初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2019年06月30日(日)
水が中性なので、新幹線が錆びない(らしい)

柿田川に関する情報を集め出すと、
私の知らないトリビア的な説明を聞かれることがある。
もう、都市伝説に近いのではないか、
その情報どこから仕入れてきたのですか?と聴きたくなる。
「すみません、ちょっとお伺いしたいのですが・・
柿田川の水で新幹線を洗っているって本当ですか?」
「はい、1万トンくらい使って、三島駅の洗車場で・・と
聞いたことがあります」
「へぇ・・すごいですね」と驚いた後、
「柿田川の水は、中性なので・・錆びないらしいですね」。
そっ、その情報は知らなかった。
もし根拠(エビデンス)があるなら、是非、見てみたい。
それこそ、柿田川の水が日本のために役立っている証拠。
そんな町に住んでいることを、子供たちは誇りに思うし、
私たち大人でさえ、胸を張って自慢できることだと言える。
キレイな川は、全国どこにでもある。
ただ、日本一の富士山からの湧水である柿田川の水が、
日本を代表する新幹線を洗っているというストーリー、
もう少し、調べてみようかな。



2019年06月29日(土)
元気な母親の声が聞こえる町

どこかの町の総合計画の基本施策の1つに
「元気な子供の声が聞こえる町」というのがある。(汗)
しかしながらターゲットは、好奇心旺盛な子供ではなく、
医療費無料からはじまり、その家族の負担を減らす事業、
そんな施策が目立つのは、仕方ないのかもしれない。
それは、全国どの自治体も抱えている課題とも言えるからね、
と、こんな話をしながら、母親でもある女性と呑んでいたら、
「本当は『元気な母親の声が聞こえる町』がいいよね」と
面白いヒントを教えてくれた。
子どもが一番大好きなお母さんが、疲れていて元気がないと、
子供も心配して、元気な声なんて出ない。
だから「元気な母親の声が聞こえる町」を目指して欲しい、
そんな意味の話を続けて盛り上がった。
そのためには、社会全体が母親を支援していく仕組みづくりが
大切なのかもしれない。
ターゲットを「母親」に限ると「父親は?」という人が出てきたり、
不妊治療している人に失礼だと、面倒くさいことをいう人もいるが、
「元気な母親の声が聞こえる環境」とはどんな社会なのか、
それを話し合うきっかけにすればいい。
きっと、面白い施策が出てくる気がするのだが・・
もちろん育児中の母親に、ヒアリングするのが一番かな。



2019年06月28日(金)
やりすぎの演出、選手には迷惑では?

夕食後、第103回日本陸上LIVE(福岡・博多の森陸上競技場)
「男子100m決勝」を楽しみに、テレビの前を陣取った。
しかし選手登場のゲート演出に、がっかりしてしまったのは、
私だけではなかったと思う。
0.01秒を争うために、何時間も前から集中している選手は、
勢いよく噴霧するスモークの中から登場するのだが、
時には、なかなか姿が見えないことも・・。
選手のためには、サラッと紹介し、レースに集中してもらう、
その方が、緊張感が高まる・・と感じた。
この演出は、誰が企画し誰が認めたのか、
選手からはクレームはないかもしれないが、私は気になった。
もっとシンブルに、さらにもっと緊張感が漂う演出こそ、
時折、強い雨が降る中でも、このレースを待ち続けた観客や、
テレビの前で待っていた国民は期待していたに違いない。
レースを盛り上げる演出は大賛成だから、敢えて辛口だけど、
「やりすぎの演出、選手には迷惑では?」を残したい。
これから数年、大きなスポーツイベントが続くが、
選手の邪魔になるような演出は、勘弁してもらいたいな。



2019年06月27日(木)
私も自分だけの魅力を作りたかった

映画「君の膵臓をたべたい」(アニメ版)(牛嶋新一郎監督)から。
「住野よるさんのベストセラー小説の長編アニメ映画化」だけど、
結論から言うと「実写版」の方に軍配があがった。
主人公「山内桜良さん」の「天真爛漫さ」が、実写版の方が
より正確に伝わってきた気がするから。
原作の小説があり、それをアニメ化した後、実写版、の順ならば、
こんな評価にはならなかったのかもしれない。
彼女の心の葛藤が、微妙に変化する表情として捉えにくかった、
そんな印象が残ってしまった感じがする。
しかし、物語最後に登場する、彼女からの「遺書」に泣かされた。
「君だけはいつも自分自身だった。
君は人との関わりじゃなくて、自分自身を見つめ、
魅力を作り出してた。私も自分だけの魅力を作りたかった」
クラスでの人気者である彼女の台詞だからこそ、頷けた。
誰からも好かれるキャラクターだった彼女は、
誰からも好かれなくても、本を通して自分自身を見つめ、
自分の魅力を作り出していた彼の生き方に、憧れていた。
それは、彼自身が気付いていなくても、尊敬に値したのだろう。
さて・・順序は逆だけど、原作も読まなくちゃなぁ。(汗)



2019年06月26日(水)
新聞投稿って、どうして「職業」とか書くのかなぁ

ひさしぶりに、私の呟きを気になる一言にしてみた。
行政職員時代、それも管理職なってから、
発言の影響力が大きいから指摘され、新聞投稿を控えていた。
どうしても、柿田川の自然から気付かされることが多く、
その想いを文字にして投稿していたのだが、
「行政職員の名を借りて柿田川の宣伝ですか?」というような
誹謗中傷に近いメールをいただいたりして、
正直、職業が明記される新聞投稿が嫌になっていた。
しかし、退職してからも、身近な方から
新聞な投稿楽しみにしているのに・・という励ましを受けたりし、
自分の中でも、だんだん、気持ちが落ち着いてきたこともあり、
「そろそろ新聞投稿を始めようかな」と思うようになった。
いつから・・と断言できないけれど、(笑)
日々の生活の中で、気づいたことを文字にして、
ただ言いっ放しの投稿ではなく、自分なりの提案も含めた
そんな文章が出来た時、またスタートしたいな、と思う。
新聞投稿って、どうして「職業」とか書くのかなぁ。
(住所・年齢も・・)



2019年06月25日(火)
逆らわずして勝つ

NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」から。
史上最低の視聴率と言われながらも、なぜか観続けた。(笑)
まぁ、確かに「気になる一言」にしたくなるような、
「台詞」が少なかったことは確かだが・・(汗)
それが、第一部、最後の今回は、意外と多かった。
東京が壊滅的な被害に見舞われた関東大震災後、
熊本に戻った主人公の金栗四三に、
大竹しのぶさん演ずる義母が、怒鳴りつける。
なんで東京がこんなに大切な時に限って、帰ってくるんだ、と。
そんな時、ずっと黙っていた四三の兄、実次は、急かされるように
急に立ち上がって、こう叫ぶ。
「逆らわずして勝つ」 (なぜ、こう叫んだか、は定かではない)
しかし、この台詞で四三は大きな気付きを得る。
今まで、どうやったらこの自然災害に勝てるか、と考えていたが、
真正面から戦って力でねじ伏せるのではなく、逆らわないで勝つ。
柔道の「柔能く剛を制す」ではないが、
相手をよく知ることから始まり、いかに相手の力を逃がすか、
そして結果的に、被害が少なければ、地震に勝ったことになる。
そう考えたのかもしれない。「そもそも人間は無力たい」
そう考え、己を知るところから始まるのが戦いなんだよなぁ。



2019年06月24日(月)
私も、周りの人たちが変わってきた気がする

先日、子育て真っ最中のある女性と話していて、
「最近どうですか?」と訊かれたので、常套句のように
「大変だけど楽しいよ」と返したが、それには訳がある。
今まで38年間で積み上げてきた人間関係と、
地方公務員を定年退職してから知り合った人たちと
織りなす人間関係が、ガラッと変わった気がするなぁ、
なんて話をしたら、彼女も「あっ、そういえば」と呟いた後、
「私も、周りの人たちが変わってきた気がする」と続けた。
彼女も、いろんなことに興味を持ち、まちづくりに参加してきた。
自然と仲間も増え、まちづくりの分野で人気者になったが、
最近では、一番やりたいことが見つかったのか、
「最良の敵は良」の意味がわかってきたのか(汗)、
あることに、こだわってこだわって、地道に活動してきたら、
今までと違うレベルの方々から、評価され始めたようだ。
そして、ふと顔を上げて自分の周辺を眺めてみたら、
景色が変わり始めていることに気付いた感じらしい。
今やるべきミッションが見つかると、
誰もが経験することなのかもしれないな。



2019年06月23日(日)
「香り」は缶に擦り込んであるのかも・・・(汗)

最近の「缶コーヒー」は「コクと香り」と思えるくらい、
キャップを開けた途端、コーヒーの香りが漂う。
こんな製法があるのか・・と驚いていたら、
ちょっと前から、変なことに気付いてしまった。
もちろん、普段は飲み終えると、すぐにゴミ箱なのだが、
退職してからは、健康管理が大切と考え「早朝入浴の半身浴」を
再開したのだが、30分ほど経つと大量の汗が吹き出るので、
水分補給に、缶コーヒーの空き缶を利用しようと考えた。
2〜3日目でも、まだ「香り」が残っていたが、
さすがに、10日ほど続けて使っても、まだ「香り」が漂う。
水道水しか入れてないのに・・これはおかしいな?、
どうして、こんなに「香り」が残っているのか?と考えた結果、
私なりに行き着いた考えは、缶の内側自体に、
「コーヒーの香り」を微量に練りこんであるのかもな、だった。
そんな加工・塗装ができるかどうか、詳しく調べたわけではないが、
えっ?と思う方は、是非、一度試して欲しい。
缶コーヒーの缶に水を入れて、何日か飲んでみて欲しいなぁ。



2019年06月22日(土)
未だ謎に包まれたままの状況です

映画「万引き家族」(是枝裕和監督)から。
最近、映画館の中ではメモを取らずに作品鑑賞をし、
その後、DVDになってから、何度も巻き戻しを繰り返し、
気になる台詞を書き出す作業をすることが増えた。
そうすることで、不思議なことに、映画館では気付かなかった
面白い会話や演技を発見することになる。
今回は、多くの方が鑑賞し絶賛しているので、
なかなか選ぶのが大変だったけれど、
どうして、日本でこういう家族が生まれたのか、気になった。
物語後半まで、ひっそりと暮らしていたこの家族が、
ある事件をきっかけに、世間に対して存在が知られてしまう。
そして、毎回繰り返されるように、マスコミ各社が押し寄せ、
家の前で、大スクープのように大騒ぎする。
それを象徴するかのように、TVレポーターの女性が、
こんな台詞をカメラに向かって叫んだ。
「家族になりすましていた人たちが、一体何を目的に
この家に集まっていたのかは、未だ謎に包まれたままの状況です」
たぶんこの話題は、翌日に違った事件、事故が起きれば、
もう過去のこととして、謎に包まれたまま消え去っていくから、
この事件の背景も、なぜ彼らがこのような行動したのかも、
われわれ国民は、想像の域を超えないまま、次の話題に移っていく。
そうした二次情報に振り回されている、慌ただしい日常生活こそ、
今回のような家族を生み出しているような気がしてならない。
確かに・・二度観ると、この作品の素晴らしさがよりわかってくる。

P.S. (台詞ではないけれど、お見事というべきシーン)
・海ではしゃぐ家族をじっと見守る、樹木希林さんの言葉なき演技。



2019年06月21日(金)
大丈夫? 息してる?

近くのレストランで昼食を取っている時だった。
私の横に、高齢者の夫婦が、仲睦まじく、座っていたのだが、
時折、旦那さんの方が咳き込み、辛そうだった。
時には、背中をさすったり、手を握ったり、
その献身さが、私の脳裏に焼き付いた。
しかし、そんな時、奥さんが、旦那さんに声を掛けた。
「大丈夫? 息してる?」
私は思わず、持っていた箸を落としそうになった。(汗)
「大丈夫?」と心配するのはわかるけれど、
あまりに静かだったからか、思わず「息してる?」と訊き返した。
あまりに唐突だったので、横を眺める余裕もなく、
旦那さんの返答も聞き取れなかったけれど、気になった。
それも、本人に「息してる?」と訊くなんて・・と思ったが、
長年過ごしてきた夫婦だからこそ訊ける、質問かもしれない。
その後、また仲良く、ゆっくり食事ながら、ニコニコ。
時々続いた、咳き込みは心配だったけと゜、
2人を包み込む独特の時間の流れに、癒された時間だった。
たまには、こういうのもいいなぁ。



2019年06月20日(木)
パネラーの役割は、気付かせること

定年退職してから、講演やらバネラーなどを頼まれるケースが増えた。
いいじゃん、話すの好きだから・・という人もいるが、
実は、あまり話すのは得意ではない、滑舌悪いし・・。(汗)
また、パネラーほど難しいものはないな、と最近感じている。
パネラーは、自分達のやってきたことの自慢話ではいけない、
苦労話ばかりでもいけない、ましてや、データだらけでもダメ。
わざわざ、時間をつくって参加してくれた人へ、
なにか、仕事や生活でヒントになるフレーズを残したいと常に思う。
事前に参加者の名簿を確認し、今回は、こんな人たちが多いから、
こんな話をお土産に持って帰ってもらいたい、と考えることもある。
そもそも、パネラーは、ファシリテーターの役を担う。
そのフィシリテーターとは「促進者」を意味する言葉である。
自分がリーダーとなって引っ張っていく「推進者」ではなく、
伴走型の「促進者」として、何かを気づかせる役割、とも言えそうだ。
だからこそ、全体の流れを調整する「コーディネーター」とは違う
役割が求められている気がしてならない。
「パネラーの役割は、気付かせること」と覚えておきたい。



2019年06月19日(水)
自分を納得させるために書き換えた物語

映画「ベロニカとの記憶」(リテーシュ・バトラ監督)から。
「ミステリードラマ」と紹介されていたけれど、
この作品は、何を伝えたいのかを考えた時には、
ミステリー作品ではなく、人生を考えさせられる作品となる。
「歴史上の出来事の犯人探しは、無意味に思います。
歴史家は戦争の責任が誰にあるかを突き止めようとする。
でもそれを知るのは不可能です」という
高校時代の授業風景を回想しながら、
作品の最後には、こんな台詞でまとめられている。
「人は人生を語る時、過去を装飾し、都合よく編集する。
長生きすれば異を唱える証人も減る、
それは事実というより『物語』だ。
自分を納得させるために書き換えた物語」
まさしく、自分史などはその典型といえるかもれない。
人生の中で数少ない「善行」は、装飾し「善人」を気取り、
幾多もあったはずの「悪行」は、都合よく削除され、
自分の人生は、誰に見せても恥ずかしくないほど編集される。
ただ、それを否定しているわけではない。
そうありたかった・・と願う「願望」に近いストーリーで
自分の生き様に納得するしかないのが、自分史である。
歴史はそうやって作られていくものなんだよなぁ。



2019年06月18日(火)
これ以上、若い者を傷つけないでくれ

何気なく観ていた、テレビのBS番組。
今回は、映画「踊る大捜査線」の6回連続放映の企画らしい。
何回目かも知らないし、ある事件のために、
警視庁から送り込まれた、本庁初の女性管理官。
(警視庁刑事部捜査第一課強行犯担当管理官・警視正)
その彼女の判断の甘さから、所轄の警察官は、振り回わされ、
ストレスもたまり、とうとう犯人に拳銃で撃たれる、という事態まで。
それでも「警察」という組織は、上からの命令は絶対に従う、
そういった組織であり、映画や小説のネタには、もってこいである。
そんな縦社会の典型である組織の女性幹部が、
また新たな指示を出し、捜査自体が混乱しそうになった時、
いかりや長介さん演ずる、湾岸署刑事課指導員が、こう呟く。
「これ以上、若い者を傷つけないでくれ」
あなたの甘い判断、指示で、けが人が出たこと。
それは、まぎれもない事実であることを認め、
感情だけで、指示・命令を出さないで欲しい。
そう訴えかけているような気がしたので、メモをした。
こういったことは、警察の組織だけではないだろう、
上に立ったからこそ、若い人たちのやる気をなくすような、
発言、行動を控えなければならないのだから。
そう言えば、勢いだけで突っ走る若い上司に対して、
こういったアドバイスをできる先輩って憧れるなぁ。



2019年06月17日(月)
「カオス(無秩序)」が「コスモス(秩序)」になってきた感じ

今までじっくり溜め込んできた、バラバラだった企画の数々が、
「柿田川」を軸に、並び替えてたりしてみると、
不思議なことに、全てが繋がりを持ち始めた。
「カオス」とは「混沌」とか「無秩序」の意味があり、
その反対語の「コスモス」は「秩序」という意味がある。
だから、最近の様子を訊かれた時は、
「『カオス』が『コスモス』になってきた感じ」と答えている。
コスモスでわかりにくければ「システム」と置き換えてもいい。
今まで、別々に活動してきたことが、1つのキーワードで串刺しすると
その一部として、しっかり役割が生じて輝くような感じ。
ボキャブラリーの欠如で上手い例えが見つからず申し訳ないけど、
ソロの楽器演奏より、複数の楽器で演奏されるアンサンプルや
多くの人たちで構成されている交響楽団が奏でるハーモニーの方が
私は好きだなぁ、ってことかもしれない。
(やばい、どんどんズレていっている気がする(汗))
とにかく、溢れかえっていた「課題」も、解決に向かっている。
ブレない「軸」を見つけたってことは、幸せなことだなぁ。



2019年06月16日(日)
世界のために、何ができるか?を求められている

「伊豆半島ジオパーク」は、2018年4月17日、
国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)から
国内9地域目の世界ジオパークとして認定された。
先日、その「推進協議会」に観光関連団体として出席した。
そこで挨拶した会長の任にある、菊池伊豆市長の言葉に、
今までの「世界遺産」に対する自分の考え方が、
認識が甘かったことを知らされたのでご紹介。(汗)
ジオパークは、保全と活用によって経済・文化活動を高め、
結果として地域振興につなげていく仕組みと理解していたが、
それは、認定された側の理論であり、認定した側の理論は違う。
自ら進んで、世界ジオパークネットワーク(GGN)加入を希望し、
厳しい審査を経て、加盟を認定されたのだから、
「伊豆半島ジオパーク」は、世界のために、何ができるか?
と問われていることにもなる。
逆に解釈すると、世界のために、何もできないのなら、
「日本ジオパークネットワーク」でいいのではないですか?、
そういう意味なのかな、と理解した。
ただ単に、地域振興になるから・・だけではなく、
もっと崇高なミッションを掲げ、短期間の損得ではないもの、
それを示さないと、世界から笑われてしまう。
富士山しかり、韮山反射炉しかり、「世界」の冠をつけたら、
「世界のために、何ができるか?」を常に意識しながら、
世界遺産を守っていく必要がありそうだ。
今更だけど、考え方、改めないとなぁ。(汗)



2019年06月15日(土)
ほんの3ヶ月前まで中学生だったんだよなぁ

沼商吹奏楽部「第18回フレッシュコンサート」のお誘いを受け
沼津市民文化センター小ホールに足を運んだ。
クリスマス・ディナーショーともいえそうな、
12月の「定期演奏会」もいいが、ほんの3ヶ月前まで中学生だった、
「一年生バンドステージ」は、楽器演奏だけでなく、
沼商吹奏楽部独特の「立ったり座ったり」「手拍子の仕方」など、
必死に覚えようとしている、その仕草が、まだ「照れ臭そう」で、
まさしく「フレッシュコンサート」の名に相応しい。
たった3ヶ月で、こんなにできるようになるの?、という驚きに加え、
一所懸命に挑戦している彼ら、彼女らの姿を見るのが私は好きだ。
この新人たちが、これから2年ほどの時間をかけて、
先生や先輩たちと一緒に泣き笑いながらステージに立ち、
少しずつ成長していく様子が感じられるのも、また嬉しい。
こういった演奏の機会を与え、さらに温かく見守っている、
多くの方達の支援も感じられるコンサートだからこそ、
その荒削りな部分も「経験、経験」と許せてしまうのかもしれない。
今回堂々と演奏していた3年生も、2年前は同じようなものだったし、
今年の1年生が、6カ月後の「定期演奏会」でどれだけ成長したのか、
見るのが楽しみになってきたなぁ。頑張れ、新人たち!!



2019年06月14日(金)
警察じゃけ、何をしてもええんじゃ

映画「孤狼の血」(白石和彌監督)から。
根っから怖がりの私は、何度も目を閉じる場面が出てきて、
ホラー映画と並んで、苦手なジャンルだと再認識した。
暴力団同士の抗争が中心だと思っていたら、
意外にもその裏にはなんと警察が・・というストーリーは、
特に目新しいものではないが、俳優陣の迫力ある演技に、
その場にいるような気持ちになって観終わった。
広島弁(?)と喧嘩腰の言葉が暴力的なわりに、
文字にしてみると、けっこう笑えるフレーズが多かった。
何回か繰り返された「びっくり、どっきり、●●●●●」は、
「気になる一言」に取り上げられないのが残念だが、
その他にも、なぜかメモが増えた。
役所広司さん扮する大上という刑事が、
おかまいなしに、暴力団員を叩きのめすシーン。
「おい、警察がこがいなことしてええんか?」
「警察じゃけ、何をしてもええんじゃ」
この会話こそ、ストーリー全体を支えるセリフとも言える。
警察のネタって、映画作品になりやすいんだなぁ。

P.S.(メモして、捨てるには勿体無いセリフ)
・取り調べはよ、相手を丸裸にしてなんぼじゃけ
・度胸がないのう、もうえぇ。わりゃ、一生交通整理でもしとれ
・ポケベル数字「4951」・・「至急来い」って言ってますけど
(「ふたりの愛ランド」歌っている人に向かって)
・おい、何がアイランドじゃ。島に沈めんど、われっ!
・極道を法律で押さえつけたところで何も変わりはせんわい
・今度の抗争の船頭は、最初っからあんただったんじゃないんかい
 船頭も何も、わしゃ船酔いするけ、船にはよう乗らんのよ
・わりゃ、戦争になってもえぇんか? アホか、戦争はもう始まっとるんで



2019年06月13日(木)
この期間は、ポスターどおりの景色だね

下田市の下田公園で開催中の「あじさい祭」を見学に、
中伊豆のドライブを兼ねて天城超えのコースで出かけた。
会場は、城跡とあって、予想以上の上り坂にやや驚いたが、
紫陽花は見頃とあって、平日にも関わらず、
ポスターの景色に誘われてか、観光客が訪れていた。
インスタ映えする景色を狙ってか、
やっと辿り着いた「紫陽花の群生地」の前で、
嬉しそうにシャッターを押す老夫婦や女友達の若者たち。
その中の1人が、目の前に広がる景色を前に、こう叫んだ。
「この期間は、ポスターどおりの景色だね」
時期が早くても、遅くても、この景色には出会えない。
そんな想いが伝わってきて、ハッとさせられた。
わが町は、柿田川の写真といえば
毎度お馴染みの「富士山をバックにした柿田川」だが、
観光客が訪れる「柿田川公園」では、見ることができない。
最近の旅行者は、高級そうな一眼レフのカメラ片手に、
駅などに貼られている「絶景ポスター」と同じ場所を探す。
そういった意味では、わが町もそろそろおきまりの構図から脱皮し、
観光客がいつでも目にできる景色の写真にするべきかもな、
そんなことを感じながら、帰路に着いた。
他の観光地に行くと、気づくことが多いなぁ。(汗)



2019年06月12日(水)
要注意、ラグビーW杯期間中の「食べ放題・飲み放題」

ラグビーの世界一を決めるワールドカップまで、100日。
少しずつではあるが、盛り上がりを見せているが、
先日、ある会議で面白い話を耳にした。
予想される観戦者は、ヨーロッパやオーストラリアなどからの
外国人が多く、滞在期間も長い。
だから、日本国内で使う一人当たり経費も、44.4万円と、
サッカーW杯の観戦者よりも高いらしい。
さらに最近、新聞でも騒がれているように、ビール好きが多く、
試合観戦中も飲み続け、1人3リットルという数字まで飛び出した。
飲食店では、ビールが足りなくなるのでは・・と心配らしい。
しかし、もっと面白い視点は、最近の日本の居酒屋ではよく目にする
「飲み放題・食べ放題」は、開催中は止めた方がいい、というもの。
体格の良い大食漢が来店したら、お店は元が取れず、
きっと大損するから・・という指摘は、笑いながらも頷いた。
でも、今まで経験したことのない未知の世界だから、
絶対ありえない・・とも言い切れないところが不思議。
「要注意、ラグビーW杯期間中の『食べ放題・飲み放題』」
とりあえず、記録として残しておこうっと。



2019年06月11日(火)
図録のブックフェス

先日「もうマルシェ系のイベントは、お腹いっぱいだね」
そんな会話をしたのだけれど、話はそこで終わらず、
「では代わりに、どんなイベントがやりたい?」となった。
返ってきた答えは「映画か、本のイベントがいいな」
そんな声が予想外に多かったので、
さらに「もっとテーマを絞ったら?」と突っ込んでみたら、
「図録のブックフェス」というアイデアが出た。(汗)
私も数年前、マルシェ系のイベントに合わせて、
「柿田川公園ブックフェス」を企画・運営したことがあるから、
その楽しさと、難しさは知っているつもりだけど、
「図録のブックフェス」だけは、思いつかなかった。
こればかりは、全国広しといえども、あまり耳にしない企画。
美術館に行くたびに買ってしまった「図録」の数々、
捨てる捨てられず、我が家の本棚も大量に占領している図録は、
売るというよりも「こんな図録、持ってます」という、
ある意味、優越感にひたる、自慢のプックフェスになりそうだ。
それはそれで、楽しいかもなぁ。乞うご期待!!



2019年06月10日(月)
「なんじゃ〜こりゃあ〜」「誰?、全然似てない」

映画「まほろ駅前多田便利軒」(大森立嗣監督)から。
異論がある方も多いと思うが、この作品を思い出すには
やっぱりこの会話だな、と数あるメモから選んだ。
軽トラックのフロントガラスをバット等で割られ、
思わず、主役の1人である瑛太さんが、松田優作さん風に叫ぶ。
「なんじゃ〜こりゃあ〜」
その様子をみて、もう1人の主役、松田龍平さんが問いかける。
「誰?、全然似てない」
それを受けて、真面目な顔しながら、瑛太さんが呟く。
「誰の真似でもない正直な気持ちだ」
このやり取りが、作品全体にかかっている雰囲気と似ていたから、
敢えて「家族の絆」を代表するシーンとして、選んでみた。
たぶん誰もが、ここでクスッと笑いをこらえているに違いない。
鑑賞後に、このシーンの話は絶対にしたくなるだろう、と思う。
映画でなければ、いやこのキャストでなければ、成り立たない笑い。
原作とは違う演出に拍手しながら、続編に期待したい。



2019年06月09日(日)
公約は、現在はできていないってこと

慌ただしかった、4月の統一地方選挙も終わり、
新しいメンバーになってからの議会が始まっているが、
今更ながら、選挙公報に書かていた
議員の「公約」(マニュフェスト)を眺めると、
多くの議員が使われている「キーワード」から、
その市町の特徴・課題が浮かび上がってくる気がした。
「自分が当選したらもこういう市(町)にします」という表現は、
へそ曲がりの私が思うところ、現在はできていない、
ということの裏返しではないか、と思うからだ。
一人ひとりの公約を、そういった視点で眺めて欲しい。
選挙が終わったら、選挙公報はゴミ箱へポイ、ではなく、
これからの4年間、支援した候補者の公約が実現できるように
下支えとなって支援していくことが、私たち町民の役割。
選ばれた人には、勿論それなりの責任があるが、
選んだ人の責任というのも、もう少しクローズアップしていい。
選ばれた人たちの活動を、寄り添いながら応援し、
4年後の選挙を楽しみにしていきたいな。



2019年06月08日(土)
この写真は「合成」?

平日の昼休み、のんびり柿田川公園で過ごしていると、
予想もしない質問に驚くことがある。
「すみません・・地元の方ですか?」と前置きされ、
「全国的に広まっている「富士山と柿田川」の撮影ポイントが、
どこに行っても見つからない。この写真は『合成』?」
なるほど・・そういう質問もしたくなるよなぁ。(汗)
「どこから撮ったのですか?」と訊かれることは
あったけれど「合成写真ですか?」は、珍しい質問だった。
「いや、合成じゃありませんが、このアングルは、
川の中に入らないと撮れないんですよ」と説明すると、
「へぇ、合成じゃないの。素敵な場所ね」とお褒めいただく。
さらに「この風景を大切に守ってくださいね」と言われ、
涙が出そうになるくらい嬉しかった。
全国から訪れる観光客に、私たち地元民の役割を教えてもらった。
守ることって、イメージ的には消極的な行動にみえるけれど、
積極的に守ることの意義を、もう一度、地元民の共通認識としたい。



2019年06月07日(金)
ビジネスマンが手を振る「ゆうすいくん」

静岡DC(ディステネーション・キャンペーン)のキャラバン隊として、
わが町の「ゆうすいくん」が、東京駅「丸の内南口・動輪の広場」で
3日間のPR活動に参加した。
私も1日だがアテンドとして参加し、その様子をつぶさに観察した。
「ゆうすいくん」を始めとした、ゆるキャラ大好きの人たちや、
修学旅行の生徒たち、ビジネス街で働く女性たちなど、
首都圏の人たちにとって、名前も知らないはずの着ぐるみに、
多くの方々が、寄ってきては写真を撮って喜んでいる姿に、
何か、新しいヒントをいただいた気がする。
特に、そんなものに興味ないよ、みたいにビジネスマンが、
「ゆうすいくん」が手を振るだけで、硬い顔が和らぎ、
立ち止まらず、歩きながら写真を撮ったりする姿が楽しい、
また、恥ずかしそうに、下の方で小さく手を振り返している姿は、
地方ではあまり見かけない光景だな、とメモをした。
普段、部下に大きな声で叱咤激励している上司が、
ゆうすいくんの前で、ニコニコしながら、手を振っている。
この様子を何度も目撃しただけで、私は満足だった。
今や、全国各地、萌えキャラの「アニメ」に、
その座を奪われた感のある「ゆるキャラ」だけど、
いや、まだまだ活躍の場はあるな、と実感した。
だって、東京のビジネスマンが、手を振ってくれるなんて、
思っても見なかったことだから・・。



2019年06月06日(木)
柿田川の価値を維持し、高め続けることを目的とし・・

「う〜ん、なんとなくわかったけど、全容がわからないよ」
そんなメールをいただいた。(汗)
書き出したら、すごく長くなってしまったので、何回に分けて
説明しないと無理だな・・と思ってしまった。
簡単にいうと「柿田川」を題材に、楽しいことをするため、
「一般社団法人 柿田川大楽」を設立したということ。
まちづくりの「任意団体」ではなく、「NPO法人」でもない。
気の置けない仲間たちと「柿田川」を介して、
ゆっくり、丁寧な時間を過ごしながら、生きていけたらいいな、
そんな想いが「一般社団法人」という形に落ち着いた。
(この経緯は、また後日に文字にしたいと思うけど・・(汗))
とりあえず活動は「平日夜間」と「土日祝日」の予定。
これからは「学長」ではなく「楽長」って呼んでね。(笑)

P.S.
とりあえず「何やるの?」の問い合わせが多かったので、
定款の(目的)第3条だけですが・・ 
「当法人は、柿田川の価値を維持し、高め続けることを目的とし、
その目的に資するため「柿田川」を題材に次の事業を行う。
1. 「学習体験」に関わる事業
2. 「調査研究」に関わる事業
3. 「芸術文化」に関する事業
4. 「健康運動」に関する事業
5. 「社会連携」に関する事業
6. 「産学連携」に関する事業
7. 「人材育成」に関する事業
8. 「情報発信」に関する事業
9.前各号に掲げる事業に付帯又は関連する事」



2019年06月05日(水)
毎年6月4日は「柿田川大楽」創立記念日

公務員退職後の人生を考え出したのは、課長になった9年前、
ちょうど、義母が他界した頃だったと思う。
「柿田川」を、世界文化遺産となった「富士山」の構成資産として
「国指定天然記念物」にする必要があり、その作業に携わった時、
柿田川に関する情報が、あまりに散在していることに気付いた。
そこで少しずつであるが、機会あるごとに
「柿田川」に関する情報を集め始め、整理し始めたら、
世界文化遺産・富士山と同じように、予想以外の分野にも、
「柿田川」が関わっていることがわかりだした。
その後、外来種駆除のボランティアに参加して、
ますます、その魅力に惹かれていったのは、自然の流れかも・・。
(仮称)「柿田川ビジターセンター」構想策定にも携わったし、
「富士山柿田川展」などを通じて、文化芸術の分野も知ったら、
本気で「柿田川」について、関わってみようと思った。
その結果が「柿田川大楽」創立、ということに繋がっただけである。
「着眼大局、着手小局」を基本にしながら、
その活動は楽しく、しかし慎重にコツコツと・・と始めたい。
「柿田川大学」ではなく「柿田川大楽」
やっぱり、一度きりの人生、楽しまなくちゃ・・
毎年、自分の誕生日が「創立記念日」なんて、嬉しいな。
「毎年6月4日は『柿田川大楽』創立記念日」 覚えておいてね。



2019年06月04日(火)
61歳のテーマは「収穫」

毎年、誕生日を迎えると、今年はどんな1年にしたい、と決め、
多くの人にコミットメントしながら生活してきた。
60歳のテーマは「お裾分け」だった。
60年間溜めてきた、ノウハウ、情報・人間関係などを、
若い人たちを始め、必要としてくれている方々に、
惜しみなく提供してきたけれど、一段落した61歳は、
「お裾分け」をしながらも、そろそろ自分のために使おうかな、と
そんな思いが、頭に浮かんだ。
だから「61歳のテーマは『収穫』」
今まで目の前にあっものを、がむしゃらに溜めてきたけれど、
今度は、世に出しておかしくないと思ったものだけを自分で選別し、
それを丁寧に「収穫」し、じっくり熟成したい。
それは、どんなジャンルでも「断捨離」下手の私にとって、
なかなか進まない作業になるかもしれない。
しかし「一番やりたいこと」(最良)のために
「ちょっとやりたいこと」(良)を諦めたり、我慢することは、
今の私にとっては、そんなに難してことではないことも知っている。
61年間、種を蒔いてきて、そしてそれなりの実がついた。(気がする)
だからこそ、今年は、ゆっくり大切に「収穫」する一年にしたいな。
「熟成」させる倉庫(箱)は、準備したので・・。



2019年06月03日(月)
おじさん、石売ってんの?

GW10連休限定、柿田川公園内に設置した「臨時観光案内所」には、
おかげさまで、多くの観光客の方々に声を掛けていただいた。
連休前半は、雨の日が多くて、やや戸惑ったが、
逆に、自分で決めた3時間を全うすることで、何かが見えてくるかな、
そんな楽しみを抱え、公園内エントランスへ足を運んだ。
今日は、どんな人たちに会えるのかな?、どんなことを訊かれるかな、
どこから訪れてくれたのかな、そんな楽しみであるが・・。
いつの日だったか、小さい子が駆け寄ってきて
「おじさん、石売ってるの?」と話しかけてきた。
私の目の前にズラッと並べた各地の「イベントパンフレット」が
風で飛ばないように重しの役目をさせていたのであるが、
彼は、その石に興味を示した。
実は、初日に、パンフレットが風で飛ばされて困ったので、
沼津市の千本浜まで出かけ、形や色が面白そうなのをチョイスして、
水で汚れを洗い流しただけであるが、自分でも面白いな、と思った。
その石に興味を示してくれた彼に、感謝したい。
「これはね、沼津市の千本浜で見つけたんだよ。
もっともっと、いろんな形やキレイな色した石があるから行ってごらん」
地元の面白いところ、教えてあげなくちゃな、観光名所だけでなく。



2019年06月02日(日)
映画レビュー甲子園なんてのもあったらいいのに。

映画「写真甲子園 0.5秒の夏」(菅原浩志監督)のレビューに
こんなフレーズを見つけた。
それが「映画レビュー甲子園なんてのもあったらいいのに。」
インターネットで探すと「○○甲子園」と名の付くイベントは
驚くほど多い。(検索「甲子園の名がつく高校生大会」)
高校野球の全国大会の通称である「甲子園」は、
スポーツよりむしろ文化系クラブの高校全国大会を指すものとして
各種の大会名称(愛称)として使われることが多いのも特徴で、
高校のクラブ活動の全国大会という位置づけのものが多いようだ。
スポーツで8大会、文化系で75大会を超えていたのには驚いた。
「映画甲子園」は、正式名称は「高校生映画コンクール」と言い、
全国の高校生を対象とした自主制作映像作品のコンクール。
冒頭の「映画レビュー甲子園」はなかったから、
映画好きには面白いかも・・とメモをした。
「詩の甲子園」「俳句甲子園」「短歌甲子園」「川柳甲子園」など
その表現で競うものに近いかもしれない。
単純に、1つの作品を鑑賞して、そのレビューを書く。
どこまで、皆が唸るようなレビューが書けるか、でもいい。
読書感想文が、書籍の甲子園ならば、
映画レビューは、映画鑑賞の甲子園とも言える気がする。
これはこれで、面白い大会になりそうだな。
わが町には、県下最大級の映画館もあることだし・・。



2019年06月01日(土)
じゃあ、今日も「そこそこ」元気にやりましょう

映画「体操しようよ」(菊地健雄監督)から。
日本国民お馴染みの「ラジオ体操」を軸に、
いろいろな人の人生が交錯して、まぁ、面白かった。
ラジオ体操も真剣にやると、けっこうハードな全身運動だし、
そもそも、朝早く集まる理由は、健康維持だけではなく、
仲間とのコミュニケーションだったりする。
毎日、同じ時間に顔を合わせ、お互いの存在を報告し合う場、
それでもいいと思う。
だから規則も何もなく、緩い運営こそ、参加者の望むところ。
「余計な詮索はしない、この体操会の唯一の規則だ」と言う
個人のプライバシーに関することは、触れないからこそ、
多くの方が集まってくるのかもしれないな、とメモをした。
その極め付けは、毎回、ラジオ体操が始まる前の会長の掛け声。
「じゃあ、今日も『そこそこ』元気にやりましょう」
朝からあまりに元気過ぎても、1日が疲れてしまう。
かといって、あまり元気がないのも、おかしい。
だから「そこそこ元気」と言う表現が生まれたのかもしれない。
誰が遅刻しようが気にしない、そんな曖昧さが、この組織の魅力。
ラジオ体操の会場に早く着いてしまった人たちが、
何気なく、その場を掃除しているシーンも見逃さなかった。
老若男女、誰もが知っている「ラジオ体操」の歌。
「新しい朝が来た、希望の朝だ・・」・・これって名曲だな。

P.S.
字幕に「ラジオ體操の時間のテーマ」と表示された、
「体操」ではなく「體操」って、どんな違いがあるのだろうか。