ぶつぶつ日記
DiaryINDEX|past|will
穏やかな休日の朝、 メールチェックするとそこには見知らぬ督促のメール。 ネットショッピングをかなり利用している私は一瞬、 「あれ、払い忘れがあったかな???」と思い読み進めていくと、 そこには「プロバイダーコンテンツ利用料」の請求、 なんと7万円以上。 おいおい、なんだこれ。 その上、振込み指定口座の受け取り人の名前もなし。 はは〜ん、これが噂のでっち上げ請求ってやつですか?
読めば読むほど腹がたってくるこのメール。 大体はじめて送ってきて、「最後通告」はないだろう。 コンテンツ使用料? どこの何のコンテンツか堂々と書いて来い! ってなものである。 ネットで色々調べてみた所、 多少やましい所がある人でも(笑)、 全くはらう必要はないそうです(当たり前か)。 何せ国民生活センターのメルアドにも、 同じようなメールが届くご時世ですから(^^;)。 機械で拾っているからこういう間抜けなことにもなるんでしょう。
でもまあ、実際、 心当たりがある人とか家族で兼用している人とか、 何人かの人は払い込んでしまうんだろうなあ。 金額も5万とか7万とか、払えそうな所がまたいやらしい。 そして払い込むともっと個人情報が相手にばれてしまうので、 ますますわけのわからない督促が来たりするようになるそうですよ。 無視が一番。 でも念のためにメールはしばらく取っておくこと。 心配な場合は最寄の警察に電話すること、 などが書いてありました。 しかし今日の朝から警視庁のハイテク犯罪の電話は 込んでいてつながらないし(^^;)。 やっぱり、多いんだろうなあ。
いつもの新聞を何気なく開いた時、 それが一体なんなのか、瞬時にはわからなかった。 何か、ぼろぼろの、何か。 新聞のあまり印刷が鮮明ではないモノクロの写真。 しかし、凝視するとそれが、 ぼろぼろになった「人の手」であることがわかった。 イラクの、13歳の少年の、手。 指は5本、残っている。 けれど、手の甲の部分は深くえぐれて、 彼が寝かされているストレッチャーが その本来あるべきではない空間から、見えている。
人は相手を励ましたい時、 相手を感じたい時、 相手に何かを伝えたい時、 ぎゅっと手を握る。 でも彼の家族は死の近い子供の手を、 握ることすら出来なかった。 握るべきものが、その手から失われていたから。
日本のマスコミは、こういった生々しい写真を発表することをほとんどしない。 戦争の悲惨さを伝えると言っても、 せいぜい病院で横たわっている子供や、 比較的きれいなまま死んでいった人たちの姿を写すだけだ。 けれども、手を失って死んでいった子供以上に、 悲惨な姿で死んでいかなければいけなかった子供は多い。 そしてありとあらゆるものを失って、 それでも神に「生きよ」と命を助けられた子供たち。
失われたその手を取り返すことは私たちにはできない。 けれど、失われなかったものを守り育てることは 私たちにもできる。
第4回チャリティーバザール 出品受付開始:6月15日(日)〜21日(土) チャリティー開始予定:6月22日(日)午前0時過ぎ 終了予定:6月29日(日)
チャリティー収益金は、振り込み手数料を除き、 医療活動などを行っている団体に寄付したいと思っています。 たくさんのご支援、ご参加をお待ちしております。 詳しくは下記サイトをご覧ください。
http://colacaco.pos.to/peace.htm
それを目指して入学したものの、 本当に自分が卒論を書く日が来るなんて、 なんだかいつになるかわからなくて、 雲をつかむような感じでした。 少しずつしか単位を取れなくて全然進まず、 気がついた時には単位の取り方を失敗していて、 最低取得単位数以上の単位を取得しないと 卒業できなくなっていたりとか。 なんで勉強しているの?と嫌になったことも もちろんありました。
ああ、でも本当に、今年は卒論かけるんだなあ。 少しずつ少しずつ、 無が有に近づくことを実感しています。 まだまだ階段の半分にも差し掛かっていませんが、 ようやく、ここまで。
こんな記事を見つけた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030424-00001025-mai-int <米国>仏への報復案を検討 対イラク武力行使反対で
親米派の人が何と言おうと、 悪いけどやっぱり私にはアメリカが 「公正」で「明大」で、「正義に」のっとって行動しているとは 到底思えない。 フランスですら、こんなことをされてしまうのだったら、 力のない小さな国々はどうしたらいいんだろう。 アメリカの傀儡政権のみが生き残る、 そんなのが一体、「正しい」んだろうか。 アメリカが正しいと認めたもののみが、 この地球上で唯一正しいのか? アメリカが行うことが全て正しいのだったら、 広島や長崎への原爆投下も正しい。 それを私たち日本人も認めなくてはいけなくなってしまう。 親米の人はそれを認めるのか、認められるのか。
私はアメリカという国家の外交政策が やっぱり嫌いです。 全然同調できません。 それを恥じる気持ちもありません。
2003年04月23日(水) |
イラク戦後復興支援、私案 |
イラク戦後復興支援のため、増税ですか? それはちょっと・・・あんまり納得できないなあ。
それはおいておいて。 米英中心で始まるというイラク復興支援、 石油利権等々を求めて、 すでに欲で目が泳いでしまっている人がたくさんいそうだけれど。 日本はそう言うハイエナのようなことはせず、 できるだけ「人道的」な支援をした方が、 後々のちの国益につながっていくと思う。 道路を作るとか、石油施設を修理するとか そう言うのはアメリカさんに任せておけばヨロシ。 そんなもの作っても、あまり感謝されないし、 中東での日本の評価は上がりもしない。
じゃあ、何をしたらいいか。 勝手気ままに考えてみた。 1)イラク中の学校施設、病院、文化的施設の再建、再構築。 もちろん建物だけではなく、付属施設、備品、人材育成も含む。 2)高度な治療が必要な特に未成年に対する医療活動支援。 イラク国内での治療が難しい場合は、 日本に滞在させ長期的に治療を行う。
このくらいだったら、天文学的な金額にはならないでしょう。 そして、人や教育、文化、そう言うものに対する支援というのは、 直接相手の心に響く。 家族全員と、自分の両手を失い、 「こんな体で一生生きていかなくてはいけないの?」 と言ったアリ君や、 全身やけどをおい、特に顔を焼き尽くされた17歳の少女ハナーン、 その他その傷を体だけではなく心に抱えてそれでも 生きていかなくてはならないたくさんの子供たちに、 まず何かすべきだと思う。
そして出来たら、劣化ウランについても 独自の調査を行う。 美国さんの発表を鵜呑みにするだけではなく。 それが唯一の被爆国としての、 精一杯の抗議じゃないだろうか。
もう1つ、 失われた様々な遺物を取り戻すための 追跡調査と処罰。 これは日本政府ではなく、 アメリカとイギリス政府の責任として 絶対にすべきことであろう。
2003年04月22日(火) |
がんばるのは、当然だけど |
選挙ですねー。 なんだかうちの方は、以前よりも立候補が多い気がします。 そのため駅前も両陣営どころか、3者4者混ざっての 大騒動。 うるさーい。 私の場合、選挙カーの音量と選挙活動が過剰だと 途端にその人には入れたくなくなるんですけど、 皆さんはどうでしょうか(笑)。
大体、『がんばります」って連呼してるけど、 そんなの当たり前なわけで。 でもほとんど全員が、一体「何に」がんばるのか、 これじゃあ全然わからない。 夜にあるという後援会?とやらに行けばわかるのかもしれないが、 そんな時間はある人の方が少ないだろうし、 この短い期間にあれだけの候補全ての話を聞きにいけるか。 どうせうるさい選挙カーなんだから、 がんばるだのよろしくだの言ってないで、 走りながら選挙公約を箇条書きで述べてもらった方が、 こっちとしてもよっぽどわかりやすいと思うんだけど。 そうしてまたしても誰に入れたらいいのかわからない、 そんな選挙なのであった。
以前銀粘土の教室に通っていた時先生が、 「東京で教室を運営するのは本当に難しい」 と言っていた。 それはまずライバルが多いこと、 そして場所を確保するのが難しいこと。
自宅で教室を開けるだけのスペースはあるのだけれど、 何せ便が悪すぎてお話しにならない。 そのため月に何度かでもなるべく駅に近い施設で 教室をやってみたいと思い、 住んでいる区の施設をチェックしてみたが、 これが当然、「営利目的禁止」。 当然教室活動も禁止だそうで・・・。
去年出た本の原稿料を初期投資費用にしようとしたのに、 しょっぱなの場所で頭打ち。 難しいなあ。
雨が降ったりやんだり、 気温が上がったり風が強く吹いたり、 なんだか落ち着かない天気だった。 夕方、ぶらっと表に出てみると、 空にはくっきりと虹がかかっていた。 こんな風に虹を見上げたのは いつのことだっただろう。 思い出せない。 母に虹が出ていると教えると、 まるで少女のように表に飛び出していった。
あの虹の端はどこから始まって、 そしてどこで終わっていたのかな。 何人の人が虹を見上げていただろう。 その人たちは皆、幸せだろうか。 飢えることもなく、爆撃で家族を失うこともなく・・・。
虹はすぐに消えてしまった。 私たちの記憶からも、たくさんのことがすぐに消えてしまう。 虹は消えても、虹を見たことを忘れないように、 忘れてはいけないことが、たくさんあるだろう。
2003年04月17日(木) |
はっきりしている1つの大罪/誰が言えるだろう? |
【はっきりしている1つの大罪】 どうやら人間は相変らず歴史から何も学んでいないようだ。 この戦争が正しかったか、劣化ウランは本当に「安全」なのか、 あらゆるものが長い歴史の評価を待たなくてはならないのかもしれないが、 今回の米英+αが犯した犯した罪の1つだけははっきりしている。 それは、何もせず、ただ略奪を見ていただけのことだ。 現場の兵士はそんな命令を受けていなかった。 だから博物館はやりたい放題だった。 でも、少なくとも内務省と石油省を警護する命令は出されていたわけだ。 だったら短時間の間に、主要な文化的建物や病院に 兵士を回すことも出来たはずだろう。 それくらいの数を動かせずに戦争なんてできるか。
戦争直前のことだが、 アメリカの辛口トーク番組の司会者が、 かなりの数の観光客が毎年イラクを観光として訪れているということを 「あんな何もない所に何を見に行くんだろうね?」 と、自分の知識のなさを丸出しにした番組があったそうだが、 イラクという国は人類の曙からずっと、 文化的に高度に発達してきた国だった。 そこには人類の遺産が大小取り混ぜてたくさんある。 それらは、散ってしまった。 アンダーグラウンドな好事家の世界に入ってしまったら最後、 私たちが目にする機会は完全に失われてしまう。 ましてや、イラクの子供たちから、 先祖の誇りを奪う権利が、そんなハイエナにあるのだろうか? そしてそれは明らかに、米英+αの落ち度である。 そしてそれも「仕方のないこと」と片付けてしまうのだろうか? じゃあ、何が、仕方がなくないんだろう。 教えて欲しい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (抄訳・パンタ笛吹・TUP) ★博物館の略奪を見て見ぬふりをしたわけ?
イラク侵略が始まる前、アメリカ文化財政策委員会(ACCP)は米国防省高官と数度 の話し合いを持った。このグループは、裕福な古美術品収集家や古美術商の集まりで、ナ チスの略奪品を収集していることでも知られている。
かけがえのないメソポタミア美術品の国外流出は、今までサダム政権が厳しく取り締ま ってきた。だからACCPは、イラク戦争後には、古美術品の輸出規制を緩和するように 米政府に強く働きかけてきたのである。
ケンブリッジ大学の考古学者、カイムストン教授は、「イラクの古美術品規制法は、歴 史的財産を今日まで守ってきた。もしアメリカの古美術商たちがそれらに手を出せば、途 方もなく馬鹿げた結果を招くだろう」と警告している。
http://www.sundayherald.com/32895
★石油のための戦争ではない?
病院から国立博物館まで略奪され尽くしたバグダッドで、米軍戦車と何百人という米兵 に守られて、無傷に残っているビルが二つだけある。それは、石油省ビルと内務省ビル だ。
なぜ内務省ビル?もちろんそれは、中に膨大な機密情報が蓄えられているからである。 石油省ビルは説明するまでもないだろう。イラクの最も価値ある財産、油田についての資 料の宝庫だからだ。それらを、米石油会社に引きわたすまでは、略奪者たちから守らなく てはいけなかったのだ。
http://www.wsws.org/articles/2003/apr2003/iraq-a15_prn.shtml
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【誰が言えるだろう?】
届いたメールを読んで、朝から泣いてしまった。 職場だというのに。 これを読んで、一体誰が彼らに、 「イラクが『民主的な』国になるためには、仕方ないことなんだよ。」 と言えるだろうか。 この国は、湾岸戦争以前は豊かさで世界20カ国にはいる国だった。 それが今では、最低20カ国に成り下がった。 フセインが湾岸戦争をはじめたから、と理由をつけることは簡単だけれど、 そのフセインに莫大な力をつけさせたのはアメリカであることを 忘れてはならない。 自分たち(アメリカ)がまいた種を刈るには、 あまりにもイラク側の被害が大きすぎる。 人は自分がした事はすぐに忘れてしまうが、 された方はそれを水に流す事はできないものだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★墓穴を掘るナースたち キャシー・ブリーン(4月13日)
昨日、今日と、略奪でめちゃくちゃになっている市内を廻ってみた。焼けただれた 車があちこちにちらばり、いくつかのビルはまだ燃え続けていた。道ばたでは、銃が なんと3ドル(約360円)の安さで買えるのだ。
パトカーや救急車までが盗まれてしまい、病院も略奪のせいで、ほとんど機能して いない。怪我人やひん死の病人たちでさえも、玄関払いをくらっている。道ばたに5 人の死体が転がっているのを見たと、知人は言った。
アル・モンスール小児科病院の前庭では、看護婦が墓穴を掘っている。看護婦たち には、子供たちの死体を墓場まで運んでいく手だてがないのだ。
バグダッド・バレー音楽学校もまた略奪された。教師は米兵に学校を守ってくれと 何度も陳情に行ったが、米兵は聞く耳を持たず、結局、銃を手にした群衆がすべてを 奪い去っていった。
荒れ果てた教室を歩いていたとき、廊下の向こうからピアノの音が聞こえてきた。 重すぎて運べなかったのだろうか、傷ついたピアノの前で、音楽教師のマジードが立 ったまま、呆然としてつま弾いていた。
私が壊れた椅子を見つけて差し出すと、マジードは黙って座り、魂を震わせるよう な悲嘆のメロディーを弾き始めた。そして彼は、いつまでもいつまでも、深い嘆きの 調べを弾き続けた。
宿舎に帰る途中、友人のアマルの家の前を通った。部屋という部屋が美しい芸術品 だったこの家は、爆撃で見るも無惨に穴だらけになってしまった。アマルと共に、何 度楽しい時間をこの家ですごしたことだろう。この1月には、私の誕生日をこの家で 祝ってくれたのに・・・
なぜこんなひどいことが起こったのか、どうしてこんな悲劇が起きえたのか?私た ちには分からない。このやさしくて、面倒見が良くて、誇り高いバグダッドの人たち が、どうしてここまで無惨に引き裂かれなくてはならなかったのかと・・・。
★もう踊れないの? キャシー・ケリー(4月15日)
今日、アル・キンジー病院にジャミラ・アッバスを訪ねていった。ジャミラの12 歳の甥、アリ・イスマエルは、爆撃で両腕を失い、身体中火傷をして病室に寝込んで いる。
今日、アリが目を覚まし、泣きながらジャミラに聞いたそうだ。「ボクはこんな体 のままで、ずうっと生きていかなくちゃあならないの?」と。
ジャミラは今となってはアリの一番近い家族になってしまった。だから彼女がアリ に、「おまえのお父さんもお母さんも、兄さんも姉さんも、みんなあの爆撃で死んだ んだよ」と伝えなくてはいけないのだ。
担当医のドクター・ハミードは、「アリが快復する見通しは、明るいとはいえな い。敗血症で身体中が感染しはじめているからね。もう手の施しようもないだろう」 と教えてくれた。
すでに25年間、戦争状態の中で治療を続けてきたというドクター・ハミードは、 別れる前にこう言った。
「湾岸戦争の時には、それこそ多くの人々が死んだよ。私にとっては異常な悲惨さが もう日常になってしまっていてね。苦しみが心の底まで染みついてしまった。だか ら、もしあなたが今、私をアメリカに連れていってダンスパーティーに招待してくれ ても、私には断ることしかできない」
ブッシュ大統領は、イラクの人々が踊りと花で米兵を歓迎すると、本気で思ってい るらしいが、実際のバグダッドではその反対のことが起こっている。もしこの現実を 歌にするなら、私はアイルランドのフォークソング、「ジョニーはどこにいった」を 歌うだろう。
この歌は、戦争で腕と足と目を失ったジョニーを抱きかかえ、嘆き悲しむ妻の気持 ちを歌ったものだ。
いつも走っていたあなたの足はどこへいったの? あなたはもう、踊れなくなってしまったの? 腕もないの?足もないの? お椀を前において、物乞いをするしかないの?
(抄訳・パンタ笛吹・TUP)
アルジャジーラアラビア語版の漫画が好きでよく見ている。 今掲載されているものは下記 http://www.aljazeera.net/Cartoons/index.asp?cu_NO=1&Temp_id=197
一目で正統派ユダヤ教徒とわかる男性が 左手に紙をもち、右手で巨大なブリキ人形のねじを 笑いながら巻いている。 画面が全体を写すと、 ユダヤ人男性は「イラク」と書かれた石油のドラム缶の上に立っていて、 人形はカウボーイの姿をし、煙の出ている拳銃を持ったブッシュ。 その拳銃の方向を示すように、 「シリア」という座標が見える。 笑えないっつの。
その前の日のマンガでは、 引き落とされたフセインの銅像のかわりに 台座に立つブッシュ、 米英に指差すのは ・シリア ・イラン ・北朝鮮 だーかーらー、笑えないっつーの!!
911が起こった時、私は北風と太陽の話を思い出していた。 今も、それをいつも考えている。 力で無理やりにコートを脱がそうとしても、 人は脱がされまいと抵抗をする。 少なくとも、イラクの民主化が成功するかどうか、 それすらわかっていないこの時期に、 「イラクで何が起こったか見ただろう?」 と上記三国に警告するのは、 やくざな脅しにしか聞こえない。 それ以上に、全く持って「民主主義」とは 相容れない国々をアメリカが友好国として扱っていることを見れば、 こんな「民主主義」標榜などちゃんちゃらおかしいが、 それでもまだ、アメリカの行動はどこまでも公正明大と 信じている人がいるんだろうか。 思ってるんだろうなー、実際、かなりの数の人が・・・。 それもまた、笑えない。
2003年04月15日(火) |
飢(かつ)えるように |
英語の勉強のために昨年秋口からずっと、 読む本のほとんどが英語の(簡単な)本だった。 それはそれなりにおもしろいのだけれど、 ここに来てさすがに普通の本が読みたくなり、 読み始めたら最後、飢えたように次々と 手当たり次第に興味のある本を読んでいる。
「本と仲間たち」というニューヨークにあった本屋さん。 慈愛の女神のような、クラウディアという名のロシア人女性。 海馬という脳の一部分。 江戸の人々の心意気。 ジョージア・オキーフそのもののような、2軒の土壁の家。 須賀さんからの、最後の贈り物。 そして、岡倉天心の茶。
私はだらだら働くのが好きじゃない。 働く時は働く、でもお休みの時は休む。
一般企業で働いていた時は、 お休みの日の出勤は届出をしないとだめだった。 友人に聞いた所、やはりセキュリティの問題で、 私が一般企業で働いていた時よりも、 そういった部分はシビアになっている会社の方が 多いらしい。
でも、なんだか今の私の働いている所の人は、 とにかくダラダラ働くのが好きみたいで、 土曜日でも、なんだかよくわからないが、 いつもいつも、出勤してきている人がいる。 もし誰ががいない方が仕事がはかどるとか、 平日の仕事の割り当てで出来ないことがあるのなら、 それは仕事の担当とか、仕事の配分とかを、 職場的に見直すべきことではないかと思う。 なぜなら、常に同じ人ばかりが いっつも休日サービス出社しているのだから。
でも、こう言うことを言っても、 むしろ私の方が「変なやつ」って思われてしまう。 休日に仕事をする方がえらい、それがいい社員、 みたいに思っているわけじゃないだろうか、 それにしても、休日までだらだら仕事をする人のせいで、 休日にこっちの仕事を増やされるのは勘弁して欲しい。 そう思う私がわがままなのだろうか。 でも、だらだらは、イヤなのだ。
私は個人的に、宗教と言う宗教に対して、 どちらかと言うと否定的な見方をしている。 イスラムについても、自分自身で色々な本を探る前は、 いい印象など持っているはずはなかった。 でも、自分なりに探るうちに、 一般的に言われているほど、 イスラムが狂信的でも戦闘的でもないこと、 パレスチナ問題にしても、 普通に言われているように「宗教対立」では元々なかったこと、 などを知るようになった。
確かにイスラムと彼らの生活は深く結びついているため、 彼らの国が落ち着かないのはイスラムのせいだ、 とする風潮が今の時流なのだろうが、 私はそれだけが原因ではないと思っている。 視点というか・・・。 価値観と言うか。 西洋は進んでいる、だからその価値観が正しい、 そういう視点で私たちはほとんどの問題を見ている気がする。 でも、その画一化した視点では、 地球の全ての地域をカバーすることが出来ない。
住んでいたこともあるし、 普通の日本の人たちよりも、 イスラム・アラブ諸国の内政の問題を把握していると思う。 彼らのメンタリティの問題点も。 実際、そんなんだから発展しないんだ!と青筋立てることも多い。 それでもなお、だから彼らが全ての問題の原因、 とは全く思わない。
子供のけんかではないので、 問題の始まりは複雑で、 どちらが悪いとか良いとか、 アメリカが言うほど二元論ではない。 複雑かつ多岐、 彼ら自身それらを認識すら出来ないほどの。
あっさり、バクダッド陥落。 腑に落ちない点もあるものの(実際アラブ在住の友人は アメリカとフセインの間に裏取引があったのでは、と言っているくらいだ)、 泥沼の市街戦とならず、市民に多数の死傷者が出なかったのは、 不幸中の幸いと言えるかもしれない。
人々が倒されるフセインの銅像に喜んでいる姿が、 繰り返し放送されている。 それは真実の喜びであるだろう。 確かに虐げられていた人々はたくさんいたのだから。 が、だからと言って楽観的に これで平和が訪れる、テロの危険性が少なくなる、 とは私は全く思えない。 日本人から見ると、過剰に反応していると思われる アラブ人たちの怯えを、私はうっすらと理解しているからだ。
彼らは、思っている。 イラクが終わった。 それでアメリカは満足するか? いいや、そんなはずはない。 次は、イラン、そしてシリア、そしてサウジだって・・・。 全ての国がイラクのように攻撃される可能性があると、 彼らは信じている。 そしてそれを誇大妄想と一笑することはできない。 なぜなら、中東にはアメリカの価値観とは 全く違う価値観が存在しているからだ。 アメリカのグローバルスタンダードは、 その価値観の違いを許さない。
アラブ諸国の国民は自国の政治体制に満足しているわけではない。 かえたいと思う気持ちを持っている。 現政権がたおされた時、きっと彼らの多数も喜ぶだろう。 イラクの国民のように。 しかし、彼らが望む国家、 それはイコールアメリカが望むグローバルスタンダードな 国家とは、必ずしも一致しないし、 もしかするとアメリカが最も望まない形(イスラム指導型国家)に なる可能性もある。 だからこそ、彼らは怯えるのだ。 力で、無理やりに自分たちの国を変えられてしまうことを。
イラクを3分割するという案もあるらしい。 本当の正念場が、これから始まる。
劣化ウランは安全なんだそうだ。 大使館のホームページにそう書いてあった。 きっとそれを心の底から信じて、 安心できる人もいるんだろう。
でも私は疑り深いので、 全然安心できない。 それに枯葉剤という前例もある。 あれも危険性なんて使ってみて とんでもないことになって、 ようやく渋々危険であることが認識されたのだ。
経験から学んでいる? それも全然期待していない、私の場合。
なので、お偉いさんたちにはぜひ、 ピクニックに行ってバーベキューをしてもらいたい。 劣化ウランが使われた所(砂漠)にでも行って、 劣化ウランが貫通した装甲車の残りの鉄板でも使って、 バーベキューをしてみて欲しい。 そしてきちんと食べること。 そこまでしたら、「安全」だって信じてもいい。
ウランは、ウランだ。 平和的にエネルギーとして利用しても、 1つ間違えば重大な危険を持っている。 それを武器として使う時、 安全性など考えるのだろうか? だって武器って、武器でしょう? 人を殺すためのもの。
今週は脳についての本を読んでいた。 成長しきってしまったら、 脳は衰えていくばかり・・・かと思っていたら、 どうやら違うらしい。 もちろん、苦手分野になっていくものもあるが、 経験を豊かな発展に変えていく力は 30歳を過ぎてからだそうだ。 成長過程の脳というのは、記憶を記録する方向に のびているけれど、 30歳を過ぎると、いままで記録した記憶を、 思いもかけなかった方向に伸ばすことが出来るらしい。 だから、若い時にした一見何のつながりもないような経験も、 新しい物につなげて、生かしていけるようになるという。
可愛い子には旅をさせろ、 若い時には好奇心で色んなことを経験してみる。 昔からよく言われていることが最近になって、 科学的に実証されるようになってきたのは 面白いことだ。 果報は寝て待て。 脳は決して疲れない。 疲れているとしたらそれは目で、 脳は私たちの自我が寝ている間もずっと情報を処理しつづけている。 だから一般人は最低でも6時間以上眠った方がいい。 昨日まで解決方法が見つからなかったことも、 寝ている間の無意識の脳のシュミレーションで、 朝起きたらいい案がぽっかり浮ぶことも かなり多いそうだ。
いつも新鮮な視線をもち続けること。 切り口を変えてみること。 楽しい人生を想像すること。 つまらないこともやってみると 楽しくなってくる。 はじめないと、この脳の部分は刺激されないので、 とにかくやってみる。 自分の脳はすごく固定観念に支配されていることも忘れないように。 いま見ているそれは、本当の姿じゃないかもしれない。
ワクワクする、脳のオハナシ。 私の海馬もどんどん、成長させていきたい。 海馬の細胞に電気が流れるのを、想像してみた。
いいこともある、 まじめにこつこつ働いていれば。 って、それは実は働いているものの 当然の権利だったりして・・・、 やれやれ、しょうがないなー。 今年一年、地道に働いてやるよ! っと内心でかい態度で(笑)。
この日記とかを見ると、 私はばりばりの反米で、アメリカなんて大嫌い〜、 全てが嫌い!と思っていると思っている人も多そうだ。 アメリカという国が好きか嫌いか、 と問われたら、はっきりいって 「好きになれない。」と答える。 けれどそれはイコールアメリカ人が嫌いとか、 アメリカの何から何までを否定しているということは 意味していない。
現在、私が受け持っているクラスの1つは、 完全アメリカ人クラスで、 良い人たちであると思っているし、 明るく、健全で普通の人々で、 真面目に家族を大事にして暮らしている。 私は実際、クラスの学生である彼らのことは好きである。 彼らとはイラクのことについて話をしたことはない。 基本的にまだ初級クラスで討論の場など授業にないし、 またクラス授業にはあまり政治的な話は しない方がいいという鉄則もある。 ただもし、彼らにイラク攻撃の是非を問われ、 どうして反対なのか問われたら、 私はこう答えると思う。
ひとつには一般的なアメリカ人(や日本人)よりも、 私はアラブの人たちのメンタリティーや、 反米感情について知っているし、 その理由も知っているので、 攻撃の成功=民主化とは、楽天的には思えないということ。
ひとつには、例えフセインが死んだとしても、 アメリカがパレスチナ問題に対して、 もう少しパレスチナよりの対応をしない限り、 テロの理由はなくならないし、 また今度のイラク攻撃により、 テロの理由は以前よりも増えた感があること。
そして、そういったテロで犠牲になるのは、 決して政府の高官ではなく、 911に見られるように、ほとんどがその問題とは関係ない、 一般市民=あなたたちのような、であること。 問題を大きくするのはいつも政治家たちだけれど、 そのつけを命で払うのは、 いつでも、どの国でも、 政治とはほとんど関係ない人々だ。 アメリカの高官は、それもまた、 彼ら一般市民の責任だと言えるのだろうか。 悪政をしく指導者を選んだ責任を、 自分たちが払うから、仕方ないんだと言えるんだろうか。
この攻撃で、アメリカは莫大な自国利益を得るだろう。 それは石油であり、新たな武器であり、 とにかくそんなものだ。 でも、アメリカ国民(イギリスや、そして私たちも)は テロの恐怖と言うそのつけを、 いつまで払いつづけなければいけないんだろう。 それは本当に、自国の利益なんだろうか? 私はそうは思えないし、そんなつけは払いたくない。 そして私の知っている人たちにも、 そんなつけを払いつづけては欲しくないと思う。 いつも、今のように明るい笑顔でのんきに、 授業に出ていて欲しいと、心から願うのだ。
大嵐の誕生日でした。 いや、気象的に(笑)。 個人的にはなーんにも特別なことがない、 普通の日。 ま、誕生日だし・・・と思い、 彫金教室におやつ差し入れて皆で食べました。 その彫金教室も、 本日キャストに出したワックスが ブツになって戻ってきたので、 地道〜〜にひたすら磨き・・・・。 なんて地味な作業だったんだろう(笑)。
特別派手なことはない。 特別嫌なこともない。 そんな一日が本当は一番。 そんな日は実はとても貴重、 この世の中では。 だから誕生日も、 そんな日で良い。
最近のマイブーム、カダフィー大佐(国家元首なのに大佐だぜ!)、 そのリビア、自分の所だって経済封鎖受けつづけているのに、 またしてもやってくれました、イラクに大量援助。 4万キロの食料、医薬品。輸送機15機分 (最近、リビアは飛行機を飛ばせるようになったらしい、ヤレメデタイ)。
あーそれに引き換え我が日本、 とりあえず送ったもの、 日の丸入りテントって、 ほんとうーーーーですかあああああ(−−;)??? せこい、しかもダサい<あえてこの死語を使いたい。 テント送っても良いけどさ、 もっと今必要なものとかさ、 んで日の丸ってなんね? 「日本がね、送ったの、送ったの、送ったんだよ!!」 ってアピールしたいのかなあ。 アラブの情報網って意外とすごい。 そんなことをしなくても、 きちんとすることをすれば、 それはものすごい速さでアラブ諸国全てに伝わる。 日本での大きなデモも、きちんとアルジャジーラが アラブ諸国に伝えてくれて、 少しは名誉挽回できたんだよ・・・。
こっそり、しっかし、 やるんだったらやることしよう。 とにかくやることが中途半端すぎる・・・。
思いつき人生です、はい。 実際、思いつきで決めたことの方が うまく行くんですよね。 切り込み隊長おひつじ座だし、 スタートダッシュが肝心なチーターだし (占いは嫌いだけど、上記キャラは気にいっている)。
今年一年は、ちょっとおとなしくしていることにしました。 まずは単位習得と、卒論。 でもね、でもね、 来年はちょっとむぼーなタクラミ・・・。 なんか頭の中にいい感じに浮かんでおります。 その模様が(笑)。
計画は思いつき。 でも一年かけてじーーーっくり実現させよう。 作品のイメージすら、浮かんできました。
昨日は渋谷にあるかっこいいシルバーアクセサリーのお店に、 ふらふらと遊びに行ってきました。 色々お話したり、素敵なものをたくさんみたり、 新しい人とお知り合いになったり、 短いながらに充実した午後だった。
展示会にもたくさんの人が来てくれて、 その後も色々メールをもらった。
そう言う時交わす言葉や、 送られてくるメールは、 どんなものよりも 素晴らしいプレゼントだと思う。
がんばるぞ!とか、 負けるもんか!とか、 もっと素敵なものを作るぞ!とか、 色んなプラスの感情が沸き起こってくる。 閉じこもっていてはだめだなって思う。
世界は眼前に広がっているから、 右左をきょろきょろして、 新しい世界を見つけていこうと思う。 それは年や肩書やそんなものには全く左右されない、 自分自身の殻を破ること。
何がむかつくって、 ブッシュよりも最近ある意味むかつく男、 ラムズフェルド。 モアブという新兵器を説明しながら、 その悦びによだれを流さんばかりだったが、 見たくもないその顔を昨日久々に見てしまった。
イラクでの戦局が思ったようには進んでいないことに対しての インタビューだったのだが、 またしてもこいつ、結構へらへらしながら、 「まだ9日目だよ、それで結果うんぬんというのは、 ちょっと早すぎるんじゃないかい?」 などとのたまっていた。
そう9日、 それで味方陣営何人死んでる? 二桁にはなってましたな。 死んだその人たちに、そのへらへらした顔を あわせられるのかっつーの!! 自分が行って、砂漠の砂にまみれて来い! 暖かいベット、作りたての食事、清潔な服、 そんなものに囲まれて、えらそーにしてるな! (それはフセインも同じだが!)
死ぬのはいつでも、どんな国でも、 一番下の人たちなんだよ。 戦争をはじめるのはいつも、 自分が死ななくてもすむ人たち。 そんな人たちに、命を捧げる意味があるんだろうか。
|