初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2011年06月30日(木)
大きくなったら、侍になります

映画「ちょんまげプリン」(中村義洋監督)から。
江戸時代から、タイムスリップしてきて、
現代社会で、プリンの味を覚えてしまった安兵衛。
それを江戸に持ち帰り、プリンの味を再現し現代へ繋げる。
嬉しいことに、この発想は、ラストシーンまで気がつかない。
そこがまた、楽しい映画であった。
しかし、もっと感動したことは、わずかな時間ではあったが、
江戸時代のお侍さんと一緒に過ごした子役、鈴木福君が
幼稚園の卒業式に叫んだ「大きくなったら」の夢。
他の子どもたちは、ケーキ屋さんやサッカーの選手など、
幼稚園児らしい夢だったのに、彼だけは堂々と叫んだ。
「大きくなったら、侍になります」
事情を知らない人たちは、大笑いするけれど、
お母さん役を演じた、ともさかりえさんは大拍手を送った。
彼なりに、お侍さんから感じた、礼儀や言葉遣い、
はたまた、ものの考え方に感動しての言葉だと思う。
自分の息子が、心からそう感じてくれていることに、
彼女は「誇り」さえ、感じているようにみえた。
私も口にしてみたいな。「今からでも、侍になります」。



2011年06月29日(水)
「脱原発論」に「油断」は想定済み?

野村証券沼津支店開設50周年記念特別講演会
講師「森本敏」氏、(拓殖大学 大学院教授・海外事情研究所長)から。
演題は「当面する国際情勢と日本外交」。
あっと言う間の1時間半、実は、私の考えがぐらついた内容であった。
勿論「脱原発」が基本の考えであるが、
講師の話から、東アジアの動きや、石油産出国の中東情勢を知り、
日本は、一気に「脱原発」に突き進んで良いのか?という疑問がわいた。
石油・石炭といった化石燃料は、環境問題に波紋を広げるが
それでも大前提に、中東からの石油安定供給がある。
しかし、不安定な「石油産出国」の政治に目を向けると、
突然、石油が断たれる可能性がないわけではない。
いわゆる「油断」だが、これは「想定済み」なのだろうか。
石油が断たれることは「想定外」だったではすまされない。
原発は廃止したけれど、石油が供給されなければ、
日本はどうなってしまうのか、私には正直わからない。
今回の講演会で教えていただいたことは、
もっともっと大きな視点で、物事の本質に迫る考え方である。
私が抱えている懸案問題も、大所高所から考えて、
判断・指示をすべきなんだ、と理解した。
私たちに関係なさそうな、世界の動きを知るって、大事なんだな。



2011年06月28日(火)
「感動した!」VS「菅、どうした?」

先日、テレビをぼ〜っと観ていたら、突然、
小泉純一郎元総理大臣が呟いた台詞に、笑わずにいられなかった。
細かくメモしなかったから、正確ではないかもしれないけど、
言葉遊びとしては、最高に楽しかった。
「以前、貴乃花が優勝した相撲で、内閣総理大臣杯を
土俵の上で手渡す時、私は『感動した!』と叫んだ。
そして今、もう一度叫びたい。『菅、どうした?』と。」
今でも「ボキャブラ天国」という番組があれば、
「大笑」をゲットできるほどのセンスではないか。
これを、誰でもない、小泉元総理がカメラに向かって
発した台詞だからこそ、その面白さが倍加した。
私のアンテナには、ぴったりハマってしまい、
いつものように、誰かに伝えなければ、収まらないので
この「気になる一言」で紹介する事にしたが、いかがだろう。
「かんどうした」と入力し変換したら、どちらの表現が多いかな。
あとで、試してみようっと。(笑)



2011年06月27日(月)
勧めて、喜ばれるから、また勧めたくなっちゃうの

「牧野宗則木版画展」会場(清水町地域交流センター)での会話。
牧野作品を知り尽くしている、と言っても過言ではない女性と
話していたら、あることに気づいた。
版画とはいえ、そんなに安くない価格の作品を、
ニコニコしながら、勧めている。(チャリティ価格ですが・・)
どうして、そんなに自信を持って勧められるのか、訊ねてみると、
その答えは、ますます私を喜ばせてくれた。
「勧めて、喜ばれるから、また勧めたくなっちゃうの」
彼女の勧めで、牧野作品を購入した人から、しばらくすると
必ずお礼の連絡が入るようだ。
あなたが勧めてくれたお陰で、牧野作品を購入でき、
今では、毎日、楽しい気分になっているよ・・というのが
大半の感想ではないか、と思う。
もちろん、牧野作品の芸術性を認めた上ではあるが、
彼女の言葉は、不思議な魅力に包まれていると感じている。
それは裏を返せば、牧野作品で彼女が幸せになった証拠であろう。
幸せになりたい人、是非、ご来場あれ。



2011年06月26日(日)
心がつながっている気がした。それっていいなって

大人気のテレビ番組「マルモノおきて」から。
(今週は、なぜか、ちょっと入り込めなかったから、
先週ネタで申し訳ないけれど・・)
1階のお店で父親の手伝いをしている娘の彩さん。
マルモと2人の子どもたちの様子をみて、父親に呟いた。
「家族ってすごいよねぇ、
喧嘩して仲直りして、喧嘩してまた仲直りして・・。
心がつながっている気がした。それっていいなって」
それが、家族ってものなのかぁ、としみじみ感じた様子。
言葉ではうまく表現できないけれど、それが家族ってもの。
そんな気持ちで、この台詞を書き出してみた。
家族の良さを、なかなか未婚者に説明できないでいたが、
この台詞を知って、ちょっぴり説明できる気がする。
「家族って、心がつながっているんだよ。
だから、喧嘩して仲直りをして・・を繰り返せるんだ」と。

PS.
来週、もう最終回だって。日曜の夜がまた寂しくなるなぁ。



2011年06月25日(土)
このイベントに関われることに誇りをもとう

久しぶりに、私の言葉である。(汗)
我が町の地域交流センターで、世界的な版画家である
「牧野宗則木版画展」を、今日から7月10日まで開催している。
こんな地方の、ましてや町の地域交流センターで開かれることは
異例中の異例として、牧野氏を知っている人は驚くばかり。
確かに、多くの方のご尽力により、今回の開催までこぎつけだが、
私たちスタッフ(課員)としては、本番はこれからである。
そこで、オープニングセレモニーを前に、課員に向かって
私が発した言葉が、なんと
「このイベントに関われることに誇りをもとう」であった。
実はこのフレーズを口にした自分が、一番、感激していたし、
牧野先生と一緒に仕事が出来る事に誇りに感じていたから、
心の中から発せられた台詞だったのかもしれない。
一人ひとりが、ちょっぴり緊張しながらも、
「牧野作品」に囲まれて過ごす2週間という時間が、
彼ら彼女らをどれくらい成長させるのか、楽しみである。
このイベントに関われた幸せを、私自ら噛みしめていきたい。



2011年06月24日(金)
まちかど避暑地

この夏、公共施設の役割は、国民に手本を示す「節電」。
誰もがそう思っているだろうが、角度を変えると、
文化施設や図書館などの公共施設だけは冷房を利かせて、
住民には、自宅の電気を切って公共施設へ誘う。
それも「節電」の1つではないか、と思うようになった。
きっかけは、数日前、新聞で見かけた単語「まちかど避暑地」。
特にホールや会議室の貸し出しをしていると、特に思う。
展示ギャラリーでは、自動演奏のピアノでBGMを流し、
図書館で借りてきた本を、ゆったりとした空間で読みふける。
自宅の節電にはなるし、お金もかからず、冷房を満喫。
やれ、公共だ民間だ、という前に、地域全体の節電を考えれば、
取組みとしては、否定できない気がしている。
「公共施設」と考えるから「けしからん」の声が挙がるが、
「まちかど避暑地」と考えれば、どうだろう?
あくまで、私個人の意見だけど、公務員の私がいくら言っても、
説得力ないかな、とほほ。



2011年06月23日(木)
レントゲンは、何シューベルト?

職場の健康診断で、レントゲン検査を受けた。
気になるのは、どれくらいの被爆だろうか、ということ。(汗)
ネットの情報なので、たしかな裏はとれていないが、
集団検診では「胸部0.3mSv(マイクロシーベルト)」とある。
さて、これが多いのか、低いのか。
今、国内中で騒いでいる数字と比べてどうなのか、
そんなことも考えず、健康診断だから・・と被爆している。
本来なら、こんなに大騒ぎしているのだから、
もう少し慎重になるべきなのに、何も疑問を持たず受診、
やはり対岸の火事なんだな、と自らを反省した。
そんな時、声の主が判らなかったが
「レントゲンは、何シューベルト?」と訊ねる声があった。
いやいや、シーベルトでしょ?と訂正しようと思ったが、
待てよ・・いいね、その「何シューベルト?」と思いとどまった。
「今日は、何曲、シューベルトの曲を聴いた?」を略して、
「何シューベルト?」なんだ、と言い訳をし、
「何モーツァルト?」「何ショパン?「何ベートーヴェン?」と続ける。
そうすれば、たとえ間違っても、笑われないものなぁ。



2011年06月22日(水)
イケダン(イケてる旦那)

最近、巷では「イケ〜」が、流行っているようだ。
「イケメン」は(イケてる男子)、
これに対応して「イクメン」は(育児をする男子)。
なるほど、うまいこと表現するなぁ、と思っていたら、
テレビの車のCMから流れてきた単語は「イケダン」(汗)
えっ、何の略?と耳をダンボにして聴いていたら
「イケてる旦那」の略だったので、笑いながらメモをした。
ただし、旦那の場合は、二枚目でなくてもよさそうだ。
「イケ〜」というと、カッコいい顔つきを連想するが、
家族(妻)を愛している旦那さんなら、資格がありそうだ。
家族(妻)のために、一所懸命働く旦那さん。
これなら、私でも「イケダン」の可能性があるな。(汗)
妻と娘に、訊いてみようっと・・・。



2011年06月21日(火)
それぞれの海の住人にも民族性がある

先日、私に、Twitterを勧めてくれた女性にあって、
正直、その面白さ、必要性が私には実感できないよ、と
悩みを打ち明けてみた。
その日、帰宅してから、彼女からメッセージが届いた。
「Twitterの海、メルマガの海、ミクシィの海、
どこで泳ぐかは、そのひとの思考、指向がすべて。
また、それぞれの海の住人にも民族性がある。
わたしは、Twitterの海で、密度濃く、
やりたいように袖つきあわすのが、今って感じ」と。
妙に納得して、何度も読み返した。
勿論、どの海にも「メリット・デメリット」はある。
その海を気に入った人たちが集まり、そこで民族性を作る。
一度、試してみて、自分の泳ぎやすい海で、
泳ぎやすいスタイルで、情報発信していく、それがいい。
自分で情報発信しない人には、情報は集まらない。
これさえ理解していれば、どんな海でもいいと思う。
Twitterの海で活躍している彼女を、私は違う海で眺めたい、
私の泳ぎやすい海で。



2011年06月20日(月)
小麦粉が入ってこないことを考えて・・米粉

働く女性の会・ATGネットの6月例会。
男性の私にとっては、こんな機会がなければ、
まず参加することがないだろうと思われる
「パン作りのコツと米粉の料理」
講師は、手作りパン教室を主催している岩田祐子さん。
見るもの、聞くもの、全てが初体験で面白かった。
「しもさん、頑張れ〜」の声援をうけて臨んだ
パン生地をこねる作業は予想以上に力が必要だったし、
発酵の状態を確かめる「フィンガー・チェック」も
私の新しい知識となって、吸収された。
訳もわからず、ダラダラとこねていたら、先生から
「はい、それ以上触らないで」と叱られて楽しかったが、
今回の気になる一言は、
「米粉は、小麦アレルギーでも大丈夫だし、
将来、小麦粉が入ってこないことを考えて、米粉」から抜粋。
電気が供給できないことを考えて、自然エネルギー、
石油が枯渇することを考えて、自然エネルギー、と
国をあげて大騒ぎするのと同様に、エネルギーだけでなく、
食糧受給率を意識して、食糧の確保も考えると、
休耕田を田に戻して、米を出来るだけ作る。
余剰米は、農家の本意ではないかもしれないが、
米粉として利用し、国民の主食を支える・・
そんな話が、パン教室で耳にすることが出来て嬉しかった。
電気だけではない、食糧だって危機のはずだから、
私も「米粉」普及を推進していきたい、と思う。



2011年06月19日(日)
いつも ありがとう

日曜日午後9時、お気に入りのテレビ番組「マルモのおきて」に合わせて
飲み会から、誘惑を振り切り、慌てて帰宅した。(汗)
今回は「父の日」に合わせて、子ども役の2人から、
育ての親ともいえるマルモに対しての、メッセージ。
なんだか長いフレーズだったが、私にはワンフレーズで充分である。
(マルモ)「いつも ありがとう」
この一言で、涙腺は緩み、目頭が熱くなった。
そう言えば、タイミングよく、わが子からもメールが届いた。
「いつも ありがとう」
このメッセージには、いろいろな意味が含まれていると
感じているからこそ、余計な修飾語はいらない。
子どもからいただいた、この短いフレーズだけで、父親は大満足であり、
プレゼントは、年齢、性別、就職の有無で違うだろうけれど、
実は、どんなものでも、父親は大感激するに決まっている。
何歳になっても、父親が健在の人は、是非、伝えて欲しい。
(お父さん、パパ、親父)「いつも ありがとう」
明日からまた、この子のために頑張ろうって思うはずだから。
父親にとって魔法の言葉だな・・きっと。



2011年06月18日(土)
「食育」とは「おいしいね」って食べること

ふじのくに食育フェア2011(第6回食育推進全国大会)が
隣接市の静岡県三島市で開催されている。
大震災の関係で、全体的にはPR不足の感じはするが、
2日間のイベント参加者数だけが一人歩きをし、
成功だ、失敗だ、と大騒ぎするのは避けて欲しい。
大切なのは、一過性の賑やかしではなく、
「イベント後」の取組みである気がしてならないから。
費用対効果とは別の次元で、
この全国大会をきっかけ(契機)に、新しい風が吹けばいい。
では、そもそも「食育」とはなにか?と訊ねられた場合、
「食は、人を良くすると書く」みたいな手垢のついた説明しか
出来ないで、私自身がモヤモヤしていたら、
ラジオから流れてきたフレーズが、解決してくれた。
「『食育』って言われても、よくわからないけれど、
みんなで『おいしいね』って食べればいいんですよね」
そうそう、あまり難しく考えずに、食材に興味を持ち、
大勢で、和気藹々と、楽しく料理を囲むことでいいはず。
たがら、ワンフレーズにしてみた。
「『食育』とは『おいしいね』って食べること」
う〜ん、わかりやすいな、これからはこれ使おうっと。



2011年06月17日(金)
大丈夫だ、酔っ払いは怪我をしないから

映画「素顔のままで」(アンドリュー・バーグマン監督)から。
私にとっては衝撃のシーンから始まった。
映画「ゴースト/ニューヨークの幻」の主演女優、デミ・ムーアの演技に、
何度も涙腺を緩ませた思い出がもろくも崩れた。
だから、彼女のストリッパー姿は、
見たいような見たくないような、微妙な心境であった。(汗)
さて、気になる一言は、物語とはあまり関係ないが、
ストリッパーに酔っ払いがちょっかいを出し、喧嘩になる。
心配する人たちをよそに、誰かが叫ぶ。
「大丈夫だ、酔っ払いは怪我をしないから」
確かにそうだな、とメモをした。
アルコールの力で、筋肉が緩み、知らず知らずにクッション役、
それが大怪我に繋がらない理由だろう。
しかし、翌朝、体じゅう打撲で痛みが走ることも多々。
そうか、大怪我はしないけど、軽傷はするんだよな。(涙)



2011年06月16日(木)
「頼む」とは、相手を信頼するということ

情報源のメモを忘れました、ごめんなさい。
たしか、メモはもう少し長かった。
「人に何かを頼むということは、相手を信頼するということ」
なるほど・・これは単純でわかりやすい。
簡単に言うと、頼んでおいて「裏切られた」と騒ぐのは、
自分の人を見る目がなかったということを、
他人に公表していることと同じである。
そんな意味に、私は解釈した。
「頼む」ことが出来ない人は、全部1人で解決しようとして
最後は、手に終えなくなるし、人間関係に悩むこととなる。
「頼む」ことが上手に出来る人は、人間関係もうまくいく。
こんな生き方の基本中の基本、知っていると
人生が豊かになるに違いない。覚えていて欲しい。



2011年06月15日(水)
誰にも言えない秘密よ

映画「言えない秘密」(ジェイ・チョウ監督)から。
最初、変なタイトルだな・・と思っていた。
「秘密」とは、隠して人に知らせないこと。公開しないこと。
だから、言えないことが、秘密なんじゃないかと・・(笑)
原題を調べてみると「不説的、秘密」。
そうだよなぁ「言えない秘密」ではなく、
「説明できない秘密」なんだよ、と自分で納得した。
(英語では「secret」)・・これまた説明不足。
少なくとも、主人公の女性が口にした
「誰にも言えない秘密よ」の方が、ピッタリだと思う。
帰宅してから、メモを振り返ると、その場面場面で拾った
一つひとつのフレーズが、意味をもって繋がってきた。
最後の展開で、それまでに口にしていた台詞が、
そうか、だから、あの時、あんなこと言ったんだ・・と
生き返ってくる感じがする。
「僕の彼女はサイボーグ」など、
彼女が未来から来たストーリー仕立ての「日本映画」と、
今回の過去から来たストーリー仕立ての「中国映画」。
比較してみると面白い。



2011年06月14日(火)
伊の脱原発投票 首相敗北宣言

気になる一言になるかどうか、迷ったけれど、
今回は、yahooのトピックスの見出し。
結果は、他のメディアで確認したのでわかっていたけど、
省略し過ぎで、判りにくくなってしまった。
「伊の原発再開投票 首相敗北宣言」とか
「伊の原発推進投票 首相敗北宣言」ならば、
政府は、原発再開を前提に、その是非を国民に問うたけれど、
結果は、政府の案に反対したんだな、と判る。
だから、首相は敗北宣言したんだと・・・。
しかし「伊の脱原発投票 首相敗北宣言」では、
政府の提案は「脱原発」、しかし国民が反対し、
原発再開、原発推進へ、舵を切ったことにならないだろうか。
私の考え過ぎかもしれないが、ネットの見出しは、
内容を確認しないと、正反対の理解をしてしまう。
たかが「見出し」というべからず。
忙しい人は、見出しだけで、世界の潮流を読むのだから、
新聞でもネットでも、見出し担当は、言葉を勉強すべきである。



2011年06月13日(月)
片付けは、習ったことがないから

書籍「人生がときめく片付けの魔法」
(近藤麻理恵著・サンマーク出版・270頁)から。
目から鱗の「片付け」方法であった。
書店には、片付け・収納・・等の関連本が並び、
「断捨離」をキーワードとして、会話が弾む時代。
それなのに、それなのに、片付けは進まない。(汗)
どうしてだろう?といつも感じていた疑問を、
この書籍は、解決してくれた。
特に、印象的だったのは、今までの知識が、
何も役に立たなかったこと。いや、邪魔していたこと。
小さい頃から母親の「片付けなさい」を耳にし、
そのたびに、モノを右から左へ移動していただけ。
いつも「片付けなさい」と口にする親、先生、上司は、
こうやって「片付けなさい」というアドバイスはくれない。
それは誰もが「片付けは、習ったことがないから」。
今考えれば不思議なことだが、誰から教わるものではなく、
「片付けなさい」の一言で、自己流に試してみる。
それをなんと、50年以上続けてきたから、驚くばかり。
「家の中を劇的に片付けると、その人の考え方や生き方、
そして人生までが劇的に変わってしまう」という
若い著者からのメッセージ、妙に納得してしまった。



2011年06月12日(日)
昔の宿は、情報が集まりやすい場所だったから

わが町自慢の講演会「第140回泉のまちカレッジ」、
講師は小金澤保雄氏、演題は「清水町とその周辺の遺跡」、
サブタイトル「卑弥呼の時代から源頼朝の時代まで」。
正直、昨日は大雨警報が発令されている中だったので、
どれくらいの人が集まるのか、不安であったが、
私の予想をはるかに超えて、多くの方が聴講してくれた。
考古学というのは、ファンが多いことも認識したし、
自分たちが住む場所が、どんな歴史を辿った地域なのか、
知りたがっている人の多いことも教えていただいた。
気になる一言は、源頼朝時代の話だったと思う。
どうして、源頼朝が「黄瀬川宿」という「宿」を好んだのか、
そんな解説の途中、講師はサラッと言った。
「昔の宿は、情報が集まりやすい場所だったから」
交通の要衝にあるということは、情報が集まるということ。
それは、どの時代においても「情報」が、
まちづくり(戦い)に欠かせない要素だということを、
私たちに教えてくれる。
自分の住んでいる町が「誇り」となるには、
やはり、日本の長い歴史に一部でも関わっていることかな。



2011年06月11日(土)
絶対来てくれそうな人に渡そうね

地元の県立高校「沼津商業高校吹奏楽部」の
第10回フレッシュ・コンサートに招待された。
彼ら高校生が、今回の大震災を目のあたりにして、
自分たちに何が出来るだろうか、真剣に考えた結果、
その想いを「音」に託した、チャリティ演奏会が実現した。
場所は、350席の地域交流センター、多目的ホール。
普段なら、来てくれそうな知人友人にチケットを配るところだが、
今回は、どうしても譲れないことがあったようだ。
それが「今回は無料だけど、限られたチケットだから、
絶対来てくれそうな人に渡そうね」。
彼らの想いが通じたのか、会場は満員御礼、空席が殆ど見当たらず。
メンバーには、数ヶ月前まで中学生だった部員もいて驚いたが、
「こんな大勢の方の前で、ソロを演奏して、とても嬉しいです」や
「今回のコンサート、自分の成長になっていると思う」など、
彼らは彼らなりのコメントで「緊張と喜び」を伝えてくれた。
演奏者と観客が一体となった、素敵なコンサートに拍手を送りたい。
彼らが被災者に対して、何が出来るだろうか、と考えたように、
私たちもまた、若い彼らにどんな支援が出来るか、考えたいと思う。



2011年06月10日(金)
保安院、全員アホ(ほあんいんぜんいんあほ)

知人の日記で知った、面白回文、ご紹介。
回文とは、辞書によると「上から読んでも下から読んでも
同文・同文句になるように書かれた文のこと。」
「アホ」は、人権問題から言えば差別用語なのかもしれないが、
「タケヤブヤケタ」と同じレベルの言葉遊びとして、メモをした。
もうすぐ震災から3ヶ月になろうというのに、
収束のめどがたっていないのは、呆れるばかりであるが、
枝野氏・東電と同様に、何度も何度もテレビに映し出された
「保安院」の肩書きを持つ人たちは、
自分たちの役割をどう考えているのだろうか。
保安院に、何人の人がいるのかも知らないので申し訳ないが、
そんな彼らの行動・発言を観て、国民が叫んでもおかしくない。
「保安院、全員アホ(ほあんいんぜんいんあほ)」と。
何十年も経って、この東日本大震災を思い出した時、
意外とインパクトがあるのは、こういったフレーズに違いない。
それにしても、誰が考えた知らないが、巧い。



2011年06月09日(木)
今の自分を励ましてくれるのは、過去の頑張った自分だけ

書籍「島田紳助100の言葉」
(島田紳助著・ヨシモトブックス刊・158頁)から。
う〜ん、文字の大きさも統一されていないし、読みにくい。
タイトルは「100の言葉」なのに「104」まであるし・・。(笑)
正直、あまりメモしたくなるようなフレーズは少ない。
その中で、みつけたのは「武田鉄矢さんいわく、」で始まる、
「今の自分を励ましてくれるのは、過去の頑張った自分だけ」。
まぁ、彼の台詞ではなさそうだが、この視点は素敵だと思う。
(さすが、金八先生(笑)・・とメモをした)
いつだったか、オリンピック金メダル選手のコメントで、
「プレッシャーを追い風にするのは、自信である」を紹介したが、
現実には、プレッシャーを自信に変えるほどの経験は出来ていない。
しかし、今回のフレーズは、す〜っと私の心にストンと落ちた。
もちろん、自分を支えてくれる多くの方の励ましも大変ありがたいが、
最後は、やはり、今までの環境で頑張ってきた「自信」こそが、
一番の励ましになる、ということに、私は頷いた。
このフレーズに、私なりの続きを残したい。
「今の自分を励ましてくれるのは、過去の頑張った自分だけ」
「そして、未来の私を支えてくれるのは、今、頑張っている自分」



2011年06月08日(水)
愛された思い出、愛した思い出

映画「サヨナライツカ」(イ・ジェハン監督)から。
「辻仁成のベストセラー恋愛小説を、辻の妻・中山美穂を
主演に映画化。」のコピーにつられ鑑賞してしまった。(汗)
いくら職業が女優とはいえ、自分の妻をR15指定の映画に
出演許可する夫・辻仁成さんの気持ちが理解できないで困った。
さて、話は映画に戻るが、選んだ気になる台詞は、
「愛された思い出、愛した思い出」としてみた。
正確には「人間は死ぬ時、愛されたことを思い出す人と、
愛したことを思い出す人に分かれる」である。
さぁ、私はどっちだろう?と考えてみたが、
本音で「正直、わからない・・」としか言えない。
死ぬ時に、そんなことを考えるかどうかもわからないから。
「一所懸命愛したし、一所懸命愛された」と感じていれば、
どちらでも良いような気がしている。
結論が出ないから、もう1つご紹介。
「好青年なんてウソばっかり。
好青年はこんなことしないでしょ。」と言いつつ、
キスしてしまう台詞の方が、インパクトあったかなぁ。(笑)



2011年06月07日(火)
皆川勤さん(60)ミラー拭きで全国制覇

映画「ミラーを拭く男」(梶田征則監督)から。
好きな俳優の1人だった緒形拳さん主演作品だが、
彼の台詞は、全編を通して、ほとんどない。(汗)
あまりに少な過ぎて、主人公のキャラクターが掴めないまま、
物語は進んでしまうのだが・・その中から、気になる一言。
定年間際で起こしてしまった交通事故がきっかけで、
全国のカーブミラーを拭いてまわりはじめた主人公に対し、
その動機は曖昧なまま、マスコミがニュースで取り上げ、
一気に「時の人」となってしまった。
テレビに映し出された彼の映像に付けられたテロップが
「皆川勤さん(60)ミラー拭きで全国制覇」(まだ、していないのに)
車ではなく自転車だから、余計に脚色されてしまい、
実は、彼の本意は、最後までわからずじまいである。
まだ始めたばかりの不可解な動きに、マスコミは異常に反応し、
面白可笑しく取り上げてしまう。
「どうして、全国のカーブミラーを拭こうと思ったのですか?」
この問いは、一度も耳にすることがなかったと思う。
だからこそ、この作品の評価が難しい。
人の行動に、何か意味を付けたがるのは、
人間をあまり理解していない、私たちの悪い癖かもしれない。
「特に、なにも考えてません」・・が本音だったりして。(笑)
それはそれでいいような気がする。



2011年06月06日(月)
どうぞ粋な1年をお過ごしください!

メル友からの誕生日メッセージである。
「どうぞ粋な1年をお過ごしください!」
気になって、いつものように「粋」を調べてみた。
「粋」とは「意気」から転じた語で、
「気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、
しかも色気があること。また、そのさま。反対語は、野暮(やぼ)。」
「人情の機微、特に男女関係についてよく理解していること。
また、そのさま。(粋な計らい)等」
もしかしたら「いきがってんなよ」なんて使う「いきがる」も、
この意味かな?と調べたら、
「粋だと思って得意にになる。また、虚勢を張る。(薄着で粋がる)」
なるほど・・「粋」には、いろいろな意味があることを知った。
そうなると「粋な1年」を過ごすには、真面目だけではなく、
男の「色気」みたいなものが、必要となりそうだ。
よ〜し、思いきって「粋」な生き方をしてみるとするか・・



2011年06月05日(日)
音が強いけれど、乱暴じゃないよね

昨日はどんな誕生日を過ごしましたか?というメールが届いた。
勿論、朝から夜まで説明できるけれど・・・(笑)
その中で、一番印象に残ったフレーズを。
わが町自慢の「第1回水と緑のコンサート」に夫婦で出かけた。
演奏者は、ロシアの若き天才ピアニスト「デミトリー・シシキン」。
(第5回若いピアニストのためのショパン国際ピアノコンクール優勝)
弱冠19歳の力強い演奏が、たった1000円で聴けるなんて、
わが町の文化も、捨てたもんじゃないな。(嬉)
さて、今回の気になる一言は「素晴らしい」というコメント以外で、
何年経っても、彼の演奏を思い出せるワンフレーズを探していたら、
この言葉に辿り着いた。
「音が強いけれど、乱暴じゃないよね」
ロシアの19歳男性が弾くショパンは、心が揺れる優しさがあった。
会場後方から見る限り、非常に強いタッチで鍵盤を叩いているのに、
耳に入ってくる音が、ソフトなので、そのギャップに驚くばかり。
鳴り止まない拍手に応えて、アンコール曲の3回目の前に、
本人が直接、マイク片手に、慣れない日本語で
「kokoro wa hitotsudesu」(こころはひとつです)と呟いた。
そして、楽譜を見ながら丁寧に演奏してくれた「ふるさと」。
彼からいただいた「素敵な誕生日祝い」は、決して忘れることがない。
彼の今後の活躍を楽しみにするとともに、
「国際ショパンピアノコンクール」の優勝を祈りたい。



2011年06月04日(土)
10年ひと昔の誕生日「気になる一言」一覧

言葉では、手垢のついたフレーズである「10年ひと昔」
果たして、実感として感じるだろうか?、そんな好奇心もあって
自分の日記で、確かめてみようと思った。
2001年06月04日(月) キャッチャー阿部は黄身から食べるタイプ
2002年06月04日(火) ネットに「ありがとう」を言いたい
2003年06月04日(水) もしもし・・・あっ、おめでとうございます。
2004年06月04日(金)  件名:おめでとう 本文:誕生日 清原2000本安打
2005年06月04日(土) 47歳は成田から始まりました。
2006年06月04日(日) 「素敵ですね」の言葉のシャワーを浴びて
2007年06月04日(月) 49歳の四字熟語は、限りなく「自己満足」
2008年06月04日(水) 50歳は、人生をリセットする年齢
2009年06月04日(木) 手紙〜拝啓 五十二の君へ〜
2010年06月04日(金)  またひとまわり大きな人間になっていて欲しい
10年前は、私もまだ43歳。
父親が他界した年齢を超えた・・と、ホッとした部分と、
これからが大事、と気持ちを切り替えた10年前だった気がする。
振り返ると、やはり「50歳」が大きな転機だったな。
いろいろな部分で悩み、もがき苦しみながら、
自分を見つめ直したからこそ、リセット出来たことが大きい。
周りの人には、その変化には気がつかなかっただろうけれど。
これからの10年が楽しみになってきたな、えっ、63歳かぁ。(嬉)



2011年06月03日(金)
麻は、立派な日本のエネルギー

(情報源不明ですみません、残っていたメモから)
資源不足が話題になったので、思い出したネタ。
「麻は、立派な日本のエネルギー」ということ。
「麻」とは、辞書によると
「大麻(たいま)・苧麻(からむし)・黄麻・亜麻・
マニラ麻などの総称。また、これらの原料から制した繊維。
糸・綱・網・帆布・衣服用麻布・ズックなどを作る。
夏に茎を収穫して、皮から繊維を採る。」とある。
戦争に負けた日本に、麻を使った文化を残しておくと、
資源不足に陥らず、あっという間に復興してくると考えたGHQが、
日本から「麻」を採りあげた、という話を聞いたことがある。
それだけ、日本人は自然の産物から、驚くほどいろいろなものを
工夫して作り上げてきたことがわかる。
もちろん「大麻」はいけないにしても、繊維になるとしたら
「麻」文化の復活も、少なからず、日本の資源になる気がする。
このまま、日本の民族衣装である「着物文化」まで復活したら、
暑さ・寒さ対策も出来て、もっと住み良い国になったりしてね。



2011年06月02日(木)
考えたことありません

書籍「養老訓」(養老孟司著・新潮社刊・191頁)から。
「幸せとはなにか?」と訊ねられた時、
彼はいつもこんなふうに答える、と書いてある。
「考えたことありません」
「幸せとは○○である」というような言葉は、
すべて後知恵の類だとしか思えない。後講釈の典型。
何かが起きたあとに、思いがけなく感じるものが幸せ、と
バッサリ「幸せ」の定義を否定している。
あらかじめわかっているようなこと、
「幸せとはこういうものだ」と定義できるようなものは
幸せではない、ということである。
このフレーズを目にして「あっ」と思った。
そして、今まで「幸せとは・・」と定義していた自分が
なんだか恥ずかしくなってきたのは言うまでもない。
必用なのは「思いがけない」ことを「幸せ」と感じられる
「感受性」なんだな、と理解した。
「年寄りの生き方は、日に一度、感動しようとすることだ」と
書いてある「養老訓」は、楽しい書籍だった。



2011年06月01日(水)
一度、越えちゃえばなんでもないわ

水曜日ファンのご期待にお応えして、
映画「チャーリーズ・エンジェル」(マックG監督)から。
姿を見せないボス、チャーリーの探偵事務所での出来事。
ある女性が、ボスと彼女たちのつなぎ役のビル・マーレイを誘惑する。
彼は生真面目に「僕は一線をこえない主義なんだ」と断る。
その台詞を受けて、ケリー・リンチ(役名を忘れた)は、
このフレーズを言い返しながら、彼の腰の上に跨ってしまった。
特に意味はないが、このフレーズが面白かった。(笑)
こんな男女の会話の妙をメモするのは、私だけだろうか。
据え膳食わない男はいない、といわれた昔、
今は、なかなか据え膳でも食わない男性が多いという。
そんな男性を見て、最近では女性が襲いかかるようだ。
その時、こんな会話がされると面白いだろうな。
「僕は一線をこえない主義なんだ」
「一度、越えちゃえばなんでもないわ」
ヤバっ、妻と娘も、この一言も読んでいるのを忘れてた。(汗)