paranoia kiss
    


幸せのカタチ。

カタチにならないから、躍起になって形にしようとする。
カタチになれば、壊れてゆくのも目に見えるのに。

カタチにならないから、信じられない?

幸せってどんなのですか?
何色ですか?
どんな感じですか?

黒くてとがってて美しくなかったら手放すの?

目に見えるものが全てではないのに。

2002年10月31日(木)




「よくおまえ、あの大学からここの会社に
受かったよなぁ。」

「その爪じゃ、家事はできないよなぁ。」

「そんなにいい加減じゃ男は嫌がるよ。」

「考え方が偏ってるよな。」

全部、覚えてます。
でも、幸せになれるんだよ。
きっと、他の誰よりも。

2002年10月30日(水)




別に終わったことだからどうでもいいのに。
11月7日に向けて、
心がカウントダウンを始めてる。

よくわからない。
あたしの2つ目の誕生日。
何で生きてるんだろう。
どうして逝けなかったんだろう。

誰よりも幸せになると誓ったはずだったのに。

2002年10月29日(火)




あたしはどのへんですか?
どのくらいですか?
どんなかんじですか?

たまに愛が見えなくなります。

2002年10月28日(月)




駅のホームですれちがった男性。
エゴイストの匂いがした。

この季節がくるとエゴイストの匂いによく出会う。
夏はブルガリとか多いけど。

少し思い出した。
あんまり苦しくならなかった。

もうすぐ振られて2年なのに。
まだあたしの心にはあの人が巣食ってる。
記憶はだんだんと薄れていっているような気はするけど。

2002年10月27日(日)




強い女だ。と言われた。
強くなんかない。
全然褒め言葉になってない。

その陰に隠れた部分に気づいてほしい。

今までのことが
あたしをそうさせているということに。
何人が気づいているのか。

今までの何かがそうさせたんやな。
そう言ってくれる人をあたしは待っている。

2002年10月26日(土)




屋根裏に一人暮らしをしていたときの
食器があった。

全て2客あったのに。
箱を開けてみると全部1客だった。

ぼろぼろになりながら、
泣きながら捨ててきたんだろうな。

去るもの日々に疎し。
時間が持っている偉大な効力。

2002年10月25日(金)




懐かしいあの町の近くを通った。
毎日毎日飲み歩いていた街。

信号が何秒で変わるかさえわかる。

何処の店にはどんなお酒があるとか。

過去の恋人たちともあの街で遊んできた。

そういえば、あの街に連れて行ってないのは
あの人だけだ。

もう潰れてしまった店も多いと聞く。

2002年10月24日(木)




今している指輪。
もし、子供ができて、
大きくなって、
好きな人ができるくらいの年齢になったら。

男の子なら、ネックレスにして
女の子なら、サイズを変えて、
身につけられるようにして
プレゼントしようと思う。

あの人とあたしが
永遠を誓った証。

2002年10月23日(水)




何故そこまでして結婚するんや。
と、言われた。

きっと世界中の誰もが経験することだから。

能力ではなく人格が肯定される瞬間は
数少ないと思う。

だから、あたしは結婚する。
思っているほど、魅力的なもんじゃないのは
十分承知。

いつかは幸せになる権利があるはず。



2002年10月22日(火)




あの人が泣いていた。
ココロがえぐられるように苦しかった。
あたしが原因なのに。
あの人は何も悪くないのに。

夜になって、
おじいとパパが泣いていた。
ぼーっとしてこぉひぃを
いれるのを忘れて部屋に戻った。

もしかしたら、
あたしは物凄い悪い女かもしれない。
いや、悪い女だ。


2002年10月21日(月)




今までは何だったんだろうと
思うくらいの変貌ぶり。

何故OKしたんだろう。
今になって何故だめっていうんだろう。

よくわからない。

2002年10月20日(日)




年下の女にアゴで使われる。
そういう瞬間だって男はみてるのに。

結局は実力なんだから。
先に入ったとか、
後から入ったからとか関係ない。

顔を名前を売り込んで、
何人を店に呼べるか。
きっとオーナーはそれしか見てない。

行き着くところまでいったんだから、
とことんまでやってやる。

あたしは負けない。

2002年10月19日(土)




週末に働くのは苦手。
みんながデートしたり。
楽しそうにお酒を飲んだり。

これから、冬にむけてが一番辛い。

寒い夜道を歩いて帰って。
部屋の電気はついてない。
もう暗くなって、家に帰る人に
逆らって、ネオンの街を歩く。

もうこんな生活も8年目。
クリスマスも何も関係ない。

2002年10月18日(金)




バイト前のカフェにて。

男は30歳らしい。
女は24歳らしい。

「俺ってさ、昔は少年隊のヒガシに似てるって言われてさぁー。」

「俺って実は、凄いテレ屋でさぁー」

「カップリングパーティー行っても上手くいかなくてー。」

「4人ほど付き合ったことはあるんだけどー。」

彼の携帯はわけわからんストラップが一杯でした。
ユウカとか、星野監督とか。
沖縄のゴーヤーとか。

もてないのには自分に原因があることに
早く気づいて欲しい。

女もなんとか言えよ。と思った。

間違いなく、あたしなら、はっきり言い切るけど。
「そりゃー、あんたは無理やで。」

だっておまけに前髪だけハゲやってんもん。
レアな女の子にアタックするならまだしも、
普通にかわいい子に行くにはちょっと・・・

鏡と相談してから、相手を選ぶべきだなぁと痛感。

2002年10月17日(木)




「好き」とか「愛してる」とかじゃない。
もっともっとおだやかなもの。

若かりし頃は会いたい、会いたいの連発で、
すぐに会いに来ないと嫌だとか
そんなことばかり言っていた気がする。

もうそんな情熱的な恋愛はできないなぁ。
懐かしくもあるけど。
恋に恋していた頃。

2002年10月16日(水)




2年前の一昨日。
当時の恋人に付き添って貰って、
病院に行った。

彼はあたしを待とうとせずに、
あたしの部屋の向かいにある
パチンコ屋に1日中いてた。

その日、ふらふらの体であたしは
カレーを作って待っていた。

彼は財布をからっぽにして、
負けて帰ってきた。
物凄く腹が立って、
荷物を廊下に掘り出して、
サンダルを投げつけた。

5階からのぞいていると、
とぼとぼと彼が歩いてかえる姿があった。

このとき、あたしは「この人には
他に好きな人ができたんだ。」
と、直感でわかった。

あたしは冷静に
彼を部屋に戻して、
何も言わず、カレーを温めなおした。
忘れもしない10月13日。

その彼から電話があった。
何かを思い出したんだろう。

2002年10月15日(火)




初めての恋人とよく通っていた道を走った。

あのころはまだ工事中で。
今はもうすっかり舗装されていた。

彼は今もあの道を通っているのだろうか。
もう会っても
お互い顔を忘れてしまってるかもしれない。

2002年10月14日(月)




人の気持ちなんて変わっていくもの。

あの時君が好きっていってくれた
気持ちは真実なんだろうけど。

今じゃ、もう変わってしまってるのかもしれない。

ただ、あの時、好きって言ってくれたことを
支えに生きてる。

安心より不安が先走り、
まだうまく笑えない。

2002年10月13日(日)




またお金と欲と
くだらないプライドにまみれた
生活が始まる。

どうせ見かけだけでしか判断しない男たち。
本音を隠し通して。
作り笑顔で。

タバコと水割りと。
煙い鉛の扉の閉鎖された空間。

結局、あたしは男に媚びて生きていくんだ。

2002年10月12日(土)




久しぶりに夢を見た。
やっぱり。といっていいほど
夢に出てくる。

陽だまりのきらきらした
神戸の公園で
わんこと走り回ってる姿。

白いシャツとジーンズ。
変わらない笑顔。
かすれた低い声。

新神戸発の最終列車。
名古屋発の金曜の最終。

どうして叶わなかったことは
いつまでもキラキラしてるんだろう。
あれだけケンカしたというのに。


2002年10月11日(金)




あたしの知り合いに興味深い男がいる。
直接会ったことはないんだけど。

彼の発言を聞いていると
非常に興味深い。

まさしく、レールの上を歩いている男。って感じ。

勉強して、いい大学にはいって、
いいところに就職して。
仕事が落ち着いたら、恋愛して、
家庭をもって子供を作って。

理想ならまだしも、
現実と一致しているところが興味深い。

普通、何処かで挫折なんかを味わうはずなんだけど。

乗ってしまったから降りられないのかもしれないし、
このままでいいと思ってるのかもしれない。

理想と現実がなかなか重ならないあたしにとっては
レアキャラなんだけど。

当たり前のことしか発言しないのも
かなりおもしろい。
まだ、いるんだなー。こういう人。ってのが
率直な感想。

2002年10月10日(木)




まだまだ結婚するという実感が湧かない。
親とあの人が普通に会話できるように
なっていってるのに。

おじいとあたしだけの時間に。
あの人の膝の上にはこまちが
ちょこんと座ってて。
しかもおなかを出して、
あの人にさすってくれ。といわんばかりの表情で。

高望みはしない。
必要最小限の幸せであたしは十分。

これ以上望んだら、バチがあたる。

2002年10月09日(水)




雨が降っている。
雨の記憶。

ある日突然電話がかかってきた。
高校時代に知り合った、1つ上の彼。

「暇や。たこ焼きを食べに行こう。
ジーンズで来い。」と言われた。

彼の愛車はMAGNAだったと思う。

一路、海へ向けて。
といっても大阪港だけど。

おいしいたこ焼きやさんがあるねん。だって。

途中で、夕立に遭う。
2人してびしょぬれでたこ焼きやさんまで。
やたら女の子にもてた彼だった。

2002年10月08日(火)




何故、あの人と結婚する気になったのか。
という疑問のメールが昔の恋人から来ていた。

直感。としか答えられない。
過去の恋人たちとは
あまりにもタイプが違いすぎる。
ただ、笑ってられると思ったから。
お金やブランドや肩書きでなく。
素直になれるから。

こんなこと言ったら
バカにされるかなぁ。とか。
そんなことを考えずにいられるから。

ラブリングが欲しいとか。
ティファニーじゃないと嫌だとか。
そんな頃に知り合ったあの人。

あたしの何処かに
まだブランド志向が残ってて。
一生を共にすることになる
あの人とあたしには無縁のものとなった。

無名でも長く長く愛せるもの。
お母様が選んでくれた
婚約指輪と二人で決める結婚指輪。
無名だけど、あたしが1番欲しかったメーカーのモノ。
幸せモノなんだろうな、あたし。

2002年10月07日(月)




結婚するっていうのは
本当にお互いの家が
大きく絡んでくるんだな。と実感。

本当はいろんなこと2人で決めたいのに。

幸せを得たけれど、
かわりに言葉を失ってしまう。
旦那側の意見が優先されてしまうのも
仕方の無いことかもしれない。

いくら自分の気持ちを伝えても
うまくかわされて、言いくるめられてしまう。

2002年10月04日(金)




スマップのセロリに
育ってきた環境が違うから、
好き嫌いは否めない〜♪
っていうのがあるけど。

妙に納得。
2十数年と、3十数年、
それぞれが自分のペースで生きてきて。
いきなりぴったりと重なって
生活を始めるのは無理なことだと思う。

せめてはみ出る部分を少なくしたいんだけど。

あたしはあの人に何を求めてるんだろう。
自分の人生でさえ持て余してるのに、
人の人生なんて支えられるんだろうか。

2002年10月03日(木)




いつも自分の居場所を
他人の中にしか見出せなかった。

誰かに必要とされることによって
あたしは穏やかな気持ちになった。

そのくせ一番意地っ張りだった。

一番必要とされたいくせに
一人で大丈夫と強がってきた。
そしてどの男も同じだと。
男なんてたくさんいるから。
妙な理論。

恋なんて衝突事故のようなものだと
思ってた。

2002年10月02日(水)




たくさんケンカもするだろうし、
たくさん泣くだろうし、
たくさん笑うだろうけど。

ぷーさんのようなおなかは
あたしだけのものになります。

3月21日。
挙式決定。

あたしが2数年連れ添った
苗字が変わる。

2002年10月01日(火)



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