初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2012年07月31日(火)
迷いながらやっていた

敗者の弁だから、ネガティブになるのは当然だが、
コメントをメモすると、いっそう際立ってくる。
体操男子の内村航平選手は、 
団体予選の鉄棒落下後「原因がわからない」を口にし、 
団体決勝も、得点訂正で4位から2位にあがったが 
「うれしい気持ちはなかった」と沈みがち。
卓球男子シングルス・水谷隼選手は、 
「ここまで何も出来ないで終わると、何も言うことはない」
ボクシング・フライ級の須佐勝明選手は、
「ポイントを取らせてもらえなかった。迷いながらやっていた。
ペースを掴めないまま、試合終了のゴングを聞いた」
「これがオリンピック」の言葉が蘇るように、
不安を抱え、自信がないまま試合に望み、
「迷いながらやっていた」結果なのだと言える。
実は、本人たちが一番知っているのかもしれない。
「負けに不思議の負けなし」なるほどなぁ・・



2012年07月30日(月)
これがオリンピック

ロンドン五輪、私が注目していたのは、
常勝の柔ちゃんの存在で、いつも日陰を歩いてきた
柔道女子48キロ級、福見友子選手。
世界柔道選手権の代表選考試合で、谷亮子選手に勝ったのに
実績を重視した全日本柔道連盟の意向で選ばれなかった、
そんなことを覚えていたからだろうか、
なんとしても、今回、優勝させてあげたかった。
準決勝で負けた時、悔しさを滲ませながら
「私自身は一生懸命やりました。でも、これがオリンピック」。
そして、3位決定戦で敗れた後のインタビューは、
言葉が見つからず、長い沈黙が続いた後、やっとの思いで答えた。
「金メダル取りたかったです」
彼女にとって、金メダル以外は眼中になかったのかもしれない。
どんな結果であれ、柔ちゃんと比較されるに違いない、
だからこそ・・という想いが、私には伝わってきた。
本当の敗者の弁は、簡単に答えられないものなのかもしれない。



2012年07月29日(日)
ロンドン五輪は、敗者の弁に注目したい

眠たい目をこすりながら、深夜や早朝から、オリンピック観戦は続く。
ネットでも、多くの人が「にわか評論家」として書き込んでいる。
いろいろな視点で観戦が出来るが、何かテーマを決めて観てみよう、
そう考えて、昨日からずっと考えていてた。
姜尚中(かん・さんじゅん)氏は、オリンピックが始まる前、
「ギリシャ対ドイツ」の戦いに注目したい、とコメントしていた。
言い換えれば「小さいものが大きなものを倒す瞬間がみたい」
そんな意味だと私は理解した。
「ユーロ圏のお荷物とされるギリシャと、ユーロ圏最大の経済大国ドイツ」
そんな小国と大国がぶつかり合えるのもオリンピックならでは。
へぇ、そんな見方もあるんだな、とメモをとりながら、
自分だけの観戦の仕方を決めたい、と思いながら、
「ロンドン五輪は、敗者の弁に注目したい」に決めた。
剣道用語とされる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を
選手のコメントから確かめてみたいと思っている。
へそ曲がりかなぁ・・私って。(汗)

P.S
ジャッジの変更で負けることもあるし・・。



2012年07月28日(土)
「ロンドン・オリンピック開会式」VS「梅ちゃん先生」

オリンピック開会式前から、サッカー男女の初戦勝利により、
盛り上がりを予感させる「ロンドン・オリンピック」。
この期間中、対抗できる番組はないな、と思っていた矢先、
開会式のライヴ中継中、画面の左側に何度も表示されたテロッブ。
「『梅ちゃん先生』は、ロンドンオリンピック開会式終了後
『おはよう日本』に引き続き放送します」
いくら、国民に愛されている朝の連続ドラマとはいえ、
こんなに何度もお知らせする必要があるのか、疑問である。
(私が、見たことがないから、そう思うのかもしれないが・・)
ロンドン大会に相応しい、日本では考えられない
「エリザベス女王と007ジェームズボンド」の組み合わせなど、
感激の「開会式」だったのに、振り返ると
なぜか「梅ちゃん先生」のテロップの方が、印象に残った。
インパクトというより、NHKにガッカリという想いだけど、
だからこそ、このフレーズを記録として残しておこうと思う。
「ロンドン・オリンピック開会式」VS「梅ちゃん先生」
これからしばらくは、オリンピックの話題が続くと思うが、
こんな「気になる一言」は、これで最後にしたい。
災害とか、余程の事件以外、テロップはいらない・・
定期的に流されるニュースで充分だから。
さて・・気を入れ直して、オリンピックを楽しもうっと。(笑)
メモ帳を片手に・・



2012年07月27日(金)
外人さんだからフライドポテトも出してあげようか

4年に一度、オリンピックの話題が増える「気になる一言」。
開会式を前に、思い出した「外人」のキーワード。
場所は、松本駅前のとんかつ・カレーの店。
観光客に評判なので、好奇心旺盛の私は楽しみにしていた。
とんかつもカレーも大好きな私にとって、
注文したのは、もちろん「かつカレー」(笑)。
味もさることながら、この店の人気の秘密は、
店主を始め、スタッフの笑顔と心遣いであると実感した。
私たちが食べている時、外人客が5人入ってきたが、
とてもにこやかに2階の座席を案内したかと思えば、
彼らの注文の後、店主がこう呟いた。
「外人さんだからフライドポテトも出してあげようか」
メニューにも載っていない料理を咄嗟に思いつき、
(たぶん)無料で提供しようとしている心遣いが嬉しい。
私が「松本のお水、おいしいですね」と声を掛けたら、
店主とスタッフが、何度も何度も注ぎにきてくれた。(汗)
「せっかくだから、いっぱい飲んでいって欲しい」という
彼らの気持ちが充分過ぎるほど伝わってきて、
「柿田川の水と同じですね」と言いそびれてしまった。
旅先では、こんなおもてなしが妙に嬉しい。



2012年07月26日(木)
ここがおかしい、映画『タッチ』の野球論

後日と言わず、すぐ読みたいです・・というリクエストにお応えして。
突っ込みどころ満載の、高校野球を題材にした映画「タッチ」。
「青春ラブストーリー」と考えれば、何も気にならないけれど、
野球好きには、許せないことがいっぱい。
特に、甲子園がかかる地方予選の決勝の前日・当日の動きは、
高校野球ファンでなくても、気になって仕方がない。
硬式野球の投手が、前日に草野球とはいえ試合などしないし、
もし軟式野球だったら、肩さえ壊しかねない無謀な行為である。
決勝当日の朝、和也・達也・南の3人でキャッチボールをするが、
なぜか、数時間後、決勝で投げる和也だけが素手。
ケガでもしたらどうするんだよ、とくだらない心配をした。
達也が野球部に入るきっかけとなった、明星高校野球部主将との対決。
野球場で勝負するが、なんとベンチには、保育園・幼稚園児が多数。
ファウルでも飛んできたら、危険だろ?と叫んでしまった。
また、達也が思い切り投げる投球を、マネージャーの南ちゃんに
捕らさせて、ケガするまで眺めていた野球部員が、信じられなかった。
一番驚いたのは、最後の西東京大会決勝戦、マウンドには
たった1年で、驚くほど上達した?、変化球も投げられない達也。
場面は「9回表ツーアウト、ランナー2・3塁、1点リード。
打席には、予選打率7割のバッター、新田。(松井・清原より凄い(笑))
その試合でも、満塁ホームランを打たれているし、達也は2回表、肩にケガ。
当然、敬遠の満塁策でしょう、と思いきや、真っ向勝負。
解説者が「上杉くんは変化球を持っていませんからねぇ」と言ってたのに、
最後には、7割打率の打者が、三球三振の結末。(汗)
いくら映画とはいえ、演出がやり過ぎで、呆れるばかり。
極めつけは、その勝負を「あのバカタレどもが」と笑いながら見ていた監督。
「バカタレは、あなたです」、これが私のボヤキである。



2012年07月25日(水)
南を甲子園へ連れてって

映画「タッチ」(犬童一心監督)から。
ちょっぴり野球を意識して観てしまったからか、
とんでもない場面設定に、驚くというよりも、
自分の常識が通じず、呆れて言葉を失ってしまった。
書き出したら、映画の感想ではなくなるから、また後日
「ここがおかしい、映画『タッチ』の野球論」として
紹介したい。(笑)
さて、気になる一言は、物語の台詞の中から選んだ。
あだち充さんのコミックとそのアニメ番組で、
日本人なら知らない人はいないと言われるほどの名作、
上杉和也・達也の双子の兄弟に、生まれた時から一緒に育った
幼なじみの浅倉南ちゃんの呟いた、この台詞
「南を甲子園へ連れてって」が高校野球に全力を尽くす
2人の根底に流れていて、これまた驚いた。
「私をスキーに連れてって」とか「私を温泉に連れてって」と違い、
お金を出せば実現できることとは違うのだから、驚いた。
映画にするべきコミックじゃなかったな、これが感想である。
だって「南ちゃん」を嫌いになりそうだから。(汗)

P.S
夏の高校野球県予選が真っ盛りなので、この話題にしてみました。



2012年07月24日(火)
古い文化を活かし、新しい文化を創造する

日大市民公開講座(平成24年度上期)
講師(日本大学国際関係学部特任教授・小林寛道氏)
演題「伊豆文化再考」(老舗温泉旅館の新しい取り組み)から。
伊東市の老舗旅館を例に、廃業に追い込まれている業界が、
空き部屋をトレーニング室に改造して人気を博している、
そんな新しい取組みとして紹介していたが、
評価すべきかは意見の分かれるところだろう。
ただ考え方は、面白いと思いメモをした。
「古い文化を活かし、新しい文化を創造する」
新しい文化を創ることは、意外と簡単であるが、
それでは今までの文化を否定することになる。
まちには、それぞれの歴史・文化・風土があり、
それを大切にしながら、まちづくりをすることが
「住民参加のまちづくり」へと繋がる。
それを無視すると、せっかくの企画も協力が得られない。
さて、わが町の古い文化、もう一度調べなおそうっと。



2012年07月23日(月)
「琵琶」って「ギター」以上の楽器かも・・

神津善行の面白音楽講座と音楽会
「第1回琵琶語り」(裾野市民文化センター)から。
出演(語り)中村メイコさん・大出俊さん・加賀美幸子さん
(琵琶)坂田美子さん
前半は、神津さんの歴史に関するトーク。
「さすが、勉強しいてるね」とは、隣で感心していた妻の弁。
特に後半の4人による「琵琶語り」に繋げていく話術は、
自分で語りのストーリーを書いたとはいえ、
私たちの緊張を解いてくれるには、申し分なく天下一品。
さらに、出演者それぞれの役割が「関ヶ原の戦い」を再現し、
語りと琵琶演奏だけなのに、映像が浮かんできたのは、
たぶん私だけではないだろう、と思う。
特に「琵琶」の演奏を耳にするのは初めてであり、
琵琶と言えば「 小泉八雲作・耳なし芳一」か、
今年の大河ドラマ「平清盛」で、深田恭子さん演じる清盛の妻、
「時子」の演奏した「琵琶」しかイメージがなかったので、
今回耳にした「琵琶」は、別の楽器ではないかと感じるくらい、
表現が豊かで驚かされた。(汗)
語りのBGMとしてだけでなく、時には言葉では表現できない音で、
いや、言葉以上に、関ヶ原の合戦を語ってくれた。
「琵琶」って「ギター」以上の楽器かも・・が、私の感想。
もう一度、ゆっくり聴いてみたくなった楽器である。



2012年07月22日(日)
ゴルフは、精神のもろさを克服するゲームだ

映画「ティン・カップ」(ロン・シェルトン監督)から。
映画にするには「野球」より「ゴルフ」、そう確信した。
同じ監督、同じ俳優が主演して、こうも違うものか、と驚く。
たぶん、ゴルフというスポーツの性格上、技術よりも
メンタルの部分が大きく成績に左右することを知りながらも、
練習場に通い続ける自分がいることに、苦笑いしてしまう。
また、ゴルフの方が、名言が多く残っている。
今回、気になる一言として選んだ
「ゴルフは、精神のもろさを克服するゲームだ」を筆頭に、
「一発、ナイスショットを打って、身体の中で音楽が鳴ったら、
病み付きになってやめられない」とアドバイスをし、
イチかバチかの勝負に出た時、
「なぜ打ったかわかるか? 自分を試す一瞬だったからさ」と呟く。
それを諭すように「知ってるか? パーで充分な時もある」と
キャディが諭すシーンも、人生と同じだ、と感じてしまう。
さらに、生き方の持論というべきか、ポリシーみたいな
「ゴルフの楽しみはリスク。それが持論でしょ」が続き、
おまけに「ゴルフとセックスは、下手でも楽しい」、
「君が上になって、ティーアップを」と、なんでもゴルフ用語で
会話してしまう楽しさがある。
ケビン・コスナーのゴルファー役は、ハマっているし、
映画らしい最後の終わり方も、この作品を引き立たせている。



2012年07月21日(土)
女将は、包み込む力、癒す力

遅くなりましたが・・
日大市民公開講座(平成24年度上期)
講師(日本大学国際関係学部長・佐藤三武朗氏)
演題(「伊豆再発見」(伊豆から日本の近現代史は始まる))から。
「伊豆の歴史の旅を楽しみたい」という本人の弁どおり、
約1時間半、伊豆の魅力・伊豆の豊かさに触れられた。
多くのメモから私が選んだのは「女将は、包み込む力、癒す力」
「伊豆」が国民に愛される理由は、なんと言っても、
「歴史・文化・景色」が揃っているからだろう。
しかし、多くの文学者が伊豆を好んだのは、
三つの魅力のほかに「ロマンの世界」が存在したから。
言い換えると、日本にしか存在しない「女将」が、
彼らを「包み込み、癒した」からではないか、と想像できる。
岡本綺堂(新井旅館)・川端康成(湯本館・福田館)・
太宰治(安田旅館)など、作家と温泉宿との関連は深いのは、
そんなわけがありそうだ。(汗)
学部長は、最後にこうまとめた。「伊豆は、観光地として、
高齢者の憩いの場所、伊豆は世界に誇れる場所である。
日本人ばかりか、世界の人々が魂を癒すのに相応しい
魅力に溢れた場所である」と。
震災や台風などの自然災害や仕事のストレスで、
体も心も疲れ果てた人々を癒す場所として、
他の観光地と差別化をすることが大切だな、と思う。



2012年07月20日(金)
毎日が縁足! ワクワク眠ってワクワク起きる

めちゃくちゃに明るい、沼津商業高校吹奏楽部、
音楽監督・川口三郎さんのプロフィールから。
渡された名刺の表には、
「吹奏楽界の異端児、ぬまづのさぶちゃん」と書かれ、
裏には「あの鐘を鳴らすのはあなた」の一節、
「あなたに逢えて良かった・・
つまづいて、傷ついて、泣き叫んでも、
あなたには希望の匂いがする!」と記されている。
今回の気になる一言は、第11回フレッシュコンサートの
冊子に書かれていた、川口監督の「最近の好きな言葉」。
「俺より出来る奴は沢山いるけど、
俺を出来る奴はオレしかいない!」
「毎日が縁足! ワクワク眠ってワクワク起きる」
「逃げずに頑張ります!って言う人は、
基本、その場にいてくれる事が多いことに気づいた」・・
「毎日が縁足!」という言葉で、縁の大切さを表現し、
「ワクワク眠ってワクワク起きる」という感覚を、
いつまでも持ち続けたい、という彼の想いが感じられた。
こんな彼らに指導されている部員は、幸せだろう。
「座右の銘」なんてシャレたものでなくても、
自分の生き方を支えるフレーズがあると、生き方が楽になる。



2012年07月19日(木)
何があっても叱らないでください

映画「クィール」(崔洋一監督)から。
「盲導犬の本質は血統ですよ」と言われるくらい、
普通の犬から、盲導犬を育てるのは難しいらしい。
そんな苦難を乗り越え、最後は立派な盲導犬に成長した
「クィール」の一生を描いた作品である。
私が注目してたのは、最初の1年目の育て方。
生まれて数十日目から1歳までを育てる役割を受け持つ
「パピーウォーカー」という存在があることは、
その後の人生に大きな影響を与えることを教えてもらった。
その基本になる育て方は「何があっても叱らないでください」
「パピーウォーカーの役割は、子犬に人間の優しさを教え、
人間に対する親しみや信頼感を持たせること」らしい。
叱るのは、それを過ぎてから・・そんな風にも解釈できた。
人間の子育てのヒントもここにある気がしてならない。
最初は、親バカと言われようが「何があっても叱らず」、
1年間、愛情いっぱいに育てるから、子どもは親を信頼する、
それを我慢出来ずに、叱る(時には、感情にまかせて怒る)から、
子どもが情緒不安定になり、人間に親しみや信頼感を持てぬまま、
成長してしまうのではないか。
「1歳までは何があっても叱らない」、大切なことだよなぁ。
犯罪を犯す人やいじめをする人たちの1歳までの成育歴、
調べてみる必要があるかも・・。



2012年07月18日(水)
「愛」とは「関心」を示し「理解」すること

先日「人権」についての講演を聴いていて、メモした単語。
愛の反対は「憎しみ」ではなく「無関心」
これはマザー・テレサの言葉として、書籍や講演で
何度か耳にしていたのでわかっていた。
今、テレビや新聞をはじめとしたマスコミが、
「小沢一郎代議士」を目の敵にしているように見えるが、
これは「いじめ」にならないのかなぁ。
彼がどんな動きをしても「無関心」でいればいいのに、
ほんのチョットした動きでも、敏感に反応する様子は、
「もしかしたら愛があるの?」と思いたくなるのは私だけか。
ところで「愛の別名は?」と訊かれて、わからなかった。
答えは「理解」だという。
これは、なるほど〜と考えさせられた。
「愛」とは「関心」を示し「理解」すること。
そう定義すると、意外と判りやすい「単語」かもしれない。
夫婦や親子をもとより、友人・知人でも、
もしかしたらネットで知り合った人たちでも、使える定義。
人間だけでなく、動物への愛、郷土愛、祖国愛・・
基本は「関心」を示し「理解」することなんだな、きっと。



2012年07月17日(火)
こちら3万円、今月のお小遣いです、お確かめください

映画「僕と妻の1778の物語」(星護監督)から。
原作は、SF作家・眉村卓さん。
がんで死去した夫人の実話をもとに描かれたようだ。
主演は、草彅剛さんと竹内結子さんの夫婦役だが、
そうなると、気になるのは、奥さんが銀行員だったかどうか。
メモした台詞の中で、ストーリーとは関係ないが、
面白かった会話があったからだ。
銀行員で窓口担当をしている彼女が、呟くシーンがある。
夫役の草彅さんが3万円を出金しようとした時、
「こちら3万円、今月のお小遣いです、お確かめください」
まだ物語冒頭で、ふたりの関係が夫婦と知らないまま観たので、
違和感があったのだろう。
この銀行の窓口担当は、シャレなのか、冗談なのか、
それとも、出金するお金の使い道とか、記入する欄でもあるのか、
そんなことを考えながら、なかなか面白いな、とメモをした。
その後、2人が夫婦がだとわかり、ナゾは解けたが・・・。
日常の会話ではないフレーズがメモの対象となってしまった。
他にメモしたフレーズより、インパクトがあったということ。
せっかくの感動作なのに、誠に申し訳ない。

P.S
普段あまり口にしない会話を、もう1つご紹介。
「先生、女運はいいんですね」「そうなんだ」
「男運」の話はするけど「女運」ってなかなか口にしないもの。



2012年07月16日(月)
1945年(昭和20年)7月17日未明・沼津大空襲

映画上映会があるというので、真夏日の中、汗だくになりながら、
隣市の沼津市民文化センターへ脚を運んだ。
映画は「一枚のハガキ」(新藤兼人監督)。
「撮影当時98歳という日本最高齢監督の新藤兼人が、
自らの実体験をもとに引退作として製作した戦争ドラマ」
そんな知識しかなかったが、なぜ今、この作品を?という疑問に
3つの答えが待っていた。
もちろん、戦争体験をした監督が作った戦争ドラマであり、
「戦争と平和を考える市民のつどい」らしい選択である。
もう1つは「明日の未明」いや「今晩7月16日の夜が明ける前」に
沼津市が空襲を受けたという事実。
「1945年(昭和20年)7月17日未明・沼津大空襲」
終戦記念日も大切だが、空襲を受けた地方都市は、その日は特別な日、
そう位置づけ、1年に一度、戦争を思い出すイベントとしたのだろう。
さらに驚いたことは、映画のエンドロールで確認したけれど、
この映画のロケ地の1つに「沼津市内浦・沼津市我入道」などが
選ばれていたこと。
これは、沼津にとって、とても大切なことだと思う。
伊豆や沼津を舞台にした映画「わが母の記」の宣伝もいいけれど、
こういった作品も同様に支援し、ロケ誘致だけでなく、
ロケした作品を上映していく施設整備の必要性を感じた。
夜はまた、隣市の三島市・白滝公園・桜川で、灯籠流し。
これまた多くの市民が集って、先祖に感謝するひとときを味わった。
どちらも「死」に関連したイベントであったが、
日本人らしい、歳時記だったと評価したい。
こういう文化は、次世代の人たちに伝えていかなくちゃなぁ。



2012年07月15日(日)
誰が殺してなぞやるもんか

NHK大河ドラマ「平清盛」から。
「平治の乱」で源平の戦いにも決着がつき、
友と感じていた、源義朝の子であっても、処罰する。
「新しき国づくりを邪魔するものは友の子であっても許さぬ」に
その意気込みが伝わってきた。
さらに、清盛の育ての母である池禅尼が頼朝の助命を進言しても、
「平氏の棟梁として、情に流されるわけには参りませぬ」と
やはり、意志は変わらず、断固処刑をするつもりだったに違いない。
にもかかわらず「早う、殺してくださいませ」とすがる頼朝に対して
誠の武士の姿を遠くで見ておれと、伊豆へ流罪を言い渡した。
その心変わりが顕著に表れた台詞が「誰が殺してなぞやるもんか」。
殺さないでくれ、と哀願する相手には「許さぬ」と言い、
「殺してくれ」という相手には「殺してなんかやるものか」と言う。
いろいろな想いが交錯しての判断なのであろうが、
「その場で殺さず、伊豆へ流した」ことが、その後どうなったか、
日本人なら誰でも知っている歴史へとつながっていく。
そう言う意味で今回の判断は、日本の歴史を左右する、と言っても
過言ではない判断だった、と言える気がしてならない。
この判断基準、ドラマなのか、史実に基づくのか、はたまた・・
歴史に詳しい読者様、どうかご教授を。

P.S
もう1つ、くだらない疑問かもしれませんが・・
私の記憶では「平家」「源氏」と区別しているが、
ドラマでは「平氏」「源氏」という言い方が多用されている気がする。
正式な呼び方が、あるのだろうか。(う〜ん、眠れそうもない)



2012年07月14日(土)
一騎打ちだ、英雄さん

映画「ワイルド・スピード MEGA MAX」
(ジャスティン・リン監督)から。
ストーリーを追って考えれば、相手を見下しながら
ちょっぴり、相手をバカにしたような表現として
「一騎打ちだ、英雄(えいゆう)さん」と読めるのに、
一瞬の字幕に「一騎打ちだ、英雄(ひでお)さん」と
読んでしまった自分が可笑しくて、気になる一言。
「英雄」とは、非凡な事業を成し遂げる人に対して、
尊敬の意味で使われる言葉であるのだが、
「英雄」に「さん」という敬称がついてしまったから、
私の脳は咄嗟に人の名前と判断し「ひでおさん」と訳した。
別に和訳が間違っているとまでは言わないが、
1度、鑑賞し直せば気付くのでは・・とも思った。
もう1つ気になった字幕は、エンドロールのひとコマ。
「危険なカーアクションです。撮影は閉鎖された道路で、
すべてプロが行っています。絶対、マネをしないでください」
こう書かずにはいられないほど、手に汗握るカーアクション。
ちょっとハンドル捌きに自信のある若者は、
真似したがるだろうな〜と思った矢先のテロップだから、
メモしてしまった。
原題の「FAST FIVE」だけが、意味がわからず。



2012年07月13日(金)
夏休みの目的は「子ども自身によるスケジュール管理」

先日「夏休み」の意味、というか、夏休みの過ごし方について
ある会議で話があった。
「中身のある夏休みのくらしをつくるために」と題された資料に
「子ども自身によるスケジュール管理の徹底」とあった。
夏休みは、単に「暑いから勉強にならない」とか
「普段出来ない事に挑戦する」などの理由では、なさそうだ。
「学習や遊びや地域参加など、1日の暮らしの内容と方法などを
自身で決め、自身で実行する」(自らの暮らしを自らが創造する)
「基本的な生活習慣・生活のリズムを確保する」(決まりよい体内時計)
「家庭で安心安全対策の確認・・自らの手で安心・安全を確保する」
そうか、自分自身で計画を立てることが、長期休暇の意味であり、
その訓練をする期間でもあるのか、と納得した。
まぁ、計画好きの私だから、当然、夏休み前にびっしり立てるのだが、
なぜか毎年、8月31日に慌てて宿題をしていたことが思い出される。
その頃の教訓があるのかなぁ、計画は立てるだけでなく、
実行して成果を残す事が大切って、やっとわかってきた気がする。
オリンピックの選考方法と同じく、自分で計画を立てて、
それに向かって調整していく・・小さい頃から大切なんだなぁ。



2012年07月12日(木)
(誰が)これまでに経験したことがないの?

九州の記録的な大雨をテレビやラジオで確認しながら、
九州住む友人にメールしたり、熊本に住む知人に電話したり、
心が落ち着かない1日だった。
しかし、こんな時にでも、私には「気になる一言」が。(汗)
テレビを始めとしたマスコミ各社が、口を揃えたように
「経験したことのない大雨」という単語を使っていたこと。
気象庁のホームページで確認したら、
「見出しのみの短文で伝える気象情報の発表について」と題して
大雨・洪水警報や土砂災害警戒情報等で警戒を呼びかける中で、
重大な災害が差し迫っている場合に一層の警戒を呼びかける目的で
「○○豪雨に匹敵」とか「これまでに経験したことのないような大雨」と
表現することはわかったが、そんな前提知識がないまま耳にすると、
ひねくれ者の私はつい「えっ、主語は?」と訊きたくなってしまう、
単文とはいえ、主語・述語は必要ではないだろうか、と。
だから敢えて「(誰が)これまでに経験したことがないの?」を残したい。
最近、ネットや新聞の見出しも省略し過ぎて意味がわからない、と
ぼやいたばかりにのに。

P.S.
夕刊のトップ記事「ヤマダ、ベスト電気買収」の見出しだって、
「ヤマダ(電気を)、ベスト電気(が)買収」とも読めるからなぁ。
へそ曲がりですみません。(笑)



2012年07月11日(水)
オリンピック選考基準は「記録より調整力」

わが町の出身のオリンピック選手は、
男子10000メートルと5000メートルに出場する
日本長距離界のエースとも言われている「佐藤悠基選手」。
実は、記録だけなら彼の記録を超える選手は数人いた。
だから、今回選ばれるかどうか、不安だったのだが、
日本陸連の判断は「調整力」ではないか、という話を耳にした。
6/9に行なわれた「第96回日本陸上競技選手権大会」、
もちろん、オリンピック候補の選考レースであることは
私たちでも知っていたし、マスコミも拍車をかけた。
選手はものすごいプレッシャーと戦いながら、
さらに、緊張してこの大会に臨んだはず。
その大切な大会で優勝するということは、
記録より大きな意味を持っていることを、教えてもらった。
なぜなら「その大会に会わせてコンディションの調整してきて、
その大会で優勝した」ということで、彼の「調整能力」が
高く評価された、ということに他ならない。
一発勝負の記録よりも、大切な大会に体調をベストの状態で臨む、
それこそ、一流のアスリートが持たなければならない資質、
そう解釈してもよい。
他の種目も考えてみれば、同じような選考をしているな。



2012年07月10日(火)
人生の喜びは、得てから大事にすること

映画「めぐり逢い」(グレン・ゴードン・キャロ監督)から。
申し訳ないが、リメイク作品で元作を越えた作品は数少ない。
続けて2作品を観たからか、その差は歴然だった。
いやいや、映画「めぐり逢えたら」も含めれば、
3作品の比較になってしまったからだろうか、内容が薄かった。
そんな中でメモした、原作にはなかった場面。
配役が、主人公の「祖母」から「おば」に変わっていたのには
笑えたが、素敵な台詞を残してくれた。
「人生の喜びは何かを得ることじゃない」と前置きをして、
「得てから大事にすること」と呟く。
このフレーズは光っていた気がする。
この作品を通して、監督が伝えたかった、考え方かもしれない。
得るものは、当然「もの」だけではなく、愛する人たちも同じ。
その人たちの関係を、いかに大事にしていけるか、
これこそ、人生の喜びとは?の問いに対する答えのような気がする。
得るまでは、お金や力でなんとかなるのかもしれないが、
得てから必要なものは「愛情」しかないことに気付かされる。

PS.
「子ども好き?」「好きだよ」「いいわ」の会話は、
なんと、リメイク作品でも使われていて、ちよっと驚いた。



2012年07月09日(月)
今回は「浜岡原発、反対」の署名ではありません

中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う、
住民投票条例の制定を求めよう、署名しているのに、
今回が「賛成・反対」の意思表示、と勘違いしている人が多い。
「住民投票」に慣れていない県民性なのか、
「賛成・反対は、この次の段階だよ」と説明しても、
反対しているのが知られるのは嫌だから・・とか、
今の段階では、どっちとも言えないから・・等を理由に
署名を拒否している人たちがいることに、驚いた。
住民投票の結果は別問題として、こういう大切な問題は、
議員の選挙とは別に、自分の意思表示をする、という動きなのだが、
若者や高齢者には、なかなか理解できない、というのが本音。
「今回は『浜岡原発、反対』の署名ではありません」
こんなメッセージを、丁寧に伝えていかないと、
今までにない、住民意思表示の仕組み、システムだからこそ、
慎重になりすぎてしまう可能性も秘めている。
あと数日で、どんな結果がでるのか、楽しみである。
県民の住民投票に対する意識が試されることとなるのだから。



2012年07月08日(日)
日本は、唯一の被爆国じゃないです

「核なき世界平和を願って・・」と題するイベントに参加。
映画「HIBAKUSHA(世界の終わりに)」(鎌仲ひとみ監督)を鑑賞後、
監督と橋田幸子さんとのトークセッション。
このイベントを通じて、私は「被爆」に対する認識の甘さを痛感した。
「被爆」は「広島や長崎の原爆投下」や「原子力発電の事故」だけでなく、
湾岸戦争でアメリカがイラクに投下した、大量の劣化ウラン弾でも
同じように放射能の被爆をすることが、理解できた。
世界で起きている戦争で、劣化ウラン弾が使われていれば、
それはまさしく、形は違うが、被爆したことと変わらない。
そんな想いが強かったのか「唯一の被爆国である日本」という
司会者が発した、手垢のついたフレーズに、監督が敏感に反応した。
「日本は、唯一の被爆国じゃないです」
実際にイラクを取材した監督の言葉は強かった、とメモをした。
想像を絶する大量の劣化ウラン弾を投下されたイラクで、
今、甲状腺ガンや白血病が急激に増加している様子を語ってくれた。
政府・国民に「唯一の被爆国」の意識があるならば、
劣化ウラン弾使用の湾岸戦争に、いち早く「賛成」したり、
自衛隊を派遣したりしないはず。変な国民かもなぁ、日本人って。
もう一度、勉強し直さなきゃ。



2012年07月07日(土)
パンティとプラジャーの値段

先日、落語に行って、メモしてしまったマクラに使われた小噺。
(ネタだから、披露しちゃまずいのかな?(汗))
バレンタイデーのお返しに、女性の下着売り場へ行く。
値段を訊くと「パンティが2000円、ブラジャーが3000円」
店員と値段交渉して、納得した値段が落語らしい。
「パンティが1000円、ブラジャーが4000円」
「支払う額は同じじゃないか、あはは」と笑うのは、
まだまだ、落語通じゃない。
いいの、いいの、合計金額は同じでも、
だって「パンティは下げて、ブラジャーは上げるから」。
こう答えられれば、ちょっぴりオチの楽しさがわかる人として、
男性には、一目置かれるけれど、女性にはわからない。
また、くだらないシモネタで受けてんの?と白い目で見られるのが
関の山。(相撲取りではないけれど・・)
落語を題材にした映画も、多いわけだな、やっぱり楽しいもの。



2012年07月06日(金)
飲みながら「iPad」講習会

高校時代からの親友が「今晩は大人の事情で1人で夕食」、
Facebookにそんなメッセージの書き込みがあったので、
では御相伴を・・と突然の飲み会になった。(汗)
場所は地元清水町の「TONYS TO DA MAX」、
ハワイの雰囲気の中、ボリュームたっぶりの料理を堪能した。
以前なら、仕事忙しい?とか、身体の調子はどう?など、
近況報告をしながら、生ビールのジョッキを飲み干すのであるが、
今回は、彼が持参した「iPad」のアプリを紹介してもらいながら、
アルコールの酔いに任せた。
まさしく「飲みながら『iPad』講習会」。
驚くほどの技術進化に、ただただため息をつくばかりであったが、
こんな飲み方も悪くないな、と帰宅後、ひとりで苦笑いをした。
私が、スマホやタブレットに手を出さない理由は
「ひらがな入力が出来ないから」(もちろんローマ字入力もできるが)。
そのうちに「ひらがな入力」のアプリが登場でもしたら、
私の断る理由が見つからなくなる気がしてならせない。
しばらくは、この流れを静観するが、魅力的な機器には変わりない。
それにしても「飲みながら」は、快適な空間であった。
楽しく覚えるには・・やっぱり酒の力が有効なんだよなぁ。(汗)



2012年07月05日(木)
オチャノコです。

映画「レディ・キラーズ」
(ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督)から。
1955年のイギリス映画「マダムと泥棒」のリメイクだというが、
メモを振り返っても、インパクトがあったのは、物語よりも
何度も字幕となって目にした「オチャノコです。」という和訳。
さすがに「日本語訳」とはいえ、違和感があった。
「おちゃのこ(御茶の子)」とは、辞書によると
1 「茶の子」の丁寧語。茶を飲むときにつまむ菓子など。
2 (1が腹にたまらないところから)たやすくできること。
朝飯前(あさめしまえ)。「そんなことは―だ」
そもそも「おちゃのこ」という言葉が、外人の口から出ること、
さらに「オチャノコ」という言葉がカタカナであったことにより、
私の違和感が倍加したと思われる。
いかにも日本語、という訳よりも、その雰囲気にあった訳の方がいい。
「問題ないよ」でも「イージーだね」でもよかった気がする。
訳す前の「英語」は、どんなフレーズだったのだろうか。
次回からは、気になったら、字幕を英語にして確認してみようっと。



2012年07月04日(水)
「お〜いと言えばお茶」「ねぇと言えばムーミン」

書籍「舟を編む」(三浦しをん著・光文社刊・259頁)から。
読んだ人から「下山さんが頭に浮かびましたよ」という感想を
何人かに言われ、読む前から期待の小説となった。
主人公の「馬締(まじめ)」には、妙に親近感を覚えたし、
言葉に対する「こだわり」と「執着心」は、
なるほど・・似ている、と自分でも可笑しくなった。
そんな中で私が選んだのは「つうと言えばかあ」の例え。
もちろん意味は「お互いに気心が知れていて、
ちょっと言うだけで、相手にその内容がわかること。
気持ちが通じ合って、仲のよいこと」
略して「つうかあ」。「つうかあの仲」という使い方をする。
「つうと言えばかあ」その雰囲気・ニュアンスを伝えるのに、
「お〜いと言えばお茶」「ねぇと言えばムーミン」。
今の人にはわかりやすい・・と類語だな、と苦笑いした。
うん、こんな辞書があったら、是非、買いたいと思う。(笑)
「言葉を言葉で説明する」役割の「辞書」という書物。
「辞書は、言葉の海を渡る舟だ」と言い切り、
辞書編纂の作業は「海を渡るにふさわしい舟を編む」こと。
「太古から未来へと綿々とつながる人の魂を乗せ、
豊穣なる言葉の大海をゆく舟を」・・なるほどなぁ。



2012年07月03日(火)
「デジタル」から「アナログ」へ

2010年〜2011年(2年間)の自分史とも言える
「しもさんの気になる一言(縮刷版)第8巻」が、冊子となった。
「誰もが出来ることを、誰もが出来ないくらい」をモットーに
16年間、書き続けていることになるが、面白いことに気付いた。
書き始めた当時は、アナログで書いていた日記を、
「パソコン通信」という手段でデジタル化して知人に配信していた。
当時のキャッチコピーは「『アナログ』から『デジタル』へ」
しかし今では、インターネット上で打っているWEB日記を、
「印刷」というアナログの手法で、冊子という形で残し配布している。
最近のキャッチコピーは「『デジタル』から『アナログ』へ」
自分としては、長年、同じことをしているつもりなのだが、
いつからか、視点が変わってきたことに驚いている。
年を重ねたからか「手作り」とか「オリジナル」等の単語に弱い。
実は、簡単に複製(コピー)が出来るものには、関心がなくなり、
時間をかけてでも、人間の温もりが感じられるものが欲しくなった。
まぁ、今回も出来上がったことに、とりあえず「乾杯」。

P.S.
恒例の冊子ですが、ご希望の方、声を掛けてください。
デジタルの「メール」か、アナログの「電話や手紙」で。
意表をついて「電報」でも受け付けます。(笑)



2012年07月02日(月)
悩め、悩め、悩め。悩まない若者は生意気だぁ。

映画「神様のカルテ」(深川栄洋監督)から。
物語後半、そう言うことか、とタイトルの意味を噛みしめた。
主人公、栗原一止(イチ)は若手の医師、妻の榛名(ハル)は写真家。
人気アイドルグループ「嵐」の櫻井翔さんと宮崎あおいさんが、
絶妙の間合いで、この夫婦を演じていく。
この夫婦、全く違う分野で仕事をしながらも、
なぜか「寄り添う」という単語が似合う夫婦、という感じがした。
ところが、今回選んだのは、主人公が自分の進むべき医療の道を
研究中心の大学病院か、寝る暇も与えられないほど忙しい最前線か、
悩んでいたところ、先輩医師役の柄本明さんが、ホロ酔い気分で叫ぶ。
「悩め、悩め、悩め。悩まない若者は生意気だぁ」
最近、社会全体で、とことん悩むなんてことが少なくなった為か、
この「悩まない若者は生意気」というフレーズが心に残った。
「悩むこと」は決して悪いことではないし、むしろ思慮深くなる。
若い時には、仕事にも、恋愛にも、そして人生にも、悩んだ方がいい。
「若きウェルテル」のように、婚約者のいる身である女性に恋をし、
叶わぬ思いに絶望して自殺してしまってはまずいが・・(汗)
男でも女でも、悩んでいる顔って、意外とカッコいいんだよねぇ。



2012年07月01日(日)
記録大好き人間

なぜか自分が一番、楽しみにしていた
半年間の目標に対する進捗状況を検証してみる。
■(2012目標/6/30現在の成果)
講演会(聴講)(12回/ 19回)・コンサート(12回/12回)
美術館(12回/ 6回)・映画鑑賞(84作品/ 83作品)
新聞投稿掲載(4回/3回)・・そして、
1日10,000歩(1年3,660,000歩/2,130,854歩)。
予想以上のハイペースで物事が進み、自分でも驚いているが、
暇さえあれば、歩いているか、書いているか、
自己啓発のために活動しているかの、どれかだから、
当然の結果と言えば、当然なのかもしれない。
さらに数字にはないが、書籍もそれなりのペースで読み、
自分としては、上出来の半年間である、と分析したい。
ただし、あまりハイペースで入ると、後半にきて息切れ、
生活のリズムを狂わす恐れがあることは、
箱根駅伝で何度も目にしてきたから、あと半年注意したい。
でも・・新記録が狙える位置にいたら、迷わず挑戦したいな。
つい最近「結果」より「過程」の方が大事なんて言いながら、
やっぱり「結果(数字)」に喜びを見つけてしまう私は、
もしかしたら「記録大好き人間」なのかもしれない。