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しもさんの「気になる一言」
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2020年11月30日(月)
風が吹けば船は流される、世の中も少しの風で変わってしまう

映画「ある船頭の話」(オダギリジョー監督)から。
一言で言えば「村と町をつなぐ渡し舟の船頭・トイチ」が
ゆっくり流れる時間と静かな自然の中で生きていく様子を
パノラマ的なワイド画面で丁寧に写し撮った作品であるが、
そこに面倒臭い人間が絡んでくると、事件が起きる。
まぁ、それがなくては、物語にならないのであるが・・。
監督は、この作品を通して何を私たちに伝えたかったのか、
キーワードになりそうな台詞、フレーズをメモしてみた。
「いやね、孤独って言う字、知ってる?
孤独の『孤』は『狐』って字に似てんだよ」
「役に立たないものはみんななくなっていくんだよ。
わかるか、船頭!!」
「できあがる前にぶっ壊さねえか、あの橋」
「風向きで水の流れが強くも弱くも、川の性格まで変えちゃうだろう」
「何か新しいものを求めたら古いものは消えていく、
それはしょうがないことなんだ」
「風が吹けば船は流される、世の中も少しの風で変わってしまう」
渡し舟の船頭「トイチ」と、川上から流れ着いた「オフウ」(風?)
この関係が微妙なバランスで展開される。
マンネリ化したことを破っていくためには「風穴」が必要だが、
静かな「風」が私は好きだ。
季節、時間によって発生する真っ白な「川霧・川靄」の映像が、
普段は見ることができない川の水面を流れる風を表現して幻想的だ。
「風」をとても意識した作品となった。
エンドロールの「映像」を観続けて欲しい、舟が画面から消えるまで。



2020年11月29日(日)
柿田川の人間ライブ定点カメラ

晩秋、一番の楽しみにしていた「鮎の産卵シーン」が、
やっと「柿田川公園、舟付場」で少しだけ見ることが出来た。
もちろん、写真や動画で、全国のみなさんにお届けするが、
水中にカメラをつけての撮影はするつもりがない。
私が近づくことで、鮎が怯えたり逃げたりしては、
せっかくの生態系を崩すことになりかねないと考えているから。
私の役割は、柿田川の生態系を壊すことなく、
最新の情報を、観光客の目線でお裾分け、と決めている。
だから、鮎の遡上も産卵シーンも、展望台や遊歩道から、
誰もが目にすることが出来る角度から撮影しているつもり。
良く目にする「水中産卵シーン」ではないから、
期待している人たちにとっては、つまらないかもしれない。
鮎の様子を上から撮っても、黒い背びれが動くだけで、
絵にならないことは、百も承知で撮影している。
日々の柿田川の様子を、目の前で観察できる私の役割は、
実物を観に訪れてもらえるように、最新情報を伝えることにある。
「柿田川の人間ライブ定点カメラ」ってところかな。



2020年11月28日(土)
みなさん、ラッキーですね

最近、私が柿田川公園で一番口にするフレーズ、
それが「みなさん、ラッキーですね」。(笑)
通称・舟付場で、アユの遡上を撮影していると、
必ず「何、あれ。魚がたくさんいるよ」という言葉が発せられ、
そばにいる私にも話しかけてくるので「アユですよ」と説明。
「へぇ、アユなんだって・・」で終わる人もいれば、
「いつもここに来ればいるの?」と質問してくる人もいる。
「いやいや、この時期だけですよ。今日は、天気もいいし」と
挨拶したあと、決め台詞。
「みなさん、ラッキーですね」を添えると、みな満足そうに、
「ラッキーだってよ。よかったね、今日にして・・」となる。
自然を相手にしていると、そういう台詞が使える機会が何度かある。
もちろん、梅、桃、桜の開花もそうだし、ウグイスの初鳴きもそう。
夏・冬の川靄や、アユの遡上、産卵シーズンでも使える。
カワセミなども見つければ「みなさん、ラッキーですね」の連発。
この 「今たけ・ここだけ・あなただけ」のセールストーク、
人が喜ぶこと、間違いなし。
P.S
外来種駆除で、川に入れることが一番ラッキーなことなんだけど。



2020年11月27日(金)
隠居って、こういうことなのかなぁ

既に現職を定年退職した私の最近の楽しみ方は、
現役時代、一緒に働いた部下たちが脚光を浴び、
新聞・マスコミ等に取り上げられること。
「楽しいけれど大変な仕事」ではなく、
「大変だけれど楽しい仕事」として、
夢中でやり遂げたからこそ得た経験が、花開く瞬間、
その成長に、少しでも関われたことに、喜びを感じる。
62歳の私が、最近、特に思うことは、目立ちたくない。
何か面白いことをはじめ、話題になればなるほど
「また下山か」と噂され、根拠もない「誹謗中傷」を受ける。
そんな人間関係に疲れた、というのが本音なのだが・・。
だからこそ、この町のまちづくり「表舞台」は遠慮したい。
できることなら、部下たちの成長に力を貸したい、と思う。
特に、柿田川・柿田川公園を通じて、
子供たちの好奇心を育てることをしたい、と願う。
そしてその活躍を、ニコニコ(ニヤニヤ)しながら、
美味しい珈琲でも飲むのがいいな。
隠居って、こういうことなのかなぁ、今とっても憧れる。



2020年11月26日(木)
怪我をしたくて怪我をする人はいないわけで

貴景勝関の優勝で幕を閉じた、今年の大相撲11月場所。
横綱、大関陣が相次いで休場する中、
孤軍奮闘の言葉が相応しい、一人大関の活躍だった。
「大関の底力を見せてもらった」
そうコメントした解説者もいたくらい、
「大関」という地位の重さを私たちは教えてもらった。
そんな意味もあったのか、インタビュアーが
「怪我で休場する上位陣が多かった中で・・」と、
その感想を求めようとしたら、息を整えながら、
貴景勝関は、キッパリと言い放った。
「怪我をしたくて怪我をする人はいないわけで」
この言葉は、休場した横綱、大関に敬意を評した、
彼らしい台詞として、私の心に残った。
楽しみにしていた、プロ野球の日本シリーズは、
ソフトバンクの4連勝で呆気なく終わり、
負けた巨人に激しいバッシングが、飛び交っているが、
貴景勝関の言葉が、ふっと頭に浮かんだ。
「負けたくて負けようとする選手はいないわけで」
コロナ禍の中で、死力を尽くして戦った両チームに、
拍手を送るだけでいい、そんな気がする。



2020年11月25日(水)
日本国内も長期滞在型にシフトしているのか?

観光関係者が集まる会議で、質問をしてみた。
「日本国内も長期滞在型にシフトしているのか?」
観光現場最前線で働く身としては、
全国の動き、世界の動きも知っておきたかったので。
以前から、柿田川公園を訪れる観光バスのツアーが気になり、
フロントガラスに貼られる「ツアー名」をメモしているが、
最近「富士山の麓で暮らすような旅6日間」とか
「長期滞在 静岡・伊豆7日間」など、以前では見たことがない
バス旅行での長期滞在ツアー商品が売れている、と感じたから。
「バス会社、旅行会社は危機感があるので、
5〜6泊の滞在型ツアーは必ず増える」という分析もあり、
その理由を考えると、コロナ感染拡大の影響で、
海外旅行などの長期滞在旅行に慣れている人が、
国内旅行をしている、確かにそうかもしれない。
しかし、コロナ問題が収束したら、また海外旅行に戻り、
国内観光は、日帰り、1〜2泊の旅行に戻ってしまうのでは?という
不安も隣り合わせである。
トイレ休憩、時間調整で利用されやすい柿田川公園だげど、
柿田川の魅力を知ってもらうのであれば、早朝がベストだから、
新しい形の旅行として、長期滞在のツアー商品、考えてみようかな。



2020年11月24日(火)
読書って、こんなに楽しかったんだ(汗)

最近、読書に時間を費やすことが多い。
昼食が終えると、読みかけの本を持って
柿田川公園のベンチで、鳥の鳴き声を聴きながら。
アフターファイブは、以前紹介した、
町の図書館で、閉館時間ギリギリまで文字を追う。
帰宅後、濡れてもいいような本を持って、
お気に入りの音楽をBGMで流し、
湯船に浸かって、ペラペラめくることもある。
文を書いたり、写真を撮ることも楽しいけれど、
また違った楽しみ方を読書で味わっている。
多くの本屋さんがあり、ゆっくり読める場所もある、
そんな環境の町に住んでいるのだから、
存分に満喫しなくちゃなぁ・・と思う。
若い頃は、まちづくりの仕事に追われ、
ゆっくり本を読む時間もなかったけれど、
今は「晴耕雨読」を楽しんでいる。
だから、今更だけど(笑)、
「読書って、こんなに楽しかったんだ(汗)」を
一言に残しておこうっと。



2020年11月23日(月)
自分の状態を良くするために「旅行」をする

あれっ、情報源のメモがないけれど、
たぶん、ネットで見つめた「旅行する」意味。
「GOTOトラベル」で、多くの国民が、日本全国を
「旅行」しているけれど、そもそも、どうして旅行するの?
ということがはっきりしなくて、何だか居心地が悪い。
コロナ感染のリスクを犯しても出かける意味が知りたい。
「だって、安くいけるんだよ、行かなきゃ、損じゃない」
「みんな行っているから大丈夫だよ」
そんなセリフを多くの方が口にするけれど、
それって、旅行する意味とはちょっと違う気がしていた。
実は「あの絶景を見たい」とか「思い出に行きたい」なんかも
それが「旅行の目的」じゃないよなぁ、と思っていたところ、
「自分の状態を良くするために旅行をする」というコメントを見つけ、
あっ、そうか、これだ・・と納得した。
旅行に限らず、自分の行動の判断基準の一つに、これがある。
「旅行」のところに、いろいろな行動を当てはめてみるといい。
「自分の状態を良くするために「『食事』をする」
「自分の状態を良くするために「『早寝早起き』をする」
「旅行をする」のは、溜まったストレスを思い切り発散して、
「自分の(健康・精神)状態を良くするため」ってことなのかな。
でも「GOTOトラベル」は、ストレスの溜まった国民のためではなく、
コロナ感染拡大で、経済的に大変な現状にある
「旅行・観光業者」のためなんだけどなぁ、本当は。



2020年11月22日(日)
守ってやりたいと思えるかどうか

先日「明治神宮」の特集をテレビで見た。(番組名は不明)
「明治神宮」は、天然の森ではなく、日本人が作り上げたという。
荘厳な鎮守の森という様相を早期に実現し、風土に合った自然の森を
100年以上もの時をかけて完成させていくという、
見事なグランドデザイン。
この構想を、実に90年も前の日本の学識者たちが描いていたという話。
「人が作りあげた明治神宮の森」には、森づくりの原点が眠っていた。
その中で、私がメモしたのは、
「自然の世代交代ができる森」「自然保護にも多様性がある」
「守ってやりたいと思えるかどうか」
「知識を共有することでも環境を守ることになる」
柿田川公園も、川の最上流部の街中に作り上げた、
公園といえども「森」に等しいが、
そのグランドデザインは、どうもはっきりしない。
「森づくり」の難しいことは、私にはわからないけれど、
この稀有な川に沿った人工の森を大切にしながら、
(多様な生態系を)守っていきたい」と思う住民がいるかどうか。
これは大きなヒントだった気がする。
「森」という視点で、この公園を調査してみたいな。



2020年11月21日(土)
「環境省」と「観光庁」

柿田川に関わっていると、国の職員(キャリア組)が訪れて、
公園案内なども任される時がある。
しかし、電話でガイド依頼をされた時、
「環境省」なのか「観光庁」なのか、
歳を重ねて、耳が遠くなったため、聞き取れない時があり、
案内し始めてから「やばっ、省庁間違えた」と気付き、
できる限り、省庁に関連する内容を説明したいので
案内する内容を変えてしまうこともある。(これ、内緒で・・)
滑舌の悪い私は「先日、国のお偉さんがきてさ」の次に
「どこの省庁?」と訊かれて、墓穴を掘る形となってしまい、
「環境省」「観光庁」が言いにくくて、困ってしまう。(笑)
今まであまり意識したことがなかったけれど、
マスクをしながら話したら、もう聞き取れないくらい。
両方の省庁に関係する「柿田川」ならではのことだけど、
これって、自分でも笑ってしまうほど、言いにくい。(汗)
「観光庁」って「国土交通省」なんだけどなぁ。



2020年11月20日(金)
静かなマスク会食

また「新しい生活様式」に対応した、言葉が生まれた。
コロナウィルス感染が拡大したのを受けて、
菅総理が国民に向けてお願いした内容の一部。
それが「静かなマスク会食」(汗)
私の感覚が鈍いのか、食べる時だけマスクを外し、
会話する時は「マスクをして」ということらしい。
意味はわかるけれど、そこまでして会食する気にならない、
というのが、私の本音。
もちろん、これからも大勢で宴会は避けるけれど、
久しぶりに会った人たちと会食すれば、
自然と会話は弾むし、大きな声も出てしまう。
それを秘密警察のように監視され、
あの人たち、会話する時、マスクをしていなかった、などと
通報でもされたら、楽しめるものも楽しめない。
それでも会食したいのかなぁ、人間って。
私の場合、しばらくは、単独で飲みに行こうっと。
(なんだ、やっぱり飲みに行くんじゃん、と言わないでね)



2020年11月19日(木)
「アユ」より「ポケモン」

日増しに「アユ遡上情報」をみました、と言って、
柿田川公園を訪れる人たちが増えているのは嬉しい。
今朝も公園内の舟付場付近で、写真・動画を撮影していたら、
若者らしき男性が、スマホ片手に近づいてきた。
もちろんこの時期、それも意外と朝早くなので、
てっきり「アユ」を見にきた、と思っていたら、
彼の目的は違っていたらしく、
私の姿を見つけても、アユの群れを見つけても、
スマホの画面を見ながら、一所懸命に指を動かしている。
そこで「ポケモンGO」の「ジム・バトル」と理解できた。
私も、今でも細々と続けているので、
「ポケモンGO」の楽しみ方は理解はできるが、
この「柿田川湧水群」というジム(八ツ橋付近)にくるなら、
「今たけ・ここだけ・あなただけ」の光景「アユ遡上」にも、
少しだけ関心を示して欲しかった。(汗)
私の「柿田川情報の発信不足」を肝に銘じて、一言は
「『アユ』」より『ポケモン』」って、残しておこうっと。



2020年11月18日(水)
踏みしめる落ち葉の音も絶景なのです

最近、夕食後のテレビ視聴は「自然系」番組が多い。
今は「紅葉」の特集が多く、旅行に行きたくなるのもわかる。
それくらい、いろいろな角度から、絶景を楽しませてくれるが、
今回メモしたのは、景色ではなく「音」だったから。
たしか「美しい日本に出会う旅」と題した番組だったと思う。
「踏みしめる落ち葉の音も絶景なのです」
なるほど・・このキャッチコピーいいな、とメモをした。
柿田川公園は、アユの遡上・産卵、水面の川靄(毛嵐)と並んで、
これから、大量の「落ち葉シーズン」に入っている。
公園の施設管理をしている人たちにとって、
しばらくは、掃いても履いても、落ち葉だらけの期間でもある。
でも、その紅葉の色合いだけが景色ではなく、
踏みしめると、サクっサクッとか、キュっキュっとなる
乾燥した枯れ葉独特の音が、絶景になるなら、私は嬉しい。
ドローンを駆使した「空撮」をはじめ、水中や洞窟の中など、
誰でもいける場所ではない「絶景」よりも、
誰がいつ行っても見ることができる「絶景」が好きだし、
視覚以外の「絶景」って発想、意外と面白いかもなぁ。



2020年11月17日(火)
「お客様は神様ですから」「なんでばれたんだろう?」

映画「聖☆おにいさん 第III紀」(福田雄一監督)から。
アニメ映画(2013年)を観てからファンになった、作品。
実は、実写版は初めてだったけれど、予想以上に楽しめたし、
NHK大河ドラマの主役、主役級2人のコンビとあって、
そのキャラクターの変わり身を楽しむこともできる。
さて、10話ほどの短編の中で、私のお気に入りは、
「納涼ハンター2」
暑さをしのぐために入ったファミレスで長時間滞在ネタ、
まず笑ったのは、ドリンクバーの飲み物、いろいろ混ぜて
「ジーザス・ブレンド」なる飲み物を作るシーン。
また「ドリンクバーのもとをとらないと」と長居を決め込み、
「石の上にも3年、ファミレスには最低8時間だよ」と、
ブッダが口にする台詞が受けた。
それでも4時間ほど経過後、店員の目を気にしながら、
「すみませんね」と呟くと、店員の女性が
「ゆっくりなさってくださいね」と笑顔で返す。
「お気遣いありがとうございます」とブッダがお礼を言うと、
「いえ、だってお客様は神様ですから」の決め台詞。
素性がバレたと驚き「人違いです!!」と慌てて店を出るシーン。
店の外で「なんでばれたんだろう?」で、私は大笑いとなった。
やはり、落語のオチみたいな感覚が散りばめられている。
「10話 NO MUSIC、NO LIFE」は、2人でカラオケへ。
ブッダは持ち歌の「般若心経」をアカペラで歌い、
イエスは森進一のメガヒット「おふくろさん」を選曲し、
歌い始めると「アベマリア」になるというオチ。
あと二作の実写版、観てみようかなぁ。



2020年11月16日(月)
師匠いますか?

夕方4時近く、地元小学生が、私を訊ねてくる。
観光案内所窓口の女性に「師匠いますか?」
彼女はチンプンカンプンになりながらも、
たぶん、私のことだと思い、2Fの事務所の内線を鳴らす。
2階の階段を降りてきた私を見つけて、
子供たちは「あっ、師匠」と近寄ってきたので、大笑い。
話によれば「担任の先生が、私の柿田川の師匠だよ」と
子供たちに紹介してくれたようだ。(笑)
メモ帳片手に「ちょっと訊きたいことがあるのですが」と、
目をキラキラさせて質問してくる、彼ら彼女らは、
今、柿田川のことを一所懸命調べているようだ。
それぞれ、興味関心のポイントが違うようで、
全部答える私の方が必死だが、そんなやりとりが楽しい。
へぇ、子供たちって、こんなことに興味があるんだ・・と
教えてくれるし、本当に知らないことを訊かれると、
ごめん、おじさんもわからないんだ、一緒に調べよう、と
苦笑いするけど、それもまた嬉しい。
私も、もっと勉強しなくちゃなぁ。



2020年11月15日(日)
カクテル「柿田川ブルー」(After Bar 石垣・三島市)で飲めます

「柿田川」にこだわった「飲食メニュー」を探し始めた。
その時、ばっと頭に浮かんだのは、カクテル。
私がまだ若い頃、ショットバーにハマって、二次会、三次会の後、
1人または2人くらいで、静かにウィスキーを飲みながら、
ゆったりとした時間が過ごしたくて、訪れていた老舗のバー。
マスターも清水町の人だったので、無理を言って、
柿田川をイメージした「オリジナルカクテル」を作ってもらった。
先日、久しぶりに、当時の話をしたくて立ち寄ったら、
マスターのイメージする柿田川カクテルではなく、
私がイメージを語り、それをマスターがカクテルにしてくれた、
そんな創作秘話を聴くことができた。
ちゃんと「オリジナルカクテル・柿田川」のレシピも残っていて、
イメージ通りの「ブルー」が再現されていた。
お店のメモによれば、初回は「平成10年8月14日」、
なんと20年以上前の出来事であったと知って驚いたが、
生意気な若造のリクエストに答えてくれ、
それをイメージどおりに形にしてくれたマスターに感謝したい。

P.S
当時は単なる「柿田川」というカクテル名だったけれど、
私の独断と偏見で「柿田川ブルー」というカクテル名に変更しました。
ネーミング秘話は、また次の機会に。



2020年11月14日(土)
「イエスとブッダ」は「平清盛と織田信長」

すみません、ややマニアックネタですが・・
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の中では、
新しいタイプの「織田信長」を演じる「染谷将太」さん。
迫力満点の演技に、その評価が高いのだが、
なんと、映画「聖☆おにいさん」では、
イエス役の「松山ケンイチ」さんと共に、
飄々とした「ブッダ」役を演じてみせる。
これがまた、真逆の役柄で私を大笑いさせてくれた。
偏ったイメージの役しかできないのではなく、
いろいろな役柄を演じられる彼の成長を今後も見守りたい。
しかし、本音を言うと、今年の大河ドラマが終わってから、
映画「聖☆おにいさん」を観ればよかったな、と反省している。
「ブッダ顔で耳たぶの大きい織田信長」だったり
「織田信長の話し方をするブッダ」などが浮かんでしまう。
あっ、今気がついたけれど、
「イエス・キリストとブッダ」の2人って、
「平清盛と織田信長」なんだ・・凄すぎる。(汗)



2020年11月13日(金)
いいでしょ、この公園

最近、土日祝に関係なく、毎日のように足を運ぶ「柿田川公園」。
実は、イベントも何もしていない。
人が適度な間隔をとり、それぞれの楽しみ方をしていて心地よい。
曇り空でも、晴天でも、それなりの人たちが訪れる公園。
住民は、キレイだけれど、誰もいない公園が欲しいのではなく、
行けば必ず、誰かが楽しんでいる公園を欲しているようだ。
理由は、暇だから、のんびりしたいから、なんとなく・・でもいい。
ぶらっと立ち寄ったら、数人の若者でパドミントンで遊んでいた。
あまりに楽しそうだから、じっと見ていたら、
そのうちの1人が「仲間に入りますか?」って誘ってくれた。
突然のことで驚いたけれど、正直、嬉しかった。
私の目指す「柿田川公園」の楽しみ方の一つだったから。
先日紹介した「ここに住んでんだ、いいだろ」のフレーズと同じく、
「いいでしょ、この公園」って誰かに伝えたくなる。
私たちが楽しそうにバドミントンしている様子を、
観光客が写真を撮っている、とカメラを意識したら、
私の後ろで、シャボン玉と遊んでいる子供たちを撮っていた。(笑)
そうそう、いろいろな楽しみ方ができる都市公園が、
町のど真ん中にあるなんて、なんて素敵なんだろう、と思う。
「いいでしょ、この公園」、町民はあまり来ないけれど。(汗)



2020年11月12日(木)
学者が政治家を馬鹿にするからこうなる

先日、BSフジのプライムニュースに出演していた
橋下徹さんが「学術会議について」コメントしていた。
なぜ、こんな大騒ぎになってしまったのか、
そんな分析だったと思うけれど、シンプルでわかりやすい。
簡単に言えば、学者が、政治家を侮辱したから。
いかにも自分たちの知性は高くて、政治家の知性は低いなど、
相手を馬鹿にするから、カチンときてしまう。
「学者が政治家を馬鹿にするからこうなる」
それはそうだ・・とメモをした。
「一緒に」「コラボして」「協調して」などの言葉を使えば、
問題ないものを、上から目線で言い放ったから、
政治家も黙っていられず、学術会議不要論、が出てしまう。
「学者VS政治家」の戦いは、子供たちもみているのだから、
もう少し、冷静に戦って欲しい、落とし所を考えながら。
まぁ徹底的に戦うなら、10億円の税金を投げつけてからだな。



2020年11月11日(水)
富士山の麓で暮らすような旅6日間

最近、柿田川公園駐車場は、観光バスが戻ってきた。
「GO TO トラベル」景気なのか、そんな感じがする。
では、どんなコースなのか・・と興味が湧き、
バスのフロントに貼られる、ツアー名を見て驚いた。
なんと「富士山の麓で暮らすような旅6日間」。
横に「暮らすような旅」と書かれていたので気になり、
ネットで調べてみたら、どうやら流行っているようだ。
「日帰り」や「1泊」「2泊」バスツアーではなく、
「5日」〜「1週間」のバスツアーが盛りだくさんヒットした。
「暮らす」ように「泊まる」がコンセプトの旅行、
これでは、行ってみたくなるはずだ・・とメモをした。
今までのバスツアーでは考えられないけれど、
これこそ「新しい生活様式」に合わせたツアー商品だな、と
頭の中をいろいろな企画が湧き上がった。
「日帰り」や「1泊」では提案できない企画が生まれる。
毎日のように「アユの遡上・産卵」を楽しみに、
早朝の柿田川公園を散策する、なんてのもありだな。
これがきっかけで、移住・定住してくれたら、最高だ。
そのためには、住んでいる人が生き生きしてなくちゃ。(笑)



2020年11月10日(火)
いかりをおさえて じっと屈辱にたえるとき

先日、珍しく怒りを抑えられないくらいの屈辱を感じた。
直ちに、抗議しようと思ったが、多くの方の助言で、
耐えることにした。(未だ納得はしていないが・・)
そんな時、自宅のトイレに飾ってあった、
相田みつをさんのひめくりカレンターが目に止まった。(汗)
詩のタイトルは「いのちの根」。
「なみだをこらえて かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに くるしみにたえるとき
いいわけをしないで だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが ふかくなり
いのちの根が ふかくなる」
そうか、命の根が深くなるのかぁ・・と妙に冷静になったが、
毎日眺めて読んでいるのに、気付かない詩も、
その状況になると、目に止まるんだ、と可笑しくなった。
必要な時に、そっと声かけしてくれる、
それが「ひめくりカレンダー」のメリットなんだろうなぁ。



2020年11月09日(月)
柿田川ブルーホールの直径は、土俵の大きさと同じ

昨日の日曜日から始まった「大相撲・11月場所」。
この期間だけは、まっすぐ帰宅して、テレビ観戦。
実は今場所から、観戦の楽しみ方が一つ増えた。
柿田川公園・第2展望台から眺める「ブルーホール」を、
行政職員の協力を得て計測したら、直径約4.5メートル。
この大きさを、子供たちに実感として伝えたくて、
いろいろな直径4.5メートルの円を探していたら、
大相撲の土俵(4.55メートル)とほぼ同じとわかった。
それを知ってから、大相撲のテレビ観戦をしていても、
「ブルーホール」の上で、戦っているように見える。(笑)
えっ、こんなに小さかったの?と思うか、
こんなに大きかったの?と思うかは、人それぞれ。
でも、いい例えが見つかってとても嬉しい。
運動場にでも、4.5メートルの輪を描いて、相撲してね。
あっ、三密で相撲は、ダメなのかな。(汗)



2020年11月08日(日)
ここに住んでんだ、いいだろう

ラジオから流れてきた、サーファーのコメント。
私には、ちょっとわかりにくいけれど、
「数ある海の中で、どうしてここを選んだのですか?」
そんなインタビュアーの問いに、
「この波ができるのは、ここだけなんだよ」と言い、
「ここに住んでんだ、いいだろう」と自慢げに言い放った。
最近、こんなに自信たっぷりに、自分の住んでいる街を
自慢する若者に出会わなかったから、新鮮だった。
誰に向かって叫んだのか知らないけれど、
とてもインパクトのあるシンプルなフレーズだった。
ラジオだから、その波の大きさもわからなければ、
立地の良さ、さらに1年間を通した天候もわからない。
けれど、ちょっと行ってみたいな、と思わせるフレーズは、
私の好奇心をくすぐった。
私だって「柿田川の魅力」に触れ、夢中になり、
毎日のように世界に向けて情報発信しているが、
その根底には「ここに住んでんだ、いいだろう」の気持ちが
あるに違いない。
それが、移住・定住を促すキャッチコピーなんだと思う。
だって、実際に住んでる人の体験発表みたいなものだから。



2020年11月07日(土)
柿田川は人を幸せにするね

いつものように(汗)、柿田川公園・第一展望台で、
アユとカワセミを待ち続けていたら、
東京からの観光客だろうか、湧いている景色を見ながら、
「きれ〜い」だけでなく「癒され〜る」の連発で、
ニコニコしながら、耳をダンポにしていたら、
もっと嬉しくなる言葉を発した女性がいた。
一緒に訪れた人たちが、この景色を見た途端、
それまでお疲れ気味の顔色が変わったらしく、
「うまく言えないけどさ・・」と前置きをして、
「柿田川は人を幸せにするね」
「えっ?」と訊き返すお仲間たちに向かって、
「だって、あなたたち、幸せそうじゃない」と呟いた。
「それはそうよ。こんな景色をみれば誰だって・・」と
言い合っている光景すら、幸せそうだった。
毎日眺めている私には、わからないのかもしれないが、
やはり「自然」の力は、偉大だなぁ、と再認識した。
地元の人たちにも、その力に気づいて欲しいけどな。
せっかくの柿田川が生かされていない、知られていない、
みんなでなんとかしよう、という前に。(汗)



2020年11月06日(金)
人生はモノでできていない

映画「365日のシンプルライフ」
(ペトリ・ルーッカイネン監督)から。
最近、北欧の映画に驚きを隠せなかった私だが、
今回も「フィンランド映画」と知って構えてしまった。(汗)
しかし「自分の持ち物すべてをリセットするという
実験生活に挑戦したフィンランド人青年の1年間を追った
ドキュメンタリー」は、予想外に私の心を動かしていた。
歳を重ねるごとにモノが増え、さらに片付けが出来ない、
「断・捨・離」という言葉だけが先行して、
いつまでたっても、思い出と共に、モノは残り続ける私は、
捨てる基準、手放すルールなど決めても、途中で挫折。
だからそんな判断基準も設けず、文句なしに、
「一旦すべて倉庫に預けて1日1個ずつ自宅に持ち帰る」
素っ裸から始めるという、突拍子もない設定だったが、
これこそ、私向きの「断捨離」かもなぁ、とメモが増えた。
「モノとはなにか?」を問いに、祖母はサラッと答える。
「人生はモノでできていない」「モノはただの小道具よ」
「家庭はモノじゃない。別のものから生まれる」
ちょっと試してみようかな、と思ってしまうほど、
奥が深い作品だったなぁ。



2020年11月05日(木)
柿田川に携わっている責任と誇り

先日、最近、欲がなくなってきた・・と書いたら、
その割には、毎日精力的に動いているじゃないですか、と
私の行動を知っている人からのメールをいただいた。(笑)
「柿田川に関すること限定だけどね」と返したが、
どうして、こんなに夢中になっているのか、
あまりじっくり考えてこなかった気がしていたので、
けっこう真剣に、何日も考え込んだ。
仕事としては「産業・観光」を中心に、
柿田川を捉えていけばいいのであり、
1年365日、24時間、柿田川のことを考える必要もない。
しかし現実は「柿田川」に関して、あらゆる角度から
なんでも知っておきたい、という欲が、そうさせない。
その考え方、行動の原点は・・ともっともっと考え込んだ。
そして、出た結論は「柿田川に携わっている責任と誇り」。
私たちが前世代の人たちから受け継いだ「柿田川」を
後世の世代にしっかり受けついでいく責任を感じているし、
次の世紀へ残していこう思えるものに携わっている誇りが、
私の行動の源と言えるかもしれない。
ちょっと真面目な話になってしまったが、
そんなものに出会えた人生に感謝しなくては、と思う。
残り少ない人生、できる限りのことをしていきたいな。



2020年11月04日(水)
そんなこと訊かれると思わなかった

先日紹介した、ディレクターが私の知人だった
NHK-BS1の番組「スポーツ×ヒューマン」から。
主役は「陸上女子100メートルのスプリンターとして
陸上界を引っ張ってきた、福島千里さん」
もう1人の主役は「何度も何度も福島選手と争ってきた
NHKディレクター、中村宝子さん」
2人にしかわからないアスリートの世界がそこにあった。
私たちには想像もできない世界の話が続いたあと、
こんなエピソードを紹介してくれた。
2016年、沼津市にいた中村さんに福島さんが相談に行く。
「現役を続けようか迷っている」と話す福島さんに
「まだまだ走る姿が見たい」と中村さんは答えたと言う。
そんな2人だからこそ、この密着取材が実現したが、
訊きにくいこともオブラートに包まず質問する中村さんは、
不調の原因を知りたくて「イップス?」と訊いた。
「そんなこと訊かれると思わなかった」と答えた福島さん。
「イップスです。そう答えればこれ以上訊かれない」
その言葉を耳にして「私は踏み込みすぎた」と振り返り、
「これで福島への取材は終わってしまったと思った」と
自責の念に駆られる、ハラハラドキドキの密着取材だった。
「体操の内村航平選手」の密着取材とはちょっと違う、
訊く方と訊かれる方の心の葛藤が、私の心を揺さぶった。
最後は質問する中村さんが涙声となり、私の涙腺も崩壊。
ディレクターとしての初めての番組だという彼女を、
これからも応援していきたいなぁ。



2020年11月03日(火)
万歩計の数字が増えてきた

毎日計測し、手帳に記録している「万歩計」の数字。
最近、コロナウィルス感染防止に合わせてなのか、
私の歩く数字に面白い傾向が現れていた。
01月平均 11,950歩/日
02月平均  8,747歩/日
03月平均  4,663歩/日
04月平均  6,430歩/日
05月平均  6,074歩/日
06月平均  7,830歩/日
07月平均  6,927歩/日
08月平均  7,114歩/日
09月平均  7,416歩/日
10月平均  8,481歩/日
そう、10月に入り、平均歩数が増えてきた。(汗)
コロナウィルスの感染は収束していないのに、
Go toトラベルが始まり、観光客が増えてきて、
柿田川公園の観光案内所に足を運ぶ日数が増えたから。
また夏前に比べて、雨も少ない季節になったし、
あの酷暑だった暑さも和らいだので歩こう、と思った。
さらに、アユの遡上が始まり、最新情報確認のため、
土日でも、朝だけ自宅と公園を往復する機会が増えた。
増えた理由は、いろいろ考えられるけれど、
やはり、健康で歩けることに感謝したい、と思う。
あと2ヶ月、インフルエンザ、風邪、コロナに注意して、
できるだけ、歩き続けたいなぁ。
10ヶ月平均 7,559歩/日



2020年11月02日(月)
柿田川のことは柿田川に訊け

NHKラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」から。
ゲストは、パリの街角でインタビューした内容をまとめた
「パリのすてきなおじさん」の著者、金井真紀さん。
登場する人物は、みな個性的だけど、魅力的。
「変な人の周りには変な人が集まる」
「クセ者の周りには、クセ者がいる」
そんな表現をしていたけれど、
インタビューがとても楽しかったようだ。
彼女によれば、日本にも同じような人がいるらしい。
他の書籍(同著者)で取り上げたJA職員は、
「みかんのことは、みかんに訊け」と名言を残し、
岐阜県長良川の「鵜飼のおじさん」は、
「全部、鵜が教えてくれる」と言い切ったらしい。
彼の「自然界にはスケジュールがあるから、
それに従えばいい」と言ったアドバイスは、
私の心に響いた。
最近、柿田川公園で訊かれる質問の多くは
「いつになったら、アユは遡上してくるのですか?」。
もちろん「例年は・・」と答えることもできるけれど、
これだけ環境が変化している昨今、
私が記録を取り出した数年のデータなんて、
あまり当てにならないから、
「柿田川のことは柿田川に訊け」と言いたくなる。
北海道の流氷と同じで、そんなに焦らなくても、
来る時には来ますよ、が本音のところかもしれない。
遡上しなくなったり産卵しなくなったら心配だけど、
自然はそんなにヤワじゃないって思っている。
みんな、結果だけを求めているけど、
楽しいのは、その過程なんだよなぁ。



2020年11月01日(日)
「新しい生活様式」をどう受け入れて楽しむか、が鍵

新型コロナ・ウィルスの対策について、
政府が「新しい生活様式」を国民に向けて発表してから久しい。
「長丁場に備えて」との説明は、どうもわかりにくかった。
それは「終息」を視野に入れて、もうしばらく「新生活様式」を
マニュアルとして、生活してください、というお願いにもとれる。
私は「収束」はするけど「終息」はしないのでは?と
考えている一人なので、この「新しい生活様式」は、
次の世代の「生活様式」として定着させる必要性を感じている。
この考え方の違いは、とても大きい。
提案された「新しい生活様式」を「辛抱」して続けるか、
この生活を前提に、個人レベルでは、新生活を楽しむ方法、
経済界では、全く新しいビジネスの形を模索するか、
同じことをするにしても、行動は違ってくるに違いない。
言い換えれば
「『新しい生活様式』をどう受け入れて楽しむか、が鍵」となる。
当初違和感だった、すれ違う人の「マスク姿」にも慣れたし、
この「生活様式」が定着した先には、どんな未来が待っているか、
もちろん私見であるが、少しずつ、書き出してみたいと思う。
これには、小説家並の想像力が必要になるけどね。(汗)