雑感
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2003年05月29日(木) 完走メダル

マラソン大会によく出るので完走のたびに完走メダル
をもらっていたら何時の間にか引き出しひとつ占領する
ほど貯まってきた。

日曜日のウィーンマラソンでもらった完走メダルを
なんとはなしに手にとって眺めていると、しんどかった
後半のことが思い出される。
貰えるのがあたりまえだと思っているのに、あの日の
33キロ地点では、ゴールにたどり着けないかもという
不安が一瞬よぎった。実際、2800人ほどのランナー
がゴールを踏めずメダルを手にすることがなかった。

完走メダルは保管する場所もないし、不要だと思って
きたけれど、引き出し一杯のメダルを眺めていると
持っていていいもんだと、ふと思った。


2003年05月25日(日) マラソン

8ヶ月ぶりにフルマラソンを走った。
酷暑も災いして、不満の残るゴールタイムだった。
もうちょっと頑張ればと反省ができないほど、脚が
前に進まなかった。
欧州人は暑さに弱い。1万人ほどがエントリーして完走
したのが7600人ほど。私のタイムが悪いわりには、
順位はさほどでもない。

30キロを超えたら、歩くランナーが続出。こんな光景
を見たことがなかったので驚いた。歩きが入ると、次に
スピードアップができなくなるので、給水もなるべく自前
で賄って走るのが完走のこつだけど、今日は2,5キロ置
きの給水とシャワーを浴びないことには、とても走れなか
った。
走れなくなったランナーがいっせいに歩き出したのを見て
もうちょっと踏ん張らないのかなと思った。私も、給水所で
ゆっくり水を飲んだり、ストレッチしたけれど歩くときは
リタイアするときだと、何となく思っている。

ゴール後手荷物を受け取って前を見たら、シニアランナー
が頭から崩れ落ちた。がつんと音がしたので、頭を直撃した
ようだ。
完走後は消耗しているから、ちょっとした段差にも対応
が遅れる。あわてて救急車が来たけれど、大丈夫だった
かしら。
こちらもかなりの筋肉痛が数日続く。シャツと皮膚が
すれて低温やけど状態。爪も1−2枚剥がれそう・・
フルを走るには、いろんなところが丈夫でないといけない
みたい。



2003年05月23日(金) 個展

絵画教室の先生の個展を見に行った。今年もとある教会の
礼拝堂前のホール。40点ほど展示されていて、新しい作品
も少なからずあった。画風自体は私の好みではないけれど、
学ぶべき色やトーンの使い方はたくさんある。

個展を開いても1点か2点売れればいい方のようだ。
絵の才能と売れるかどうかは別物のような気がする。女優に
なれるかスターになれるかと本質的には違わないのでは。
人気、存在や作品に素人でも垣間見えるオーラがあるか、
時の運が味方してくれるかで世に出れるかどうか決まって
くるのだろう。

最近は絵を描くことに対して、わくわくする気持ちが湧いて
こないせいか、週に一度、色を置いていく単純作業をやって
いるみたいだ。今年もサマーコースは辞退した。

アルベルティーナのムンク展にもまだ足を運んでいない。
いくら、絵に対して情熱が減りかけていてもこれはちゃんと
見に行かねばと思う。


2003年05月19日(月) 体力

昨日、7Kレースを走ったあと、休んでから乳酸を測定
してもらった。結果は悪くなかった。124拍で1,2mmol/l
はなかなかいいと言われた。
今後は140拍台でトレーニングして、たまに心拍を
上げて刺激を入れるようにすると体力が向上するそうだ。
今はやればやっただけ、伸びることが証明されている
のを知ることができるから、トレーニングにも意欲が
湧くが、いずれ加齢とともに競技成績が頭打ちになる
日がやってくるだろう。そのときまでは頑張ろうと
思う。

身体が弱くて疲れやすいと嘆いていた時代が嘘のよう。
木曜から日曜まで休まずにトレーニングしたので
疲れやすいはずなのに、一晩寝るとそうでもない。
今日も走れるくらいだった。

今週のフルはこの調子なら何とかなるかな、いや当日に
一歩を踏み出してみないとわからないだろうなあ。


2003年05月12日(月) サドルを交換

山チャリの購入を今夏はパスかなあという状況になると
無性にロードのパーツ交換がやりたくなった。
今のロードには白いレディスのサドルがついていて、
それなりに我慢できるのだけど、4時間を越えるとだん
だん疲れてくる。一日走っても痛くないサドルないかし
らと通販で頼んだ。

今度のは黒でサドルの真中が2センチほどへこんでいる。
バタフライというレディス専用。レールはクロモリか
チタンか迷ったが結局クロモリに。計ってみたら今の
サドルと一緒(嘆)50グラムでも軽い方がよかった
かも。

形状も似ていたのでちょっと脱力。昨日今日と天気が
悪いのでお試し運転できなかった。サドルが黒になると
自転車の雰囲気も少し変わる。

イタリアの最大の自転車レース、ジロ・デ・イタリアが
始まったばかりで自転車が気になってしかたない。
今週、来週はマラソンの準備をしないとひどい目に
遭いそうなので自転車は自粛するつもりなのだけど・・


2003年05月06日(火) ストライキ

年金制度改革に異を唱えるために、国労、動労、その他多くの
労組が全国規模のストを実施した。午前中は鉄道や主要都市の
交通が麻痺状態。
普通なら市民は怒るはずなのだが、皆が年金改革に反対して
いることもあってほとんど混乱は見られなかった。
市内への道路は一時車であふれかえったが、多くの市民は
歩いたり、自転車に乗ったり、はてはインラインスケートで
出勤して、50年ぶりのストに理解を示した。

というわけでいつもの自転車道に普段の10倍くらいの
自転車があふれ、のろのろ運転だった。自転車乗りも
スケーターもわりと楽しそうな雰囲気が伝わってくる。
お天気もからっとして気持ちよく、地下鉄やバスに乗る
より外の空気を吸ったほうがいいと思った人たちが
多かったのだろう。

市民が理解を示し、尋常でない通勤を楽しんでいるの
だからストは成果があったのかしら。国民が困らないと
政府も圧力をかけられたような気にならないのでは。

同僚たちは午後から出勤してきた。普段どおり出勤した
私は一時間早く帰宅。自転車を替えてドナウ堤防へ。
ストで休暇を取った人が多かったのか、自転車乗りが
ちらほら。週末とはうってかわって走りやすい。
時速30キロでずっと上流へと走って行った。


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