2004年05月31日(月) |
スクール水着が欲しかった男 |
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高知県警安芸署は5月29日、公立小学校に侵入し、校庭のごみ集積場の上に「学校の設備を壊されたくなかったら、女子用の体操服やスクール水着15枚を用意せよ」などと書いた脅迫文を張り付けたとして、無職、横山智之容疑者(20歳)を恐喝未遂容疑で逮捕した。2回にわたって脅迫文が張られていたことから、受け取り場所に署員が張り込み、そこにやって来た男を逮捕したのである。捕まった横山容疑者は「知らない人に頼まれて来ただけ」と容疑を否認しているという。
最初の脅迫文は5月11日に張られ、その10日後には体操服や水着の要求枚数を減らした上で「28日に取りに行く」と書いた同様の脅迫文が張られた。また脅迫文の中には「身長160センチのサイズ」と指定してあったという。5月28日の夜、水着が入ったように見せかけて置かれたダミーの袋を用意して張り込んでるところに現れたというから笑わせる。それで本当に手にはいると思っていたのなら救いようのないバカである。世の中にはこんな情けないヤツもいるのだ。
ただ、オレが恐れるのは、こういう変態野郎は自分の歪んだ欲望を実現するために凶悪犯罪をやりかねないということである。幼女を誘拐して自宅に監禁したり、騒がれたからと殺したりする行為とこの脅迫は紙一重の差でしかない。それが心配でならないのだ。
いくら医学が進歩してもバカと変態は治らない。バカはたくさん勉強すれば見かけはなんとかごまかせるようになるが、変態は一生モノである。一緒に変態プレイを楽しんでくれる人生のパートナーにうまく出会えればよいが、そのような僥倖に恵まれる変態はごくわずかであり、大多数はいつ事件を起こすかわからない状況で暮らしているのだ。
20歳の成人男性ともなれば、スクール水着ではなくて露出度の高い大人の水着に興奮しないとダメだ。もしも週刊誌のグラビアページを飾る半裸の美女たちがスクール水着ならオレは怒ってその雑誌を地面に叩き付けるだろう。いや、水着や体操着に興味を持ってることですでに変態だ。正常ならば水着ではなくてその中身にこそ興味を持たなければならないのである。もしもこの男が「学校の設備を壊されたくなかったら一番美人の先生とデートさせろ!」という脅迫状を送ってきたのなら、犯罪はやっぱり犯罪だが人間としてははるかにまともだったと思えるのである。この矯正不可能な変態、こんな微罪ならすぐに釈放されてまた事件を起こすのだろう。
しかしこの変態、わざわざ「身長160センチ」と指定したのはいったいなぜだろうか?オレの興味はそこに尽きるのである。
2004年05月30日(日) |
阪神タイガースよ、近鉄を買収しろ! |
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なかなか連勝街道ばく進というわけにはいかない今年の阪神タイガース。オレを含めてファンはやきもきしているわけだが、そんな阪神が毎年必ず優勝できるというビッグなプランをオレは思いついた。それは、年間40億円の赤字で存続が危ぶまれてるあの近鉄バファローズを阪神電鉄に無償譲渡するという案である。つまり、近鉄バファローズを阪神タイガースの実質子会社にしてしまうのだ。
このプランのいいところは、簡単にトレードが行えるということで、阪神を勝たせるためにいつでも近鉄を捨て石にできるのである。もちろん近鉄のエース岩隈には今すぐ甲子園のマウンドに立ってもらってセリーグの強打者達をビシビシ抑えてもらおう。また、阪神の若手選手は二軍戦ではなくて近鉄に所属してパリーグの試合に出場することで一軍の高いレベルの中で鍛えることができるのだ。まさに一石二鳥である。日程を調整して、大阪ドームの試合の日はできるだけ甲子園と重ならないようにすれば観客動員も期待できるだろう。
阪神グループにとって、年間40億円の赤字などたいしたことない。2004年3月決算で阪神電鉄は売上高3073億円、当期利益55億円という過去最高の利益を記録しているのである。今年も主催試合がほとんど満員で、昨年の入場者数330万人を大幅に超えることは確実だ。現在延伸工事中の阪神西大阪線が難波まで開通したら、神戸から大阪ドームへ直行する特急を走らせることもできる。そこで試合をするのが近鉄なら、せっかく延伸開業しても値打ちが半減だ。近鉄球団を吸収してこそはじめてこの延伸が意味を持つのである。
もちろんこの夢のプランに対して読売のナベツネが「球団が球団を所有するなどけしからん!」と文句をつけるだろう。だからこの作戦は隠密裏に進めないとだめだ。実質の球団オーナーが阪神電鉄であっても、匿名の投資グループや企業を名目上の所有者に仕立ててごまかさないといけないのである。アート引越センターやワコールといった関西の有力企業が買ったように見せかけて、実は阪神が実効支配しているというカラクリにすればいい。
阪神タイガースを常勝軍団にするためにはこれくらいの思い切った手を打たないとだめだ。昨年を見ればわかるように強かったら客は入るのである。毎年優勝争いをするためには、思い切った補強策も必要だ。2球団所有すれば毎年逆指名で4人の有力新人が逆指名で採れるのである。
2004年05月29日(土) |
オレのクルマは三菱車だ、悪かったな! |
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次々と三菱自動車の欠陥隠しが話題になっている。ハブの強度不足の次は、クラッチカバーが破損してドライブシャフトが折れる欠陥が明らかになった。実際にこれらの欠陥で事故が起きて死者が出てることを思えば、そんな危険な三菱車を買う人などいなくなっても仕方がない。先月は前年比20%以上の落ち込みだったという。(そのくらいで済んでるのか・・・)確かに売れ行きは落ちている。
しかし、忘れてならないのは、このオレがふだん乗り回しているクルマが他でもない三菱車であるということなのだ。オレは2000年式(8月登録)のFTOを所有している。なぜ三菱車なのか。2000年8月といえばリコール隠しが問題にされた時期である。そんな時期になぜ三菱車を購入したのか。懸命な読者の方々は、オレがその事件をネタにして法外な値引きを要求し、結果的に激安価格で手に入れたからだと推理しそうだが、残念ながらオレはそんな卑怯な人間ではない。相手の弱みにつけこんで値引きを要求するなんてことは絶対にしない。
オレが12年・21万キロも乗った愛着のある日産EXAを廃車にして、三菱FTOを購入することを決めたのは欠陥騒ぎの一ヶ月前である。新聞で欠陥隠しが報道されたのはゼニを払って納車された直後だったのだ。もしもその前ならオレは迷わず購入契約をキャンセルしただろう。ディーラーがキャンセルに難色を示したとしても「いらんもんはいらんのじゃ!」と突っぱねていただろう。
うっかり購入してしまったオレのような不幸なユーザーに対して、三菱自動車は最大限の誠意を示してきた。36ヶ月後の最初の車検までの六ヶ月ごとの点検がすべて無料だったのだ。オイル交換やワイパーブレード交換も無料だった。そういうわけでオレはとりあえずそのまま乗り続けることになったのである。
もうすぐ4年になる今、すでにわがFTOは5万キロあまりを走った。今のところ何か欠陥がありそうな気配はない。パンクしたことはあるがそれは釘を踏んづけたせいだし、運転席側パワーウィンドウの音がやや大きいのは一度車上荒らしにガラスをぶち割られてからだ。少なくともそれらは欠陥とは言えない。排気ガスに少し刺激臭があるのは買ったときからだ。
しかし、重大な欠陥が明らかになった時は、オレはもう死んでいるかも知れないのである。エンジンが火を噴いて一瞬のうちに焼け死んでしまってるかも知れないのだ。この日記を読んでくださってる方へのお願いだ。もしもオレがクルマの欠陥故に命を落とすようなことがあれば、そのときはどうかオレの仇を討ってくれ。死んだらここで文句を言うこともできないからなぁ。
2004年05月28日(金) |
北朝鮮のハッカー部隊に気をつけろ! |
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韓国軍の情報部門、機務司令部の宋泳勤(ソン・ヨングン)司令官は5月27日、ソウルでの講演で「北朝鮮が金正日総書記の指示で精鋭を集め(コンピューターに不正侵入する)ハッカー部隊をつくり、韓国の国家機関、研究機関を対象に情報収集している」と明らかにした。関係者の説明によると、北朝鮮は軍事大学の卒業生の中から優秀な人材を選んでコンピューター関連科目を集中教育。その後、人民武力省偵察局傘下のハッカー部隊に配属されるという。 この部隊はインターネットを通じて韓国の国家機関などが保有する機密を盗んだりサイトを破壊したりするのが任務。部隊の情報収集能力は高く、韓国軍は最近、専門部署を新設して情報保護体制を強めているという。
北朝鮮もなかなかやるじゃないか。まだ56Kのモデムしか使えないインターネット後進国だとオレはこの閉ざされた国を誤解していたのだが、実態はそうでもなかったらしい。しかし、考えたら国家が総力をあげて精巧な偽ドル札スーパーKを作り(「万景峰号」で日本から運ばれた偽ドル札識別機でその精度が確認されているらしい。)大量の覚せい剤を輸出しているのである。サイバーテロくらいそれに比べたらたいしたことないのだ。
平和ボケしている日本と違って、北朝鮮は今でも戦時体制なのである。密入国した工作員たちは在日米軍基地や自衛隊、原子力発電所や新幹線など有事の際の破壊工作の対象にする場所の調査結果を北朝鮮に報告し、それを朝鮮労働党の機関誌、労働新聞に掲載しているのだ。「日本を火の海にしてやる」とはっきり機関誌に書いているのである。日本にはミサイルを向けていないと金正日は語ったそうだが、オレはそんなことこれっぽっちも信じてないのだ。自国の勝利のために敵国の住民を軍事目的で拉致することは、彼らの基準ではちっとも犯罪ではない。快適な生活を保障し、子どもを大学にまで行かせてあげたのに何を文句言ってるんだというのが、北朝鮮の言い分なのかも知れない。
相手が犯罪と思っていない行為を責め立てても、議論はすれ違うばかりなのである。捕まえられた痴漢が「気持ちよくしてやったのにどうして怒ってるんだ」と開き直ってるのと同じである。そんな国に交渉のために乗り込むのである。小泉もいざとなったら金正日と短刀で刺し違えるくらいの覚悟で行くべきだったのだ。あんな態度では舐められて当然なのである。
2004年05月27日(木) |
この外道を売り飛ばしてください |
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大阪市内のホストクラブ経営者らが店の飲食代金を支払えなくなった少女を売春目的で強制的に別の飲食店で働かせていた疑いが強まり、兵庫県警少年課と生田署などは5月26日、児童買春・児童ポルノ法違反(人身売買)の疑いで、ホストクラブ経営、穴井隆寛被告(28歳)=大麻取締法違反罪などで公判中=と、元飲食店経営、吉宮義則容疑者(39歳)を逮捕した。
調べによると、穴井容疑者は平成15年10月、自分の経営するホストクラブで代金が払えなくなった当時15歳と16歳の兵庫県在住の少女二人を売春目的で働かせようと計画し、吉宮容疑者に二人を一人50万円で売り飛ばしたという。他にも同様の手口で売り飛ばされた少女は多数いるのだろう。
オレは女からゼニを搾り取ろうとする男はこの世で最低の男たちだと思っている。(逆にバカな男を騙してゼニを巻き上げるしたたかな女たちに関しては称賛したい。)女をただの金づるとしか思わず、まるで奴隷のように金銭で売買するようなヤツらこそその命を売り買いされる憂き目に遭うべきである。連中にもっともふさわしい罰の与え方は、奴隷制度がまだ存在した過去の時代にタイムマシンで送り込むことだが、まだ現在の科学技術では不可能なのが残念である。
銀座や北新地の高級クラブでは客のゼニを一気に吐き出させるのではなく、その客が遊びに使えそうな金額を考えてできるだけ細く長く遊んでいってもらうのがホステスの技術だそうだ。ろくな話題も持たず頭も悪そうなホストたちにそんな高度なテクニックが存在するわけもなく、一気に有り金全部ぼったくって借金漬けにするしかやり方を知らないのだろう。やってることはまるで強盗である。もっともそれに気づかないでひっかかってしまう若い女たちも相当のバカであることは間違いない。
中にはスカウト役の男がナンパするふりをして女性に近づき、何回かデートした後で「実はホストクラブで働いてるんだ。一度だけでいいし、安くしといたげるから店に遊びにおいで」と周到に誘うこともあるらしい。それだって、デートしている間に相手の本性を見破れなかった時点で女の負けだ。
わざわざ多くの男の中からカスを選んで関わるということは、そのために発生するあらゆるリスクを背負うということでもある。道を歩いていて犬のウンコが落ちていれば避けるのが当たり前。わざとウンコを踏んづけた結果、靴だけでなく身体まで汚れちまうのは自己責任かも知れないぜ。
2004年05月26日(水) |
「世界の中心〜」をアホとさけぶ! |
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映画「世界の中心で愛をさけぶ」は究極の駄作である。こんな映画が多くの観客を動員するなんてことになれば、良い映画を作ろうとしている心ある人たちはやる気を失ってしまうに違いない。たまたま手に入った5月中有効の株主優待券を使って観たオレの率直な感想である。なぜ駄作なのか、それはこの映画にリアリティが全く感じられないからである。
小説とは基本的に究極のウソ話なんだからいくらでも絶世の美女を登場させられる。しかし映像はごまかせない。だからこそ細部を丁寧に作る必要があるのだ。まず、主人公の高校生時代を演じる俳優がカッコ悪すぎる。いくら田舎の高校で他に相手がいないといっても、ヒロインの長澤まさみが恋人に選ぶにはあまりにも不釣り合いだ。学園のマドンナのような美女がそんなブ男と付き合うなんてことは許されないのである。どうしてその男を選んだのか、恋愛における大事な要素がすっぽりと抜け落ちているのだ。
二人の最初のお泊まりデートが廃墟のようなホテル跡というのもムードなさすぎだ。あれなら原チャリでラブホに乗り付ける方がマシである。白血病が発病してからもおかしすぎる。白血病で髪がすっかり抜け落ちたヒロインは坊主頭になる。しかし眉毛はそのままというのは明らかに変だ。眉毛も抜けるのである。ガラス越しに婚姻届の用紙を見せる場面があるが、男の年齢が18歳に足りないからせっかく出しても受理されないぞ。おまえら法律を知ってるのか。おまけに隔離されている無菌室から連れ出したら普通は医師や看護婦に見つかるだろう。高松から飛行機で成田に移動して、そこからオーストラリアに飛ぼうとしたわけだが、その旅行の費用、しかも二人分が普通の高校生に出せるのか。
その直後にヒロインが死ぬ。ヒロインを病気で死なせることでとりあえず「泣かせる」映画には仕立てられたわけである。十数年の歳月が流れ、不思議な縁で失われたはずの最後の恋人の肉声が届く。恋人の遺志を叶えるために、主人公は世界の中心であるオーストラリアのウルルに向かう。しかし途中でクルマが故障しウルルを遠望できる丘の上で骨を撒く。世界の中心を目の前にしながら、その前で骨を撒いてしまってどうするんだ。最後に故人の遺志を裏切った形でこの作品は終わる。それなのになぜか、オレの周囲の観客はみな感動の涙を流していたのである。
こんなひどい話なんてないはずだ。映画に失望した人が原作はもっとまともだろうと思って本を買う。実はこの駄作にはそんな戦略が隠されていたのである。
2004年05月25日(火) |
おフランスの空港ビルは崩れるざんす |
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5月23日午前7時(日本時間午後2時)頃、パリのシャルル・ドゴール空港で、搭乗口に延びるだ円形の通路が長さ約30メートルにわたり崩壊、5人が死亡し、3人以上がケガを負った。設計ミスの可能性もあり、仏捜査当局は、業務上過失致死傷の疑いなどで捜査を始めた。この高さ20メートルの通路はガラスに覆われた近代建築。崩壊部分は鉄骨がアメのように折れ曲がり、付近にはガラスが飛び散っていたという。テロの可能性はなく、自然に崩壊したものである。
空港はパリから北東約25キロにあって、年間3700万人が利用している。事故の原因が設計上のミスかそれとも手抜き工事によるものか、フランス政府による本格的な原因調査が始まった。目撃者などの話によると、屋根が崩壊する直前に音がして屋根がひび割れ、コンクリート部分からほこりが吹き出していたという。
この通路がある建物は大量の光が入るよう無数のガラスがはめ込まれたドーム型で、斬新なデザインが特色。完成は2005年初めごろの予定で、超大型機エアバスA380の運航に対応できるよう設計されていた。専門家は「設計ミスよりも、指定された材料を使用しなかったか、工事に手抜きがあった可能性が高い」と指摘している。
さて、日本では地震でもない限り公共の建築物が突如崩れ落ちるなんてことはない。デパートの床が抜けたり競技場のスタンドが崩れたりなんてことは決してない。せいぜいディスコの大シャンデリアが頭上に落ちてくるくらいである。もちろん日本でも手抜き工事はあるのだろう。しかし、その手抜きは「地震でもない限り壊れない程度」の手抜き工事なのだ。その点なかなか良心的であるとも言える。仁義をわきまえた盗人である。
ところが海外からのニュースでは建物が突如ぶっ壊れる報道がよくある。韓国でも以前にデパートの床が抜けた事故があった。きっと手抜き工事の技術がまだ未熟なのだろう。それにしても空港ビルが突如崩壊するなんてあまりにも技術がお粗末すぎる。時速270キロのTGVを走らせている国とは思えないのだ。しかし、このドゴール空港と言えば、空港職員がせっせと日本人旅行者の荷物を盗んでいた空港なのである。(その事件が発覚したときに公式に抗議した政治家はいない)君子危うきに近寄らずだ。ヨーロッパ旅行の際はフランクフルトやロンドン、ヘルシンキなどを経由して、間違ってもドゴール空港には降りないことだ。到着した飛行機は、崩れ残った他の通路に横付けされるのである。同じ設計なのでいつ崩れるかわからないのである。
2004年05月24日(月) |
阪神タイガースは間違いなく優勝する! |
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今年の阪神にはなぜか昨年の勢いがなかった。開幕シリーズこそ巨人に3連勝したものの、その後横浜に3連敗した時、オレはなんとなく不吉なものを感じたのである。もしかしたら阪神は弱いのではないか・・・と。確かに阪神は抑え投手が打たれたり、エース井川が勝てなかったりとふがいない戦いを続けた。一時はストップ高した阪神百貨店株も開幕前の水準に値下がりしてしまった。
そんなはずはない。阪神はもっと強いはずだ。甲子園球場は連日5万3000人のファンで超満員を続けている。主催ゲーム20試合で観客動員は100万人を超えた。これは優勝した昨年よりも3試合も早いペースである。混戦とはいえ首位には違いないのである。ところが、1.5ゲーム差で迎えた巨人との首位攻防の3連戦の初戦を、阪神はエース井川が打たれて落としたのである。「ああ、今年もこのまま巨人に逆転されちまうのか」阪神ファンのオレでさえもそんな暗澹たる気分になった。ゲーム差は0.5にまで縮まった。あとひとつ負ければ首位から陥落してしまう・・・
しかし、そこから阪神は粘った。5月22日(土)、阪神は今季巨人戦ですでに3勝している福原を先発させた。いきなり小久保に3ランを打たれてしまったものの、堀内監督が好投の上原を突如代えてくれるという神のご加護に助けられて逆転、そのまま逃げ切った。3連戦での勝ち越しを賭けた5月23日日曜日、阪神の先発は絶好調の藪ではなくて下柳だった。下柳のヘロヘロ球で巨人打線が抑えられるわけがない。オレは開始直後にテレビの前で負けを確信したのである。先頭打者の仁志は軽々とレフト前にヒットした。
ところが、それからヘロヘロ球は面白いように低めに決まり、巨人の強打者たちのバットは次々と空を切った。なんと下柳は7回に小久保にソロホームランを打たれるまで0点に抑えたのだ。2−1で逃げ切れるかと思った9回表、巨人は小久保の2点本塁打で逆転、しかし阪神は9回裏2死から今岡が打って同点に追いつき、巨人は10回表に元木のホームランで突き放し、今度こそ負けたと思ったが阪神は延長10回裏2死から赤星がサヨナラ三塁打で逆転勝ちした。終盤は息もつかせぬ展開だった。
サヨナラ打を打った赤星はもみくちゃにされ、パンツを脱がされそうになっていた。オレもテレビの前で「ぐあぁぁぁぁぁ!」と雄叫びをあげていたのである。こんな劇的なことが起こるということは、やっぱり今年の阪神には勝利の女神がついてるのだ。今年も連覇目指してまっしぐらだ。今週は天敵のようになっている横浜退治だ。阪神百貨店株も今買うならまだまだ安いぜ。オレと一緒に儲けようぜ。
2004年05月23日(日) |
身代金750億円、家族5人帰還 |
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年金問題の回避と近づく参院選のための宣伝というただそれだけのために突如北朝鮮に行くことを思いたった行きあたりばったりの男、小泉純一郎。人道支援という名の25万トンのコメ支援、経済制裁をしない約束、1000万ドル相当の医薬品の支援と引き換えに家族5人を帰国させたのだが、日本人拉致という犯罪の結果がこれほど大きな利益を北朝鮮にもたらすとは金正日も思わなかっただろう。
これではまたカネ目当てに日本人が拉致されそうである。覚せい剤を工作船や万景峰号で運んでヤクザに売りさばくよりももっとお手軽にゼニになるのだ。しかもこれは覚せい剤や偽札作りに絡んだブラックマネーではなくて、全く合法的な利益なのである。もう金正日は笑いが止まらないのである。
政府はこのコメ25万トンをおそらく全農(JA)を通じて買い上げると思われるが、その買い入れ価格を仮に10キロあたり3000円とすれば(そんな安いのはディスカウント店で売られてるまずいコメしかないのだが)25万トンは実に750億円になってしまうのである。おそらく日本中で買い集めることになるのだろうが、それだけのゼニをばらまけば参院選での農村票もしっかり確保できる。こんな卑怯なカラクリに気づいてる国民はどれだけいるだろうか。
考えればあの鈴木宗男も北朝鮮へのコメ支援をごり押しして税金を使いまくり農村にゼニをばらまいた一人だったのだ。納税者の一人として、オレはこんなことを絶対に認めたくないのである。支援するコメはタダで集めた廃棄寸前の古古古古米でいいのである。どうしても新米にしたいのなら、値段の安いタイ米を国内価格の1/10で仕入れて、それで人道支援すればいいのだ。
日本人拉致は許し難い犯罪だ。支援との引き換えに返してやるということなら日本外交の敗北である。本人も家族も無条件で日本に帰国させ、その上で拉致事件の命令者である金正日の引き渡しを日本政府は要求すべきだ。この男は日本の刑務所にぶち込むべきである。日本人拉致はあくまで日本国内で行われた犯罪であり、その罪は実行者ではなくて命令者にあるからだ。
また、今回の訪朝用になぜ政府専用機を二機も飛ばしたのか。全員の帰国が成功してもたった8人である。小泉純一郎が乗り込む専用機一機についでに乗せればよかったのである。そういうのを税金の無駄遣いというのだ。一機余分に運行するだけでどれだけ経費が掛かってるのか。とにかく、今回の小泉の気まぐれで失われたゼニはとてつもない巨額なのだ。小泉純一郎、おまえは全く救いようのないバカである。
2004年05月22日(土) |
のぞき見は人間の本性である! |
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政治家の国民年金の納付状況がどうしてバレるのか?それは興味本位に見ている職員が週刊誌にどんどん暴露しちゃうからである。しかし、そののぞき見のおかげで国民は真実を知ることができるし、政治家はズルができないわけで、オレはこういうのぞき見はOKだと思っている。
江角マキコの個人データだって、もしもオレが社会保険庁の職員ならば、そして名前と先年月日を入力するだけで簡単に納付状況を閲覧できるのならば、やっぱり見てしまうような気がするのである。だってオレは基本的に野次馬根性丸出しの情けないオッサンだからだ。
見てしまったら必ず友人にメールすると思うのである。「あのCMに出てる女優、実は自分が納めてないんやで!」実際に複数の職員がデータを閲覧していたわけで、社会保険庁にはオレみたいな人間が複数いたということである。社会保険庁は5月12日付で内部規定を改正し、業務目的以外で個人データを閲覧することを禁止した。これでのぞき見ができないことになったのである。しかしオレが知りたいのはのぞき見をした場合にどんな罰が科せられるのかということである。盗み見した情報を売り飛ばすことによって得られる利益と天秤に掛けて、ペナルティの方が軽かったら結局その行為はなくならないだろう。免職になるくらいの罰でないと効果はなさそうだ。
ところが、その閲覧が故意にではなく、間違えて名前や生年月日を入力したものがたまたま表示されてしまった場合はどうなるのだろうか。オレはおっちょこちょいなのでよくキーボードで入力する文字を間違える。小泉順一郎と入れるつもりが小泉純一郎とうっかり誤変換することはよくあることだ。人間が作業をする以上、そういうミスは防げないのである。そんなので懲戒免職と言われても困るのである。
坂口力厚労相は「興味本位であちらを見る、こちらを見るといったことがあってはいけない」と述べている。エラい人たちの秘密が、そういう形で下々の連中にバレたら困るのだ。特に政治家の情報はバレては困るのである。何しろ選挙に影響するからだ。検索すればたちどころに政治家の秘密を暴ける必殺の武器が、政治家によって使用を禁止されるのはなんとも不合理である。実際の所、未納付がバレて国民に顔向けできないのは政治家くらいで、他の国民の多くはそんなことはたいした恥ではないと思っているはずだ。そんなにまでして政治家の秘密を守りたいのか。
2004年05月21日(金) |
脱税車両をバンバン取り締まれ! |
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今年も自動車税の納入の時期が来た。毎年のことなので忘れないが、我が家は普通車二台を所有しているために合計7万4000円も払わないといけないのである。ところが世間にいるのはオレのようにきちっと払っている善良な市民だけではないのだ。大阪府は全国ワーストの滞納額を誇っていて、2002年度の滞納額は66億円(16万件)もあるという。
その滞納を減らそうと、大阪府は「目標6億円」(たった10分の1しかとれないのか?)と掲げて、悪質な滞納者にはクルマを差し押さえて売却するなどの方法に出るらしい。お役所仕事はこれだから困るのである。そんな悠長なことをしているからいつまでも脱税野郎は減らないのだ。
大阪の場合は特に払わないヤツらは計画的犯行なのである。車検切れまで乗ってそのまま捨てるようなクルマの税金など初めから払う気持ちがないというのが連中の本音だ。売却されても、もともとタダ同然のクルマなので痛くもかゆくもないのである。なぜ警察と連携してしっかりと取り立てないのか。役所は役所、警察は警察という縦割り行政の弊害がここにある。脱税車両の取り締まりを警察に代行してもらって、取り立てた金額の10%を謝礼に警察に支払うなどの方法にすれば、警察も堂々と裏ガネが作れて偽名領収書など使わなくてもよくなるぜ。大阪府も滞納額を一掃できるじゃないか。
税金を払ってないクルマはナンバープレートですぐに分かる。飲酒運転の取り締まりみたいに道路で検問を行って、見つけたらその場で車両を没収し、ドライバーにはそこから歩いて帰ってもらえばいいのだ。きちっと納税するまでそのクルマは返さなかったらいいのである。取り締まり中にヤクザの金融屋が借金のカタに取り上げたクルマとか、車台番号を張り替えた盗難車などもきっと見つかるだろう。だったら一石二鳥である。クルマは没収、ドライバーはそのまま逮捕してしまえよ。実に簡単なことじゃないか。
クルマを維持するにはとにかくゼニが掛かる。自動車税だけではなくて任意保険の掛け金も払わないといけないし、タイヤは減ってくるし乗れば乗っただけガソリンを喰う。その負担に耐えられるものだけがクルマに乗るという贅沢を味わえるのだ。脱税車両を取り締まるついでに運転のへたくそなヤツらもどんどん取り締まってくれ。道ばたの歩行者に突っ込んだり、歩道を突っ走って通園中の幼児をなぎ倒したり、中央分離帯に激突したりと免許を持ってることが不思議なヤツらが多すぎる。
2004年05月20日(木) |
オレたちは虫けらじゃない! |
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コロンビアの山中ではコカインの原料となるコカの栽培が盛んである。この地で古くから栽培されてきた伝統作物だからだ。しかし、その最大の買い手はアメリカである。大量の麻薬中毒者にとってここから供給されるコカインは必需品であり、痩せた土地では他の商品作物に切り替えることは困難だった。
麻薬対策に頭を痛めたアメリカがとった最終的な手段は、除草剤を空中散布してコカ畑を壊滅させることだった。除草剤の霧はアマゾンの源流にあたる森や谷を侵し、多くの生き物を殺した。2000年には4万3000ヘクタールだった除草剤散布面積は2002年には13万ヘクタールとなった。しかし、実際にはコカイン畑だけを狙って散布するのではなく、住民の頭上に除草剤がまかれ、深刻な健康被害をもたらしてきたのだ。
生きた人間の上に毒をまく、このような残虐なことが許されていいのか。アメリカ国民をコカイン汚染から守るという大義名分の元に、コロンビアの山中では人間が虫けら扱いされる。考えたらコカインを買う麻薬中毒のアメリカ人のために、わざわざ栽培してあげているのである。いらなければ買わなかったらそれで済むことである。麻薬の蔓延を防げないのは、作っている側のコロンビアの責任ではなくてアメリカの社会問題である。そんな常識がなぜ通用しないのか。
なぜアメリカ社会の退廃という病理を放置したままで「コカ畑をなくせば中毒者を立ち直らせることができる」と勘違いしてるのだろう。社会が変わらない限り、仮にコカインを撲滅したとしても他の麻薬がはびこるだけのこと。アメリカ大統領という世界一の馬鹿にはそんな単純な理屈がわからないのである。いや、もしかしたら全米で莫大な費用をかけて麻薬撲滅教育を行うよりも、コロンビアで森も住民もコカ畑も一緒くたにして除草剤を空中散布した方がはるかに安上がりだと計算しているのかも知れない。住民が死んだところで、その命の値段はアメリカ人と比べればタダみたいなものだろうから。
先住民族の代表は語っている。「我々はコカ葉畑の95%を他の作物に変えたのに、いまだに我々の頭上に除草剤がまかれている。約束だった種や肥料もほとんど届かない」そんな約束、アメリカが果たすわけがないだろう。住民の頭の上から除草剤をまくとき、そこに住むのが人間だなんてこれっぽっちも思っちゃいない。広島長崎に原爆を落とした時だってそうだったように。この残虐行為に比べりゃイラク人虐待なんて全くかわいいもんだぜ。ただ裸にしておちょくるだけじゃないか。
2004年05月19日(水) |
ジャスコの息子、岡田克也の野望 |
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土壇場での小沢氏の辞退などで迷走した末に、結局民主党代表は岡田克也幹事長が選出されることになった。新幹事長には旧自由党幹事長の藤井裕久が指名され、藤井氏は受諾した。5月19日から他の執行部人事に着手するが、起用にあたっては、国民年金について「国会議員になって以降」かつ「加入が義務化された86年4月以降」に未納・未加入がないことを条件とすることを明らかにしたという。なんともお粗末な話である。
多くの国民にとっては当たり前のことが、国会議員には当たり前じゃなかったのである。たとえは悪いが、万引きなんか普通の人はやらないが、「えっ? これくらいみんなやったことあるんじゃないんですか。」「子どもの頃の万引きは犯罪じゃありませんよ。」などと情けない言い訳をしているのが、この国の国会議員のレベルだったのだ。
岡田氏は就任後の記者会見では、今夏の参院選での目標議席を「自民党を上回る議席」と表明した。そんな八百長選挙のことなどどうでもいい。オレが気になるのはこの岡田克也がジャスコの息子であるということだ。父親が名誉会長、実兄がイオングループ社長である彼が、自分の身内を利するような政策を実行しないわけがないのである。それはズバリ言うと消費税の値上げである。自民党の中には財源不足を消費税の引き上げで一気に打開したいと思っている連中がかなり多い。
小泉首相は「自分の任期中は税率は上げない」と言ってるが、それは裏返せば小泉が総理をやめればすぐに値上げするということである。野党は全力でそれを阻止して欲しいところだが、その野党第一党のトップに岡田克也が座るということは、与党も野党も消費税の税率引き上げを望むということになってしまい、もはや引き上げは避けられないのである。5%が7%になり10%になり15%になるのはたぶん10年先くらいのことだろう。
小売業界が消費税のおかげで儲かっているいわゆる「益税」は莫大なものである。税率アップすればこの益税もそれだけ膨らむのだ。最終的に課税する伝票方式ではなくて、帳簿上で課税する方式をとった日本のシステムは、この制度的欠陥を永久に解消できないのである。ジャスコの息子である岡田克也なら、小売業界の利益を考えて行動するに決まっているのである。そんな金持ちが絶対に庶民の味方であるはずがないのだ。さて、彼は自分の野望を実現するためにどんな手を使ってくるのだろうか。
2004年05月18日(火) |
パトカーは時速309キロなのだ! |
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イタリア政府はこのたびランボルギーニ・ガヤルドを新たな警察車両に加えると発表した。おしゃれなデザインで知られる高級車のボディーは警察用に青と白で塗装され、青い点滅灯をつけて高速道路を疾走することになる。通常は2000万円近くで販売されるガヤルドだが、警察組織発足から152周年の記念にランボルギーニ社から1台寄贈されることになり、そのままパトカーとして使用されることになったのである。
このスーパーカー・パトカーは南部ナポリ近郊のサレルノから、長靴形のつま先にあるレッジョ・カラブリア間の高速道路に配備される。ヨーロッパでも一番運転が荒っぽいと言われるイタリア南部は、日本で言うと大阪南部の泉州地方のようなものである。今回配備される高速道路は年間交通事故が最も多いため、このパトカーには医療設備も搭載され、移動しながら移植用臓器や血漿の運搬が期待されているという。
しかし、あの狭いコックピットにどんなふうにそれらの設備を詰め込むのだろうか。イタリア警察では「交通事故の死亡者が移植用に臓器提供できる場合、これまでより速やかに現場に到着できる」とコメントしている。どうやら事故現場にいち早く駆けつけて、即死状態の人から使えそうな臓器を迅速に持ち去るために威力を発揮しそうである。これではパトカーではなくてただの臓器ハンターである。
かつて日本にも西部警察というものがドラマの中にだけ存在し、カッコいい警察車両を次々と登場させて視聴者を楽しませてくれたものである。残念ながら今の警察は暴走族に完全に舐められっぱなしで、原付に乗った高校生にまで交番襲撃される始末である。追われているバカが事故を起こすのを恐れて深追いしないので、違反をしても簡単に逃げ切れてしまうのだ。こんなことでは悪質なドライバーが野放しになってしまう。ここはなんとしても暴走を阻止しなければならない。警察の威信を取り戻すためにはまず立派なパトカーの配備からである。
業績回復した日産自動車はフェアレディZを高速道路のパトロール用に100台ほど提供すべきだ。トヨタはアリストを出せ。三菱も欠陥隠しのお詫びにランサーエボリューションを無償提供すればよい。ホンダもまだいちおう細々と造っていたNSXの存在をアピールするいい機会である。マツダはRX8を出すんだ。観音開きの後ろ扉は単独で開けられないので、犯人護送用にはピッタリなのである。
2004年05月17日(月) |
大丈夫か?2010年ワールドカップ |
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国際サッカー連盟(FIFA)は5月15日、2010年ワールドカップの開催国に南アフリカを選んだ。アフリカ大陸でワールドカップが開催されるのは初めてである。ワールドカップをどの国で開催するかはFIFA内での激しい権力争いに常に左右されてきた。欧州とブラジルの対立のおかげで2002年は日本と韓国の共同開催という結果になったわけだが、2006年にアフリカ開催を実現できなかったブラッター会長が提案した「大陸持ち回り」という妙案が今回の南アフリカ開催につながったのである。
南アフリカでアパルトヘイト政策が撤廃され、民主化が実現して10年たったわけだが、この国では民主化=犯罪の自由化だったのである。裕福な白人階級が次々と襲われ、武装強盗に郊外の農場主が襲撃されて殺される事件も頻発した。そのため白人はどんどん国外脱出してしまい、後に残ったのは不景気と大量の失業者だったのである。そのためますます治安は悪化した。南アフリカの首都ヨハネスブルグの治安は今や世界最悪と言われているのだ。警官ですら入ることを恐れる無法地帯もあるという。道を歩いていると10分以内に必ず路上強盗に遭うのだとか。そんな国でワールドカップを行ったとして、果たして選手や観客の安全が守れるのか。
また、人口の25%、実に4人に1人がエイズ感染者というハイリスクな土地に世界から多数の観客が押し寄せることがどれほど危険なことかと、オレは心配してしまうのだ。処女とセックスしたらエイズが治るというとんでもない迷信があって、そのために年端もいかない若い女性が次々とレイプされているという、まさにこの世の地獄なのである。
ワールドカップを観るためにやってくる大量の観光客は、飢えたライオンの前に投げられた肉片でしかない。かといって観客が少なかったら危険も減少するが大会収入も減ってしまうのだ。いずれにせよ開催国を南アフリカにしたことがそもそもの間違いなのである。日本人選手の安全を思えば、極端だがオレは予選落ちした方がいいとまで思ってしまうのだ。
「仕事も食べ物もない国に、ワールドカップが希望をもたらす。大きな自信を持ち帰りたい。」と南アフリカ招致委員会のジョルダーン最高責任者は語ったという。確かにあんたたちは大きな自信を持ち帰るだろうが、オレは選手たちが世界にHIVウイルスを持ち帰らないかと心配でならないのである。
2004年05月16日(日) |
ティッシュ業界の陰謀を許すな! |
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独身男性の必需品と言えばやっぱりティッシュペーパーである。オレがまだ高校生だった頃のような昔はまだまだ高価で、5箱で298円なんて安売りはなく、一箱単位で売られていた記憶がある。
大学生になって京都で暮らすようになり、その必需品を購入することになった時、銀行のキャッシュコーナーにポケットティッシュがよく置かれてることに気が付いた。預金者であるオレは当然の権利としてそいつを持ち去った。中でも富士銀行出町支店は特に気前が良くて、箱入り(通常の半分の厚さ)のティッシュが積まれていたのである。一週間のうちに何度も出かけては補充される時間を確認し、その時間を見計らって一度に数箱持ち帰った。
そういうわけでオレは京都で暮らした大学生活の四年間、ティッシュペーパーをほとんど買う必要がなかったのだ。その時に染みついた習性なのだろうか。今でも駅でサラ金屋が配っているポケットティッシュは必ず受け取ることにしている。
さて、このティッシュペーパーだが、数年前から箱をスリム化して薄くしたものが登場した。枚数が同じなら収納時にスペースを取らない方がいい。しかし、いつのまにか箱が薄いだけではなく中身も少ないものが混じるようになった。内容量が200組入りじゃなくて150組入りなのだ。うっかり安さに釣られて買ってしまってから中身が少ないことに気が付く。298円(200組入り)と248円(150組入り)を比較した場合、一組あたりの値段は前者が1.49円で後者が1.65円と、後者の方がかなり高くつくのである。最近はこの150組入りのティッシュがかなり目立つのだ。
また、一枚一枚のティッシュペーパーも薄くなった気がする。そのせいか、鼻をかんだときに手が鼻水で汚れてしまうのだ。薄すぎてきちっと鼻水の水分を吸収できないのである。そんなことでは独身男性の最大の用途も十分に満たせないのである。少し濡れるだけですぐに破れて張り付いてしまうようでは欠陥商品である。外箱を薄くして、その薄い箱に消費者を慣らしてからさりげなく中身を減らすというこの陰謀に我々は気づいていただろうか。製紙業界がそろって仕掛けてきたこの卑怯な陥穽に対し、オレたちせこい消費者は断固として立ち向かわなければならない。
とりあえず今すぐできることは、150組入りティッシュを間違って買わないようにすること。薄くて役立たずのティッシュを見つければ、鼻水で手が汚れたという苦情の手紙を会社に送りつけることだ。独身男性よ、立ち上がれ!
2004年05月15日(土) |
踏切ではねられたのは電車のせいだ! |
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2002年4月、前橋市江田町のJR上越線井野―新前橋間にある「第二江田踏切」を自転車で横断中の中学1年の少年が電車にはねられて死亡した。YAHOOの地図検索で確かめたところ、現場の線路は見通しのよさそうな直線部分だった。遮断機も警報機もない小さな踏切だったが、小、中学生の通過も多かったという。
はねられた少年の両親はJR東日本に対して逸失利益など8300万円の損害賠償を求めて訴訟を起こし、前橋地裁の東條宏裁判長は5月14日、約1365万円の支払いを命じる判決を下した。安全確認をしないで線路に入った少年にも過失があったということで、過失相殺で賠償額は減額されたが、判決はJR東日本側に責任を求めるものだった。
オレはたいへん不思議に思ったのだが、電車というのは通過時にかなり大きな音と振動を伴うはずである。間近に迫る電車の轟音を聞きながら悠然とその前を電車スレスレに横切るだけの蛮勇はオレにはない。はねられた少年が自転車に乗っていてその音と振動に気づかなかったのはなぜだろう。裁判はそのことを明らかにしたのだろうか。
少年に聴覚障害があったのならそのような踏切は利用すべきではないし、もしもヘッドホンでウォークマンを聴きながら自転車に乗っていたせいで電車の音が聞こえなかったのなら、はねられた側に重大な過失があったわけでJR東日本には落ち度はない。また、通学路にそんな危険な箇所が存在することを知っていたはずの学校はなんの注意も生徒に与えていなかったのだろうか。通行禁止まではしなくても、十分な注意はしておくべきだっただろう。絶対に自転車で踏切に飛び込んではならないとか。
一時停止せずに猛スピードのまま踏切に突っ込む行為は自殺と同じである。交通量の多い幹線道路にいきなり飛び出すのと同じだからだ。息子を失った親の嘆きはよくわかる。殺されたのに何の賠償もとれないのは理不尽だと思うのだろう。しかし、息子は決して「殺された」のではなく、自らの不注意で死地に飛び込んだのである。それに対して賠償を払わされることにJR東日本が同意できないで控訴するのも当然だろう。
それでも少年の両親が賠償金を求めるならば、JR東日本の側は事故の処理に掛かった費用をきっちりと請求すべきだし、一人一人の乗客はダイヤの乱れが生じたことによって自分が受けた迷惑に対して個別に訴訟を起こすべきである。その総額は数億円にのぼるだろう。
2004年05月14日(金) |
大仏の鼻くそとはナイスだぜ |
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奈良の大仏にちなんで名づけられた菓子「大仏さまの鼻くそ」の商標登録が、「耐え難い」と憤る東大寺の異議申し立てを受け、なんと昨年8月に登録を取り消されていたことがわかった。
この「鼻くそ」は直径7センチの球形で、米菓子を固めて黒砂糖で包んである。奈良県大和郡山市の業者が3年前に1個350円で売り出し、2002年9月に商標登録していた。奈良県内の土産物屋では大人気で、売り上げに大きく貢献している。「ありがたい」と床の間に飾るお客様もいたという。そんなドル箱の商品だから、商標登録が抹消されてからもずっと販売は継続中なのである。
東大寺側は「大仏は信仰の対象。良心に照らして販売をやめて欲しい」と不快感を示している。そんな冗談で名付けたお菓子に対して抗議するとは全く大人げない話である。奈良にはもっと過激なネーミングのお菓子もある。修学旅行で奈良に行ったことのある人なら知っていると思うが、その名もズバリ「鹿のふん」である。奈良公園の至るところに落ちていて、うっかり踏んづけると悲惨なことになるあの恐怖の物体「鹿のふん」に似せた色と形の豆菓子なのだ。ピーナツ味とチョコ味があって、どちらかというとチョコ味の方がおいしい。そのおいしい食べ物にあえて「糞(ふん)」とつけてしまうそのむちゃくちゃさに比べれば、「鼻くそ」くらいなんでもないと思えるのである。ウンコの汚さや臭さに比べれば鼻くそなんて実にかわいいもんだ。それに、子どもの頃に鼻くそを食べたことのある子どもも多いはずである。
たかが「鼻くそ」と名付けたくらいでこんなにケチをつけられるのなら、いっそのこともっと寺をおちょくった名前を付けてやればいいのである。理髪店では「大仏パンチパーマ」を名物にすればいい。ゲームセンターのUFOキャッチャーには大仏のぬいぐるみを入れればいい。ミネラルウォーターは「大仏さまのよだれ」、SMグッズなら「大仏さまの愛のムチ」でどうだ。きっとどれもバカ売れするぜ。奈良県の観光産業に大きな貢献をすること間違いなしだ。
極めつけは原材料費をとことん抑えて売れれば売れるほど莫大な利益を生み出すお菓子を一品創作することだ。材料費10円のものが1000円くらいで売れるようなモノを作ればいいのである。その場合、名前はこれしかないだろう。その名も「坊主まるもうけ」だ。どうだ、まいったか。
2004年05月13日(木) |
愛犬を糖尿病にする飼い主 |
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糖尿病のスピッツ犬(メス、当時9歳)が治療ミスで死んだとして、飼い主の夫妻が、東京都大田区の動物病院の院長と当時の担当獣医師2人の計3人に438万円余の損害賠償を求めた訴訟の判決が5月10日、東京地裁であった。福田剛久裁判長は「必要なインスリンの投与療法をしなかった」と述べ、院長と獣医師1人に慰謝料60万円を含む計80万円余の支払いを命じた。
最近ペット医療過誤訴訟の賠償額が高額化しているが、慰謝料だけで60万円を認めたのは過去に例がないという。このスピッツは2002年12月下旬に嘔吐(おうと)などの症状が出て、翌日、同病院に入院したが、糖尿病が進行して2003年1月3日に転院先で死んだ。
夫妻によればこのスピッツは、結婚10周年を機に飼い始めたものであり、10年近く子どものようにかわいがってきた「かけがえのない存在」であったということで、今回高額の慰謝料が認められたのである。訴えられた動物病院の院長は、「医療方法は経験上、適切だったと思っている」とコメントしたそうだ。
さて、普通の飼い方をしていて犬は糖尿病になるのだろうか。人間がそうであるように美食と運動不足がその病気につながったということではないのだろうか。人間が喰うような贅沢なものを食べさせながらろくに運動も散歩もさせず・・・ということが糖尿病になった原因ならば、飼い主にも落ち度はあるような気がするのである。入院してから短期間で死亡したということは、運ばれたときにはすでに手遅れだったということであり、なぜその状態になるまで飼い主が気が付かなかったのかという疑問も湧くのだ。
子どものようにかわいがっていたのなら、少なくとも犬の体調も手に取るように理解していたはずだ。犬のウンコの色や形、オシッコの量や匂いだって飼い主は常に把握していないといけない。変化があればすぐにわかるように観察しておかないといけない。。ちゃんとタカラのバウリンガルを装着していれば犬語もわかる。犬語を理解してあげるのは飼い主の大事な義務だ。
しかし、ペットの治療が手遅れになってしまうのも無理はない。自分の症状を言葉で説明可能な人間でさえも、健康管理を怠って手遅れになってから病院に運ばれることが多いのだ。酒の飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎというリスクの大きい生活をしていて、実際に病気が重くなってもなかなか医師にかからず、倒れてからはじめてガンの末期で手遅れだとわかったりする。死んでしまってから今度は遺族が「適切な医療を受けられれば助かった」と訴訟を起こすこともあるし、それで医師が敗訴することだってある。医療は万能ではないのだ。中には医療ミスもあるかも知れないが、やはり健康を管理するのは自分だ。死んでからではもう遅いのである。
2004年05月12日(水) |
「民族浄化」っていったい何だ? |
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スーダン西部で続く政府軍と反政府勢力との内戦で、政府軍の支援を受けたアラブ人民兵によるアフリカ系住民の組織的な虐殺やレイプが続発している。国連人権調査団の報告書によれば、焼き討ちなどで130万人が家を失い、11万の難民が隣接するチャド東部へ流入しているという。
アラブ人民兵は「ジャンジャウィード」と呼ばれる武装した遊牧民で、馬やラクダに乗って黒人住民が住む村々を襲撃し、家を焼いたり財産や家畜を略奪しているという。国連難民高等弁務官事務所のリノ・ボーディン現地副代表は「組織的な民族浄化が行われている」と述べて国際社会の支援を訴えた。
この「民族浄化」とは、複数の民族集団が共存する地域において一つの(通常は多数派の)民族集団が他の少数民族集団を同化・強制移住、また大量虐殺によって抑圧する行為のことで、エスニック-クレンジング( Ethnic Cleansing )の訳語である。この言葉が最初に用いられたのは1990年代前半のボスニア内戦で、侵略者とされたセルビアを非難するための語としてアメリカの広告会社が造語したものであり、その後メディアを通じて広く用いられるようになった。巧妙にヨーロッパの世論を味方に付けたこの情報戦略はやがてNATO軍による「コソボ空爆」へとつながっていくのである。
リノ・ボーディン副代表は「スーダン西部の状況は世界最悪、多数の難民が水も食べ物もない状態でチャドに逃げ込んでいる。民兵の襲撃を恐れ、帰りたくないとチャドへの定住を求めている。」と語っている。アラブ人民兵はチャド領内へも越境攻撃しているため、難民キャンプは国境から50キロ以上離れた場所に設置されている。
さて、確かにアラブ人民兵によるアフリカ系住民への残虐行為は許されるべきではない。しかし、最初にこの「反政府ゲリラ」に武器を与えたのは誰なんだ?この不毛の殺し合いでいったい誰が得をするのか。武器を売って儲けている国はいったいどこなんだ。そして、他の民族を根絶やしにする行為がなぜ「浄化」なんだ。罪のない多くの命を奪い、てめえらの腐ったタネをレイプによってまき散らすことは「汚化」以外の何ものでもないだろう。ナチスによるユダヤ人虐殺という人類史上最悪の犯罪を経験していながら、人間は歴史から何も学んでいないのである。武器を輸出する人々の国はいつも安全で快適だ。今この瞬間にどこかで多くの血が流されていることに誰も気づいていない。
2004年05月11日(火) |
ウソ八百の体験談にだまされたバカ |
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毎日新聞でこんな冗談のような謝罪広告を見つけた。
謹告
当社は、不当景品類および不当表示防止法第六条第一項の規定に基づく公正取引委員会の排除命令に従い、「風水五鯉躍財布」という財布の取引に関し、一般消費者の誤認を排除するために、次の通り公示致します。当社は、平成十五年五月ころから同年六月ころまでの間に配布した新聞折り込みチラシにおいて、掲載された写真及び体験談について、当該商品を使用したとされるすべての者が実際に金運上昇の効果があったかのような表示、当該商品を使用したすべての者が実際に金運上昇する効果を実感したという調査結果があるかのような表示、かつ、当該商品について中華人民共和国の著名な科学者による実験が行われたかのような表示を行いましたが、これらはいずれも事実と異なるものであり、実際のものより著しく優良であると一般消費者に誤認されるものでした。当社の広告に関する表示におきまして、一般消費者の皆様に対し、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
平成十六年五月七日
東京都新宿区百人町一丁目十五番八号
株式会社 フジアートグループ
代表取締役 前田貴広
内容を簡単に説明すると、我が社は「風水五鯉躍財布」を買ったすべての人に金運上昇効果があると広告に書きましたが、それは全部ウソでした。誤解を招いてすみません・・・とただそれだけだ。
このフジアートグループという会社が通販で扱ってる商品はどれもうさんくさいものばかりなのである。指にはめてるだけでやせられる奇跡のダイエットリングとか、米粒に自分の名前を書いてペンダントにしたライスチャームとか、要するに科学的効果のない子供だましのものばかりである。広告にはさまざまな体験談が登場する。その誇張された内容を読めば、それらがみんなホラ話であることはすぐにわかるのである。信じる者は足元をすくわれるのである。
財布を買ったからいきなり金運上昇なんてあり得ない話で、財布の中のゼニの総量は出て行くゼニと入ってくるゼニによって決まるのであり、どんな財布を使ってるかとは全く関係ないのである。バカなヤツに限って金運なんてものをあてにして、働いてゼニを稼ぐのではなくてギャンブルや宝くじで当てることを夢想している。そんなヤツらは一生ゼニなど貯まらないのである。そんなバカどもをターゲットにしたのがこの「風水五鯉躍財布」だったわけで、別にまっとうな人間がひっかかって大金をだまし取られたわけではなく、バカのフトコロから詐欺師のフトコロにゼニが所在を変えただけの話である。
しかし、この会社、ちゃんと新聞に謝罪広告を打つということは、まだまだこの種の商売をあきらめていないのだ。詐欺そのもののビジネスをしておきながら、「広告が不適切だった」と言い訳しているのである。さて、次はどんな商品でバカをだましてくれるのだろうかな。楽しみで折り込み広告から目が離せないのである。
2004年05月10日(月) |
政府はついに関空を見放したのだ! |
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関西国際空港の2期事業(4000mの新滑走路を建設)について、国は5月8日、2007年の運用開始を目指している新滑走路と関連施設の建設を先送りにする方針を固めた。新空港島の造成は完了させるが、施設整備費は計上しないという。
2005年に神戸空港の開港を控えていること、伊丹(旧大阪国際)空港の方が実際には利用者に便利で人気があるため関西国際空港の利用者は増える見込みがない今、二期工事を急ぐ必要はないと判断されたのである。中部国際空港も開港して航空需要がさらに分散してしまえばますます関空二期工事の必要性はなくなる。
現空港島のさらに沖合に埋め立てられたこの広大な空港島は、このままでは1兆円も掛けたただの空き地になるのだ。なんともバカバカしい話である。その空き地造成事業は大阪府や大阪市という地元の借金まみれ自治体によって熱烈に支持されてきたのである。貧乏人がさらに無理して借金を重ねて破滅していく姿は全く見ていられないのである。いったいこの巨額の無駄遣いに関して誰が責任を負うのか。
関空が開業したら伊丹空港は廃止されるとオレはてっきり思っていたのである。地元自治体は伊丹空港の騒音被害に対する迷惑料を年間300億円も受け取っていた。その迷惑施設を移転させることは長年の悲願だったはずだ。空港のおかげでクーラーがタダでつけてもらえたり電気代まで払ってもらえてラッキーと喜んでいる馬鹿はごく一部で、大多数の住民は静かな環境を望んでいたはずである。それなのに今、伊丹空港廃止論はどこからも出てこないのである。あの土地を全部売り飛ばせば関空の造成費はたちまち捻出できてさらにおつりが来たはずだ。
別の土地に家を建てて引っ越すときに前の家を売り飛ばすのは庶民にとって当たり前のことである。家族の数が変わらないのに二軒の家は不要だ。伊丹を廃止する予定がないのなら、はじめから関空は作らなければよかったのだ。しかもその新しい家は建設途中で未完成のまま放置されるのである。二階建ての一階だけ造ってそこで家族の一部が暮らしているようなものである。もとの家には家族がまだ残っている。さらにもう一箇所、神戸に部屋を借りる予定もある。いったい何を考えているのか。
馬鹿ばかりの政府もゼニがなければ馬鹿を続けられない。ついに国は関空への支援を打ち切る方向で動き出したのだ。さて、完成してしまったあの広大な空き地はどうなるんだろう。30年くらい経ってから使おうとしたらもう地盤沈下で海に沈んでなくなっていたりして。今の空港島もすでに相当沈んでるようだが。
2004年05月09日(日) |
今、一番もうかるビジネスは何か? |
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最近賃貸住宅がらみのトラブルをよく聞く。退去時に「家が汚れてる」などとケチを付けて家主が敷金を返してくれないことが多いらしい。なぜそんなトラブルが発生するかというと、首都圏でも関西エリアでも空き室率が上昇していて、家主の方も資金繰りが苦しくなっていて、預かったはずの敷金もすでに使ってしまったから返せないのである。
少し前なら完成前に完売していたマンションが、今は供給過剰のために大幅値引きが当たり前となった。家賃に月15万も払うくらいなら月8万のローンを払って新築マンションに入る方がはるかに得なのである。関西エリアの人気のない路線(例えば近鉄南大阪線)沿いの中古マンションは、駅前でも築10年を過ぎれば1000万を割っている状況だ。買いたたけば500万以下でも買えるのだ。そういう物件を安く仕入れて、元が安いからそのまま安く賃貸に回せばすぐに借り手がつく。
例えば駅前再開発で建てられ、都市基盤整備公団が家賃13万で貸している3LDKの物件が、中古価格ではなんと950万で売りに出されている。その価格で購入して同じ家賃で賃貸に出せば年利率16%の収益をあげることになる。半額の家賃、つまり3LDKが6万5000円という激安価格で貸しても年8%、REITや外貨預金よりもはるかに高い収益が上げられるのだ。ローンを払えなくなって競売に掛けられるマンションは無数にある。それをどんどん安く仕入れて安く貸すことができるのだ。そうなると高い家賃で貸している家主は入居者を失ってますます苦しくなってしまい、しまいには手持ちの物件を手放すしかなくなる。ここでも安く買い叩けるのである。
関西では毎年10%ずつ地価が下落している。不動産をたくさん所有している者にとっては財産が毎年一割ずつ目減りしているようなものである。自分が居住しているのえない限り、少しでも高く売れるうちに手放したいと誰もが思っているはずだ。バブルの頃に億ションだった物件が今中古で3000万円台で買えたりするくらいだ。
礼金という名の闇所得を借り手からふんだくり、難癖をつけて敷金を返さない悪徳家主が未だに横行している中で、中古マンションを安く仕入れて賃貸住宅の価格破壊を行い、良心的なビジネスを展開すればたちまちビジネスを拡大できるだろう。阿漕な商売をしている連中はおそらくヤクザを使っていやがらせしてくるだろうが、それは同時に彼らを自滅に追い込むことでもある。さあ、安い物件を見つけて今日から君も賃貸マンションのオーナーだ。
2004年05月08日(土) |
どうだ、オレは国民年金ゴールドだぜ! |
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福田官房長官も年金未払いなら、菅直人も息子の源太郎と親子そろって未払い、共産党の議員の中にも不払い、未払い知事も次々登場、庶民の味方で福祉問題に力を入れていたはずの西川きよしも未払い。江角マキコにはじまった未払い狩りはついに行き着くところまできた感がある。ここまで来たらとことんやってくれ。芸能人も作家も漫画家もソープ嬢も、みんなみんな暴露しまくってくれ。
なぜか払っていない連中の言い訳はみんなそろって「制度が複雑でわかりにくい!」なんだ。制度作りに関わってるはずの政治家や監督官庁のトップである厚生大臣までがこんな言い訳をしているのである。もはや抜本的改革しかないのである。それは現在の任意加入ではなくて強制加入への切り替えである。共済、厚生、国民と3種類ある年金それぞれのイメージカラーを決めて、たとえば共済は青、厚生は緑、国民は赤というふうにして、運転免許証やパスポートにはどこかにその色が表示されるようにすればいい。未払い者はそれらを発行してもらえないことにする。クレジットカードや銀行の預金通帳、携帯電話の購入など、あらゆる場面で年金手帳の提示を義務づければいい。一年くらいの周知徹底の期間を設ければ十分可能だろう。
自営業者にはタダみたいな掛け金の国民年金しかないのを貧乏人用(レッド)、金持ち用(シルバー)、スーパーリッチ用(ゴールド)の三本立てにすればいいのだ。「オレは国民年金ゴールドだぜ!」と自慢したがる馬鹿、いや金持ちもきっとたくさん出てくるだろう。日本人には見栄っ張りが多いのである。貧乏人の証拠である国民年金レッドのイメージカラーが身分証明を必要とするあらゆるモノに表示されるのをいやがって、わざわざ高い掛け金を希望する人が増えるはずだ。さすがにレッドでベンツに乗るのは図々しすぎるのである。そうして払ってない人が「非国民」と蔑まれてどんどん差別されるような世の中を作るしかないのである。貧乏で払えない者には免除届けを出させ、それ以外の未払い者は名前を公表して公開督促すればいい。
社会保険庁は督促車を繰り出して、家の前で「とっとと払いやがれ」とマイクでがなり立てろ。年金未払いの家とベタベタ張り紙をしろ。今回のこの騒ぎのおかげで国民に義務ばかり押しつけて自分はその義務を果たさないクソ政治家多数の存在が明らかになった。その先鞭をつけてくれたという意味で、江角マキコには国民栄誉賞をあげてもいいくらいである。
2004年05月07日(金) |
あなたのパソコンは狙われている その2 |
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インターネットエクスプローラーが元通りになって、ホームページの閲覧が可能になったことでオレはすっかり問題は解決したと思っていた。念のためにSPYBOTというフリーウェアでスパイウェアの除去も行った。オレのトラブルはウイルスではなくてスパイウェアのせいだと教えられたからである。15匹も侵入されていたが無事に駆除を終えた。
しかし、もっと怖ろしいトラブルがオレを見舞ったのである。書き終えた日記を更新しようと「登録」ボタンを押したときに突如インターネットエクスプローラーにエラーが発生して終了してしまったのである。なんということだ。オレはもう一度一太郎を起動して、そこに保存してあった文書ファイルの中から日記の下書きの文書をコピーして、もう一度「登録」ボタンを押した。やはりエラーが発生して書き込めなかった。なぜだ?
巡回先の掲示板には書き込み可能なので、どうやらすべての書き込みが不可のわけではない。とりあえずオレは、ネット接続可能な別のパソコンを使って昨夜の分の日記を登録した。しかし、翌日からもオレは日記を更新しないといけないのである。今発生している異常の原因を究明して、対策を立てないといけないのだ。メインマシンで日記の更新ができないと困るのだ。
オレはとりあえず他のブラウザを使って書き込みが可能かどうかを確認してみた。雑誌の付録のCDの中にオペラとネットスケープがあったのでそれをパソコンにインストールしてみた。日記ページを閲覧し、更新ボタンを押すとちゃんと更新される。全く問題なかった。どうやらインターネットエクスプローラーだけの問題のようである。HDD内の怪しいファイルを削除したこと、スパイウエアを除去したこと。このいずれかのせいでインターネットエクスプローラーに不具合が生じているのである。オレは頭を抱えた。
しかしオレはここでWINDOWS/XPにシステムの復元という機能が存在したことを思い出した。正常に動いていた時まで戻ればいいのである。さっそくオレはその機能を用いて5月4日の時点までシステムを遡らせた。パソコンは自分を取り戻すのにかなり時間が掛かるようだった。作業が終了すると、さっきインストールしたばかりのオペラもネットスケープもSPYBOTもなくなっていた。試しにインターネットエクスプローラを起動し、日記の更新ボタンを押してみた。エラーは発生せず、ちゃんと更新は完了した。やったぁ!SPYBOTをインストールし直し、もう一度スパイウェアを完全に除去してみた。それでも日記はちゃんと更新可能だった。オレがそうしてすべての作業を終えたとき、時間は深夜2時だった。やっと眠れたのである。
2004年05月06日(木) |
あなたのパソコンは狙われている |
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休日の昼間、ちょっときれいなお姉さんたちの写真のあるページを閲覧した後でパソコンの前を離れたオレは、戻ってきてから愕然とした。画面いっぱいにワイセツな画像がいくつも開いていたのである。
オレはあわてて開いている窓を閉じるために右上の×印をクリックした。それからもう一度インターネットエクスプローラーを起動させたところ、またしてもアダルトな画面になってしまったのである。これはインターネットエクスプローラーのホームページが書き換えられてしまったせいだ。オレはツール→インターネットオプションと開いてホームページのところがC:¥WINDOWS¥SECURE.html と書き換えられていたことを確認し、そこに改めてhttp://www.yahoo.co.jp と入れ直して下のOKをクリックした。しかし、もう一度起動するとまた変な画面になってしまう。ツール→インターネットオプションと開くと、ホームページのところがまた C:¥WINDOWS¥SECURE.html に戻ってしまってるのだ。
どうすればいいのか。このおかしな現象を食い止めるためには、関係しているファイルを削除するしかない。オレはマイコンピュータを開き、CドライブのWINDOWSフォルダの中にあるこのSECURE.html というファイルを発見して削除した。それからそのフォルダ内を検索したところ、5月5日というタイムスタンプの怪しい実行ファイルが2個存在した。 dl.exe と dlm.exe の二つである。念のために msconfig を実行してシステム構成ユーティリティを確かめたところ、この二つがスタートアップに登録されていたことがわかった。
さっそくスタートアップのチェックを外して常駐を解除した上でHDDからそのファイルを削除した。いったんパソコンの電源を落として再起動してからもう一度インターネットエクスプローラーを起動させたところ、ホームページに指定されていたSECURE.htmlが削除されたのでエラーメッセージが出た。いったんホームページを既定値に戻してから改めて設定し直して現状復帰に成功したのであった。
ネットで検索してみたところ、オレと同じトラブルに見舞われた人はかなりいたようである。考えればウイルスバスターの使用期限が切れてからは、シマンテックの無料ウイルスチェックにしか頼っていないという状況だった。このようなことに遭遇すると、やっぱりパソコンの安全管理にはゼニを使わないといけないかなとも思うのである。とにかく無事でよかったのである。
2004年05月05日(水) |
コアラ2万匹、虐殺計画進行中! |
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面積はわずか4350平方キロ、山梨県よりも狭いオーストラリア南部のカンガルー島でコアラが大繁殖し、「生態系を守るために銃で2万匹を駆除すべきだ」との声が高まっている。
この島にはもともとコアラはいなかった。毛皮目的のコアラ猟で南オーストラリア州のコアラがほぼ絶滅した1920年代、南東部のビクトリア州から持ち込まれた18匹が、島のコアラの先祖だ。コアラは一夫多妻制で3、4歳以上の雌のコアラは年に1匹の割合で出産する。天敵がおらず、保護策がとられたカンガルー島で、コアラの雄はせっせと子作りに励んだ。1996年には生息数約5000匹に増加していたのだが、それから8年でさらに増え、今や2万2000〜3万2000匹に達したと推測されている。
コアラはユーカリの葉しか食べない。狭い面積の島で大量のコアラが今その限られたユーカリを食い尽くそうとしているのだ。もしもこのままユーカリが絶滅してしまったら、食べ物がなくなったコアラは一斉に餓死することになってしまう。観光客目当ての保護政策でコアラだけが爆発的に増えたことで、島の生態系は今や大きな危機にさらされているのである。州政府はこれまで、不妊手術や移住などの対策を取ってきたが、時間と費用がかかる割にはさほど効果は上がらなかった。不妊手術中に死んだコアラもいるという。
クインズランド大学のヒュー・ポッシンハム教授は、ライフルによる2万匹駆除が「最も人道的だ」と言い切る。単なる虐殺のどこが人道的なんだ。ふざけるなよ。おまえたちの先祖はかつてタスマニア島民を人間狩りの標的にしてハンティングを楽しんでいたんだが、200年経ってもちっとも進歩していないんだな。
オレはこのような問題の時につくづく思うのだが、なぜ「増えすぎたコアラを食用に」という発想がないのだろうか。誰かコアラを食べてその味を試してみたヤツはいないのか。コアラ料理が美味ということになればそれが観光資源にもなるだろう。まさに一石二鳥じゃないか。「かわいいから喰えない?」まさかそれ、本気で言ってるのか。
韓国の犬料理を批判したり、日本人がクジラやイルカを喰うことを非難したりする一方で、動物を単なる間引きのために虐殺するのは正当だとするおまえたちの文化の方がよほど狂ってるぜ。人間は生きているだけで他の多くの生き物を犠牲にしている。牛や豚や鶏など、他の生き物の生命を奪う行為は、「食用」故に許されるのである。喰うつもりがないのなら絶対に殺すな。それが命を尊重するということだ。
2004年05月04日(火) |
大リーガーのくせに卑怯だぞ! |
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大リーグ・パドレスの大塚晶則投手が活躍している。5月1日のメッツ戦の三番手で登板して1回無失点に抑え、クローザーのホフマンにつないで6連勝に貢献した。これで12試合連続無失点ということになり、投げるごとに注目が高まっている。
しかし、この大塚の投球に対して、メッツのハウ監督が不正投球だと抗議してなんとこの試合は提訴試合となった。8回から登板した大塚が、5番スペンサーに第1球を投じた瞬間にハウ監督はベンチを飛び出した。「オオツカの投げ方はおかしい」。走者無しでもセットポジションで投げる大塚は、足を上げると同時に、顔の高さに上げたグラブから1度ボールを持った右手を離し、再びグラブに入れて腕を振り始める。これをハウ監督は「明らかにグラブから腕が離れている」と審判団に二段モーションであると主張したのだ。マーキス一塁塁審は「走者無しでは問題なし」としながらも、メッツ側の要望でMLB機構に判断を仰ぐ提訴試合の手続きをとり試合を再開した。
力と力のぶつかり合いである大リーグで、このようなせこい抗議が行われたことに対してオレは驚いている。しかし、彼らの根底にある人種差別意識が「東洋人の一風変わった工夫」を排除することはよくあることだ。ミュンヘンオリンピックの平泳ぎで金メダルをとった田口信教の工夫したドルフィンキックはのちに泳法違反とされ、ソウルオリンピックの背泳で金メダルをとった鈴木大地のバサロは同様に禁止となってしまった。自分たち白人が勝てないからと、なぜいきなり禁止にするのか。効果があるのなら自分たちも同じようにすればいいのに、ルールを変更することで日本人に勝たせないようにしてきたのである。全く卑怯な連中である。逆に日本の国技である相撲は、外国人に不利なようにルール改正しなかったために現在の外国人頼みの状況を招いてしまったのである。どちらがよりフェアプレーの精神を守っているかは言うまでもないだろう。
冬季オリンピックで日本人選手がジャンプの上位を独占しないようにスキー板の長さに制限を加えられるということもあった。スキー板が身長に比例するように決められたために、小柄な日本人選手はスキー板を短くしないといけなくなり、十分な浮力をかせげなくなったのである。いっそのこと全部同じ長さに決めてしまう方がフェアじゃないのか。こういう姑息さがオレは許せないのである。
大塚、今度メッツとやるときはベンチの中のハウ監督の顔にボールをぶち当ててやれ
2004年05月03日(月) |
捕虜虐待は米兵の唯一の娯楽である |
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激しい抵抗にあって多くの犠牲者を出しているイラク駐留の米兵が、ストレス解消のために捕虜いじめをしている情けない実態が明らかになった。なんとも恥ずかしい連中である。
米CBSテレビが28日に放映した拘束イラク人の写真の中には、全裸で並んだ4人のイラク人の前で、女性兵士がくわえたばこで両手を拳銃のような格好にして性器の部分を指している写真や、4、5人を全裸にしてピラミッドのように組ませ、その背後で男女の米兵がポーズを取っている写真がある。記念写真気分でふざけていた様子が見事に伝わってくるのだ。
この連中がやってることは、ベトナム戦争の時に虐殺したベトナム人の死体の前で記念写真を撮っていた無神経さと本質的には何も変わっていないのである。残念ながらこれがイラク占領軍の実態なのだ。イギリス軍兵士などはもっと過激な虐待写真で笑わせてくれる。布袋をかぶって上半身裸の男性に向けて、迷彩服の兵士がオシッコをかけているのである。やってることが幼稚すぎて、これでは女王陛下も赤面するしかないのである。
どうもアメリカやイギリスは、イラク人民をフセインから解放するためにイラクに侵攻したのではなく、フセインに代わってイラク人民をおちょくるというのが目的だったようだ。これらの写真を見せられたらそうとしか思えないのである。こんなことしている連中に正義もへったくれもない。ただのならず者どもだ。そのならず者から自分たちの自治を守るために、今イラク人民は抵抗の戦いをしているのである。間違っても自衛隊は米軍に協力してイラク人民虐殺に加わってはならないぞ。どちらが正義なのかしっかりと判断してもらいたいものである。
ジュネーブ条約では捕虜の虐待は禁止されているはずだ。それにも関わらずアメリカは、アフガニスタンで捕虜にしたタリバン兵をアルカイダの一味として猛獣の檻のようなところに収容していたくらいだ。今イラク人捕虜を虐待しているのもその延長線上にある行為である。もっとも太平洋戦争の時は、ただ日系人というだけで一般市民の財産を取り上げ収容所に入れたくらいである。アメリカ人から見れば東洋人もイラク人も、立場を尊重して対等につきあうような相手ではないのだろう。その価値観がたまたま戦争という非常時に極端な形をとって現れただけのことである。
腰抜けの小泉純一郎くんよ、あんたにこの虐待を非難するだけの勇気があるか?どこまでブッシュへのごますり外交を続けるつもりだ。こんなヤツが日本の総理だとは情けなくて涙が出そうだぜ。
2004年05月02日(日) |
人生の勝ち組になる方法 |
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人生の「勝ち組意識」を持つ人の割合が、年収1000万円超の高所得者でも58%しかいないことが電通リサーチがまとめたインターネット調査で分かった。42%の人は年収1000万を超えていても勝ち組意識は持てていないのである。まあ、たかだか1000万ぽっちの年収で勝ち組などと称するのはおこがましいということで、当然の結果が出たとオレは思っている。どうせなら年収5000万超とか言う項目を設けて欲しかった。そうすればもっと鮮明に「勝ち組」意識が確認できただろう。
オレに言わせればいくら年収1000万超の男でも、彼女なし(風俗店には週二回通う)、浮気がばれての離婚歴あり、子どもの養育費に月20万なんて男がいたら正真正銘の「負け組」である。ゼニの問題ではないのである。なまじゼニがあるから却って生活を持ち崩す男も多い。
年収が下がるともっと勝ち組意識は希薄になって、500万円超−1000万円では30%前後、500万円以下では20%前後にとどまるという。年収500万といえばサラリーマンの平均年収程度である。(もっとも一部の超高額所得者が平均を教えあげているので最頻値は400万程度らしいが)。平均年収程度で普通の生活を営んでいて「勝ち組」と思える人がいる一方で、その倍以上の収入がありながら自分は負け組と思ってる人もいるわけだから人生は面白いのである。収入が全くなくて女のヒモになってる男がその快楽人生を「勝ち組」と感じてるかも知れないのだ。
世代別では、既に子育てを終え悠々自適の生活を送っている60代は、男女とも勝ち組意識が強いという。この世代は貯蓄も多い上、払った金額の数倍の年金を受け取れるなど金銭面で余裕があるからだ。しかし、悠々自適になれるということはつまりバカ息子やバカ娘を持たなかったということである。もしも息子が人殺しや借金まみれならその後始末で大変だろう。離婚せずに60代になったということは夫婦関係が破綻しないで済んだということである。ようするに勝ち組負け組というのはよりよい家族関係が築けるかどうかという問題である。
たとえ年収が少なくても勝ち組意識を持てる人というのは、自分たちの築いた家庭の幸福に対して自信を持ってる人であり、逆に金持ちでも負け組と思ってる人はよりよい家族関係の構築に失敗した人である。年収2000万を超える銀行員であっても娘は援助交際息子は覚せい剤で服役なら負け組だろうし、年収200万でも家族助け合って離島の自然の中で田舎暮らしを楽しんで暮らしていれば勝ち組だろう。
こういう調査で単純な結論を出して自己満足している広告代理店の連中は、そこに現れた例外の中身を検証するという大切な作業を忘れてるのである。そんなヤツらには社会の本質などちっとも見えていないのである。電通のような一流企業に勤めながらそんな単純な結論しか出せないおまえたちこそまぎれもなく人生の負け組である。
2004年05月01日(土) |
本当にSARSは4人だけなのか? |
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中国衛生省は4月30日、死亡後に新型肺炎(SARS)の疑い例と診断された安徽省の女性が、感染者だったことを確認したと発表した。SARSの死者は昨年7月以来である。この死亡した女性は、安徽省で感染が確認された大学院生の女性の母親である。SARSに感染した大学院生に付き添っているうちに4月8日発熱症状を示して入院し、19日に死亡。その後の検査でSARSに感染していたことがわかった。これで中国の感染者は5人、疑い例は4人となった。
こんな非常事態でありながら、連休に突入した成田や関空は空前の出国客で賑わっている。中国向け便も大勢の観光客で満席である。オレはそれが不思議でならないのだ。それとももう予約してしまったから仕方がないということなのだろうか?キャンセル料を払って損をするよりも、運良く感染せずに帰国できると期待しているのだろうか。自分だけは掛からないと絶対の自信を持っているのか。昨年のあの大騒ぎを思うなら、今年ももっと深刻に受け止めるべきだろう。
それとも中国政府の「4人」という発表を本当に信じていて、10億分の4なら宝くじよりも低い確率だと安心しているのか。常に情報が操作されるあの国の閉鎖的な実態を思えば、この4人という患者数だって操作されたものの可能性があるのだ。日本からの観光客が減ってしまうと観光産業は大打撃である。外貨を稼ぐためには不利な情報は一切漏らさずに情報をコントロールするのがいい。だから過少申告しているかも知れないのだ。
実は中国でも5月1日から日本のゴールデンウイークに当たる「黄金週間」の7連休に入り、人の移動が大幅に増加する。(どうしてよりによって日本と同じ時期なんだ。マネするなよ!日をずらした方がお互いの国の観光産業にとって都合がいいだろう。)それを機会に一気に感染が拡大する恐れもあるのだ。そこに日本人観光客も加わる。知らないうちに感染して日本にウイルスを持ち帰ってしまう人がいるかも知れない。
中国衛生省などは空港や駅などで体温検査などを実施するよう呼び掛け、警戒態勢を強化している。しかし、いくらその空港での体温検査で発見されたとしても、それは感染を防ぐのではなくて感染したことがわかるだけなのだ。すでに大量の人に感染させまくった後かも知れないのだ。発病してからではもう遅いのである。臆病者のオレはとうていこんな時期に中国に行く気にはなれないのである。
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