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しもさんの「気になる一言」
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2017年06月30日(金)
細菌が半分の量になる時刻は?、11時59分。

映画「インフェルノ」(ロン・ハワード監督)から。
「スイッチがある。それを押すと・・人類の半分が死ぬ。
押さないと、人類は100年以内に絶滅する。君ならどうする?」
こんな問い掛けで始まり、生物学者ゾブリストが、
人類増加問題の解決策として、恐ろしい伝染病を作り出し、
それを世界に広めようとする。
「人類は、自らの体内に発生したガンなのだ」と言い切り、
今、人類が直面している問題の多くは、人口が減れば解決する。
一見、無茶苦茶に思えるその理屈に、妙に頷いてしまった。(汗)
さて、その人口を減らす計画を実行に移すのは今しかない、と
主張する生物学者の説明に、またなるほどなぁ・・とメモをした。
「1分ごとに増殖する細菌をビーカーに1つ入れる。
最初の細菌を11時に入れた場合、ビーカー一杯になるのは12時。
だが、細菌が半分の量になる時刻は?、11時59分。
今が、その時刻だ。真夜中まで、あと1分だ」
人類は、まだまだ大丈夫なんて思って行動しないけれど、
実はあっという間に、限界に到達してしまう。
だから、ビーカーの半分の量の時に、課題を対処しなければ、
手に負えなくなる、という視点は、参考になった。
ダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」のからくり・謎解きは、
私にとっては、あまり意味がなかったかも・・(汗)



2017年06月29日(木)
What do you do in your free time?

外国人との話題に困ると、
ついつい「What are your hobbies?」と口にする。
しかし、私たちでも「特に・・」「別に・・」と答えるのに、
なぜか、訊いてしまう。(汗)
これって、間違いではないけれど、ニュアンス的には
「拘っているもの、ある?」に近いらしい。
私が知りたいのは、会話の話題したいだけだから、
「余暇はどうやって過ごしている?」の問いの方がピッタリ。
「What do you do in your free time?」
このような発想ができると、英会話も幅が広がり、
会話も弾み、笑顔が増えるのだろう。
「趣味はなに?」「特になにも・・」(沈黙)
「暇なとき、何してる?」「映画を観てるかな」
「えっ、どんな映画?」・・と、会話が続く。
外国人と話す時は「音楽・料理・スポーツ・映画」の知識は、
欠かせないな・・と最近、気がついた。
逆に、このジャンルについて、ある程度話せれば、
なんとなく会話が続いていくことも、体験で知った。
実はこれって、外国人だけでなく、同じ日本人同士でも言える。
最近、若者とのコミュニケーションがうまくいかなくて・・と
悩んでいる暇があったら、どれかに興味をもってみよう。



2017年06月28日(水)
なんだぁ、こんな遠くから観るんだね

土日などの週末、柿田川公園を訪れる人たちの会話が
私にとっては、とても参考になるシリーズ。(笑)
(勝手に、シリーズ化していますが・・)
今回は、若い女性おふたり。
会話に耳を傾けると、どうやら「湧いているところ」が
近くで見えると思ってきたらしい。
(東京から伊豆に旅行に来たって感じでした)
第一展望台降りてきた2人、まず発したのが
「なんだぁ、こんな遠くから観るんだね」。
写真や動画で調べて、砂が勢いよく吹き上がる様子を
間近に見えると思ったらしい。
だけど、大きな湧き間に驚き、持参した双眼鏡片手に、
しばらく言葉も発せず、眺めていたのが印象的だった。
観終わった後「生きてるって感じだね」と呟き、
大満足の様子で「次、青い湧き間、見に行こう」と、
第一展望台を後にした。
もらったヒントは、もう少し近くで見られる工夫か、
誰でも使用可の、常設望遠鏡かな。(汗)



2017年06月27日(火)
似顔絵描くの、すごく難しい顔してます。

映画「東京オアシス」(松本佳奈・中村佳代監督)から。
知らない間に、30分が過ぎてしまう・・そんなストーリー。
「僕は悪い人かもしれませんよ」と呟く加瀬亮さんに、
小林聡美さんが明るく言い返す。
「こんなにたくさんのレタスの段ボールを積んだ人に、
悪い人はいませんよ」
あれっ、映画「かもめ食堂」の「ガッチャマンの歌を
完璧に覚えている人で、悪い人はいませんからね」と同じ?と
メモを取っていて、思わず笑いが・・。
今回選んだ一言は、まったり流れる場面が続く中で、
撮影現場から逃げ出した女優トウコ役の小林さんに対して
動物園で出会った、(たぶん美大を)5浪している女性の台詞。
「似顔絵描くの、すごく難しい顔してます。
ここがポイントだっていう部分がないんです。
だからって、印象が薄いってわけじゃないし・・
なんというか、捉えどころがないんですよね」
さすが美大受験生、常に絵の対象になってしまう観察力が、
私を驚かせた。
でも、なんでも「気になる一言」の対象にしてしまうから、
驚かれたことがある。
いい映画なんだけど、あまり印象に残らないってことも、
それと同じ感覚なのかなぁ。



2017年06月26日(月)
彼は、私のパートナーだから

わが町の海外姉妹都市である「カナダ・スコーミッシュ市」から
女性市長(Mayor Patricia Heintzman)が、来町した。
2日目、私とともに同行した課員から「翻訳アプリ」を教わり、
まったく話せなかった初日に比べ、飛躍的に会話が増えた。
自分の伝えたいことを、スマホのマイクに向けて話すだけで、
「日本語」から「英語」に変換してくれる。
滑舌の悪い私のことだから、時々、誤変換があるけれど、
それでも、これを英語にするにはどうしたらいいのだろ?という
極度のストレスから、解放されたから。
箱根案内の車中では、お互いの国歌をアカペラで紹介したり、
(私の「君が代」(アカペラ)を知らない間に、録音されてた(笑))
食事の前はも手を合わせて、必ず「いただきます」を教えたり、
和やかな雰囲気が包まれて、会話が楽しくなった。
夜は、前日の「晩餐会」とは少し趣きを変えて、
彼女にとって初体験の「回転寿し」で食事を済ませ、
ちょっとお洒落な場所で「カラオケ」を楽しんだ。
もちろん、彼女のおもてなしが目的だから、英語の歌を数曲。
さらに、調子に乗って「How about duet?」と私。
2人は、カーペンターズになったつもりで
「トップ・オブ・ザ・ワールド」を酔いにまかせて熱唱。(汗)
そんな関係になって、彼女の口から最高の賛辞が。
「彼は、私のパートナーだから」(たぶん、カラオケの・・)
でも、本当に嬉しかったな、このフレーズ。



2017年06月25日(日)
自分の口で彼女に、柿田川の魅力を伝えたい

わが町の海外姉妹都市である「カナダ・スコーミッシュ市」から
女性市長(Mayor Patricia Heintzman)が、急遽来日した。
実は、中国に用事があり、せっかくアジアに行くのだから、
姉妹都市の「清水町」に寄ってみたいな、と思い立ったらしい。
日本「初来日」なのに、京都などにも寄らず、目的はわが町のみ。
そんな突然の連絡を受けて、全てのスケジュールを調整し、
国際交流の所管課長でもある私が、英語が得意な課員とともに
彼女の滞在期間中、おもてなしをすることになった。(汗)
しかし、久しぶりの外国人を前に、緊張して思うように話せない。
いや、話していることは、何となくわかっても、まったく話せない。
話題が見つからない、ってのが本音のところ。
柿田川公園を案内しても、伝えたいことの10パーセントも話せない。
こんなに話せなかったっけ?と、けっこう落ち込んだ。(涙)
だけど一所懸命、私の英語(?)を聞きとろうとしてくれた彼女のお陰で、
「もう一度、英語を勉強したい」と感じたのも事実。
「自分の口で彼女に、柿田川の魅力を伝えたい」と思えたからだ。
今回、自分の「英会話能力ゼロ」を再認識したから、
毎日、少しでもいいから英語を耳にする環境を整えること、と悟った。
2020東京オリンピックまで、あと3年。少しは役に立てるかな。



2017年06月24日(土)
すご〜い、おみゅずがわいてるぅ

土日などの週末、柿田川公園を訪れる人たちの会話が
私にとっては、とても参考になる。
多くの観光スポットから、わざわざこの地を選んだ理由、
それが、知らず知らずのうちに、口に出るからである。
今回は、幼稚園児くらいの年齢の男の子の台詞。
第一展望台から眺めた「湧き間」を見ながら、
「すご〜い、おみゅずがわいてるぅ」
たぶん両親が「お水が湧いているところを見に行こうね」と
教えたのかもしれない。
しかし、それでもその光景を目の前にして、彼は彼の感性で
「すご〜い」と発したのだと思うと嬉しくなった。
やはり、私たちが彼ら世代に残してあげるのは、
特異な「地質鉱物」からの「湧き間」であると確信した。
きれいな水だけなら、全国、どこにだって存在するし、
この湧いてくる仕組み、この湧水量の秘密など、
どこにも負けない「湧き間」にもっとスポットを当てたい。



2017年06月23日(金)
文化を壊して、お金に変えてたの、一生懸命、国中で・・

映画「野のなななのか」(大林宣彦監督)から。
「北海道芦別市を舞台に描いた人間ドラマ」らしいけれど、
芦別市の名所旧跡の案内的要素もあるからか、
2時間51分(171分)は、とにかく長い。(汗)
さらに、最初から最後まで演劇の舞台のようなテンポで、
台詞が交差しあうのだから、観賞後、どっと疲れた。
しかし、メモしたくなるような台詞は多かったので、
停めては戻しメモして再生、の繰り返しだから4時間はかかった。
中でも、私が気になったのは「第14章 そして、現代。」の章。
赤毛のアンの家とか、カナディアン・ワールドと称した廃墟などを
指差しながら、芦別市の歴史を振り返るシーン。
「まちおこし・・まち壊しだったかな?」と溜息をつき、
「まちおこしってのは、日本中の流行りだったからね」と嘆き
「『炭鉱』から『観光』へ、だったわね、ここは」と思い出した。
さらに、話を続けて、こんな会話が・・。
「京都の鴨川に、パリのセーヌ川の橋を架けましょうだなんて話も」
「それは文化の破壊だね」
そして最後に、こうまとめてある。
「文化を壊して、お金に変えてたの、一生懸命、国中で・・」
いかにも、一時代前の「まちおこし」と表現していたが、
実は、現代の「地方創生」への警鐘ではないか、と感じたからだ。
日本が「観光立国」を目指しているからって、資源もないのに
「観光」を目玉にして、人口減少を解決しようとする地方に対して。
「まちおこし」って、流行りで行なうものじゃないからなぁ。



2017年06月22日(木)
質問に答えるだけでは会話とは言わない

カナダ・スコーミッシュへのホームスティ事前研修から。
コミュニケーションの話をしていた時だったかな。
突然、中学生の参加者に向けて、矢継ぎ早に質問を浴びせた。
質問は「Do you like 〜?」のワンパターンであり、
難しい単語ではなかったので、周りの人も安心しながら、
2人の会話を見守った。質問された彼の答えは、全て「Yes」。
たぶん、私も同じ答えをしたと思う。
それを終えて、講師のマイケル・トンプキン氏は、
これは「a one-way relationship」(一方通行の関係)だから、
「会話(交流)とは言えない」と言い切った。
はじめは「えっ、ちゃんと答えていたのに」と思ったが、
質問に答えているだけで、質問をしていないことに気付いた。
「and you?」が足りなかった、と。
「あなたは〇〇が好きですか?」「はい、あなたは?」「私は・・」
これで会話として成立したことになる。
たしかに私が習った「会話」の一番目は、挨拶の仕方も、
「How are you?」「I’m fine thank you, and you?」
必ず、答えた後に、相手に同じ質問を返している。
振り返ると、仕事でも、家庭でも「会話」しているかなぁ、私。



2017年06月21日(水)
「人」が増えると「仕事」も増える?(笑)

「情報交換会」と称する「宴席」では、
あまり仕事の話、不平不満の話はしないようにしているが、
それでも、同業者(公務員)と話していると、
ついつい職場の話になる。(汗)
たしか「権限委譲の話題」で盛り上がっていた時のこと。
「仕事が増えて、人(職員)が増えるならいいけれど、
人(職員)が増えたら、仕事も増えるってことないですか?」
「そうそう・・」その場にいたメンバーが揃って頷いた。
「ニワトリが先か、タマゴが先か」ではないが、
自治体って、民間ではありえないことが時々起こる。
課名や係名とか、あまり関係なさそうな仕事が、
人が増えることで、ついてくる。(笑)
その結果、仕事がより細かく分割されて、
その人本人しかわからない仕事が、どんどん増えていく。
だから、その人が突然、長期の休暇に入ってしまうと、
仕事の進捗状況もわからなければ、報告書類・懸案事項すら
パソコンや机の引き出しにしまわれたままの状態が発生する。
長い公務員生活の中で、そんな光景を何度か見てきたから、
自治体組織のあり方が、とても気になる。
そんな話で盛り上がっていたら、1人がボソッと呟いた。
「責任を取れる人だけでいい」・・・なるほどなぁ。



2017年06月20日(火)
自由気ままな旅は、気分を高揚させる

映画「インツゥ・ザ・ワイルド」(ショーン・ペン監督)から。
ストーリーとしては、重たい作品だったが心に残った。
「一度は自分を試すこと」の大切さは伝わった。
「一度は太古の人間のような環境に身をおくこと」の大切さも。
「自分の頭と手しか頼れない、過酷な状況に1人で立ち向かうこと」
それがどんなに人間を強くするか、も理解できた。
しかし、その経験で、死んでしまっては、何も残らない。
こんなメモも、残っている。
「金は必要ない。疑い深くなるしね」
「クリスタルガラスは、もろいからこそ、美しい」
「子どもは親を厳しい目で見るものだ」
「キャリアは20世紀の遺物、僕は興味がない」
「新しい経験が心を豊かにするんです」
「人生の楽しみは、人間関係だけじゃない」
「幸せが現実となるのは、それを誰かと分かち合った時だ」
一つずつは、私のアンテナに引っかかるのだが、
どれもが「気になる一言」に選ぶには首をかしげた。
そして選んだのは「自由気ままな旅は、気分を高揚させる」。
「どこか逃避を思わせるからだ」の注釈が気に入ったので。



2017年06月19日(月)
「体験したことは理解する」「発見したことは身につく」

「環境省・田貫湖ふれあい自然塾」(富士宮市)
チーフインタープリター・通称「チョビ髭」こと、小野塾長は、
説明の最後に、とても大切なことを私に教えてくれた。
「聞いたことは忘れる」「見たことは思い出す」
「体験したことは理解する」「発見したことは身につく」
体験を意識した施設なので、てっきり「体験」がベストだと、
思っていたら、その上に「発見」があった。
もちろん「聞いたり見たことよりも、体験すること」の大切さは
誰もが知っているけれど、何かを体験するだけでなく、
新しいものを発見する喜びを感じた時、はじめて「身につく」と
言い切ったことが、とても印象に残っている。
たぶん、その「発見」は、世紀の大発見でもなく、
今まで知らなかったことを、自分の力で知った時、
人はそれを「発見」と呼ぶのだろう、と思う。
その「発見」こそ、本当の自分の力となることを教えてくれた。
それは「自然」とか「環境」に限らず、生活全般に言えること、
もしかしたら「仕事」や「人間関係」にも通用するかもしれない。
う〜ん、奥が深い視点だなぁ。



2017年06月18日(日)
宮西Tバック、今なら「うんこ」ついてます

今年のGW、三島市にオープンした「TATSU'S GALLERY」で
「宮西さんがイラストを描いたトートバッグ」を眺めていて、
そう言えば、以前こんな会話したなぁ、と思い出したことがある。
絵本作家・宮西達也さんを囲んで、職場の先輩らと、
楽しく雑談していた時の会話。(もちろん飲みながら・・)
「巷には、トートバッグはいっぱいあるから、
インパクトのあるキャッチコピーが必要ですよね」と私。
それに応えて、職場の先輩がこんなアイデアを出してきた。
「宮西さんの数ある作品の中から『うんこ』という作品を選び、
誰もが耳を疑う、キャッチフレーズは、
「宮西Tバック、今なら「うんこ」ついてます」。
どうだ、しもちゃん、いいだろう?」と私に訊ねたので、
「はい、面白いと思います。ただ、わかる人にはわかるけれど、
わからない人は誰も欲しがりませんよ、うんこのついたTバック」。
お互い酔っぱらってたから言わなかったけれど、
「トートバッグ」を「Tバック」とは略しませんよ、先輩。(汗)
万が一略したとしても「Tバック」じゃなく「Tバッグ」ですし、
それに、絵本作家・宮西さんのイメージを壊すと、
全国1億2000万人の宮西ファンが怒りますよ、と言いたかった。
でも、キャッチコピーとしては、インパクトがありすぎ。
どこから、こんな発想がでるのやら、さすが。(笑)



2017年06月17日(土)
人間でも動物でも、感情には必ず・・性別がかかわっている。

映画「エクス・マキナ」(アレックス・ガーランド監督)から。
「女性型ロボットのエヴァの実験セッション」を重ねる形で、
物語は勧められるが、印象に残ったのは「エヴァ:セッション3」
セッションが進むにつれて、人工知能が進化していくのだが、
主人公の若い男性と、美しい女性の姿をもった人工知能が、
だんだん、恋愛感情へ結びつくシーン。
「2人でデートしたい」「1人の時、私を思う?」など、
相手を好きになる、というせつない想いが交錯しはじめる。
そこで、主人公が人工知能開発者(社長)に、こう問いただす。
「なぜ、性別を与えたのか?」と。
「人間でも動物でも、感情には必ず・・性別がかかわっている。
性別は、生殖の必要から発生した」と説明、
「交流から意識が生まれる。性別がある方が楽しい。
命があるなら楽しまないと。彼女が恋やセックスをしちゃダメか?
知りたいなら教える。彼女はファックできる」と付け加えた。
なるほどなぁ、とメモしながらも、違和感を覚えたのは、
この作品が「SFラブロマンス」ではなく「SFスリラー」だったから。
人工知能(AI)をテーマにした作品で言えば、(私的には)
映画「her 世界でひとつの彼女」(スパイク・ジョーンズ監督)かな。



2017年06月16日(金)
県知事候補者の「家族構成に『愛犬』の名前」

帰宅後、遅い夕食をとりながら開いた、地元紙の夕刊。
静岡県知事選を、今月25日に控えて、
いろいろな視点からの特集が組まれている。
今回私が注目したのは「こちら女性編集室」(こち女)。
「候補者に質問。『素顔』拝見」と銘打ち、
それぞれの人柄を知る参考に、と女性ならではの質問が並ぶ。
確かに、選挙公報と違い、柔らかい質問の回答がウケた。
私のアンテナに引っかかったのは「家族構成」。
溝口氏は「息子(小4)、愛犬ユキ(メス)、
川勝氏は「妻、愛犬クリ・クララ・ジョゼフィーヌ・
アロイス・シュンペーター・ズン・カワカツ(メス)」
「溝口さんの旦那さんは?」「川勝さんは子どもはいないのかな?」
そんな井戸端会議の話題となる疑問もあったが、
川勝氏の愛犬の名前に、純血の権威みたいなものを感じてしまった。
(はじめ、7匹も犬を飼っているのかと勘違いしたくらい驚いた)
もっと驚いたのは、いくら柔らかい質問の回答とはいえ、
両候補とも「家族構成に『愛犬』の名前」が記されていたこと。
私も18年間、一緒に暮らした愛犬がいたが、さすがに、
家族構成に「愛犬ジェイク(オス)」の記載はしたことがない。
この感覚が、ペット禁止の公園に「家族だから」と主張し、
堂々と連れて歩く人たちが減らない一因ではないだろうか。
もちろん家族の一員のように可愛いけれど、ペットはペット。
犬や猫が好きな人ばかりではないことを意識して欲しいな。



2017年06月15日(木)
チケット22枚。カードて払う、急いでくれ

映画「ストリート・オーケストラ」(セルジオ・マチャド監督)から。
「ブラジルのスラム街の子どもたちによって結成されたクラシック楽団
『エリオポリス交響楽団』誕生の実話を映画化」
この解説に、ストーリーも結末も予想がつくなぁ、と思いきや、
最後に大ドンデン返しの結末が待っていた。
偽造クレジットカード制作など、悪事を繰り返していた子どもたちが、
音楽(楽器演奏)を通じて、荒んだ心が次第に回復していく、
誰もがそう思うストーリー展開に、くさびを打ち込んだ結末かもしれない。
自分たちに音楽の素晴らしさを教えてくれた、バイオリニストの先生が、
演奏する音楽会は、もちろん高額のチケット代が必要になる。
しかし、なんとしても1度観てみたい・・その想いが強かったのか、
チケット売り場で交わされた会話が、
「こんばんは、チケット22枚。カードて払う、急いでくれ」
人間、そう簡単には変わらないし、逆に子どもたちの「したたかさ」に、
拍手を送りたくなったほど、印象に残ったシーンである。
上司の葬式の日、翌日からの意識改革を堅く誓った役場職員らが、
実は、翌日に職場に戻れば、また同じ仕事ぶりに逆戻りしてしまう、
そんな人間の心の弱さ、したたかさを描いた、
映画「生きる」(黒澤明監督)のラストシーンと似ていた。
実話だからこそ、この後のスラム街の子どもたちの様子が気になるなぁ。



2017年06月14日(水)
私がこの時代、この地に生かされている「意味」

定年を2年後に控えた、この年齢(59歳)になって、
気付いたって言うのも恥ずかしい話だが、
「夢が叶っていく」時のパターンは、何か公式がある。
そんなことを感じたのは、柿田川と私の関係について。
幼少の時、この地(清水町)に引っ越してきて、
多感な時期(幼稚園〜高校)にこの地で育ち、
一端、大学で東京に出たものの、長男だから、を理由に
この地に戻ってきて、地元の役場に就職。
幾つかの職場を経験しながら、生涯学習課長の時に、
柿田川を「国天然記念物」に指定する作業に携わり、
その後、都市計画課長の時に、柿田川公園の大規模改修工事、
さらには、産業観光課長として、柿田川を題材に情報発信をし、
あらゆる場面で、柿田川に関わりながら現職にある。
今振り返ると、この世に生まれて、変化してきた生活環境が、
全て「柿田川」と「私」を繋ぐため、と思えるようになってきた。
柿田川が、富士山世界文化遺産の構成資産候補になった時から、
まずは自分が柿田川のことを知らなくては・・と、
撮り始めた写真は、なんと12,000枚を超す。
スマホにしてからは、3,000本を越す動画も加わった。
それを自分の生きてきた証として、宝物にするだけでなく、
柿田川の魅力を世界に向けて「お裾分け」したい、と考えている。
その時その時に必要性を感じて始めた「データ、経験の蓄積」が、
単なる偶然ではなく、必然として繋がってきている感じがする。
私がこの時代、この地に生かされている「意味」を考えたら、
「柿田川を次世代にしっかり引き継ぐ」ことだと腑に落ちた。
残すところ、あと2年弱。悔いが残らないように過ごそうと思う。



2017年06月13日(火)
歩数、2日連続の「0」

以前は「万歩計」を持ち歩いていたので、
毎日寝る前に、その日の歩数を手帳に記録していたけど、
Apple Watchにしてから、iPhoneの「アクティビティ」に
自動的にデータを送信され、さらに「ヘルスケア」へと蓄積される。
だから、手帳への1週間分の記録は、日曜日の寝る前、と決めてた。
もう1年以上、トラブルもなかったので安心していたら、
先週、水・木曜日の歩数データが送信されていなかった。
原因はわからないけれど、結果は「歩数、2日連続の『0』」。
数年前に歩数を記録しだしてからは、はじめてのこと。(汗)
だけど「20,000歩」を2日続ければ、平均10,000歩になるし、
かえってモチベーションが上がってしまった。(笑)
時計とスマホの連動は、本当に便利である。
心拍数も、深呼吸の数も、入力する必要がなくなった。
あとは、体重と血圧が、Apple Watchで測定できれば、
文句なしなんだけどなぁ。
体重計、血圧計からスマホへの自動転送で我慢しようっと。



2017年06月12日(月)
目の覚めない奴は、一生眠ったまんまだよ

映画「アキレスと亀」(北野武監督)から。
「なんだか、むずかしい映画だったなぁ」が感想だけど、
監督が、この作品を通じて何を伝えたかったのか、わからなかった。
パンフレットには「きっと、ふたりだからできることがある。
だからずっと一緒にいたい。」と書かれているが、
それが「結婚で良き理解者を得た」ということなのだろうか。
私が気になったのは、芸術に関する表現が多かったこと。
・芸術とは、天才とそれを理解してくれるタニマチがいないと世に出ない。
・これは、一歩間違えれば、銭湯にかかっている絵じゃないですか
・目の覚めない奴は、一生眠ったまんまだよ
・芸術なんて、所詮、まやかしだ
・売れてない人の自画像なんて、誰が買うの?
・ちょっと狂ってきたけど、もう少し狂ってこなくちゃ
・あいつら、芸術、わかんねぇんだよ
・偶然でいいものは出来ないよ。などなど。
その中から、敢えて1つ選んでみた。
芸術の分野、売れているのは、ほんの一握りの人たち。
毎年、何千人と溢れる「芸大生」「美大生」「音大生」に向けて、
あるメッセージを伝えているような気がしたからだ。
「目の覚めない奴は、一生眠ったまんまだよ」、
厳しいけれど、これが現実なんだよなぁ。



2017年06月11日(日)
お土産の選択基準は、会話の道具になるかどうか

カナダ・スコーミッシュへのホームスティ事前研修から。
質疑応答のタイミングだったかな、「お土産」の話題に、
講師のマイケル・トンプキン氏の口から、こんな話が・・。
「お土産の選択基準は、会話の道具になるかどうか」
自分が好きでもないのに、日本文化のお土産として
「こけし」や「日本人形」「扇子」などを選んで渡しても、
その後の会話が続かない、ということだろう。
そんなものよりも「自分が好きな小物」を渡して、
どうしてこれが好きなのか、と熱い想いで語った方が、
仲良くなれるからだろう。
そう言えば、私が今でも覚えているフレーズは、
「I hope you will like it.」
「この品物、あなたのことを考えながら選んだよ、
だから、気に入ってくれるといいな」という想いで渡すこと。
それから会話が始まり、相手と仲良くなるきっかけになれば、
「お土産」の役割は果たされる。
とにかく、自分のお気に入りを選んでみようっと。



2017年06月10日(土)
必ずやこの困難を乗り越えてみせます

映画「インデペンデンス・デイ2016」(ローラ・ベス・ラヴ監督)から。
またやってしまったぁ・・が、第一印象。
話題の映画「インデペンデンス・デイ」だからと観始め、
どうも様子が変だな、と気付いたのは、始まってすぐ。(笑)
(観たかったのは「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」)
時々、タイトルに騙されて鑑賞し、時間をムダにする。
他人のレビューを読まないから、こういったケースが起きるが、
最近は、それさえも楽しむことにしている。
うぁ、これ最後まで観続けるのは辛いなぁ、と思っていたら、
画面では、副大統領だったレイニーが大統領に就任し、
アメリカ国民に向けて、こう呼びかけた。
「希望を捨てず、強い意志を持ち、
必ずやこの困難を乗り越えてみせます」と。
途中でやめようとしていた私に、訴えているようだ。
あまりにタイミングよく引き留められたので、可笑しかった。
その後も「どうすれば?」「おとなしくしてろ」
「判断を間違えた」「勝手なマネは、控えてください」など、
私に訴えてる?と思いたくなるフレーズが溢れ、
結局、最後まで観てしまった。これはこれで面白かったなぁ。



2017年06月09日(金)
あなたの日本は、どんなですか?

わが町が姉妹都市提携をしている、カナダ・スコーミッシュへの
「中高校生・ホームスティ派遣事業」の事前研修会から。
講師のマイケル・トンプキン氏は、緊張気味の参加者に向かって、
こう語りかけた。
「日本」のことではなく「あなたの日本は、どんなですか?」
相手が関心があるのは、日本全般の文化ではなく、
今こうして目の前にいる「あなた」の生活する日本を知りたい、
そういう意味なのかもしれない。
また「カナダ」に行くから「カナダ」の勉強をするのではなく、
「外国」に行くからこそ「日本」の勉強をして欲しい、とも。
カナダという国は、多文化が混ざり合ったモザイクの国なので、
いろいろな意味で「オープン」でないと生きていけない、
裏を返せば「話さないと何も手に入らない」ということ。
だから「どんなことも、我慢しないでください」などと、
彼ら、彼女らにアドバイスを送った。
英語には、日本の「我慢」という意味の単語はみつからない。
そんな話に、私のメモは増えた。
説明の最後に「You build your experience.」のフレーズ。
あなたの歴史(人生・経験)は、自分で作るもの。
待っていても、誰も作ってくれないよ、そんな意味なのかな。



2017年06月08日(木)
EU側が、手を差し伸べるかもしれない。

平成29年度日大国際関係学部主催(上期市民公開講座)
統一テーマは「世界の『まさか』と日本」
(グローバリズムの修正と世界経済の行方)
講師「庄司克宏」氏(慶應義塾大学大学院法務研究科教授)
演題「欧州社会の構造変化とEUの行方」
(欧州ポピュリズムVSリベラルEU)から。
普段の生活ではあまり縁のない、国際情報・世界経済について、
特に、米国大統領のトランプ氏就任、イギリスのEU離脱など
世界は「まさか」が続いた衝撃的な一年だったため、
その背景にあるものを知りたくて、三島駅北口まで足を運んだ。
私たちが「まさか」と思っていることも、専門家によれば、
「ポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭があり「まさか」では
ないのかもしれない。
中でも「まさか」が起きた「英・米」は、
総所得における所得分布の下層40%と上層10%の比較すると
貧富の差が大きいことを示した棒グラフに納得した。
また一番訊きたかった「英国のEU復活はあり得ないか」は、
英国の総選挙結果を注視して見守るとしながらも、
「EU側が、ぎりぎりの段階で『本当にいいのですか?』と、
手を差し伸べるかもしれない」のいう回答に、なんだか、
欧州の連帯感みたいなものを強く感じて、ノートを閉じた。



2017年06月07日(水)
禁じられているということは、できるということです

映画「星を追う子ども」(新海誠監督)から。
「秒速5センチメートル」以来5年ぶりに手がけたオリジナル長編作、
その解説を読みながら、あれっ、こちらの作品の方が後なんだね、と
ちょっと違和感を感じながら、観終わった。
映画「言の葉の庭」でハマった新海監督作品であるが、
やはり「繊細な心理描写と緻密な映像美」が少なくもの足りない。
「地下世界」のことを「アガルタ」というところから始まり、
いくつかの聞き慣れない言葉が、やや距離感を感じた理由であろう。
そんな中でも、私たちの生活でも応用できそうな台詞をメモに残した。
「アガルタ(地下世界)では、死者の復活は禁じられている」という老人に
「禁じられているということは、できるということです」と問いつめる。
その言葉尻を捉えた、明確な指摘だな、とメモをした。
「出来ますか?」と訊ね「出来ない」と言われれば諦めもつくが、
「禁じられている」と言われると「本来は出来るけれど」の意味を持つ。
言葉の使い方、その裏に隠された意味、もっと勉強しようっと。(汗)



2017年06月06日(火)
ミリーの気まぐれに振り回されるな

映画「マイ・ベスト・フレンド」
(キャサリン・ハードウィック監督)から。
「乳がんが見つかったミリー」と「やっと子宝に恵まれたジェス」
この女性同士の友情ってよくわからないな、が観賞後の感想。
「長年つき合ってきた友達」の大切さを否定するわけではないが、
男の視点でこの映画観ると、感動するところがなかった。
突然、ガンが発見されて辛いのはわかるけれど、
それを理由に、浮気をしたり、ワガママし放題の行動には、
映画とわかっていても、納得いくものではなかったから。
「気付いてる? 私はガンなの」と悲劇のヒロイン的な発言に、
「気付いてる? あんたは横柄なガン患者よ。
周りの人が気を遣ってワガママを聞いているのに、
10代みたいに暴走して、もう巻き込まないで・・」と、
ジェスは一度はミリーを突き放すけれど、
彼女の「反省してるの」のワンフレーズで仲直りする。
そんな様子を見ていた、ジェスの夫の口にする嘆きに頷いた。
「彼女は大事なときに割り込むテレパシーか?」
「ミリーの気まぐれに振り回されるな」などなど。
どうしても素直に感動できない私は、やはり冷めているのかも、
邦題の「マイ・ベスト・フレンド」に振り回されたかな。(汗)
(原題「Miss You Already」)



2017年06月05日(月)
こういうのを「大きなお世話」って言うんだよね

柿田川公園散策での1コマ。
八つ橋を過ぎて、駐車場に向かう途中に、
倒木の切り株が「ハート」の形に似ている、ということで
誰かが「自然の贈物♡ハート♥ステキな予感」と
パソコンのワードで打ったような文字で印刷し、
防水のためかパウチ処理をして、それをハートの形に切り、
その切り株に、紅白の紐で結んである。
それを眺めていた大学生らしき若者たちの呟きが聞こえた。
「これって、押し付けがましいね」
「この説明がない写真が撮りたいのに・・」
要は「君たちに教えてやってるんだ、写真に撮れ」みたいな
説明がどうも嫌らしい。
さらに、SNSなどに投稿する写真のキャプション(説明)は、
自分で工夫したいのに、勝手に書かれて強く結ばれている、
そのプレート文字まで撮らなくてはならないなんて・・と驚き、
「このセンス、笑えるね」とまで言われてしまった。
「自然の中に、こんな不自然なコメント・・いらねぇ」とか、
「こういうのを『大きなお世話』って言うんだよね」と言い放った。
そんな会話を通りすがりに耳にした私であるが、実は同感。
公園内の景色の中に「自然のハート形」なんて、
いろいろなところで、いっぱい見つかるからなぁ。



2017年06月04日(日)
59歳「柿田川大学」学長就任。(笑)

59歳の誕生日を迎え、50代最後の1年をどう過ごすか?
G.W頃から、けっこう真剣に考えていたが、出した答えは
「柿田川大学」学長就任。(笑)
生態系の多様性を特徴とする「柿田川」を題材に、
多様性をキーワードに「コミュニティ組織」を考えたら、
遊び感覚で「柿田川大学」を開校し、その初代学長に就任、
そんな夢みたいなイメージが浮かび上がった。
今まで、仕事では「課長」という肩書きを持ちながら、
その他で「委員長」「会長」「先生」などと呼ばれたが、
唯一呼ばれたことがないのが「学長」だっただけのこと。
(もちろん「教授」や「准教授」などもありませんが(汗))
だから「柿田川大学 学長」の名刺が欲しくなった。
世の中に「社長」の肩書きを持つ人は数多いけれど、
「学長」の肩書きを持つ人は、そうはいないだろう。
本当はこれ、定年退職後の楽しみにしていた構想だけれど、
これも何かのタイミングかな、と踏み切ることにした。
完璧に体制が整ってから「開校」がいいんだろうけれど、
動きながら、そして様子を観ながら形を変えていく方が
私にはあっている気がしたから。
さて、まずはFacebookページ「柿田川大学」の公開からだな。



2017年06月03日(土)
日出る国と月昇る国の物語

映画「海難1890」(田中光敏監督)から。
冒頭、こんなフレーズで始まる。「1889年(明治22年)7月
日出る国と月昇る国の物語は、この小さな島で始まった」
題材となった「日本とトルコの友好関係」を考えると、
これはキーワードになるな、とメモしたが、
なかなかその言葉の意味が理解できなかった。
しかし、両国の国旗を眺めて、なるほど・・と納得をした。
国旗のマークが「日本は太陽」「トルコは三日月」。
この映画で、私は「トルコ」という国が好きになってしまった。
特に、私たちの記憶に新しい「1985年、イラン・イラク戦争」の時、
日本政府でも危険だと、救援機を送らなかったのに、
トルコ政府は、95年前に自国の民が日本国民に助けられたから、と
自分たちの危険を省みず、日本人215人を助けてくれた。
あの救出劇から約30年、もし同じようなことが起きたら、
現代の日本人は、困っているトルコ人に手を差し伸べられるだろうか。
最後に、こんな台詞もある。「人びとの真心が国を動かす」
そして、自国民より、他国(日本人)を助けなさい、と命じたトップに
「国民からの電話が鳴りやみません。この救出劇を誇りに思うと。
非難はひとつもありません」の報告がされる。
その報告を受けたトップが胸を張って、こう言う。
「そうか、私はそう言ってくれる国民を誇りに思う」と。
映画とわかっていても、カッコいいなぁ、この国のトップは。



2017年06月02日(金)
ひと息つきましょう

私が、疲れたなぁ、と思う頃に、タイミングよく
「ひと息つきましょう」とメッセージが届く。
正体は、Apple Watchの「呼吸」というアプリ。
画面を触ると、前回実施した日時とBPM(心拍数)が表示され、
私が「開始」の文字をタッチするのを待っている。
「静かに、自分の呼吸に意識を向けましょう」という
アドバイスメッセージ。
さらに「息を吸って」「息を吐いて」と続き、
手首に軽い振動を与えながら、呼吸のリズムを整えてくれる。
1分が終わると、BPMと共に「もう一度深呼吸」の表示も。
このデータが、iPhoneのヘルスケアのアプリに自動転送され、
私の健康データが蓄積されてくる。
この話は、また別の機会にするが、今回は「ひと息つきましょう」。
パソコン相手に仕事をすると、誰かが声を掛けない限り、
何時間でも画面とニラメッコ、ということもあり、
知らず知らずに、頭の中が煮詰まる。
そんな時に届く「ひと息つきましょう」というフレーズは、
Apple Watchの定期的な作業かもしれないが、妙に嬉しい。
庭師などの職人は、時折「一服」しながら、仕事の全体像を眺め、
進捗状況を確認、そんなことをしていたらしい。
「ひと息をつく」って、大事なんだな。



2017年06月01日(木)
今のうちに、出来るだけページをめくりたい

「最近、映画の一言が多くて、本の一言が少ないですね」という
メールをいただいた。
確かに、気になる一言に、書籍から引用した一言が減った。
しかし、本を読んでいないわけではなく、読書時間は、
確実に増えている。
ただ、最近の傾向として、以前読んで本棚にしまっておいた本を
読み直しているから、メモしながら読むことが減ったに過ぎない。
もちろん、読み直すことで、新しい発見もあり、
「気になる一言」で紹介したいフレーズも見つかるが、
今は、何も考えず、ただ読み込むことが楽しい。
歳を重ね、だんだん文字が読みづらくなってきたので、
今のうちに、出来るだけページをめくりたい、とも思う。
結局、スマホで書籍を読むことはせず、紙媒体の文庫本を手元に置き、
少しでも空いた時間があると、読みかけた部分に挟んだ栞を探って、
自分だけの世界に入り込む。
問題は、蒲団に入ってから本を開くと、1ページも進まず、
睡魔に負けて、爆睡してしまうことかな。