Desert Beyond
ひさ



 高知より帰宅

学校の研修で高知まで行ってきました。
ハンマーで岩を割ってサンプルをとったり
鍾乳洞とか博物館で見学したり
地層のデータをとったりとかそんな感じ。
夜は10時頃までプレゼンとディスカッションがあって
思ったよりハードなスケジュールだったけど
その分、身になりました。

宿はぼろ目なんだけど
二階からは海が見える。
宿の前の小さな道路を横切れば
そこは海に下りる堤防になっていて
朝はひとりで玉石の浜に降りていって
30分くらいぼーっとしてました。
やっぱり海は癒されるなぁ。



2005年05月29日(日)



 もったいない一日

朝の9時半に起きてしまったので
もうちょっとだけうつらうつらしたいな、と
欲望のままに二度寝をしましたら
次に起きたら午後2時半だった。;-;

ぼんやりと曇っている日
午後からだけど洗濯をした。
その他家事をしたりして
キッチンでパソコンをいじっていると
近くのチャペルから鐘の音と
たくさんの人達の笑い声が聴こえてきた。
逆の方向の養護施設からは子供たちの遊ぶ声。

洗濯機が止まるまで
ベッドの上にねっころがって
小説を読んでいたら
あまがえる達が何匹かころころころと鳴いた。

夜、どうしてか急に甘いものが食べたくなって
ちょうど牛乳とにんにくもきらしていたので
ポイントカードを持っているスーパーへ。
帰ってくると同時くらいに
さらさら雨が降り出した。
乾いてない洗濯物を中にいれていると
雨が乾燥した道路を打ったときのあの匂いがしてきた。
どっちかというと夏の日の雨の匂い。
夜でも半そでで肌寒いなんてこともないし。

僕は22時まで夕飯を食べていない。
今何を作ろうか考えている。
この調子だと今晩も夜更かしをしてしまいそうだ。

ゆうべsawという映画を見た。
暗くしてみだしたら、DVDの設定画面に行き着く前に
こわくなって電気をつけた。
電気をつけるとパソコンの画面に部屋が反射して
とてもみづらいので仕方なく小さな電気にした。


2005年05月21日(土)



 ニアミス

そういえばこの前
考え事しながら歯を磨こうとしていて
歯ブラシを口に入れる手前で気づいたんだけど
歯磨き粉ではなく洗顔を歯ブラシにのせて
口にいれてしまうところだった。
振り返るとたしかに考え事しながらも
練り具合が固めだと思ったものだった。
あぶないあぶない。

今日は朝からぼこぼことした雨雲が
温泉の山のほうからずっと街を覆っていて
傘嫌いな僕はやはり傘を持たず家を出た。
やっぱりポツリポツリと始まって
結果的には多少濡れることになった。
雲の感じから寒い日なのかと思ったら
夏に近い梅雨の日のような蒸し暑さで
降ったりやんだりと昼過ぎまで続いた。
山のほうから流れてくる川は雨が降ると
透明度をぐんと減らすような格好でにごる。
こんなにごった水の中で
いつもの魚たちはどこでどうしているんだろう、と思う。


2005年05月18日(水)



 かっこいいハンマー

午前中の光の中では
その川はきらきらさらさらとしている。
魚も気持ちよさそう。
午後は川面は直接きらりとしないので
ちょっと落ち着いた感じになる。
魚もちょっと落ち着いた感じにみえる。

今日かっこいいハンマーを買った。
買ったというか、強制で購入だったので
買わされたと言うべきか。
岩石をこちんとやって手に入れるためのハンマー。

野菜ジュースに凝って色々飲むけれど
好みは果物が全く入っていない系。
レモンでも入っちゃってたりすると
フルーティーになって、その飲みやすいようにとの努力が
逆に飲みづらくなってしまう。
小岩井の無添加野菜はすごくおいしい。
あとITOENかな。無塩の野菜ジュースで
原材料ににんにくが入ってるのがすごくおいしいのです。

今すんでいる場所はペットと一緒に暮らせる物件なので
犬や猫とすんでいる人も結構いるみたい。
今は未明、ねこが外に出たままになってたのか
ここは4階なのに、にゃあにゃあにゃあと
鳴き続けながらあっちへ行ったりこっちに来たり。

こうもりって超音波を出しながら飛ぶんだけど
すごい高音でピッと聴こえる。
こうもりのなきごえ。

2005年05月17日(火)



 夏の気配、少し

こんもりとした山の木々は
もくもくと緑に茂ってきている。
夏が近い....。

いつもの川はきれいなのか汚れているのか
よくわからない川だ。
傘がおちてたり、缶が落ちていたりするのに
さわさわと流れ、薄灰色の小さな魚は
川底の砂地に影をおとして泳いでたりする。

南向きの家はベストかもしれないけれど
東向きの家も捨てたもんじゃない。
朝日と夕日の入る家。
朝日は横から射すんじゃなくて正面から射しこんで
カーテンを開けると朝のエネルギーで部屋がいっぱいになる。
夕方、キッチンの曇りガラスから
向こうに夕暮れ夕焼けが広がっているのがわかる。
ドアのスコープからのぞいてみると
夕焼けの世界がぐるりと魚眼で見える。
ドアを開ければグラデーションの空は
パノラマにひろがる。
そんなたのしみかた。

僕は刺してこないかぎり
あまり蚊は殺さない主義なんだけど
今日一匹殺生をしました。
あまりにも凶悪そうな血を吸う蚊がいたので
殺りました...。すごく速くて苦労した。
蚊が苦手じゃない人はいないと思うけど
僕は特に蚊が嫌いなのです。


2005年05月12日(木)



 飛行機のゆめ

夢の中でまた飛行機に間にあわなそうになった。
今回の夢はいつものとちょっと違って
夢の中ではまだチケットをとってない状態で
夜11時を回ったときに
実家近くでどうしようタクシーに乗ろうか
でもどうせ間に合わなかったらタクシー代も損だし
なんて考えていて、雨が本降りで降っているのだ。
ちょうどタクシーが来て、
運転手はこっちをみて車を止めるんだけど
僕はやっぱりやめた、と興味のないふりをする。
夜11時を過ぎているというのに
空は雨の日の夕刻のような色だった。
起きた時、ちゃんと雨の感覚が残っていた。

そういえばおととい
グレープフルーツジュースと
野菜ジュースと
カシス&ブルーベリージュースと
牛乳を買った。
全部飲み物だった。


2005年05月11日(水)



 竜宮の...

海藻についての授業だった。
日本でも瀬戸内海は潮汐の影響が大きくて
しかも波があまりたたない。
だから海藻の育ちやすい環境にあるんだって。
万葉集の中に海藻の歌がたくさんあるみたい。
授業の後半に実験室に行くと
十数種類もの海藻がおいてあって
空気は磯そのものだった。
好きな海藻を自分でいくつか選んで
それを海藻標本にするというのだ。
その中で、海藻の中でも
一番長い和名を持つものがあって
僕の標本にはそれも加えた。
リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ
だって。
竜宮の乙姫の元結いの切りはずし、かぁ。


家の前は子供の養護施設があって
家の裏はチャペルがある。

養護施設には子供がたくさんいて
朝から夕方まで楽しそうな声が聴こえる。
みんなどんな理由でそこにいるのかわからないけど
子供は無邪気だなぁ、と思う。
僕の住んでる場所のテラスから施設を見ると
ちょうど施設の中庭を見下ろすような具合になるんだけど
中庭をはさんで向こうの建物入り口のところに
いつも小さめの犬がいる。
ダックスフントなのか、何なのかわからないけど
いつも幼稚園くらいの子供たちにかわいがられて
子供たちが遊んでいるのを見てしっぽを振って
子供たちがいなくなるとくうんくうんと鳴いて
誰もいない冷たい雨の日にはくるりとまるくなっている。
僕はテラスからそのわんころを見るのが好きだ。



2005年05月09日(月)



 五月雨1日目

一晩雨が降っていたので
もう大丈夫だろうと外を見ると
やっぱり雨は上がっていて
道路を見たらついさっき雨が上がりました、
というような感じだったけど
傘は嫌いなので傘を持たずに自転車に乗った。
自転車をこぎだしたときに
お湯をインスタントラーメンに注いだとすると
ちょうどそのラーメンが出来上がったころに
ぽつぽつと雨が降り始めた。
空にはまばらな低い雨雲がたくさんあって
少しでも厚い雨雲の下にくればたくさん降らせてやるぞ
というふうだった。
学校についたすぐ後に雨はざあざあの本降りに変わった。
土について勉強した後に
30分もある休み時間に読書をして
石について勉強した。
ちょうどお昼に外に出ると、雨はやんでいた。

帰り道、その小さな川で
また淀んだところで少しとまってみると
小魚がちゃぽん、と水面からはねた。
ごあいさつ。

2005年05月06日(金)



 或る通り

郵便局まで用を足しに高島屋まで自転車で。
細い道が多い街中、わざと通ったことのない道を往く。
そうしたら歩行者しか通れない
ブロックで数段の手作り階段のある
踏み切りなしで路面電車の線路を横切る小路に迷い込む。
引き返すのもなんなんで、自転車を持ち上げて
どうどうと線路なんて横切ってしまう。
運動会で飾られるような万国旗が
ずうっと向こうまで飾られてる商店街を見つけたので
ゆーっくり自転車をこぎながら商店街をとおる。
商店街といっても「かつての」商店街、というような感じ。
閉店してる店も多くて、かなりセピア色な通り。
肉屋、衣料店、惣菜屋、寿司屋、学生服店、
生花店、呉服屋、...
その通りの旗の飾りがなくなって、
もうここまでだろう、というようなはずれに
ひとつ銭湯があった。

2005年05月05日(木)



 夕焼けこやけライン

瀬戸内海は波がない。
学校で、潮の満ち干きは大きいと習ったけれど
ずっと海にいたことがないから実感はない。
ただ瀬戸の海といったら穏やかで
砂が黄色っぽくて水が青緑の透明。
夕日が落ちていくと遠くに見える島々は
遥かに靄でぼやけて
海はメローオレンジに夕暮れの空とつながってしまう。
どこが水平線なのかよくわからなくなる。
滑らかな海面は波の音など少しもさせないで
湖みたいにふわりふわりと上下している。
湖かどうかたまにわからなくなるから
波打ち際まで砂浜を歩いていって
水に手をつけて温度をはかった後に
少しなめてみる。
やっぱり海だった。

2005年05月04日(水)



 街をひとまわり

今日は街をひとまわりした。
市内電車、と大層な名前で呼ばれていても
それは一両の路面電車。

旧車両の路面電車は木の床で
車内はとにかく古くさい。
くすんだ金属の真ん中にある白いボタンを押すと
「チンッ」と甲高い音が鳴り響いて
次の駅で降りますよ、と車掌と乗客に伝える。
同時に「つぎとまります」の文字が点灯する。
走りだすときの音や、車内の注意書きの文字のロゴ
こげ茶色の油くさい床とカーブでのゆれ具合。
どれをとっても昭和のまま。
→好き

新車両の路面電車はノンステップ。
障害者に気を使うつくりなのは好き。
光が少し弱くなるように遮光ガラスで
できるだけ大きな開けられない窓。
インフォメーションの映像を流す画面と
真新しいようなにおい。
→好きじゃない

街の中心には山があって、その頂きにはお城がある。
まだ一度も城には行ったことがない。
城下町のくせに行き止まりの少ない街。

温泉街は連休だということもあって
かなり混み合っていて
人で歩きづらくてすぐに気が滅入った。
僕は混雑してる場所が苦手なのだ。

花粉の被害はそれほどひどくなく
僕はなんとかがんばりぬくことができた。

本を読み出すと本に引き込まれる。
実際手にとって支配してるのは僕のように思えるけれど
本当は手にとられた本が僕のすべてを引き込んで
本に書かれている世界を見せて、聴かせて、感じさせる。


2005年05月03日(火)



 祝・ネット開通










っとネット開通しましたー。ふーぅ。
ずいぶんと待ちに待ちました。

桜はとうの昔に散ってしまって
今はつつじが咲き乱れています。
温泉郷の方から流れてくる小さな川に沿って
のぼりが登校、くだりが下校。
深いところでも腰くらいの水位の川
浅いところは足首くらい。
幅4、5mで、
道路から人ひとりぶんくらい下を流れてる。
まだ川の名前も知らない。
下校はわからないくらいの緩やかなくだり。
登校は一生懸命に自転車こぐけれど
帰りは力を抜いてゆるやかな風と同じすぴーど。
川が淀んでいるところで自転車を止めて
川の流れに逆らって
泳ぎ止まっている小魚たちを見るのがお気に入りだ。
関東のその辺の川では見ない魚。

僕の念願というべき海の近くでの生活。
とは言っても車で15分で港。
できれば砂浜がよかったけど贅沢は、てき。

ネットにやっとつながったので
この停滞前線のようなホームページを
どうにかしていきたいと心から思ってます。
そんなGW真っ只中。

2005年05月02日(月)
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