雑感
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2003年06月25日(水) パリへ

来月のツール・ド・フランスのシャンゼリゼの最終日を
見に行こうとフライト、ホテルの手配をした。
行きたいなと漠然と頭の中で計画を練っているうちに
具体化して、ものの5分もしないうちにパリ行きのフライ
トを予約。ホテルもシャンゼリゼ界隈を探しているうちに
ワンランク上のカテゴリーを仮予約した。

こうと決めたら物事を進めるのは早い方だと思う。
旅行の手配は仕事のうちなので、朝飯前。
あとは、ツール観戦者の生の情報を探して、ベストな
観戦ポイントを見つけること。十年来の知り合いがパリ
に赴任しているので、直前のメディアの情報を知らせて
くれるようにお願いした。

頭の中にフランス語の単語在庫はすっかり無くなっている
けれど、直前に仕入れたら何とかなるだろう。
パリで病気になったときだって、手持ちの辞書で切り抜け
られたし、今度は友人だっているから大船に乗ったような
気分で旅行できる。

昨年来の少し引きこもった状態から、抜け出て無性に誰か
と話がしたくなってきた。いい傾向だ。
在京の友人と一緒に観戦できたら最高なんだけど、なかなか
そういうわけにはいかない。


2003年06月11日(水) 道に迷ったら

ウィーン市を流れるドナウの下流にローバウという自然
保護区域がある。専用のサイクリングコースが国境の
ハインブルクまで続いている。
日曜日。ローバウを通って、シェーナウ、オルト、
ハインブルクへ向かった。自転車道は人気が少なく、
高速走行するにはもってこいのところ。

シェーナウで自転車乗りのたまり場があった。ツーリング
専用車には前後ともに大きなバッグが装着されている。
1週間以上のフル装備に見える。大きな鍋を吊るしている
自転車のりもいた。
隣で休息している、若いお兄ちゃんはミュンヘンから
来たと言う。ブダペストまで行くそうだ。800キロ以上
はありそう。今の時期、こういう自転車旅行ができる
立場の人が羨ましい。

ハインブルクからさらに、ノイ・ジーデル・アムゼーに
向かう途中、道に迷ってしまった。突然、路面の自転車の
マークが消えて、未舗装のぶどう畑が延々とはるか前方
に見える。
道に迷ったらやることは一つ。引き返すこと・・
ここ掘れわんわん的に、投資した時間とエネルギーを
惜しんで前に進むとろくなことがない。平地は安心だけど
山中では肝に命じることだと思う。

引き返して道が二手に分かれているところで、大集団の
ツーリンググループに会い、道を尋ねた。
どうやら反対方向を目指したらしい。ツアーリーダーの
おじさんにくっついて途中まで同行する。おじさんは私に
横につくようにグループの中で場所を空けてくれた。
集団の中で走ると、ぼけっと走っていればいいので楽だ。
けっこうなスピードで走っているが、心拍数はそれほど
上がらない。

自転車もジョギングも練習は一人でもツーリングや大会
に出るときはグループで参加するほうが楽しそうだなと
思う。無事にルートを見つけて、ツアーの人たちに
さよならを言った。
午後15時30分。太陽は怒っているみたいにぎらぎら
と、ぶどう畑を照らしていた。


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