2005年11月30日(水) |
携帯電話料金で家族を破産させた少年 |
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今や小学生のガキでもいっちょまえにケータイを持ってるのが当たり前になって、しかもそのガキンチョが月に2万も3万も電話代を使っては親に払わせているというケースはかなりの崩壊家庭で今や日常的に見られるものとなった。オレみたいに電話代を月に1万円以上払ったことのない人間から見れば、そんなに料金が掛かるのは不思議で仕方がないのだが、街ではのべつまくなしにケータイをいじってる人が目につく。それはガキンチョだけではなく、今やおっさんおばはんから老人に至るまで日常的な行動である。
そうした事情はお隣の韓国でも似たような状況らしい。持ち込み禁止と言われながら大学入試の会場に持って入ってきてしまうくらいだからもはや中毒状態の若者も多いのだろう。
その韓国で、電話代で家族を破産させた高校生が居る。忠清北道の曾坪郡曾坪村に住むパク(46)さんは、自宅に配達された電話料金請求書を見て驚いた。普段、数万ウォン程度だった電話代が10月分だけで、1520万ウォンが請求されたためだ。これは日本円に換算して 約182万円である。翌月分を含めれば2500万ウォン、この料金の張本人は高校2年生の息子(17)だったのである。息子のパク君はインターネットのオンラインゲームチャットサイトで知り合いになった中国留学生の女性(21歳)と数十回にわたって料金受信人払いの国際電話をした。その女性が中国からパク君の携帯電話に掛けてきた電話に出れば、その料金はパク君側が負担することになるのである。毎日平均3〜4時間、日によっては12時間の通話で一日100万ウォンの電話料金を使った日もあったという。
親父のパクさんの収入は、清掃員として受け取る給料と生活保護対象者補助金などを合わせて月平均150万ウォンにも満たない。妻と4人兄弟の6人家族の生活費としては全く足りない金額である。もはや破産以外に道はない。
その昔日本でも、ダイヤルQ2の電話代として親に莫大な金額を払わせた馬鹿息子たちが大勢いた。このケースも悲劇には違いないが、色気づいた馬鹿息子がしでかした失敗という意味では日本でのQ2破産の例と大差ない。それにしてもそもそもの原因はコレクトコールで相手に莫大な料金を払わせたこのあばずれ女、いや中国留学生である。自分の付き合った男を破産に追い込んで平気なのだろうか。貧しい家庭に育ったオレは親からよく「電話代もったいないから長電話するな」と言われていたっけ。未だにその価値観に支配されてるぜ。今は掛け放題のサービスまであるのだがなあ。
2005年11月29日(火) |
罪状はもちろん殺人未遂である |
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今や新聞を賑わさない日はないマンションの構造計算書偽装問題だが、責任追及となったときにいったい誰がどれだけの負担をすればいいのか、その方向性が明らかになっていない。今はみんなで罪のなすりつけ合いをしている段階である。みんな本当のことなど言わないのである。
早々と破産を宣言した木村建設だが、これはおそらく悪質な資産隠しであろう。さっさと倒産宣言してしまって手形をみんな不渡りにしておいて、おそらく会社の幹部は手元のゼニをしっかりと確保してるはずである。こうした事件は絶好の口実である。ヒューザーも「買い戻しに応じたら破産の恐れがある」とチラつかせていて、どうせこういう悪質な企業は倒産させるべきなのだが、破産したらローンをかぶらないといけなくなると、マンション住民の動揺を誘っているわけだ。
さて、姉歯一級建築士や、木村建設、ヒューザー、シノケン、そしてイーホームズという今回の事件に関与した企業の連中を裁く罪状だが、オレは「殺人未遂」が適当だと思っている。地震でこのマンションが倒壊して人が死ねば未必の故意による殺人だ。地震で壊れることは予見可能だから、少なくとも建設した時点で殺人未遂が成立するとオレは考える。大学の時に法学の先生が刑法の話で、「落とし穴を掘った時点で傷害未遂ということになり、実際に誰かが落ちてケガをすれば傷害罪が成立します」という説明したことを思い出す。
ただ、オレが中でも一番罪が重いと思ってるのは工事をしたゼネコンである。危険の認識は実際に施工に当たったこいつらに一番あったはずである。手抜き工事をしたその場にいた人間だからだ。日本の裁判官はボンクラ揃いだから、もしもこの事件に関わった連中を「殺人未遂」で起訴すれば意味を理解できずに困惑するだろう。法律を柔軟に解釈することもできず、杓子定規に判例に従おうとするだけの専門馬鹿だからだ。飲酒運転で暴走して人を死なせても「業務上過失致死」と判断する馬鹿裁判官ばかりだったから、わざわざ「危険運転致死罪」なんてものを作らないといけなかったのだ。そんなときはあっさり「殺人罪」を適用すればよかったのである。
姉歯も、木村建設の社長も、イーホームズの連中もヒューザーもシノケンもみーんな殺人未遂でぶち込め。それでこの事件の幕引きにすればいい。木村建設の社長が隠した財産、ヒューザーやシノケン、イーホームズや姉歯の資産すべてをどっかに隠されないように保全して、被害にあったマンション住民への補償にあて、残りは公費で負担するしかないだろう。今回、購入者には落ち度は全くないのだから、負担させるなんてことがあってはならない。安いマンションを買ったという負い目はあったかも知れないが、そういう理由で安いとは誰にも考えられなかったはずである。
2005年11月28日(月) |
我が家にFOMAがやってきた! |
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我が家ではなんと未だにNTTドコモのPHSが使われていたのである。PHSは携帯電話よりも通話料が安いという長所を生かして普及するかと思われたが、実際は苦戦に苦戦を重ね、いつのまにか設備投資も行われなくなってしまい、PHS事業から撤退したアステル関西はeo64というデータ通信専用の仕組みに移行し、今や健在なのはWILLCOMのAIR-EDGE くらいになってしまった。
我が家でもPHSの不便さは使用開始当初からちっとも解消されず、ただ料金が安いから家族に持たせているというだけのことだったが、家の中で受信可能なのは二階の窓際だけという感度の悪さや、旅行先で少しでも山間部に入ればすぐに圏外になるという状況で、これではなんのために持たせてるのかわからなかった。オレの携帯から電話するとたいてい「電源が入ってないか、電波の届かないところにいます」というメッセージが流れたのである。ちゃんと家にいるのにつながらなかったのである。これでは持ってる意味がない。一緒に奈良ドリームランドに出かけたときも、全然つながらなかったのである。離ればなれになった時の連絡用に持ってるのに、全く連絡不能だったのである。
その役立たずのPHS事業からNTTドコモは撤退を表明し、オレの処にもその旨を知らせる文書が春に届いた。現在使用中のPHSをNTTドコモの携帯電話FOMAやMOVAに変更する場合は、新規加入の手数料が不要な上に、本体価格が2万円(MOVAの場合は1万円)までなら無料で変更できるというクーポン券までついていたのである。それでオレは日曜日にドコモショップに出かけ、PHSを廃止してFOMAに変更することにした。最初はMOVAにするつもりだったが、基本料金がどちらも同じということで、2万円のクーポンが使える方を選ぶことにした。
ヤマダ電機でもらったパンフを見ながらどの機種にするか選んでいると、なんと内蔵のカメラが300万画素というのを見つけた。オレの持ってる時代遅れのオリンパスのデジカメ(200万画素)よりも上である。これさえあれば旅行の時にもうデジカメを持参する必要などないのである。大容量のminiSDカードを挿入して、そこに撮りまくった写真を記録すればいいのである。そういうわけでSH900iSという機種を選んだ。赤がなかったので仕方なく青にした。(実際は400万画素というもっとすげえ機種もあったのだが、そちらは2万円をかなり超えてしまうので追加料金を払うことになってしまう。)
それにしてもなんて多機能なんだ。テレビ電話機能なんかまでつけてどうするんだ馬鹿。こんなもんがあればウソがつけないじゃないか。いや、大丈夫だ。オレのふだん使ってるのは約2年前に機種交換したピンク色のMOVA、N251iSである。こっちを変更しない限り、テレビ電話機能は封印のままだぜ。
こうして家族用はPHSからFOMAになった。オレの使ってるケータイもいずれFOMAに変更しようとは思っているが、地図で見る限りではまだまだ白い地域(つまりFOMA使用不能地域)がかなり多いのである。それに料金プランを見れば、データ通信をするとまだまだ高い。AIR-EDGEみたいにインターネット使い放題というプランがない。もしもそういうのが出てくれば、迷わず今持ってるAIR-EDGE を廃止してFOMAだけでモバイルするのだが。
今回ドコモショップに出かけて知ったのは料金割引制度の多いこととその複雑さである。オレの場合、ファミリー割引や長期使用割引を組み合わせた結果、基本料金から49%引きとなる。そうして他社に流れないように必死で「囲い込み」の戦略をとっていることがよくわかる。番号持ち運びは来年秋になったわけだが、その時にお客を逃さないような体制は整っているのであろうか。実はオレは、所有中のドコモの携帯を廃止して、AIR-EDGE をカード型から携帯電話機型にしてそっちをメインで使おうと思っていたのである。しかし、いつまでたってもAIR-EDGE は×8(256K)の通信速度の携帯電話型端末を出してこない。それが登場するまでは不経済だがとりあえずドコモの携帯とカード型のAIR-EDGEを併用して使い続けるしかないのである。
2005年11月27日(日) |
孤児院ちゃうねん、ブローカーやねん |
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人身売買を公然と行っている国が21世紀の今も存在したのである。もっとも日本だってヤクザが売春させる目的でフィリピンや中国、タイの女性を不法滞在させ、法外な借金を背負わせて働かせたり偽装結婚させたりと悪事の限りを尽くしてるのでよそのことは言えないが。
中国内陸部の湖南省で孤児院などを運営する社会福祉施設が多くの赤ちゃんを買い取ったうえ、別の孤児院や子どものいない夫婦に売っていたとして、地元警察が施設の責任者ら27人を拘束するなど摘発に乗り出したという。オレが知ってる孤児院のイメージというのは、タイガーマスクに出てくるちびっこハウスくらいで、恵まれない事情の子供たちが助け合って暮らしてる姿を想像していたのだが、中国の孤児院というのは赤ちゃんブローカーだったのである。
一人800〜1200元で仕入れた赤ん坊を8000〜30000元というから10〜37.5倍の価格で他の孤児院に転売していたのだからかなりボロい商売である。そうして赤ちゃんを仕入れた孤児院は、さらに高い値段で子どものいない親に転売するのである。800元といえば日本円で1万2000円くらいだ。そんな値段で人間が売買されてるのだから笑えない話である。
さて、その赤ちゃんはどうやって仕入れるのだろうか。常識的に想像できるのは、望まれない妊娠の結果できた子供を中絶しないで産んだという例なのだが、そこは中国である。誘拐するのである。ベビーカーに載せてある赤ん坊をそのまま強奪してしまうとか、病院でお見舞を装って侵入して盗むとかいう方法で仕入れるのである。仕入れた商品、いや赤ちゃんは孤児院の間を転売されていくのである。
この状況を見ていてオレはつくづく思うのだが、きちっとしたモラルを国民が身につける前に、先に豊かになってしまった国はろくなことがないということである。中国では国民が交通マナーの大切さを理解する前にクルマが普及し始めたものだから交通事故の発生率は日本の10倍以上だ。しかも無責任な国民性のためかひき逃げ率も日本の比ではない。中国では人をはねたら逃げるのが普通の行動なのである。科学的な捜査の導入が遅れていて犯人の検挙率もかなり低い。
今回の赤ちゃん売買事件、確認が取れただけでもこの数年間で、生後数カ月から4歳までの少なくとも100人が売買されていたという。この背後には中国マフィアのからんだ大規模な赤ちゃんの密売組織があるに決まってるのである。今回の検挙によって中国での取り締まりが厳しくなったら、連中は赤ちゃんを仕入れるために日本にやってくるかも知れないぜ。こうなると、親は絶対にベビーカーから目を離せないことになるなあ。
2005年11月26日(土) |
ホンモノの正露丸はどっちだ? |
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正露丸と言えばラッパのマークの大幸薬品が発売している整腸剤だと思ってる人が多いが、実はそれは大きな勘違いである。正露丸が登場したのは日露戦争の時、ロシアを征服するの意味で「征露」丸と名付けられた、兵士たちに飲ませる整腸剤だったのである。戦地で下痢や腹痛で悩む兵士が多かった中、この苦い薬を飲ませるために「征露」というネーミングを必要としたのである。薬を飲むのは明治天皇のご命令なのである。逆らうわけにはいかないのである。そういうわけで兵士たちは正露丸を服用させられたのであった。
ところが戦地での征露丸の効果は帰還兵により過大に喧伝され、戦勝ムードで「征露丸」という名称が好評を得たこともあり、一般販売権が民間に開放されると多数のメーカーで競うように製造販売されるようになった。その中にはCMで有名なラッパのマークの大幸薬品も含まれていたのである。そういうわけで、征露丸という名称は一つのメーカーだけが使ってる「固有名詞」ではなく、クレオソートを主原料とする整腸剤を意味する「普通名詞」だったのである。(戦後は「征」の字が「正」に改められた。)
大幸薬品は1958年に突如この正露丸を商標登録し、他社に対してこの名称の使用を差し止める裁判を起こした。なんて卑怯なんだ。もちろん他社も応戦する。そして1974年3月に最高裁は「正露丸は一般名で固有の商標ではない」という判決を下して争いは終わった。その結果、正露丸の商標はいちおう大幸薬品が持っているが、他社が正露丸の名で販売してもよいということになったのだ。
さて、ドラッグストアに行くと、ラッパのマークの大幸薬品の正露丸は、他社の正露丸と並べて置いてある。箱も同じ黄色で紛らわしい。正露丸は一目で正露丸と分かるのである。実際の処十数種類の正露丸が存在するのだが、どれもみなよく似ているのだ。これはどうやら間違えて買うことを狙ったとしか思えない。
しかし、値段はかなり違う。大幸薬品の正露丸に比べて、例えば和泉薬品が販売してるものは半値程度なのだ。オレのようなセコい客はおそらく安い方の正露丸を買うだろう。さて、この状況に関して大幸薬品は2005年11月24日、再び裁判を起こしたのである。似たようなデザインで売ることは商標権を侵害してるということで販売差し止めを求めたのである。なんて卑怯な企業なんだ。オレはこの話を聞いて金輪際、大幸薬品の製品だけは買わないと心に決めた。
みんなが仲良く使っていた名称にいきなり「商標」なんて概念を持ち込んで和を乱したのはおまえだろう。極端な話、「ごはん」や「ライス」なんてものを商標登録されたら困るじゃないか。普通名詞化したものが商標登録されれば、それをふだん使ってる人はかなり迷惑なのだ。類似品の販売で売れ行きが落ちたことが提訴の原因だというが全く情けない話である。売り上げが落ちたのは、類似品の存在のせいではなくて、類似品の方が安いからである。
中にはオレのように成分を見て、両者の違いを検討した上で和泉薬品の正露丸を買ってる人もいるが、普通は「安い方の正露丸」ということで和泉薬品の方を選ぶのだ。そんなこともわからないのか。もしも大幸薬品の正露丸の方が安いのならそっちを選ぶ人が増えるだろう。ただそれだけのことである。和泉薬品の倍近い売値と言うことは、小売店への卸値も倍近いのかも知れない。
花八層倍、薬九層倍、坊主丸儲け(花は原価の8倍、薬は9倍で売れ、僧は元手なしで儲かるということ)と言って、こんなものの原材料費は安いもんだろう。だったらなぜよその倍で売るんだ。ぼったくりはお前の方じゃないか。しかも成分も和泉薬品の方が優れている。大幸薬品の正露丸はオレの胃痛には全く効かなかったが、和泉薬品の正露丸は胃酸を中和する成分が若干含まれてるのでオレには効くのである。この大幸薬品による言いがかり訴訟、果たして裁判官はどんな決着をつけるのだろうか。
2005年11月25日(金) |
日本人と韓国人、どっちがアホか? |
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韓国の大学入試と言えば、日本のセンター試験に相当する「大学修学能力試験」で昨年大掛かりな集団カンニングが明らかになって大事件となったことは記憶に新しい。今年からは二度と同じ事件が起きないようにと、携帯電話を持ってるだけで処罰されるようになったのである。
今年11月23日のこの試験には韓国全土で60万人が出願した。持ち込み禁止ということで、持参した携帯電話は監督官に預けるように義務づけられた。ところが全国で27人、携帯電話を預けずに受験し、試験中にベルが鳴ったり休憩時間に通話してるところを見つかったりして持ち込みが発覚、その場で試験場から追放されることとなった。処分者はまだまだ増える可能性もあるという。
オレはこのニュースを聞いて笑った。なんてアホなんだ。一生を決めるような重大な試験で、持っていれば試験場から追放されることが事前に通告されているのになぜ携帯電話を持っているのか。監督官に預けることもできるのになぜそこで預けないのか。あるいは携帯を片時も身体から離したくなくて預けたくなかったというヤツもいるかも知れない。だったら試験中にマナーモードにしていないせいで着信音がするとか、休憩時間に堂々と携帯電話で話しているとかいうのはどういうわけだ。この連中は全く救いようのないアホである。
携帯を持っていた理由は単純に入室時の提出忘れだという。それが事実ならとんでもないうっかり者である。まだ見つからないようにカバンの奥底に仕舞っておくならかわいいのだが、着信音が鳴ったり堂々と話していたりと馬鹿すぎるのである。
今回の違反で来年の受験資格まで奪われるという厳罰ぶりに「厳しすぎる」という同情論も出ているそうだが、オレは別に厳しいとは思わない。そういう単純バカを排除するためにも大学入試は必要だと思うからだ。韓国の大学受験競争は日本の比じゃないほど厳しいという。そんなに過激な競争なら、なぜこんな単純バカがいっぱい出現したのかオレは理解に苦しむ。
不謹慎だがオレはこのニュースでかなり安心したのだ。厳しい受験競争をかいくぐった優秀な若者たちが日本に限りないライバル心を燃やしている・・・と韓国のことをとらえていたが、この「携帯電話禁止なのにそのまま持ち込んで試験場から追放されるバカ」がもしかして韓国の若者のスタンダードならば、日本と大差ないなあと思って安心しまうのである。日本の平均的な若者のレベルはそんなものだからだ。日本も韓国もこのままどんどんバカ大国となっていくのであろうか。中国は果たしてどうなのだろうか。
2005年11月24日(木) |
焼き畑農業は危険です! |
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焼畑農法は、熱帯から温帯にかけて伝統的に行われてきた粗放的、つまりあまり人手を加えなくても収穫できるという農業形態である。日本でも山間地で行われていたが、近年急速に衰退し宮崎県椎葉村や山形県の一部などに限られているという。
熱帯の場合、土壌はやせて酸性のラトソルが主体のため作物の栽培に適していない。あんなにジャングルが茂っていても、耕作するには適さないのだ。そこで、熱帯雨林に火を付けて開拓することで、灰を中和剤にして土壌を改良するのである。通常はそこにキャッサバ、ヤムイモ、タロイモなどの根菜類を栽培して主食とし、道具も棒くらいしか使わない。2、3年耕作すればその土地を放棄してまた新たな土地で焼き畑を行う。そのうちに最初に焼き畑を行った土地がジャングルに戻ってるのでまた同様に繰り返すというのが正しい焼き畑農法である。ところが最近は過剰な焼き畑から森林破壊や砂漠化が進んでるという。
その焼き畑農業は実は宴会芸の世界にもあったのである。男性が見せる卑猥な宴会芸としては「ちょんまげ」や「ぞうさん」などの情けない芸が有名だが、たいていは実にお粗末な芸である。芸も粗末だし、見せられるモノも粗末だし、とにかく情けないものでよい子は絶対にしてはいけないのである。
焼き畑農業という芸では男性がいきなりパンツを脱いで陰毛に火をつける。陰毛が勢いよく燃えてチリチリに焦げて、後にはむき出しになった○○○がそびえ立つというなんとも恥ずかしい芸である。オレは学生時代に何度か見たことがあるが、そのうち一度はやった当人が大切なところを火傷して「うぎゃあああああ」と悲鳴を上げる悲惨な場面を見ることになった。とにかく危険な芸なのである。自分では絶対にやらないのである。そんなことをするのは馬鹿だとオレは思っている。
その大変危険な芸を、なんと後輩の警察官に強要した巡査部長がいたのである。長野県警佐久署地域課直轄警邏隊分隊長の30代の男性巡査部長が今年の春ごろ、佐久市内で開かれた宴席で複数の配属されたばかりの新人の男性巡査に対し、下半身の体毛をライターで焼く暴行をしていたことが11月22日に明らかになった。巡査部長は行為を認めており、県警監察課は暴行容疑での立件も視野に入れ調べている。幸い火をつけられた巡査にケガはなかったが、「焼畑農業という芸をさせられた」という被害者からの訴えで今回の事件は発覚したらしい。
自分でやるなら愛嬌だが、他人にこんな情けない芸を強要するとは何事だ。やるんだったらおまえがやれ!ライターと言わず園芸用のガスバーナーであぶってもらえ。こんな迷惑なヤツの股間は木も生えないくらいに砂漠化させてしまうしかないぜ。どうだ、まいったか。
2005年11月23日(水) |
出所したらお前を殺す! |
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近所の女性の腹をナイフで刺して殺人未遂罪で実刑判決が確定した野郎が、未決拘置中だった今年の9月に、被害者の女性宛に「殺しに行く」などと書いた逆恨みの手紙を送って脅迫の疑いで再逮捕、起訴されていたことが分かった。刑務所で出す手紙は刑務官が事前に検閲しているはずだ。こんな文面の手紙が検閲を通過したことにオレは大いに驚いている。担当者の怠慢がまず責められるべきだろう。
男は殺人未遂で4年6ヶ月の刑が既に確定しているが、一審の公判の際に被害者の女性が厳罰を希望したことを未だに逆恨みしているのである。この脅迫状の件では検察側は懲役2年を求刑しているとか。最初の4年6ヶ月と合わせて6年6ヶ月ということになるのだろうか。しかし、こういう逆恨み野郎だから「おまえのせいでさらに2年も刑期が延びたじゃないか。やっぱり殺す」と考えるに決まってるのである。これでは脅迫される側はたまったものじゃない。出所するまでは安心だが、出てこられてからはそれこそ毎日が針のむしろ、いつ殺しに来られるかとおびえて生活しないといけないのだ。そんな理不尽なことがあってたまるか。
この男が生きてる限り被害者の女性は恐怖を味わい続けることになる。脅迫状から見る限り反省も改悛の情もこの男には存在しない。こんなヤツを生かし続ける意味があるのか。市民社会の安全を守るためには、このような「存在そのものが市民社会の脅威」であるヤツにはどんどん死刑を適用することである。殺人なら死刑を適用できるのに、たまたま被害者が運良く死なずに済んだからとたった懲役4年6ヶ月で済ませたのも軽すぎるじゃないか。ナイフで人を刺すようなヤツには結果にかかわらず死刑を科すべきである。死刑とはこういう矯正不能な悪人のために必要な刑罰である。
この世には絶対に反省しないヤツがいるのだ。だったら無期懲役にしろという意見もあるが、無期懲役ということは死ぬまで国が面倒を見ることである。どうしてそんな外道を国民の税金で喰わせてやらないといけないのだ。そんな必要なし。オレの払った税金は使って欲しくない。即日死刑以外ないぜ。一分一秒もこんなクズ野郎は生きていて欲しくないんだ。もうずいぶん前だが、女性をレイプして刑務所に入った男が、出所してからお礼参りでその女性を殺したという事件があった。最初に死刑にしておけば悲劇は起きなかったんだ。オレはあらゆる刑罰の厳罰化を望んでいる。社会の秩序を守るために。
遅ればせながらアフィリエイトとかいうのをやることにしました。この日記の目次のページにバナー広告が貼ってあって、そこからアマゾンに行けますのでご利用ください。このページの下の方にも小さくリンクを貼っています。
2005年11月22日(火) |
Qちゃんと円谷幸吉 |
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オレは正直言って高橋尚子が復活できるなんて思っていなかった。競技者として頂点に立った人間が、その絶頂を維持し続けることがどれほど困難なことかを考えれば、一度その頂点から降りた選手が再びそれだけのレベルに到達するのはほとんど不可能だと思ったからだ。ハーフマラソンに出て笑顔で走る彼女の姿を見ながら、これからは「元マラソンランナー」でレースに出るのかと思っていたくらいだ。
ところが全くオレの予想は覆された。選手としては完全に終わったと思われた状況から奇跡の復活を遂げて東京国際女子マラソンで優勝した高橋尚子を見ながら、オレはあの悲劇のマラソンランナーを思い出していた。彼の名は円谷幸吉、東京オリンピックの銅メダリストである。思うように走れなくなって絶望して死を選んだ彼は、「次は金メダルを」という周囲の重圧に耐えながらいったい何を考えたのだろうかと。円谷の遺書をここに全文引用したい。
父上様、母上様。三日とろろ美味しうございました。干し柿、モチも美味しうございました。敏雄兄、姉上様、おすし美味しうございました。
克美兄、姉上様、ブドウ酒とリンゴ美味しうございました。
巌兄、姉上様、しそめし、南ばん漬け美味しうございました。
喜久造兄、姉上様。ブドウ液、養命酒美味しうございました。又、いつも洗濯ありがとうございました。
幸造兄、姉上様、往復車に便乗させて戴きありがとうございました。モンゴいか美味しうございました。
正男兄、姉上様、お気を煩わして大変申しわけありませんでした。
幸雄君、秀雄君、幹雄君、敏子ちゃん、ひで子ちゃん、良介君、敬久君、みよ子ちゃん、ゆき江ちゃん、光江ちゃん、彰君、芳幸君、恵子ちゃん、幸栄君、裕ちゃん、キ−ちゃん、正嗣君、立派な人になって下さい。
父上様、母上様、幸吉はもうすっかり疲れ切ってしまって走れません。
何卒お許し下さい。
気が安まることもなく御苦労、ご心配をお掛け致し申しわけありません。
幸吉は父母上様の側で暮らしとうございました。
昭和43年1月9日未明、この遺書を残して円谷幸吉は頚動脈を剃刀で切り、血塗れになって死んだ。オレは福島県須賀川市にある彼の生家で、血染めのこの遺書を読んだ。そして、なぜ彼は死んだのか、どうして死ななければならない理由があったのかずっと考え続けた。その問いに対する答えは出るわけがないのだが。
彼の一番有名なエピソ−ドと言えば、やはり幼い頃の運動会の徒競走の話だろう。一着でゴ−ルインした彼は、あとで父親から罵倒される。その理由は走っている時に、ふっと後ろが気になって振り向いたからだそうだ。
「男が走っている最中にうしろをうかがうなんていうみっともないマネをするんじゃねえ! 自分を信じれば後ろを見る必要などないっ!人が追いかけてこないから安心だなんていうのはよこしまな考えだ!」
このように父から厳しく言われた幸吉少年は、それからあとのレ−スでは常にこの教えを守り続けた。「駆け引き」という武器を彼は初めから放棄していたのである。東京オリンピックの時に、ゴ−ル寸前でヒ−トリ−に抜かれてしまい彼が3着になった理由のひとつには、初めからこの「駆け引き」を放棄したことがあったのかも知れない。
自衛隊の制服を好んで着用し、規律正しい行動を常に心がけた彼は「規矩の人」だったという。初めて出場した中日マラソンで彼が有名になったのは5位という成績よりも、自分の飲んだジュ−ス容器を投げ捨てられずにためらったその行為によってというのも印象的だ。布団の上げ下ろしは自分でやる、朝起きれば気持ちのいい挨拶をする。フロに入るときはきれいに衣服をたたんで置く。彼は合宿先の宿屋の人から常に絶対の人気を得たそうである。そして、過酷な練習メニュ−にも決して弱音を吐かない彼は「忍耐」の人でもあった。彼は少年時代、特に目立つ少年ではなく、陸上部に籍はおいていたが、特に速いランナ−でもなかったそうだ。ただ、国語の成績だけがずば抜けてよくできる子だったらしい。そんな部分にも私は彼の「繊細さ」や「あやうさ」を感じてしまうのである。
彼の生家を訪問したときに、初老の女性がお茶を出してオレの相手をしてくれた。そして、「あんな優しい子がどうして自殺なんかしたのか。」と嘆いた。「優しすぎた」から、死んだのではなかったか。26歳になってたった一度、その規矩からはみ出そうとした彼は好きな女性と結婚したいと自衛隊の上官に訴えた。しかし彼の意志は「オリンピックで勝つまで結婚させない。」という上官の命令に踏みつぶされた。
オリンピックが終わるまで待っていれば女性は適齢期を過ぎてしまう。彼は遠征のたびにいろんなおみやげを婚約者の女性の元に送っていたが、そのおみやげは段ボ−ル箱につめられて彼のもとに全部送り返されてきた。自分との結婚よりも上官の命令を優先した彼を許せなかった彼女の意地もまたオレには理解できる。彼女は円谷幸吉に「規矩の人」として生きるのではなく一人の女を愛する人間として生きて欲しかったではないだろうか。
陸上競技という記録を相手の最終的には一人きりのスポ−ツを選んだときに孤独と忍耐は自明の前提である。彼の死を「長距離走者の孤独」という形で理解してしまうことはやさしい。しかし、この「遺書」をそれだけで理解できるとは思えない。故障を抱えながらも、「オリンピックで勝たなければならない」という期待に応えるために、彼は故障の痛みに耐えて走り続けた。
帰省していた円谷幸吉が、合宿所に戻るために幸造兄の車に便乗させてもらってから、1月9日未明に自殺するに至るまでには空白の時間がある。この間の彼の行動の足どりはつかめていない。死の寸前、彼はどこで何をしていたのだろうか。
須賀川市の彼の生家の前には「忍耐」の2文字を刻んだ記念碑がある。その2文字の前に立った時、オレは彼に語りかけたかった。
2005年11月21日(月) |
100ドルPC、日本で売ってくれ! |
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パソコンは昔に比べて安くなったと言われるが、それでもまだすべての人に行き渡るところまではいかない。デスクトップこそかなり値下がりしたがノートはまだまだ高い。通販で買えるDELLや、上新電機に置いてあるゲートウェイ、HPのノートパソコンには10万円以下の安いモノもあるが、ヤマダ電機やコジマに行くとそんな廉価パソコンは置いてない。少しでも利幅の狙える高いモノを主力にして陳列してあるのだ。パソコンの単価が安くなっても、客からぼったくるゼニは同じくらいなのである。それにしても姑息な連中である。
ノートパソコンでテレビなんか滅多に見ないのに、なぜかテレビが映ってDVDに録画まで出来るやつを20万以上で買う客が多いのである。そんなものパソコンには全く余分な機能だ。テレビはテレビで見ればいいし、録画したいならHDD内蔵のDVDデッキを買えばいいのである。こんな卑怯な商売に引っかかってはだめである。冷蔵庫にテレビが付いていて便利だからといってわざわざ値段が倍になってるものを喜んで買う馬鹿は居ないだろう。値段をつり上げたいだけの姑息な理由で機能を増やすのだけはやめて欲しいのである。機能が追加されればそれだけ故障箇所も増えるのだ。
その点、停電時にも使えるというこの100ドルPCはいい。チュニジアの首都チュニスで開催された世界情報社会サミットでは発展途上国向けに開発された100ドルのノート型パソコンが披露され、先進国との情報格差是正に役立つとの期待が寄せられたのである。処理速度を通常の半分程度に抑え、リナックスを採用するなどして格安価格を実現したという。電気が切れた際、手回しで発電するハンドルが付いているのが特徴。無線を利用してインターネットに接続することも可能だ。まさかこんな低価格なのに無線LAN内蔵なのか?すげぇ〜ぞ。2006年末から生産を始め、2007年には1000万台の出荷を目指すという。日本も協力して、そのパソコン上で動作するゲームをじゃんじゃん配布してやれよ。
ただ、この低価格ノートPCのOSがリナックスというのが気になる。確かに遅いCPUの上で安定した動作を求めるにはそれ以外の方法はなかったのかも知れないが、なぜこんな高尚な目的のために作られたパソコンにOSを無料提供しないのかビル・ゲイツよ。もうすっかりゼニは貯まっただろう。これ以上貯めても生きてるうちには使い切れないぞ。だったらこれからの後半生はそのゼニを使うために生きろ。その手始めがWINDOWSを世界中に無償で配ることである。そうすれば中国で氾濫する海賊版も駆逐できるのである。
ただ心配なのは、現行のXPのような重いOSを配布してしまうことである。まだWINDOWS98くらいなら、現行のCPUの半分くらいの処理能力やメモリでも何とかなるのだが、たかだか100ドルで作れるプアな性能のマシンにXPを積むのは無理だ。発展途上国の子供たちにさらなるストレスを与えてしまうことになるだろう。とにかく、ビルゲイツはこの手回しパソコンに掛かる一切の経費を負担して、せっかくだからパソコン本体のどこかにてめえの肖像画を入れていいから無償配布という形で子供たちにどんどんばらまけよ。そうやって自分の名の入ったモノが世界中の子供に使われれば本望だろう。もうお前は十分にゼニを遺した。あとは歴史に名前を残すことだけだぜ。
2005年11月20日(日) |
北方領土の話をしないで何を話すんだ? |
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ロシア外務省のカムイニン情報局長が11月18日、プーチン大統領の訪日を前に、日ロ関係についての見解を発表したという。「いまだに日本の歴史教科書は、戦前、戦中の朝鮮半島占領や中国での残虐行為が犯罪行為だったと認めていない」そんな問題、ロシア人のおまえには関係ないだろ。それとも教科書にもっとロシアのことを書いて欲しいのか。だったらいくらでもネタはあるんだぜ馬鹿野郎。
オレが教科書を書くならこうだ。
1945年8月、不可侵条約を一方的に破棄して満州や千島に侵攻してきたソ連軍は、避難する日本人居留民に攻撃を加えて虐殺しながら南下してきました。終戦の8月15日を過ぎても攻撃は続き、武装解除に応じた日本軍の兵士はその場で銃殺されるかシベリアに連行されて長期間の強制労働に従事させられ(シベリア抑留)、多くの犠牲者を出しました。8月22日には北海道上陸作戦支援の命令を受けた潜水艦が、樺太から小樽へ引き上げる途中の避難民を乗せた船を留萌沖で魚雷攻撃して沈没させました。北方領土と呼ばれる国後、択捉、色丹、歯舞諸島の島々はこのときに占領され、いまもその状態が続いております。
これでもかなり穏やかに書いたつもりだぜ。「火事場泥棒」とかいう主観的表現を使っていないからなあ。このことを教科書に書けばおまえたちロシア政府の連中は「これは歴史を歪曲している」と反論するのか。まぎれもない事実じゃないか。留萌沖に沈んでる潜水艦を引き上げればいくらでも証拠は出てくるぞ。こんな大事な問題をさしおいて、小泉総理は来日するプーチンといったい何の話をするつもりだ。あの態度のでかい乞食国家にまたゼニを恵んでやるのか。
連中は自分のケツもふけない情けない国だ。原子力潜水艦を解体する費用がなくて他の国からゼニを恵んでもらってるじゃないか。放射性廃棄物を日本海に垂れ流しで捨てていたじゃないか。ロシアと言えばあのアル中野郎はどうなったんだ?あの世界一態度のでかい乞食だ。エリツィンとかいう名だったなあ。あいつも本当に似ても焼いても食えない野郎だったぜ。
小泉も任期はあと一年しかないんだ。最後の大仕事だと思ってはっきり言え。「あんたたちが60年前に奪った土地、そろそろ返しませんか?」と。きっとその一言、今度も言わずに終わってしまうんだろうな。だから舐められるんだぜ。ただ、仮に言ったとしてもプーチンは「領土問題は存在しない」とあっさり言うんだろうな。不謹慎な発言であることを承知で言うのだが、その場でプーチンをぶん殴るような政治家がいれば、それはそれで面白いかも知れないなあ。おっとこんな過激な発言をしてもいいのか。暴力を否定するはずのオレとしたことが。
2005年11月19日(土) |
そのマンションは取り壊すのか? |
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地震で崩れるようなマンションなら誰も買わないのは当たり前である。しかし、絶対に崩れないようにと必要以上に強度を持たせて建築すれば莫大な経費が掛かる。耐震性を満たしながらもできるだけコストを削減して作るという相反する条件の中で建築士たちはベストを尽くしてるのである。もしも建築コストをかなり安く上げてくれる魔法の設計を出してくれる建築士がいれば、そこにじゃんじゃん仕事が殺到するのも当然という気がする。
首都圏のマンションなど21棟の建築確認に偽造した構造計算書が使われたとされる問題で、姉歯秀次1級建築士(48歳)は偽造を認めた上で、「仕事を増やしたかった」などと語ったという。8月5日にオープンしたばかりの「京王プレッソイン茅場町」(地上14階建て、265室)は宿泊客の安全を考えて営業休止が決まった。
偽造された構造計算書は国交相が認可したコンピューターソフトを使って構造計算されていた。このソフトでは、建物の柱や梁(はり)の本数、建物にかかる外力の数値などを入力し、計算の結果、必要な強度を満たしていると判定されると、計算書の各ページの左上部分に、8ケタの英数字の「認定番号」が印字されることになっている。もしも必要以上に鉄筋を減らして壁を薄くするとコンピューターは「強度不足」と判断して認定番号の印字されない不合格の書類しか出さない。姉歯設計事務所では認定番号のない書類を正規の数値を入力して計算した別の書類の間に紛れ込ませていたという。
もっともその不備のある書類を審査してそのまま通過させ建築確認をした民間の検査機関であるイーホームズ側は責任を否定している。これではなんのための検査機関なのかわからないのである。こいつらもおそらく手抜き建築の共犯だろう。いったいいくらもらったんだ?
さて、この危険な建築物21棟の建て直しに関する費用はいったい誰が負担するのだろうか。オレはそれが気になるのだ。そのマンションを買ってしまった哀れな被害者たちは払う必要はないだろう。この建築士一人に負担させても破産して終わりである。オレは施工元のゼネコンである木村建設や、この建築事務所を指定して発注したヒューザーなどのマンション開発会社にも負担させるべきだと思っている。こいつらもプロのはずだ。「こんなにコストを下げて建てたら危ねえぜ」と軽口を叩きながら手抜き工事を率先してやっていたに決まってるのである。低価格を売り物にして実績を伸ばしてきたヒューザーなどまさに故意犯である。このカラクリのおかげでしっかりと儲けてるはずである。どうやら悪いのは姉歯一級建築士だけじゃなさそうだぜ。
「おぬしら、みーんなそろってワルじゃのう。」
2005年11月18日(金) |
破産自治体、大阪市の大盤振る舞い! |
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大阪市の職員は日本一優遇されている公務員である。まぎれもなくそうだ。それは定年後の福利厚生が行き届いていることからもあきらかである。普通は60を過ぎれば再就職は難しいし、仮にあっても若者よりもはるかに安い給与で働かされることになる。いつまでもやめずに働くことが出来て、しかも給料もいいというそんな定年後の生活を保障してくれる夢のような自治体、それが大阪市なのである。これでは破産して当然である。
いちおう大阪市では、市の外郭団体に天下りした幹部職員の定年を63歳とする内規を定めてるのだが、その内規が守られてるかどうかを調べてこなかった。実際は4割がその年齢を過ぎても居座ってることがわかったのである。70をこえてもまだ辞めない人さえいるという。なぜ居座るのか、それは実際の仕事などほとんどない名前だけの役員なのに、報酬はきっちりと入ってくるからである。美味しくてやめられないのである。そんないい仕事ならオレに譲ってくれといいたい。
地下鉄駅売店の運営や福祉事業をする大阪市民共済会では、報酬を得ているOB役員3人全員が63歳以上、週に4日だけ勤務すればいい非常勤の理事長が月給60万、専務理事48万、常勤の常務理事は61万の報酬なのだ。はっきり言ってこんな連中全部クビを切っても全く業務に支障はない。そんな爺どもに払うゼニがあれば、現場で薄給で働いている人たちの給与を少しでもよくしてあげればいいじゃないか。
天下り役員の大半を占めるのは局部長級退職者で、もちろん辞めるときにはがっぽりと退職金をもらってるわけで、その上天下り先でも退職金をせしめるヤツもいるらしい。オレは大阪市民ではないからただの野次馬だが、大阪市民から見れば全くもって許せない連中だろう。ただの野次馬のオレはこうした腐敗ぶりを見るたびに「すげーぞすげーぞ」と無責任に思ってしまう。いま選挙戦の真っ最中の大阪市長選挙ではこうしたゼニの無駄遣いも争点になるのだろうか。
大阪市という巧妙に作られた公金横領システムをぶっつぶして、市民の監視の下に健全な財政再建を目指すという不可能に近いことを実現できる政治家など誰もいないだろう。このオレにも絶対に不可能だ。あの伏魔殿、いや大阪市役所に近寄ることもいやだ。だからこそオレは「自治体破産」という形で破局が訪れることを期待するのである。大平光代さんが絶望したのも無理はない。彼女から見れば、自分が更正させることに尽力してきた非行少年少女たちの方が、改革を忘れて腐りきった大阪市職員よりもはるかにピュアな心の持ち主に見えただろう。
2005年11月17日(木) |
ブッシュ大統領のせいで遅刻した人たち |
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日米首脳会談が11月16日午前、京都迎賓館で行われた。その会談に先立って大統領一行はその日の朝にわざわざ金閣寺を訪れたのである。迎賓館のある京都御苑から金閣寺までの6キロの沿道には数十メートルおきに全国から動員された警官が立った。ブッシュ大統領と小泉首相の通過する際には交通規制が行われ、そのために発生した大渋滞はこの日の朝の通勤ラッシュを直撃したのである。なんと迷惑なことだろうか。
午前8時から1時間にかけて路線バス50台が待たされ、500m以上の通過待ちの行列ができたのである。バスで通勤通学している人はみんな遅刻する羽目になったのだ。バスを利用するのは通勤通学の人たちだけではない。観光客や修学旅行生も同様だ。グループ行動で目的の観光地に行くためにバスに乗ろうとしてバス停にやってきても肝心のバスが来ない。京都市交通局によれば午前7:50〜9:00までにバスの運行が止まったことで200本に遅れが出て1万人に影響が出たという。
そんなことははじめからわかっていたことである。なぜ通勤ラッシュの影響のない休日に首脳会談を実施しなかったのか。休日なら観光客が多いからという配慮があったのなら、それは間違いだ。観光客に迷惑が掛かることよりも、そこに居住する市民に迷惑が掛かることの方が問題ではないのか。京都ではゼニを使ってくれる観光客の方が住民よりも大事なのか。オレが住民なら歓迎して星条旗の小旗をふるのではなく、「おまえのせいで遅刻したやんけボケ!」と罵声を浴びせそうな気がするのである。そんな本音を感じてる人はきっと大勢いるのではないだろうか。
京都迎賓館から金閣寺までならヘリコプターで移動すればいいのである。だったら警備も簡単だし、渋滞も起きない。ローラ夫人は町家で習字を体験したそうだが、その下京区の町家までの移動は地下鉄と徒歩にすればよかったのである。おそらく物々しい警備をつけた黒塗りのVIP専用車での移動に決まってるのである。そんなクルマだから却って狙われるのである。テロを起こす側から見れば目印がはっきりしていて狙いやすい。いっそのこと変装してふつうのおばちゃんのスタイルになって、まわりに普通のOL風を装った婦人警官やサラリーマン風のSPを配置しながら都下鉄と徒歩で移動ということにしたら、渋滞も起きないしどこにも迷惑は掛からなかったのである。もっと頭を使えと言いたいのである。オレは今朝巻き添えになって遅刻した人たちが本当にお気の毒でならない。
2005年11月16日(水) |
フォルクス、オレは悲しいぞ |
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オレはファミレスの中では実はフォルクスがかなり気に入っていた。大阪市内ではロイヤルホストに人気の点で大きく遅れをとってるが、ハンバーグに関しては他のファミレス各店よりもかなり美味しいとつい数ヶ月前までは思っていたのである。柔らかくて格子状に焦げ目の入ったジューシーなハンバーグがオレのお気に入りだったのだ。
ところがいつのまにかダイエーグループを離脱して株主優待の対象から外れ、「ステーキのどん」に買収されてしまった。坂道を転がり落ちるストーリーはそのときにすでに始まっていたのかも知れない。収益を上げることを重視してコストを下げたせいか、いつしかハンバーグは似ても似つかないシロモノに変化していた。あの柔らかくておいしかったハンバーグは、子供の頃に食べさせられてハンバーグ嫌いになりかけたあの「マルシンの冷凍ハンバーグ」に限りなく近い味になっていたのである。そんなスーパーで4個入り200円の味を求めてるのではない。手の込んだ美味しいモノを喰いたいからわざわざ店に出向くのである。そんなこともわからないのか。
今からでも遅くない。多少値段は上がってももとのハンバーグに戻してくれ。オレのようなB級グルメな人間であっても、ハンバーグみたいな庶民的な食い物にさほど安さは求めていないんだ。1000円のものが500円になってもたった500円の差だ。それなら500円余分に払っても美味しい方がいい。
そのフォルクスで一度「ステーキ」という名前に騙されて喰った変な肉があった。オレは半分だけ食べて後は残したが、その正体が明らかになっている。公取委によると今年3月8日から9月6日までの間にフォルクスは全122店舗で販売した「ビーフステーキ焼肉ソースランチ」など5種類の商品に、内臓肉(ハラミ)や脂身を加工して形を整えた成型肉を使っていたのにメニューやチラシで明示せず、一枚肉であるかのように表示していたという。オレの「この肉は変だ」という予感は当たっていたのである。もっともみんなそんなこと承知の上で喰っていたのかも知れないが。公取委は15日、景品表示法違反(優良誤認)で「フォルクス」にこうした表示を改めるよう排除命令を出した。その勧告に対してフォルクスの言い訳はこうである。
本日、公正取引委員会より、当社が今年9月まで販売しておりました「ビーフステーキ」「ひとくちビーフステーキ」の表示に関して排除命令を受けました。お客様を始め、関係各位には多大なご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。なお、当該商品につきましては、今年9月のメニュー改訂時に販売を終了しております。
排除命令で指摘されました概要は、次のとおりでございます。
当社が平成17年3月8日から同年9月6日までの間に提供していた「ビーフステーキ」について、メニュー・チラシにあたかも牛の生肉の切り身を調理したものであるかのように示した表示を行っていたが、実際は成型加工した牛肉を使用しており、景品表示法第4条第1項第1号の「優良誤認」に該当すると認められる。
当該商品は、焼肉店等で一般に「ハラミ」として使用されております、豪州産牛肉の「シンスカート」を主たる原材料として、より柔らかな食感でおいしくお召し上がりいただく目的で、いったん細くカットして成型加工したものであります。他に原料として国産牛脂と植物性たんぱくを使用しております。
これらの加工処理は品質向上の目的で行ったものであり、これにより商品の味はさらに良くなったものと当社では判断しております。しかしながら加工処理については、当社ホームページ内で説明するにとどまり、メニューならびにチラシへの記載がなされなかったために一枚肉との誤解を招き、ご迷惑をおかけしてしまいました。
改めて深くお詫び申し上げる次第です。
さっそくフォルクスのWEBサイトに行くと、「バラ肉の内側のお肉を使った、ジューシーなステーキを特製のステーキソースでどうぞ」という怪しい表現があった。「バラ肉の内側のお肉」っていったい何だ?名称はないのか。肉に詳しくないオレにはわからなかったのだが、どうも怪しいのである。
かつてシャロンというファミレスがあった。オレはそこで提供される焼肉定食がかなり好きで、いつもシャロンでは焼肉定食を喰っていた。しかし、ある日食べたときに急に肉が不味くなっているような気がして1/3ほど残したのである。それ以降、オレはシャロンには行ってない。それからしばらくしてオレの家の近所にあった数軒のシャロンは全部閉鎖した。焼肉定食の終焉がシャロンの終焉につながったのである。さて、フォルクスはここから復活できるのか。オレはフォルクス西田辺店や東天満店をよく利用するのだが、サラダバーのサラダは切らさないでいっぱい入れておいてくれ。デザートが底の方に少ししかないことがあるぞ。最近カイワレがないぞ。
2005年11月15日(火) |
おーい入鹿くん、真相を教えてくれ! |
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明日香村の甘樫丘(あまかしのおか)のふもとにある甘樫丘東麓遺跡で、掘っ立て柱建物5棟や塀などの遺構が見つかった。今回の建物跡は、大化改新のクーデターで中大兄皇子に殺された時の権力者、蘇我入鹿の邸宅跡の可能性が高いという。
かつて歴史を専攻する学生だったオレは思うのだが、仏教を日本に取り入れたりする時に大きな役割を果たした蘇我氏の一族は、もしかしたら天皇家よりも上位に位置していたのじゃないかという疑問である。それは、帝紀や本辞といったそれまでの歴史を伝える書物が後世に残っていない(一説には自殺したという蘇我蝦夷の屋敷にあって焼けてしまったという)ことや、その「帝紀・本辞」の内容をそのまま伝えず、天武天皇が独自の解釈を加えて稗田阿礼(当時28歳)に読み聞かせて覚えさせたことである。
その場ですぐに稗田阿礼に暗誦させた内容を別の紙に書き写せばよかったのに何十年も経ってから元明天皇の時代にが太安万侶に協力させて作った古事記。それよりさらに8年後に舎人親王と役人たちの手で完成した「日本書紀」というのはどうも胡散臭いのである。編集の過程で自分たちの祖先が戦った相手やクーデターで殺した相手のことを悪逆非道の人物に描くのに決まってるのである。武烈天皇のくだりなんか、司馬遷の「史記」の中身をぱくったとしか思えないぜ。
入鹿(いるか)とか馬子という名前も変だ。動物の名前をわざわざ名前につけるのか。それもヘンテコなものを。蝦夷(えみし)なんてもっと変だ。なぜ大和朝廷から差別されていたはずの東北に住んでいた民族の名を名前にしてるのか。本当はもっとカッコいい名前があったはずなのに、後世の連中が勝手に変な名前を付けたに決まってるのだ。おまえたちはなんて卑怯なんだ。
中大兄皇子なんて、有馬皇子に謀反の罪を着せて処刑したり、弟の恋人だった額田王を強引に奪ったりと、とにかくやりたい放題である。ところが「大化の改新」なんて言葉で、正義が悪を倒したかのように教科書には出てくるのである。歴史の中でどっちが悪かなんてわからないぜ。オレに言わせれば権力を握るために人を殺してもいいと考えた時点でどちらも悪人だ。
もしもタイムマシンなんてものが発明されて過去の事実が完全に解き明かせるのなら、オレは蘇我入鹿にインタビューしたいのである。どんなヤツだったのか逢ってみたいのである。もちろん、鼻持ちならぬ野郎のはずの中大兄皇子も、絶世の美女だったといわれる額田王にも逢いたいのである。実際に逢ってみて「なんだブスじゃないか!現代では絶対に通用しないぜ」と思うかも知れないが。最後に天武天皇に文句を言いたい、おまえは「帝紀」や「本辞」をなぜちゃんと保管させなかったんだ。おまえの不始末のせいで歴史が正しく伝わっていないじゃないか。もしかしてそれがおまえの狙いだったのか!
2005年11月14日(月) |
タミフルで死ぬか、感冒で休むか? |
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インフルエンザ治療薬タミフルは国家戦略として備蓄が考えられるほど重要視されてい薬である。毎年のように冬になったら流行するインフルエンザ対策として、昨シーズンは1000万人の人が服用したのである。インフルエンザにかかった子どもの実に9割に処方されているわけで、もはや不可欠の存在なのである。幸いなことにオレは一度も服用したことがないので、その効果がどれほど劇的なものであるかを語ることはできないのだが。
ところが、このタミフルには重大な副作用が隠されているらしい。意識障害、異常行動、幻覚などの症状があらわれることがあるらしいのだ。2004年2月、17歳の男子高校生がタミフル1錠を飲んだ約3時間半後、素足で家を飛び出し、塀を乗り越えてトラックにはねられて死亡したという。2005年2月には、14歳の男子中学生がタミフル1錠を飲んだ2時間後、寝ていた部屋から見当たらなくなり、マンションの下で転落死しているのが見つかったという。この二つの事例をNPO法人「医薬ビジランスセンター」(大阪市)の浜六郎理事長が12日、津市で開かれた日本小児感染症学会で「異常行動は薬の副作用」と報告したのである。
さて、どう考えればよいのか。1000万人が服用していることを考えれば、その中のわずか2件という事例は無視できるのかも知れない。もしも本当に副作用が多数発生するのなら。もっと多くの死者が出てるはずである。まあ世の中にはタミフルの副作用でなくても異常行動する連中は腐るほどいるが。ただこの事例の場合「報告されてるのが2件だけ」であって実際はもっと多いのかも知れない。一方、厚生労働省研究班の専門家はインフルエンザがきっかけで起きる脳炎・脳症の前にも異常行動が出ることがあるとして、タミフルの副作用という見方に否定的だ。
オレに言わせればどうしてタミフルを飲んでまで頑張るのか。インフルエンザになれば治るまで仕事を休めばいいのである。オレは昔仕事のしすぎで吐血して倒れたことがあるんだ。それからは「絶対に無理しない」と決めている。タミフルの効用だって、せいぜい4日寝込むところが2日に短縮される程度のものじゃないか。その程度のことのためにどうして異常行動に走って死亡するかも知れないというリスクを冒さないといけないのだ。オレなら4日寝込む方を選ぶ。せっかく感冒の神様が「あんたは仕事を休みなさい」とプレゼントしてくれてるのに、どうしてその贈り物を辞退してしまうんだ。抵抗力の落ちた老人や幼い子供の場合は命に関わるのでタミフルは必要かも知れないが、オレには不要だ。オレは治るまで休む。絶対に休む。休ませてくれ。誰かオレにインフルエンザをうつしてくれ!できれば症状の一番軽いヤツを頼むぜ。
2005年11月13日(日) |
おまえは卑怯者だ! |
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やっぱり同じ学校の、しかもストーカー的な野郎の犯行だったなとオレは報道から直感的に思った。それは見事に当たっていたわけだ。東京都町田市の都立高1年、古山優亜さんが全身を刺されて惨殺された事件で、殺人容疑で逮捕された同学年の少年は、小中学校と一緒だったのに高校に入ってから冷たくされたことを恨みに思っていたという。そんなこと当たり前じゃないか。
小中学生の頃ならどんなに仲良しでも「ただの幼なじみ」で済むんだ。たった一言話をしただけでも「あいつらデキてるんじゃねえか?」とウワサするのが高校生である。オレも実際そうだったのである。高校生の時、小中と同じ学校だった女の子と話をしてるだけですっかりカップル扱いされたのである。オレみたいな変なヤツの恋人だと誤解されてしまった女の子がどれほど傷ついたか、人の心の痛みをよく理解するオレにはわかる。優亜さんを殺した少年はそんなこともわかっていないいわゆる「空気の読めない馬鹿」だったのである。
片想いするならするのは勝手だ。しかし、そこまでに思い詰めたのなら、自分が片想いした相手を他の誰にも渡したくないほど好きだったのなら、その想いが叶わなかったら殺そうとまで思ったのなら、なぜその場で想いに殉じておまえも一緒に死ななかったんだ。それが純愛というものであり、片想いを貫くということではないのか。オレの言ってることははっきり言ってむちゃくちゃだ。しかし、こんな無意味な死に方では、殺された優亜さんも浮かばれないし、そしてそのお母さんも納得がいかないじゃないか。どうしておまえは最愛の相手を殺したあとも平然としていられたんだ。
それだけの蛮行を行っておきながら「自転車で転んだ」とウソをつき、制服をクリーニングに出して何食わぬ顔をして登校していたという。お前にとって、好きな女を殺してしまったということは日常の中の単なる些事だったのか。なぜ平然としていられるんだ。相手が死んでも平気でいられる程度の浅い愛情しかないくせになぜ殺したんだ。塚本邦雄にはこんな短歌がある。
馬を洗はば馬のたましい冴ゆるまで人恋はば人あやむるこころ
殺されて満足な人間など一人もいやしない。たとえ理不尽な最期ではあっても、もしもおまえがこの歌のように優亜さんを愛していたのならまだ少しは浮かばれるかも知れない。しかしその行動からはそんなことはカケラも見えやしない。ただ「殺したとバレたくない」だけのヘタレだ。少年法のおかげでこれだけ大きな事件を起こしてもおまえは死刑になどならない。しかし、おまえの家族には大きな債務がのしかかる。人を殺した償いを実際にするのは、おまえのようなヘタレではなくて、おまえの家族なんだ。家を売ってでも賠償金を払うことになるのだ。そして、人殺しの家族という不名誉がずっとついてまわるのだ。
東野圭吾の小説「手紙」をどうせおまえは読んだことないだろうが、殺人によって奪われるのは被害者の人生だけではなく、加害者であるおまえの家族の人生もまた奪われるのだということを忘れるな。おっと、そんなこともわからない馬鹿だから人を殺したんだが。たった一人の娘を奪われた母親の悲しみをおまえは理解できるのか。おまえの狂気から30分近く必死で逃げ回った優亜さんの死にたくないという気持ちをおまえはどうして踏みにじったんだ。こんなヤツには更正なんか考える必要ない。死刑あるのみだ。仇討ちが許されない現代だが、娘の無念さをお母さんの手で晴らせてあげたいとオレは思ってしまう。
オレはそのとき、南海高野線の三国ヶ丘駅近くの踏切をクルマで通過するところだったのである。なぜか道路はかなり混んでいて、踏切を渡った先の道路にもクルマが数珠繋ぎになっていたので、オレは踏切を通過せずに待っていた。前方に見える渋滞の最後尾と遮断機のバーの間にはかろうじてクルマ一台分ほどのスペースがあるかと思われたが、渡ったところで渋滞しているわけで、オレは待つことにした。
そのときである。オレの後ろにいたエルグランドが急に右に出てきて、オレに追い越しをかけて強引に踏切を渡ろうとしたのである。よりによってオレの車の前に割り込もうとするのである。なんて無礼なヤツなんだ。オレをいったい誰だと思ってるんだ。
エルグランドと言えば日産の1BOXの中では一番贅沢な車種である。ベンツに乗ってる人間がこの世でもっとも運転マナーが悪く迷惑駐車もし放題だと世間ではよく言われるが、(それはおそらくヤクザが乗ってることが多いからだが)エルグランドに乗る輩も自分をワンボックスカーの帝王だと勘違いしている傲慢なヤツが多い。その傲慢さが、オレの前に割り込むという暴挙を起こさせたのである。
オレは瞬間的に不愉快の頂点に達した。そして、素早くFTOを発進させて踏切を渡り、渋滞の最後尾にクルマをつけた。哀れなことにオレの前に割り込もうとしたエルグランドは、そのまま踏切のど真ん中に立ち往生する結果となったのである。そのままバックして遮断機の手前に戻ることができれば無事に生還できるのだが、残念なことに後続車が前進していて、エルグランドの戻るスペースは完全に失われていた。その無礼者は踏切のど真ん中に取り残されるという危険な状況に陥ったのである。
今ここで遮断機が下りて電車が来れば、確実にそのエルグランドは逃げ場を失って粉砕される。オレの心に一瞬「ざまあみろ」という悪魔が舞い降りた。今もしも電車が来たら、ヤツにはクルマを放棄して逃げるという方法しか残されていないのである。しかし、エルグランドは見事に脱出した。なんと、対向車線を逆走する形で踏切をそのまま渡ってしまうという荒技である。そして、オレのクルマの横に並んで、窓を開けて文句をつけてきたのである。オレは馬鹿の相手はしたくないので無視していた。そこへ対向車が来た。対向車のドライバーは真正面にこちらを向いたエルグランドが通せんぼしてるのでクラクションを鳴らした。馬鹿はそれを避けるために右折して、線路に並行した道に入り込んだ。そのとき、オレの前のクルマが動き出したのでやっとのことでオレは長い信号待ちから解放されてクルマを発進させた。
あの無礼なエルグランドがそれからどっちの方向に行ったのか、どんな馬鹿が運転していたのか、そんなことはどうでもいい。ただ、その馬鹿がオレの前に割り込もうとしたとき、オレの心に殺意が芽生えたことを100%否定するだけの自信がオレにはない。あのとき、「舐めとんかコラ!」とクルマを発進させたオレは悪魔だろうか。そんなときは黙って割り込みを許すのがドライバーのつとめだろうか。いずれにせよ、あのエルグランドのドライバーは赤いFTOのことを生涯忘れないだろう。なんせ自分の絶体絶命に追い込んだ天敵だからだ。
2005年11月11日(金) |
10万円のステーキを無理やりおごらせた男 |
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オレは肉が好きだ。ステーキは特に好きである。(ちなみに豚肉をオレは肉とは認めない。豚はブタだ。肉とは牛肉のことである。)ヨーロッパを放浪旅行したときは貧乏旅行者のはずなのにステーキばかり喰っていたくらいである。自分でヒレ肉を買ってきて焼いて喰うのも好きである。
ただ、ファミレスで提供されるクズ肉を型にはめてステーキの形に成形したとしか思えないいわゆる合成肉のステーキは嫌いだ。ここであえて名前は出さないが、そういう肉を提供することが多いファミレスではオレはハンバーグを選んで喰うことにしている。そのハンバーグすらある日突然、それまでの手ごね風のおいしかったものがいきなり冷凍食品のまずいハンバーグに変化してることがあるので警戒が必要だが。500円以下の低価格でまずいものを提供されるよりも、値段は1000円以上でもいいからちゃんとおいしいハンバーグを出してくれる方がオレは嬉しいのである。
さてそのステーキだが、学生時代に自転車で松阪に立ち寄ったときに、やっぱり喰うなら松阪牛だなと思って店にはいるとあまりの値段に卒倒しそうになって店を出て、結局伊勢うどんを喰ったという思い出がある。今なら6000円や1万円と言われても別に驚かないが、大学生の自分には目の玉の飛び出るような価格だったのである。
しかし、世の中にはもっと高いステーキがあったのである。なんと一人前10万円のステーキがあるのだ。ランチをせいぜい1000円程度で済ませるオレのような貧乏人には想像もつかない世界である。そんなのを喰うくらいなら5000円のを20回喰う方を選ぶのである。しかし、それが他人のゼニなら別である。誰かが奢ってくれるのならば、少しでも高い店の方が嬉しい。人間とは実に卑怯なものである。回転寿司の函館市場でふだんは120円や160円の皿をちまちまと選ぶのに、「奢るから好きなモノ喰っていいよ」と言われたら、400円500円の皿を何のためらいもなく選ぶだろう。人間とはそういうものである。オレの回りにはそんなせこいヤツらが無数にいる。だからオレは函館市場に人を連れて行きたくないのである。
約10万円の高級ステーキを無理やり同僚におごらせたとして、栃木県警石橋署は9日、恐喝の疑いで県立国分寺養護学校の職員浜野善行容疑者(34歳)、秋山務容疑者(34歳)を逮捕した。2人は9月30日夜、同僚の男性職員(32歳)を脅して同県大田原市の高級ステーキ店に同伴。「大田原牛」のステーキディナーを3人で食べ、代金計31万6500円を支払わせた疑い。2人は「おごってもらっただけ」と容疑を否認しているという。何が悲しくてこんなオッサンどもに10万のステーキをごちそうしないといけないのだ。もしも相手が絶世の美女で、そのディナーの後に素敵な夜が待ってるとしたら、10万円も惜しくないという男はいくらでもいるだろうが、オッサンに奢って上げるような奇特な男は、少なくともオレの知る限りでは一人も存在しない。
この3人は勤務先の学校の清掃などを担当していて、勤務歴が長い浜野容疑者が、おとなしい性格の男性職員にたびたび暴力を振るっていたという。この男性職員が仕事でミスをしたことにつけこみ、「迷惑を掛けられた」などと言いがかりをつけては飲食代やパチンコ代なども支払わせていたらしい。それが34歳の大人のすることか。中学生や高校生でこういう恐喝事件はこれまでも何度も起きている。金額が数百万という事例もある。しかし、大人の場合は異例だ。30を過ぎたオッサンが、まるで子供のようにつまらない恐喝を繰り返し、ついでに暴力まで振るって相手を支配していたのである。全く情けない連中である。もっとも、そうして恐喝されていた被害者もある意味「ヘタレ」だとオレは思ってしまうのだが。ただ、こうして事件が明るみに出たことで、この二人の恐喝野郎どもは仕事をクビになるだろうし、巻き上げた金額も賠償させられることになるだろう。問題は被害者の方である。好奇の目にさらされて、やはりその職場に居辛くなってしまうような気がする。
いずれにしても実に情けない事件で、そんなつまらないことで自分の名前を全国の人に宣伝することになったたかり野郎のオッサンたちは自業自得だからまだいいが、もしも子どもが居たら「おまえの父ちゃんサイテー」と言われてしまうわけで家族もまた被害者である。しかし、その10万円のステーキ、その値段の価値があるのなら一度喰ってみたいのである。オレはその大田原のステーキ屋の名前が知りたいのだ。株式投資で大金持ちになったらいつか喰いに行くからな。
2005年11月10日(木) |
それはタバコ吸ってるヤツの勝手だろ! |
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タバコを吸う習慣は病気なのだそうだ。オレは喫煙を個人の趣味嗜好の問題だと思っていたのだが、どうやら厚生労働省の見解は違うようである。喫煙の習慣を「ニコチン依存症」という疾病とみなして、医師による禁煙指導はその「治療」であると位置づけ、公的医療保険の給付対象とする方針を固めたという。
当然のことだが、そのための医療費はオレがぼったくられている掛け金からも支払われるのである。なんと言うことだ。オレが喫煙者の分まで負担させられるのか?副流煙をまき散らして大気を汚染する喫煙者がオレの分まで負担してくれるのなら話はわかるのだが、どうしてオレのような非喫煙者があいつらの分まで負担させられるのだ?これは明らかに不公平である。きちっと両者に差をつけて、喫煙者は医療費を2割高くするとかいうふうにして負担に差をつけてもらいたい。
この禁煙指導の促進によって喫煙率は今後15年間で男性26%(2003年は47%)、女性9%(同11%)程度まで下がると同省研究班は試算しているとか。なんとも楽観的な数字である。オレの予測では男性喫煙者は減るが、女性喫煙者は今よりも増加するだろう。紀宮さまのような育ちのいいお嬢さんがどんどん絶滅種となってしまい、喫煙のような下品な習慣を持つ女が今後も増えることは避けられないからだ。(男はもともと下品なものだから仕方ないのだが)。その楽観的な試算によって15年後の医療費を1846億円抑制できるそうである。
これまでも「禁煙外来」を設ける病院はあったが、保険の対象ではないため1カ月あたり3万〜4万円かかっていたそうである。別にそのくらいかかってもいいじゃないか。単純にタバコ代をそっちに回せば済むことじゃないか。どうしてオレの払った掛け金が回り回っててめえらの給付金になっちまうんだ。オレには納得がいかないのである。禁煙をできないことを「ニコチン依存症」という病気だからだととらえる考え方があるが、そんなものは個人の努力と意志の問題である。やめようという強い意志があればいつでもやめられるのである。やめたくてもやめられないのはただのヘタレである。オレのまわりにはやめることに成功した人が大勢いる。喫煙の習慣性は麻薬や覚醒剤の習慣性と比較してどうなのだろうか?きっとそうした薬物よりははるかにやめるのは簡単なはずである。
もしも政府が本気で喫煙者を減らしたいのなら、タバコに掛ける税金を今の100倍くらいにしてタバコ一箱1万円くらいにしたらいいのである。喫煙者は激減するだろう。(おそらく、外国から粗悪なものが多数流入して上野公園でイラン人が販売するようになると思うが)とにかく、喫煙のリスクを負うのは喫煙者の勝手である。回りがあれこれ騒ぎ立てするような問題ではないのである。
2005年11月09日(水) |
オレのゼニだ、自由に引き出させろ! |
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振り込め詐欺の防止策として、東京都と東京銀行協会は8日、現金自動出入機(ATM)の1日当たりの引き出し限度額を引き下げることで合意した。1件当たりの詐欺の被害額を下げるねらいがあるという。確か限度額は200万円くらいだったと思うのだが、それを50万くらいに下げてしまうというのだ。なんということだ。必要なときにゼニが出せなくて困るじゃないか。
自分のゼニを出すのにどうして限度額なんかに縛られないといけないんだ。もしも「今夜は500万くらい使って豪遊したい」なんてことがあっても、これでは思い通りにゼニが引き出せないのである。窓口なら出せるということだが、仕事が忙しくて15時までに銀行に行けることなど絶対にないぜ。
そもそも振り込み詐欺なんて引っかかる方が馬鹿なのである。知らないオッサンからの電話を息子や夫と勘違いするのは日頃のコミュニケーションが全くとれていないからだ。そんな馬鹿どものせいで、オレのようなまっとうな市民が不自由になるのは全くもって迷惑な話である。そんな限度額を設けるのなら、オレみたいにまっとうな人間の使う口座は指紋認証でもなんでも取り入れ、そのかわりにATMの引き出し限度額をなくして5億でも10億でも引き出せるようにしてもらいたいぜ。
すでにみずほ銀行は50万円までATMで引き出せる限度額を引き下げたそうである。一回に50万以下しか引き出さないなんてまるで貧乏人御用達じゃないか。これじゃあ恥ずかしくてみずほのキャッシュカードなんか恋人に見せられないということになる。オレはいまUFJのICチップ付きのキャッシュカードを使ってるのだが、これはいちおう200万円まで引き出せることになっている。しかしこの限度額では不十分だ。クルマを買ったり、家を買ったりという時には500万や千万、二千万という単位でゼニを引き出すことになる。そういう時は窓口で帯封のついた札束をもらえばいいのだが、そのたびに遭遇する行員の目がオレはいやなのである。
窓口の行員は必ずオレのような善良な市民に対して、「なんだこの危ないオッサンは?」という視線でジロリと睨むのである。たった500万円というはした金を出すだけであっても、身分証明書の提示を求められたりするのである。まるで犯罪者扱いである。これはまぎれもなくオレのゼニなんだぜ。振り込み詐欺の防止策なんか簡単である。全国のATMに指紋と顔認証を取り入れて他人名義の口座では一切引き出せなくすればいいのだ。その日からピタッとこんな犯罪はなくなるぜ。顧客の財産を守るのが銀行の使命ならすぐにでもこのシステム導入に手をつけてくれよ。
2005年11月08日(火) |
おフランスはなんて野蛮な国なんだ! |
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フランスで若者が暴れまくってるのである。自動車に放火して燃やしまくり、火炎瓶を投げて回り、あちこちで暴動を起こしてるのである。ドイツやベルギーでもその馬鹿のマネをして暴れてるヤツらがいるらしい。全くもって野蛮な国である。日本も最近は本当に治安が悪くなったが、フランスのこの騒ぎに比べればはるかにマシである。
この暴動の発端は、警察に追われていると思い込んだアフリカ系少年3人が変電所に逃げ込み、2人が感電死した事件である。それ以来現地では警察と若者集団の衝突が続き、11日目となった11月6日夜から7日朝にかけては車への放火で過去最多の1408台が燃やされたのである。もはや無政府状態である。暴徒となった若者たちは略奪や破壊をやり放題、もはや文明国家とは言えないのである。
アメリカも治安は悪いがおフランスも同様だったわけで、国連の常任理事国というのはこんな情けない国ばかりで構成されてるのだ。国内の治安を建て直せるまで常任理事国を一旦辞任すべきである。
おフランスの若者たちが特に反発してるのが内相のサルコジ氏である。サルコジ氏は大都市周辺の暴力を追放する「郊外の大掃除」に意欲的。今回の暴動でもテレビに緊急出演し、警察活動を擁護した。「街のゴロツキは容赦しない。これまで以上の決意で取り締まる」と語り、ますます暴徒たちの戦闘意欲に火をつけたのである。
オレがここで不思議に思うのは、火焔瓶でクルマに放火するならず者どもをどうしてじゃんじゃん射殺しないかである。そんな無法者どもは火焔瓶ごと爆破してふっとばしてしまえばいいのである。こんなことを書くとならず者どものせいでオレのクルマにも放火されそうだが、中途半端にやめさせようとするから連中は調子に乗るのであり、「暴動に参加してるだけで射殺」「暴徒と間違われて射殺されてもあきらめろ!」と強硬姿勢を示せば落ち着きそうな気がするのだ。誰だって死にたくはないからなあ。
最初にあげた感電死事件も、警察に追われるようなやましいところがあったからその少年たちは逃げたのであり、ヘタに謝罪するようなまずい対応が事態に輪を掛けたような気がするのである。おフランスのこの暴動みたいなことが日本では絶対に起きないかというとそうとも言えない。日本にも最近はわけのわからない変な若者が増えているからだ。ただ、暴動の中心になってるのが貧困な失業者たちと聞いて日本でももしかしたら「ニートの乱」なんてことが起きるかもとオレは危惧するのだ。
2005年11月07日(月) |
誰でも強ければ名人になれるのだ! |
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将棋のプロになるためには、棋士養成機関である奨励会に入らないといけない。ここには6級から3段まであり、3段から4段になるとプロして認められる。ただ、奨励会に入るにはアマチュアで4・5段くらいの力がないと難しく、しかもプロ棋士の推薦が必要である。その難関を突破して入会しても23歳になるまでに初段、そして26歳までに四段にならなければ即退会させられ、プロになる夢は断たれてしまうという厳しいルールがあった。
そのルールに従って9年前に退会させられた瀬川晶司さんは、プロになりたいという夢を捨てきれずアマチュア棋界で活躍し、特別出場したプロ棋戦でも勝率7割を超え、今年の二月にはプロ入りを求める嘆願書を提出、棋士総会で特別にプロ編入試験を実施することが決まり、その六番勝負の弟5局が11月6日、千駄ヶ谷の将棋会館で指され瀬川さんは高野秀行五段(33歳)に勝ち3勝目をあげてみごと合格、同日付で四段棋士(つまりプロ)として認められたのである。
今、日本で将棋だけで生活してる人はほんのわずかであり、その小さなコミュニティに入るにはさまざまな関門が設けられている。ところが今回の措置は、独自のやり方で強くなった多くの人に門戸を開くことになった。こうなるともはや年齢も国籍も無関係である。もう一つ忘れてはならないのは将棋ソフトの進化である。日本将棋連盟はプロ棋士が勝手にゲームソフトと対戦することを禁止するお達しを出した。これは、もしかしたらプロ棋士がコンピュータに負けるかも知れないという危機感の表れである。
実際に将棋ソフトはかなり強くなっていて、詰め将棋解析機能も搭載してるので終盤の寄せは完璧である。人間と違ってミスをすることもない。そんな将棋ソフトを対戦相手に腕を磨くことで、アマチュアでもものすごく強くなれる可能性が出てきたのだ。いつか人間の名人が将棋のゲームソフトに敗れ去って、名人位が「AI将棋」とか「銀星将棋」といった将棋ソフトになってしまうのならそれもまた面白いという気もするが、伝統がぶちこわされると心配する方も多いだろう。
将来のことを考えるならば、これは将棋というマイナーな世界に追いやられた競技にとってはかなりのチャンスである。世界中から誰でも名人位を目指すことができるのである。ネット対戦で予選を行って、最終的に全世界の頂点に立つ真のワールドチャンピオンを選ぶそのイベントはかなりの盛り上がりを見せるだろう。もしかしたら中国や韓国からものすごく将棋の強い人が出現するかも知れない。なんだか楽しみだぜ。そんな気はないことを先に書いておくが、もしもこのオレが一念発起して「名人になるんだ」と将棋に没頭したとしても、ちゃんと道は用意されているということなのだ。真の世界王者がアキバ系オタク将棋好きの中から出現することをオレは密かに期待してしまうぜ。
2005年11月06日(日) |
馬のクソはでかいんだぜ! |
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オレがまだ小学生の頃、家の近くの道を馬に乗って散歩する人がいた。馬はかなり大きく、その馬の巨体同様に馬糞もデカかった。前をよく見ないで走っていて、その馬糞にモロに運動靴を突っ込んでしまうという悲劇も何度か経験した。当時は犬を散歩させてる人で糞の始末をしている人などいなかった。馬糞も犬糞もやがて乾燥してそこらにまき散らされる迷惑な存在だったのである。その糞混じりの空気をオレは吸っていたのである。いや、オレだけではなくてみんなが吸っていたのである。
道が舗装されていない場合はもちろん糞は道路の土に同化していった。我が家の前の道路がやっと舗装されたのは小学3年生の頃だったと思う。それから長いこと日常生活の中で馬と遭遇することはなかったが、大学にはいると馬術部の馬が大学構内を闊歩してた。当然のことながら北部キャンパスと呼ばれる農学部、理学部のあるエリアには無数の馬糞が落下していたのである。あの糞はいったい誰が片づけていたのだろうか。少なくともオレの頭の中では馬=馬糞である。
盛岡市で80年ぶりに乗合馬車を復活させようという試みが11月5日から始まった。岩手県はかつて農耕馬の産地で、馬とともに暮らす「南部曲がり家」という住宅形式で知られる。この馬車は今後も数回の実験を重ねて2年後の「定期運行」を目指しているとか。この日は 午前10時半に盛岡八幡宮を出発し、市中心部を流れる中津川や盛岡城跡周辺、旧門前町付近などを巡る約3キロを人の歩くほどの速度で進んだという。馬の魅力で、観光客を呼び込もうと市民グループが乗合馬車を発案し、県が運営費として約80万円を補助。市も交通整理などに職員が参加した。
時速3キロと言えば歩くよりも遅いのである。そんな乗り物になんの価値があるだろうか。乗合馬車で通勤しようなんて酔狂な人は誰も居ないだろう。しかも馬はそこら中に馬糞を落とす。その掃除は誰がするのか。後ろから走ってきた車はその馬糞を思いがけなくもタイヤで踏んづけることになるのだ。馬のしょんべんはもっと危険だ。通行人がその直撃を浴びたらどうするのか。乗合馬車から乗合バスに変わったのはその方がはるかに便利で効率的だからである。この馬糞問題はやがて近隣住民の馬車反対運動につながっていくだろう。単なるノスタルジーだけで「馬車がいい」なんて言って欲しくないのである。どうしても馬車に拘るのなら、糞もしないししょんべんもしない機械仕掛けの馬を作って、そいつに馬車を引かせればいいのである。話題を呼ぶことは確実だ。SONYあたりが開発すればいいのである。
2005年11月05日(土) |
そんな女を助ける必要があるのか? |
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家出した15歳の少女に売春をさせていたとして、警視庁少年育成課は11月2日、神奈川県南足柄市、売春クラブ従業員、樋口哲也(23歳)住所不定無職、竹内建太(21歳)の両容疑者を児童福祉法違反などの容疑で逮捕したと発表した。「ロリコン専門デリヘル」と称して少女を派遣していたといい、背後に暴力団が関与しているとみて追及している。
さて、オレは「ロリコン」という言葉の意味はわかったのだが「デリヘル」とはなんのことなのかさっぱりわからない。さっそく手元の広辞苑を引いてみたが載っていない。それでネットで検索を掛けてみた。そこで「デリヘル」が「デリバリーヘルス」の略であることを知った。デリバリーとは宅配である。じゃあヘルスはいったい何なのか、もしかして「健康」のことか。まさか違うだろう。あれこれ検索してみてやっとそれが「ファッションヘルス」という性風俗産業のことであることがわかったのである。自分の全く知らない世界だけに検索結果に驚いたのである。そんないかがわしいところでいたいけな15歳の少女を働かせてるのである。全くもって許し難い連中である。言語道断である。こんなヤツらはみんな死刑である。
調べによると、樋口容疑者は5月28日、四国地方から家出していた無職少女(15歳)を竹内容疑者から紹介され、レンタカーに乗せて茨城県水海道市の会社員の男(30歳・児童買春・児童ポルノ禁止法違反罪ですでに起訴)に引き合わせ、その男の自宅で売春させた疑いであるという。この売春クラブはその名称からも想像が付くように18歳未満の少女を大勢抱えていて、「小学生コース15万円」「中学生コース8万円」などとうたって少女を派遣していた。容疑者の供述によると13歳の中学生を含む40人を抱えていたという。
こういう事件では被害者を「ヤクザな男にだまされて売春させられていたあわれな少女」ととらえられがちだが、今回の被害者の少女は竹内容疑者が携帯電話のサイトに出した「18歳未満の風俗で働く子募集」という募集を見て自分からすすんで上京。5月下旬からの1カ月で150人を相手に売春して750万円を売り上げ、そのうち250万円を受け取っていたという。つまり自分から望んでやった行為なのである。少なくともこの少女は売春クラブの役割においては共同正犯であり被害者ではないはずだ。そしてオレが恐れるのは、15歳の時に売春で月に250万稼いだという経験である。その過去を抱いてこれから彼女がどんな人生を歩むのか。自分にとってのその時期とどう向きあえるのか。オレはそっちの方が気になってしまうのだ。この少女もいつかは結婚して人の親となるのである。助ける必要などないと断言する人もいる。しかし、こんな少女はこれからもどんどん増えるはずである。社会はその状況とどう向き合うのか。実のところ、なんの準備もなされていないのである。
2005年11月04日(金) |
せこいぞキヤノン、恥を知れ! |
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プリンタを使っていて腹が立つことはそのどうしようもないインクの高さである。幸いオレが使用してるのはキヤノンやエプソンというメジャーなメーカーだからマシなんだが、ここでレックスマークやHPなどのプリンタを使ってるとインクカートリッジの高さに泣くことになる。レックスマークなんて替えのインクを買うよりも安売りされてるプリンタを買ってインクだけ抜いて本体を捨てた方が安いくらいなのだ。
その高価なインクカートリッジだが、最近は電器屋の店頭に回収用の箱が置かれてるのでオレはいつもそこに捨てるようにしてる。さて、この回収カートリッジだが、メーカーに戻される分もあれば、リサイクル業者に一個数十円で売られるものもあるという。リサイクル業者は中身を洗浄してから新しいインクを詰めて密閉し、リサイクル品として正規品よりも安く販売するのである。
さて、このリサイクル販売が特許権侵害になるとキヤノンがいちゃもんを付けて訴訟になっているのである。実にケツの穴の小さい企業である。そのままではゴミになってしまうものをちゃんと再利用してるその倹約精神こそ市場で正当に評価されるべきであるのに、安いリサイクル品の流通で自社の高価なインクカートリッジの売れ行きが落ちるという手前勝手な理由からキヤノンは裁判を起こしたのである。
このいちゃもん裁判、まっとうな裁判官のおかげで一審はキヤノンが敗訴したが、自社の利益を守るためにキヤノンはしぶとく控訴しているのである。ここでの最大の争点は、リサイクルは「修理」なのか「再生産」なのかである。キヤノンは再生産だから違法だと主張し、リサイクル業者は修理だと反論してるのだ。
この裁判は断じてキヤノンを勝たせてはならない。それは、安いモノを選んで買えるという消費者の権利を奪うことになり、インクカートリッジの価格設定を高くしてぼったくることで メーカーに不当な利益を与えることとなるからだ。何が何でも阻止しないといけないぜ。
オレは職場で個人使用のプリンタには詰め替え用インクしか使っていない。コストが全然違うからだ。年に一度の年賀状の印刷の時にインクカートリッジを大量に消費するのだが、300枚近い年賀状をただ印刷するだけで5000円近いコストがかかるのである。これはどう考えても高すぎる。年賀状一枚あたりで16円以上掛かってるのだ。ひどいじゃないか!リサイクル品を締め出したいのなら、適正価格までの値下げを行ってリサイクルが引き合わないようにすべきである。悪いのはインクカートリッジでせこく稼ごうとするキヤノンやエプソンといったプリンタメーカーである。
2005年11月03日(木) |
ゼニは掛かるが寒いのはいやじゃ! |
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いきなり寒くなったのである。10月の第二週までは「しつこい残暑」を感じさせられたのだが、わずか2週間ほどの短い秋を経て、季節はいきなり冬に突入したのである。我が家ではもうこたつが出ているのである。寝るときは足をこたつに突っ込んで暖をとっているのだ。衣替えを住ませたタンスにはもう「パッチ」がスタンバイしてるのである。冬の寒さを乗り切るにはやはりパッチ(関東ではズボン下というらしい)が不可欠だ。
しかし、パッチだけでは乗り切れないくらいに寒くなったときは、部屋を暖める必要がある。我が家の暖房器具のメインは「石油ファンヒーター」なのである。すき間だらけの日本家屋なのでエアコンのように効率の悪いものでは無駄が多すぎる。そういうわけで灯油を大量消費しながら我が家は冬を越すのである。昨年まで、厳冬期になると一ヶ月の灯油代は1万円を超えていたのである。もっとも北海道の人から見ればこの程度で灯油代が掛かると言えば笑われそうだが、夏は熱帯の気候になる大阪だからこそオレを含めて人々はみんな寒さに弱いのである。
ついさっき、タンクローリーで住宅街を周りながら灯油を販売してる業者の音楽が流れて「そんな時期になったんだなあ」と思いつつ値段を聞いてオレは仰天した。灯油18リットルで1350円!これはひどいぼったくりである。1リットル75円もするのか。なんということだ。数年前の安いときは35円くらいで買えたモノが見事に倍だ。それにしても高すぎる。セルフのスタンドまでわざわざポリタンを持って買いに行けばもう少し安くなると思うが、それにしても高すぎるぜ。石油の価格をこんなにつり上げたのはいったい誰なんだ。(おおかた石油利権に深く関わっているブッシュ大統領のせいだろう)
それだけではない。我が家はエネルギー資源の浪費がひどい。無人の部屋に点いてる電灯を消して回ってもエアコンを使う夏には電気代が5万円に迫っている。たかだか60坪ほどの一戸建てでなぜそんなに電気代が掛かるのか?他の公共料金も気前よく散財している。ガス代1万8000円、水道代の1万6000円は明らかに使いすぎだ。オレの家だけで通常の家庭の4〜5軒分のCO2を排出してることは間違いない。日頃コラムで地球環境の保護を訴えているこのオレの家族が、実はとんでもない環境破壊者だったということになる。やっぱり灯油の使用には制限を加えないといけないのである。
ではいったいどうすればいいのか?もったいないから寒いのを我慢するか?それとも快適さのためにゼニを払うのか。まだ決着が付かないうちに冬が来てしまったのである。オレは寒いのは嫌である。この際、じゃんじゃん灯油を使いまくるしかないのである。そうすれば地球の温暖化がさらに加速され、オレがわざわざスタンドまで出向いて灯油を買う必要もなくなるだろう。
2005年11月02日(水) |
自分の母親で人体実験をした女子高生 |
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自分の母親に劇物のタリウムを摂取させて殺害しようとした静岡県立高校の女子生徒(16歳)を、静岡県警少年課と三島署は10月31日に殺人未遂の疑いで逮捕した。少女の母親は8月中ごろから顔や手足にじんましんを発症、10月2日に入院し、現在は呼吸障害などで意識不明の重体となっている。この女子生徒は調べに対し、「お母さんがタリウム中毒になっていたことは知っていた」と話し、容疑については「そんなことはしていない」と否認している。母親の身体からはタリウムが検出され、一方女子生徒の部屋からはプラスチック容器に入った粉末状のタリウムが発見、押収された。
この女子生徒は高校では化学部に所属していた。彼女が男性名で書いてたブログも発見され、そこにはタリウムを投与された母親の容体が悪化して入院するまでの経過もしっかりと書かれていたという。8月中旬から下旬にかけての書き込みには「眩(まぶ)しいほどに晴れ、酢酸タリウムが届きました。薬局のおじさんは医薬用外劇物の表示に気づかず、必要な書類を通すことなく渡した」とあった。タリウムの水溶液を過って指に付け、腹痛になったとの記述もある。8月19日には「昨日から母の具合が悪いです。全身に発疹が起こり……」と書いている。9月12日には「ついにほとんど動けなくなってしまいました」。さらに10月2日に母が入院したとあり、症状が出始めた時期、入院時期ともに警察の調べと合致している。
本人しか知り得ないことが記述されてる以上、これほど完璧な物的証拠もないだろう。
彼女は毒殺魔として有名なグレアム・ヤングという人物を尊敬していた。ヤングは16歳の時に自分の継母を毒殺、その後15年収監されるが出所したあとは過去の事件を隠して就職。そこでも同僚に毒を盛って二人を殺害し終身刑となった筋金入りの毒殺魔である。(43歳の時に獄中で死亡)罪の意識を全く持たないふてぶてしい野郎だったらしい。そんな偏執狂的犯罪者にあこがれたという彼女の在学した韮山高校は静岡県の高校偏差値一覧表では68となっているからかなり成績はよかったのだろう。化学に関しては、中学の時から専門書を読み、高校の教育課程を超える知識の持ち主だったという。普通はこういう人物のファンになってもそれだけで終わる。実際に誰かに毒を盛ってやろうと考えるヤツはいない。
ここ数年「人を殺してみたかった」という理由で実際に殺してしまうなどのむちゃくちゃな犯罪が目立つ。怨恨や金銭目的などの殺人の方ならまだ動機を理解できなくもないのだが、この「面白半分」というヤツだけはなんとも気分が悪い。まるで動物実験するかのように自分の母親に毒物を投与し、その経過を記録している時点でもう処置なしだ。生まれてくる時代が半世紀前ならば、やっていたことは多くの中国人やモンゴル人を人体実験で殺したあの731部隊と同じである。自分の娘によって人体実験されてしまった母親は、仮に回復したとしてもそのショックは癒えることはないだろう。ただ、未成年であること、殺人「未遂」であることからこの731女にはきわめて軽い刑罰しか科せられないのである。せめてタリウム掛けごはんを喰わせるくらいの罰は必要だとオレは思うのだが。
この女子生徒はおそらく、母親の毒殺に成功したら今度はもっと大掛かりな毒物テロを仕掛けていただろう。それはたぶん間違いない。その可能性を思えば、やはりこの罰以外は考えられないぜ。数年経ってこの女が出所してきたとして、そいつが心に抱えた邪悪さと誰が向き合えるのか。早く毒でも与えて楽にしてあげるのが一番じゃないか。
2005年11月01日(火) |
無人島に615億円の橋を架けた馬鹿! |
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巨額の借金でこけそうになってるのに、市長辞任でまたまた税金を無駄遣いしないといけない大阪市でまたまた税金の無駄遣いが一つ明らかになった。大阪湾にあるゴミで埋め立てられた島、夢洲・舞洲の連絡橋として「夢舞大橋」という可動橋が2001年に完成しているのだが、このたった419mの橋を造るのに635億円も掛かったわけは、世界初の旋回式浮体橋という構造にあった。緊急時に大型船舶が航行可能なように橋が回転して航路が確保されるのである。
もしも大阪オリンピックの誘致に成功すればこの橋もそれなりの利用客があったのかも知れないが、今は無用の長物である。舞洲は将来のスポーツアイランドとして整備が進められる予定だが、大阪市内の中心部からあまりにも遠い陸の孤島となっていて不便なことこの上ない。変な飾りのゴテゴテしたゴミ焼却場があるぐらいである。そんな不便な場所に野球場やテニスコートなどのスポーツ施設を設置してわざわざ大会を開催するのはまるで悪質な嫌がらせである。交通費がかさんで中学や高校の部活動指導者たちはみんな困っているのだ。これではスポーツ振興の妨げでしかない。夢洲にも選手村が建設予定だったわけだが、今はただの無人島である。
この無人島も将来は商業・住宅地として開発が予定されてるのだがそんな不便なところを買わなくても都心部のマンションはどんどん値下がりしている。かなり家賃を下げて低所得者向けの住宅にしない限り入居者は集まらないし、貧乏人を集めれば治安も悪くなりそうでまともな人は買わないだろう。
その税金で作られた巨大なオモチャ「夢舞大橋」の年一回の可動テストが今年も10月30日に行われた。しかし、油圧装置のトラブルで橋が全く動かず、訓練は中止になった。昨年も別の不具合で訓練が見送られている。この訓練は橋の通行と周辺の船舶の運航を止め、午前10時から午後2時半まで掛けて行われる予定だったのである。しかし、準備段階で油圧装置2か所が作動せず、復旧作業も「予定時間内に訓練を終えられない」として午後1時に打ち切られたのである。
去年の訓練失敗からの一年間、ここを管理してる連中はいったい何をしていたのだろうか。市港湾局では「万が一に備えた訓練なのに橋を動かすことができず、申し訳ない。原因を調べて対応したい」としているという。去年もおそらくそう言っていたはずである。来年も再来年もきっとそう言うのだろう。カネを掛けてガラクタを作るというのは大阪市の悪しき伝統である。だからこそ日本一の借金自治体になれたのである。市長のクビをすげ替えたくらいではどうにもならないのである。
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