paranoia kiss
    

なぜだか、彼のことばかり思い出す。
そんなきっかけはないのに。

とても晴れた日、
あいかわらず、消音のテレビと音楽と
なくてはならないお酒。
思い立って、お布団を干した。

ふと気が付くと、彼は取り入れたお布団で、
寝息を立てていた。
あまりに心地よかったから。と照れくさそうに
寝ぼけ眼でほほえんだ顔をよく覚えている。

とりたてて、特別なことがあった日でもないのに。

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ケンカして左手にあったラブリングを
線路に捨てられた日。
酔っ払った彼は自分のしたことに気づいて、
必死で探してくれた。
それでも、一緒にいたいんだ。と嬉しい反面、
感情が冷めていくのにも気づいていた。

本当に別れることになった日、
やっと自分の本心を伝えた。
本当に結婚したかった。と。

恋人は今から親に会わせる。と言っていたけど、
もう一人の恋人が借金を返済し終えるのを
これ以上待てなかった。
絶対。という確約などないのだから。

後日、部屋の合鍵を郵送した。
電話で、本気で離れていくのか?と聞かれたけど。
本気だから、返したんだよ。

唯一の自慢だった鍵。
すぐにあの恋人に渡したんだろう。

外見が整ってる人がそれから嫌いになった日。
今でも、連絡はあるけれど。

本当の負け犬はどっちなんだろう。

2007年06月30日(土)



がんばってる人にがんばれっていうのは、
なんだか酷いことのような気がする。
がんばってない人に使うものなんじゃないかな。

見せかけだけ、がんばってるフリをしている人もいるけど。
何もないようにみせかけてる人こそ、
がんばって。といいたくなる。

がんばるなんて言葉は好きじゃないけど。

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持病の喘息が酷くなるのと共に、
愛車まで調子が悪い。

器官がひゅーひゅー。
タイヤもきしきし。

メンテナンス希望。
なにもかも。

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本を読み終えると少しだけ知識が増えた気がする。
ネットで、文字を漁っても同じ。

喉が渇くように、
活字にも渇いている。

あれもこれも。
満たしたいことはたくさんある。

2007年06月26日(火)



今みたいにダーツバーが流行る前に、
店が終わったら、ダーツがおいてある店で飲んでいた。
たった一人になれる空間が好きだった。
人がやっているのを見るだけだったダーツ。

彼は本当に人から好かれるタイプであったのに、
なぜ、横に居たのが僕だったのか未だにわからない。

ロングの黒髪にメンソールが似合いそうな人が、
横に居るのがお似合いだったと思う。

その頃から、ショートの茶髪で、
男性が好むようなタバコが好きだった。

どうしても欲しい。とだだをこねて貰った、
ハイネケンのトレイ。
店員は内緒でくれた。

今でもトイレにある。

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二股の相手に彼の電話を使って電話をした。
今思えば、大それた芸当。

相手に恋人なんですか?と聞いたら、
そうだ。と答えた。
僕も恋人なんです。というやりとり。

相手はいつから?と聞いてきた。
嘘をついても仕方ないから、正直に答える。

相手は、自分のほうが、遅かった。と言う。

なんだかわけのわからないことで、
意気投合して、2人して、
彼と別れてしまう作戦を立てた。
しかも、同じ日に。

どうしてるんだろう、彼も相手も。

2007年06月20日(水)



しし座流星群の見える季節に
あの人の車から流れ星を見た。

どこかの海沿いだったか、
川沿いだったかの防波堤に車を止めていた。

流れ星を見たのが初めてて、
あの人の隣でよかったなぁ。なんて思っていた。

その日のことはよく覚えているけど、
今になったら、
あの人の隣でなくてもよかった。
多分。

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愛するわんこがやってきたのは6月で。
桜で有名な公園を毎日散歩していた。

そして、毎日一緒にお風呂に入っていた。

名前を決めるのに相当悩んで、
あの人でなく、昔の恋人に相談した。
何時の日か、離れ離れになるのを予測して。

間違いなく、僕が導いた別離だ。と今になって思う。

2007年06月19日(火)



会いたい人が遠くに行ってしまった。
ますます会えなくなる。

会いたい人は近くにいるほうがいい。
頼ってしまうけれど。

心的にも距離的にも遠くなるという現実。

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考え方がアンバランスだ。というようなことを
当時の恋人に言われたことがある。

なにげない一言だけど、心に残っていて、
今の僕をもますますアンバランスにさせる。

言い訳にはならない。

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そして、脳が2分割される感覚。
それぞれの小部屋が同時に色々なことを考えている。

そう、アンバランスなことばかり。

2007年06月14日(木)



ボーリングという名の宴会で
君が飲んだくれているであろうこの時間に
僕は缶ビール2本をやっつける。

やりきれなくて、
君には止めたと伝えたタバコをぷかぷか。

ばれるといけないから、外で吸う。

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お風呂に入りなおして、
念入りに身体を磨く。
角質を落としたり。

全ては自分のために。

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昔の恋人に会って、昔のことを懺悔したい。という
番組を二人で見た。

あの人はいつか懺悔してくれるんだろうか。
リコンしたら、また会いたいと思ってくれてるんだろうか。

君のいない夜はとんでもないことを考えている。

君と一緒であったとしても、
いつか、どこかですれ違う日を夢見てる。

ただただ見返したい。という意地汚い理由で。

2007年06月11日(月)



虫歯予防デーだから
たまには、歯を丁寧に磨いてみる。

虫歯が生まれて一度もできたことのない君が羨ましい。

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たった6色の色鉛筆で
大人の塗り絵をしてみる。

絵を描くのは好きだけれど、
色を塗るとおかしくなる。

静物を描くのが好きだった。
文字を認める前は。

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とんでもなくエロティックな夢を見る。
相手が君でよかったような。
そうでなかったらよかったような。

ストレスは溜まってるけど、
欲求不満ではない。

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かなり前に注文したクロワッサンが届いた。
本当に頼んだことを忘れていた。

待っただけあっておいしかった。
週末の朝はカフェオレとクロワッサンで。
それ以外何もなかった食卓。

2007年06月04日(月)



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