を拡張する工事を行うことを計画し、リバーサイド住宅の一部の住民に立ち退いてもらって川幅を広げて堤防を高くし、残る住宅の土地をかさ上げする案を示した。工事費と補償費で総額24億円の見込みだという。なんと兵庫県は気前がいいのだろう。オレにはこの支出は納得できないのだが、オレは兵庫県民じゃないから別にどうでもいいのである。上から見れば河川敷の一部としか思えない二束三文の土地を無理やり住宅に開発して金儲けした外道どもに本来そのゼニは払わせるべきだろう。家を買うのは本当に難しいのである。
2005年10月17日(月) |
自分のクルマに裏切られた男たち |
携帯用URL
| |
|
オレはこれまでに数度、クルマにキーを差し込んだままドアロックをしてしまったことがある。そのような閉じ込み事故が発生するのは、ドアロックをするときにキーを差し込んでロックするのではなく、ウインドウの内側にあるロックを押し下げて、ドアのハンドルを開いたままドアを閉めるという動作で施錠していたからである。そのたびにオレはJAFのお世話になっていた。全くどんくさい話である。
2000年夏まで乗っていたオレの愛車である日産EXAには電子式ではなく磁石式でドアロックされるキーが装備されていた。キーの頭の部分をドアハンドルのところに近づけると「カックン」と音がしてロックされるのである。こうして必ずキーを使って施錠するようになってからはキーの閉じ込みというトラブルはなくなった。今乗ってる三菱FTOはキーについてるボタンを押して開閉するようになってるので同様にその心配はない。ただ、キーに内蔵されてる電池が消耗したせいかボタンを押しても無反応になってしまい、今はいちいち鍵穴にキーを差し込んで回して施錠してる始末である。
オレがそうやって時代に逆行してる間に、クルマの技術はどんどん進み、ホンダの「レジェンド」などには厚さ数ミリのカード型「スマートカードキー」というのが登場した。こいつは利用者のポケットなどに入っていれば、キーから出る電波を自動車が受信して自動的に認証を行う仕組みだという。乗車時はドアのハンドルを握るだけで解錠され、降車時はドアを閉めて車から離れれば勝手に施錠されるというのだ。他メーカーのリモコンキーの場合は、施錠にはドアのボタンを押すなどの人手による作業が必要だが、ホンダの技術ではそれが不要なのである。荷物を持って傘をさしてるなどでポケットからキーを出すだけでも面倒な場合がある。そんなときにこのスマートカードキーならいちいちキーを出す必要もない。
しかし、機械というのは時に人間の思ってもみないようなトラブルを引き起こすのである。ホンダはこのキーを2002年からオデッセイやアコードなど新車の一部に標準装備し、希望者向けには3〜7万円のオプションとして販売したので現在では約18万3000人が利用しているという。ところが昨年後半以降、携帯電話などの電波の影響で、キーを車内に置いたままでも、降車してドアを閉めると施錠されてしまうケースが続発。いったん施錠されると中から解錠することはできず、専門の業者を呼んで開けるまで、人が車内に閉じ込められる騒ぎまで起きたのである。中に乗ってる人がロックを解除して脱出できないなんてオレには仕組みがよくわからないのである。もしもそうなら女性を拉致する誘拐犯にとってこれほど便利なクルマはない。これではまるで犯罪者御用達である。
このシステムを搭載するホンダ車には従来型のキーもいちおう装備され、このキーを使えば開けられるわけだが、カードキーの利用者は、従来型キーを家に置いていて携帯していないことが多く、出先ではなすすべもなく困りはててしまう人が多かったという。
あまりにもこのトラブルが多発したためにホンダでは9月にマイナーチェンジした「レジェンド」からは、利用者がドアのハンドルに触れなければ施錠できない仕組みに変更した。自動車の安全性には問題ないため、リコールには該当しないが、ホンダでは今春、利用者全員にダイレクトメールでトラブルが起きていることを通知したという。ただ、すでに販売された現行車種に関しては改修が困難なため、メーカーとしては注意を呼びかけるラベルをキーに張ることしかできずに対応に困ってるという。
もしもオレが自分のクルマでこのようなトラブルに陥ったらどうするだろうか。おそらく「ホンダのクルマなんか二度と買うもんか!」と怒り狂っていただろう。JRで採用されてるSuicaやICOCAのように身の回りに非接触型のICカードが増えてきたわけだが、こうしたトラブルもまた増加することは確実である。それにしても、高速道路の路側帯でパンク修理のためにクルマから降りたら閉め出されてしまったなんて場面を想像するとかなり悲惨である。いちいち鍵穴にキーを差し込んでドアロックをしている自分の時代遅れの行動も、そういう危険を回避するためには役立っていたのだなあと少し自分を見直した次第である。
2005年10月16日(日) |
こら福岡県警、メイド喫茶を弾圧するな! |
携帯用URL
| |
|
オレは近頃評判のメイド喫茶というものにまだ一度も足を踏み入れたことがない。だからそこがいかなる場所なのかよくわからないのである。オレのメイド喫茶に関する知識は、テレビ番組で見た知識と友人からの間接情報中心なのである。だからオレにはメイド喫茶の本質を語る資格はないことを先に断っておきたい。
そのメイド喫茶だが、オタクの聖地秋葉原が発祥の地らしいが、関西オタクの聖地である日本橋にも数軒存在するらしい。オレにとって仕事帰りにいつでも寄れるわけである。そんなことはどうでもいいのだが、とにかくオレはあのエプロン姿に萌えるのである。そんなこともここではどうでもいいことだが、見ていると気分はムフフなのである。こんな書き方をするとまるでオレが変態みたいだが、そんなことは断じてありえないと以前からの日記読者のみなさんはご承知のはずである。変態さんを笑い飛ばす立場の暴言コラムニストのこのオレが変態ならばシャレにならないからである。
さて、そのメイド喫茶、なんと福岡にも存在するらしい。ところが福岡県警には頭の硬い連中が多いのか、あるいは福岡県民にとってはエプロン姿で人前を歩く行為が公然ワイセツになるのか、だったら家庭の主婦は家の中で常にワイセツな姿をさらしてるいるのか、福岡県警は10月15日までに福岡市の2軒のメイド喫茶に対して、風俗営業の許可を得るよう指導を加えたという。なんということだ。あの節度を守ったオタクたちの微笑ましい神聖空間が、欲望にまみれたオッサンたちが厚化粧のババアどもとまずい酒を飲む薄汚い店と同等のものとしてみなされることはオレには到底納得できないのである。
この福岡市の店の場合、客が来店するとメイド姿の女性従業員が「ご主人さま、お帰りなさいませ」と出迎えひざまずいて注文を受けてくれるという。これはオレのような硬派バリバリのオッサンであってもかなり萌えるぜ。しかもオムライスにケチャップで絵を描くなどのサービスをしてくれるという。オムライス好きのオレにとっては堪えられないサービスである。そんな店がもしもオレの行動圏内にあればしょっちゅう行きたいのである。想像でこんなことを書いていても仕方がないのである。やはり実証精神が大切なのである。オレもその「メイド喫茶」という場所に行って、自分の目でそこが風俗営業法の適用に該当するかどうかを確かめておく必要があるのだ。この実地検証、かなり萌える体験になりそうである。
2005年10月15日(土) |
こら三木谷、おまえは間違ってるんじゃ! |
携帯用URL
| |
|
livedoorブログ「言いたい放題日記」も実験中です。
三木谷浩史、おまえのやってることは間違ってる。おまえは野球協約を知ってるのか?いくら楽天が日本一弱いチームであっても、いやしくも球団オーナーならば、野球協約のこの条文は理解していなければならない。
第十九章 公正な試合確保のための利害関係の禁止 第百八十三条(他球団の株式所有)球団、オーナー、球団の株式の過半数を有する株主、または過半数に達していなくても、事実上支配権を有するとみなされる株主、球団の役職員および監督、コーチ、選手は直接間接を問わず他の球団の株式、または他の球団の支配権を有するとみなされる会社の株式を所有することはできない。
ここにちゃんと「他の球団の支配権を有するとみなされる会社の株式を所有することはできない」とあるだろう。つまりおまえがTBS株を取得したことはそれ自体が野球協約違反だったわけだ。今すぐに取得した株をすべて時価で売却して、おとなしく引き下がるべきである。最初の第一歩からおまえは間違っていたのだ。なぜ買ってはいけないというルールがあるものを買ったのか。18歳未満の少年がエロ本を買ってはならないように、おまえはTBS株を買ってはならなかったのだ。そんなにTBS株が欲しいのなら、先におまえの持つそのヘタレ球団をホリエモンにでも売却してから改めて買収を表明すればよかったのだ。
それをなんだおまえは。野球協約違反を承知でこの暴挙に出たあげく、TBSに向かって「ベイスターズ売却」を示唆しているのである。おまえはいったい何様なんだ。いくら筆頭株主と言ってもたかが2割にも満たない所有のくせにまるで自分がTBSを支配してるような言い草じゃないか。ふざけるのもいいかげんにしろよ。「この家はオレが買った!」と言ってよそから土足で乗り込んできた無礼者が、家捜しして出てきた金目のものを「オレが持ってるのと重なるから売り飛ばせよ」とほざいてることと同じじゃないか。おまえはなんて無礼なオッサンなんだ。おそらくおまえが根拠にしたいのはさきほどの条文の後に付加されたこの部分だろう。
ただし、オーナー、球団の株式の過半数を有する株主、または過半数に達していなくても、事実上支配権を有するとみなされる株主による他の球団の間接所有については、他の球団との利害関係が客観的に認められないと実行委員会およびオーナー会議が判断した場合は、この限りでない。
このオマケの部分は、これはヤクルトの球団株を保有するフジテレビが、横浜の球団株を持つニッポン放送を子会社化した際の特例措置であり、フジテレビはヤクルトの球団株は持つものの、親会社ではない。楽天がTBSを買おうとしていることとは意味が全く違うのである。この三木谷の暴挙によってTBSは横浜ベイスターズを売却しなければならなくなってしまう。その売却先として最有力なのがUSEN(本社・東京都千代田区、旧有線ブロードネットワークス)である。
USENは昨年もベイスターズを買おうとして100億円を提示、ところがTBSは150億円という法外な値をふっかけて交渉は物別れに終わってる。ろくに野球もしないで榎本加奈子との愛に溺れた佐々木主浩に5億も払うくらいだから今季ベイスターズの赤字はかなり膨れあがった。こんなお荷物を抱え込みたくないという考えもTBSの中で生まれてくるだろう。そこにこの三木谷の買収劇である。ベイスターズをUSENに売り飛ばすということを前提に今回の株買い占めを仕掛けてきたとしか思えないのである。
ちなみにUSENの宇野社長と三木谷は親しい間柄だという。それを聞けば、ますますもってこの暴挙は許せないのである。おまえはそこまで計算して仕掛けてきたのかとオレは三木谷に対して怒りを覚えるのだ。就任してから一年にも満たずチーム作り途上だった田尾監督をいきなり解任し、そのくせ三顧の礼で野村監督を迎えるのではなく一年契約という人を舐めたような条件を提示する。ひどい話じゃないか。野村さんと言えば星野仙一、仰木彬と並んで日本のプロ野球の歴史を築いてきた名監督じゃないか。そんな尊いお方に対して一年契約とはなんて無礼なヤツなんだおまえは。
三木谷よ、おまえは最近調子コキすぎだ。いったい何様なんだ。孫や堀江に負けたくないというのはわかるが、少なくともあいつら二人はおまえみたいに卑怯じゃない。人気サイトになったら俄然強気になって「楽天トラベル」を通じてホテルを予約する場合のホテル側が支払う手数料を一方的に値上げしたことをオレは忘れてはいない。三木谷、オレはおまえのやり方が大嫌いだ。オレが将来おまえと戦えるだけの資金を貯めることが出来れば、楽天株を暴落させておまえを奈落の底に突き落としてやるぜ。
2005年10月14日(金) |
タイガースが「神」になった日 |
携帯用URL
| |
|
2005年12月1日、唐突に行われたその発表は日本中を驚かせた。村上ファンドによる阪神電鉄株の買い占めはついに50%に迫り、このままでは球団が乗っ取られること間違いないと思われたその最終局面で、タイガースの存続を守るために電鉄本社が打ち出した方針はなんと、タイガースを宗教法人化することだった。
宗教法人であれば株式を上場することはできない。翌日から阪神電鉄株はストップ安を続け、村上ファンドは500億を超える大量の損失を出しながら値下がりした阪神電鉄株を放出する羽目になった。顧客から預かった資金を大量に目減りさせてしまった村上氏は二度と立ち直れないほどのダメージを受けたのである。
2006年春、日本初の宗教法人チームとして阪神タイガースはデビューした。1100万人の信者を抱える、本邦最大規模の新興宗教としてタイガース教はスタートしたのである。入場券ではなく観客は「お布施」と引き換えに入場札を与えられる。甲子園球場、そこはこれまでも阪神ファンにとっての聖地だったわけだが、宗教法人化することで本当に「聖地」となったのである。そこで年間に約70試合行われるのは、野球の試合ではなく神との交歓の儀式となった。
球場に詰めかけた信者たちに、かつては選手と呼ばれた伝道師たちが最高のプレーを通じて興奮と歓喜を与え、試合の終わりには必ず「六甲おろし」と呼ばれる聖歌が合唱された。スター選手は信者にとってまさに「現人神(あらひとがみ)」となったのである。宗教法人となったタイガースは非課税の特権を得ることになり、選手の年俸がいくら上昇してもそれを上回る莫大な剰余金を生み出すこととなった。電鉄本社は甲子園球場を宗教法人にレンタルすることでその使用料という収入を得る形をとった。また、宗教法人は営利事業を営むことができないため、甲子園球場内の売店などはそのまま従来の業者の既得権益が保障されることとなった。信者のほとんどは聖地への行き帰りに阪神電車を利用していたから電鉄は相変わらず巨額の運賃収入も得ていたのである。
ただ、タイガース教信者たちは時々宗教的興奮の度が過ぎて、あちこちで暴徒となって道頓堀に飛び込んだりして物議をかもしたのである。宗教法人化してからこの傾向はいっそう強くなった。審判の中にも信者が出てきて、判定の公平性は著しく損なわれるようになった。もっとも宗教法人になったところで、もともとこのチームの熱狂的ファンにとっては何も変わることはなかった。彼らの心の中ではタイガースはとっくに神となっていたからである。
この日の日記へのリンクはこちらにお願いします。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20051014
2005年10月13日(木) |
飲むだけでハゲが治るのだ! |
携帯用URL
| |
|
育毛剤を使うには根気が要る。頭にそれを振りかけるだけではなくて、常に頭皮の状態を清潔にしないといけないとか、頭皮をよくマッサージしないといけないとか、効果を発揮させるにはかなりデリケートな作業を必要とする。ところが、そんな面倒さのない「飲む毛生え薬」が輸入されることとなったのである。全男性の70%と言われるハゲ予備軍と20%を占めるハゲの人たちにとってこれはまたとない朗報である。(ハゲの心配のない人は全体の10%しかいないのである。この日記を読んで笑ってる人も10年後にはしっかり禿げてるかも知れないのである。油断してるとすぐにハゲるのだ。)
この育毛剤を輸入することになったのは万有製薬である。11月後半くらいから発売されるこの飲む毛生え薬は、親会社のメルクが60カ国以上で発売している男性専用の脱毛症治療薬「プロペシア錠0.2ミリグラム/1ミリグラム」(一般名はフィナステリド)。医療用医薬品で購入には医師の診断と処方せんが必要。原則1日1錠を飲み続けるという。保険は適用されず、万有製薬は参考処方価格として1錠250円(税抜き)に設定している。一年間飲み続けると91250円だが、これでハゲが治るのなら考えようによっては安い。カツラの値段や頭皮移植手術の高さを思えば画期的な値段である。
この薬は頭髪の成長の妨げとなる男性ホルモンの活性化を抑制して額から頭部中央の脱毛を抑え、育毛などの効果を発揮するという。国内臨床試験では1年間服用した被験者の54―58%で脱毛症の改善が確認されたということだ。少なくとも半分以上の人には効果があったのである。また、効き方が違うため、他の育毛剤、例えば大正製薬の「リアップ」と併用することも可能だという。相乗効果で激しく発毛するのかも知れないし、両方とも全く効かないとなると確率はかなり低くなるだろう。
こんな画期的な薬、なぜ街のドラッグストアで売ってくれないのだろうか。医師の診断と処方箋が必要ということだが、そもそも何科の医師が判定するのだ?頭髪の状態を判定してもらうのにどんな病院に行けばいいのかオレにはわからないのである。処方箋さえあればいいのなら、街の開業医がどんどん書きまくればけばいいわけだし、頭皮の状態を見てその薬が効きそうかそうでないのかまで医師にわかるのかね。この飲む毛生え薬、今年最大のヒット商品の予感がするのだが、さて、バイアグラ以上のインパクトはあるだろうか。
2005年10月12日(水) |
オムライスが好きで悪いか? |
携帯用URL
| |
|
オレはオムライスやスパゲティ(ナポリタン)、ハンバーグが好きだ。オッサンのくせにこういうものを好むなんてお子様みたいだが、好きだから仕方ないのだ。そのオムライスの味にはかなりこだわりがある。オレが気に入ってる店は大阪・心斎橋の「明治軒」と淀屋橋の「北極星」である。これに中之島の中央公会堂の地下にあるレストランを加えた三店がオレのよくいく店だ。それぞれ違った味がオレを楽しませてくれる。
オレのような年齢のオッサンになると、好きな食べ物もステーキやてっちり、松茸といった大人の好物を答えないとかっこ悪いらしい。確かにステーキは好きだ。しかし、値段を考えると毎日喰えるわけではない。ホテルで喰うフィレステーキは確かに美味であるが、毎日それを喰えと言われるとやっぱり飽きる。月に一、二度でいい。オレにとって毎日喰っても飽きないのは関西人の第二の主食といわれるお好み焼きくらいである。
こんなB級グルメ人間というのは、おそらく女性から見れば不倶戴天の存在なのだろう。せっかく豪華な食事を期待してるのに連れて行かれる先がオムライス専門店「ポムの樹」だったりすると、「守銭奴」「ドケチ!」と罵声を浴びせたくなるのかも知れない。杉田かおるなら跳び蹴りを浴びせてくるだろう。せめて「梅の花」くらいに連れて行くのがデートの相手をしてくれる女性に対する礼儀なのかも知れない。しかし、世間のオッサンたちは本当に高級な食い物をうまいと思ってるのか。吉兆の値段に納得して払ってるのか。オレは懐石料理なんて付き合いでしか喰わないし、ふぐなんてどこがうまいのかわからない。てっさなんか薄すぎて味がしないぜ。松茸ごはんは好きだが、目の前に松茸ごはんと北極星のオムライスを並べられると、迷わず北極星のオムライスを選ぶだろう。
オムライスも好きだが、オムレツもいい。卵が半熟で中にとじたチーズもとろけているプレーンオムレツは最高だ。大学生の時に何度か食べた、百万遍交差点のすぐ南西、みずほ銀行の裏手にある「円居」(まどい)というレストランのオムレツはオレの知る中で最高のオムレツだ。そのオムレツ定食がオレの学生時代は確かたったの390円くらいだったと記憶する。エビフライやトンカツ、ハンバーグなどの他のいかなる定食よりも安いそのオムレツをオレは食べていた貧乏人だったのである。
子供の頃に好きだった食べ物をいつまでも食べ続けてるオレは進歩がないのかも知れない。もしも淀屋橋の「北極星」や心斎橋の「明治軒」でオムライスを喰ってるヒゲを生やした怪しいオッサンがいれば、それがオレである可能性はかなり高いと言えるだろう。オムライスを喰う怪しいオッサンで悪かったな。それでも好きなモノは仕方がないんだ。
2005年10月11日(火) |
12球団まとめて上場しやがれ! |
携帯用URL
| |
|
阪神タイガースの株式を上場したいという村上世彰氏の提案に対して、プロ野球界は大揺れである。ナベツネみたいに「八百長が起きる」と危惧する者もいる。つまり、空売りを仕掛けてからわざと負けるということである。そんなセコイことをよく考えるなとあきれるが、ナベツネとはそんなセコイやつだからこれは仕方がない。そんなことをできないようにするには、年俸の一部をストックオプションにするか、あるいは株価連動型にして値下がりすれば選手が損をするようにすればいいのだ。
八百長云々の疑惑も、一球団だけが上場してるからそういうことになるのだ。この際12球団を一斉に上場すればいいのである。すべての親会社に新規発行の株式の売却益が転がり込むのである。そうなると俄然賛同するチームが増えるだろう。ソフトバンクや楽天あたりは賛同する可能性が高い。広島あたりも案外賛同するかも知れない。
さて、その場合それぞれの球団の値段はどんなものになるだろうか。その場合に基準に出来るのは昨年ソフトバンクがダイエーを買収した約200億円という金額である。阪神タイガースには少なくともその二倍以上の価値があるから500億円、巨人は400億、日ハムは100億、西武は80億、楽天は20億というところでどうだ。阪神電鉄株は現在の時価総額が3000億円程度だから、現在の株主は単位株となる1000株ごとに阪神タイガース株を一株割り当てることとし、新規発行株の公募価格は10万円くらいにすればいい。
球団経営が赤字で経営を圧迫してる親会社にとって、たとえ少額であっても株式の売却益は魅力であるし、株を買い占めてその赤字球団を買収してくれるような奇特な投資集団があればよろこんで手放せばいいのである。そして、球団が別会社になる以上、親会社名をチーム名に付けるのもやめてしまえばいい。地域名を名前に冠したらいいのだ。阪神は阪神地方にあるから阪神でいいが、ソフトバンクは福岡ホークス、中日は名古屋ドラゴンズ、西武は所沢ライオンズ、日ハムは北海道ファイターズだ。
株式を公開する以上球団経営はガラス張りにして、選手獲得のための裏金は使えないようにする。役立たずのベテラン選手に高給をはずむこともできなくなる。そして球団株がすべて上場されるなら、このオレが株長者になって巨万の冨を手にすることができたときにタイガースのオーナーになることも夢ではなくなる。株式投資のいいところは資産を複利で増やせることである。もしも資産を毎月10%増やすことが出来れば12ヶ月で3倍、24ヶ月で約10倍になる。2年で10倍、4年なら100倍だ。手元に1000万のゼニが有れば、6年で100億にできる可能性があるのだ。しっかりと相場を見ていれば資金を10%増やせるチャンスは市場にいくらでも転がっているんだぜ。この一ヶ月で10%どころか倍近くに値上がりした株もいっぱいある。可能性がある限りオレはそれを目標にしたいぜ。
2005年10月10日(月) |
名古屋に禁煙女子大学があった! |
携帯用URL
| |
|
オレの住む街の中学校の喫煙率はかなり高そうである。くわえたばこで通学する馬鹿中学生を見掛けることも多い。以前のことだが、体操服の胸にクラスと名前入りのゼッケンをつけた中学生が喫煙しながら通学していたのでさっそく中学に名前を通報する電話をしたら、「それくらいのことでいちいち電話しないでください。こっちも忙しいんです!」と逆ギレされたことがあるくらいである。それくらいは非行のうちに入らないほどもっと過激なことをしているのだろう。シンナーはかなり蔓延してるようだし、おそらく数人は覚せい剤をやってる中坊もいるんじゃないかな。日本一人口に占めるヤクザ率の高い大阪なら簡単に買えるわけだし。
中学生の喫煙率の高さはそのままその地域のガラの悪さに比例するような気がするのだが、大学生の場合はそれは当てはまるのだろうか?大学の入試レベルと学生喫煙率のデータをとれば、おそらく難関校ほど喫煙率は低いという結果に落ち着くだろう。だったら学生にタバコを吸わせなかったら大学のレベルは上がるのか?これは試してみる価値がありそうである。「禁煙」を売り物にすることで受験してくる層、受験をやめる層を比較した場合、確実に受験生の学力上昇効果がありそうだ。
愛知県の名古屋女子大では2003年から全面禁煙を宣言した。大学キャンパスだけでなく通学路まで禁煙なのである。喫煙者の入学を認めないというなかなか過激な大学だ。喫煙者の団体が学ぶ権利を振りかざして抗議してみれば面白いのにと野次馬のオレは余計なことを考えてしまう。2004年からはなんと新入生に「禁煙誓約書」を書かせ、違反して喫煙した者は退学処分にする方針を打ち出してるのである。残念ながらまだそれが適用されて退学させられた学生はいないそうだが。
ただ一方的に禁煙宣言するだけではない。全面禁煙化以前に入学したすでに喫煙の習慣のある学生にも個人面接し、禁煙を促すためのニコチンパッチを支給。処方に必要な医師の診断も学内で行ったのである。その結果2004年度の調査では喫煙者は195人から98人に半減し、2005年の調査では学生全体の喫煙者が6.1%から2.8%に減少したことが報告されている。この数値が全女性の喫煙率と比較してどうなのかはよくわからないのだが、確実に喫煙女子学生を減らせてることは確からしい。
残るわずかな喫煙女子学生を撲滅するいい方法がある。それは妻夫木聡でも起用して学内に啓発ポスターを貼りまくることだ。
「タバコ吸うような女の子とはキスしたくありません。」
実際のところオレも喫煙の習慣のある女性は苦手である。男が喫煙してるのはマナーさえきちっと守るなら別にどうでもいい。女性差別かも知れないが、女の喫煙はオレ的にはNGだ。もっともオレの頭の中では「喫煙女性=オッサン」と変換されるから、吸ってる時点でそいつは一人のオッサンである。女じゃないからどうでもいい。別にオッサンにオレは全く興味がないのである。いくら松たか子のような美人であっても、ヘビースモーカーという点でやっぱりオレにとっては「おっさん」である。ヤニくさい口でキスを迫られたらオレはきっぱりと拒否できるぜ。
2005年10月09日(日) |
埼玉に恐怖の人食いネコ出現! |
携帯用URL
| |
|
埼玉には人食いネコがいるのである。人食い虎や人食いライオン、人食い熊なら想像が付くのだが、まさか人間様がネコに喰われるなんて思いもよらないだろう。だがネコもいちおう肉食獣、食肉目に分類されるのである。ライオンや虎の仲間なのである。だから喰いたくなれば人間くらい平気で喰うのである。
埼玉県北東部の特別養護老人ホームで10月6日早朝、認知症で寝たきりの女性(88歳)が右足の指すべてを失うというひどいケガを負っていたことが8日分かった。老人ホーム側は猫に足の指をかじられたとみて家族に謝罪した。ドラエもんの耳をかじったのならご愛敬だが、あろうことかお年寄りの指をかじったのだ。
さて、この人食いネコだが、開いて網戸だけになっている窓から侵入して網戸をぶち破って部屋に入ったと見られる。なんのために侵入してきたのか?動物の考えてることはオレにはわからないのだが、どうせエサを探してのことだと思われる。室内にはたいしたエサがなく、そこには寝たきりの人間がいた。エサを見つけられずにむしゃくしゃしていたネコは、腹いせにその人間を襲ったのだろうか。ネコにそういう感情があるのかどうか、飼ったことのないオレにはわからないのだが。
朝になって血まみれになって発見された時、襲われた女性は両足から出血しており、右足の指はほぼ全部食いちぎられ、左足の甲にも深いひっかき傷があったという。室内にはネコの足跡が点々とし、侵入・脱出に使われたのは網戸の破れ目だった。このまま恐怖の人食いネコが逃亡したのなら、埼玉県民は警戒態勢を取らなければならず大変だったわけだが、その後このネコは中庭で発見され、保健所職員に捕獲されている。口元は血で赤く染まっていたという。
ネコは基本的に動くものを襲う。そうするとなぜ足の指にかみついたのか。その足指には猫の好きな魚の煮汁でもしみついていたのだろうか。寝たきりで動けない人の足指に誰かがイタズラでネコの好きな匂いをつけて、ネコを室内に残して立ち去ったという犯罪の可能性はないのか。人間を襲うように調教されたネコを使って行われた入所者に対する無差別テロという見方もできないこともないが、ネコ以外に外部から入った不審者の形跡はないという。調教されたネコなのか、あるいはただの腹を空かした野良猫なのか、きっちりと調べて欲しいところだが、保健所職員もそこまでヒマじゃないのだろう。人間を喰うようなネコということで、心おきなく「処理」されちまうんだろうな。
ネコだって好きこのんで人食いなんてやらかすわけじゃねえんだ。エサになるネズミも近頃はろくにいないし、野良猫にエサをくれたような子供たちも塾通いや家でのゲームに忙しくてますます食糧事情は悪化している。そうなるとネコも生きるために危険な賭けに出るしかないのだ。人間の中でも「認知症で動けない老人」という、最も弱く最も襲いやすい相手をわざわざ捜し求めて襲ってきたという時点でこのネコはただものじゃないというのがオレの正直な感想である。
2005年10月08日(土) |
覚せい剤をやめられなかった女 |
携帯用URL
| |
|
女子のスポーツで美女が多い競技は何かと聞かれたら間違いなくオレは体操と答えるだろう。オレがまだ高校生の頃、テレビで見た女子の体操は美女揃いで思わず興奮しながら見ていたことを覚えている。順番を待つその不安そうな表情が大写しになった瞬間に思わず「うひょ〜」と感じて画面に見入っていたのがオレである。今は無粋にも競技しか映さないが、昔は体操選手をアイドルととらえていたのか、休憩してるところまでよく映ったのである。中でも野沢咲子、岡崎聡子、加納弥生、日向由佳は特にかわいかった。オレは躍動する肢体の美しさに見とれながら、試験勉強に疲れた頭を癒していたのである。彼女たちと比べたら、今人気がある安藤美姫や宮里藍なんてレベルが違いすぎるのである。
選手たちには引退後もそれぞれの残りの長い人生がある。体操の世界でコーチとなったりテレビに出てタレントとして活躍できるのはほんの一部であり、中にはとんでもない方向に進んでしまう人もいる。その中でも覚せい剤を止められなくなったことで名を残したのが岡崎聡子(44歳)であった。
1995年に逮捕、その時は最初の逮捕だったので実刑判決を免れたが執行猶予中にすぐ捕まり猶予も取り消されて実刑(1年6ヶ月)、ところが懲りずに1999年には三度目の逮捕(実刑・1年8ヶ月)を喰らっていたのである。もう覚せい剤なしでは生きていられないカラダなのだ。多くの人がタバコをやめられないように、岡崎聡子は覚せい剤がやめられなかっただけである。
岡崎(今の姓は中島)聡子は今年6月30日、歌舞伎町のインターネットカフェのトイレ内で覚せい剤を使用し、呉一明被告(64歳)とともに7月9日、覚せい剤約1.77グラムを所持していたという容疑である。オレの憶測だが、今の岡崎聡子は完全に覚せい剤の中毒となっていて、たまに見つかる時も「運が悪かった」と思うだけで、「こんなことは絶対に止めよう」と決心することなど到底思いつかないような情けない女のような気がしてならない。こんな女と付き合うにはゼニがいくらあっても足りないぜ。男は恋人にいつも最高のプレゼントを与えようとするものだが、どうしても覚せい剤が止められない可哀想な女にいくらでも覚せい剤を与えてやるのが最高のプレゼントだなんて勘違いもはなはだしいぜ。四度目の逮捕になった今回、オレが思ったことは一つだ。「聡子チャン、もっと(オレみたいな)まともな男とつきあえよ!あんたを守ってくれるような・・・」
2005年10月07日(金) |
持参金1億5250万円の花嫁 |
携帯用URL
| |
|
11月15日に黒田慶樹さんと結婚する予定の紀宮さまに国から支給される一時金の額を決める皇室経済会議が6日、宮内庁で開かれ、一時金を限度額の1億5250万円とすることが全会一致で決まった。この金額、庶民の感覚で言えば大金かも知れないが、皇族の身分を離れることを思えば、なんだか少ないような気もする。東京で皇族にふさわしいような一戸建ての豪邸を建てればたちまちなくなってしまうような金額だからだ。
公務員として勤務する黒田さんにも当然年齢相応の蓄えはあるだろうし、専業主婦になった妻を養うだけの収入も当然あるだろう。その持参金全額を新居に使ったとしても、今後の生活の心配はない。別に一戸建てに住む必要はない。また東京に住まなくてもいい・・・もっとも夫の黒田さんが都庁に勤める以上、東京からあまり遠く離れることは無理だが。ただ、もしもオレがその夫の立場であったと仮定したなら、それだけの一時金が手にはいるのなら間違いなく仕事を辞める。そして、そのお金を投資して配当金などのキャピタルゲインだけで生活する道を選ぶだろう。そうすると別に東京に住むことに拘る必要はない。京都の町家に住んでもいいのだし、信州でペンションを経営してもいいのである。
オレが一つだけどうしても気になるのはこのゼニをどんな形で受け取るかなのである。暴力団の麻薬取引みたいにアタッシュケースに入った現金の大量の札束を受け取るのだろうか。いや、そんな物騒なものを持ち歩くのではなく、銀行振り込みの形で紀宮さまの口座に入金されるのだろうか。いや、そもそも紀宮さまは預金通帳やキャッシュカードなんてものを持ってるのだろうか。どこに行くにも専用の黒塗りの高級車で送迎される皇族にとって、自分で財布からゼニを取り出すような場面はおそらくないだろうと思うからだ。オレはあのやんごとなき人たちが、庶民のオレと同じように財布からゼニを取り出してローソンでおでんなんかを買ってる姿なんてものを全く想像できないのだ。
皇室から離れて民間人となる紀宮様はそもそもなんという名前なんだろう?黒田という姓のあとにその名が付くわけだが、皇室の方々には姓がないので夫の姓を名乗るしかないのである。日本一高貴な家柄のお嬢さんを高額持参金付きでゲットしたことを思えば、40歳まで独身で艱難辛苦に耐えたことも報われたと言えるだろう。お二人の幸福な門出をオレは素直に祝福したい気持ちである。税金から支出される持参金も、国民全員が1円ずつお祝いをあげたと思えばいい。その結婚式に出る人はいったいいくら包むのだろうか?
2005年10月06日(木) |
ぼくのお母さんはどこにいるのですか? |
携帯用URL
| |
|
国籍も本名も年齢もわからない5歳くらいの男の子が栃木県の県南児童相談所に保護されていて、日本語で名前を聞くと、「ぽん」と答えるという。身長約1メートル、所持品はなく「いくつ?」には片手を広げてみせた。しかし、「どこから来た?」には「あっち」。両親の名前も「パパ、ママ」としか話さなかった。日本語はほとんど話さず、タイ語の質問を少し理解したが、身元がわかるような答えは返ってこない。タイ人らしいということしかわからない。
この男の子は4月中旬に小山市内の60歳代の男性から「子どもを預けられて困っている」という連絡があって児相の職員が保護したのである。この60歳代男性は3月中旬に建設現場でタイ人と思われる男性から「少しだけ見ておいてくれ」と頼まれてこの子を預かったのだが、そのタイ人男性はそのまま二度と戻ってこなかった。自分に縁もゆかりもない子供を押しつけられ、困ったこの60歳代男性は児童相談所に保護を求めたのだ。
この子には国籍がない。もしかしたら生まれた時にどこかで出生届が出されていて、ちゃんとした名前が存在するのかも知れないが、両親が蒸発している現状ではそれを知る術はない。児童相談所はわざわざタイ大使館に国籍取得を打診しみてたが「タイ人と断定できる証拠がなく、国籍は与えられない」と正式に断られた。大使館の担当者は「タイ語はミャンマー人でもベトナム人でも話す人がいる。証拠にならない」と話したという。
親が不明でも日本で生まれていれば日本国籍が取れる。しかし、出生地がはっきりしないケースでは国籍法は適用できない。法務省が状況から日本人の子と判断すれば首長が職権で戸籍をつくって日本人になれる。ところが小山市では「外国人の可能性が高い」と否定的だ。国籍を持たないままであっても、18歳までは児童福祉法による保護措置を継続でき、生活することは可能である。しかし、それを過ぎれば後は無国籍という状態で世間の荒波の中に放り出されてしまうのである。
両親の愛情に包まれて育つという当たり前の幸福を知らないで育ったこの子供が、法律の不備によって国籍も与えられないまま成人することを思うと、法というのはいかに杓子定規なものであるのかと思う。5歳になるまで、この子はどんな毎日を過ごして来たのだろうか。ぽんちゃん、きみのお父さんお母さんはいったいどこにいるのだろう。いつかきっときみを迎えに来てくれるのだとオレは信じていたい。そうでないとあまりにも悲しすぎるじゃないか。
2005年10月05日(水) |
自殺した人には保険金を払いません! |
携帯用URL
| |
|
生命保険を契約した翌日にいきなり自殺した場合、保険金は満額もらえるのか?答えはノーである。掛け金をろくに払わずに保険金だけを手に入れる客が出ないように、大手の生保各社は「一定期間以内に契約者が自殺した場合は保険金を支払わない」という自殺免責条項を用意しているからだ。
この免責期間がいつのまにか相次いで2年から3年に延長されていたことが明らかになった。借金で首が回らなくなり、自殺して保険金で返済しようとしても従来なら2年待てばよかったのである。ところがこれが3年に延長されるため、保険金をもらえる資格を満たした頃にはさらに状況が悪化して借金が膨らみ、そんなはした金をもらっても全然足りないという悲惨なことになるのだ。しかもこの期間延長は契約書の目立たないところに小さな文字で記載されていて契約者が気づかないことも多い。「2年経ったらもらえると思っていた」のに実はもらえないという事態がどんどん発生してしまうのである。
せっかく保険金のために自殺したのにゼニがもらえないという悲劇が発生し、その死が無駄死にとなってしまうのは遺族にとって泣くに泣けない事態である。この自殺免責、1999年頃までは各社1年だった。ところが自殺者が急増するとともに支払い増に危機感を抱いた生保各社はこれを2年に延長、さらに外資系は3年という設定のところが多かったために横並びで3年が定着してきたものと思われる。
この免責期間延長の本音は「保険金を払いたくない」からなのだが、保険業界では「保険金を簡単に支払うから自殺者が増える」のだとして、「自殺抑止」を強調している。今や死亡保険金の総支払額に占める自殺の比率は10%を超えている。2004年3月には「保険金目的の自殺であることが明白であっても免責期間経過後であれば保険金支払いを拒否できない」と最高裁の判断が示されており、生保各社としては自己防衛のために期間延長に踏み切ったとも言える。
さて、いくら高額の保険金が受け取れるとしても、そのために3年間保険料を払い続けるのも惜しい人には抜け道がある。それは「他殺に見せかけた自殺」である。この方法を使えば免責期間を気にすることなく保険金を満額もらえるわけだ。3年も待てない事情の人はおそらくさまざまなトリックを工夫して、自殺を他殺に見せかけるはずである。その殺人事件が実は自殺だったと日本のボンクラ警察はなかなか見抜いてくれないだろう。しかし、たかがゼニのことで死にたくはねえぜ。そんなゼニは働いて作ればいいじゃないか。オレはいつも「たかが借金」のせいで自殺する人の記事を見るたびにそう思うのだ。死ぬ気になればなんだってできるじゃないか。
2005年10月04日(火) |
阪神タイガースは売り飛ばされるのか? |
携帯用URL
| |
|
村上ファンドの大量保有が発表されてから暴騰した阪神電鉄株(このオレもそのおこぼれを頂戴して30万円ほど儲けたのだが・・・)、1245円まで上がったもののそこから急落した。空売りした個人投資家は高値で返済させられ、一方さらなる高値を期待した「遅れてきた人たち」は高値で掴んでしまい、そこから一気の下げ。1245円を記録した同じ日に、瞬間的に871円まで下げたのである。実に30%の下落率である。その日は930円(−115)で引け、当然のように翌日も867円(−63)と下げた。誰もがもう阪神電鉄株は終わったと信じた今日も寄り付きは838円だったものの808円まで下げたのである。
高値でつかんでしまった個人投資家がどんどん投げ売りしていた時、密かに村上ファンドは阪神電鉄株の買い増しをしていたのである。総発行株数、約3億7700万株のうち38%、1億4326万株をいつのまにか買い占めていたのだ。27%保有が明らかになった9月27日からわずか4営業日の間に11%、4000万株近くを市場で調達していたのである。それも高値になった所では買わずに個人投資家に投げ売りさせて、安くなってから着実に拾うというお見事な戦略であった。空売りした人も、高値づかみした人もみーんなはめこまれた人たちなのである。この株で儲けようとした多くの人が大損させられたのである。
だったらここから買いに入ればいいのか?村上ファンドが阪神球団の買収を目的とするのではなくて純然たる投資ならば、高値で売り抜けてくることは確実だからここからは買いにくい。暴落は必至だからだ。しかし、もしかして「投資」以外の目的があったらどうだろう。孫正義、三木谷浩史のような球団オーナー、それも超人気球団である阪神タイガースを買収してそのままオーナーに納まることを村上世彰氏が望んでるとすればどうだろうか。それはあり得ない話ではない。
村上ファンドがこのまま阪神電鉄株を買い増ししていけば50%超保有するのも時間の問題である。そうなると今の取締役を全員解任して完全に支配してしまうことも不可能ではない。阪神電鉄はそれを阻止するためには防衛のために新株を発行するとか、あるいは別の第三者に阪神電鉄株を買い占めてもらうか、法外な価格で阪神電鉄株を買い戻して村上世彰の野望を阻止するしかない。もしもオレに「阪神電鉄株を買ってくれ」というホワイトナイト依頼があれば喜んで協力するのだが、オレの動かせる資金は村上ファンドに比較すれば雀の涙ほどでしかない。微力すぎて涙が出そうである。これからどうなってしまうのか。こんな展開は全く予想しなかったのである。株式投資は実に怖ろしいのである。
2005年10月03日(月) |
さようなら「丸善」京都店 |
携帯用URL
| |
|
京都で大学生活を送ったオレは、「丸善」京都河原町店をよく利用した。といっても実際に本を買うのは10%引きで買える大学生協(時計台の下の地下にあった)がほとんどで、丸善に寄ったのは映画を見たり行きつけのお好み焼き屋に寄ったり四条河原町でデートした時のついでだったわけだが、デートの待ち合わせに使ったこともあってかなりよく行った場所である。
この「丸善」京都店だが、梶井基次郎の小説「檸檬」の中では、主人公が近くの果物屋で買ったレモンを画集の上に置いて立ち去るというシーンがある。そのシーンを再現するかのように丸善ではたびたび、本の上にレモンが置かれていることがあったそうである。そんなしゃれたことをするのは女性ファンだろうかと気になって写真を確認したが、梶井基次郎ご本人は世界史の教科書に出てくるネアンデルタール人のような武骨な顔つきでおよそ美男とは言い難い。もっとも作家に恋するのは作品や文章に恋するのであって、ルックスに恋するのではないから別におかしくはないのだが。
そのレモン放置事件だが、閉店が決まった今春から徐々に増えて現在で合計11個になるという。いずれもレジの店員から死角になる位置にそっと置かれていたという。店ではそのレモンを忘れものとして、バスケットに集めて「檸檬」の文庫本のわきに置いている。文庫本もここ数日大人気で、一日に60冊も売れているという。店では急遽1000冊を追加注文したということである。梶井基次郎がレモンを買ったという八百屋も、オレが大学生の当時はまだ寺町に存在した。別にファンでもなんでもないオレは気にもとめなかったし、彼の作品は「檸檬」と「桜の樹の下には」しか読んだことがない。正直言って、「檸檬」のどこがいいのかオレにはわからない。レモンが一個の爆弾であり美術書の本棚を破壊するような大爆発をするなんてバカバカしいと笑い飛ばすことしかオレにはできないぜ。これが高校の国語の教科書に載っていたりするのだが、扱いにくいので授業ではすっ飛ばしてしまうのが常である。
残念ながらオレにとっての「丸善」京都店の思い出は、そこでデートの待ち合わせをした時に立ち読みした洋書の手触りであったり、後ろから男友達に肩を叩かれて「おまえ、こんなところで何してんねん」と言われて焦ったことであったり、「丸善」を出てから少し歩いて不二家でパフェを食べたことであったり、鴨川の河原に出て少し歩いてから他のカップルと同じように並んで腰を下ろしたことであったりである。そんな思い出の中の一コマを彩った場所が消えてしまうのはなんとも寂しいことである。
2005年10月02日(日) |
オレもそろそろETCにするぜ! |
携帯用URL
| |
|
オレは高速道路の料金所が苦手である。その理由はオレが不器用で、釣り銭の小銭を受け取るときにうっかり手がすべって落下させたり、無人の料金所で料金投入口がやたら高い位置に設けてあってゼニを入れにくかったりするからである。左利きのオレにとって、右手での料金受け渡しはかなり困難な行為なのだ。左手で渡せるように左ハンドルのクルマに乗ればいいのだが、そうなると料金所でもっと不便になることは間違いない。
ゼニの出し入れも考えたらかなり面倒である。いちいち財布をズボンの尻ポケットから出して、そこから小銭を投入し、釣り銭が有ればまた財布にしまう。この一連の動作に手間取ってると後ろから激しくクラクションを鳴らされる。大阪のドライバーはいらちが多いので、モタモタしてると後ろから拳銃で撃たれるかも知れないのである。たかが料金所と馬鹿にしてはいけない。大阪では命の危険さえ伴う瞬間なのだ。ついこの間も阪和自動車道で走行中に他のクルマを狙撃する馬鹿がいたように、大阪の高速道路は危険がいっぱいなのである。
それで阪神高速や近畿道、西名阪などではすぐに出せるように回数券を使い、名神高速ではクレジットカードで支払うという方法でなんとかその困難をオレは克服してきたのだ。しかし、回数券は度重なる偽造事件でついに廃止されてしまった。不本意ながら何度かこの夏オレは、阪神高速の正規料金700円を払わされたのである。はっきり言ってこの金額はぼったくりである。しかし、払わないで一般道路を行けば倍以上の時間がかかってしまうのだ。
どうやって少しでも安くすればよいのか、そこでオレはETCにすることを考えた。阪神高速はラッシュ時以外なら10%引きになるらしい。一回乗るごとに70円得することになる。さて、何回乗れば元が取れるのか、オレは価格コムで車載器の値段を検索してみた。最安値のPANASONICのCY-ET805Dならたった6760円だった。阪神高速を100回利用すれば元が取れる計算になる。オレは月に10回は利用するから一年以内で回収できるぜ。もっと車載器が高価でなかなか元が取れないと思っていたのでこの値段は意外だった。とりあえずこの週末は近所のカーショップ巡りをして、価格と取り付け工賃の相場を確認してみよう。
最近のクルマはこのETC車載器を取り付けるスペースが最初から用意されてるらしい。オレの三菱FTO(クリックすると写真が出ます)は1993年に発売された基本設計の古いクルマで、ダッシュボードのデザインも悪くカーナビなんか取り付けるスペースがない。こんなのを買ったとしてどこに付けるんだろうと思いつつ、そんなことはオレの考えることじゃなくて取り付ける店の方が悩むことである。オレは全く悩む必要はないのだ。
我が家にはもう一台、スバルドミンゴという軽自動車の大きさしかない普通車がある。オレはFTOにはETCを搭載するつもりでいるが、こちらには当面付けないでいるつもりだ。その理由だが、このクルマで西名阪を走ると、料金所で400円ではなくてなぜか軽自動車分の料金300円しか取られないことがある。そんなときにオレはわざわざ正直に「このクルマは軽自動車じゃなくて普通車ですよ」と宣言して交通の自然な流れを阻害するような野暮なことはしない。だまって料金を払って走り去っていくだけだ。どんな時にそのミスが発生するのか、オレはよくわかっている。それでいつもミスを誘発するような行為を知らず知らずのうちに心がけている。このオレの行為を「おまえは卑怯だ!」と非難する人もいるかも知れないが、勝手に向こうが間違えてるだけである。オレは黙って500円玉でゼニを払い、200円のおつりを受け取るだけである。もしもETCを付ければ、このラッキーな間違いは発生しないことになる。なんだかもったいないのである。
後日談(オートバックスにて)
2005年10月01日(土) |
殺すんじゃない、刺すのが目的だったんだ! |
携帯用URL
| |
|
2005年2月14日、寝屋川市立中央小学校に17歳の無職少年(精神科通院中)が刺身包丁持参でやってきた。少年は校内に侵入すると職員室の場所を訊ね、案内した鴨崎満明先生を背中から刺し殺した。この17歳少年はさらに二人の教員を刺して重傷を負わせたのである。2月15日にオレが書いた、包丁少年、バレンタインデーの惨劇はその事件について触れた内容だ。
その事件の初公判が9月29日、大阪地裁で行われた。少年は実行行為は認めたが、「僕の頭の中にあった目的は殺すことではなく、刺すことでした」と殺意を否認した。弁護側は「広汎性発達障害の影響で刺すことしか考えておらず、死の結果を認識していなかった。事件当時は心神耗弱だった」と主張し、刑事裁判ではなく家裁に移送して保護処分を求めた。
オレはこの新聞報道を読んで思いっきり脱力した。なんだこの言い訳は。目的が「殺すことではなく刺すことでした」だと?だったらオマエは刺されるのはOKか?こんなクソガキにはその言葉通りに全身を無数の針で突き刺される罰を与えてやれ。道にハダカで縛り付けてそばに針山を用意し、そこに刺してある待ち針を通行人が思い思いにカラダに突き刺すという罰を与えてやれよ。名付けて針千本の刑だ。ちゃんと注意書きも付けろ
「簡単に死なないように急所には刺さないでください。眼球、こめかみ、睾丸、心臓の上以外ならOKです」
と書いてやれ。
生身の人間が背中から刺身包丁を刺されたら普通は致命傷を負うんだ。拳銃で人を撃つ馬鹿が「殺すことではなく人を撃つのが目的でした」と言い訳し、女性をレイプした馬鹿が「犯すことではなく射精することが目的でした」とほざき、万引きをした馬鹿が「お金を払わずに取ってはいけないとは知りませんでした」と答える、そんな情けない言い訳をするヤツは問答無用で射殺して欲しいぜ。17歳で無差別殺人をやらかすような馬鹿は、少年院で矯正するのは不可能だ。こんな人間を社会に存在させること自体が間違ってるのだ。即射殺、即死刑、これ以外ない。
こんな危険な人間がそこら中にゴロゴロしていたら市民社会の安全は守られない。危険なヤツであるとわかった時点で抹殺すれば、少なくとも次の被害者は出さずに済むのである。このクソガキについた弁護士は「労役させられる少年刑務所での処遇では規範意識や責任の自覚を高められず再犯の可能性が高まる」とほざいてる。いずれにしても再犯は間違いなさそうだ。それなら二度と犯罪を起こせないようにやっぱり死刑が一番だ。その前にまず梅田の陸橋の上で針千本の刑だぜ。こんなクソガキへの天誅なら、オレは喜んで針を刺しに行くぜ。キンタマに刺せないのは残念だが。
前の日記 後の日記