2004年04月30日(金) |
羽田空港に突入したテロリスト |
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4月28日午後7時10分ごろ、住所職業不詳の寺内利明(32歳)は川崎市内で盗んだクルマで羽田空港にやってきた。彼は空港の東旅客ターミナルビル近くで道路に飛び出して女性(48歳)の運転する乗用車を止め車を強奪した。そのクルマで国際線ターミナル近くにある工事車両用の鋼板製仮設ゲートを突き破って制限区域内に侵入し、送迎用のリムジンバス、安全パトロール車を次々に奪い、そこら中を暴走しまくって約2キロ逃げ、滑走路東端に停車した。
管制塔ではまさかそんな大事件が起きていると当初は把握できず、暴走中になんと5機が着陸していたという。もしも奪ったリムジンバスで着陸中の旅客機に激突していたら大惨事になっていただろう。寺内利明は午後8時ごろ、フェンスを乗り越えて東京湾に飛び込んで逃走を図ったが、まもなく水死した。
連休を控えて警視庁は約100人が空港内外で不審者などを警戒していたという。空港周辺のフェンスには赤外線センサーや監視カメラを設置していたのだが、侵入地点にはセンサーがなくていとも簡単に侵入を許してしまったのである。たった一人の無計画なテロリストによってこれだけの被害が発生したのだ。もしも武装グループが空港を征圧しようとして襲ってきた場合は防ぐことは全く不可能だっただろう。その場合にどれほど被害が拡大するか想像もつかない。
この暴走事件のために国土交通省は午後7時40分ごろから3本の滑走路を最大で約1時間40分閉鎖した。34便が目的地変更、5便が欠航し、少なくとも85便が遅れ、2万9000人の足に影響が出た。ハイジャックした飛行機でビルに突入するという方法で行われた同時多発テロのことを思えば、空港はこれからもテロの標的として狙われ続けるだろう。だからなおのこと警備には完璧を期して欲しかったのである。羽田のこの事件は、日本の空港警備態勢の脆弱さを世界に暴露したようなものであり、もしも利用者が「テロに対する安全」ということを第一に考えるなら、一台の暴走自動車で簡単に突破される程度の警備しかできてなかった羽田空港は真っ先に失格となる。アジアのハブ空港を目指す関西空港はこの事件をなにより教訓にすべきだろう。
オレは滅多に飛行機には乗らないし、東京に出張する際はいつものぞみに乗るんだが、考えたらテロの可能性なんてどこにでも転がっている。高架橋から新幹線の線路にクルマでダイブしようとするヤツだって出ないとも限らない。市民生活の平穏なんて、綱渡りのような微妙なバランスの上に存在しているものなのかも知れない。
2004年04月29日(木) |
声高に殺す権利を叫ぶ人たち |
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4月25日、米ワシントンで25日、女性の妊娠中絶を選ぶ権利を訴えるデモと集会があり、目抜き通りを多数の男女が行進した。60近い国々の活動家が呼びかけ、AP通信は、警察などの非公式な推計として50万〜80万人が参加したと報じている。
妊娠中絶は果たして女性の権利の一つなのだろうか。自分のお腹の中の胎児を生かそうと殺そうと母親の自由なんだという発想は危険なことではないだろうか。産まれた後の子どもへの虐待は許されないのに、産まれる前なら殺すことさえ権利の一つなのか。オレはこのデモ行進の報道に接して、彼女らの主張する殺す権利に対してどうしても共感することができなかった。
昭和48年10月、宮城県石巻市の産婦人科医菊田昇が、中絶を希望する母親を説得して出産させ、その赤ちゃんを約百人の赤ちゃんを子宝に恵まれない夫婦にあっせんしていたという事実が明らかになった。新しい両親がその子を”実子”として育てられるよう菊田医師は虚偽の出生証明書も発行していた。昭和53年3月、菊田医師は医師法違反、公正証書原本不実記載などで略式起訴され、仙台簡裁は罰金二十万円の略式命令を出した。厚生省の六カ月の業務停止処分に対し、同医師は処分取り消しを求めて訴訟を起こしたが、一、二審とも敗訴。昭和63年7月の最高裁でも「実子のあっせんは法律上許されないだけでなく、医師の職業倫理にも反する」と上告は棄却され、菊田医師の敗訴が確定した。
菊田医師が産婦人科医になることを志したとき、彼はきっと祝福されて産まれてくる生命を受け止めたかったはずだ。意に沿わない中絶手術を行うときに彼は「オレは殺すために医師になったんじゃない」と心の中で叫んでいたのではないか。命のビザを発給して数千人のユダヤ人を作った杉原千畝氏と、闇に葬られるはずだった数百人の胎児の命を救った菊田昇医師の行為は同じ輝きを持つ。
菊田氏を攻撃した他の産婦人科医は、自分たちが「人殺し」であることに対して何のうしろめたさも感じなかったのか? 経済的理由で、あるいは不倫の子であるが故に、つまりは親たちの生活を守るために妊娠中絶という行為は不幸にもなくなることはない。高校生の半数以上は全く避妊しないという。放縦な行動の果てに起きた事実を「私には胎児を殺す権利がある」と開き直れるような恥知らずな人間がやがてこの世を埋め尽くすのか。
中島みゆきは「誕生」の中で「生まれてくれて welcome」と歌った。処理されてしまった胎児は、悪意と偽善に満ちたこの世に生まれずに済んだことを「殺してくれて thank you」と歌っているのかも知れない。
2004年04月28日(水) |
神よ、この罰当たりを許すな! |
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関西の教会を狙う窃盗や強盗が相次いでいる。夜間や礼拝時に無人の事務所に入り込むなどの手口で被害は最近二年あまりで30件以上になるという。「来る人は拒まず」という開かれたイメージが影響しているようだが、強盗なら拒んでもいいと思うのである。それとも『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンが銀の食器と燭台を教会から盗んだが許されたように、自分も盗みを許されると思っているのだろうか。被害を受ける側が全員ミリエル司教のような有徳者ばかりとは限らないのである。ジャン・バルジャンではなくただのこそ泥には、きちっと罰を与えた方がいいというのが普通の判断だろう。
4月3日の未明には堺市の教会に数人の強盗が押し入り、一人住まいの女性牧師から現金3000円とノートパソコンを奪った。翌4日には平野キリスト福音教会で押し入った強盗が牧師に劇薬を掛け、火傷を負わせて逃げている。この二件は同一犯の可能性が高い。
教会で窃盗が増えだしたのは2002年頃からだ。大阪府と兵庫、和歌山を管轄するカトリック大阪大司教区の調査では、2001年11月から今年の3月までで、管内91教会のうち13教会が総額100万円の被害に遭っていた。神戸市東灘区の教会では、ミサの時に信者のバッグが盗まれたり夜間にガラスを割られて金庫を物色されるなどの事件が計5回も起きている。ゼニまみれの新興宗教の教祖たちと違って、神父や牧師の報酬はむしろ安いくらいだという。信者からの献金もその日のうちに銀行に預けるために教会にはまとまった現金が置かれていないのが普通だという。そんなところを狙ってもたいした稼ぎはないのだ。盗人どもよ、そんなことも調べないで狙ってるのか。
盗人や強盗に仁義やモラルを求めても意味がないのだが、この世には理不尽な犯罪が多すぎる。無抵抗な乳児を虐待して殺したり、わずかなゼニしか持たないホームレスからその所持金を奪ったりする外道があまりにも多いのだ。そんな外道どもにとって、教会というのはただの「警備の手薄な場所」でしかないのか。てめえらの悪行はちゃんと神が見ているとは思わないのか。そんな罰当たりの極悪人は、捕まえたら目立つ場所にさらし者にするしかない。裸にして全身をイバラで縛り上げ、「神はこの悪党を許さず」と書いたプラカードを首から提げさせるべきだろう。おそらく同一犯人と思われるこの連続教会強盗犯を、一刻も早く検挙して欲しいものである。神の怒りをこの罰当たりどもにわからせてやれ。
2004年04月27日(火) |
マンション売る馬鹿、それを買う馬鹿 |
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東京都八王子市の「多摩ニュータウン」で、都住宅供給公社が最高7割引きで売り出した分譲マンション「ノナ由木坂」(総戸数252戸)の17戸の購入申し込みが4月25日に締め切られた。完成から11年間も売れ残っていた不人気物件だったが、今回最高7割引という大幅な値引きを行った結果、17戸平均の倍率は317.5倍、最高倍率の1013倍だった物件は4LDKで2181万円。完成時の価格は7037万円だったという。
このようなニュースを聞くと、オレはつくづく都住宅供給公社もその抽選に参加した人もどっちも馬鹿だと思うのだ。まず公社が付けた値段が安すぎるのである。金儲けの鉄則は、いかにものを高く売るかである。人気商品ならなおさら、買い手が欲しくなくなるぎりぎりのところまで値段をつり上げて売ればいいのである。少しくらい値段を上げてもどうしても欲しい人は買うだろう。たとえ数百万高くても、競争率が下がった方が本当に欲しい人にとってはありがたい。公社がどうせ大赤字だからといって、せっかくの儲かるチャンスまで放棄してどうするんだ。
買い手も馬鹿である。周りには同じ物件を数倍の価格でバブル期に買った人間が住んでいるのである。みんな高額の住宅ローンの支払いにあえいでいるのである。人間というのは基本的に嫉妬深い存在だ。そんな環境でまともに近所づきあいできるわけがないのである。旧住民は新住民を「貧乏人」だと思って見下してるだろうし(実際は住宅ローンに喘ぐ旧住民の方が貧乏なのだが)、新住民は旧住民を「高いときに買ったアホ」と思ってるだろう。ただ、この1000倍の抽選に参加した人たち、本当に住む目的で買ってるのだろうか。なかには転売目的で、数年後に買った値段に上乗せして売り飛ばそうと思ってるのじゃないだろうか。オレにはそんな気がしてならないのである。
週末に新聞に折り込まれるマンションの広告を見ると、まだまだ値段は下がりそうである。関西圏ではすでに供給過剰状態で、完成してからもなかなか完売しないマンションが多い。高額物件を交渉すれば業者はすぐに数百万単位の値引きを提示してくる。バブル期に分譲された物件は中古でどんどん市場に出回ってきている。たいてい当時の売値の半分以下である。それでも高すぎるからなかなか売れない。そのうち管理費が滞納され、不良物件になってしまうのである。新しい買い主は前の持ち主の滞納分までさかのぼって管理費を取られるんだぜ。ますます買えないじゃないか。
2004年04月26日(月) |
大使館員はワインを飲むのがお仕事 |
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在フランス日本大使館が2000年3月の1か月間に、外交機密費からワインやシャンパン代金、着任レセプション費用などで約990万円を支出していたことが4月24日、読売新聞社の情報公開請求で分かった。このうち酒購入費は約849万5700円に上っており、平均すると1日当たり約27万4100円払ったことになるという。
フランス料理に関する知識は海老沢泰久さんの伝記小説「美味礼賛」くらいしかないオレにはその金額が妥当なものなのかどうか判断できない。高価なワインが存在することはこのオレも知っている。ただ、パーティーの費用の中でワイン代の占める比率がこんなに高いはずはないと思うのだ。大使館にはもちろん料理人もいるだろうから料理は自前で安く済ませたのか。もしかしてつまみはかっぱえびせんと柿の種だったとか。
この着任レセプションにはどんな出席者があったのだろうか。日仏双方からいったい何名づつ、どんな立場の人が出たのだろうか。酒代だけが突出してるのはどう考えても不自然だ。どう考えても金額が大きすぎるのである。そのゼニが日本国民の税金から支出されてることを思えば、こんな浪費が果たして許されるのだろうかとオレは腹が立って仕方がない。てめえら大使館員が日仏親善のためにすばらしいお仕事をしていて、実際にその成果をあげてるのならそのお祝いくらいはしてやってもいい。ところがフランスのメディアの日本に関する報道は偏向した内容ばかりだ。酔いつぶれてるどころじゃないだろう。ちゃんと仕事をしやがれ。
公開された文書によれば、同大使館は「情報収集用公邸設宴」の名目で、ワイン代として784万4600円(当時の為替レートで換算)、日本酒代2万9400円、シャンパン代約62万1700円を支出したという。(日本人ならもっと日本酒を飲みやがれ。)他にも在中国大使館が382万2100円、在フィリピン大使館が324万4300円、在ホノルル総領事館が56万2700円をそれぞれ酒購入費として支出していた。大使館員は飲んべえの集団だったのである。
ワインの銘柄や本数は「外交儀礼上支障を引き起す可能性がある」(内閣府情報公開審査会)として非公開になっているという。そりゃそうだろう。実際は大使館員が山分けしたゼニを帳尻あわせのためにワインを買ったということにしてごまかしているのだから、その内訳を答えられるわけがないのである。外交機密費で競走馬を買って愛人の名前を付けていたクソ野郎がいたが、結局のところ少しもこいつらの性根は変わってないのである。そんな情けない連中がフランスで日本人代表として外交の第一線にいるのだ、対日感情が悪化して当然である。
2004年04月25日(日) |
中川昭一、腹を切って詫びろ! |
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江角マキコという芸能人が国民年金を払ってないくせに年金納付を呼びかけるCMに出ていた件では正直言って腹が立ったが、小泉内閣の三閣僚である中川昭一、麻生太郎(資産4億)、石破茂の三人が国民年金保険料を未納だった事実を知ると、もはや笑うしかないのである。菅直人も未納三兄弟と久々にギャグを飛ばしてくれた。こいつら3人の資産を全額没収して年金会計に組み込んでやれよ。
もっともこんな貧乏人どもの資産を没収したところで将来の不足額410兆円と比べれば屁の突っ張りにもならんだろうが。中川昭一など21年間も踏み倒していたのである。いますぐ三閣僚は更迭し、ついでに国会議員も辞職させるべきだろう。「私は議員でありながら国民年金を払っていませんでした」というプラカードを首から提げさせて、日本全国謝罪の旅という巡礼にでも出させろ。
今回の件に関して小泉純一郎は「誰にでも間違いはある」と答えている。国民の範とならなければならない選良のはずである国会議員が、最低限の国民の義務を果たしていなかったのである。それを単なる間違いで済ませてしまえば、日本中の払っていない庶民に「やっぱり払わなくてもいいぜ」というお墨付きを与えてるのと同じことなのだ。付け加えるなら、オレはこいつらは「わざと払わなかった故意犯」だと思っている。自分たちには議員年金があるからあんな貧乏人の制度など不要だというのが本音だろう。もっともそんなことを正直に語ればこいつらはみんな選挙に落ちてしまうが。
そんな不払い野郎どもが年金の掛け金を引き上げる提案をしているのである。「国会議員のオレサマは払っていないがおまえたち庶民は払えよ」と国会で堂々と主張してるのと同じことである。もうこれは悪い冗談と思うしかないのである。パリ人肉食事件の佐川一政が「人殺しはいけない」と主張し、連続強姦殺人魔の大久保清が「女性の人権を守れ」と訴え、和歌山ヒ素カレー事件の林真須美が「ヒ素を混入したのは私じゃありません」と発言することにも匹敵するほどのおかしさなのである。
さて、いったい国会議員全体の納付率はどの程度なのだろう。10年以上在籍して議員年金を確保している自民党議員には未納付者が多数居るものと思われる。社会保険庁幹部は4月23日、今回の閣僚の未納問題について、「プライバシーの問題もあり、本人の了解なしに加入状況を調べるわけにはいかない」と説明しただけだったという。一部だけ公表するからプライバシー云々が言われるのである。どうせやるなら徹底してやってくれ。日本中の未納者の名前を一覧表にして社会保険庁のHPに掲載し、未納者は運転免許の更新ができないとかパスポートを取得できないとか交通違反の罰金が10倍とか、ちゃんと社会的制裁を与えてやれよ。それだけで納付率は劇的に上昇するぜ。
2004年04月24日(土) |
MBS(毎日放送)は阪神ファンに謝罪せよ! |
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オレは何気なく4月23日付の毎日新聞を見ていて、そこにあった鮮やかな黄色の広告にびっくりした。その広告にはこのようなフレーズが添えられていた。
「うちのお父さんは、阪神だけしか、楽しみがありません。」
そして、横には戯画化された醜いオッサンの絵があったのである。なんと阪神ファンを侮辱した広告だろうか。
「○○だけしか、楽しみがない」という言い回しは、通常否定的な意味でしか使われない。その例が「あいつはパチンコだけしか楽しみがない」「あいつは風俗店だけしか楽しみがない」といった例である。阪神タイガースを応援するという忍耐と克己心を必要とする崇高な行為を、パチンコや風俗店と同列にされて「○○だけしか楽しみがない」と言われるような侮辱に、真の阪神ファンを自負するオレは耐えられないのである。このような侮辱行為に対して、オレはMBS(毎日放送)に対して正式に抗議することを宣言する。
広告の中で阪神ファン代表のように描かれたオッサンの絵もセンスが悪すぎる。あんな醜い阪神ファンは甲子園球場に応援する人たちの中にはいない。なぜもっとカッコいい絵にしないんだ。あれではどう考えても阪神ファンに対する悪意があるとしか思えないのである。
それにしてもこの広告にはいかなる意味があったのだろうか。野球中継の告知などわざわざ新聞で発表する必要はないのである。野球好きな人はほっといても見るし、オレのようにわざわざ有料放送のスカパーを契約してまで見るのである。興味のない人は最初から見ない。広告によって視聴率が変わることなどあり得ないのである。出す必要のない広告をわざわざ出した理由は、その広告によって阪神ファンの人たちをおちょくってやろうという悪意があったからである。阪神ファンがきわめて特殊な集団であり、阪神を応援する以外の楽しみを持たず、ランニングシャツに縞々パンツ、禿げ上がった頭とちょびヒゲという情けない存在であると強調しているのだ。残念ながらその中でオレに該当する条件はヒゲだけだ。オレはそんな絵のオッサンよりもはるかにカッコいいと自負している。
関西在住のすべての阪神ファンに告ぐ!今後一切毎日放送ラジオ1179MHZで野球中継を聴くな!サンテレビでの放映がなくて仕方なくMBSのテレビ中継で見るときは、音声だけは他局のラジオにしろ。それが阪神ファンの意地というものである。
2004年04月23日(金) |
もう、この世に男なんていらない |
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雄の関与なしに雌の卵子だけからマウスの個体を誕生させることに、東京農大の河野友宏教授らが世界で初めて成功した。誕生した雌マウスは、かぐや姫にちなみ「かぐや」と名付けられ正常に成長、子も産んだという。一代限りの命ではなく、ちゃんと生殖能力も備えていたわけである。雌だけで子孫をつくる単為発生は、昆虫や一部の鳥では自然に起こる。しかし、マウスや人間など哺乳(ほにゅう)類では不可能とされていた。今回の成果は、雄と雌の役割など生殖の基本的メカニズムの解明につながるという。
オレはこの実験が哺乳類で成功したことに大きな期待を寄せている。つまり、人間にもこの技術が応用可能なのではないかという期待である。マウスの卵子でできたのなら、同様の方法は人間の卵子でも可能なはずだ。実験を成功させた河野教授は今回の技術を人間に応用することは無理としているが、心の中では絶対に「人間で試したい」と思っているはずである。そうなると医療倫理の問題などが浮上してきて「人間の生命をオモチャにするな」などとどこかの人権団体が騒ぎ出したりするだろうが。
子どもの欲しい独身女性の中には人工授精で見知らぬ男性の精子などをもらうよりも、純粋に自分の血だけを受け継いだ子どもが作れるのならその方がずっといいと思ってる人が多いはずだ。雄なしでの個体発生は、雌の体細胞を用いるクローン技術でも可能だが、今回のマウスは、卵子2つが合わさって誕生しており、1匹の雌の遺伝的コピーであるクローンとは異なるという。クローン羊のドリーが短命だったことを思えばこちらの技術の方が期待できる。排卵誘発剤の助けを借りれば同時に2つの卵子を自己調達するのは十分に可能だ。同性愛の女性が双方の遺伝子を受け継いだ子どもを産むことも理論的には可能なのである。
男なしでも子供が作れるようになれば、いったい男性の存在意義はどこに求めればいいのだろう。戦争を起こすのはいつも男たちである。イラク戦争の報道に触れて「この世に男なんていなければいい」と思った世の女性はきっといるはずだ。その一方で「この世に女なんかなくてもいい」と考えてる男などたぶん一人もいないと思うのである。もちろんオレもそんなこと思うはずがない。この世に美女というものが存在しなかったらオレは生きる希望を失うだろう。ああ、なんて男とは不幸な生き物なのだろうか。
2004年04月22日(木) |
どっちの牛乳がおいしいんだ? |
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スーパー店頭に2種類の「おいしい牛乳」が並んでいる。2002年春に業界首位の明治乳業が発売した「明治おいしい牛乳」と、業界2位の森永乳業が発売した「森永のおいしい牛乳」である。同名なのだが「まねた、まねない」で問題化する気配はないという。両社とも「おいしい牛乳」の商標登録を見送ったためだ。
明治は、加熱殺菌前に生乳中の酸素を減らして酸化を防ぎ、特有のにおいを除いた自信作である。同社の牛乳製品としては初めてテレビCMを展開し、2004年3月期の売上高は牛乳事業の約2割、約350億円に達するヒット商品になった。「おいしい牛乳」が売れているという情報をキャッチしたオレは、2002年夏に安値を更新した直後だった明治乳業の株を310円で2万1000株買ってその2ヶ月後に390円で売り抜けて168万稼いだのである。別の意味でも「おいしい」牛乳だったのである。
一方、「森永のおいしい牛乳」は昨年秋から関西地区で先行発売し、3月30日から全国発売された。瞬間的に殺菌処理する製法でコクと甘みを実現したという。久保純子さんが「今度は私たちがおいしい牛乳の味をジャッジする番ですね」と語りかける意味深長なテレビCMを流している。さて、この両者はいったいどちらが「おいしい牛乳」なのか。
日本ソムリエ協会認定ソムリエの杉枝美枝さんはこのように語る。「森永のほうはファーストアタックが強くて、飲み込んだあとの風味がぷつっと切れる感じ。明治は口に含んだときは優しくて舌になじむ感じですが、飲み込んだあとに蘇ってくる牛乳の風味が大変すばらしい」うーん、この文章からはどうも明治の方が一歩リードしているという感覚だが、味の好みというのは個人差が大きいのでどちらとも言えないのである。
牛乳を大量に飲むオレは、これまで値段が安いということを選択の大きな理由にしていた。しかし、飲み比べてみると確かにうまい牛乳、まずい牛乳はあるのである。水を混ぜてるとしか思えないような薄い牛乳もあるし、季節によっても味は変わるのである。各社の牛乳を目隠しして飲み比べて銘柄を当てる「利き酒」ならぬ「利き牛乳」という企画をどこかのテレビ局にぜひやってもらいたいものである。
明治と森永、これまで栄養面でしか問題にされなかった牛乳に初めて「おいしい」という感覚を取り入れたふたつの商品は、牛乳嫌いも取り込んで新たな市場拡大の可能性を秘めているのである。
2004年04月21日(水) |
アルバイトからマクドCEOに! |
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米マクドナルドは4月19日、心臓発作で急死した会長兼最高経営責任者(CEO)のジム・カンタルポ氏の後任の新CEOに、社長兼最高責任者(COO)のチャーリー・ベル氏(43歳)を昇格させる人事を発表した。ベル氏はオーストラリア出身で、同社のCEOに米国人以外が就くのは初めて。会長職にはマッケナ氏(74歳)が就き、若い新CEOを補佐することになる。
驚くべきことはこのベル氏は15歳でシドニーのマクドナルドアルバイト店員になったことからスタートしたことである。19歳で最年少の店長、27歳で現地法人の役員とトントン拍子に出世し、その手腕を米本社から認められてアジアや欧州の事業責任者を務めたという。特にBSE(牛海綿状脳症)問題で売り上げが落ち込んだ欧州事業を立て直した功績は高い評価を受けた。2003年1月にはついに社長兼COOに就任、次期トップの有力候補とされていた。前CEOの急死という突然の出来事で異例の若いCEOが誕生したのである。
オレはこのニュースを知って、まだアメリカンドリームは健在だったという感を強くした。だが、学歴もなく家柄にも恵まれない若者が、自らの努力と才覚でのし上がり、ついには頂点に立つといったことが果たして今の日本で可能だろうか。
官僚の世界でキャリアとノンキャリアの間に厳然たる差があるように、大企業でも入社する時に大きな壁がある。大卒でなければ採用してくれない企業も多いのだ。秀吉が草履取りから天下を取ったように、お茶くみ(今はこの語は差別用語らしい)やバイトから社長になれるなんてことはまず起こり得ない。それどころか今後は契約社員やアルバイトの比率が上昇し、最初から出世を期待できない雇用形態が増加するのである。ますます出世の道は狭くなってしまうのだ。
かつて日本にもジャパニーズドリームがあった。貧しい家に生まれた子供でも能力があれば奨学金を受けて公立高校から東大や京大に合格し、官僚を目指すことができたのである。今は貧しい家に生まれれば塾に通えないために受験勉強で大きなハンデを背負い、結局のところ偏差値の高い学校の生徒はほとんど裕福な家庭の子女が占めてしまっている。子どもはせいぜい親の暮らしのレベルにしか到達できないのだ。親が貧しかったらその貧しさが子どもに受け継がれて再生産されていくだけである。親がド外道ならその子も高い確率でド外道になる。腐った人間の論理しか幼い頃に学べないのは人生で最も不幸なことである。
2004年04月20日(火) |
おまえら、そんな貧乏人のわけないやろ! |
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衆議院議員の資産が4月19日、国会議員資産等公開法に基づいて公開された。今回は保有株式の額面総額が資産額に含まれなくなったこともあり、土地、建物の公開価格、預貯金などを合算した総資産額は議員一人あたり平均5182万円となった。中には資産ゼロというヤツも居て、あの学歴詐称の古賀潤一郎などはクルマ一台しか持っていないという。いくらなんでもごまかしすぎだろう。そんなに貧乏自慢したいのか。
田中真紀子の資産が3億6000万しかないなんて誰も信じないぞ。360億の間違いじゃないのか。あんたとこは新潟一の金持ちだろう。麻生太郎の4億も少なすぎるじゃないか。麻生家と言えば九州屈指の財閥のはずだ。それがたった4億だったら九州には貧乏人しかいないということになるぜ。
政治家ががっぽりため込んでることは周知のことであって、今更隠しても誰も信じないだろう。それよりもたった17億ぽっちの鳩山由紀夫が資産トップだなんて世界に恥ずかしいじゃないか。これでは日本の政治家は貧乏人しかいないと世界から舐められるだけだ。どうして本当の資産を公開して、世界に通用する金持ちだということをアピールしないのか。その程度の資産家なら作家にも漫画家にも芸能人にもいくらでもいるぞ。つんくや小室哲哉の方が政治家トップよりもはるかに金持ちということになるぞ。
オレは金持ちのくせに貧乏人のふりをするヤツが嫌いだ。まだ貧乏人が必死で見栄を張って高価なブランド品を身につけたり高級車を乗り回したりしている方が努力が感じられて微笑ましく思える。てめえら腐れ政治家が資産をごまかして公開して清貧ぶったところで、実際は国民の支払った税金という貴重なゼニをドブに捨てる無駄遣いをじゃんじゃんしてるじゃないか。数十億数百億使ってろくな役にも立たない変な施設をいっぱい造りやがってどこが清貧だ。
それともてめえらは、「国家予算が私の財布です。いくら使ってもなくなりません!」と思ってるから個人でわざわざゼニを持つ必要がないのか。ふざけるんじゃねえ。オレのようなしがない庶民でも20年以上働けばそれなりに資産を築くことができるのだ。オレの年収の何倍もの議員歳費を受け取りながら、ゼニが貯まらないわけがないだろう。それとも選挙に勝ち続けるためにはそんなにゼニがかかるのか。共産党議員なんて平均576万円しかないぞ。いったいどんな家に住んでるんだ。みんな借家住まいか。
2004年04月19日(月) |
乳首クリームの謎を解明せよ |
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100円ショップで偶然にピンクのちくびクリームという商品を見かけた。「乳首を愛らしいクリアな色に」と書いてある。それはいかなる商品なのか、オレは大いに興味を持った。
昔、嘉門達夫に「哀愁の黒乳首」という曲があって、たまたま乳首が黒く生まれついた少女が、そのことをあれこれ悩むという内容の歌詞だった。妊娠すると色素が沈着して乳首が黒くなるそうだし、遊んでる女は乳首が黒くなるという俗説もある。はじめて男性の前でハダカになったときに、黒い乳首を見た男性が女性のことを誤解するということも大いにありそうだ。そういう悩める女性たちのためにこの乳首クリームは存在するのだろう。
しかし、それはいかなる効用をもたらすものなのか。黄色い歯を白く見せる塗り薬のように、乳首の色をごまかす一種のファンデーションのようなものなのだろうか。だとしたらせっかくピンク色に見せることができたとしても、入浴したり舐められたりしたらたちまちその色は落ちてしまうはずだ。舐めたら味がするだろう。(いったいどんな味なのだろうか。)味がする以上必ずその卑怯な工作は男性にバレてしまうのではないのか。
オレはその商品を手にとってよく確かめてみた。桃の葉エキス(うるおい成分)含有と書かれている。なんだか効果がありそうだった。帰宅してからもこの「ピンクのちくびクリーム」のことが気になってネットで検索してみた。そこでオレの勘違いも明らかになった。どうやらファンデーションのように塗ってごまかすものではなかったのである。塗り続けていると本当に色が薄くなっていくらしいのだ。ネット上の掲示板の多くの人の書き込みを見る限りにおいて、たった100円のこの商品がかなり効果があることがわかった。多くの悩める女性が愛用していたのである。修学旅行までに乳首の色を薄くしたいという乙女の切実な悩みをかなえられる画期的な商品だったのだ。
しかし、オレはもう一つの疑問も持ったのである。乳首ではなくて肌の色の黒い人がこの商品を塗ったらどんどん色が薄くなるのか?顔全体に使用したらどうなるのか?たった100円である。大量に買ったとしてもたいした出費ではない。本当に効果があるのならどんどん使えばいいのである。今はプチ整形が大流行だ。それに比べれば色が変わるくらいたいしたことではない。実はオレの乳首も少し黒いのである。しかし、そんなものを買えば変態と思われそうで買いにくいのだ。誰か代わりに買ってくれ。
2004年04月18日(日) |
国民年金の時効を廃止せよ! |
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自営業者らが加入する国民年金で、支払期限後でもさかのぼって納められる2年間を過ぎて「時効」となり、徴収できなかった保険料が、公的年金制度が現在の形になった1986年度から2002年度までの17年間で約8兆1307億円にのぼることが4月16日分かった。
保険料を納めないと年金額がその分減り、無年金になる可能性もあるわけだが、江角マキコに代表される横着なヤツらの増加で保険料未納率は2002年度で37%に達している。この17年間に本来本来徴収すべきだった保険料の総額は35兆6989億円だったわけだが、実にその23%、約四分の一が時効によって徴収不能だったわけである。
時効になる額は年々増加し、2002年度の時効分は8194億円と一兆円に迫る勢いである。社会保険庁が未納者に督促状を送れば時効が停止するが、送付実績は1987〜1991年度のわずか66件しかない。本気で取り立てようとする気がないのである。「未納でも本人の年金が減るだけ」と開き直った社会保険庁は1992年度以降は督促状を送ることも止めてしまったのである。集めることにはちっとも努力しないのに、グリーンピアとかを建設して年金を無駄遣いすることにはとても熱心なのである。そりゃ誰だって稼ぐよりも使う方が大好きだが。
未納者増加が問題になってやっと今年の1月に、支払い能力がある悪質滞納者500人に督促状を送付、13年ぶりに強制徴収を再開したのだが、これはどう考えてももう遅すぎる。
さて、現在は月額1万3300円の国民年金保険料だが、一括納付という制度はないのだろうか。60歳までの分を一括で支払えばいくらか安くなるとか、将来の値上げ分を負担しなくて済むというようにすればどうなんだ。時効なんてものも廃止して、宝くじが当たったときとか競馬で大穴を当てたときに、まとめて過去の10年分を一気に払えるようにでもしたらどうなんだ。
仮に現在の金額で25年分を一括納付しても400万円もいかないんだぜ。その程度の金額でとりあえず年金が死ぬまでもらえるのだから安いもんじゃないか。それにしても時効がどうたらとか、みんなものごとをマジメに考えすぎだ。こんなもの、自分の命を対象にしたバクチとどうして割り切らないんだ。年金がもらえる前に死んだら負け、受給するまで生き延びたらとりあえずは負けなし、もしも長生きして払った年金分よりも多く取り返せれば勝ち、ただそれだけのことじゃないか。しかも国はテラ銭をピンハネするんじゃなく、税金からさらに足し前してくれるんだぜ。こんなおいしいバクチはないだろう。それともみんな年金をもらえるまで生き延びる自信がないのか。国民年金を払ってないような神経の図太いヤツほど長生きするんだぜ。
2004年04月17日(土) |
食肉の王、ついに逮捕か! |
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2001年に日本中の焼肉店をガラガラにしたあの狂牛病騒ぎの際、在庫の国産牛肉は国が買い取って焼却処分された。その時に雪印食品が輸入肉を国産と偽装して申請したことがバレて社長が逮捕されたことはまだ記憶に新しい。しかし、それよりもはるかに多くの肉をさっさと焼却して証拠を隠滅し、莫大なゼニを国から受け取った男が居た。大手食肉会社「ハンナン」などハンナングループを事実上統括する浅田満・府肉連副会長である。
彼は輸入牛肉で築いた資金力をバックに、政界、芸能界から裏社会にまで強い影響力を持つフィクサーで、暴力団など“闇の勢力”との関係も取りざたされることが多かった。太田房江大阪府知事も浅田氏の邸宅に招かれて接待を受けたことがあるそうである。週刊現代で2002年9月14日号から連載された「食肉の王」(溝口敦)では彼の経歴や疑惑に関して詳細に記述されている。この連載が好評だったこともあり、週刊現代は週刊ポストを抜いて総合週刊誌のトップに躍り出た。(売れ行き好調の理由は袋とじヌードのおかげだという説もあるが)
浅田氏は鈴木宗男とも深いつながりを持ち、宗男が使っていた国産高級車は浅田氏の会社名義だった。死者まで出したあのO157騒ぎの時も、食肉業界を守るためにカイワレをスケープゴートにしたような気がしてならないのだ。そのように政治家への影響力を駆使できるのはおそらくこの男、浅田満しかいないからである。
大阪府警は4月16日午前、府肉連の役員ら数人について詐欺容疑で取り調べを始めた。合計11人の逮捕状を用意しており順次逮捕するとみられる。府警は併せて同府堺市の府肉連事務所など関係先を家宅捜索している。大阪府警捜査2課の調べでは、浅田副会長らは共謀して2001年12月、府肉連がハンナングループの業者など26の加盟業者から集めた牛肉に輸入肉が混じっていると知りながら、すべてが国産牛肉だと偽装。業界団体の全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)に計573トンの買い上げを申請し、助成金約6億4千万円を詐取した疑いがあるという。焼却された肉のうち、熊本県の業者から仕入れた数十トン分は輸入肉だったことが大阪府警捜査二課の調べで確認されている。今回の詐欺容疑立件に至ったのはこの証拠固めができたからである。
それにしても羽曳野市内に豪邸を構え、資産数千億と言われるこの男、一度も超高額納税者番付でオレは見たことがないのだが、仮に年に100億の収入があっても数十年かかるようなそんな資産をどうやって貯めたんだ?この脱税野郎め。
2004年04月16日(金) |
ああ、阪神は本当に弱かった・・・ |
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オレが今年の阪神の行く末を案じて「「もしかして今年の阪神は弱いのか」?」という日記を書いたのは4月8日のことである。わが国には「言霊信仰」という伝統がある。不吉なことであってもうっかり言葉にしたらそれが実現してしまうという意味だ。古事記に登場するヤマトタケルが命を落としたのも自身の言葉が招いた災厄だったのである。
オレはそのような不吉な日記を書いてしまったことを今猛然と反省している。日本中の阪神ファンに心から謝罪したいと思っているくらいだ。それにしてもどうしてこんなことになっちまったんだ。オレがその日記を書いてから一週間、阪神は昨年の勢いを取り戻すことなくついに4月15日夜、2001年までの定位置であった最下位に転落したのである。
なぜこのようなことになってしまったのか。オレはついついあの肥った男のことを思い浮かべてしまう。昨年の日本シリーズで阪神の4敗のうちの2つを稼ぎ、今年も開幕3連勝の勢いを打ち砕いたあの肥った男、伊良ブーである。前半戦こそそれなりに通用したが、クセを覚えられた後半戦ではすっかり研究されて盗塁されまくりだったわけで、翌年は通用しないと多くの阪神ファンは思っていたはずだ。それなのに大幅な年俸アップ+二年契約だったのである。これでは働く意欲を失って当然だ。案の定、ろくに練習もせずに肥った身体でキャンプに現れ、流感で休み、お情けで開幕ローテーションに入れてもらったものの全く期待はずれの結果だった。野球選手と言うよりはただの肥ったブタ、伊良ブーが昨年の雪辱に燃える横浜や広島の打線に通用するわけがなかったのである。
今日の試合もスカパーでオレは最後まで観戦した。甲子園は今夜も満員だった。ガラガラの東京ドームで中日と延長戦を戦うあの球団と違って、阪神ファンはリードされた試合でも最後まで帰らずに熱い声援を送っていた。オレも必死でテレビの前にかじりついてた。しかし、9回裏、阪神の最後の攻撃は広島の永川の前にみじめにも三者連続三振で終わってしまい、その瞬間に阪神の最下位が確定したのだった。
さて、ここから阪神は復活できるのだろうか。あの肥った男はなんと自分から二軍降格、再調整を申し出たそうである。男なら年俸も返上するくらいの心意気を見せて欲しいものである。このような日記を書いているオレも心の中では「明日から連勝だ!」と密かに思っているのである。全く阪神ファンというのは懲りない存在である。
2004年04月15日(木) |
こんな無法者は即刻射殺してくれ! |
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反則金を課せられた腹いせに荒川署にトラックで突っ込んだとして、警視庁は4月14日、解体業中島加八容疑者(43歳)を殺人未遂や建造物損壊などの疑いで逮捕したと発表した。
中島容疑者はこの日の午後3時すぎ、シートベルトを着用せずに台東区内を2トントラックで走行し、交通取り締まり中の荒川署員に止められた。その際、荷台に6トンのコンクリート片を積んでいたとして、過積載の疑いで反則金の支払いを課された。2トン車に6トンとはなかなか過激である。
過積載するとまるでブレーキが効かなくなる。大学時代に園芸店でアルバイトしていたオレは、鹿沼土などを満載したトラックを運転させられて怖ろしい経験をしているのでその危険さはよくわかる。翌日には愛知県で、砂利を満載したダンプが交差点で横転し、荷台から道路にぶちまけられた砂利で対向車を押しつぶしドライバーを死亡させるという痛ましい事故が起きているのである。とにかく過積載は怖ろしいのである。他のドライバーの安全のために警察が取り締まるのも当然である。ところがこの中島容疑者は違反を認めず、カッターナイフで自分の腹を切るそぶりを見せるなど抵抗したという。そぶりだけではなくてざっくりと致命傷になるくらいに深々とやって欲しかったものである。
さて、過積載に対していったいどんな金額の反則金が課されたのかわからないのだが、まさか仕返しに警察署員をひき殺そうとするとはなんとも物騒な男である。たかだか数万の腹いせに人を殺そうとしたのなら危険きわまりない野郎だ。わずかな所持金を奪うために人を殺す路上強盗とやってることは同じだぜ。検挙から数時間後の午後7時45分ごろ、荒川署の庁舎前で警戒していた同署員めがけて中島容疑者はトラックで突っ込み、玄関ドアのガラス2枚をぶち割った。幸い署員にけがはなかった。
この「警戒していた」というのはどういう意味なんだろうか。まさか中島容疑者が「後で署に突っ込んでやるから覚えてろ!」とでも捨てぜりふを吐いて、その言葉を荒川署員が真に受けて待ち受けていたのだろうか。相手は警官を殺そうとして突っ込んできたのである。巡査はなんのために腰に拳銃を提げてるんだ。そんなときこそ発砲して無法者の脳天をぶち抜いてやるために持ってるんだろう。そこできっちり処刑しておけば、まどろっこしい裁判なんて手続きは不要だったんだぜ。この馬鹿、いずれまたムショから出てくるぜ。
2004年04月14日(水) |
西から昇ったお日様が、東へ沈むのだ! |
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小学生は地球や天体の動きについてどの程度正しい知識を持ってるのか。国立天文台の縣秀彦助教授らが行った調査の結果、子供たちのすさまじいまでの理解の乏しさが浮き彫りになったのである。
今年2月、長野市と北海道上富良野町の公立小学校の4、5年生計116人を対象に行なわれた調査で、
「地球は太陽のまわりを回っている」
「太陽は地球のまわりを回っている」」
という2つの文章から正しいものを選ばせたところ、41%が“天動説”を選んだという。また、長野市・上富良野町・広島市・東京都三鷹市の小学校4―6年生の約500人に対する調査も実施。
「日が沈む方角はどこか」
「月の形が毎日変わるのはなぜか」
という質問の答えを4つの選択肢から選ばせたところ、日没の方角を西と答えたのはわずか71%だったのである。3割の小学生は、太陽が北や南や東に沈むと答えていたのである。
月の形が変わる理由を「地球から見て月と太陽の位置関係が変わるから」と正しく答えた子供は49%に過ぎず、「月が地球のかげに入るから」(それは月食やろ!)という誤答が多く、少数だが「いろいろな形の月があるから」という解答を選んだ救いようのないアホ、いや児童もいたという。
さて、このような結果になった理由として、調査が実施された長野市や上富良野町の小学生の学力レベルが全国平均に比べて極端に低いからだということは考えられない。おそらく日本中の小学生の平均レベルがこの状況なのだろう。
調査を実施した縣助教授は「現在の学習指導要領が、目で見える事象の観察や実験を強調し、なぜそういう現象が起きるのかを考えさせる仕組みになっていないため」とわざわざ分析しているが、そんなまどろっこしい説明はいらない。なぜ「アホが増えた」とはっきり言わないのか。そして、このようなアホの増加、つまり身の回りの現象に関する理科の知識の不足は怖ろしい事故を引き起こすのである。
「まぜるな危険」と書かれた漂白剤やトイレ用洗剤で塩素中毒になるのはまだマシな方だ。酸素吸入中にタバコに火を付けて顔中火に包まれるアホや、タバコを吸いながらシンナー遊びをするアホ、「快速」と間違えて「新快速」に乗ってしまい、走行中のトイレの窓から飛び降りてホームに激突するアホ、新月の晩で月が見えないだけなのに「どうしよう、月が消えちゃった。地球滅亡の日が来たんだ。」と大騒ぎして変なカルト宗教に洗脳されてしまうアホなんてもはや処置なしである。勝手に滅亡してくれ。
2004年04月13日(火) |
大学教授、趣味はのぞき |
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植草一秀教授と言えば有名人なのである。東大卒業後、京大助教授や野村総合研究所主席エコノミストを経て、03年4月から早稲田大学大学院教授となり、テレビの報道番組のコメンテーターとしても知られている。そんな立派なお方があの田代まさしと同じレベルの犯罪で捕まってしまうのである。もう笑うしかないのである。
調べでは、植草容疑者は4月8日午後3時ごろ、JR品川駅高輪口の上りエスカレーターで、持っていた手鏡で前に立っていた都立高1年の女子高生(15歳)のスカートの中をのぞいた疑いで、警戒中の警視庁鉄道警察隊員に見つかり、現行犯逮捕されたという。植草容疑者は「申し訳なかった」と大筋で容疑を認めている。早大広報室では「教育者としてあるまじき行為であり大変遺憾。今後の捜査当局の判断を見守りたい」と話している。
さて、スカートの中をのぞくという行為がとんだ高い代償についてしまったわけだが、歌舞伎町に行けばお金を払って痴漢ごっこをさせてくれる店くらいいくらでもあるわけで、わざわざ品川駅のエスカレーターまで出張しなくてもよかったと思うのである。それくらいのゼニはしっかり稼いでるだろう。それとも早大教授は薄給なのか?道具を使ったのも不用意すぎる行為である。それは明らかな物的証拠となるからだ。昨今の女子高生のスカートの短さを思えば手鏡を使う必要すらないはずだ。狙った女子高生の斜め下方に位置取りすれば階段を上がるときに自然に見えてしまうからである。屈んでのぞき込む必要もない。そのままで見えるはずだ。
オレが思うに大阪の女子高生のスカートはおそらく日本一短いのではないだろうか。植草教授も大阪に出張して大阪環状線をぐるぐる回りながら女子高生の多い場所で駅の階段を上り下りすればよかったのである。ふだんクルマで通勤しているオレはキャリアウーマンの妹からそんなうらやましい話をしょっちゅう聞かされている。
自然に見えるモノをいくら見てもそれは犯罪ではない。むしろ見せている方が公然わいせつ罪で取り締まられるべきであろう。もっともそれを取り締まる無粋な警官がいれば、怒り狂ったサラリーマンたちに線路に突き落とされるだろう。通勤のささやかな楽しみを奪いやがって・・・と。地上に設けられた地下鉄の通風口から吹き出す風が巻き起こす一瞬のハプニングに思わずにんまりした経験は男なら誰でもあるはずだ。数年に一度しか出会えないそんな瞬間に味わえるチラリズムの快楽こそ男の美学なんだぜ。
2004年04月12日(月) |
カルトの子の悲劇をなくせ |
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自己啓発セミナーを主催する「ホームオブハート」(栃木県那須町)の2施設で幼児や児童ら5人が児童相談所に一時保護された。この施設では子どもを学校に通わせていなかった。
被害者団体が作ったホームページからの情報によれば、この組織では、元X JAPANのボーカルToshiを広告塔にして信者を集め、MASAYAこと倉渕透氏を絶対的指導者として、あらゆる観念を捨て万物に貢献するために人生の全て(それまでの人間関係、家族関係、財産、仕事など一切)を捨てなければならないと教えている。金銭に対する執着を捨てることを強要し、返済不可能なローンを借りさせ自己破産させるなど、悪質な金銭収奪も行っていたという。やっていたことはまさにカルトの王道、オウム真理教や法の華、ライフスーペースなどと同様に典型的な集金詐欺的カルト集団だったわけである。
子どもたちが就学していなかった理由というのも、無償での長時間労働を運営の基礎としており、児童も労働者として利用していたからだという。学校に行かせないというだけでまっとうな組織ではないことは明らかである。彼らが最も恐れるのは、外の世界のまともな価値観に子どもが触れて、自分たちの親の入信している組織がカルトだという事実を知ってしまうことなのだ。だから「外界の邪悪なものに触れさせたくない」などと言って閉じこめるのである。
今回の騒動に関して、Toshiは「児童虐待防止キャンペーンを利用した悪質なでっち上げ」だと反論する一方で、音楽活動を停止すると矛盾した発言をしている。自分たちが本当に正しいのなら別に音楽活動を止める必要などないじゃないか。
彼が福祉施設をチャリティーで訪問していた活動の目的は、どうやら自己啓発セミナーに参加させて自分達のカルト集団へ勧誘するためであったと思われる。そうした美談に騙されてセミナーを受講し、洗脳されて入信するために家族や子どもを捨てた人も多数いるという。このようなカルト集団から子どもたちをどうやって守ればいいのか。オレは絶望的な気持ちになるのである。外界との交流を絶たれれば、虐待の有無どころかその存在すら我々は知ることができないからだ。
オレは人一倍疑い深い人間である。ホームオブハートのHPでは、子どもたちの不登校の理由を「本人達の固い拒否によって、それを受け入れざるを得ないような状態」と書いている。岸和田の虐待母と同じような言い訳をするものである。自分たちが洗脳しておいて、よく言うぜ。
2004年04月11日(日) |
桜の森の満開の下 |
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桜の名所として知られる奈良県の吉野山は4月10日、約3万本のシロヤマザクラが満開となり、4万人の観光客でごった返したという。ふもとの「下千本」は散り始めたが、標高の高い中千本、上千本は山肌を白く染めてここ4、5日がピーク。山頂に近い奥千本はこれからが見ごろという。
花見というとカラオケでへたくそな歌をがなり立てたり、酔っぱらって桜の木の下にゲロを吐いたり、前日から新入社員が場所取りをさせられたりと実際の所ろくなことはないのだが、昔から桜は死のイメージと結びついてきたことを忘れてはならない。
坂口安吾の小説に「桜の森の満開の下」と言う作品がある。鈴鹿峠に住む山賊が旅人を襲い、男は殺し女は自分の住処に拉致していた。その山賊はなぜか満開の桜を恐れるのだった。その下にいると気が変になると言うのである。ある時男はこれまでのどの女よりも美しい女を手に入れる。その女は、男の住処にいた女たちを、最も醜い女一人を除いてすべて殺すことを命じた。やがて女は男と一緒に都に行き、そこで男は女の求めに応じて次々といろんな屋敷に忍び込んでは財宝を盗み、殺して貴人の首を集め、女は部屋に首を並べて首遊びにうち興じる。姫君の首、貴公子の首、坊主の首と女の要求する首を男は手に入れてくる。いつしか男は人を殺すことも都の暮らしもいやになってしまう。男は山に帰ることを決める。女は男に背負われて鈴鹿の坂にさしかかる。満開の桜の下、突然背負っている女が鬼になったような気がして男は女を絞め殺す。気が付くと鬼はもとの女の姿に戻っていた。あたりにはただ桜の花びらと虚空だけがはりつめているだけだった。
平家物語にはこのような一節がある。一ノ谷の合戦で平忠度は岡部忠澄に討ち取られた。忠澄が忠度の箙(えびら)に結び付けられた文を取ってみたところ、「行き暮れて木の下かげを宿とせば花や今宵のあるじならまし」(日が暮れてしまって桜の木陰を宿とするなら、花が今夜のあるじということになるだろう)という辞世の和歌があったという。死を覚悟した忠度は、自分の亡骸の上に降りかかる花びらをイメージしながらこの歌を作ったのだろうか。
最初の神風特別攻撃隊の隊名は本居宣長の「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」という歌から名付けられたという。死出の特攻に赴く若者の心象風景もまた、散っていく桜だったのだ。良寛は「散る桜残る桜も散る桜」という辞世の句を残した。
満開の桜の下の美しい散歩道は、やがて無数の毛虫が這い回り、木から落下してくるケムシロードに変貌する。皮肉だが、それも自然の営みである。
2004年04月10日(土) |
ブッシュ、おまえがイラクに行け |
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イラク復興のための活動していた日本人3人が武装勢力に誘拐された。この3人がイラク人民のために活動していたことを思えば、なんともやりきれない思いがするのだが、テロを行うときにわざとイラク人民を巻き込もうとする過激派の連中の卑劣なやり方を思えば、この事件は想定内だったという気もするのである。
そこで忘れてならないのは、そもそもこのような事態に至った原因はどこにあるかということだ。かつてアフガニスタンを支配していたタリバン(イスラム原理主義)に武器を与えたのは、侵入したソ連軍と戦わせようとしたアメリカだった。フセインが強大になったのも、イラン・イラク戦争の際にアメリカから支援を受けたことがきっかけだ。アルカイダを間接的に支援してきたのも他でもないアメリカだったのである。
年間に1万人以上が銃で撃ち殺されるような自国の治安もろくに守れない野蛮な国家が、その野蛮さや残酷さをグローバルスタンダードにするために世界に武器をばらまいた結果、このような紛争が世界で起きてきたことを忘れてはならない。
大量破壊兵器などどこにも見つからなかった今、石油利権を手に入れるためにブッシュがフセインに対して仕掛けた戦争がただの言いがかりだったことははっきりした。他人の家に侵入してめちゃめちゃに破壊し、その修理を日本のように無関係な第三国に押しつけるならず者国家の存在を世界が否定するしかないのだ。「アメリカこそが諸悪の根源である」と。戦争で犠牲になるのはいつも無辜の民である。どれほど多くの子どもや女性の血が米軍の攻撃で流されたことだろうか。
ファルージャを包囲しモスクを爆撃した今、アメリカはイスラム教徒すべてを敵に回してしまったのである。一般民衆をいくら巻き込んで殺してもそれは「虐殺」ではなく「誤爆」という名のもとに片づけられてきた。死者に補償を行うこともなかった。アメリカ人以外の人間の命をかくも軽んじてきた行為が、イラク人民の反発と抵抗を招いたのは当然である。
残念ながらブッシュには自らの行動の間違いを認めて撤退する勇気もない。紛争を終結させる手段がたった一つだけあるとすれば、それはイラク人民に、殺戮と破壊の下手人であるブッシュの身柄を引き渡すことだろう。ブッシュ一人の命と引き換えにイラクに平和が到来し、米兵の新たな犠牲をなくすことができるのならば、それはきわめて安い代償ではないか。
2004年04月09日(金) |
我が子のキンタマを切る母親 |
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生後4カ月の二男の下腹部を一部切除して重傷を負わせたとして、大阪府警捜査一課と和泉署は4月6日、傷害容疑で母親の無職田村静絵容疑者(24歳)を逮捕した。田村容疑者は「発作的にやった。安全カミソリを使った」と容疑を認めている。
母親は119番通報した際、救急隊員らに「室内で飼っている犬にかまれた」と説明していたが、診察した医師が傷の形状を見て犬のかみ傷と異なることを不審に思い、大阪府警に届けた。事情聴取に対して母親は当初「帰宅すると子供が血を流していた。だれかが侵入して襲ったのかもしれない」などと話していたが、後に容疑を認めた。
我が子を好んで人殺しにしたい親や、連続婦女暴行魔にしたい親などいない。それなのに現実にはそんな少年たちが育つ。子育ては難しい。思い通りにならない理由は、どんな子どもも一個の独立した人格を持ち、主体性を持って行動することが可能だからである。親とは、よりよく育つための手助けはできても、そのすべてを支配することなど現実には不可能なのだ。
箱入り娘に育てた娘が突然禿げたオッサンと駆け落ちしたり、童貞の少年が母親よりも年上の人妻に恋をしてしまった時、親は「そんな育て方をしたつもりはない」と嘆くだろう。しかし、人生とは不条理なモノなのだ。この世に生きる以上その不条理もまた運命として受け止めるしかないのだ。
女の子が生まれることを熱望したのに生まれてきたのが男の子だった。どうしてもその子を女の子にしたいのならば、小さい頃から女の子のおもちゃだけを与えて長い年月掛けて洗脳し、自らニューハーフになることを望むようにするしかない。もっとも思い通りに育つとは限らない。親に反発してドラえもんに出てくるジャイアンのような乱暴な子になるかも知れないのだ。間違っても睾丸を切除するなんて乱暴な方法でその夢を叶えてはならない。
我が子のキンタマを切ったこの母親は、自分の残虐な行為の理由を幼い頃の性的虐待による男性不信と主張している。彼女の男性不信は、この世に存在するすべての男性性器を消滅させなければ消えないほど強いものだったのだろうか。それでまず手始めに我が子のキンタマを切ったのか。だったらなぜその子の父親となる男性を自分の身体に受け入れたのか。そうでなければ子どもは産まれないではないか。
この世には塾に通わないというただそれだけの理由でわが子を絞殺する母親もいる。無抵抗の赤ん坊にタバコの火を押しつけるクソ野郎もいる。「おまえの子なんかに生まれて来るんじゃなかった。」虐待の末に死んだ子どもはそうして親を呪うのだろうか。でも、子どもには親は選べないし、逃げ出すこともできない。
2004年04月08日(木) |
もしかして今年の阪神は弱いのか? |
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オープン戦の最後を飾った対ヤンキース戦で阪神は打ち合いの末に勝利を収めた。その余韻もさめやらぬうちに始まったセリーグ開幕シリーズ、巨人との東京ドームでの3連戦。阪神は見事に3連勝して最高のスタートを切ったのだ。そのとき阪神ファンの誰もが「連覇」を予感したのだ。
次の対戦相手は横浜だ。軽く3連勝して甲子園に帰ってくることをオレを含めてすべての阪神ファンは確信していた。まさか、昨年22勝6敗と完全にカモにしていた横浜ベイスターズに完膚無きまでの屈辱の大敗を喫するとは誰が予想しただろうか。17−0だぜ。こんなボロ負けを喰らうとは今夜は悔しくて眠れないぜ。
それにしても、もしかしたら今年の阪神は弱いのだろうかと不安になってしまうのである。さて、なぜ連敗したのか。その理由をオレなりに分析してみた。それは、昨年活躍したメンバーではなくて、期待はずれの新戦力に拘ってることである。新外人のキンケードと、六大学のスターだった鳥谷だ。
まずキンケードだ。一割台前半の打率で、5試合でまだ2安打しかしていない。デッドボールは毎試合のように記録するが、それは清原と同じで内角球が苦手だから身体をぶつけて投げさせないようにするという戦略に思えるのである。たまにバットに当たっても力のない打球ばかりで、一軍選手のスピードについていけてないのである。とても好調の片岡を外してまで使う価値があるとは思えないのである。
ついで新人の鳥谷だ。今年期待の大型新人であるということはオレもいちおう認めよう。しかし、これまでの5試合、三振の山を築くばかりでプロの投手に完全に見下ろされているじゃないか。少なくとも3割打者の藤本を押しのけてまで出る意味が今の成績であるのか。もっと二軍で鍛えてから出るべきだろう。
ベテラン選手の中では桧山だ。昨年の日本シリーズで立ち上がりが不安定だった和田に、併殺打をあんたがプレゼントした瞬間をオレはどれほど悔しい気持ちで観ていたことか。その分を今年こそ取り返してもらおうと思っていたのに、オープン戦からの大不振をそのまま引きずって来ているじゃないか。
「慣れるまで使う」「選手の育成」なんてことを言ってる余裕はないんだ。もうとっくにペナントレースは始まっている。阪神が大敗したその夜に、落合ドラゴンズは巨人にサヨナラ勝ちしていつのまにか首位に躍り出たじゃないか。このままじゃ連覇なんて夢になっちまうぜ。どうしたら勝てるようになるんだ。いっそのこと星野監督が帰ってきてくれよ!
2004年04月07日(水) |
さよならヒステリックブルー |
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強制わいせつの罪で起訴されていたロックバンドヒステリックブルーの元メンバーである赤松直樹容疑者(24歳)を警視庁は強姦容疑で再逮捕した。本人は「間違いありません」と容疑を認めているという。
赤松容疑者は昨年11月21日午後9時ごろ、目黒区内の路上を歩いていた高校生に後ろから近づき、「騒いだらナイフで刺すぞ」などと脅して近くの駐車場で襲い、その後近くの公園に連れ込んでさらに強姦したという。1999年には紅白歌合戦にも出た彼らを覚えている人も多いはずだ。ミーハーで恥ずかしいのだがオレはヒステリックブルーのボーカル、Tamaちゃんのファンである。その昔、ヤングジャンプに連載されていた「ネコじゃないモン!」(矢野健太郎)というお気に入りの漫画があったが、その主人公に似た彼女の写真をパソコンの壁紙にしたりしていたのである。もちろんCDも何枚も所有しているし、通勤時のクルマの中で大音量で流していることも多かった。
事件以降、CDショップでは彼らのCDはすべて売り場から撤去されてしまったという。芸能人で逮捕されるような事件を起こした人間は数多くいる。覚せい剤や大麻は芸能界に愛好者も多く、捕まるのは運の悪いヤツだけだという。覚せい剤で取り調べを受けた尾崎豊は今でもカリスマ的存在だし、長渕剛は紅白にも出ている。残念なことにこのようにしばらく謹慎すれば許される程度の罪としか認識されていないのだ。
しかし強姦は意味が違う。覚せい剤や麻薬はしょせん個人的な犯罪だが、強姦は他者の尊厳を踏みにじるという点で許し難い行為だ。そのような罪を犯した人間に与えられる罰は死刑や無期懲役が相応であるとオレは思っている。女性にとってそれは心を殺されるにも等しい犯罪だからだ。
ヒステリックブルーの歌はただの甘いだけのラブソングじゃなかった。別れてしまった恋人への思いや遠距離恋愛のせつなさ、自分を見守ってくれた母親への感謝の気持ちを歌い上げるなどの素敵な曲が多かったから、オレは気に入っていたのである。CDを買い、コンサートに足を運んでくれた多くのファンにとって、まさかそのメンバーがこのような愚劣な行為をしかも常習的に行っていたとはあまりにも情けないし、裏切られた気持ちであろう。
どんなに素敵なメロディや歌詞であっても、それを作ったり演奏した人間が実はレイプ魔だったという事実は、彼らの曲が永遠に封印されてもやむを得ないという気がする。それによって不愉快な気持ちになる人が一人でもいる以上、そこに存在してはならないのだ。実際に不愉快になる人は決して一人どころではないのだから。そんなことを思って、オレはプロフィールの好きな曲から外すことにした。赤松容疑者には、一生かけて自分が傷つけた女性たちに償ってもらいたいと思う。
2004年04月06日(火) |
インサイダー取引を許すな! |
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日経平均が瞬間的だがついに1万2000円に達した。出来高も膨らみ、個人投資家も戻ってきて株式投資ブームの兆しである。しかし、誰もが儲かっているわけではない。その証拠にみんなどの株を買ったらいいのかという判断は他人任せなのである。テレビで取り上げられたらすぐに飛びつくし、週刊誌で「騰がる株」と書かれていれば買おうとするのだ。
3月24日に、NHKの「クローズアップ現代」で、『中国特需に乗り遅れるな』というタイトルで、中国での爆発的な経済成長による特需が生じ、日本製の高品質部品、部材への需要が伸びているという内容が報道された。その中で、SMKという企業が、日本でしか作れない携帯電話の部品の生産に特化し、業績を急回復させた企業として取り上げられていた。翌日、SMKの株価は前日の440円からストップ高の520円で寄りついたのである。投資家たちは中国特需というキーワードは理解しながらも、ではどの株がそれに該当するのかということがわからない。そのためにSMKに飛びついたのだと思われる。4月5日発売の週刊現代では企業再生という観点でいくつかの企業を取り上げていた。その中でも日本サーボという企業は株価が227円→600円と予測されていた。案の定、今日は240円から+80円のストップ高320円となっていた。
オレは疑ぐり深い性格なので、このような現象が起きるときっとウラがあるような気がするのである。おそらくクローズアップ現代でSMKが取り上げられるということは番組関係者は知っていたはずだ。もしもオレが放送内容を知り得る立場にあれば、借金をしてゼニをかき集めて値上がり前に買ったに違いない。そのような卑怯なことをしたヤツが絶対にいたはずである。週刊現代の特集も同じだ。記事になることを見越して値上がり前に日本サーボを買っていたヤツが居たに決まっているのである。一般読者が買おうと思ったときにはもう値上がりした後なのである。
プロ野球セリーグの開幕シリーズで阪神は巨人に3連勝した。それを受けて阪神百貨店の株価は先週の770円から一時ストップ高の870円をつけたのである。阪神ファンが阪神を応援する気持ちで買うのならまだわかる。しかし、3連勝するかどうかまではわからなかったはずだ。阪神の3連勝を事前に知りうる立場にあるのは、「この投手陣では勝てない」と確信した巨人軍関係者しかいなかったはずだ。インサイダー取引はとにかく許せないのである。
2004年04月05日(月) |
「冬のソナタ」は喜劇だったのか? |
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オレは韓国の映画は好きだ。「おばあちゃんの家」でも「8月のクリスマス」でもしっかり泣いた。だが、まだあの話題のドラマは観ていなかったのである。それがNHK総合で再放送されるということで、オレは別に絶対に観ようと思っていたわけではなかったが、たまたま土曜の深夜というオレにとって比較的自由になる時間にやってたということもあって、オレは「冬のソナタ」を見たのである。最初から爆笑だった。ただ、一昔前の青春ドラマを見ているようななつかしさも感じたのである。
まず、オレはこの登場人物たちが高校生の設定であることに驚いたのである。「おまえら、あまりにも老けすぎやろ!」と。韓国の高校生はそんなおっさんおばはんなのだろうか。どうしても20代半ばに見えてしまったのである。ヒロインのユジンは確かにかわいいし、(でも性格の悪い女チェリンの役をしている女の方が派手な顔立ちで美人だ。)チュンサンは優しそうな好青年である。どちらにしてもあんな高校生はいない。日本なら大学生の雰囲気である。韓国の高校生が大人びているのか、それとも日本の高校生がガキなのか判断に苦しむのだ。そして、なぜみんなそろいもそろってダッフルコートを着ているのか。あまりにもファッションセンスが悪すぎである。
気になったところをいくつか紹介すると、まず遅刻したユジンとチュンサンが叱られないようにこっそり塀を乗り越えていく場面だが、女の子にとってよじ登るのが困難なのはわかるにしても、せいぜい1.5メートルほどの高さである。なぜ飛び降りられずに男に甘えるのかとオレは不思議に思ったのである。夜道でユジンが酔っぱらいに絡まれて、チュンサンが助けに入って殴られてケガをするという場面ではなぜ警察が被害者の二人に対してあんなに居丈高なのかも変だった。悪いのはその酔っぱらいのおっさんだろう。チュンサンの口元の傷がすぐにきれいに消えてしまうのもあまりにも不自然である。学校にカバンを残したまま二人で授業をさぼったらおまえらの怪しい関係みんなにバレバレやんけ。日本にはそんな間抜けなカップルはおらんぞ。と思いつつも最後に一枚の写真で今後の展開を暗示しながら第一回の放映は終わったのである。
全く何の予備知識もなかっただけに最初から最後まで大笑いできた。でも本当はこのお話は涙涙の物語らしいのである。この喜劇がいったいどうなってそんな方向に行くのかとっても不思議なのである。次回の放映が楽しみである。オレはプロ野球中継以外はほとんどテレビを観ないのだが、久々にこのドラマにははまりそうである。オレの楽しみが持続するようにどうかこの先を知っている人は教えないで欲しいのである。韓国の文化や風俗を理解するためにもこのドラマをオレはしっかり見ようと思っているのである。筋が分かると興味も激減するからだ。
2004年04月04日(日) |
児童公園の遊具を守れ! |
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かつて、箱ブランコという楽しい遊具があった。オレも小さい頃よく遊んだ。勢いをるけてどんどんこぐとスリル満点なのである。しかし、この箱ブランコの下に巻き込まれて子どもが死亡するという事故が起きてからすべて使用禁止になってしまったのである。オレは遊具に欠陥があるとは思えない。明らかに使用上の問題であり、日本中に設置されたその遊具の数と遊んでいる子どもの人数から考えれば、ケガをする確率は交通事故よりもはるかに少なかったような気がするのである。他の子どもがケガするような危険な遊び方をした子どもが悪いのであり、決して遊具の責任ではないというのがオレの見解だ。
大阪府高槻市の府住宅供給公社下田部団地内にある公園で児童2人が指を切断した事故を起こしたメリーゴーランドという遊具も同様だ。誰かが故意にボルトを抜き取ったということが事故の原因であり、その遊具に欠陥があったわけではない。ハンドルを回すだけで座ってるところがグルグル回るわけだから、もしもオレがそこで遊ぶ子どもなら「マッハ10だぞ!」とか叫びながら全速力で回転させたはずである。目を回すヤツがいればなお面白がったことだろう。回転に酔って気分の悪くなる子どももいただろう。
そんな楽しい遊具がこの事件をきっかけに日本中から撤去されるのだとしたら、それは子どもの世界にとって大きな損失である。子どもというのは好奇心が強いものだ。目の前に指が入るくらいの大きさの穴があれば、ついつい入れてしまうのである。昔の子どもはその結果蜂に刺されたり蛇に噛まれたりして学習してきたのだ。つい最近も近所で遊ぶガキどもがドブの中でヒルを発見し、それを触って遊んでいたのである。オレはあわてて奪い取って捨てた。血を吸われたことがないからわからないのである。
ジャングルジムのてっぺんから落下した場合、打ち所が悪かったら死ぬこともあるだろう。滑り台を下から登ろうとして上から滑り降りてきた子どもの直撃を顔面に受ければケガをするかも知れない。大きく揺らしたブランコから飛び降りるのは場合によっては命がけだ。しかし子どもはジャングルジムが好きだし、滑り台を下から登りたがるものなのだ。児童公園から面白い遊具をどんどん撤去し、結果的に子どもを部屋の中に囲い込んでゲーム機に集中させてしまうこの動きは、任天堂やソニーといった大企業を利するだけのことである。ケガをした子どもがいたことは不幸な事件だったが、遊具には罪はない。六本木ヒルズの回転扉とは違うのである。責任があるとしたらボルトを抜き取った悪戯をした馬鹿である。
2004年04月03日(土) |
県会議長様は税金なんか踏み倒すのである |
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金持ちになる方法は二つある。一つは野球選手になったりベストセラーになる本を書いたり新興宗教の教祖になって献金を集めたりして多くのカネを稼ぐ方法である。もうひとつは払うべきカネを払わずに踏み倒すという方法である。前者は称賛を受け、後者は人間のクズと蔑まれるが、結果として金持ちになれるという点では同じである。
千葉県議の花沢三郎は県会議長まで務めた千葉県政の大ボス的存在で、年収5000万・資産7億と言われながら住民税3034万円を12年間滞納し、延滞金1億2337万の支払いを求められていたのである。それなのに「督促や請求がなかったので知らなかった」と平気で開き直れる図太いお方なのである。
花沢の子分の一人であった千葉市の大塚良光・納税管理課長(花沢県議の親類)は、なんとか親分の危機を救うために元金の3034万円の支払いを免除するという超弩級のウラワザを繰り出したのである。そうすれば延滞金も消滅するというわけだ。税の免除(処分停止)を受けられるのは収入や財産がないというビンボー人だけであって、市民から花沢御殿と呼ばれている超豪邸に住むオッサンがこんなに優遇してもらえるというのはものすごく不思議なのである。ところが悪いことはできないもので、内部告発でこの事実がバレてしまった。
千葉市はこの大塚課長を更迭で済ませようとした。3034万を花沢三郎が支払ったことで、市には損害を与えていないという理由だった。泥棒がカネを返したら泥棒じゃなくなるという論理である。ようするにもみ消したかったのである。結局大塚課長は懲戒免職に追い込まれたが、問題はこのクソ県議である。ところがこの男、よほど千葉県では実力があるようで、堂本暁子知事もこの事件に関しては口を濁すのである。「いろんな事情で払えないこともある」とかばうのである。当選直後には「県民にはきちっと税金を納めてもらいたい」と語っていた知事も、花沢三郎にはかなわないのである。県政の改革なんてこのおばはんにはできないということの証拠である。鶴岡啓一千葉市長も選挙の時に選対本部長をこの花沢にやってもらっているので頭が上がらないのである。
考えたらこの千葉県という田舎は、その昔汚職で辞めた川上知事が、ラスベガスで5億負けた浜田幸一と衆議院選挙で戦ったのだったっけ。汚職VSバクチの対決だ。そんなお国柄でまともな政治家なんているはずがないよな。知事がセクハラで辞めさせられた大阪も恥ずかしいが、千葉県民もつくづく不幸だなと同情するぜ。
滞納した住民税約3000万円を千葉市幹部職員らに不正に免除させ、同市や千葉県に損害を与えたとして、背任の罪に問われた同市緑区土気町、千葉県議花沢三郎被告(68)に対し、千葉地裁(鈴木尚久裁判官)は2004年11月16日、懲役1年6カ月(求刑懲役2年)の実刑判決を言い渡した。花沢被告は同日、東京高裁に控訴した。
鈴木裁判官は「有力議員としての権勢におぼれ、私利私欲のためには市や県の損害など一顧だにしない極めて独善的な動機で、酌量の余地はない」と強調。「千葉市の幹部職員を手足として、主体的に敢行した悪質な犯行だ」と指摘した。
判決によると、花沢被告は元千葉市納税管理課長(57)=懲戒免職=らと共謀し、2002年6月、滞納していた税について、税務システムに虚偽のデータを入力し、同市や県に損害を与えた。
(11/16 19:21)
2004年04月02日(金) |
ウイルス警報発令中! |
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帰宅してネットに接続し、自分のメールボックスを開いたら−−メールが293通届いています(未読分293通)という表示があった。いったい何事だろうか、オレの日記の反響はこんなにあったのだろうかといそいそと開いてみたら、全部添付ファイル付きの知らないアドレスからのメールだった。さっそくすべて削除することにした。そのあともじゃんじゃん届く。これではいくら削除しても追いつかないのでオレはインターネット経由のメールをすべて着信拒否にしたのである。
オレ宛に出してくれたメールが着信拒否で戻ってきたとして、どうしても緊急に連絡したい人は電話なり手紙なり別の手段を講じてくれるだろう。HPには掲示板もある。日記に付属するメールフォームからは別のメアドに届くようにしたから一安心だ。
しかし、この大量メールの原因はいったいなんだ。届いたメールの中には、オレが出したメールにウイルスが感染していたということをご丁寧にも警告してくれるどこかのプロバイダらしきところからのメールさえあるんだ。オレはそんなメールは出さんぞ。誰かがオレのメアドを騙って悪さをしてるに決まっている。とりあえず、送られてくるメールに添付されたファイルにはpifという拡張子があったので、「pif ウイルス」の二語で検索をかけてみた。するとこんな情報がわかった。
・・・・Netsky.Dはトロイの木馬型および大量メール送信型のウイルスで、トレンドマイクロによると日本、フランス、米国を中心に感染を拡げているという。システムのプロセスに常駐し、自分自身を添付したメールを送信する。特徴は、送信するメールの添付ファイルの拡張子が「.pif」となる点だ。Netsky.Dに感染すると、まずWindowsのシステムファイルに自分自身を「winlogon.exe」として作成し、レジストリを改変する。続いて、ほかのウイルス「Mydoom.A」や「Mydoom.B」「Mimail.T」「Netsky.A」「Netsky.B」に関連したレジストリの削除を試みる。次に、PC上のからメールアドレスを収集し、収集したすべてのメールアドレスに対して、独自のSMTPエンジンで自分自身のコピーを、1つのメールアドレスにつき1通ずつ送信する。・・・・
なんということだ。これではオレのメアドは当分の間使用不能だ。念のために駆除ツールでチェックしたが感染はしていなかった。メールを防ぐためにメアドを変更しようと、オレは契約しているプロバイダー(@nifty)のユーザーサポートにアクセスした。ところが古くからのnifty会員であるオレのメールアカウントは変更不能となっていた。これでは被害から逃れようがないのである。今のようなウイルスメールがうじゃうじゃ飛び交う時代に「変更不可」とはむちゃくちゃシステムなのである。これではniftyをやめるしかないのである。来客数が多くてniftyに貢献しているオレのHPもお引っ越しということになってしまうのである。別に新しいメアドを取得してしばらくそっちでメールを受け取るという方法も使えるようだ。しかし、月額210円となっていた。どうしてオレのせいではないことのためにゼニを使わないといけないのだ。
それにしてもいったいいつまでこの嵐は続くのか。オレは途方に暮れているのである。自分だけがウイルス対策できていても全くどうにもならないのである。こんなくだらんウイルスを作ったヤツは死んで欲しいのである。
2004年04月01日(木) |
しばらくキスは禁止だ |
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オレはものすごく腹が減っていたのである。職場から家まではクルマで約50分かかるのだが、あまりの空腹にオレは寄り道してタコヤキを喰うことにしたのである。悲劇はそのときに起きた。タコヤキを前歯が切断したとき、中のトローリとした熱いマグマのような部分がオレの下唇に垂れたのだ。そこであわててコップの水で冷やせば大事には至らなかったの知れないが、オレは油断していた。時間にすればわずか2、3秒だったのかも知れないが、その遅れが命取りだったのである。オレはおもむろに舌で唇のまわりをペロリと舐めながらその火傷の手当をしようと思った。舌先が触れた瞬間、下唇には激痛が走ったのである。
「やっちゃった!」
あわててコップの水で冷やしたがもう遅かった。オレの下唇には白い水ぶくれのような火傷ができてしまったのである。タコヤキを食い終えて、クルマに戻ったオレは傷ついた部分を舌で舐めながら、やっぱり冷やすべきだろうかと悩んだ。少し走ると目の前にローソンがあった。とりあえずそこでアイスクリームでも買って冷やすことを思いついた。何が一番だろうかと思って物色していると、ガリガリくんというアイスが目に付いた。これなら冷やすのにちょうどいい。オレは買ったガリガリくんをさっそく下唇の火傷に押し当てた。
ひんやりして気持ちがいい。ラジオをききながらしばらくそのまま冷やした。まわりの皮膚が凍傷になるかも知れないくらい長時間オレは冷やし続けた。ようやく痛みも和らいできたのでガリガリくんを食べ、クルマを発進させた。ラジオは阪神から近鉄に移籍した川尻の好投を伝えていたが、そんなことは今はどうでもよかった。オレの下唇の痛みは再び増してきたのである。帰ってからすぐにオレは鏡を見た。無惨な白い水ぶくれができている。手遅れとは知りつつもオレはそこに冷蔵庫の氷を押し当てた。アイスで冷やして痛みが和らいだように思えたのは、冷たさで感覚がマヒしていただけだったのだ。
今もオレの下唇はヒリヒリと痛んでいる。そこに舌で触れると激痛が走る。とても誰かと唇を接触させられるような状態ではないのである。しばらくキスは禁止なのである。なんと悲しいことだろうか。これもすべてあのタコヤキが悪いのである。なんとしてもリベンジしないといけないのである。明日もまた喰うのだ。明日はこんな失敗をしないように見事に喰いたいのだ。オレはつくづく懲りない人間である。
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