paranoia kiss
    

〜してくれない。と思う前に、
自分から与えることから始めてみようと思う。

自己愛の塊でなく、
その存在だけに感謝して。

いなくなるより、いてくれる方がいい。

与えて返ってこない。と見返りを期待せず、
とことん謙虚に。

---
あの人と過ごした街で使っていた自転車で、
今は君と暮らすこの街を走る。

愛車にはあの土地の防犯登録が。
見るたびに少し凹むけど。
未だに、手放せない。

君が愛車をメンテしてくれるというのが、
申し訳なく感じる。
でも、嬉しいよ。

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かなり軽くなった髪で、
入ったことのないお店でカフェオレ。

残ったタバコは君にあげよう。

すっきりしたのに、ストールが手放せない。
風邪を引いたら、それこそ漫画の世界。

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二人がかりで髪を染めてもらう。
物凄く男前な一人はにんにくくさくて。

身体の半分だけ匂いが移りそう。

これからおでかけですか?
お仕事は何をされてるんですか?

そんな会話も新鮮。
また、手渡された雑誌にも色とりどりの服が。
これもまた新鮮。

僕が夏場に冬のコートを担いで、
スーツ姿の人々にまぎれていた頃。

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この髪型になったおかげで、
気休めだけど前向きになっている。

思い出すことも多いけれど、
やっぱりあの頃より手に入れたものは多いんだ。
失ったものは大きいけど。

2007年01月29日(月)



難しい。
うまく伝わらなくて、大きな誤解を招きそう。
大きくなる前に、
お詫びしようと思ったら、連絡が取れない。

だから、書面にて伝える。
失礼なことこの上ないけど。

小さな火種のうちに消してしまいたい。
どうか、大きくならないように。

小さな声の僕が悪いのか。
うまく聞き取れなかった先方に問題があるのか。

そのあたりは濁しておきたいんだけど。

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ひとつがうまくいけば、
全てがうまくいくと思ってた。

上がったり下がったりで、
気持ちと身体がついていけない。

もちろん、ジェットコースターとお化け屋敷は嫌いだ。
お金を払ってまでそんな気分になれない。

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触れられたくない部分があって、
そこに踏み込みたい人がいて。

どうやってバリケードを築こうか。
いっそ、相手の地雷を踏んでみる?

2007年01月27日(土)



途切れ途切れになっていたものが、
繋がって一つの輪になりそうな瞬間。

こうやって人生は続くのかと思う。

あの時、無駄に死ななくてよかった。
本当の無駄死にするところだった。

命を繋ぐことが面倒な時の方が多いけど、
生きてて良かったとおもう稀な瞬間に出会うと、
これでよかった。と自分を正当化したくなる。

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時間が駆け足で過ぎてゆく。
ついこないだまで、
年末だの新年だのと言っていたのに。

三十路に突入してから、
転がるように時間は過ぎる。

ぼんやりしている時が長すぎるのか。

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朝はコーヒーと新聞から始まる。
なのに、片方を忘れた朝。

物足りないのが新鮮だったり。

---
喉から手が出るほど欲しいという気持ちが久しぶり。

昔はそうやって君を手に入れたっけ。
今回はお金で済まそうとしてみる。

しかも、できるだけ安価に。

何だろうこの違った意味での
狙った獲物は逃さないという意気込み。

2007年01月26日(金)



嘘とギャンブルだけは止めて欲しい。
ん?と思って、思い当たるふしにメールを入れる。

勘が働きすぎるのも考え物。
君の行動を責めるわけでなく、
その嘘をつくという行為を責めたくなる。

まだまだ。
きっちりしたことがわかってから。

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嘘をつかれるのが大嫌いで、
隠し事をされるのが大嫌いな君が、
僕にはそうする。

僕を傷つけないために。
僕は、その行為によって傷つけられる。

ほんとのことが知りたいだけなのに。

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空回りしている自分に気づき、
職務を放棄する。

ベランダには洗濯物が並び、
部屋はそこそこ掃除されている。
食事の支度も放棄。

ささやかな反抗で
ささやかな抵抗。

そこまで落ちぶれた人間でないという証。

2007年01月25日(木)



時々、君のことがとってもわかる気がする。
それは、やっぱり気がするだけで、
まだまだ知らないことの方が多い。

わかる気がするのは、
物理的距離が近いだけで、
心的距離はまだまだ遠い。

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どうにもならないことを
どうにかするのは得意だけど、
やっぱりどうにもならないと、
君を頼ってしまう。

その答えが的確かわからないけど、
言われた通りにやってみる。

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もち米で炊き込みご飯を作るとおいしい。と
いうことを知った。

代わりにフライドポテトは揚げなくても
トースターで加熱したら早いよ。と
教えてあげる。

掃除の仕方を聞かれても、
ただ見た目が綺麗なだけであって。
君が帰ってきやすいように、
そして、快適な空間を創ることにしているだけなんだ。

---
天はニ物を与えずは嘘。
ニ物も三物も与えてもらっている人がいる。

一物ももたない僕は途方にくれる。
到底一物と呼べる代物でないけど、
それを大事に大事にする。

いつか、他のこともプラスの方向に向くように。

2007年01月24日(水)



近頃の僕は、ちっとも冷静になれなくて、
ただがむしゃらに空回りしてしまっている。

狭い狭い空間をぐるぐるして、
あっちで頭をぶつけ、
こっちでも頭をぶつける。

あの頃と同じ事をしてしまっている。
年齢だけ無駄に重ねて、
ちっとも成長なんてしていない。

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君は優雅にわんこの散歩にでかけ、
そしてバイクに乗る。

車検が切れているというのに。

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どの車にしようか。と
カタログを前に悩む君。

そんな君のために、
スーパーでどのお豆腐が一番安いか悩む僕。

2桁の買い物と、7桁の買い物と。

2007年01月22日(月)



当時の僕は強さの欠片なんて持ち合わせていなかった。
弱い。と思い込んでいた。
それを言い訳にいろんなことから逃げまくった。

逃げられない今。
時間は確実に過ぎ、
人は僕を強い。と言う。
親でさえも認めてくれるようになった。

いつから、何がきっかけで強くなったのか
なんてわからないけど。
時間が僕を強くしてくれたのかもしれない。

周りが僕を見捨てなかったから
僕は今日も呼吸できる。

---
君のいない夜。
君のまくらをのけて、自分のまくらで眠ることにする。
シーツに君の香りが残っていた。

なんだかどきどきした。
こんな気分になるなんて。
少しだけ恋しくなる。

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身体と心は疲れているのに、
思考だけが活発で眠れない夜。

何度もメールを確認したり、
あれやこれやと考えるうちに
新聞がポストに入る音がした。

かといってぐうたらできない朝。
昨日の楽しかった時間の片鱗を片付ける。

また、今日も同じ事が繰り返されるというのに。

2007年01月19日(金)



業者の男性からエゴイストの香りがした。
ふっと記憶が戻ってしまう。

初めてその香りが鼻をかすめたのは、
タバコの煙とアルコールの匂いが入り混じった空間だった。
本当にエゴイストというにふさわしい彼。

その香りが気に入って、譲ってもらった。
以来手放さず、自分の香りとした。
彼は海が好きでよく出かけた。
二人して同じ匂いで。

時が流れ、エゴイストとは程遠い彼に
自分の使いかけを贈った。
なぜだかわからなかったけど。
アロハシャツにエゴイストの香り。

---
赤い糸は1本しかないから、
きちんと見定めてほしいと思う。

僕も時々この赤い糸が赤なのかどうか
わからなくなる瞬間があるけれど。

そうして、エクストレームを香らせる君に惹かれる。

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エゴイストの彼はもうとっくに
この部屋を去ったというのに、
残り香に悩まされている。

窓を開け放っても
鼻についた残り香。

いや、記憶が香りとなって残っているだけなのか。


2007年01月16日(火)



ずっといい人ではいられないから、
時々、意見を述べたりする。

周りは驚くけど、
今まで聞いてばかりだったからこと
尊重されたり。
そんなにいいものではないけどさ。

相手を肯定してみる。
すっと人の輪に入っていく瞬間。

---
日常のくだらないことに驚かれる。

杓子定規とか固定観念なんて吹っ飛ばせ。

---
君が笑顔でいられるように。
僕は日向になり、
陰になり。

さらりと臨機応変に。

---
いつか僕が言ったであろう行きたい場所。

このままだと当分いけそうにないね。と君は言う。
いつか年老いた時の楽しみに。
楽しいことはどんどんと先延ばしにするようになってしまった。

変化に飛んだ生活のほうが楽しいだろうけど、
今は現状維持で。

維持することに心を砕く。

---
浮気したココアはどうにも甘く。
虫歯になってしまいそうだ。

心ばかりか、歯までもぼろぼろにしないでおくれ。

2007年01月15日(月)



3泊4日で出張だという君の
そのうち1泊が仕事でないことを知る。

僕が昔に住んだことのある
そして今度君が行くことになるその地。
おいしいものや観光地を教えてあげたり、
詳しく地図まで書いてしまう。

もうすっかり変わっていることだろう。
いつか一緒に出かけてみたい。

君の思い出を塗り替える為に。

---
学業も物書きも
そして誰かの恋人であるということも。
なにもかも中途半端だった。

それなのに、君の知り合いから褒められる。
夜の顔しか知らないのに。

一番自分らしくいられたから、
それはそれで喜ばしいことなんだけど。

昼と夜の顔が違いすぎて、
誰も同一人物とは思わないだろう。

そして、気の短い僕は
君と衝突してばかり。

一番困っているのは間違いなく君だ。

---
ココアを買って失敗する。
浮気はよくない。
本気で買えばよかった。

そんなところで恋愛と重ねてみたり。

2007年01月12日(金)



昨日18時に拍手を下さった方が。
ありがとうございます。

---
周りは波乱に満ちている。
僕の周りだけ平穏な時間が流れているように
見えるんだろうけど、
この平穏とやらを維持するのも大変だ。

大変なときは時間が嵐のように過ぎ去るけれど、
穏やかな時はなかなか流れずに苦労する。

実は平和を維持するほうが大変なのではないか。

もう嫌だ。と放棄することもできず、
何物にも変えがたい頑固で強固な意志が必要。

少し波風を立てて、
風通しをよくしてみたくなる。

---
作り笑顔の僕を君はすぐに見抜く。
作り笑顔に気づいてくれない日はどうしたらいいんだろう。

言いたいことがあるのに、言えないもどかしさ。
気づいて欲しいけど、言い出せないでいる。

2007年01月11日(木)



社会人になった頃、
親と衝突した。
父と取っ組み合いの大喧嘩をして、
自分でも気に入っていた玄関を
殴られた拍子に壊してしまった。
引き戸だったそれのガラスの破片を
思う存分に浴びた。

今でも、左手親指の付け根にそのときの傷が残る。

父に飛び掛り、彼の手に噛み付いた。
スーツはガラスでさくざくに破れ、
背中も血だらけだった。
父の手にもそのときの噛み痕が
未だに残る。
悲しいかな、そのスーツは父に買ってもらったものだった。

分かってくれない。
分かって欲しい。とずっと思っていた。

今になってわかることだけど、
親ほど自分のことをわかってくれていた人物はいない。
過去の恋人の誰よりも。
君よりも。

血が繋がる。というのはこういうことなんだと思った。

---
なのに、人は血の繋がらない他人を欲し、
理解して欲しいと思うようになる。
分かり合いたいと。

そして、血の繋がらないもの同士が、
子供という血の繋がる存在を欲する。
一番近いのに、分かり合いたいのに、
恋人や配偶者とは相容れることがなく、
いつかは子供のことのほうが、
理解できるようになるんだ。

世の中って不思議だ。

---
いってらっしゃいを言わなかった朝。

きっとそのことを君に告げても
忙しそうだったから。と言うだろう。

おやすみを言わなかった夜。

君が先に寝付いてしまっていた。
こっそりと布団にもぐりこむけど、
起こしてしまったようだ。
寝たふりをする僕をおいて、
君は再び起きた。

どうやっても距離が縮まらない気がして、
そのことが本当に切なくなる。

だから、今日はベランダから叫んだ。





2007年01月10日(水)



何もかもうまくいくときは、
その後に落ちたときのことを考えてしまう。

何もかもうまくいかないときの方が、
状況を甘んじて受け止められる。

---
時々、君のことがわからなくなる。
だから、いつもわかって欲しいなんて言わない。

時々、わかろうとする君でいてほしい。
だったら、僕は報われるから。

---
BBQの煙の中、
冷やかされる君をぬくぬくとした
部屋から眺める。

年に一度しかオールスターキャストでないけど、
この時間は心地いいひと時なんだ。

気が付けばみんな誰かを同伴で。
変わっていくものもあるけれど、
変わらない何かもある。

そんな君が羨ましいんだ。

---
気持ちを察してくれる人がいて、
助言をくれる人もいて。

自分ひとりが辛いわけでない。というのは、
本当に救われる。
妙なところで、同士な気分。

2007年01月09日(火)



10年以上の付き合いになる
異性の友人が結婚したことを知る。
年賀状というもので。

学業や仕事の話で意見を戦わせた。
それだけの時が流れていることに気づく。

コメントもなく、
ハガキ一枚というのが寂しかった。

---
乾燥機の調子が悪い。
生乾きで仕上がってしまう。

蛍光灯が続々と切れたり、
ダメになるときは一気だ。
一気にそろえたのだから当たり前か。

---
雪国からの帰り道、
これまた雪が綺麗な観光地に寄り道。

何をするのかと思えば、
君の異性の友人に会うのに付き合わされる。

なんだか、居心地が悪く、
車で待つという僕の意見はさっくり却下される。

相手も嫌だろうに。

---
夢を夢見ていた頃。
相手の人生に入り込みたいと思った。

僕は君の人生の何分の一かを共有してしまった。
しかし、それは不可能なことだと悟る。
何もかも自分のものにはならないんだ。

なんて傲慢だったんだろう。

2007年01月06日(土)



おめでとうございます。
堅苦しいのは嫌いだから、このあたりでやめる。

---
よくばりな君は僕の過去を知りたがる。
そして、とてつもない要求をしてくる。
とてもとてもハードルが高くてムリだ。
そして、直して欲しいという部分も
あれやこれやと言う。

ありのままを受け止めると言った君は何処へ。

---
現状維持で精一杯の僕は、
見えぬところで泪を流しながら
それなりに自分を変えるようにしてみる。

お金を払ったとしても、
人の性格なんて変わりはしないのに。

---
おみくじなんて引いたら、
あまりにも当たっていて驚愕。

今年は責任転嫁できるからいいよ。
厄年なんて、信じてもいないけど、
やり場があるだけま、いいか。

---
また来てください。なんて大嘘を
偽りの笑顔で告げる。

できれば会いたくないけどさ。


2007年01月05日(金)



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