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2010年09月30日(木)
あせりは禁物 あさりは海産物

街には、多くの宣伝看板が立ち並んでいるが、
ネットで見つけたこの立て看板には、
思わず、ニヤリとするしかなかった。(笑)
インターネットには、こういう面白看板を探して、
投稿するサイトもあるらしい。
それにしても、何度読み直しても可笑しい。
「あせりは禁物 あさりは海産物」
どこかの港町だろうか、看板の設置場所までは、
記載されていなかったが、センスがいい・・と思う。
やっぱり、リズムなんだろうなぁ、私の選択基準。
交通標語と一緒だと、特に記憶に残るから・・。
まだ、見つけていないけど・・
道路脇の立て看板に『こらっ、よそ見するな』
と書かれていたら、もっと笑えるのに。
これって、ブラック・ジョークになっちゃうかな。
でも、そんなことでも、ネットの世界では盛り上がる。
これこそ、お金のかからない「まちのPR」だよ、きっと。



2010年09月29日(水)
「謙虚さ」には、自信がございます

昨日「謙虚」について書いたけど・・・もう1つ。
(情報源が、思い出せなくて、すみません)
うん、このフレーズ、言葉としては、間違いないけれど、
何か、違和感があるのはなぜ?(笑)
だから、メモしたんだろうけれど。
仮に上司に「君、謙虚でいいね」と誉められたとしよう。
その返事が「はい『謙虚さ』には、自信がございます」
ははは、やっぱり、おかしい。
その「自信」を表に出さないことを「謙虚」と言うのだから、
「はい、ありがとうございます」程度が、よろしいかと。
「とんでもございません」とか、
「私には、もったいない、お言葉・・」でもいいくらい。
ちなみに「謙虚」とは、辞書によると
「控え目で、つつましいこと。
へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。
また、そのさま。『謙虚な態度』『謙虚に反省する』」
「謙虚さ」に、自信は似合わない。(汗)



2010年09月28日(火)
「素直さ」「朗らかさ」「謙虚さ」

書籍「原点 勝ち続ける組織作り」
(原辰徳著・中央公論新社刊・229頁)から。
これだけでは、何のことだかわからないだろう。
本書の中で、私と同じ年齢の彼は、こう語っている。
「世の中に強い影響力を与える人間は、
『素直さ』『朗らかさ』『謙虚さ』の
三つを持つことが大切だ」と。
「人が人を呼び、人を支え、人に支えられているという
理想的な環境ができる」ということらしい。
「周囲にかわいがられ、
周囲の意見を取り入れることのできる人間」となる。
これには、私も納得である。
「世の中に強い影響力を与える」つもりはないが、
「少しでもお役に立てれば」とは、常々思っているから、
この3つは、胸に刻んでおこうと思って、メモをした。
原監督の考え方、生き方は、とても参考になる。
野村監督の生き方とは、まったく違うようでいて、
2人の著作を読み比べると、意外と共通点が多いのにも驚く。
これからも、ずっとずっと
「素直さ」「朗らかさ」「謙虚さ」、忘れないようにしたい。



2010年09月27日(月)
なぜ人は、知的障害者を笑うの?

映画「アルジャーノンに花束を」(監督)から。
知人から薦められて鑑賞した映画であったが、
かなり衝撃を受けた作品として、記憶に残ることになった。
知的障害者が、ある手術によって、賢くなっていく。
それを取り囲む一般人の反応が、辛かった。
その中でも、知的障害者「チャーリー」が、
賢くなっていく過程で呟いた台詞が、気になる一言。
「なぜ人は、知的障害者を笑うの?」そして
「(身体)身障者を笑わないのに・・」と続く。
正直、ドキッとした。
知的障害者は、こちらの指示がなかなか伝わらないからか、
その障害の程度を理由に、笑われたり苛められたりされる。
身体障害者は、脳(意識)はしっかりしているから、
その障害の程度を理由に、笑われたり苛められたりされにくい。
物語の中で、主人公・チャーリーが
「りこうになって、友達の話がわかれば、
もっと仲良くなれる」と呟いたあと、手術で賢くなって
「(知的障害者が)賢くなると友人を失う」ことに気付く。
このギャップに、私は、胸が苦しくなった。
まだまだ、ちょっぴり意識しないと不自然になってしまう
知的障害者に対する接し方は、
同じ人間なんだと、頭で理解するのではなく、
無意識に、そして普通に接するようになりたい、と思う。



2010年09月26日(日)
えっ、これもロシア民謡?

(音楽・コンサート話題が続きますが・・連日なのでお許しを)
今回は「世界の民族音楽鑑賞会」と題した、
ロシアフォークアンサンプル「プリモーリェ」コンサート。
ロシアフォーク・・って、ロシア民謡のことらしい。(汗)
第1部と第2部、器楽演奏も合わせて、22曲を歌いきった。
公演プログラムの曲名では、判らなかった曲も、
いざ、聴いてみると、あっ、これか・・と頷く曲も多々あり、
隣で聴いていた観客は、その度に
「えっ、これもロシア民謡?」と呟いていたから、メモをした。
「百万本のバラ」なんて、加藤登紀子さんの歌だと
思っていた観客もいたらしく、ロシア語でも歌うんだ・・と
感心していたから、可笑しくなった。
ただし、ロシア人の彼ら、彼女らが、私たちへのサービスで日本語で
「百万本のバラ」を歌ってくれたので、ややこしくなった。(笑)
「ほら、やっぱり・・」と囁き合う観客がいて、面白い。
でも、異文化の体験って、こんな事から始まるんだと思う。
最終曲の後「ブラボー」と叫んだ観客がいたが、とても自然だったし、
手拍子をしながらの音楽で、会場に一体感が生まれた演奏会だった。
こうなったら、清水町地域交流センターで、世界一周の旅でもするかな。



2010年09月25日(土)
私にとっても挑戦です

わが町自慢の事業、第258回・泉のまち音楽会から。
「平沢匡朗(ひらさわまさあき)ピアノリサイタル」
一部は「面白そうだからやりたくなって・・」と
シューマン(夫)と、クララ・シューマン(妻)の曲を
続けて演奏してみたり、優しい人柄が溢れていた。
しかし、二部になったら、彼の顔つきが変わっていた。
プログラムは、ショパン生誕200周年に寄せて、
「ショパン:24の前奏曲(プレリュード)作品28」のみ。
演奏に40分以上、それも暗譜。
彼が、演奏前に呟いた「私にとっても挑戦です」は、
体力的にも精神的にも「挑戦」という意味だったことが、
聴き終えて、はっきりわかった。
一番前の席で聴いていたから、演奏中の真剣な顔と、
24曲目を終えた時の満足感に溢れた顔が忘れられない。
「ブラボー」と立ち上がって叫びたくなった演奏は、
初めてかもしれない。
なぜか心が震え、しばらく余韻に浸っていたピアノ演奏。
(東京では4,000円だって、本当に申し訳ない(汗))



2010年09月24日(金)
女が笑って、ふんわりいられない国なんてだめだ

書籍「女子アゲ」(蝶々著・徳間書店刊・199頁)から。
どうしてこんな本を読んだのか、今では記憶にないが、
なぜかメモだけが残っている。(笑)
そのメモの一つを、ご紹介。
「女が笑って、ふんわりいられない国なんてだめだ。
好きなことして、好きな人に会って、
おいしいものを食べて、きれいなものに触れて、
楽しいこと、自分を幸せにしてくれること、
素敵な未来を考えて・・笑って」と走り書き。
うまくいえないけれど、感覚的にわかる気がした。
男女共同参画とか、男女差別だ、なんて口を尖らせないで、
「女が笑って、ふんわり生きられる国」はどうだろう。
男も単純だから、女が笑っていられることは嬉しいはず。
しもさんもお気楽だね、なんて言われそうだけれど、
私は、これでいいような気がする。
だって、私は女性にはお世話になりっぱなしですから。(汗)



2010年09月23日(木)
久しぶりに、新聞で名前、発見しました

「久しぶりに、新聞で名前、発見しました」
「知っている人の名前を見つけると嬉しいものです」
「あまり載らないから、心配していたんですよ」
早朝から、静岡新聞購読者の何人からか、メールが届いた。
自分は、まだ読んでなかったが、それらのメールで
2〜3日前に、新聞投稿の封印を解き、メールで送信した
私なりの思いが、地元紙に掲載された事を知った。
実は、自分の意思で、議会デビューを果たすまで投稿を自粛。
議会対応も出来ずに、こんなことばかり投稿して・・と
言われるのも嫌だったし。(笑)
課長になってから、発言の重要性を知ったことも事実。
だから、今回は、仕事にも、まちづくりにも関係ない話題で、
いつも感じている事を、投稿してみた。
投稿欄は、日頃感じている「不平不満の捨て場所」ではなく、
新聞読者や社会に対する、提案の場であって欲しいと思う。
読み手を意識する文章を書く・・これが私の投稿テーマだし、
読んでホッとするような文にしたいな、と感じている。
もっと修行が必要だけど、今日の掲載位置は、一番下の横一行。
新聞のコラムニストになったみたいで、気持ちがよかったなぁ。

静岡新聞購読者以外の方や地方にお住まいの方へ
「しもさんの新聞投稿掲載記事」をネットでご覧ください。
http://www.enpitu.ne.jp/usr3/39016/diary.html



2010年09月22日(水)
脳が駄目になるのもこれまた当然だ

書籍「Story Seller 面白いお話、売ります。」
(新潮社ストーリーセラー編集部編・新潮文庫刊・674頁)から。
「佐藤友哉著・333のテッペン」の中のワンフレーズ。
私の大好きな作家「伊坂幸太郎著・首折り男の周辺」を
押さえて選ばれた作品、と言ってもいい。
「ドラマにドラマが重なり、イベントにイベントが重なり、
ストーリーにストーリーが重なり、それらがさらに重なったような
ものばかり観ていれば頭がおかしくなるのは当然だし、
政治と殺人とスキャンダルと妊娠騒動とペットと節約術を
同系列に流す映像ばかり観ていれば、
脳が駄目になるのもこれまた当然だ。」
私が常々思っている事を、うまく文章にしてくれた。
そう言えば、何かの本で読んだけど、
新聞のテレビ欄に、その番組の提供する会社名を書いて欲しい。
そうすれば、社会に対する会社の姿勢がわかる気がするから。



2010年09月21日(火)
もう、立っているだけでフラフラしちゃいます

昨日、敬老の日に親友たちと出かけたのは
「おじいさまのヴァイオリン・コンサート」。
(伊豆の国市・韮山時代劇場)
敬老の日だから、高齢者をコンサートにご招待、
そんな企画だと思っていたら、
主役は、趣味で始めたヴァイオリン制作のおじいさん。
1922年2月22日生まれ、現在88歳、韮山在住。
50年余に仕上げた作品600本が超えた「野田脩次」さんを
みんなで、祝福した。
気になる一言は、舞台に上がって、インタビューに答えた台詞。
「どうしてヴァイオリンの製作を始めたのですか?」の問いには
きっぱりと「運命です」
「製作のご苦労は?」「ありません」
「これからのご希望は?」「もう、終わりです」(笑)
そして、いくつかの質問に答えながら、
「もう、立っているだけでフラフラしちゃいます」と続けた。
その受け答えと仕草が可愛くて、思わず拍手をしてしまった。
敬老の日って、頑張っている高齢者にスポットを当ててあげる日、
そんなヒントをいただいて、帰路についた。
頑張っている人を、一所懸命に応援する人たちも、輝いているし。



2010年09月20日(月)
あなたを表す言葉は? (あなたの言葉を探して)

映画「食べて、祈って、恋をして」(ライアン・マーフィ監督)から。
エリザベス・ギルバートが自らの体験をつづった世界的ベストセラー
「食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書」を、
ジュリア・ロバーツ主演で映画化した作品・・との概要説明に、
ちょっぴり、反応した。
自分の生き方については、女だけでなく、男だって共通の悩みだから。
その「生き方探し」は、これまでも何度となく作品にされてきた。
いや、映画の多くは、この「生き方探し」がテーマに違いない。
だからこそ、今回のキーワードとなるフレーズに、この一言に選んだ。
主人公がイタリアに旅した時、親しくなった人たちとの会話から・・。
「あなたを表す言葉は? (あなたの言葉を探して)」
それは、人間だけでなく、都市でも、同じことが言えるようで、
ニューヨークを表す言葉は・・「野望」と主人公が答えると、
イタリアに住む人々は、ローマを表す言葉として「セックス」と叫ぶ。(笑)
さて、わが町を表す言葉は?と探したが、適当な言葉が浮かばなかった。(汗)
話を元に戻すと、人間の場合、自分を表す言葉をしっかり持っている人は、
生き方がぶれずに、悩まない・・そう、解釈も出来た。
その「言葉」は、簡単には見つからないから、辛い思いをすることになる。
しかし「辛い思いは、努力した証拠だ」という台詞に、私は救われた。
鑑賞後、自分を表現する言葉を探しているが、多くの単語が浮かんで、
どれが本当の自分にピツタリするのか、決めかねている。
ただ、せっかくの機会だから「今のところ」を前提に選んでみた。
私の場合「継続」。
こう考えただけで、生き方に迷いがなくなった気がするのは、
不思議な感覚である。
読者も是非、自分を表現する言葉、探して欲しい。



2010年09月19日(日)
また明日があるから

映画「愛おしき隣人」(ロイ・アンダーソン監督)から。
作品の中に、何度も出で来る酒場の風景、
お決まりのように「ラストオーダー」を告げると
それでは最後にもう一杯・・と思うのだろうか、
ゾロゾロと、最後の注文にカウンターに集まる。
それもそのはず・・「ラストオーダー」と声を掛け、
「酔っぱらう最後のチャンスだよ」と言い直すから。(笑)
面白いなぁ、この定義・・とメモしたけれど、
「ラストオーダー」と声を掛ける同じシーンで、
「また明日があるから」と言い直すシーンに心が動いた。
そう、今日はこれでおしまいだけれど、
また、明日も気持ちよく酔っぱらいにおいで、
そんな気持ちが伝わってきて、嬉しくなった。
飲み過ぎだよ、もう帰りなさい・・ではなく、
今日も楽しかったね、この続きは明日ね、そんな感じ。
本当に、無名な映画だったけど、いろいろ考えさせられたな。



2010年09月18日(土)
奥深い難しい曲だけど、頑張ります

わが町自慢の事業、第257回・泉のまち音楽会から。
「旭智子・旭揚子ヴァイオリン、ピアノコンサート」
「草野球」に対抗して「草文化」、そんな発想で始めた
音楽会が、もう既に257回を迎えている。
(この話はまた別の機会にして・・)
この音楽会の素敵なところは、演奏者がマイクを通して
選曲の想いとか、楽器の紹介、今の心境などを
観客の私たちに向けて、笑顔で語るところ。
これは、なかなか聴くことができないはず・・。
「エストレリータ」は「小さな星」という意味。
「エル・チョクロ」は「とうもろこし」という意味。
「ラ・クンパルシータ」は「仮装行列」という意味。
こんな曲の和訳も、旭美人姉妹が教えてくれた。
「私は、コンチネンタルタンゴより、
情熱的なアルゼンチンタンゴの方が好きですね」とか
「(ショパンのバラード第四番、この曲は)
奥深い難しい曲だけど、頑張ります」なんてコメントが
この音楽会をとても身近に感じさせてくれる。
約1時間の楽器演奏と、演奏者のコメント付きで300円。
生活の一部に音楽会を・・夢が叶ってきた気がする。



2010年09月17日(金)
あきあじあきさばあきがつを

三島駅北口に開館した「大岡信ことば館」の2階。
季節を表す、ひらがなが所狭しと並んでいた。
「なつ」は「とびうをかわはぎべらをこぜ」
「あき」は「あきあじあきさばあきがつを」
(春と冬は、メモしなかった・・ごめんなさい(汗))
早口言葉のようだが、私にはインパクトがあった。
日本語、それも「ひらがな」の魅力が満載である。
日本には、季節があるってことを、
猛暑・酷暑続きだったあとの、涼風で知ったし、
(地球が23.4度傾いているお陰なんだよなぁ)
ひらがなの優しい感じは、私のお気に入りとなっている。
日本人に生まれてよかったなぁ、と実感できた展示。
「ことば」を見直すきっかけとして欲しい。
(この企画は、9月末までだったかなぁ。)



2010年09月16日(木)
文明国の仲間入り

10月1日を基準日とする、
5年に一度の「国勢調査」が間近に迫ってきている。
19回を迎える「国勢調査」の関係者説明会で、
面白いフレーズを見つけたので、メモをした。
それが、第1回目のキャッチコピー。
「文明国の仲間入り」
ざっと計算して95年前、大正9年当時の行政マンは
こんな気持ちではじめたんだぁ、と胸が熱くなった。
しっかり現状を把握し、分析しながら、将来予測をし、
実態に合った計画をしていくことこそ、文明国なんだ、
そんな思いが伝わってくる。
約100年前から、脈々と続けてきた「国勢調査」を
私たちの世代で終わらせることは出来ないが、
何でもかんでも、個人情報だから、と隠す傾向に
これで正確に現状把握が出来るのだろうか、という
危機感を抱いている。
もし日本が「文明国」だとしたら、
「お互い協力しようよ、自分たちのためだから・・」の
一言で、協力してもらえるはずなんだがなぁ。



2010年09月15日(水)
「涙」と「アクシデント」と「お願いがあります」

なぜか、はまってしまった
韓国ドラマ「宮廷女官・チャングムの誓い」。
とうとう、54話、全部、観終わった。
そこで、どうして夢中になったのか、分析してみた。
主人公のチャングム役(イ・ヨンエさん)が私のタイプ?
(う〜ん、言えないことはないけど・・)
毎回、毎回、同じパターンを繰り返す、
日本を代表する時代劇「水戸黄門」に共通点を感じる。
涙が枯れないだろうか?と思うほど、女優陣がよく泣く。
ウルウルまで入れると、ドラマの半分くらい泣いている。
男が女性の涙に弱いことを仕掛けているのかな?と
思いたくなるほど、女性が泣く。(笑)
さらに、ドラマのお決まりのように、
主人公・チャングムに襲い掛かるピンチの連続。
それも、危機管理能力がないんじゃないか、と感じるほど、
自分で、その原因を作っている。
さらにさらに、何か成し遂げると、必ず耳にすることとなる
「○○様、お願いがあります」という台詞。
この3つのキーワードを押さえておけば、間違いない。(汗)
私は、食べる前に、味見をするようになったけれど・・・。



2010年09月14日(火)
父親が ミイラになっても スネかじり

面白い句をインターネットで発見したので、御紹介。
「川柳」とは、こうあるべきだなぁ・・と苦笑いした。
一連の高齢者行方不明事件に端を発し、
もう父親はとっくに死んでいるにも関わらず、
年金だけは受給していた、というケースも少なくない。
これを、真面目に論じると、
年金をなんだと思っているんだ、とんでもない奴だ・・と
批判めいた論調になってしまうけれど、
「父親が ミイラになっても スネかじり」
こんな川柳で、世の中をスパっと表現できたら、
どんなに楽しいだろう、と感じた一句となった。
川柳は、リズムがあるからか、1度覚えると、忘れにくい。
以前紹介した「金曜の 夜は静かに 酒を飲む」も
なぜか、金曜日になると思い出す一句となっているし、
これからも、ニヤッとする作品を紹介していこうと思う。



2010年09月13日(月)
だんなキスがスキなんだ

絵本「サカサかぞくの『だんなキスがスキなんだ』」
(宮西達也著・ほるぷ出版刊)から。
「ラブコメディーヒューマン回文絵本のパート2」とあるが、
よくもまぁ・・こんなに回文を集めたものですね、と
今度、宮西さんに会った時に、言おうと思う。(笑)
「よしっいくぞ かぞくいっしょ」「たいふうごうごうふいた」
「ついたらタイツ」「いかすかい?」
「はででは?」「いいわ、かわいい」
不思議なもので、ちゃんとストーリーになっている。
でも、私のお気に入りは、本のタイトルとなっている、
「だんなキスがスキなんだ」
そう、男って「いがいやいがい」キスが好きなんだよ・・と
騒ぎたくなるのを押さえて、読み終えた。
登場する子どもたちの名前まで、回文とは・・とほほ。
今度、私も「回文」集めて、宮西先輩に情報提供しようっと。
そのうち、回文で、ストーリー書いちゃおうかなぁ。(汗)



2010年09月12日(日)
「谷啓」と「ダニー・ケイ(Danny Kaye)」

俳優、コメディアン、トロンボーン奏者の谷啓さんが亡くなり、
インターネットでも多くの芸人さんらが、
哀悼のコメントを残している。
勿論、私も大好きな芸人のひとりであり、
「クレージー・キャッツ」の現役時代よりも、
NHK番組「美の壷」でキャスターを務めた、
ホッとさせてくれる役柄が、私はお気に入りであった。
(実は、義父に似ていたこともあるのだが・・)
今回は、彼が、芸名の参考にしたとされる「ダニー・ケイ」に
私の関心事が移った。
本名「デーヴィッド・ダニエル・カミンスキー」
(谷啓さんの本名は、渡部泰雄さん)
没年月日は、1987年3月3日(満74歳没)
ユダヤ系民族で、職業は、俳優、歌手、エンターテイナー
野球好きで、一時期、マリナーズの共同オーナーであった。
こんな事は、今では、瞬時にわかるが、
谷啓さんが、彼のどんなところに惹かれて、
自分の芸名の参考にしたのか、実は、そこが一番知りたかった。
2人は、実際に会った事があるのか、それも気にかかる。
自分の芸名をつける時、たぶん、いろいろ考えたに違いないから、
その芸名を決めた理由、とっても知りたい。
誰か教えて・・

PS.
「谷啓」さんと言えば「チャーリー・ブラウン」。
こう言える人は、けっこうマニアックだなぁ。(笑)



2010年09月11日(土)
男子は、ここ、100回、練習してください

2ヶ月(2回)、仕事で練習を欠席した「同級生混声合唱団」。
3ヶ月ぶりの仲間との再会に、なぜか照れながら、参加した。
11月14日の、町芸術祭出演の本番に向けて、と言いながら、
さすが50歳を過ぎると、なるようにしかならないから・・と
開き直りをする男声パート陣であるが、
これまた同級生の女性指導者は、同級生の男子に手厳しい。(笑)
井上陽水の「少年時代」は、そこそこらしいのだが、
いきものががりの「YELL」は、まだまだ練習が足りないらしく、
(52歳だけど・・)男子に向かって、こう指示を出した。
「男子は、ここ、100回、練習してください」
曲の中でも、ここは大切な部分なんですよ、ということを
伝えたかったんだろうと思うけれど、私は吹き出してしまった。
最近、そんな宿題をもらったことがなかったので、
妙に嬉しかったというのが、本音である。
いいねぇ、その「100回」という響き。(汗)
よ〜し、本当に100回、練習してやる・・と笑いながら、
これまた、ムキになる自分が、楽しくて仕方がない。



2010年09月10日(金)
そういう時は、お通夜だって言え

ここで紹介しちゃうと、使えなくなるからなぁ、と
思いつつも、やはり「読者にお裾分け」。
どうしても残業したくない時や、
飲み会の約束の時間が迫っていて落ち着かない時、
人間関係にもよるだろうけれど、
なかなか、お先に・・と言いにくい。
そんな時、どうすればいいんだろう・・なんて
悩んでいたら、ある人に
「そんなこともわからないのか」と怒られた。
答えは簡単「そういう時は、お通夜だって言え」
いくら忙しくても、部下から
「すみません、今日、お通夜なんです、お先に・・」
と言われて、駄目だという上司は少ないと思う。(汗)
逆に、グズグズ残っていたら(私なら)
「そんなことより、早く行きなさい」と怒るかも。
あんまり頻繁には使えないけれど、
本当のお通夜の時もあるから、慎重に使って欲しい。(笑)



2010年09月09日(木)
地名による時代区分は、日本だけ

書籍「日本の理想・ふじのくに」
(川勝平太著・春秋社刊・313頁)から。
本書の中に、何度も書かれている、
静岡県知事(川勝平太)・著者の視点である。
「地名による時代区分は、
世界のどの国にも例がありません」が記憶に残った。
「奈良・平安・鎌倉・室町時代、それぞれの場所へ行けば、
その時代の様子が分かるというのが日本の特色です」
ということである。
さらに、そういう意味では
「明治・大正・昭和・平成」は「東京時代」と命名し、
さて、この次は・・・と、首都移転を熱く語っている。
しかし、今の若者たちに「平安時代」と「室町時代」が
「京都」とわかるだろうか、それだけが、気にかかる。(汗)
せっかくだから、好奇心旺盛の私としては、
この機会に、他の国の時代区分、ちょっと調べてみようと思う。
本当に、世界で日本だけなのか・・

PS.
明日、妻は、友人たちと「大江戸博物館」へ行くらしい。(笑)



2010年09月08日(水)
議会デビュー

遅ればせながら「議会デビュー」を果たした。
新人課長として、議員の質問に答弁をしただけであるが、
予想以上に緊張したから、記録として残そうと思う。
辞書によると、デビュー【(フランス語)dbut】とは、
社交界・舞台・文壇など公の場に、新人が初めて登場すること。
初舞台。初登場。「華々しくデビューする」「デビュー作」
反対語は「引退」、類語は「登場」とある。
そう言えば「公園デビュー」などの使われ方もあることを思い出した。
この年齢になって「デビュー」することなんてないと思っていたら、
職場の同僚たちから
「議会デビュー、おめでとうございます」のメールが届いた。
人前で話すことは、もう緊張しないと思っていたら、大間違い。
議場内という独特の雰囲気が、私を緊張させたのだろうか、
身体の震えを止めることが出来なかった。(汗)
喉が乾き、滑舌の悪さに、拍車をかけた。
でも、終えてみると、なぜか、心地よい緊張感が残っている。
この経験が、少しずつ、自信につながってくるといいのだが。



2010年09月07日(火)
分析官として優秀だから、昇格を見送る

映画「ゲットスマート」(ピーター・シーガル監督)から。
「007」にも劣らない(笑)展開なのに、笑いっぱなし。
「007には、クソもネズミも出てこない」の台詞だけで、
そのズッコケぶりが表現できる。
今回の気になる一言は「シークレット・エージェント」という
訳のわからない試験を受けた結果報告を上司から受けた台詞。
「分析官として優秀だから、昇格を見送る」
成績は優秀、もちろん昇格に値する様子、
しかし、それを見送った理由に納得したから、メモをした。
現状の状況把握をする「分析官」という仕事、
ターゲットの家の料理を見て、食べ物の好き嫌いを思い出し、
「やっぱり持つ鍋が出た」と自分の情報の正しさを確認する。
そんな「分析官」としてのプライドが、あちこちで登場する。
また、その分析力と記憶力が、ピンチを救っていく物語に、
彼を昇格させることが、決して組織を強めることにはならないと
判断した上司の台詞が引っかかった。
なぜかその後「エージェント」として活躍するのだが、
「会話が一番の情報源」と言い切った「分析官」も魅力的だった。
そういう役割の人も、組織には必要なんだ、と思う。



2010年09月06日(月)
水を持ってきてください

韓流ドラマ「宮廷女官・チャングムの誓い」から。
チャングムが幼少の女官見習いの時、
師のハンサングンからこう投げかけられる。
「水を持ってきてください」
そう依頼されて、指示どおり水を持っていくと、
飲むこともしないで「やり直し」の一言。
これが何度となく繰り返されて、やっと気付く。
「水を持ってきてください」とお願いされたら、
「体調はいかがですか?」「疲れてますか?」など
相手の様子をじっくり伺い、
それから、どんな水がいいのか判断することを。
冷たいのか、温かいのか、欲する水の量は?
それが「料理人」の基本である、と悟るシーンは、
目から鱗の気付きがあった。
それこそ「食」という字は「人を良くする」と書く、
という理屈を、実践で説明していただいた。
口に入れるものは、人を良くするものに限るが、
その前に「思いやり」の心が必要だってことを知った。
食べるって、奥が深いよなぁ。



2010年09月05日(日)
店産店消

「地産地消」の言葉を耳にしてから、幾久しいが、
最近耳にしたのは「店産店消」。
菜園ブームを手伝ってか、レストランで出す食材を
そのお店が独自に栽培している、それも店内で。(笑)
魚の生け簀は、何度も見たが、野菜の栽培過程まで
ディスプレイにしてしまう、その根性が素晴らしい。
究極の食の安全であるようだ。
お客の目の前で摘まれたばかりの野菜を調理する。
ほ~ら、新鮮な野菜でしょ?と主張したいのだろうが、
私としては、凄い時代になったなぁ、とメモをした。
そこまで望むなら、自分で家庭菜園をすればいいのに・・
そう考えるのは、私だけだろうか。
もしかしたら「ボトルキープ」に代わって、
冷蔵庫に「野菜のキープ」なんて時代が来るかも。(汗)
汗水流して収穫した「野菜」が一番、美味しいのに。
「家産家消」の言葉が流行るのも、近いな、きっと。
えっ・・それって、農家のことじゃないの?



2010年09月04日(土)
「便利社会」は「孤立社会」

いつだったか、暑さで寝られず、偶然つけたテレビで
ビートたけしさんと、吉川晃司さんが「不便」について
熱く語っていた。
この世の中、便利になればなるほど、人間は孤立していく。
なんでも1人でできるようになってしまう便利さは、
生活の豊かさとは、ちょっと違う。
自分ではできず、他人の手を借りて生活することは恥ではない。
学校でも、数々の講演でも「人」という字は、
支え合って(生きている)、と教わったにもかかわらず、
どんどん便利になり、支えてもらわなくても生きていけるように
社会が変化している気がする。
2人は、最後に「不便は心に響く」とまとめた。
「不便をしないと、人間は工夫することを忘れる」
私もそんなことを考えながら、テレビのチャンネルを切った。
そのうち「不便」の大切さに気がつき、
お金を出して「不便さ」を買う時代がくるに違いない。
どこか、違うよなぁ・・便利になった日本の生活。



2010年09月03日(金)
「躾(しつけ)」と「おしつけ」

こんな話を聴きました・・とメールをくれた女性がいる。
私にとっては、性別・年齢・環境も違う人たちからの
情報提供は、とても嬉しい。(自分の知らない世界だから)
さて今回は、
「感情のまんまに怒ることを『おしつけ』といいます。
躾とは違います。」のフレーズを紹介してくれた。
その後に「私はいつもおしつけだと反省しました」と
付け加えて。(笑)
はっとして気付いたことがあったら、誰かに伝えたくなる、
その行動力を、私は評価したい。
さて、「躾」と「おしつけ」の話。
母親は「躾」のつもりでしていることが
こどもにとっては「おしつけ」になっていることが良くある。
「躾」という字は「身を美しくする」と書く。
姿勢とか、言葉遣いとか、服装とか、立ち居振る舞いなど
他の人から見ても、美しくみえるように指導することが「躾」、
私はそう考えている。
もっと短く表現するとすれば、
「礼儀作法を身につけさせること」・・これが「躾」。



2010年09月02日(木)
(結婚・出産・葬式)=(キリスト・神・仏)

書籍「日本の理想・ふじのくに」
(川勝平太著・春秋社刊・313頁)から。
静岡県知事、就任1年を振り返っての書き下ろし。
さすが学者・・と感じられる考え方が、
本書の随所に散りばめられていて、県庁職員をはじめ、
県下の市町村公務員も、必読の価値がありそうだ。
この気になる一言にも、きっと何度か、
紹介することになりそうだが、まずは冒頭のフレーズを
思い出すために、数式にしてみた。
平均的な日本人の宗教観について、判りやすく例えた。
「キリスト教の教会で結婚式をあげ、神社で安産を願い、
仏教で葬式をあげることに抵抗がないのが平均的な日本人」
節操がないといえば、節操がない。
しかしこれも、日本人らしいといえば、日本人らしい。
無宗教なのか、よろずの神なのか。(笑)
日本では、宗教の対立で「戦争」が起きることはないな、と
この説明で、再認識したことも事実。
川勝知事の発想が面白いから、メモをしただけではない。
「日本の理想・ふじのくに」・・私も、そう思ってるから。



2010年09月01日(水)
2%ぐらいエンリョしています

Tシャツの前面には「マネー・ジーザス」
裏面には「2%ぐらいエンリョしています」
この夏、わが町で演奏をしてくれた京大生を、
見送りに行った時のこと。
何人かが、このTシャツを着ていて気になった。
当然、私の好奇心が質問しないわけがない。
さっそく「ねぇ、これってどういう意味?」。
そのヒントは
「今回の演奏旅行のスタッフが着ていて、
今年は2010年」とのこと。
私の固い頭では、とうとう意味がわからず、降参。
答えは「2%」を「2010」と読み替え、
「遠慮」だと思っていた「エンリョ」が
実は「演奏旅行」の略だと知って、私は喜んだ。
「2010年、演奏旅行しています」という意味らしい。
さすがに、学生さん、頭が柔らかい。
「2%ネタ」あと数ヶ月だけど、私も使おうっと。
まさか著作権侵害なんて、言わないよねぇ。(汗)
「2%=2010」、なるほど・・