2004年03月31日(水) |
ふざけるな、日銀総裁! |
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日銀の福井俊彦総裁は3月30日午後、金融広報中央委員会委員総会であいさつし、「ペイオフ(預金などの払戻保証額を元本1000万円とその利息までとする措置)の全面解禁まで残り1年となった現在、国民の皆様には改めて自己責任ということをしっかり認識していただかなければならない」と述べた。
オレはそれを聞いて激しい怒りを覚えた。何が自己責任だ。ろくに情報も公開せずに銀行の自己責任をあいまいにしてきたのはてめえら金融行政の監督的立場の人間だろう。どうしてオレみたいな一般の預金者が自己責任を取らなきゃならないのだ。冗談にもほどがあるぜ。庶民が金融機関を選ぶ基準は、自分の生活にとって便利かそうではないか、ただそれだけだ。
オレは学生時代に京都中央信用金庫を利用していたが、それは家賃の振り込み先として指定されていたことと、オレの住んでいたアパートからもっとも近かったことが理由である。その金融機関の財務状況や経営姿勢を評価していたわけではない。引っ越すと同時にオレはメインバンクをUFJ銀行にしたが、大阪には支店が多くて便利ということと、最寄り駅の一番便利な場所にあるからというだけが理由である。スーパーアカウントという口座にした結果、振り込み手数料が半額になったり休日や夜間のATM手数料が掛からないというサービスもくっついてきたが、それはおまけみたいなものでありそんなものがなくてもUFJ銀行を利用したことは間違いない。
みんな本当にペイオフの意味がわかっているのか。つぶれるような金融機関に預けてしまった馬鹿な人は1000万以上はあきらめろ、それが自己責任だと福井総裁は語っているんだぜ。愚民大衆から集めたゼニを銀行が存分に使いまくって万一運用に失敗して損害が出ても、てめえらのゼニは1000万までしか補償してやらないからなというのが本当の意味だぜ。損失を出した金融機関の自己責任をきちっと追及するのではなく、そんなところに預けた人が悪いという論理のすり替えである。もしも国民に金融機関を選ばせてくれるのならば徹底的に情報公開しやがれ。頭取の年収だけじゃなく、乗ってる車や愛人の数まで詳しく公開しろ。そうでないと決められないぞ。
放漫経営で破綻した金融機関には手厚く日銀特融で経営陣の高額退職金を払ってあげて老後の生活の保障までしてやり、その一方で雀の涙のような公定歩合を設定して預金者から利息という楽しみを奪ったくせになにが自己責任だ。金融資産1400兆円にもしも5%の金利がつくなら、年間70兆円もの可処分所得が生まれていたんだぜ。不景気の元凶はもしかしたら日銀総裁だったかも知れないなあ。てめえにこそ責任をとってもらいたいぜ。
2004年03月30日(火) |
島田楊子はなぜ交通事故を起こしたのか |
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「砂の器」が最初に映画化されたとき、ヒロインが島田陽子(当時はこの字だった)だったということを覚えている人はどれほどいるだろうか。ヘアヌード写真集「キール・ロワイヤル」に心をときめかせた中年男性はかなり多かったのである。そんなふうにおっさんたちのかつてのアイドルであった美女の接触事故と聞くとついつい野次馬根性を出してしまうのである。
島田楊子は3月24日午後7時20分ごろ、首都高速入谷ランプ入り口付近で、車線変更の際、右側を走っていた文京区の男性会社員の乗用車に接触したという。しかも彼女は日本の運転免許を所持していなくて、カナダの国際免許証で運転していたという。なんと無免許運転の可能性もあるというのだ。
無免許で乗る人には2種類ある。一つは事故や違反で取り消された場合、もう一つはあまりにも下手くそなので教習所を卒業できないという場合である。さて、彼女の場合はどちらなのだろうか。オレは過去に何度か首都高速を走ったことがあるが、とても走りにくかったのである。右から合流する入り口もあれば左から合流するところもある。構造的に明らかな欠陥としか思われない箇所もあるのだ。オレのような高度な運転技術を有するドライバーですら走りにくい首都高速、島田楊子が後者の「運転が下手」の事例ならば事故もある程度仕方がないと思われるのだ。
それにしてもなぜ首都高速が走りにくいのか、オレはひとつの可能性を思いついた。それは、そこを走るドライバーが全員下手くそなために次の行動が予測できないということである。逆に関西のドライバーの平均技量が高いのは、遵法精神がきわめて低いために事故の危険も多く、日々の運転が命のやりとりという世界で鍛えられているからである。車間距離をあけると割り込まれるからみんな必死で詰める。信号が青になって発進するまでに0.5秒以上かかると後ろから激しくクラクションを鳴らされる。目の前の信号が黄色になると渡りきるためにアクセルを床につくまで踏む。そんな無法地帯で毎日走っていれば誰だってうまくなるはずだ。それと比例して運転マナーは確実に悪くなるのだが・・・
以前にオレがオレが和泉ナンバーの日産EXAで上京したとき、信号待ちしていると歩行者からナンバーを指さされて笑われたのである。関西人のドライバーはもしかして首都圏では珍獣扱いされているのだろうか。全くもって失礼千万な話である。
2004年03月29日(月) |
もしもハルウララが勝っていたら |
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3月22日、武豊が騎乗してもやはり勝てずに106連敗を喫したハルウララだが、このレースは全国発売され、売り上げ約8億69000万円。ハルウララの単勝馬券は1.8倍の一番人気だったという。場外発売された川崎競馬場にも通常の2倍以上の約8000人が押し寄せ、売り上げはハルウララの出走したレースだけで約2500万円を記録した。Tシャツなど関連グッズも販売され、ハルウララの毛が入った「いくら走っても当たらない」交通安全のお守りは、1時間で200個が売り切れた。
地方公営ギャンブルがどこも巨額の赤字を抱えており、遠からず高知競馬も廃止の運命にあることを思えば、このハルウララフィーバーも最後のあだ花のような気がする。ただオレが秘かに期待するのは、もしもハルウララが勝った場合にもたらされる莫大な収入である。競馬の場合売り上げから25%が控除されて残り75%が払戻金になるわけで、8億6900万円の売り上げがあっても利益は2億1725万しかない。
ところがハルウララが勝った場合、その貴重な馬券を購入した人が果たして配当金と引き替えたかということである。先日のレースの場合は配当はわずか1.8倍だ。1000円分勝っていたとしても、それを1800円に換えてしまうことよりも、ハルウララが勝った唯一のレースという貴重な馬券は手元に置いて宝物にするような気がする。購入者のほぼ全員がそのように考えるだろう。まさかハルウララの馬券を100万も1000万も買ってるような馬鹿がこの世に存在するとは思えない。ほとんどの投票は100円や1000円という泡沫投票なのである。別に引き替えなくてもたいした損害ではないのだ。
かくして高知競馬には8億6900万円の売り上げがそっくりそのまま利益としてもたらされることとなる。もしかしたら一年分の利益に相当したかも知れないのだ。だからなおのこと、武豊には勝って欲しかったのである。不世出の天才ジョッキーである彼の騎乗でさえも勝てなかったということは、高知競馬は売り上げ≒利益というこの奇跡のチャンスをほぼ永久に失ったのである。
さて、オレがもしもそのレースで利益を得ようとするならば、本来勝つ可能性が高いのにハルウララ人気のおかげで意外な高配当になっている他の馬の馬券を買うに決まっている。結果的にハルウララ人気はそうした「金儲けをしたい」まともな競馬ファンにとっても大きなチャンスだったのである。あれほど盛り上がったのに1番人気のハルウララ単勝が1.8倍程度だったのは、まともな競馬ファンもかなり存在したということである。
2004年03月28日(日) |
その女こそ死刑にしてくれ |
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2002年3月、神戸市西区でクルマの駐車位置をめぐるいトラブルから大学院生がヤクザの集団暴行を受けて死亡した事件があった。クルマの駐車位置に関して注意を受けた暴力団組長佐藤高行は激高して相手の大学院生を殴ったが逆に取り押さえられてしまう。要するにただのヘタレだったわけである。
ところがこのヘタレは一緒にいた女から「このまま舐められとってええのん」(この部分は推測)とそそのかされ、また自分も組長としての面子をつぶされたと思ったのか、携帯電話で組員を集めて集団でその大学院生に仕返しをした。女の前でええカッコをしたかったわけである。問題はそのリンチをやらせたクソ女である。
いつのまにかこの女の存在が忘れ去られ、ただの暴力団組員によるリンチ事件として法廷で裁かれることになったわけだが、一番罪が重いのはその女だとオレは思うのだ。殺人教唆、あるいは殺人罪でなぜ告発できないのか。
検察側は3月26日の論告求刑公判で無期懲役を求刑した。実際のリンチを実行した組長が無期懲役で、組長の意図を理解して一緒に暴行に加わった配下の組員が10年〜20年の刑なら、リンチを焚きつけた女はもっと重い罰が相当だ。だったら死刑以外ない。息子を失った母親は公判で「同じことをしてやりたい、というのが本当の気持ちです」と言い放ったという。失神してからも執拗に暴行を繰り返されたそのむごたらしさを思うと、オレはその組員ども一人ずつに母親が復讐することさえ正当な行為だと思うのである。こんな外道どもはこの世から抹殺することこそが正義だ。ただ、オレがもしも親の立場なら、どこかで悠々と暮らしているこの女こそ捜し出して必ず償わせるぜ。
もうひとつ見逃せないことがある。この事件の際に兵庫県警は通報を受けて現場に駆けつけたのだが、クルマの中で監禁されていた大学院生を発見することができずにその場から引き上げているのである。なぜその場にいた全員を逮捕拘束しなかったのか。この行動は全く理解不能なのである。まるで警察が組員たちと顔見知りで見逃してやったとしか思えないのである。兵庫県警が適切に処理していれば殺されることはなかった。警察というのは本当に危険が迫ったときには案外役に立たないものかも知れないのである。ストーカーに追われていても被害を受けてからでないと動いてくれないのである。そのわりには全くじゃまにならない住宅地での駐車違反の検挙は実に迅速なのである。
2004年03月27日(土) |
回転ドアに挟まれて失われた命 |
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春休み中である3月26日、六本木ヒルズの森タワー2階正面出入り口で6歳の子どもが電動式自動回転ドアに頭部を挟まれるという事故が起きた。一緒にいた母親や周囲の通行人らに助け出され近くの病院に運ばれたが、すでに子どもの意識はなく、約2時間後に死亡した。あと数日で小学校の入学式だった子どもの命が、突如失われてしまったのである。
事故が起きたのは、森タワー正面に3基並ぶ回転ドアのうちもっとも大きい中央の回転ドア。4枚のガラスドアが、反時計回りに回転し続ける仕組みである。そのうち1枚が閉まりかけた際に頭がガラスドアと外壁部の間に挟まれたという。母親は子どもと手をつないで回転ドアに入ろうとしたが、子どもが走り出し、閉まりかけたドアに駆け込んだという。警視庁捜査1課は業務上過失致死事件とみて麻布署に捜査本部を設置、メーカーやビル関係者から詳しく事情を聞いている。
回転ドアには人がドアと外壁に挟まれそうになった場合、センサーが感知してドアが緊急停止する「挟まれ防止機能」がついていた。しっかり手をつないでいた母親は、まさか子どもが急に走り出すとは思いもよらなかっただろう。もしもオレがこのときの親の立場だったとしたら、不可抗力ではあってもどうしようもなく悔悟の念にさいなまれるだろう。なぜ手を離してしまったのかと自分を責めてしまうに違いない。しかしこれは不幸な事故であって、回転扉の欠陥でも親の過失でもない。子どもは時に思いもよらない行動を取るものである。おそらく母親よりも先にドアに駆け込んで見せたかったのだろう。
しまりかけた電車の扉に子どもが頭を突きだせば、挟まれて同様の事故が起きる。エスカレーターの降り口を赤ちゃんが指で触れたらたちまち指は吸い込まれてちぎれる。しまりかけた自動ドアに頭からダイビングすれば頭部を挟まれるかも知れない。街には危険な場所がいくらでもあるのだ。家の中でもドアに指を挟んだり階段から転落したりするのだから。
六本木ヒルズの回転扉では子どもが挟まれる事故が過去に32件起きていたという。子どもだけではなく大人が胴体を挟まれるアクシデントも起きていた。それらの事故の原因は基本的には利用者の不注意である。しかし、もしもこれがアメリカで起きていた事故なら、巨額の賠償をぼったくるために全米のハイエナ弁護士どもが遺族のもとに殺到していただろう。今回の事故でただ一つ救いだったのは、記者会見に応じた森ビルの関係者が沈鬱な表情で誠意をもって対応すると答えていたことだった。事故が再び起きないことを、そして犠牲となった子どもの冥福を祈りたい。
2004年03月26日(金) |
尖閣諸島に不法入国した馬鹿 |
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中国からわざわざ靖国神社に落書きしに来た馬鹿がいたのである。狛犬をスプレーで赤く塗ったのである。もしもホワイトハウスや自由の女神に「鬼畜米英」などと落書きする日本人がいれば、そいつは救いようのないアホと思われるだけである。ところがこの落書き野郎は中国の反日運動家の間では英雄視されているのだ。中国民間保釣連合会と名乗り、なんと尖閣諸島に不法入国するという自慰、いや示威行動をとったのである。もちろん七人全員は沖縄県警に逮捕された。
尖閣諸島が歴史的にも日本の領土であることは過去の経緯からも明らかであり、戦前は250人の島民が暮らし、米軍による沖縄統治時代には魚釣島は射撃訓練場として使用されていた。八重山諸島の一部とみなされ、今は石垣市に編入されている。石垣市役所には1919年に魚釣島で遭難した漁民救助に関する中華民国政府からの感謝状がある。そこにははっきりと「日本帝国八重山郡尖閣列島」と明記されているという。
この島々に対して中国や台湾が領有権を主張しだしたのは1968年に海底に資源埋蔵の可能性が明らかになってからである。そこに利用できそうな地下資源が存在するというだけで中国はチベットに軍事侵攻し、住民を大量虐殺して寺院を破壊し、14世ダライラマは亡命を余儀なくされたのである。役に立つ島なら他国の領土でも勝手に領有権を主張するのは中国の常套手段なのだ。
このような動きに対しては日本政府は断固として抗議しなければならない。話し合いによる解決は不要である。なぜ他人の土地を自分のものだと言い張る無法者に対して話し合いが必要なのか。もしも相手が力づくで来るなら、こちらも自衛隊を派遣して領土を防衛するだけのことである。北京の日本大使館前では日の丸が燃やされた。国旗や国歌というわが国の象徴を侮辱されたことに対して、政府は激しく抗議するとともに、円借款を即時停止すべきである。はっきり言って日本は舐められてるのである。
中国外務省の孔泉報道局長は3月25日の定例会見で、「中国の領土主権と中国公民の人権に対する重大な侵害であり、即時、無条件の釈放を求める」と語ったという。天安門事件で民主化を求める市民に無差別に銃弾を撃ち込んだ国家の代表が、「人権に対する重大な侵害」と発言するとは噴飯ものだ。本当に人権の意味が分かってるのか。お前たちが人権を語ることは、人殺しが生命の大切さを訴えてるようなもんだぜ。
2004年03月25日(木) |
死人に口なし、私は被害者よ |
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交通事故の時に、事故の当事者のどちらかが死んでいる場合、生き残った方が自分に都合良い作り話のウソ供述をするのはよくある話である。「相手が信号を無視して突っ込んできたんですよ!」「相手がいきなりセンターラインをこえて真正面にぶつかってきたんですよ!」等々である。また、警察もきちっと捜査しないでその一方的な供述通りに調書を作って事故を処理する場合が多い。現場検証をして事故の全貌を明らかにすることが必要なのに、ついつい手抜きをしてしまうのである。善良なドライバーが無法なドライバーの運転で殺された上に事故の責任まで押しつけられられてしまうのだ。
そのような悲劇を逃れるためにはどうすればいいのか。とにかく頑丈なクルマ(パジェロとか)を運転して生き残るしかないのである。バイクに二人乗りしていて事故に遭った場合は、運転していた方が加害者、後部座席にいた方が被害者になる。この場合も一方が死亡すれば生き残った側は必ず「あいつが運転していた」と言うのである。相方が生きてるか死んでるかは。警察が供述調書を作るまでは絶対に教えてはならないのである。人間とは自分に都合良くウソをつくからである。もちろん事故の状況やケガの部位を正しく検証すれば、どちらが運転していたかはすぐに明らかになるはずだ。現場検証に当たった警官がボンクラでなければなんだが。
中学校時代から友人だった少女2人が1997年4月26日午後11時頃、知人から借りたスクーターで久留米市の市道を運転中に左側カーブを曲がりきれずへいに衝突し転倒。一人は5日後に死亡し、もう一人の少女も右足骨折の重傷を負った。生き残った少女が「自分は後部座席にいた」と警察官に話したことなどから、県警は同年11月、死亡した少女を業務上過失傷害容疑で書類送検し、地検久留米支部が翌月、容疑者死亡で不起訴とした。
ところが死んだ少女の親が、「運転していたのは生き残った方の女」と主張して損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、石塚章夫裁判長は傷のつき方やくつ裏のすれ具合を理由に「運転していたのは生きてる方の女」であるとして地裁の判決を取り消し、請求通り1000万円の賠償を命じる逆転判決を言い渡した。死んだ少女の両親が、入院していた女をお見舞いに行ったときに、事故状況の時の話が二転三転して怪しかったので「こいつはウソをついてる」と思って訴訟に踏み切ったらしい。
死人に口なしということでウソをついたのか、あるいは本当に運転していなかったのか、真実は神のみぞ知るのである。ちゃんと現場検証していればこんなことで争わなくてすんだのである。まあ、原付スクーターの二人乗りなんてケツに乗ってる方にも過失はあるぜ。それを業務上過失致死にされちまうんだから卑怯なウソをつきたくなった気持ちもわからないでもないが、運転がヘタクソだったのが一番の原因だぜ。
2004年03月24日(水) |
てめえら、チャカ忘れるなよ |
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ヤクザの世界には当然のようにヤクザの世界特有のたくさんの隠語がある。オケラ→金がない、ガセ→偽物、サツ→警察、シャブ→覚せい剤、シャリ→米・飯、スケ→女、チャカ・ハジキ→拳銃などである。これらの語が広く世間に知れ渡っているのは東映のヤクザ映画「仁義なき戦い」シリーズの功績だと思われる。それらがテレビで流される時代劇のように過去の物語ならいいのだが、今も日本社会のさまざまな利権とがっちり結びついて存続しているのが現実である。
平成4年3月施行の暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴対法)では、暴力団を、「その団体の構成員(その団体の構成団体の構成員を含む)が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長する(おそれがある)団体」と定義している。
その定義に従えば、組長を守るために配下の組員が拳銃などで武装しているのは当然のことである。拳銃を全く所持していない組織というのは軍隊を持たない国家のようなものかも知れない。
平和主義を唱え、何事も話し合いで解決しようとする団体があれば他の組から舐められてたちまち縄張りを失うだろう。シャブの売り上げを安定させるためには北朝鮮からの輸入ルートをしっかり確保しないといけないし、顧客の番号がメモリーに登録された携帯電話も必要なのである。そのためにはある程度の武力は必要不可欠だ。組長の身辺をボディガードする組員がふところにチャカ(拳銃)をしのばせているのは、平和憲法を持つ日本が自衛隊を保有することとよく似ている。
大阪市北区のホテル前で1997年9月、配下組員に拳銃などを所持させたとして銃刀法違反罪に問われた山口組系暴力団組長・滝沢孝被告(66)の判決が3月23日大阪地裁であった。水島和男裁判長は「組員が滝沢被告を厳重に警護していたとは認められず、組員の拳銃所持を認識していたとするには合理的な疑いが残る」などとして無罪を言い渡したそうである。その報道はオレにはまるで「自衛隊が憲法9条で明記された軍隊であるとは認められず、その存在が憲法に違反しているとするには合理的な疑いが残る」というフレーズに聞こえてしまったのである。
組長の命令でチャカを持っていたのか、それとも組員が勝手な判断でチャカを用意したのか、それによって司法の判断は分かれるのである。オレに言わせれば、自衛隊はまぎれもなく軍隊でチャカは法律違反なんだけどなあ。自衛隊が勝手に武装したのは首相の関知しないところということなのか。
2004年03月23日(火) |
江角マキコ、おまえが払え! |
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この世でオレが一番嫌いな人種は「偽善者」というヤツらである。入所させた老人からゼニを搾り取ったあとで虐待して殺す老人福祉施設経営者。武器を世界に輸出しながらテロの撲滅を叫ぶブッシュ大統領。入学試験の面接で寄付金を露骨に要求する大学総長。悪人なら悪人に徹する方がまだマシだ。善人の仮面をかぶってウラで手を汚している連中には唾を吐きかけてやりたくなる。
国民年金の納付を勧めるクソCMも偽善の最たるモノである。いたいけな子どもに向かって横柄な口調で「国民年金がもらえなくなるなんて誰が言ったの?」と江角マキコが詰問するのだが、その詰問している当人が実は払っていない張本人だったのである。なんとも恥ずかしい話である。
社会保険庁は昨年6月に江角マキコとCMの契約をした際、広告代理店と所属事務所を通じて文書で確認したとしているが、そのときは「ちゃんと払っている」という返事だったそうだ。とんでもないウソツキ女だったわけだ。それとも「仕組みをしらなかった」などの言い訳をするのだろうか。それではただのバカということでもっと恥ずかしいのである。
江角マキコの所属事務所「研音」は「指摘を受けて即座に納付した」と釈明。過去2年間にさかのぼって納付に応じたという。過去の未納分をさかのぼって納付できるのは2年だけだからである。それ以前の未納分はようするに「踏み倒し」したのである。37歳の江角マキコは成人してから十数年、OL時代だったほんのわずかな期間を除いて全く払っていなかったようである。
この広告は「年金週間」のある昨年11月にテレビのCMで流したほか、新聞や雑誌などにも掲載。ポスターも約3万枚作製し、市町村や社会保険事務所などで張り出した。こうした広告費は約6億2000万円掛かり、国民年金保険料から賄われたという。このままではドブに捨てたようなものである。ぜひとも損害賠償請求の訴訟を起こして全額回収してもらいたい。
社会保険庁総務課は「明快なメッセージを伝えるのにふさわしい個性を持っていることを理由に選考したが、遺憾だ。(今月末までの)契約の解除も検討したい」としている。解除する必要など全くない。逆にこのクソ女を利用すればいいのである。江角マキコが首に「わたしは国民年金を払っていませんでした」という看板をぶら下げて歩き、周囲を取り囲む人から罵られ石をぶつけられ、年金手帳で頬を叩かれ、血を流して力尽きて倒れる場面を流すのだ。「納付しないとこうなる」というテロップとともに。視聴者の反発を招いた前回のダメCMよりもはるかに大きな反響があるだろう。一気に国民年金の納付率が上昇するのは間違いない。
2004年03月22日(月) |
オカン、助けてくれ! |
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食事中の方は、どうか以下の文章を読まないで欲しい。もしも読んでしまってから文句を言われても困るからだ。
その危機は突如オレを襲った。そんな怖ろしいことが起きるなんてその瞬間までオレは夢にも思わなかったのだ。オレは十年来便秘なんてことはないほど快腸、いや快調だった。多くの人が耐え難い便秘に悩まされるバリウムを飲まされた後も、オレは気持ちよく白いバナナ状の物体を排出していたのである。まさか便器に腰掛けた後で出せないなんてことはあり得ないとたかをくくっていたのである。
宴会を終えて帰宅したオレは、風呂に入る前に便意を催してトイレに入った。そこでおもむろに下腹部に力をこめた。俗に言う「気張る」という行為である。普通ならそれほど腹圧を掛けなくても自然と適度な硬さの便が排出されて、スッキリとした気分が味わえる。それは一種の快感である。
その快感を期待していたオレは、いつまで経っても快感どころか、逆に圧迫感が増してくることに気づいた。何が起きたのか。オレはいったん立ち上がった。出かかったものをいったん内部に引っ込め、もう一度力めば今度は勢いよく排出されることもあるからだ。しかし、何の変化も起きなかった。
オレはおそるおそる臀部に触れてみた。手が汚れないようにそっと肛門周辺の部分を押してみた。どうも直腸内に石のように硬いものが存在するみたいだ。力を入れて一気に出すしかないのだろうか。オレは少し力をこめた。しかし、オレを襲ったのは排出の快感ではなく、肛門を引き裂かれるような激痛だった。
「ぐわっ!」
オレはその場から全く動けなくなってしまった。そいつはオレの狭い菊の門を通過するにはあまりにも巨大で硬いのである。こんなとき、自動ケツ洗い機(ウォシュレット)があれば、それで直腸内に温水を注入して便を軟らかくして排出しやすくすることも可能だ。しかし我が家のウォシュレットは折悪しく故障中なのである。もう絶体絶命だ。オレはそのままの状態で約20分苦しんだ。
このままオレはこの狭い空間で悶絶するのだろうかと思ったその時、母が帰ってきた。
「オカン、いますぐカンチョウ買うてきてくれ!」
10分後、オレはイチジク浣腸を手にしていた。肛門から注入し、しばらくは肛門括約筋に力をこめて我慢する。ここですぐに出してしまうと、注入した薬液だけが排出されるからだ。我慢して我慢して限界まで我慢したオレは、おもむろに肛門括約筋の緊張を解いた。熱いマグマのような塊が一気に押し出され、オレは安堵のため息をもらした。
出た
イチジク浣腸(159円)は一箱に2個入りだった。あと1個あるということはオレに限りない安心感をもたらしたのである。
2004年03月21日(日) |
なまはげじゃんけんロボと勝負だ! |
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秋田県男鹿市の新年度当初予算の目玉になっていた「なまはげロボット」に対し、市議から「財政が厳しいのに何だ」といった異論が相次ぎ、購入費1600万円の予算執行が当分の間、凍結されることになった。
このなまはげロボットは人とじゃんけんできるのが特徴で、第三セクターの観光施設「なまはげ伝承館」に展示しようと市が昨年5月、秋田県立大システム科学技術学部に開発を依頼していたものである。ところが3月定例市議会で、ある議員から「なまはげは子供を戒める神聖で教育的存在だ」「財政難の折に、じゃんけんロボットとは何事だ」などの反対意見が続出した。このため、佐藤一誠市長は予算執行の見合わせを決めて3月18日に議会側に説明したという。
頭のかたい田舎議員にも困ったものである。放置すればたいした入場者数も期待できないただの税金無駄遣いのハコモノ施設である「なまはげ伝承館」が、大量の観光客を誘致できる街の観光の目玉施設に化ける可能性があったのである。たった1600万を惜しんで止めてしまったあたり、やはり田舎者には金儲けの能力がなかったということである。
そのじゃんけんロボットと「賭けじゃんけん」ができる仕組みにしたらどうだっただろうか。じゃんけんで一攫千金を夢見て日本中の強力なじゃんけんプレイヤーが集まったかも知れないのだ。もちろん開発する秋田県立大側も、手を読まれないようにロボットに搭載する人工知能の開発に死力を尽くせばよいのである。じゃんけん参加料を一回100円くらいにして、ロボット相手に10連勝したら10万円もらえることにすればきっと大盛況だろう。
10連勝の可能性は2の10乗分の1だからわずかに1024分の1である。確率的には収支がトントンになるはずだ。たとえじゃんけんが黒字にならなかったとしても、話題になって大勢の観光客が押し寄せるならば十分に効果があるだろう。ただ「あとだし」などの卑怯な方法で勝とうとするじゃんけんプレイヤーもきっと現れるはずである。勝負の判定をどこまで厳密に行うかという運用上の問題点は克服しないといけないだろう。
男鹿市が断ったそのじゃんけんロボ、もしかしたら他の町が購入を申し出るかも知れないぞ。ただ、なまはげロボそのままなら無理だ。ご当地人形に改造しないといけない。大阪なら食い倒れ人形ロボだ。名古屋ならナナちゃん人形ロボだ。高知ならアンパンマンロボだ。京都なら野球拳芸者ロボだ。どうだ、まいったか。
2004年03月20日(土) |
びっくり! ミミズご飯なのだ |
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北海道登別市の小学校の給食の米飯に、ミミズ1匹(体長6.5センチ)が混入していたことが分かった。市内の食品業者が炊いたもので、委託している北海道学校給食会が改善を指導したという。登別市教委によると、3月10日の昼、小学校5年の一学級(児童35人)で、給食を配膳しようとアルミ製の炊飯・保温容器のふたを児童が開けたところ、米飯の上にミミズが死んでいるのを見つけたとか。配膳前のため米飯を食べた児童はいなかったという。
不謹慎ながらオレは笑ってしまったのである。ごはんをよそうためにふたを開けた児童が悲鳴をあげた場面を想像してしまったからである。混入経路は今のところ分からないが、炊飯・保温容器は床から10センチの作業台に置いていたらしい。「考えられるとすれば排水溝からミミズが調理室に入り、それが炊飯容器に入ったということもあり得る」と市教委は分析している。きっとミミズは暖かな場所を求めて這い上がってきたのだろう。
まだミミズでよかったかも知れない。もしもネズミが死んでいたりしたら見つけた児童はショックで一生立ち直れないだろう。これも一種のPTSDである。給食会は業者に対して、作業台の高さを60センチにすることや、排水溝の清掃の徹底、倉庫の整理整頓などを指導したという。
食い物に異物が混入するのはよくあることである。今までにオレはハエ入りの天ぷらそばや、小さなゴキブリ入りのラーメンなどに遭遇している。激しく抗議して料金をタダにさせたり新しく作り直させたりしているのは当然である。屋台でお好み焼きを買おうと並んでいたら、焼く前のどろどろした材料の中にゴキブリが落下するのを見たこともある。(いったい誰がそのお好み焼きを食べたのだろうか。)ファミレスのハンバーグにスチールたわしの針金が混入していたこともある。口の中に刺さればケガするところである。
ただ、提供する方もわざとそんなことをしているわけではなく、注意が足りないだけである。もしかしたら混入物によってはメシがうまくなる場合だってあるかも知れない。カメムシが入っていたら馥郁たる香りが漂ったり、マムシが入り込んだらスタミナごはんになって喰った人は精力絶倫なんてことになったりとか。実を言うと、オレは炊き込みご飯というのがかなり好きである。こんなものを混ぜて炊いたらうまくなるというアイデアがあればぜひ教えてもらいたいものである。
2004年03月19日(金) |
奈良県知事の柿本を夜露死苦! |
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奈良県が管理するトンネル計125カ所のうち、53カ所でトンネル名の看板に柿本善也知事ら歴代三人の知事の名前が刻まれている。2000年に総務庁行政監察局が、国庫補助金で造られたトンネルに個人名を入れることに対して改善を要望するまでこの慣行は行われていたのである。
看板は大半が御影石製で、製作費は入り口と出口の二枚一組で300〜400万円。看板の大きさは平均で幅3.6メートル縦1メートル。歴代の知事は看板と同じ大きさの半紙を台紙にしてトンネル名を直筆で書き、自分の名前も付け加えていたという。もしかして、トンネルができたことを自分の手柄として宣伝したかったのだろうか。田舎知事の考えることはオレみたいな都会人にはよくわからないのである。
よく観光地で寺社の塀や壁に自分の名前を落書きしたりするバカがいる。アンコールワットにも日本人の書いた落書きが残ってるそうだから昔からこういう恥知らずはいたのだろう。橋や道路のような公共物に勝手に名前を記すのは、暴走族が「夜露死苦」とスプレーで落書きしてるのと同じレベルでまともな大人のすることではない。ところが奈良県知事はトンネルに堂々と自分の名前を書いてしまうのである。それも闇に紛れてこっそり書くのではなく、税金から支出させて御影石に刻ませるのである。同じ落書きでもスケールが違うのだ。腐っても奈良県知事、やることがさすがにでかいのである。これくらい図々しくないと知事なんて立派なお役目はこなせないのである。まるでどこかの国の小太りの独裁者と同じレベルの幼稚さだ。こういう勘違い野郎は、もしかしたら自分の肖像画の前で県の職員にお辞儀させているかも知れないのである。
県民の抗議を受けた奈良県道路建設課は、すでに取り付けられた看板の撤去について「概算で二億円の予算がかかる。取り外すつもりはない」と答えている。別に看板を名前なしのものに掛け替える必要はない。せっかく名前入りの看板をつけたのである。その趣旨を十分に生かして、その下に一言書き加えるだけで十分に県民の怒りや抗議の気持ちを伝えることが可能だからだ。
「この看板製作費に無駄な税金を使わせた男」
それならせいぜい十分の一の予算でできるだろう。やい柿本知事、そう書かれるのがカッコ悪いと思うなら、てめえのゼニで看板をすべて外させろ。このままなら公職選挙法違反で当選が無効にされるぞ。
2004年03月18日(木) |
オレも週刊文春を読んだのである |
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東京地裁は3月16日、元外相・田中真紀子衆院議員の長女の私生活に関する記事を掲載した「週刊文春」に対して出版禁止を命じた。すでに発売日前日であったためにほとんどが出荷済みで、一部の書店で回収された以外は通常通り販売されたようである。都内では品切れとなる書店が続出したという。田中真紀子元外相のおひざ元だった霞ヶ関の外務省内売店でも約10冊が完売したとか。文春側は、記事は長女の人権に配慮しており、プライバシー侵害には当たらないとして、出版禁止を命じた決定の不当性を主張、決定取り消しを求めている。
田中真紀子の娘が誰と結婚しようとオレは別にどうでもいいのである。その男が財産目当てかどうかなど本人にしかわからないのである。もしもすごい美人だったら男たちは争って結婚したがるだろうし、どうしようもないブスなら誰も見向きもしない。ただそれだけのことである。ブスなのに男が群がるとしたらそれは金持ちとか社長や大学教授の娘という付加価値があるからで、娘に近づいてくる男を「財産目当て」と罵倒することは、同時に自分の娘に財産以外の価値がないと公言しているのと同じことである。娘がかわいそうだというのが、今朝コンビニで週刊文春の当該記事をそそくさと立ち読みしたオレの単純な感想である。
雑誌が記事内容で訴えられる事件は最近頻発している。オレの野次馬根性を満足させてくれた「噂の真相」もなくなったし、「処女探し」「あなたのオッパイ見せてください」で人気があった「週刊宝石」ももうない。「フォーカス」も消えてしまったのである。その昔「Emma(エンマ)」という雑誌があったが、ロス疑惑の三浦和義氏の乱交パーティ時の全裸写真を無修正で載せてそのまま廃刊になったのである。今並んでいる週刊誌も、一年後に残ってるかどうかはわからないのである。
ただ、プライバシーを暴露されることは有名人ならある程度覚悟しなければならないことだとオレは思っている。写真を撮られても平気な行動を取るように自己を律したらそれで済むことなのだ。変装もせずに愛人とラブホテルに出入りするところを盗撮されるのはただのバカである。このオレのようなただの暴言野郎でさえも、テレビのクイズ番組に出たせいで突然知らない人から「あっ!アタック25!」といきなり指さされたりするのである。全く油断も隙もないのである。ハンチングとサングラスを外出時は片時も手放せないのである。
2004年03月17日(水) |
和光大学のケツの穴について |
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和光大学と言えば岸田秀教授である。その著書「ものぐさ精神分析」(中公文庫)を学生時代に読んだオレは、「性の商品化は文化の基盤である」という辛辣な分析に思わず膝を叩いたものである。小さくても個性的な大学であるとオレは評価していたのだ。ところが現実は、ただのケツの穴が小さいだけの学校だったようだ。
オウム真理教元代表松本智津夫の3女アーチャリー(20)について、和光大学は合格を発表した後で入学を拒否していたことが3月15日分かった。三橋修学長は「当人が学内外で特異な存在になる一方、他の学生が平穏に学ぶ機会を奪う可能性もある。苦渋の決断だが社会的批判もあり得ると思っている」と語っているが、このような理不尽な決定を下す大学から文部省は補助金を剥奪すべきである。法治国家である日本で、ただ父親があの大量殺人鬼であるというそれだけのことで、基本的人権(教育権)が保障されないのである。法の下の平等が守られていないのだ。このような差別を許していいのか。
公安当局によると、アーチャリーは昨年も大学入試で合格したが、入学を認められなかったという。こんなひどい話があっていいのか。もしもオウム関係者の入学を絶対に許可しないのならば、受験案内に必ず「オウム関係者並びに松本智津夫の子女の受験は禁じます」と明記すべきである。
さて、アーチャリーはどこの大学を目指せばいいのか。倉木麻衣や広末涼子を学生集めの道具にするような大学ならきっと門前払いだろう。そんなところはゼニ勘定しかしていないからである。アメリカの大学なら人殺しの子を差別しないだろう。いっそ東大や京大を目指すというのもいい。国立大ならいかなる理由があっても日本の高校卒業資格を持っている日本国民を入学拒否できないはずである。父である松本智津夫も東大に入るのが夢だった。おそらく死刑になるだろう父親の遺志を受け継いで頑張ればいいのだ。
ただオレは、センター試験を受験したアーチャリーが、数ある大学の名からわざわざ和光大学を選んだことに対して大学は理解を示すべきだったと感じる。人間関係学部でカルト教団の本質について学びたかったのかも知れないからだ。残念なことは岸田秀教授の和光大学での授業が今年度限りということである。2004年3月定年なのだ。両者の運命的な邂逅が生まれなかったことはとっても残念なのである。ケツの穴の小さな連中はとにかく臆病で困るのだ。
2004年03月16日(火) |
Qちゃんは日本陸上の宝である |
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オリンピックの華であるマラソンで金メダルを勝ち取った日本人は高橋尚子しかいない。ベルリンオリンピックの孫基禎(ソン・キ・ジョン)は当時日本の支配下だっ朝鮮半島の出身だからそれを除けば高橋尚子しかいないのである。日本の男子マラソン史上最高のランナーと言われた瀬古利彦もロサンゼルスでは惨敗したのだ。そして、過去にマラソンを連覇したのはエチオピアのアベベと、西側諸国がボイコットしたモスクワで漁夫の利を得た東ドイツのチェルピンスキー以外いない。人間機関車と言われたチェコのザトペックもメルボルン大会では六位と敗れ去ったのだ。それを考えると、やはり高橋尚子をアテネ五輪に出場させる必要があったのだ。少なくとも女子マラソンで連覇の可能性のあるランナーは世界に彼女ただ一人しかいないのだから。
マラソンの選手枠が三つあるのなら、さまざまな観点で三つの候補を選ぶべきだ。つまり、記録優先(実力)で一人、人気優先で一人、容姿で一人を選べばいいのである。メダルを狙うのは実力のある一人に任せて、他の二人のランナーは観客動員やマスコミへを盛り上げるために頑張ってもらえばよいのである。人気ならもうQちゃんしかいないのである。
今回選ばれた三人(坂本直子、土佐礼子、野口みずき)だが、失礼ながらどなたも人気や容姿で大きくアピールできる選手ではない。もしかしたらマラソンの当日に名前を忘れられているかも知れないのだ。事実これを書いているオレも、わざわざYAHOOニュースで名前の文字を確かめているくらいだ。明日になればきっと忘れてるだろう。
高橋尚子が昨年秋の東京国際女子マラソンで優勝できなかったのは、あの悪条件下でさえも好記録を期待され、オーバーペースで前半を飛ばさなければならなかったからである。何のプレッシャーもない他のランナーとは違ったのだ。勝つことを義務づけられるのがどれほどの重みであるかは天才にしかわからない。
考えたらもう31歳である。そろそろQちゃんを休ませてやって欲しい。もう走らなくてもいい。国民栄誉賞も手にした。CMにもたくさん出た。あの痩せ細ってあばら骨の浮き出たカラダを見るとオレはいたたまれない気持ちになるのだ。好きな天丼でもいっぱい喰って少しは肥ってもらいたいのだ。もはや五輪出場が叶わなくなった今、オレはそう思うのである。
アテネ五輪の女子マラソンが終わった時、優勝したランナーは誰でも思うだろう。「わたしは高橋尚子に勝ちたかった!」ディフェンディングチャンピオンのいない勝負なんて、本当につまらないのである。
2004年03月15日(月) |
J1アルビレックス新潟の奇跡 |
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サッカーJ1リーグ第1ステージ第1節。悲願だったJ1昇格を果たしたアルビレックス新潟はFC東京に0−1で惜敗した。前半に12本ものシュートを浴びるも、何とか1失点で切り抜けた。アウエーでの試合だったにも関わらず約1万5000人のアルビレックスのサポーターが集結。その大声援を受けて果敢に戦ったが1点が遠かった。次戦は3月20日、ホームにヴィッセル神戸を迎えることとなる。話題のチーム同士の対戦だけに楽しみである。
昨季J2優勝に輝いたアルビレックス新潟はホームでの観客動員数66万7000人、一試合平均3万を超える観衆がビッグスワン(新潟スタジアム)をチームカラーのオレンジに染めた。1999年当時、チームがJ2に昇格した頃、観衆は晴れた日でやっと3000人だったチームが今日の姿になれることを誰が予想できただろうか。
新潟市内にある愛宕神社18代目の宮司で、生徒1万8000人を抱える学校法人グループの経営者でもあった池田弘さんは、乞われてアルビレックス新潟の社長に就任してから積極的な方針を次々と打ち出す。2001年5月、ワールドカップのために完成したビッグスワンのJリーグ初戦となる京都パープルサンガ戦では無料招待券を大量に配る。巨大スタジアムを一目見ようとなんと3万2000人の市民が押し寄せたのである。以後も招待券配布を続け、他の人気チームからはタダ券のばらまきを笑われたがファンは確実に増えていった。また、夏休み中は往復はがきで申し込んだ県内の小中学生をすべて無料にした。サポーターの卵もこうして大切にしたのである。
2001年には全体の8割が招待客だったが、2003年末には2割弱に減った。試合の興奮を味わった観客は、どんどん自分でチケットを購入してスタジアムにやってくるようになったからだ。町内会を活用し、サポーターへのサービスも徹底した。後援会の会報には六千人近い会員の名前を掲載した。まさに地域密着のモデルとして、スポーツで地域の活性化を実現させたのである。観客動員に悩むプロ野球チームはこれを大いにお手本とするべきだろう。
ただ、アルビレックス新潟の戦いはこれからである。せっかくJ1昇格したのに万年下位の弱小チームならファンは離れていくかも知れない。カネにものを言わせて有力選手をかき集めるチームとどう戦っていくのかも気になる。約25億円も掛かる年間のチーム運営費に対して、入場料収入でまかなえるのはわずか8億円程度しかない。奇跡を一瞬の夢で終わらせないために、アルビレックス新潟の戦いはこれからも続く。
2004年03月14日(日) |
高速でタイヤが脱落すると怖いぜ |
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自動車が故障を起こす場合、それが使い方が悪かったせいなのか、それとも構造的な欠陥なのだろうか。おそらく後者の方が多いとオレは思うのである。オレの筆名の由来になった日産のEXAというクルマで、突然パワーウインドウの上げ下げをするワイヤーが切断されて窓が開きっぱなしになったことがある。買ってからまだ五年も経っていなかった。修理に持ち込んだ工場で訊いてみると、日産車の同種の故障を過去に何度か修理したということだった。
パワーウインドウごときの故障なら命に関わることはないわけだが、タイヤ脱落なんてことが起きれば必ず大事故になる。死者まで出れば欠陥を隠したことの責任はますます重大となる。走行中のトラックから外れたタイヤが歩行者を直撃した事故で、三菱自動車はこれまで「脱輪は整備不良が原因」と主張していたが、突然態度を変え設計上の問題があったとしてリコールを届け出た。
国土交通省によれば、1999年1月から2003年9月までの間に、三菱ふそうも含めた大型車メーカー4社のタイヤ脱落事故は84件発生。このうち8割近い65件は三菱自動車が占めていた。さらに、同社の事故のうちハブ破断が原因だった脱輪は62%に当たる40件だった。
オレは2000年8月に三菱自動車からFTOというクルマを購入している。その直後に欠陥隠しの事件が発覚して、三菱自動車では顧客へのお詫びとして最初の車検までの六ヶ月ごとの点検を完全無料で行うというサービスをしてくれた。オイルやワイパーブレードまで無料で交換してもらえたのでオレは正直なところその良心的な対応を喜んでいたのである。事件のために河村社長は引責辞任に追い込まれたわけで、まさかなんの反省もなく欠陥隠しを行っていたとはあきれるばかりだ。今オレが乗っているFTOも本当に大丈夫かと不安になってしまうのである。
今回の欠陥はタイヤと車軸をつなぐ部品「ハブ」の強度不足だったわけだが、実車による実験を設計時に行っていなかったことも分かった。机上の強度計算だけで製造していたわけだ。クルマが乗員の命を預かることを思えば全く信じられない話である。オレが前に乗っていたEXAだって、21万キロも走ったので確か途中でハブを交換しているのだ。金属疲労で消耗するからである。
さて、今回の悪質な欠陥隠し事件で再び失った信用を三菱自動車はどうやって取り戻すのだろうか。三菱ふそうは分社化されたからもう関係ないのだろうか。オレとしては点検無料じゃなくて交換無料、つまりあなたの三菱車を無料で新車に交換しますというキャンペーンを望むのである。これくらい思い切ったことをやらないと信用回復は困難なのである。
2004年03月13日(土) |
ロリコンを撲滅する方法 |
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かつて宮崎勤というロリコンが居て、連続少女誘拐殺人で死刑の判決を受けた。今から15年以上も前の話である。その事件以後、社会はロリコンに対して監視を強め、ロリコン=変態(→犯罪者)という価値観も定着していったわけだが、そのような社会の偏見をより強固にする事件が不幸にも起きてしまった。群馬県高崎市で小学校1年の愛ちゃん(7歳)が殺害された事件で、逮捕された県営住宅の隣室に住む野木巨之容疑者(26歳)の部屋には多数の少女ビデオやDVD、雑誌などが散乱していたことが分かった。無惨な死に方をした愛ちゃんのことを思うとこんな外道が存在することが本当に許せない。
野木容疑者は同県安中市内の高校を卒業後、東京都内のアニメ専門学校のマンガ・コミックプロ養成科で1年間学び、卒業したという。アニヲタでしかもロリコンだったわけで、もちろんアニヲタが全員ロリコンというわけではなくせいぜいロリコン率は8割程度だろうし、ロリコン野郎のすべてが少女を誘拐したり監禁したりするわけでもない。そんなことを計画する危険なロリコンはせいぜい1%もいないだろう。しかし、たとえ1%でも存在すればその危険性は無限大なのである。現に大阪府熊取町で行方不明になった女児はまだ見つからないし、日本の各地で少女連れ去り未遂事件は頻発しているのだ。
そのような事件を起こすロリコン野郎にオレは言いたい。「100%合法的に夢を叶える方法を教えてやろう!」と。まず正業に就いて安定した収入を確保し、相手を見つけて結婚し、娘が生まれるのを待つのだ。確率は1/2である。意に反して男の子が生まれてしまってもがんばってもう一人作ればいいのである。3人連続で男が生まれる確率は1/8、つまり7/8は3人目までに娘をゲットできるのだ。娘が生まれたら父親としての愛情をたっぷり注げばいい。お風呂は父と娘で入るものであると教え込む。寝るときはいつも一緒、休日も一緒にお出かけすればいい。小さな恋人を手に入れたような気分で愛せばいいのだ。ロリコンという歪んだ性癖を、父から娘への愛情に昇華させればいいのである。
不幸にも男の子しか産まれなかったとしても、女装させて女の子のように育てるという方法だってある。実際の性別が男であっても、娘のつもりでかわいがることは不可能ではないはずだ。うまく説得すれば本人も性転換手術に同意してくれるかも知れない。しかし最大の難関は、ロリコン野郎と承知して結婚してくれる奇特な女性が滅多にいないことである。
2004年03月12日(金) |
日本一の高層マンションなのだ |
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オリックスグループは3月11日、高さ200メートルの超高層マンション「クロスタワー大阪ベイ」を大阪市港区に建設すると発表した。2006年8月完成予定となっていて、185メートルでこれまで日本一の高層マンションだった「エルザタワー55」(埼玉県川口市)を抜いて、マンションでは日本一となる。三井不動産、阪急不動産との共同事業で、今年夏から分譲を始めるそうである。地上54階建て、456戸で、最近の相場を反映して価格帯は2000万円弱から、最上階の眺めのいい部屋でも1億円強とかなり安い。また、高齢者が安心して暮らせるように老人ホームも併設される。
建設地はJR弁天町駅に近く、高さ約200メートルの複合商業施設「オーク200」と隣り合っている。オレは単純に眺めのいい場所が好きで、便利のいい場所にある高層マンションを仕事部屋にしたいとよく思う。この日本一のマンションにも興味を引かれる。最上階からの眺めはどんなにすばらしいだろうかと思うのだ。天保山の大観覧車も近いので、望遠鏡でもあれば観覧車でいちゃつくカップルの痴態も逐一眺めることができて面白くて仕事にならないかも知れない。
それなら少し無理して買ってもいいかなとも思うが、考えてみれば場所がよくない。そこから難波や梅田に出るには地下鉄やJRを利用しないといけない。少なくともお散歩の範囲内ではない。また淀川下流の三角州の上に位置するため、直下型地震の時に液状化現象で傾かないかという心配もしてしまうのである。もっとも阪神大震災がこの間起きたところだから次の地震は100年くらい先なので、オレが生きてる間は安心だと思うが。ここで地震が起きることよりも、関東大震災が首都圏に起きる可能性の方がはるかに高いだろう。
さて、施工業者となるゼネコンはいったいどこになるのだろうか。阪神大震災の時に手抜き工事で名を馳せた某中堅ゼネコンなら絶対に買わない。超高層マンションが手抜き工事なら命がいくらあっても足りないからだ。
こういうものを購入するときは、「早く買わないとなくなる」と焦らずにじっくり待って、完成してから動き出しても大丈夫である。既に供給過剰は始まっている。完売のはずでも必ずキャンセルの住戸が出るし、そうなると値引き交渉もしやすいのである。例えば6800万が6200万になったりするのである。オレの通勤路に面した新築高層マンションだって、とっくに完成したのにまだ売れ残っているのである。
たぶんまだまだ下がるのである。
2004年03月11日(木) |
盗まれるようなものを売る方が悪い |
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米ニュージャージ州の司法当局は3月8日、北米日産が乗用車「マキシマ」に搭載のヘッドライトが盗みの標的になっていると知りながら消費者に周知徹底していなかったのは州法違反として、損害賠償と罰金を求める訴訟を起こした。
アメリカで起こされるこの種の日系企業をターゲットにした言いがかり訴訟では、必ず企業側が負けるというのがアメリカの裁判のお約束である。盗みの標的になったのは2002〜2003年に発売されたマキシマに搭載されている、通常のライトに比べて1.5倍の明るさを持つキセノンヘッドランプで、ニュージャージ州だけで756件もの盗難が報告されている。自分たちがちゃんと仕事をしていないせいで治安が悪くなったのに、盗まれるのはそんなクルマを売ってる日産が悪いと司法当局は主張しているのである。
盗難に遭った消費者は一台あたり1800ドルの修理費用の出費を余儀なくされたとあるから、ただランプを盗むためだけなのに、かなり乱暴な方法でもぎ取っていったのだろう。悪いヤツはクルマを壊して盗んでいく連中であり、それ以外は誰にも落ち度はない。逆に防犯装置や警報装置が付いていたせいで、泥棒の怒りを招いてクルマがぶちこわされる恐れもあるのだ。
この米司法当局の馬鹿げた論理が通用するのなら、宝石や貴金属を盗まれた人は「泥棒に盗まれる可能性のあるモノを売りつけた」という理由で宝飾店を訴えることができるだろうし、肥満に悩む人は「デブになる可能性があるものを喰わせた」とマクド○ルドを訴えることができるのだ。盗みの罪で捕まった悪人が「こんな盗みやすいものを売った」と開き直る可能性だって否定できないのである。全くむちゃくちゃな国である。
日本政府が本気で日本企業の利益を守ろうとするなら、このような言いがかり裁判に対しては断固として抗議すべきである。日産も「こんな治安の悪い州では売れない!」と商品を引き上げればいいのである。日本車は消費者には圧倒的に支持されてるわけだから毅然とした態度をとればいい。
そんな情けない裁判を起こす国で、もっとも危険な「銃」という商品を作ってる企業が全くどこからも訴えられないのはなぜか。要するにアメリカの裁判はただの茶番であり、意図的に有利な結果を導くために選ばれた陪審員による八百長であるからだ。裁判とは本来正義の実現のために行うモノのはずだ。ただの日本叩きの道具として裁判を起こす連中と、何の抗議もできない腰抜け政治家を見るとなんともやりきれない気分になる。
2004年03月10日(水) |
アテネ五輪は本当に間に合うのか? |
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アテネ五輪会場の建設工事は本当に間に合うのだろうか。スペインの著名な建築家カラトラバ氏がデザインした主会場の屋根は、まだ支柱のアーチがあるだけだ。巨大な鋼鉄製のアーチで曲面ガラスを支える奇抜なデザインだけにまだ難工事が山積みである。アーチを移動する工事は細心の注意が要求されるし、移動中に強風に耐えられるかも疑問視されている。当初の完成予定は4月だったが、開幕1カ月半前の6月末に変更となった。
IOCのフェリ五輪統括部長は五輪スタジアムの屋根について「工事が間に合わない場合の代替案も考え始めている。ただ、今は信じるしかない。そもそも、屋根は必要不可欠ではなかったが、ギリシャが大会の遺産を残したいから計画した」と語っている。あきれたことに屋根など別になくてもいいと開き直っているのだ。
それだけではない。アテネ五輪のマラソンコースの工事を請け負う業者が資金難に陥り給与の支払いを2カ月凍結したため、それに怒った労働者が工事をボイコットする騒動も起きていたのである。100万ユーロ(1億3200万円)近くの未払い分が支給されない限り、ボイコットを続ける方針。一方、会社の負債総額は4千万ユーロ(約53億円)ともいわれ、政府は業者の変更も検討している。
マラトンの町からパナシナイコ競技場を結ぶコースは、1896年の第1回大会で使用された由緒あるマラソンコースだ。そのまま使用するには前半部分の道幅が狭いため、大規模な拡幅工事を行い、凸凹も目立つため、舗装もやり直している。昨年11月にはプレ大会を兼ねたアテネ・マラソンが片側一車線だけ使用して開かれたが、参加した日本の招待選手からも「舗装が古いところは路面が滑りやすくて危ない」と不満の声が出ていた。
路面電車や郊外鉄道の建設も遅れているのである。その上こんな間際になって政権交代が起きたりともうてんやわんやなのである。東京五輪に突貫工事で間に合わせた日本とギリシャではどうも時間の感覚が違いすぎるような気もするのだ。未完成の競技施設で選手たちは満足な成績も出せないかも知れない。そんなのんびりした国でオリンピックを開催することに同意したのはいったい誰だ。はじめから施設の十分に整った国でやればよかったのである。いっそのこと10カ所くらいの世界の大都市をぐるぐる回すようにすればいいじゃないか。ただ、その中に大阪は絶対に入れるなよ。あれは見に行くモノであって、自分の家の庭先でなんかやられたら混雑でたまったもんじゃないからなあ。
2004年03月09日(火) |
今、坂口力大臣がなすべきこと |
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なぜ大臣というのはかくも無能なのだろう。非常事態の時こそその存在感をアピールできるのに、どちらかというと国民よりもうろたえていてまことに見苦しいのである。
鳥インフルエンザ騒ぎへの対応はどうか。玉子も鶏肉もきちっと加熱したらヒトへの感染の心配は全くないはずなのに、船井農場周辺では大量の玉子が出荷できずに山積みされている。このまま半年くらい冷蔵庫で寝かせて、国民が忘れた頃に出荷しようとでも思ってるのだろうか。風評被害で鶏肉の消費も落ちている。そんな緊急事態なのに、坂口力厚労相は「牛やら鳥やらモウケッコウ」などと駄洒落をとばしているのである。その変な顔同様にふざけるのはもういい加減にして欲しいのである。ちゃんとやるべき仕事をやって欲しいのである。
あんたがやるべきことはただ一つ、国民の不安を取り除くことだ。そのためにはどうすればいいのか。無能なあんたには思いつくはずがないから、オレがちゃんと教えてやろう。それは鶏肉や玉子を大臣自らじゃんじゃん食べて安全性をアピールすることだ。どうせなら、鳥インフルエンザで死んだ鶏を喰って見せればいいのである。死んだ鶏が大量に廃棄されている穴の中から一羽を拾い上げて、それを視聴者の目の前でつぶして、唐揚げにしたり親子丼にしたりして食べればいいのである。それが安全なことは、医師である坂口大臣には十分わかっているはずだ。そうして大臣自ら範を示すことで、生産者たちの不安は取り除かれ、風評被害もおさまるのである。
昔、O157騒ぎがあったときに、政府は(献金を受けて?)食肉業界を守るためにカイワレに罪を押しつけたあげくに、それを菅直人に喰わせるという情けないパフォーマンスを行ったじゃないか。今回も同じことをすればいいだけである。一流のシェフにあらゆる鶏料理を作らせ、それを居並ぶ閣僚が喰う。玉子も加熱したら大丈夫だからオムレツやスクランブルエッグにして喰って見せればいい。オレも卵料理は好きだから一緒に喰ってやるぞ。いっそのことホームレスの大勢いる場所で、だし巻き玉子を大量に配るとかやってみろよ。
しかし、食糧自給率40%とかいいながら、米国産牛肉の輸入が止まっても鶏肉の出荷量が減っても、相変わらずスーパーには食品が溢れ、飢えに苦しむ人々などどこにもいないように見える日本はやはり飽食の国である。このまま食料の供給が半分になってもちっとも困らないのじゃないか。もしも今の半分の食料で国民が我慢できれば、自給率は一挙に80%に上昇だぜ。
2004年03月08日(月) |
オレが詐取なんかするわけないだろう! |
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社会党は貧乏な政党だった。企業献金をたっぷりもらえる自民党と違って、労働者の党が財政的に苦しいのは当然だ。分裂して社民党になってからは貧乏体質は一段と強化され、議員たちはいつもカネに困っていた。そんな貧乏政党だけに国から公設秘書に支給される潤沢な給与をなんとか政治活動に使いたいという気持ちになるのもわかる。自分たちの金銭感覚からすれば国の出す秘書給与は多すぎる。ピンハネしてどんどん党に寄付させればいい。
土井たか子の秘書を務めた五島氏は、社会党の金庫番としてそのピンハネに頑張ったのである。辻元清美が初当選したときも「これが社会党のやり方よ。一種のワークシェアリングなの」と指導してあげたのである。辻元が詐欺容疑で立件された時、「党のやり方に従いました」と一言言えば、社民党はふっとんだが辻元は政治家として生き延びることができただろう。他の政党が拾ってくれたかも知れないのである。しかし、辻元はそこで、土井党首を裏切らずに罪をかぶるという選択をした。もはや消滅寸前の社民党に義理立てして、議員をやめたのである。
おそらく社民党の他の「秘書給与詐取議員」たちはあわてて名義だけの秘書たちに給与を支払ったことだろう。まさか、元社会党で民主党に鞍替えした議員の中に、相変わらず秘書給与のピンハネという社会党スタイルの継承者が存在しようとは、土井たか子もびっくりだろう。
佐藤観樹といえば27歳で初当選し、社会党副委員長まで務めた重鎮だ。よほどバレないという自信があったのだろうか。「秘書としての勤務実態はあった」とあくまで詐取疑惑を否定している。その上で給与を支払わなかったのなら、それはタダ働きさせていたわけで労働基準法違反である。どちらにしてもゼニは佐藤観樹の妻の管理する口座にそっくり残っていたわけで、もう言い逃れのしようがないのである。辻元清美の事件の後も続けていたわけだから悪いことだという意識が全く欠落していたのだろう。
逮捕される直前の20分間、佐藤観樹は自分の主張(「詐取の意思はなかった」「結果として秘書給与の大半が事務所経費に使われた」)を一方的に展開して質問を受け付けないまま席を立ったという。35年という政治家人生の中でこの男が身につけたモノが「間違ったことをしても潔く間違いを認めずに最後まで言い訳に終始する」という生き方だったのだとすれば、なんとも情けない話である。いくら他の政治家がみんなそんな連中であるとしても。
2004年03月07日(日) |
長崎に日本一マヌケな強盗がいました |
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都会と田舎、どちらが治安がいいかと訊かれたら多くの人が田舎と答えるだろう。しかし、実際は田舎の方が凶悪事件が起きやすいのである。それは人家がまばらに存在するため、大きな物音がしても隣家に気づかれることがないことや、過疎が進んで老人だけの世帯が増えていることがあげられる。強盗や空き巣に入る方からすれば、人目にもつかず抵抗される恐れも少ない田舎の方が圧倒的有利なのだ。
そんな田舎、長崎県北松浦郡世知原町でこの事件は起きた。西小五郎(34歳無職)は3月6日午前2時半ごろ、世知原町の無職女性(76歳)方に侵入し、女性にナイフを突きつけ「泥棒に来た。金を出せ」と脅迫した。
このマヌケな男は最初から大きな間違いを犯している。泥棒というのはこっそり品物を盗むのである。脅したり危害を加えればそれは強盗である。刑法上でも窃盗と強盗は区別されている。泥棒と宣言したから罰が軽くなるわけではないのだ。こいつは自分が何であるかもわかっていないバカである。ちゃんと「強盗だ!金を出せ」と言うべきだったのだ。
脅された女性は一人暮らしだったが機転を利かせ、二階に向かって大声で息子の名前を呼んだ。驚いた西容疑者は何も取らずに逃げた。あまりに動転していたので、彼はそこに自分のリュックを忘れてしまったのである。よほど大切なモノが中に入っていたのだろう。迷ったあげく約一時間半後に忘れたリュックを取りに戻ったところ、しっかり女性に見つかってしまった。
「泥棒!泥棒!」
と女性がそこで叫んだのかどうかはわからない。女性にしてみれば、逃げた強盗がまたやってきたのだから口封じに自分を殺そうとしているのかも知れず必死だ。一方この西容疑者には「忘れ物を取りに来た」というれっきとした訪問の理由がある。それを泥棒に間違えられるのは心外である。まだ何も盗んでいないのである。
彼は身の潔白を証明しようと自分で110番に通報した。本当のことを話せばきっとわかってもらえると思ったのだろうか。現場に急行した捜査員はすぐに西容疑者を逮捕し、結局、彼は犯行を自供した。驚いたことに女性はまだ警察には通報していなかったので、男が110番しなかったら捕まることはなかったのである。この世にはオレオレ詐欺のように電話一本で稼げる悪人もいれば、せっかくナイフ持参で強盗に入ったのに自分で通報して捕まる馬鹿もいる。こんなマヌケな強盗ばかりならもっと治安はよくなるのに。
2004年03月06日(土) |
それを「キャベツ焼き」と呼ぶな! |
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その食べ物は、大阪梅田の阪神百貨店地下二階の混雑するイカ焼き売り場の近くにひっそりと存在した。イカ焼きにはいつも長蛇の列ができていたが、その食べ物は待たずに喰うことができた。まだ大学生だったオレは、梅田に立ち寄るたびに必ずその店でその食べ物をおやつ代わりに食った。その小さなお好み焼き風の食べ物は「洋食焼き」と呼ばれていたのである。
京都の銀閣寺道に、「一銭洋食焼き」という名前でよく似た食べ物を提供する店があった。日本にしかないものを「洋食」と呼ぶのも変な話なのだが、「ソース味の食べ物=洋食」と思われたことでのような名称が定着したのだろう。
オレは昭和一桁生まれの父親に訊ねてみて、その呼び名が戦前から用いられた由緒ある名称だということがわかった。今広く普及しているお好み焼きの方が実は後から発生した食べ物であり、その原型はおそらくこの一銭洋食焼きだったのだろう。
ある日、オレはJR天満駅近くにある菊水という店でお好み焼きを食おうと歩いていてふと立ち止まった。大勢の人々が「キャベツ焼き」と書かれた露店の前に群がっていたのである。なんと背後ではテレビ局のスタッフがカメラをかまえていた。野次馬根性丸出しでのぞき込んだオレがそこに発見した物体は、オレのB級グルメ分類方法では紛れもなく「一銭洋食焼き」に所属するように思えた。
なぜ伝統的な名称を用いずに「キャベツ焼き」などという恥ずかしい名前で呼ぶのだろうか。試しに一枚買って食べてみたが、それはまぎれもなく「一銭洋食焼き」の味なのである。勝手に名前を変えないで欲しいのである。それとも「一銭洋食」の方は商標登録されていて、他の店が使えないためにやむなく「キャベツ焼き」と呼ぶのだろうか。もしもそうなら、普通名詞を勝手に商標登録する卑怯な店には絶対行かないのである。
長野県で諏訪湖の花火大会を見たときに、露店でお好み焼き風の変な食べ物が売られていた。回転焼きを焼くへこんだ銅板(?)を使って、そこでミニサイズのお好み焼きを焼いているのである。その変な食い物は「大阪焼き」と呼ばれていた。とりあえず食べてみたがまずく、オレは二度と喰わないことを確信した。残念ながら、そんな食い物は大阪にはない。
トルコにトルコ風呂(その昔、ソープランドはこう呼ばれた)などなかったように、大阪に大阪焼きなど全く存在しない。キャベツ焼きも含めてこんな間違った名称はいますぐに廃止してもらいたいぜ。
2004年03月05日(金) |
恵まれない国にランドセルをあげます |
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人工皮革メーカーのクラレ(東京)が、押し入れに眠っている古いランドセル1000個をアフガニスタンの子どもたちに贈る計画をたて、提供者を募集している。小学校を卒業するとランドセルは不用になるが、処分するのにも抵抗感があり、押し入れにしまい込んでいる家庭は少なくない。「役立てる方法はないか」という問い合わせが多く寄せられるため、学習用具などが不足しているアフガニスタンへのプレゼントを企画したという。クラレでは、このランドセルにノート、鉛筆、クレヨンなどの文具を詰めてアフガニスタンの子どもに贈る予定だとか。何とも情けない話である。
どうして使い古しのボロっちいランドセルなんかを送るんだ。人様にものを差し上げるのに失礼じゃないか。新しいピカピカのものを贈ってこそ、誠意が伝わるというものである。オレも小学生の頃にはランドセルを使っていたが、オレの使い方が悪かったのか、ランドセルが安物だったのか六年ももたなかった。6年間使ったランドセルなど必ずどこかが痛んでいるはずである。クラレがすべて完璧に修理するのなら別だが。
アフリカに古着を送ったり、毛布を送ったりする話はよく耳にする。しかし、集まった古着には洗濯もしていない汚れたモノや破れたものが混じり、捨てなければならないものも多いという。誰だってよれよれの古着よりは新しい服の方が好きだ。例外なのは美女が着古して変色したパンティの匂いをかいで喜ぶ変態くらいである。物質的な豊かさに囲まれた日本人が、自分たちにとっては無価値だけど貧しい国の人なら喜ぶかも知れないという傲慢な気持ちから品物を送る行為ほど恥ずかしいことはない。本当に相手に喜ばれるのは自分たちにとっても価値あるモノである。ゴミを贈られた側が感謝していると思うのは大きな勘違いであり、相手は日本人の精神の貧困さを笑ってるかも知れないのである。
クラレという大企業にとって、ランドセル1000個などたいした負担ではないはずだ。ピカピカに光ったクラリーノの新品のランドセルをアフガニスタンに贈るくらいなんでもない。自宅に眠る不用品のランドセルを粗大ゴミに出して捨てる代わりに、貧しいアフガニスタンの子どもに恵んでやろうと思った人は、せっかくの気持ちをお金に換えて、1万でも2万でもクラレに寄付して、新品ランドセルを贈る費用の足しにしてもらえばいいのだ。
考えてもみろ。かわいい孫によれよれの古いランドセルを贈る祖父母など日本のどこにもいないじゃないか。
2004年03月04日(木) |
卒業記念にリカちゃん人形なのだ |
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オレがまだ小学生だった頃、同じクラスの女の子たちはみんなリカちゃん人形を持っていた。さすがにオレは持っていなかったが、オレの妹はちゃんと持っていた。いろんな服が売られていて、着せ替えてコスプレを楽しむことができたのである。
リカちゃんは11歳のハーフで双子の妹が居て、お父さんは名前をピエールというフランス人指揮者。ママの織江はデザイナーだった。今考えると相当無理のある設定である。リカちゃんの家をかなりブルジョワにしたかったということだけはよくわかる。しかし、この遊びには厳然たる階級が存在したのである。リカちゃん一体しか買えない子、彼氏とデートさせている子。ついでに友達のいずみちゃんまで持っている子。人気のないリカちゃんのお父さんまで持っている子。そして大きなリカちゃんハウスを買える子までいた。そこには残酷なまでに貧富の差というものがあったのだ。
かつて遊んだ日々を30代40代の人がなつかしく思い出すそのリカちゃん人形を、なんと卒業記念品に配った学校があるのだ。三重県津市の私立女子校「セントヨゼフ女子学園高校」で3月2日に行われた卒業式では、同校の制服姿のリカちゃん人形が150人の卒業生に配られた。身長約10センチの人形は、深緑色のブレザーにチェックのスカート姿。髪は黒色で、スカートの丈や靴下の色も校則に違反しないように配慮されている。
これは学園側が名鉄百貨店やタカラと共同企画して作ったもので、制服姿のリカちゃんは過去に10校売り出されているが、卒業記念品として作ったのは初めてだという。名鉄百貨店では3000個を一般向けに販売する。卒業生以外にも女子校制服マニアのオタク野郎たちが殺到してすぐに売り切れることが予想される。これまでの卒業記念品は印鑑などを配っていた同校だが、卒業生の提案で、教諭らが可愛い記念品をと企画したという。卒業生たちは驚いた様子で歓声を上げた。
「厳格な高校なので、こんなに楽しいものをくれるとは思わなかった」
そんなふうに心に残る卒業記念品など、オレは一度ももらった覚えはない。ワシントン条約違反の象牙の実印を使うようになってからは、高校の卒業時にもらった安物の印鑑はどこかに行ってしまった。大学の卒業記念にもらった老松の紅白まんじゅうは両親に勝手に喰われてしまい味わうことさえできなかったのだ。オレは今でも母親に向かって悪態をつく。
「オレのまんじゅうを返せ!」
2004年03月03日(水) |
もう、裁判官はいらない! |
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重大な刑事裁判の審理にふつうの市民が参加し、裁判官とともに有罪・無罪や刑の重さを決める裁判員制度をつくる法案が、3月2日の閣議で決定した。司法制度改革の目玉で、政府は今国会中の成立と、2009年4月の施行を目指している。
刑事裁判への市民参加は欧米ではすでに陪審・参審制などで定着している。裁判員になることを国民の義務と位置づけ、幅広い市民参加によって司法への理解、信頼を高めるのが狙いだという。法的なモノの考え方や判例至上主義に凝り固まってまともな判断を下せなくなった裁判官よりも、一般市民の示す常識的判断の方がはるかに正しいとオレは日頃感じていたのだが、ついに政府もそれを認めたのである。
裁判員は20歳以上の有権者から無作為に選ばれ、裁判所での質問手続きを経て選任される。合議体は、裁判官3人、裁判員6人の計9人が原則。多数意見で評決するが、裁判官・員の少なくとも各1人が賛成しないと成立しない。審理されるのは、殺人、強姦致死、強盗致傷、危険運転致死などである。裁判員は非常勤の国家公務員扱いとし、収賄罪などの適用対象になる。また、国家公務員並みの守秘義務を課せられ、評議の経過や評決の可否に対する意見を第三者に話すと、最高で懲役一年に処せられるという。
うっかり週刊誌の取材に答えて「そんな鬼畜は死刑しかない!」と言ってしまったら刑務所行きなのである。守秘義務は裁判終了後も生涯続く。秘密はあの世まで持って行かないといけないのだ。そんなに口の固いヤツが日本にどれだけいるのだろうか。少なくともオレは自信がないのである。だからと言って
、自分は口が軽いから裁判員になるのを免れようとして選任手続きでうそを言う行為も、やはり刑事罰の対象になる。戦前の召集令状(いわゆる赤紙)と一緒で、国民はこの義務を逃れることはできないのだ。
さて、裁判員はどのような判断を下すのだろうか。結局疑わしいまま無罪になったあのロス疑惑の三浦和義被告を裁くとしたら、裁判員は週刊誌やテレビの報道に影響されて全員が有罪に賛成しそうである。マスコミの影響を排除しないと必ず先入観に左右される。それを防ぐには半年くらいテレビや新聞から遠ざかって隔離生活をさせるしかないのである。そんなこと絶対に無理である。しかし、量刑なんて素人がどうやって決めるのかね。15年と1年に分かれたら、間をとって8年とかになるのかい。面倒なのはみんな死刑にしたりして。
2004年03月02日(火) |
大統領、あんたが死刑だ! |
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人類の歴史の中で最悪の環境破壊は何だったかと問われれば、オレは迷わずビキニ環礁で行われた水爆実験だと答えるだろう。太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で1954年3月1日に米国が行った水爆実験から50年。マグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員23人が「死の灰」を浴び、無線長の久保山愛吉さん(40歳)が亡くなった事件は多くの人に知られている。しかし、そこで暮らす人々がどれほど多くの被害を受けたのかはあまり日本では知られていない。
アメリカは1946年から13年間かけてマーシャル共和国のビキニ、エニウェトク環礁で67回にわたり計約11万キロトンの核実験を実施していた。白血病やがんなどの健康障害を負ったと認定された島民が1865人もおり、このうち約840人がすでに死亡したことがマーシャル諸島共和国のまとめで明らかになっている。
故意に人を死に至らしめた場合は殺人罪が適用される。核実験によって被爆した人が死ぬ可能性もあったことを、広島長崎の原爆投下によって米国民は容易に知り得たはずである。その上でこの実験を強行したい以上、核実験期間中に在任し、実験を許可したトルーマンとアイゼンハワー両大統領は合衆国の法律を適用して死刑ないしは終身刑が宣告されるべきだった。少なくともマーシャル諸島の住民とアメリカ合衆国は当時交戦状態にあったわけではなく、核攻撃は戦争の中で行われたことではないからである。
1986年にマーシャルは米国の統治下から独立した。米国はマーシャルに外交と内政権を認める代わりに、米国が防衛権を維持し、15年間財政支援をする「自由連合協定」を締結した。この協定の第177項で、米国は核被害とその補償責任を認め、マーシャルに1億5000万ドルを拠出した。マクドナルドのコーヒーで火傷をしたおばはんが100万ドルを要求する国にしてはあまりにもケチな金額である。てめえらの価値基準に合わせれば被爆者一人あたり1億ドルくらい払うべきだろう。それとも島民の命の値打ちは米国民の百分の一しかないのか?この連中にとって人権というものは米国籍をもってそこに居住している人間だけに保証されるものである。よその国の人間がどれだけ死のうと全く無関心なのである。
ロンゲラップ環礁では水爆実験による死の灰が事前に告げられず、島民は被害をまともに受けた。島が残留放射能に汚染されていることがわかったため住民は強制移転させられ、また三分の一の住民が甲状腺の切除手術を受けたのだった。日本が軍事同盟を結び行動を共にしているのはこんな恥ずかしい国なのである。てめえが起こした核実験の始末もできない、要するに自分のケツも拭けないレベルの幼児国家なのである。お守りするのも大変である。
2004年03月01日(月) |
甲子園の試合をタダで見られる?マンション |
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甲子園球場の南西に、甲子園競輪場という施設があった。経営不振のために2002年3月末で事業が廃止され、跡地は長谷工コーポレーションに売却された。競輪場の周辺は「第2種高度地区」で高さ制限は15メートルまでだった。西宮市はこの跡地について戸建て住宅と中低層の共同住宅を中心とする中低層住宅地と位置づけ、2003年2月、長谷工コーポレーションに対し「建物の高さ及び長さなどに関し、地域の住環境に配慮した計画となるよう努めてください」と文書で求めている。しかし、金儲けのためなら軽井沢の森を切り開いてリゾートマンションを建てようとする企業がそんな指導に耳を貸すわけがない。さっそく14階建て(高さ43メートル)の高層マンションを建て始めたのである。
周辺住民は建設差し止めを求める仮処分を神戸地裁尼崎支部に申し立てた。住民側は日照権や眺望権が侵害される。浜風もさえぎられると訴えている。本来なら西宮市は競輪場が廃止されたらすぐに高度地区の指定見直しをするべきだったのだが、市の都市政策部の猿渡彬順部長は「見直しは5〜10年に1回で、前回は01年3月だった。競輪場廃止が決まったのはその後で、土地所有者が変わったからといって急には見直せない。適正な手続きを踏まえており(マンション)建設に問題はない」と話している。つまり、見直すつもりだったがそれは4年先であり、その前に建てればOKという意味である。5年に一度しか仕事をしなくて済むというのがお役所仕事なのである。
この建設予定のマンションの最大の売りは、周辺に高さ制限があるため今後も絶対に眺望がさえぎられないということである。最上階からはたぶん望遠鏡で甲子園の試合も見えるだろう。そんなすばらしい場所をゲットする長谷工のセコさ、いや営業力には脱帽するしかない。さて、この位置に高層マンションが壁のようにそびえ立ったらどんなことになるか。オレは地図を見ながら考えた。そしてあることに気が付いた。甲子園名物のライトスタンドからレフトスタンドに吹くあの浜風が、しっかりとこのマンションでさえぎられてしまうのである。右打者にとって有利に働いたあの浜風がなくなるということは、阪神タイガースの野球が根本的に変わるということである。さて、吉と出るか凶と出るのか。
でも長谷工のマンションなんて阪神間では全く人気がないのである。阪神大震災の時に被害が大きかったからだ。長谷工の神戸営業所も全壊していたくらいである。その後耐震工法の研究はどこまで進んでいるのだろうか。
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