2004年03月31日(水) |
04年CAF 五輪予選 |
Group A P W D L GF GA Pts Tunisia 6 3 3 0 8 2 12 Senegal 6 3 3 1 7 5 11 Nigeria 6 3 1 2 11 7 10 Egypt 6 0 0 6 1 13 0
Egypt 0-2 Nigeria, Tunisia 0-0 Senegal, Nigeria 1-1 Tunisia, Senegal 2-0 Egypt, Egypt 1-3 Tunisia, Senegal 4-3 Nigeria, Tunisia 2-0 Egypt, Nigeria 2-0 Senegal, Nigeria 3-0 Egypt, Senegal 0-0 Tunisia, Tunisia 2-0 Nigeria, Egypt 0-1 Senegal
Group B P W D L GF GA Pts Mali 6 4 0 2 10 5 12 Cameroon 6 3 2 1 10 4 11 Cote d'Ivoire 6 2 1 3 7 9 7 DR Congo 6 1 1 4 5 14 4 DR Congo 1-4 Cameroon, Mali 3-0 Ivory Coast, Cameroon 2-0 Mali, Ivory Coast 4-1 DR Congo, DR Congo 0-2 Mali, Ivory Coast 1-1 Cameroon, Mali 3-1 DR Congo, Cameroon 2-0 Ivory Coast, Cameroon 1-1 DR Congo, Ivory Coast 2-1 Mali, DR Congo 1-0 Ivory Coast Mali 1-0 Cameroon
Group C P W D L GF GA Pts Morocco 6 3 2 1 12 3 11 Angola 6 3 1 2 8 4 10 Ethiopia 6 2 2 2 11 4 8 Uganda 6 1 1 4 4 11 4 Uganda 1-2 Angola, Morocco 4-0 Ethiopia, Angola 0-0 Morocco, Ethiopia 1-0 Uganda, Uganda 1-1 Morocco, Ethiopia 1-0 Angola, Morocco 5-0 Uganda, Angola 4-0 Ethiopia, Angola 1-0 Uganda, Ethiopia 1-0 Morocco, Morocco 2-1 Angola, Uganda 2-1 Ethiopia
Group D P W D L GF GA Pts Ghana 6 4 1 1 7 2 13 Zambia 6 3 1 2 7 6 10 South Africa 6 2 0 4 7 7 6 Algeria 6 2 0 4 5 11 6 Algeria 1-0 Zambia, Ghana 1-0 South Africa, Zambia 0-0 Ghana, South Africa 4-1 Algeria, Algeria 1-0 Ghana, South Africa 0-1 Zambia, Ghana 2-0 Algeria, Zambia 2-1 South Africa, Zambia 4-2 Algeria, South Africa 1-2 Ghana, Algeria 0-1 South Africa, Ghana 2-0 Zambia
2004年03月30日(火) |
京都招待 府県選抜選手リスト |
注:プログラムからそのまま記載した。変更もあり実際の大会メンバーとは 異なる部分がある。
京都選抜 監督 平井幹弘 桂高校 1 GK 堀井亮宏 3年 180 73 立命館宇治 2 DF 堀俊介 2年 182 72 京都サンガ 3 DF 山口翔 3年 181 74 桂 4 DF 伊澤篤 3年 180 70 向陽 5 DF 坪内開 3年 172 60 洛北 6 DF 井平圭亮 3年 168 61 伏見工 7 DF 今崎智樹 3年 182 73 桂 8 DF 飯田洋介 2年 178 68 洛北 9 MF 中村昌人 3年 174 65 洛北 10 MF 渡辺将基 3年 183 75 桂 11 MF 足立圭司 3年 172 61 伏見工 12 GK 児玉剛 2年 183 78 京都サンガ 13 MF 水流潮 3年 180 75 向陽 14 MF 櫛田一斗 3年 167 62 桂 15 MF 神田哲也 3年 171 63 京都サンガ 16 MF 武岡優斗 3年 180 65 大谷 17 FW 松田直樹 3年 177 68 京都サンガ 18 FW 足立達哉 3年 182 75 大谷 19 FW 丹谷和畿 3年 176 67 久御山 20 FW 大江勇詞 3年 173 60 洛北
大阪選抜 監督 野村稿祥 成美高校 1 GK 東良太 3年 182 74 G大阪 2 GK 横山勇紀 3年 186 71 C大阪 3 DF 久野修平 3年 185 72 関大一 4 DF 樽井亮祐 3年 171 62 関大一 5 DF 佐藤祐起 3年 175 67 G大阪 6 DF 森山正一 3年 172 65 G大阪 7 DF 山口敦也 3年 171 65 近大附 8 DF 金正訓 3年 179 72 G大阪 9 DF 伊藤博幹 2年 181 74 G大阪 10 MF 田所諒 3年 173 64 C大阪 11 MF 與貴行 3年 170 64 G大阪 12 MF 中浜雅之 3年 173 60 C大阪 13 MF 松岡康暢 3年 168 60 G大阪 14 MF 入江崇夫 3年 170 62 近大附 15 MF 安田理大 2年 170 63 G大阪 16 FW 渡辺学 3年 169 62 G大阪 17 FW 出口司 3年 179 74 G大阪 18 FW 森勇貴 3年 176 71 G大阪
兵庫選抜 監督 笠原弘樹 龍野高校 1 GK 石神賢治 3年 175 65 神戸国際大附 2 DF 西口誉人 3年 180 70 長田 3 DF 吉村友弥 3年 180 65 明石南 4 DF 青戸謙典 3年 180 60 V神戸 5 DF 西村悠太郎3年 180 70 三田学園 6 MF 関孝章 3年 170 60 神戸弘陵 7 MF 角田徹 3年 178 65 市尼 8 MF 宮城雅史 3年 168 60 市尼 9 MF 大庭義史 3年 175 65 明石南 10 FW 八田祥治 3年 170 60 明石南 11 FW 箱根正斉 3年 170 60 関学 12 GK 酒井崇弘 3年 180 65 篠山産業 13 DF 増田清一 2年 175 65 V神戸 14 DF 曽田雅之 3年 175 70 市尼 15 DF 臼井貴昭 3年 175 65 神戸国際大附 16 DF 卜部誉 3年 170 65 明石南 17 MF 木村雄 3年 165 63 V神戸 18 MF 石本哲也 3年 165 60 県西宮 19 FW 上野智也 3年 180 70 神戸国際大附 20 DF 中岡裕 3年 175 65 神戸弘陵
和歌山選抜 監督 坂本尚平 和歌山工 1 GK 辰巳正矩 3年 174 60 初橋 2 DF 山道雅大 3年 174 64 初橋 3 DF 中善崇 3年 173 60 初橋 4 MF 船津卓也 3年 180 70 初橋 5 DF 中野祐太 3年 181 64 近大和歌山 6 DF 桂木啓斗 3年 175 73 近大和歌山 7 MF 沖太賀 3年 177 72 近大和歌山 8 MF 山田祐也 3年 173 63 近大和歌山 9 MF 吉田純人 3年 175 64 近大和歌山 10 DF 北岡宏基 2年 175 65 和歌山北 11 MF 大島淳 3年 176 70 和歌山北 12 GK 道畑俊輔 3年 182 78 田辺商 13 FW 西本賢治 3年 176 63 和歌山北 14 MF 新原良太 2年 167 58 和歌山北 15 MF 下岡史人 2年 170 60 和歌山北 16 FW 西田典史 3年 171 72 橋本 17 DF 川崎司 3年 176 68 和歌山工 18 MF 加納淳 3年 170 60 粉河 19 MF 高橋亮太 3年 170 60 和歌山工 20 FW 片山允佑 3年 175 62 向陽
京都選抜は確認できた範囲では背番号と選手名が一致、兵庫も7割がた合っている。大阪は無茶苦茶、和歌山もおそらくかなり違う。京都と兵庫はなるべく多くのチームの選手にこの大会を経験させておこうという意図があるのだろう。滝二勢はサニックス杯優先。対照的に大阪はG大阪ばかり。面倒なので新潟選抜は載せない。GK4人中アルビレックスが3人いるなど、ユース勢が優勢になってきた。
ところで大阪朝鮮高在学の金正訓が大阪選抜に選考されているが、朝高は教育法の一条校ではないので国体出場資格はないはず。新年度から向陽台高などの一条校に転入するということなのか。案外マジボケかもしれない。
●京都招待 グループA 京都選抜1−0東福岡 八千代2−1各務原 銀河学院1−2東福岡 京都選抜3−0各務原 銀河学院0−3八千代 京都選抜1−0銀河学院 八千代1−3東福岡 銀河学院0−4各務原 京都選抜4−1八千代 各務原1−2東福岡
1位京都選抜 2位ヒガシ 3位八千代 4位各務原 5位銀河学院
グループB 洛北1−1FCみやぎ 尽誠学園0−4和歌山選抜 丸岡0−1みやぎ 洛北1−3尽誠学園 丸岡0−1和歌山選抜 尽誠学園0−2丸岡 洛北1−0和歌山選抜 FCみやぎ2−1尽誠学園 丸岡0−1洛北 FCみやぎ2−0和歌山選抜
1位FCみやぎ 2位洛北 3位和歌山 4位丸岡 5位尽誠学園
グループC 城陽5−1新潟選抜 兵庫選抜4−1松蔭 新潟選抜1−1保善 城陽5−0松蔭 保善1−2兵庫選抜 城陽0−0保善 兵庫選抜3−1新潟選抜 保善1−0松蔭 城陽3−2兵庫選抜 新潟選抜0−1松蔭
1位城陽 2位兵庫選抜 3位保善 4位松蔭 5位新潟選抜
グループD 洛東1−0大阪選抜 長生3−1京都サンガ 水橋1−1大阪選抜 洛東2−4長生 京都サンガ2−0水橋 大阪選抜2−1長生 洛東0−2水橋 京都サンガ3−2大阪選抜 水橋1−1長生 洛東0−2京都サンガ
1位京都サンガ 2位長生 3位水橋 4位大阪選抜 5位洛東
準決勝 京都選抜0−0(PK)FCみやぎ 京都サンガ1−0城陽 決勝 京都選抜1−1(PK)京都サンガ
ベストGK河原博文(京都サンガ)ベストDF山口翔(京都府選抜・桂所属)ベストMF北川裕輔(城陽高)ベストFW松田直樹(京都府選抜・京都サンガ所属)フェアプレー賞FCみやぎユース
最終日のみ観戦。疲れもあってレベルは全体的に低調だった。京都選抜・兵庫選抜・FCみやぎ・京都サンガあたりが大会トップクラスか。毎年オールスター型の選手選考で個人こそ魅力的だがチームとしては意思がバラバラな兵庫は今年のチームは意外とまとまっている。滝二勢など主力と思われる選手は外れていたが、近畿国体が楽しみになってきた。
2004年03月28日(日) |
京都招待(雑感のみ) |
決勝は京都選抜−京都サンガ。PK戦となり先輩GK河原(サンガ)が 京都選抜GK児玉(サンガ所属)に事前に脅し!?を掛けたのが効を奏した か(笑)児玉がサンガのキックをセーブすることはなかった。というか 止めようのないコースばかり。ただし枠を外れたものが2本あり、京都選抜 が優勝した。
他のゲームは得意の2・3試合同時観戦。なかなか面白いチームもあった。
2004年03月26日(金) |
アーセナル・レディースがリザーブリーグカップ制覇 |
武蔵丘短大出身の石田が所属するアーセナルが3月7日のリザーブリーグカップ決勝でバーミンガム・シティを5−1で破り優勝した。石田も出場またはベンチ入りしている。
イングランドでは男子同様女子もリザーブリーグが行なわれており、アーセナルは南地区で今期は首位を独走している。ちなみにトップはプレミアリーグで現在3位。
アーセナル・レディースはU−10、U−12、U−14、U−16の4つのユース・チームと最近整備された16〜19歳を対象としたアカデミーを保有する世界最高規模のクラブで、近い将来プレミアのみならずUEFA女子杯をも席巻することが予想される。
2004年03月21日(日) |
大垣フェスティバル 第2日 |
朝も早くからいわゆる高校フェスティバルの中でも特に重要な大会の一つ、大垣フェスティバルに出かける。18歳のナウなヤングゆえ青春18切符使用。(エイプリルフール)朝の高槻は霧に包まれ視界が200m程度にまで落ちてしまっている。そのため米原行きの快速も徐行運転。どうせ山崎を過ぎれば晴れるだろうと思っていたら島本あたりで晴れた。この辺りの霧の発生源は山崎と決まっておりなんか意外だ。先々週の中日本のように滋賀県内いっぱいまでは雪で視界が極端に悪く新幹線はずっと徐行運転でゲームに遅刻、なんて不運は繰り返されなかった。
赤坂スポーツ公園、杭瀬川スポーツ公園はサッカーコートが2面取れる。午前は赤坂へ。第1試合の前半は京都−丸岡を観戦。全体的に声が出る京都に対し丸岡は声が少なくそれも特定選手ばかり。他の選手は流れの中では出ずにゲームが止まった時だけ声が出る。まあ地方のチームは大抵こんなものである。丸岡ほどの名門であってもシャイな地域性を改善するのは難しい。京都が一方的にゲームを支配し決定機の山を築くが決定力不足や荒れた芝でボールが弾んだりしてなかなか決まらない。エース松田の日ではなかったか。それでも1点奪い前半終了。
後半は市船−奈良育英を観戦。といっても対戦チームを特に意識せず、青組−白組のゲームくらいに思いながら観戦する。双方イマイチ。市船が押し気味でゲームは進む。市船がペナ内ギリギリで倒されPKを獲得。フェスティバルなのだからギリギリはPKではなくFKにしてくれ、とワガママなことを思った。これを決めて市船先制。さらにもう1点入りきっちり勝利。
第2試合は同じコートで岐阜工−築陽学園を観戦する。築陽は今大会初出場。久保を筆頭に何人もJリーガーを輩出していながら全国に出てこない「幻の強豪」として有名で、冬の選手権でいきなり準優勝してしまった。新チームもなかなか魅力的な攻撃サッカーを展開する。ボランチのアビル(漢字を忘れた。思い出せばあとで訂正する)が実用的なプレーで攻守に効いており、攻撃的なレフティー久光はトリッキーなプレーを連発。トラップにしろキックにしろ普通にはプレーしないのだが、観ていてとても楽しい。勝手に「左桑原」と命名する。CF志田も身体能力が高い。勝手に「久保」と命名してプレーを楽しむ。前半のみ観戦するはずが、そのまま最後まで観てしまった。あまりに攻撃的過ぎてしばしば2バックとなり岐阜工の鋭いカウンターを浴びて失点。スタイルからするとなかなか全国に出るのは難しいとは思う。それだけにこの大会で観れて良かった。
杭瀬川には近鉄で移動する予定だったが某さんに車で送っていただいた。ありがとうございました。
午後の第3試合は2つのコートの真ん中で前橋商−国見、横浜FM−守山北を同時観戦。どういうわけか得点シーンのほとんどを見逃してしまう。ゲームは完全に国見・横浜FMペース。特に横浜FMは次々に得点し圧勝。守山北は声が出ず、出場選手をまるで確認できない。前橋商はそう悪いチームではなかったが球際で負けてしまい苦戦。ボーツテクニックを活かせなかった。
第4試合は金光大阪−大垣工、中京大中京−愛媛FCを観戦。金光は入学前の中学生を使ってきた。地元でこの大会を運営する大垣工も頑張っていたが金光が一枚上でゲームを優位に進める。もう一方のゲームはチームの完成度に優る中京大中京がペースを握る。FW北森の高さを活かした早いサッカー。愛媛FCは個人がバラバラというか、あえてチーム作りを遅らせている印象を受けた。個々の能力は高く、中京の攻撃によく対処。個人能力では一枚上だと思う。それでも組織力の差を埋めるには到らず。中京と金光が勝利を収めた。
いつも思うのだが、大垣工サッカー部ご父兄その他の皆様による大会運営、ホスピタリティ精神豊かな姿勢は尊いことだと思う。コーヒーやお菓子を 頂いたからこんなことを思うわけではない、つもり。この種の大会にボランティアは不可欠。私もごくたまにボランティアをする時には責任感と積極性 だけはしっかり持とうと意識しているのだが、精神面はまだまだ。大垣工 の足元にも及ばない。
帰りは交通の便が悪い。1時間に1本の近鉄にはギリギリ間に合わないし、同じく1時間に1本のバスも30分待ち。大垣駅まで歩くことにする。が面白いチームを観ることができたので疲労感はなかった。まあ楽しい一日だった。
2004年03月15日(月) |
先週の結果 サッカーと無関係な雑文も |
●大阪社会人選手権 決勝 阪南大クラブ4−1松下電工
阪南大クラブは2連覇。この結果天皇杯大阪大会出場一番乗りが決まった。
●ナイキカップ関西大会 決勝 京都3−1フレスカ三田
この結果京都が全国行きを決めた。
以下はサッカーと無関係。公開することもないのだが興奮を鎮めるつもりで置いておこう。 (後日注:半ば寝ぼけていたため数字のミスが多い。小惑星の仮符号が間違ってなかったのはむしろ奇跡だ。ミスはそのままさらし、後ろに注釈をつけた)
NASAによるれば太陽系第10惑星をカリフォルニア工科大学の研究グループが2002年秋に発見し本日午後(日本時間16日未明)に発表するという。本当かいな?という疑問と、これほどまでに発表に慎重なのだからもしかしたら・・・・・・と言う気持ちが交錯する。
ニュートンの万有引力の法則の発見により全ての天体の運動が近似的に計算可能となり、それを基にまず天王星が発見され、ついで計算結果を基に探索した結果海王星が偶然発見された。しかし天体運動の測定結果が計算と合わないことから、さらに未知なる天体の存在を予想する人々もおり、その中の一人トンボー(*1)が冥王星を偶然発見。
冥王星はあまりにも小さく、計算に合わないため、更なる探索が続けられた。トンボーはさらにほぼ全天を探索し、海王星程度の天体であれば約300天文単位、つまり冥王星の7倍程度の距離まで検出できたはずだったものの、惑星らしきものは何も見出すことはなかった。冥王星程度の天体でさえも60天文単位程度(*2)までなら検出できるはずだった。
やがてボイジャーによる正確な外惑星の軌道・質量測定が行なわれ、天体運動と計算が一致していることが確認された。未知の惑星は当時の低い測定精度による幻想であって天王星・海王星の軌道の乱れなど、最初から存在しなかったのだ。
1990年代に入ると、エッジワース・カイパーベルト天体と呼ばれる小惑星帯の属する天体が冥王星軌道近辺に次々と発見された。冥王星も専門家の間ではもはや「惑星」扱いされておらず、この小惑星帯に属する天体と見なされている。少し前の学会では惑星から小惑星に格下げされるのでは?という話題も起こった。小惑星番号10000が進呈されるという具体的な尾ひれまでついて。
もはや第10惑星の存在を真面目に受け止める専門家はまずいないはずだ。エッジワース・カイパーベルト天体の存在こそが、近辺に大きな天体が存在しないことを証明している。冥王星(直径約2320km)、衛星カロン(1270km)のほか、2000 WR106・小惑星番号20000ヴァルナ(900km)、2001 KX76、2002 LM60・小惑星番号500000(*3)クワイアー?クアーオアー?Quaoar(1300km)と次々に超巨大小惑星が発見され、いずれ冥王星よりも巨大なものも出てくるかもしれない。しかし「惑星」より大きいのに「小惑星」なんておかしい、などと言い出すバカな専門家はまずいないだろう。大きな天体の命名は西洋系神話に基づく伝統を破り、アメリカインディアンの伝承からQuaoarと命名した自己顕示欲の強い某アメリカ人でさえも無理を押し通すことは出来ないだろう。例えアメリカのマスコミがどんなに騒いでも、ブッシュが米軍を派遣しようと(何処に?)つまらない発見に学問上の栄誉が与えられることはないのだ。
ではエッジワース・カイパーベルトのはるか遠方に惑星はないのか?火星のはるか遠方に木星が存在するように。と、この問いについて現状の知識で答えることは出来ない。惑星の材料物質の有無が分からないのだから。ただし海王星ほどの巨大惑星はもちろん、その半分ほどのものも存在するとは理論的には考えにくいようである。また前述のトンボーの全天探索もある。冥王星の倍程度のものならば発見できまい。というわけで私としてはこれっぽっちも第10惑星の存在・発見など信じていなかったのである。
とはいえひっかかるものもある。エッジワース・カイパーベルト天体2000 CR105は推測される直径約400km、軌道長半径が228.4天文単位ながらその近日点は約44天文単位という極端な楕円軌道を持つ。このような軌道が自然発生するはずはなく、海王星の重力によって乱されたのであれば、近日点は海王星軌道(約30天文単位)の内側でなければならない。この謎は私の生きている間には解けないだろうと思う。ある仮説によると太陽から100天文単位くらい離れたところに火星程度の大きさをもつ未発見の惑星があれば、その重力による摂動を受けて2000 CR105が今のような軌道を持つことが説明できるそうだが、実際に発見できるとも思えない。(*4)ハッブル宇宙望遠鏡ならばこの程度の星なら捉えることも可能だが、地上の望遠鏡で発見されない限りハッブルをそのような目的に使用するはずもないのだ。
で、NASAが発表するという「惑星」セドナ(イヌイット神話から!つくづくアメリカ人は困ったちゃんが多い)は太陽から約70天文単位の軌道を持つという。仮説上の惑星よりも近い。2000 CR105を228.4天文単位の彼方にまで飛ばすことが可能なのか、仮に仮想上の惑星よりも質量が大きいのであれば、なぜトンボーや他の観測に掛からなかったのか。おそらく冥王星より多少大きい程度のショボイ天体を自己顕示欲に駆られたNASAが「世紀の大発見」ということにして「第10惑星」をアメリカ人が発見したという名誉をものにしたいのだろう、と思ってはいるのだが。(*5)
期待と興奮を鎮めるべく雑文を書いてしまった。文中アメリカ人を何回かこき下ろしているのだが、こと天文に関する限り軽蔑に値する行動をとる人が多い気がするので。これは私だけの意見ではない。別にアメリカ人一般だとか、アメリカ的な自己顕示欲の強さ自体が嫌いなわけではないのだが。
まあ全ては今晩深夜にも明らかになることだ。楽しみにして待つとしよう。
(23時40分追加) CNNによると「惑星」の直径は約2000kmで冥王星以下である。畑違いとはいえ、学問に関わるものの端くれとして声を大にして叫びたい気分だ。
お前ら科学者として恥を知れ!
(16日23時20分追加) 幸い発見者自信が「惑星」とはいえないと主張している。CNNなど不勉強 なマスコミが騒いでいただけのようだ。セドナという命名に関するモラル はともかく科学者としての恥は知っていたようでほっとした。とはいえ加工科大グループに関しては不満が多い。
新天体自体は確かに驚くべきものであった。近日点でも70天文単位、遠日点では太陽から900天文単位の彼方まで離れ、2000 CR105を抜いて太陽系最遠の天体となった。明るさから推測される直径約1700km、当然直径約400kmと推測される2000 CR105よりもはるかに巨大な質量を持つ。 巨大な天体が極度の楕円軌道を持つ。太陽系外の影響を受けたものがたまたま黄道近辺の軌道を持っている、という可能性を無視すれば太陽系最深部に真の第10惑星の存在を想像させる。(*6)まあ私が生きている間に発見することは出来ないとは思うが。
*1 トンボーを「未知なる天体の存在を予想する人々」の中にいれるのは やや乱暴。未知の惑星探索のために雇われた当時トンボーはアマチュア天文家だった。 *2 ただし60天文距離に冥王星を仮に置いても「冥王星程度の天体」とはならない。冥王星はカイパーベルト天体としては異様に明るい。これは太陽に接近する際に表面が解けて新鮮な氷が露出するためだ。60天文単位を円軌道で公転するならば表面が黒くすすけて光の反射率は下がる。 *3 もちろん50000の誤り *4 最近の技術の進歩によりこの程度の惑星ならまず間違いなく発見できるそうだ。 *5 「第10惑星発見」と伝えたのはCNN日本版のみ。本家CNNは そのような報道はしてなかった。 *6 発見者は太陽系外からの影響を主張している。
2004年03月13日(土) |
ナイキカップ関西大会 第1日 |
この大会は25分ハーフ。出場6チームを3チームずつ2グループに分けてリーグ戦を行い、首位同士が決勝を戦い、勝者が全国大会へ進む。
ナイキカップ関西大会 グループリーグ セレッソ大阪−京都サンガ 3月13日(土)万博人工芝 9時30分 晴 並風
C大阪 京都 −−−−辻−−福本−−− −−−九番−−高山−−− 丸橋−−−−−−−−金井 −−−−−市川−−−−− −−−山口−−高橋−−− 澤田−−−福原−−−伊藤 吉田−−畑−−中東−能登 山田−西川−−松永−二番 −−−−−大和−−−−− −−−−−寺石−−−−−
名前は不確実。京都のFW9番、RB2番の名前ははっきり聞き取れず確証が持てないので背番号のまま。
C大阪の中盤はボックス型で繋ぐ意識が高い。FW辻君がU−12NTC、山口君はU−14日本選抜。京都はダイアモンド型の中盤でタテに速い攻めが持ち味。寺石君、伊藤君、山田君、高山君、澤田君がNTC経験者。
前半は風上の京都がどんどんタテパスに快速2トップを走らせる。C大阪CB陣はまだ1年生の大会だけにカバーが甘く京都がチャンスを作る。しかしC大阪もギリギリでの1対1には強く、失点は許さない。レフティー市川君の鋭いドリブルからのスルーパス、同じくレフティー澤田君の正確な左足クロスやダイレクトパス、伊藤君の突破力、とにかくクレバーな福原君と京都は実に個性的。DFも高い西川君と快速松永君のCBは固い。エース格の高山君は身体能力を活かした豪快なプレーを見せる。C大阪も正確にボールを捌く山口君を中心にボール支配率を高めて弾丸クロスとFKがいい丸橋君、突破力のある金井君の両サイドを活かすサッカーを狙う。16分、カウンターから高山君が決めて京都先制。京都押し気味のまま前半終了。 後半風上に立つC大阪だが序盤はやはり京都ペース。繋ぐサッカーにこだわるC大阪に対し、京都は各選手が自分のやりたいプレーを前面に押し出している感じだ。市川君ならまずドリブル、という様に。後半10分過ぎからややC大阪ペース。12分、山口君のスルーパスに辻君が抜け出し1対1のチャンス、これはGK寺石君が冷静に止める。17分、正面25mFKを丸橋君がとても中1とは思えない弾丸シュート、わずかに上。京都は残り時間選手を交代させつつ時間を進め、C大阪に決定機を与えず0−1で逃げ切った。
ナイキカップ関西大会 グループリーグ 高田FC大和−岩出FCアズール 3月13日(土)万博人工芝 10時35分 晴 並風
高田FC大和 岩出FCアズール −−−八番−−十八−−− −−−九番−−十一−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−十番−−−−− 三番−六番−−二番−十番 −十七−−七番−−八番− 九番−五番−−七番−四番 十六−六番−−五番−四番 −−−−−一番−−−−− −−−−−十二−−−−−
高田FCといえばドリブルばかりするチームとして名高い。ミドルパスなどほとんどなく、ほとんどのパスは隣の選手に出る。相手にバレバレなのだから、パスを出す前に一工夫いる。CBであろうと目の前の相手をかわすシーンなどザラである。右のハーフの10番は左利きで中へのドリブルからパスを狙う形を持っている。岩出FCが過緊張でガチガチで声が出ず、寄せもまるで無し、と言う状況で高田FCのドリブルが冴え渡る。対する岩出FCは9番が危険なストライカーで絶えず裏を狙い高田DF陣を振り回す。6分にはスルーパスに抜け出す。しかし高田GKもいい飛び出しでブロック。10分、高田FCクロスのこぼれを8番が鮮やかなボレーで叩き込み先制。17分、岩出FC9番が高田FCのバックパスを読んでカット、飛び出したGKの上を落ち着いて破り1−1の同点に追いつく。 高田ペースながらも同点のまま前半終了。 後半は岩出FCも緊張が取れ思い切ったプレーも出てくる。後半から右のハーフに入った2番が自陣からアウトに掛かった放り込み、こぼれを11番が決めて逆転。後半は互角の攻防が続き、どちらが勝っても不思議ではないゲームだった。岩出FCが1−2のまま逃げ切って勝ち点3を獲得。
ナイキカップ関西大会 グループリーグ 京都サンガ−甲南中 3月13日(土)万博人工芝 11時40分 晴 並風
京都 甲南中 −−−九番−−高山−−− −−−三番−−十番−−− −−−−−市川−−−−− −−−−−−−−−−−− 澤田−−−福原−−−伊藤 六番−十二−−七番−十一 山田−西川−−松永−六番 十五−五番−−二番−十七 −−−−−寺石−−−−− −−−−−十六−−−−−
この大会は圧倒的にクラブ優位である。その最大の理由はフィジカルにある。この年代は個人の成長差が著しく、ごく普通の中学生とセレクションで選手を集めるクラブとは平均身長で10cm以上の差がつく位ごく当たり前である。スピードやキック力にも大きな開きがあり、勝負にならないことが多い。しかし甲南中は大きかった。C大阪や京都以上だ。「ありえな〜い」と叫びたい気分。もともと技術の高さはあるチームであり、中体連離れしたモンスター・チームの予感も漂う。
甲南中の中盤はフラットで12番、7番が攻撃時には交互に高いポジションを取る。タッチライン際では控え部員だか新3年生のレギュラー部員だかが大挙して応援する。今大会出場チームで中体連は甲南中のみ。だから応援も甲南中のみ。ピッチ外では甲南中の圧勝だ。
序盤京都が押し込み甲南中がクリアするシーンが目立つ。甲南中ベンチからは「繋げ」「もっと繋げ」と何度も指示。徐々に落ち着いてボールを繋ぎ始める。守備では積極的に前へ前へとボールを奪いに行き、後ろにスキが出来るシーンも見られるものの、その前にボールをカットしピンチにならない。引いて守るのではなく、真っ向からの撃ち合いを望んでいるようだ。前半は京都がやや押し気味だった。後半に入り京都は選手交代を行ないつつ攻勢を強める。甲南中も選手交代を行なうが、選手層まで厚い。京都ペースながらも甲南中もSBがペナまでドリブルで突っ込むなど攻撃意識が高い。結局スコアレスドローに終わった。
ナイキカップ関西大会 グループリーグ 高田FC大和−フレスカ三田 3月13日(土)万博人工芝 12時45分 晴 並風
高田FC大和 フレスカ三田 −−−八番−−九番−−− −−−十五−−十七−−− −−−−−二番−−−−− −−−−−−−−−−−− 十八−−−六番−−−十番 七番−十八−−六番−十一 三番−五番−−七番−四番 八番−三番−−九番−十番 −−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
フレスカのGKの背番号は怪しい。高田FCは2番が高いポジションに入っているが、得失点差を考えて攻撃的な姿勢を前面に出しているのだろう。
フレスカといえばイタリアン・スタイルの指導で知られ、01年度クラブユース(U−15)選手権では自陣を固めるカテナチオ戦法で全国ベスト8入りを果たしている。しかし単に守備的で勝利至上主義サッカーを身上としているわけではない。1対1の守備がしっかりしているのだ。ボールテクニック同様に1対1の守備技術もこの年代までには身につけなければならないだけに、フレスカの育成は興味深い。その上で組織的な守備も出来て、思い切った突破力のある選手も育てているクラブ。最終ラインからドリブルで仕掛ける高田FCにとっては最悪の相手だった。
得意のドリブルを仕掛ける高田FC。しかし岩出FC戦と異なり簡単に相手をかわせず、またかわせてもしつこくフレスカの選手は追いすがる。アタッキングエリアではほとんど抜けず、体を入れたフレスカの選手に対するオフェンスファウルが増えていく。6分、フレスカのスルーパスをGK飛び出してクリアするがミス、15番が落ち着いてループシュートを決めてフレスカが先制。徐々にハーフコートマッチの様相を呈する。フレスカはボールを奪えばそのままの勢いで前線に駆け上がりシュートチャンスを作る形が多い。0−1というスコア以上にフレスカが前半を圧倒。やや力の差があった。 後半も0分、左CKを15番が落とし18番シュート、GKセーブ。2分、15番のシュートが右上を襲うがGK好セーブ。序盤からフレスカの猛攻が続く。しかし高田FCのGKが好セーブを連発し実に7回の決定機を無失点で凌ぐ。しかし22分6番のスルーパスに抜け出した15番が左隅に流し込み決定的な2点目となって勝負あり。恐ろしく対照的なチーム同士のゲームだった。
ナイキカップ関西大会 グループリーグ 甲南中−C大阪 3月13日(土)万博人工芝 13時50分 晴 並風
甲南中 セレッソ大阪 −−−十番−−三番−−− −−−−辻−−福本−−− −−−−−−−−−−−− 丸橋−−−−−−−−金井 六番−十二−−七番−十一 −−−六番−−山口−−− 十五−五番−−二番−十七 吉田−−畑−−五番−十九 −−−−−十六−−−−− −−−−−大和−−−−−
京都が2試合で勝ち点4を獲得し、すでに敗退が決まっているC大阪はリラックスムード。対する甲南中は勝つだけでなく得失点差・総得点も問題となる。とりあえず勝てば京都と並ぶ。また休みが1時間の甲南中と3時間のC大阪ではコンディションの差も出てくるだろう。 序盤からC大阪が押し込みシュートチャンスを迎える。甲南中はゴールキックが増えるわけだが、その際「カットバセ〜中辻」とまるで野球のような声援がGK中辻君に送られるのだった。また声援に応えて中辻君のキックも良く飛ぶ。C大阪の決定機は序盤に1回のみ。18分、甲南中ハイボールを10番がフリーの3番に落とす超決定機もシュートを躊躇し、遅れたシュートはGK大和君がセーブ。20分、C大阪山口君が左に展開し丸橋君がダイレクトスルーパスを辻君シュート、GKセーブ。前半はC大阪押し気味で終了。 後半甲南中はLHに小柄な左利きのドリブラー14番を投入。5分甲南中左CKを10番が落とし12番シュートは上に外れる。この際タッチライン際まで思わず飛び出した控え部員にレフェリー注意を与える(笑)。10分辺りまでややC大阪押し気味。ここで甲南中はどんどん攻撃的な選手交代を行い、警告を受けた14番を下げた以外は全てより攻撃的な選手を投入。終盤にはFWの3番が左SBに入っていた。しかしC大阪のボール支配は変わらず。チャンスもC大阪のほうが多かった。22分右クロスを丸橋君が決めてC大阪先制。ロスタイムには全員攻撃に出る甲南中の裏に辻君が抜け出し、GKとの1対1を決めて0−2でC大阪が勝利した。 結局グループ最下位となった甲南中だが、無茶苦茶強い、という印象が残る。このまま選手達が伸びれば来年の近畿中学総体には優勝候補の大本命になるのではないか。
長いオフも終わりようやく明日J開幕を迎える。開幕までメンバー表を隅々までチェックする楽しみは、まあ遠足前の子供みたいなもので、なんともいえないワクワク・ウキウキ感がある。Jは10年間恐るべき勢いで進歩した。いまや初年度のJよりもJ2のほうがレベル的には上だろう。93年にはオフトの手腕もあって日本代表がW杯出場目前にまで迫ったわけだが、今ならJ2日本人選抜に当時の井原とカズを加えて強化すれば93年代表以上のチームになるのではないか。J2全12クラブの平均予想順位を出すと4位前後になってしまう(笑)。
アジア・チャンピオンズ・リーグを見てもJと比べると物足りない。AFCのネット投票ではアジア最強リーグはイラン・プレミアリーグとなっていた。まあここはいつでもイランが最強になってしまう企画だ。まあ、どうでもいい。マイケル・チャーチ氏は以前サウジリーグがアジア最強とどこかで書いている。まあアジアの頂点を狙えるクラブがいくつもあり、しかもリーグ参加クラブ数がJ1の16よりもずっと少ない。リーグ戦のレベルは高いのかもしれない。が、それでも今のJ1と同等以上とは信じがたい。韓国や中国のリーグのレベルは落ちる。
そして間違いなくアジア最強の2部リーグとなったJ2。J2以上のレベルにある1部リーグがアジアにどれだけ存在するのだろう。セリエBやイングランド1部(実質的な2部)を初めて観た時にはあまりのレベルの高さに衝撃を受けたものだが、他のアジアの人々、例えばシンガポールが初めてJ2を観ればかつての私のような気持ちになるのだろうか。
今年の京都はA代表経験者や五輪代表などを数多く揃え、「とてもJ2とは思えない」との感想も聞こえる。がそうではない、というか今のJ2なら京都クラスのクラブは毎年存在するのだ。そして、それでもなお2位以内に入るのは至難のワザなのである。
それにしても未だに京都のファンクラブ向けの案内が届いていない。困ったクラブだ。開幕戦は見捨てよう。
2004年03月06日(土) |
大阪スーパートレセン |
運命のUAE戦から一夜明けたこの日は元々サンガタウンでのサテライト−ユースを観る予定だった。なのにフロンターレによると全く同じ日にフロン・サテと京都ユースの練習試合を関東で行なうことになっている。何かの間違いか、それともユースのベストメンバーが関東に遠征し、残るメンバーがサテライト戦に臨むのか、とにかくユースの現状でのベストを観られる可能性が低そうなので、観戦を取り止めてのんびり読書に切り替える。
横浜FM−磐田のスーパーカップをテレビでながら観戦。後半横浜が得たPKをよりによって元磐田の奥が決めた辺りで観戦熱が疼き、急遽万博でのトレセン見学に向かう。他に予定がないので車で行く。
道は意外と混んでいたがまあ30分ほどで着きそうだ。万博に行くときには使った試しのなかったカーナビを信号待ちの暇潰しに操作してみる。すると目的地指定には隣の球技場こそあるものの人工芝や天然芝はどこにもない。G大阪の練習見学者はそこそこいると思うんですけど。
先々週に見たときにはピッチの4分の1ほどが剥き出しだった人工芝グラウンドも既に全面張替えが終わっている。今までのものは「人工芝」といっても芝の葉もない、ただの柔らかい床だったが、新しいものは細かい葉っぱがびっしり詰まった、天然芝そっくりのものになっている。光を反射しすぎる以外はほとんど天然芝と見かけは同じである。これならボールテクニックも磨けそう。実にいい。
ここではゲームではなく、大阪のスーパートレセンが行なわれている。小学生が普通のトレセンよりも凄い(スーパーな?)トレセンなどと話していたが、全然違うぞ(笑)。超えているのはレベルではなく、学年の枠。学年別トレセンではなく、色々な世代が集まっているわけだ。15時30頃到着。U−13がミニゲームを行なっている。面白い選手もいたが、この世代はまあ、これから。
16時からU−16が練習開始。結構風が強い。ボール回しをしてからペナ程度の形、つまり横幅の広いグリッドで4対4を行なう。逆サイドを意識したパス回しをテーマにしているようだ。こんなバレバレのサイドチェンジが実戦でどの程度役に立つかは疑問なのだが、指導者もアウトサイドに声を出させて守備の意識を引くことで中央を破る意識も指導している。こういう練習は時間が掛かるものだし、高体連の選手にとっては意識付けされるだけでも重要か。それにしても個々の理解の差は大きい。
やがてタテを短くしたミニゲームを行なう。中盤を緩めに設定してサイドチェンジの効果を大きくしたゲーム。夢中になって観る。気がつくと見学者は私ひとり。適当なところで切り上げる。スーパートレセンは人工芝での練習と近くの松下の保養所での講習が1セットだ。さすがに講習に潜入するわけにはいかないので帰宅。まあのんびりした一日だった。
2004年03月05日(金) |
五輪予選第3戦 UAE戦迫る |
幸いレバノン戦は前半を2−0で折り返せたので落ち着いて眠りにつくことが出来た。幸い今日は金曜日、UAE戦は最後まできっちり観ることが出来る。
現時点で日本が勝ち点4、UAEが6、バーレーンが1、バーレーンがレバノンに勝てば4に伸ばす。
今日のゲーム、日本としてはとにかく勝ち点1を確保することだ。山場を先送りにすれば残り3戦全てホームで戦える日本がやや有利となろう。過密日程下で選手層の差も大きく効いてくる。
慎重にゲームを運び、勝ち点3をとれればもうけもの、という考え方こそが勝負におけるリアリズムである。負けようものなら絶対絶命、というか絶望的状況だ。UAEサイドとしては勝ちにいくか、引き分けで良しとするか迷うところ。後者ならば日本にとってもそう悪くはない。常識的には前者の可能性が高いと思われる。そこで日本はゲームの入り方が重要になる。最初の15分は前からプレスを仕掛けてUAEの出鼻をくじかなければならない。ゲームが落ち着いてからは守備のバランスを常に保ち、山本ジャパンの特徴であるバックラインからのロングパス、多少責任逃れ気味の無難なパスを続ければいいのだ。日本から消耗戦を仕掛けることはない。徹底的にスローテンポでゲームを運びUAEの様子を伺う。無理攻めに出るようであれば坂田あたりを投入してカウンター狙いに切り替える。とまあこんな感じだろうか。
最終予選組み分けが発表された頃、そして直前にもトルシエの時と同じくらい楽なグループ、との報道があった。が今回のバーレーンとレバノンは前回のウズベキスタン・タイより数段落ちる。またトルシエの実績を引きずり落とそうという動きか、とも思った。実際のところマスコミはただ何も調べていないだけなのであろうが。アジアのレベル向上を祈る一人のサッカーファンとしてせめてUAEだけは前回のウズベキスタンと同等以上であることを望む。UAEが確かな実力を備えたチームであれば日本が負けても構わない、というのがホンネだったりもする。W杯や五輪での予選敗退は日本国内のサッカー人気に甚大な悪影響を与えるかもしれない。ついでにアンチサッカーの多い野球やラグビーのオンリーファンがテレビ・雑誌などで公然と誹謗行為を働くだろう。しかし私が願っているのはA代表や五輪代表の結果程度で大きく揺らぐことのない人気なのだ。フリューゲルス消滅やJ2クラブ経営難問題の際も「Jリーグ苦境」「Jリーグ崩壊」を唱えたアンチサッカーもいたが、サッカー界全体を見てみると現在のJ2黒字運営クラブにしっかり教訓を残し、むしろJ2は揺るぎないものとなった。今回の予選で日本が敗退したとしても(その可能性は決して低いものではない)J人気が急降下することはないと信じたいところ。ただ敗退が残す教訓をJFAがものにすることはないのだろう。残念ながら。
朝日放送の実況でも「平山、平山」は連発していないようでほっとしている。この分ならUAE戦でも「ワールドユースMVP・マタル」の連発もなさそう。とはいえ地上波にはうんざりなので今晩もBS観戦である。もう9時を過ぎているがコーヒーでも淹れてくるか。
とりあえずバーレーンから勝ち点1ゲットという結果はまずまず。内容は 危惧していたものよりは良かった。 バーレーンは攻撃時には3−5−2、守備時には右FWアジズが下がる3−6−1でガチガチに守っていたわけだがこのやり方だとアジズや左MFマッキの負担が大きいし日本はボランチのところでリズムの変化をつけられれば後半得点できると思った。特にバーレーン左ウイングバックのポジショニングが最悪だっただけに早い段階でマッキを消耗させられたはず。それに平山と小柄な左ストッパー・ラビーのミスマッチをバーレーンが引いた前半15分頃から徹底的に突いてもいい。
まあ、経験不足が出てしまった印象だ。終盤リスクを犯すくらいなら、もう少しインサイドの選手起用を考えるべきだった。トゥーリオ加入まで完全に流動性を失っていたチーム作りといい、やはり山本さんのチーム作りには頷けない。どちらかというと私の妥協点は甘いとよく人から言われるほうなのだが。
さすがに今日のレバノンには勝てるだろう。できれば3点差をつけて欲しいが勝つことが何より大事だ。UAEラウンドで重要なのはバーレーン・UAEとの直接対決で負けないことなのだ。ただバーレーンと分けた以上、UAE戦を落とすようなら絶体絶命の状況となるかもしれない。その意味では 第2試合のUAE−バーレーン戦も重要だ。
とこんなことをつらつらと書いたものの、今夜は前半で観戦を止めて寝るつもり。願わくば落ち着いて眠れるような前半のスコアになりますように。
●ナイキ京都大会 決勝 京都サンガ4−0京都紫光SC 3決 修学院中3−2神川中
決勝カードはクラブ予選決勝のそれが再現された。結果も再現され、サンガが大勝し順当に関西大会出場。関西ではおそらくサンガとC大阪が2強だろう。
2004年03月01日(月) |
まもなく五輪予選キックオフ |
どうも世間一般では長居での韓国戦の内容が高く評価されているらしい。 韓国戦前までの五輪代表への評価はそれはもう実に低いものだった。 局面で戦えない、攻撃面で最低限のリスクも犯さず責任逃れのパスばか り、闘志が伝わってこない、トルシエの形式面だけを真似している・・・・・・。
山本さんは壊し屋ストッパーよりもパスの出せるCBが好きで、ユース 代表時代は宮本・山口、戸田という壊し屋のいない3バックを敷いた。 そして五輪代表での青木や三田の重用は記憶に新しいところ。ユース 代表時代には灼熱のマレーシア開催で運動量での圧倒的アドバンテージ を見込めるワールドユース本番で、大野・中村同時起用し、中盤のパス 回しを最大限に高める決断をしたことからも分かるように、山本さんは 本来華麗なパスサッカーを好むタイプである。しかし実現のための 具体的ノウハウを十分実地で学ぶ機会がなかったためか、 (何しろ山本さんは単独チームの責任者という立場を経験していない) 五輪代表ではうまく機能せず迷走した。
で、韓国戦では壊し屋を並べて韓国FW陣に対抗し、中盤でも当たり負け せず、それどころかパスをある程度回せるようになり、攻撃面でも 平山という起点が出来てひとつの形を作り出したわけだ。確かに以前 よりはだいぶマシにはなった。しかし現場で見るかぎり韓国選手の コンディションは目を覆うばかりだった。日本の甘いプレスに太刀打ち できる状態でもなく、しかもサイドへの展開はしばしばタッチラインを 超えてしまった。松井へのマークもルーズ。あの日の韓国ならばとても 五輪予選を突破できまい。
日本の攻撃は中東のきっちり守れるチームに通用する、何度も決定機を奪えるようなものだとは言い難い。また裏へ出たボールに対する危うさは何も 変わっていない。中東のカウンターは韓国とは比べ物にならない鋭さが ある。林の判断ミスやトゥーリオの裏といった欠点は韓国戦でもはっきり 出ていたのだ。
あの日の日本はあくまで対韓国スペシャルだった。しかし最終予選の相手 は全て中東。もちろん誰が監督でも予選突破の確率を99%にまで 引き上げるなんて不可能だ。不安は必ずある。しかし山本さんの仕事 ぶりには不満が多い。対戦国のレベルは分からないが予選突破の確率は 70パーセント弱、といったところではないだろうか。
他にも色々書こうと思ったことはあるがちょうど22時30分だ。この辺 でやめておこう。
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