雑感
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2007年07月14日(土) 描くこと

20時間のデッサンコースがようやく終わった。
結局35枚くらいのポーズを描いたことになる。最終日は
1回50分で倍の時間で描く様指示された。
スケッチブックの最初からめくってみたら、少しづつではあるけれど
人の形が描けるようになっている。
今日になって、やっと手足の指の立体感が出せるようになった。

他の人たちはもっとレベルが上で、自分のスタイルを色彩や
木炭でうまく表現している。
上を見ればきりがないけれど、人の見目形をこんなにじっくり
観察できたのは収穫だったかな。
対象を、自分の目で見たとおりに紙の上に表現するテクニックを
学ぶことは、絵が特に趣味でなくても役に立つと思った。

オリジナリティとか周囲が驚くような才能は、確かに存在していて、
そういう人が芸術家と呼ばれるのだろう。でも、ある程度のレベルに
上達することは、才能とはあまり関係なく時間と集中心があればできると
思っている。

最後に先生が、今日でレッスンは終わるけれど、ここに来てる人は
どうせ、一生描きにくるだろうからということで、あっさりと
さようならといった。

スポーツや楽器のレッスンと同じように、描くことも続けていかなければ
すぐに技術が衰える種目だ。
次は肖像画のレッスンがしたいけど、時間が作れるかな。

一週間だけでも非日常のことに没頭できてよかった。自分の属している
世界とずいぶん人も時間の経ちかたが違う。


2007年07月07日(土) 周期

自分でも多趣味というのか、一つのことをこつこつやるより
広く浅くやるほうが性にあっていると思う。

物事にも最初の集中力が強くてだんだんと気が抜けていく
ことが多いけど、ある一定の周期が訪れると、昔やってた
ことをまたやり直している。
周期が3年か5年か10年かは、それぞれ違っていて、
ある日天から降ってくるように再起動する。

1週間のデッサンを受講することに決めた。
毎日4時間、5日間の集中レッスンになる。デッサンは10年
くらいやっていないかな。一時期は目の前に見えるものを
片っ端から描いていったものだが、線よりも色彩に魅せられて
鉛筆を置いて筆やパステルに持ち替えた。ある時期を
境に、自分の中にあった絵心というのか、描きたいという気持ち
が失われてしまい、いつ気持ちが蘇るかなと自然に待っていた。
でも、いっこうに周期が訪れず時間だけが過ぎていったので、
今回は無理やりに絵と向き合う時間を作ってみた次第。

来週の予定
ワンピースを仕上げる
デッサンに取り組む
キーボードで運指のレッスン

さてできるかな。


2007年07月05日(木) 祝1万

1万の記念すべきカウンターを自分で踏んだ。
2001年から、こつこつ書き溜めてきてまだ続いているのは
我ながら驚き。よく続いたものだ。

日記のタイトルを読み返してみると、趣味の移り変わりや
回帰が読み取れる。
熱しやすく冷めやすいけど、またきっかけがあると熱中したこと
に戻ってくる。ブーメランのよう。

自転車解体熱は冷めたけど、相変わらずロードレーサーや
山チャリには乗っているし、マラソンはずっと続いている。
一時止めていたお絵描きも、そろそろ絵筆を握ろうかと
計画している。

私には、あとどれくらい時間が残されているのだろう。わからない
から人生おもしろいのだけど、今後の日程を決めるのに天から啓示
があればいいのにと思う。


2007年07月01日(日) グールドの名盤

グレン・グールド演奏のゴルトベルク変奏曲の名盤3つを
ようやく揃えた。
グールドは1955年、59年のザルツブルグ音楽祭ライブ、
1981年盤と3つの録音を残しているそうで、ライブ盤
は10年位前から聴いていたものの、残りの2つはずっと
聴けずじまいだった。単に、CDを買うのを止めていた時期が
ずっと続いていただけの理由だけど。

今までライブ盤の颯爽としたテンポの速い演奏を聴いてきた
ので、最初の録音盤がきにいっている。81年盤は、そのうち
に気に入るようになるだろう。

55年盤は先週、CDショップに寄ったとき、だめもとで店員
に訊いたら、特価品があるよと店の隅っこから出してきたもの。
棚においてなかったので、別の店でソニーのを買うしかないかと
思ってたのに、3,99ユーロと破格値で買えたのはラッキー。

ゴルトベルグは昔入院してた頃に、何度も何度も聴いていて、
臨終で最後お棺にいれてほしいと思っていた。いまは、お棺に
入れてくれるような人がいないので、自分の頭とハートにしっか
り演奏を焼き付けておこうと思う。


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