皇帝の日記
目次もくもく|ぶらり過去旅|ぶらり未来旅
ヘミングウェイの孫の名はマーゴ・ヘミングウェイ。
さて日本は大晦日ですね。 皆様新しい年を迎える準備は整いましたでしょうか。
私は何も整っていません。 顔だけは整えようかと思って、化粧をしたら鼻水で全てが流れ落ちました。
ウイジのアイドルカードを年内皆さんに送ろうと思っていたのに、印刷数が少な過ぎて親戚にギリ配り切る程度しかなく、追加発注したのだけれど間に合いませんでした。 そういう事もあるさ。 僕はもう、何かに間に合わないとか、早くしなきゃとか、そういう俗世の時の流れを気にしなくなりつつあるのです。
子供が二人になったら二倍大変なのかと思っていたけれど、4倍大変だと言う事が判明して、間に合わせて生きて行くのを諦めたのです。 イサムさんの寝かしつけに2時間かかっても、ウイジの入浴が毎日でなくても、だからなんだというのでしょう。 人間が一生懸命仕事をこなそうとすればする程、自然環境は急速に破壊されて行くのです。 私の用事が今日終わらなくても、世界には関係なく明日が来るのです。
そして来年もこんな感じでやってきます。
皆様良いお年をー。
イサムダイエットと言えば、このところイサムさんはチャンスがあれば猫の餌を食べてしまうので困っている。 きっかけは、猫にやわらかい缶詰の餌をあげたところ、目を離した隙におもちゃの車でぐちゃぐちゃして遊び始めてしまい、なんかの弾みで口に入ったお味がお気に召してしまったようなのだ。
それ以来「猫は良いもの食べてる」とか思ったらしく、カリカリの餌もつまんでみたり、福建人も恐れ入る食への探求ぶり。 ・・・美味しいものを食べさせているのに。 コックさんが見たら泣くからやめてくれ。
衝撃だったのは、朝起きたらイサムさんが猫の餌皿に顔を突っ込んでいた時。
猫が食べてる途中でしょうが!!
ちなみに、猫の餌は人間が食べても特に害はありません。 母も子供の頃好奇心に負けてマリちゃんの餌を口に入れた事がありますが、特に美味しいと言う事もないので、皆様にはお勧めしません。
さて、イサムお手製風邪菌が、ジャバ夫さんを媒介として、更に強力になって戻ってきた。 ウエルカム・バック・・・。
アメリカの市販薬ってけっこう強力で、対症療法的だけど効きは良いのだ。 しかし僕は薬が飲めない。 母乳絞ってるからね。 頭が痛くても、痛み止めが飲めない。 これは辛い。
でもジャバ夫さんは薬が飲めるのであるからして、対症療法だろうがなんだろうが、さっさと元気になって、さくっと育児に専念して下さい。 と言うと、「じゃあ薬買って来る」と出かけようとしたので、慌てて止めた。 前に風邪ひいた時の薬があるじゃんかよー。 すると、「え!薬とっといてあるの!?」という意外な反応が。
風邪薬って常備薬じゃん。
頻繁に風邪をひくので、あらゆる種類の風邪薬がある。 鼻風邪用とか、咳止めとか、解熱、インフル用のまで。 たいてい一箱飲み切る前に完治するから、あまりますよね? それをずらっと並べて見せたら「すごいねー。薬屋さんみたいだねー」と言う。 あんた・・・。 今まで薬捨ててたんかい・・。
そしたら、いよいよ薬が必要になるくらい風邪が悪化してから薬局に行く事になって、世間様に菌をばらまきに出かけてたようなもの。 薬局というか、マツモトキヨシ的なドラッグストアがほとんどだから、病気でもない一般の人もけっこう来るのに。 その人達に咳を振りまいて生きてきたんだね・・・。
寄生虫に感染したカタツムリが、いよいよ全身に虫が回って頭がおかしくなって、わざわざ鳥に見つかりやすい枝のてっぺんまで登って行って、鳥に食べられて虫を鳥に感染させ、鳥の糞を媒介にして更に感染拡大に努めるように。
風邪菌に感染したジャバ夫さんは、わざわざ外に出かけて行って、菌をばらまいているわけです。
そういえば、義弟も風邪をひくとわざわざ我が家に来て、菌を撒いて行く。
君らはカタツムリだ。 菌に脳を支配されているのだ。
まあ、そんな事を考えながら、風邪に倒れています。 年末も平常運転です。
ダイエットと言えば、近頃の世間様が産後ダイエットに過熱気味で、どうかと思っている。
こないだ日系本屋さんで雑誌の表紙を眺め歩いていたら「もはや産後ではない」というコピーと共に、赤ちゃんを抱っこしたスリムなお母さんが読者をキッと睨みつけていた。
まあそれはファッション雑誌だったので、そういう表現も有りかな、とは思った。 洋服を着る時は、痩せていた方が圧倒的に様になるのだから。 ファッションに興味があって、ファッション雑誌を購入する者達に「とりあえず痩せろ」というのは、大きく間違えては居ない。
だがね、たまごクラブやひよこクラブ、その他育児書までもが「産後一か月、お医者様から許可が出たら、すぐに産後ダイエットを開始!」とか言うのは、大きなお世話過ぎる。 というか、何故お前のような主旨の雑誌の者にそんな事を言われないといかんのだ。 痩せてないと子供を育てられないとでも言うのか。 痩せてれば健康だとでも言うのか。
実際には、痩せ形よりも大阪のおばちゃんくらい小太りくらいの方が、長生きだろう(大阪のおばちゃんに偏見有り。 太ってるか痩せてるかで、癌の発症率は大して変わらんし。 (ただ毎日少し運動するかしないかでは大きく違うらしい) 小太れるくらいにガツガツ食事できる人の方が、胃腸が丈夫なので年取ってからの胆力が違う。
私は、ファッション誌がダイエット特集をする事に文句を言うのではない。 あらゆるメディアがよってたかって妊婦や経産婦に「痩せろ痩せろ痩せろ」としつこく言って来るのに閉口してるんでありますよ。
女優だのモデルだのが、産後2週間とか3週間で出てきて「もうこんなにスリム」とか言うのもどうかと思っている。 その人達はそれが仕事なんだもん。
昨今の「痩せろ」ブームは、女性虐待とも言えるんじゃないかと思うんだ。 いったん皆落ち着け、と。
イサムさんは小食だが、米はよく食べる。 というか、米しか食べてない時もある。 以前、日本から沢山ふりかけをいただいたのだが、それらをかけて毎日ほんの少しずつ違う味を楽しむのがイサム流。 今のイサムさんは米とふりかけで出来ていると言っても過言ではない。
でもって、他の肉や野菜は言っても食べないし、言っても食べなければむろん怒っても食べないし、怒るだけ無駄だと思うので、とりあえず米をせっせと炊いて絶やさないようにしている。
僕がイサムさんを怒らないのはね、たぶん怒り方がわからないのと、ものぐさなのの合わせ技だね。
とにかく米食べてれば良いか、と。 きっとイサムさんの前世は江戸城下の武士なんだよ。 米だけ食べて生きてたんだよ。 マツコ・デラックスだって、米食べてあんなに大きくなったじゃないか。
そのうち他のもんも食べるようになるさ。 ぼやー。
さて、最近猫らとブーマーさんが、運痴だと判明した。 猫らがね、転けるんですよ、角を曲がる時とかに。 ズルズルっとね。 まあそれは、福さんもそういうところあるから。 猫だからって運動神経が良い筈とか、決めつけたら可哀想でしょう。 世の中には計算の遅いアジア人や、筋力の無い白人や、リズム感の無いアフリカ人だって居るんだから。
しかし見てしまったのですよ。 机の下の匂いを嗅ぎながら、トコトコ歩いていたブーマーさんが、なんも無いところで突然前足を滑らせて、後ろ足も踏ん張れなくて、ものすごい音をたてながらずるどどどどどごんごんごんごんと転げるのを。
犬ってさ・・・。
いや、なんでもないさ・・。
愛でもなく。
2011年をなんの年かと言えば、個人的には風邪の年。 ウイジを妊娠してからずっと風邪ひいたり、ちょっと元気になったと思ったら風邪ひいたり、産んだと思ったら風邪ひいたり、治ったと思ったら風邪ひいたり。
今年も5、6回風邪をひきましたね。 ひき切ったと言っても良いでしょう。
でも、今回の風邪はもうどっか行きそうです。 もう身体も風邪に飽き飽きしたのでしょうか。 鼻水が出る以外は良い感じに治ってきていますよ。 ふふ。
王子に「年に6回は風邪ひいてるわー」と言ったら「それ風邪じゃないよ」と言われていたけれど、勇者が素敵な診断を下してくれました。
そう、それは風邪ではないのです。
重病のノロやインフルやマラリアやデング熱などが、皇帝のスーパー免疫によって「風邪」として処理されていると言うのです。
やがてあらゆる病が皇帝の身体の中で「風邪」としてやっつけられて行き、全ての病を治す血清が皇帝の血液から作られる日がやって来る・・筈。
それなら良いか。 どうかな。
どうもメリークリスマスー。
昨晩は、粉ミルクの入れ物を持ったら蓋が外れていて、ホワイトクリスマース!!と絨毯の上に中身全部ぶちまけてしまったのです。 よぼよぼ。 かくなる上は、死ぬ気で母乳を出すしか無いと頑張ったのですが、ウイジが母ちゃんよりもっと頑張って飲んだので、結局21時には母乳は底をつき、催促に負けて粉ミルクを買いに行きました。 よその家のイルミネーションが綺麗だったよ。
さてクリスマスの朝。 ツリーの下に積んであったプレゼントの山を開ける事が出来る、ワクドキイベントです。 今年も最もプレゼントを受け取ったのはイサムさん。 すごい人気だな君。 山程あったので、全部開け切れず。
義弟一家がオクラホマの義妹実家に行っているので、帰って来た時に開ける事にした。 その時ユアンがプレゼントを開けるから、一緒に開けさせようと言う魂胆。 ユアンだけプレゼント開けてる風になると、きっと寂しいだろうからという配慮。 (イサムさんはあんまり他の子が何してるか気にしないので、大丈夫だと思うんだけどね・・・)
今年もシークレットサンタ方式で、大人同士は上限金額を決めて、くじ引きで決めた相手にプレゼントを贈る。 今年私は義父のシークレットサンタだったので、革のジャケットをプレゼントした。 XXXLなんてサイズ、初めて見たよ・・・。 重かった・・。
私のシークレットサンタは義母だったのだが。 アマゾンのウイッシュリストにぶっこんでいた(アメリカでは名前で検索すると、誰のウイッュリストでも覗ける仕組みになっている)彫金道具の一部をもらった。 これで家でも彫金できますな。 一部だったのは、全部だと上限金額をオーバーしてしまうからです。 残りは誕生日にでも皆に手分けして買ってもらいましょう。
シークレットサンタの良い所は、一人の人に全額かけれるので、良いものが買えると言うところ。 そして、多くの人に買っている間に散財〜という事にならないところですが。
もちろん、カップルは相手に買ってもオッケーなので、私からはジャバ夫さんに冬服(長袖の服を全然持っていない夫・・)とか靴下とかプレゼント。
そして、靴下も各自置いてあって、細々した物は勝手に入れて良い事になっている。
私は義母に馬の写真集と、授業中に直した銀の腕輪(火事現場から発掘して来たやつ)。 しかし靴下に入っている物は、サンタクロースから来た事になっているので、誰からとは書いていない。
そして私の靴下にはコーチの財布(多分義母サンタ)とティファニーの腕輪(多分ジャバ夫サンタ)と、何故か数独の問題集(誰だ)がねじ込んであった。
イサムさんの靴下には靴下が。 良かったね。 学校行く時に履いて行く靴下が足りなかったものね。 毎日ドロだらけにして帰って来るから。
そして朝早くから活動していたので、昼の現在全員寝ています。 私も寝ます。 では。
猫がね。 背中から落ちるんですよ、床に。 しかもイサムさんの低いベッドとかに飛び乗り損ねて。
さて、イサムさんが一週間前から準備していたプレゼント。 風邪菌は、家族全員が無事に受け取りました。 ありがとう。 とってもハートウォーミングなプレゼントだよ。
勇者が風邪は気合いで治るって言ってたから、気合いでかからないかと思ったけど、駄目だった。 気合いが足らないのかもしれない。 栄養も足りないのかもしれないし。 なんかね、ウイジに全部吸い取られている気がするんだ。 栄養が。
生後6ヶ月までは、母体から受け取った免疫で風邪をひかないと言うが。 やっぱり納得できないよ。 だって母体は私。 私が風邪ひいてんのにウイジが大丈夫って。 どういうことよ。 ウイジはどんな仕組みで出来ているのよ。
私から脂肪分も何もかも吸い取って、ますますウイジはぷくぷくに肥えて行っている。 私は産前体重+2キロのところまで落ちて来ているのだ。
知らなかったけど、母乳って同じ量の粉ミルクよりもカロリーが高いらしい。 ほほう。 カロリーが高い上に消化吸収が速い(つまり腹持ちが悪い)って、飽食の世にあっては魔の食べ物だな。 ウイジが肥える筈だわよ。
とにかく栄養補給に食べようと思います。 クリスマスだしねー。
今年何度目でしょうか。 何度この言葉を言えば良いのでしょうか。
風邪だよ・・・。
イサムさんがずっと風邪ひいてるんだけれど、看病しているうちにうつったわけですね。 はい。 こんな至近距離で咳をかけられたり、鼻水をなすり付けられたりしたら、うつらないわけにはまいりませんね。 はは。 ははは・・・。
は・・・。
ばた。
ウイジにうつらなければ良いや・・。 時間の問題かな。 ふ。
黒澤明監督のドリームズという映画を観た。 ジャバ夫さんに、「明黒沢の映画は観ないと」と言われて。
ショートストーリーを集めた物だけど、テーマは一貫していたと思う。 自然は怖い物、から始まって、段々人間の方が怖くなって行って、最後には人間が鬼になる。 途中、人間の作り出した原発6基が次々爆発して、子供を抱えたお母さんが色の着いた放射性物質から逃げ惑って海に追いつめられたり、原発の職員が自殺したり、今観ても、というか今観るから「あー」ってなるシーンも。 最後のショートは、監督が年だからか、やや理想郷的な終わり方。
CGが全部になる前の、映画的表現も面白いので観て損は無いでしょう。
さて、そんなわけで歯医者さんに行って来た。 日本で20年以上診てもらっている歯医者さんが居るのだが、帰国の度に診てもらってはいるものの、やはりこちらで暮らして行くからには、アメリカにも信頼できる歯医者さんを見つけるべきでしょう。
イサムさん出産後前回行った歯医者さんは、守銭奴で全く信用できない歯医者さんだったので(やたらインプラントを勧めたり、虫歯でもない歯をほっくり返したふりをして治療費を請求したり・・)、今回は別の歯医者さんへ。
ジャバ夫さんに実験で行ってもらっていたので、今回は中々良い歯医者さん。 治療の必要が無い場合は、シンプルに「では6ヶ月後にまた会いましょう」という歯医者さん。 それが普通なんだけど。 アメリカの歯科、皮膚科、精神科には要らん治療をして金儲けしようとする悪の医者がうんざりする程多いのだ。
ほんで、二回も入院してるから薄々気がついていたんですが、良い病院では患者が治療に積極的に参加しないといけない。 「〜の薬を使うけど、どうする?やる?」とか普通に聞かれる。 判断を患者にも委ねて来る。 聞きもしないで、薬をバンバン使う医者は守銭奴フラッグ。
本来日本でもそうあるべきなのかもしれないけれど、割と「医者の言う事に口出しするんじゃねえ」って雰囲気が濃厚なので、患者は医療について、知らなくても良いって事になってるよね。
いや、だから私に聞かれても良くわかんないんだけど。 わからないときは、「つまりどういう事?」と聞くと、詳しく答えてくれるので、そこでひるんではいけない。 ノーと言える強いメンタルも必要。
皇帝には6歳で神経を抜かれる程駄目にした6歳臼歯があるのだが(つまり一瞬で虫歯にしてる。 その後歯茎を鍛えまくって、奇跡的に短い根のまま歯痛も無く今日にいたるまでけなげに咀嚼を助けてくれているのであります。 しかし被せ物をしているので、時々表面が虫歯になったりしてる。
でもね、神経がないので、虫歯になっても治療しても、痛くも痒くもないのです。 そう言う意味では、もう死んでる歯。
それがまた小さな穴が、被せ物と歯茎のわずかな間に出来てしまった。 でもだからって、簡単にインプラントにはしませんよ。 治せる限り治して、出来る限り使ってやりたい大事な歯。 俺の大事な生涯の伴侶。 抜かせやしない!
というわけで、抜糸しないで虫歯表面を削って、また詰め物をしてもらう事に決めた。
そして治療開始。 「麻酔できるけど、どうする?」とまた聞かれる。 麻酔だとー? しゃらくせえ!! 神経無えっつってんだろうが!!
とは言えないので「未だかつて、この歯を治療した時に麻酔を使ったためしがない」と言うと。 「うん、たぶん大丈夫だろうね。でもちょっとでも痛くなったら手を挙げてね。すぐ止めるから」と言ってチュイーンと削りはじめる医者。
案の定、痛くも痒くもないまま治療終了。 その間たった5分。 よし。
「では6ヶ月後来てね」と名医に言われて退出。
やっとアメリカでも歯医者を見つけたよ。 これで何かあっても安心だ。 変死体で見つかっても、歯医者さんにレントゲン取ってもらってるから照合してくれる事でしょう。
歯は大事にしましょうね。
来年の事を言うと鬼が笑いますかな。 とりあえず、来学期の授業を申し込んで来た。
ジュエリーメイキングは、前回ちゃんと出来なかったエナメルのクラスをリベンジで。 それから、ビーズで作ったものには特に感心はないんだけれども、色々他の物を作る上で、ビーズのスキルが必要になる場合もあったりするので、ビーズのクラス。 そして、割と自由に時間が使えるワークショップのクラス。 ついでに、基礎を忘れないようにレベル1のクラスをもう一回。
以上4クラスを、全部夜枠で申し込んだ。 イサムさんが寝た後、ウイジをジャバ夫さんに見てもらって行こうかと思って居るのだ。 さてどうなるでしょう。 ちょっとしんどいかな?
後は、スペイン語レベル1のクラスをおまけに。 セニョーラと呼ばれているから、仕方ないじゃないですか。 南米スペイン語と、ヨーロッパのスペイン語はちょっとずつ違うみたいですが、まあ通じない事はないでしょう。 面白かったら継続して勉強するよ。 プレファボーレ。
ついに観念して、ESLの英語、会話のクラスも取ります・・・。 はあ・・・。 これはでも、年明けに入学試験を受けないといかんので、そもそも履修させてもらえるかどうかわかんないんですけどね。 ほら私、英語読めないじゃないですか・・。
ところで、皇帝の同級生達は来年いよいよ本厄に突入するけれど、各々方覚悟はよろしいか? もう私はちびりそうです。
痛い事を経験すると、厄落としになると聞いたのだけれど。 前厄の今年は妊娠出産で厄落としたからおっけー(と勝手に決めた。 来年は、またピアスでも開けたろかと思っていたけれど、それよりも先延ばしにしていた歯の詰め物を入れ替える作業をしようかと考えている。
痛いよねーあれ。
ウイジが臭かった。
お風呂には定期的に入れているし、一体この小さな子が何故にこんなにこうばしいのかしら? そういえば、イサムさんも生後3ヶ月くらいで浮浪者の香に包まれていた事が有った。 それはまあシーツの汚れがきちんと洗えていなかったというオチだったが。
ウイジはウイジ自体が臭い。 マイ・ラブリー・ベイビー☆ウイジがホームレスの香。 家なき子。 うーん。 仕方ないのでもう一回お風呂につけてみる。
ウイジはお風呂が好きじゃないので、赤ちゃん用の小さなお風呂に入れる度に「ぎゃわわわわわわっわんんんん!」と泣くのであります。 顔は真っ赤、唇はわなわな震えて、体中に力を入れて本格的に泣きます。 しかも、お湯につかっている間ずっと。
なんという体力・・・。
そんな事もあって、お風呂は素早く! ちゃちゃちゃちゃっと入れてしまう。
だが今回は違う。 泣こうがわめこうが、とにかく匂いの元を絶たなければ。 がっちりと握られている手の平を開いて洗ったり、耳の裏をゴシゴシしてみたり。
泣き声に耐えながら、ウイジを丹念に洗って行くと・・・。
見つけた!ついにウイジの宝物を見つけた!
それは、脇の下と膝の裏。 むっちむちの肉に包まれて、今までじっと守り続けて来た得体の知れない白い垢。
垢と言うか、油の塊みたいな。
こ、これが伝説のウイジの油・・・。 不老不死の妙薬(嘘
泡立てた石鹸で丁寧に洗い流し、ついに無臭なウイジになったのです。 やれやれ。
病院ネタが出たついでに、ちょっと気になっていた事を書こうと思う。
手術の時に、よく患者が酸素マスクを着けているじゃありませんか。 あれ、今回着けなかった。 イサムさんの時は、軽く死にかけていたのでちょっとの間だけ酸素マスクを着ける事態になったが、今回は始めから最後まで自力で呼吸していた。
麻酔医が来て、背骨にぶすっと針を刺すじゃないですか。 その後、徐々に半身麻酔が効いて来て、大体アバラのあたりまで感覚が無くなって行きます。 そんな上の方までしびれて来ると、困った事に今まで勝手に呼吸に協力してくれていた横隔膜あたりの筋肉までもが動きを止めてしまうのでありまする。 当然息苦しくなってきますわな。
あらやだ、私息が出来なくて死んじゃうのかしら。 と、軽くパニックになるでしょう。 麻酔医は手術中ずっと頭の上ら辺に立ちあっているので「あのー息苦しいんですけどー」と言うと、 「酸素は足りてるから大丈夫。努力して呼吸して下さい」とか言われる。
人差し指の先に、光るクリップみたいのが着けられていて、それが酸素濃度を測ってくれているらしいんだけど。 指先が光っているので、横に居るジャバ夫さんとシャイニングごっこやETごっこをしながら気を紛らわせたりしてみるも、息苦しい事には変わりなく。 苦しんでると手術が終わりに近づき、段々呼吸できるようになって来る。 すると感覚が戻ってきますわな。 今度は、感覚が完全に戻るより先に腹を閉じてくれないと困る! とまた軽くパニックに。
パニックにならない為に、鎮静剤みたいのを打ってくれるのだけれど、今回はいらないだろうと判断されたようで、素面だったのだ。 先生、一応要るか要らないか聞いてくれれば良いのに。
これから割腹する人で、パニックしそうだったら鎮静剤はもらった方が良いよ。 お勧めしておきます。
さて、イサムさんのお迎えに行く途中に「ヤノナリ」という名の通りがあるのだが。
通る度に「織田ヤノナリ」とか「明智ヤノナリ」とか姓をくっつけて語感を楽しんでいる。 今のところベストマッチングは「石田ヤノナリ」だと思っている。
こないだヤノナリを通り過ぎる時、猫が飛び出して来たので「ネコナリ!」ってなった。 我が輩が。
中国留学中に、アホなアメリカ人の男の子がいた。 あまりに言動がアホなので、私のような外国人にもアホである事がバレていた。 何故か関西系の学生が多かったので、「バカ」とは呼ばれずに「アホやんなあ」と親愛を込めて(?)「アホ」の称号を欲しいままにしていた彼。
なんだったか、一度アホな事をしでかした時に、日本人の間で「アホ」と黙認されているアホな日本人留学生の男の子に「しょうがないだろ!こいつアホなんだから!許してやれよ!」とかばわれていたキング・オブ・アホな彼。
学校の昼休みに食堂で話をしたところ、あまりにアホすぎるのでアメリカのばあちゃんが怒って、中国の学校に島流しになったと言っていた。 どんだけアホやんなあ・・・。
そんな彼が、久々にジャバ夫さんと連絡を取って来たと思ったら、またアホな事を色々と言って笑わせてくれたのだが。 なんと、その後アメリカに戻り、今は東海岸で医者になっているのだとか。 怖い・・・。
さて、今日でイサムさんは今学期の授業が終わる。 学校から「冬のボーナスを先生に出すので、寄付して下さい」と連絡が来た。 なんじゃそら。
どうやら、親から寄付金をもらい、それを教師の勤務時間に比例させて山分けするシステムらしい。 なんという不安定な収入か。 ボーナスってのは、雇い主が払うんじゃないのか? それともチップ的な意味合いなのか? サービスを受けているのは、確かに我等だが。 子供を人質に取って寄付しろっつーのは、ちょっとあこぎなんじゃねえの?
それとも「世の中は金が物を言うんじゃ!」という資本主義の仕組みを、子供のころから叩き込もうと言うのか。
実際、寄付金額が何かに影響するわけではないと言っているけれどもが。 人間だもの。 どうだかねえ。
しかも支払いは小切手なので、誰がいくら支払っているのかバレバレ。
一応、イサムさんが来学期からもオムツを取り替えてもらえそうな程度の金額は入れて来た。 でもまだ納得がいかんのよ・・・。
一体いくら払うのが相場なのかもわからんし・・・。
もや〜。
2011年12月16日(金) |
元気です。おろおろ。 |
あんまり病院行ったと呟くと心配されてしまうので、先に言っておきます。 私、非常に元気であります。
ほんで、なんでまた病院に行く事になったかと言うと、産後の悪露(おろ)がなかなか終わらなかったので、産婦人科に出戻りになったのだ。
これまたこんな事を書くのはどうかと思ったのだけれど、他のアメリカで暮らすレディーの役に立つかもしれないと思ったからなのであります。
そもそも悪露とは何ぞや。 赤ちゃんを産むと、胎盤が後から出て来る「後産」というのは有名ですね。 あれは痛いらしい(帝王切開だと後産は無い。 ぶるぶる。 しかしそれで終わりではないのです。 誰もが赤ちゃんが産まれた事に熱狂している間、母は一ヶ月くらい胎盤が剥がれた後も出血し続けておるのです。 恐ろしい話ですね。 しかし、これ自体は痛くも痒くもないのです。 私も、痛くも痒くも貧血にもなっておりません。 イサムさんの時も3週間くらい悪露がありましたが、育児に翻弄されている間に気がつけば終わっていた程度。
ところが、今回まーだ悪露が続いているのであります。 一ヶ月過ぎるころから気になり出して来て、色々調べてみると、段々心配になって来たのでした。 以下ネットで調べた事なので、ソースがあやふやなところもありますが。
1)二人目以降は初産より早く悪露が終わる筈。 2)帝王切開の場合、胎盤が一気に取れるから、さっさと終わる筈。 3)二ヶ月以上続く場合は、異常が有るかもしれないので病院に行くべし
なんと言う事だ。 もう二ヶ月以上だ。 術後10週経っているではないか。 更に「二ヶ月経っても悪露が終わらない場合、一ヶ月検診で医者に相談しましょう」と、ドラえもんの助けが無い限り不可能なアドバイスまで書いてあった。 はてさて。
もしや癌とか悪い病気じゃないだろうか。
最悪の場合を考えておくと、その後が楽。 と言うわけで、出産時の担当医に連絡すると、即日超音波検査をしてくれることになった。
やだ。 即日割り込みとか言って。 まじでそんなに緊急性の高い症状なの? と、どきどきしながら超音波検査をすると、そこには何やら黒い影が。 医者が大きさを測ったりしている。 あらやだわ。 そして「これはプレセンタか、ティッシューが残ってるんですね」と診断。
え。 ティッシュて。
プレセンタは最近化粧品なんかにも使われているからわかりますね。 胎盤です。 先生手術ん時ちゃんと胎盤剥がしてよ。 しかしティッシューとは?
医学用語は難しいので、いつも通り通訳のジャバ夫さんを連れて来ているのだけれど、ジャバ夫さんは帝王切開の時に胎盤を剥がす際、妻の身体が引っ張られてずる〜っと動いたのがトラウマで、先生が超音波検査しているのも直視できずに、一心に携帯画面を見ていて、妻が「え?なんて言ったの?」という目線を送っているのに気がついていない。 (勿論説明は聞いていて、後で訳してくれるわけだが)。
ティッシュー・・・。
私のお腹の中がクリネックス。 そんなわけはないだろうから、鼻をかむティッシュではない事はわかります。 じゃあなんだろう。 プレゼントとか包む時に、箱や袋の隙間に詰め物をする時、ティッシューと言うな、そういえば。 でもウイジがギフトラッピングされて居たわけではあるまいから、手術に関係ありそうな物と言えば、ガーゼみたいなもんかしら?
ちょっとー。 そんなもん残ってたら、それは医療ミスじゃないの。 つかこないだ、手術の後ガーゼを身体の中に忘れられてたお婆ちゃんが亡くなったじゃありませんか。
しかしどうだろうか。 医者の目は仏様のように澄み切っていて、とても命に関わるような医療ミスをしでかした後のようには見えません。
でも私の腹には黒くティッシューと思われる影がばっちり写っている。
・・・。
どうリアクションして良いのかわからないので、とりあえずウイットにとんだテキサス仕込みのアメリカンジョークで、軽やかに様子を見るべき? というわけで 「はっはは、ドクター。いくらなんでも手術中に鼻をかんじゃあ駄目だZE☆」 と肩をすくめて言ってみた。
ジャバ夫さんが「ティシューって、内容物の意味だから」と携帯から顔も上げずに言ってくれました。
そうか。 ばた。
そんなわけで、良い子の皆は産後のお腹の中にはプレセンタとティッシューと夢と希望が詰まっている事がわかりましたね。 同じ過ちを繰り返さないように。
結果は、放っておけばそのうち悪露は終わるでしょう、という診断でした。 変に治療すると、悪化する事もあるので、出血量が多過ぎて貧血になる程とか、日常生活に支障をきたすものでなければ、様子を見ているのが一番だそうです。 でも終わるまでは日本で言う産褥期という扱いなので、風呂、プールなんかに入ってはならない。 後は、疲れを感じたりしたら無理しないようにとの事。
なんで胎盤が残ったりしたのか?それは「年だから」って言われた。
はい、気をつけます。
カリフォルニアに来たばかりの時に8歳だった子が、彼女ができたんだけどデートは映画でいいだろうか、とか言っているのに胸が熱くなります。 うちで働いてる人の三男なんですが・・。 初めて彼と出会った時には、お母さんからはなれたくないので仮病を使って学校を休んで、うちに遊びに来てたんでした。 一緒にテトリスをしたね・・・。 彼女か。 そうかそうか。
しょっちゅう仮病を使って母ちゃんの職場に居た君が。 宿題をうちに忘れて、泣きながら電話をかけて来た君が。 手の骨が折れた!って仮病には、さすがに母ちゃんも乗ってくれなかったね。 今君は彼女とのデートのために、日曜日の教会をしっぽかそうとしている。
と、なんか卒業式の送辞のような気分になってしまった。
さて、昨日生まれて初めてワクチンの注射を打たれたウイジですが。 さすがに打たれた直後は声もでないほど怒っていたけれど、その後ちょっと微熱が2時間くらい出てたかな?程度で、すっかり平常運転。 強いわ。
そして、二日に渡って入浴を激しく拒否し続けているイサムさん。 2歳児にカッとなった時には「この子は寒い冬の日、教会の前に捨てられていたかわいそうな子」と勝手なストーリーを作って、客観的に観察する事にしている。 たいていの事には怒らないで済む。 他のバリエーションは「この子は爆発消滅した星から逃げ出して来た宇宙船の中で、奇跡的に助かった種族最後の子」とか「この子は幼い頃ワシに連れ去られ、ジャングルの虎に育てられて居たところを保護した子」とかだ。
ちなみに昨日ウイジは「ホッキョクグマの赤ちゃんが割れた氷の上に乗っかってカリフォルニアまで流されてきた」設定だった。
おまけ、まろまろ詐欺。 http://portal.nifty.com/cs/dpztv/detail/111214151681/1.htm
ウイジ、人生初の注射を打たれてメガ泣きの巻。
年末なので、ノロだかロタだかインフルだかの子どもらが病院にあふれていて、危険きわまりない検診でした。 小さい小児科なのでね、待合室が別れていないのですよ。 普段は時間帯で病人と検診の子を別けているのだけれど、ちょっと余裕が無かったみたい。 できるだけ周囲の物に触れないようにして、そそくさと帰って来た。
気になるウイジの大きさは、約59cm、6.2kgです。 大きいと思っていたけど(いや大きいけど)巨大児と言う程ではないですね。 どちらも平均値の上限を出てはいないし。 身長に対して、ちょっと重いくらいかな。
さて、義父母のところで働いてる人。 ここ3年くらい、火災の保険関係の業務をひたすらにこなしていた人が居るのだが。 ついに保険に決着がつきつつ有り、つまり彼女の仕事が無くなりそうなのだ。 保険以外にも色々な雑務はあったりするので、来てくれるのはありがたいそうなんだが、今まで通りフルタイムで働いてもらう程の仕事量は無くなってしまう。 というような事情で、雇用の危機にある彼女。 「空いた時間でスキルアップの勉強をして、次の職場を探そうか」というところまで来ている。 でもうちって働きやすいんですよ。 風邪ひいたら休めるし。 労働時間に融通が利くし。 お姉さん怠け者だし。 「どうしようかね?」と独り言のように聞くともなしに聞かれたので、そっとお答えしておきました。
我が家におけるスキルアップとは。
ベビーシッターの資格を持つ事です・・・。
それで勤務時間安泰ですよ、奥さん・・・。
ラブストーリーよりも突然にやってくるおじいちゃん。
アメリカで仕事があったついでに、ロサンゼルス経由で帰国することにした父。 ついでにサンタバーバラに来てもらいました。 たった一日。 しかし、一日といえど貴重な一日。 頻繁に遊びにきてくれているとはいえ、やはり一年に何回じじと孫は会えるのか。 チャンスがあれば、できるだけ会った方が良いでしょう。
というわけで、突然現れたおじいちゃんに、イサムさんの興奮度いきなりマックス。 ついた時にはもう寝る時間過ぎてたのだけれど、「ぎゃあああああああああ」と雄叫びながら家中を走り回るイサムさん。 更に「じーちゃん、じーちゃん」と、普段使えない日本語を。
いさむ の こうげき。
いさむ は じーちゃん を となえた。
かいしん の いちげき。
ところで母はというと、その日の朝からジャバ夫さんがサンフランシスコに出かけたので、働いている人々が出て行ってから、たった6時間だけ家中に大人一人と言う事態に陥っていた。 赤子が二人と三匹。 あう。
犬飯、猫飯、幼児飯、赤子飯。
あっという間にキャパシティーオーバー。 普段、うちにはプライバシーがないわーとかぶつくさ言っていたけれど、一瞬にして「そんなもんいらんわ!」となった。 いつも皆さんに助けられて生きているのね。 よぼよぼ。 じーちゃんが来て、ようやく大人二人になったのでした。 やれやれ。
じーちゃんの使命は他に、クリスマスプレゼントを持って来ることや、日本の本を持って来ることなど。 運び屋稼業。 仕事中なのに、ありがとうございました。
しかし、仕事中なのにゴルフで痛めた足を引きずっているのは何故でしょう。
最近ウイジが夜10時間くらい連続で寝るんですが。 新記録は12時間とか・・・。 さすがにそん時は起きたとたんに空腹すぎて泣いておりましたが。
本当にうちの子は良く寝るわ。 イチャムも相当寝る子だったし(最近「良く寝る子」の名を返上したらしいが。
そんだらば、さぞお母ちゃんは夜寝れるんじゃろうと思うんですが、残念ながら人間ミルクタンクの母は、結局3−4時間毎におっぱいがパンパンに張ってしまうので、搾乳するために起きなくてはなりません。 本当に無念です。 ばた。
でも搾乳しないで同じだけ寝たら、また詰まって痛くて死ぬか、ベッドがミルク浸しになって凍えて死ぬか、二択だろう。 ここだけは頑張らないとね。 とほほ。
搾乳すれど、ウイジは寝ているので、採れたミルクはそのまま。 捨てるのは勿体ないので、起きてる時に飲んでもらう為に哺乳瓶に入れて溜めておきますわな。 そして日中起きてる時に古い順に飲んで行ってもらいます(母乳の常温保存可能時間は、必要のある人は調べてみておくれ。けっこう保つんでびっくりたまげるよ)。 そうすると、搾乳量の少ない皇帝でも、日が暮れるくらいまで母乳オンリーで足りたりする日もでてくる。 足しても、3−4オンス程度。
おう。 なんという事か。 母乳オンリーな日なんて(まだ一日二日だけだけど。 ま、まさかこれが憧れの完全母乳ってやつ? 直母ではないけど。 私の粗乳だけで、この丸々としたウイジが養えるなんて・・・。 っていうか、どんだけ私の栄養が流れ出て行っているのよ。
そう思うと、「ぷぎゅ〜?」などとかわいい声で甘えて来るウイジが、急に小さなヴァンパイアに見えて来る不思議。
「きっしっし。お前の栄養を、残らず吸い取ってくれるわ〜」 「ふっはっはっは。更にその上、飲み過ぎて全部吐いて無駄にしてくれるわ〜」
な、なんという悪魔。
そして、栄養を全て吸い取られた母は、白目から何故か出血したり、口唇ヘルペスがいつまでたっても治らなかったり、口内炎が豊作になったりしている。
・・・。
家にお仕事に来るメキシカン達に「おっらー」と挨拶される度に、心の中で「悟空。わくわくすっぞ」と付け足している今日この頃です。
さて、学校に呼び出されてしまった。 イサムさんの先生に。 どきーん、初呼び出し。 どうしたのかしら。 校内暴力?不純異性交際?どきどき。 しかもメールには(近頃の親はメールで呼び出されるようですよ、奥さん)、「両親揃って来てね」と書いてある。 そ、そんな重大な話が!? 他校の不良グループと問題でも起こしたの!!?
まあそんなわけは無かったのですが。
イサムさんの成長ぶりとか、音楽とダンスが好きだとか、今後は英語の習得が課題だとか、そんな事を話して、情報の共有をして、共にイサムさんを育てて行こうと言うミーティングだった。
世間話をちくっとして。
校内暴力といえば、先生の顔面にパンチ入れたらしい。 あと校長の頬もビンタしたとか。 友達にはしないらしいので、強気をくじくと言うか、いきなりヘッドを潰しにかかるなんて、やるな、イサム。
不純異性交際では、最近ヴァイオレットちゃんとカミラちゃんに好かれていて、三角関係なんだって。 あんた・・。 お母さんとしては、あんた前からカミラちゃんと付き合ってたんだから、不義理な事はしなさんな、という意見だわよ。 女心を弄んで、両天秤に書けるなんざ、痛い目に合うぞ。
お話が終わって、教室にお迎えに行ったら、他所のお母さんの前で踊って拍手をもらっていたイサムさん。 アイドル街道をひた走ってくれ。
ロスの日本領事館に、ウイジの出生届を出しに行ってまいりました。 もう一日仕事。
朝イサムさんを学校に送ってから、急いで搾乳機一式とウイジを車に入れて出発。 ロスに近づくにつれ、ハイウエイは相変わらず大混雑の事故祭り。 それを抜けて、ようやくリトル東京に到着した時には、領事館のお昼休みにばっちり重なり。
仕方が無いので焼き鳥屋さんでお昼食べながら授乳。 お昼は焼き鳥コースを頼んだものの、メニューに単品で牛タンが有ったので、思わず二本追加で注文。 モリモリ食べながら、ウイジをあやしながら、ふとメニューを見ると「砂肝」の文字が。 あ、頼めば良かった。 でももうお腹いっぱい。 でも。 でも。
死ぬまでに、あと何回砂肝が食べれるだろうか。
というわけで、砂肝追加。 そんだけ食べても、けっこう余裕だった。 妊娠中に胃を広げておいた成果かね。
それから紀伊国屋へ行って、イサムさんがぼろぼろにした車の写真集をもう一回クリスマスプレゼントに買うなど。
日系の人が多く来る紀伊国屋。 日本の本は倍近い値段だけど、日本語が出来る貴重な本屋です。 日系のおばあちゃんが、娘の為に日本料理の本を買おうとしていました。 しかし、説明がたどたどしく、店員さんにあーでもにゃーこーでもにゃーと相談。 結局栗原はるみの本を選んだもよう。 長女は料理に興味がなく、次女は割と作る方なので・・・と、詳しく家庭の事情まで言いながらのお買い物。 日本の都会では見なくなった光景で、面白かった。
そして、ならず者達の楽園、日本領事館へ。 ウイジはジャバ夫さんと駐車場で待っていてもらって、書類を抱えてダッシュ。 何故なら駐車料金が高いからな。
今日も多くの日本語片言でありながら、複雑な事情を持った者達が、それぞれのケースを窓口で説明するだけで日が暮れそうな手続きをしている。 結婚したのに届け出を忘れてた日系アメリカ人とか。 パスポート無くしたと思って新しく発行してもらったら、古いのが出て来たとか。 なんかもう色々。 日本語の発音は完璧なのに。 言おうとしている事がうまく伝えられない人々。
頑張れ未来のイサム達。
書類作りは色々難しかったけれど、窓口のお姉さんに見直してもらって、無事終了。 二ヶ月後には日本の文書にも反映されるはず。 やれやれ。
またもロスの混雑を抜けて、サンタバーバラに帰った。
だがしかし、イサムさんのお迎えの時間にわずかに間に合わない感じだったので、義弟に電話して迎えに行って!とお願いすると「おっけ〜」と軽く請け負ってくれた。 が、軽いだけにチャイルドシートを持たずに行ったらしく、学校から受け取りを拒否され。。。 結局10分オーバーで我々が迎えに行ったのでした。 ふう。
先生と叔父さんと一緒に待っていたイサムさん。 ごめんよ。 おもちゃ独り占めで、楽しそうだったけどな。
赤子の性格は、産まれもってのものなのか、それとも育て方なのか。 永遠の謎ですね。 でもなんとなく、持って産まれたものが大きいと思います。
他所の子と比べまいと思っていても、ついついウイジはイサムさんと比べてしまう。 比べると言うか、イサムさんを育てる過程で経験した事、ウイジも大体同じ感じで育てれば良いと思っていると、どうやら前回の方法は通用しないらしいという事が判明して来るのだ。
まだウイジ二ヶ月。 育て方もへったくれもねえ!
個性個性とあんまり育児関係の話で使われ過ぎているので、個性を大事にとか言うのにちょっとうんざりするんですが、パーソナリティーですわよねえ、要するに。 この人はこういう人なんだな、ということ。 それを大事にって事は、持って産まれた性格を否定しないで、できるだけ無理なストレスと言うか圧力を加えずに育てれば良いわけだね、明智君。
イサムさんはお母さんが近くに居ようが居まいがおかまい無し。 寝返り前は、放っておけば無言で手足をバタバタして、勝手に疲れて勝手に寝てた。 常にご機嫌。 動けるようになると、一人でどこまでもハイハイして行って、眠くなったらその辺の床で勝手に寝てしまう赤子であった。 思えばずいぶん楽をさせてくれた。
しかしウイジは違う。 お母さんが居ないと泣く。 寝ていても、どっかにセンサーが付いているのか、ちょっと離れるとバチーン!と目を覚まして、たちどころに泣き始める。 寝る時も、勝手に寝てくれない時もある。 横抱きにしたり縦抱きにしたり。 母のお腹に顔肉をもにっと押し付けながら、安心してようやく寝る。 母冥利に尽きるではないか。
二人とも良い子。 しかし、なるほどこれが性格とか個性とか言うものか、と思い知らされるのであった。 人生これ勉強ですな。
まっさらな状態で産まれて来て、これだけ違う。 これに環境やらなんやらが合わさって、皆それぞれ思って考えて生きて行くんだなあ。 人間だもの。 みつお。
今日も朝からパジャマがビショ濡れになる程吐いてくれたけど、母子ともに元気です。 思うにウイジは、自分の飲める量以上に飲んでしまって、吐いちゃうよう。 母がちゃんとミルクの量を調節してあげないとね。
さて、だいぶん悩まされていた猫らのテロ行為だが、先月の半ばからぴたっと止んだ。 トイレを常に清潔に保つのは勿論だが、トイレを大きめにし、足に付いたうん○を広めないようにタイル張りのバスルームの一室に設置。 (万が一足が汚れても、トイレから出てタイルを歩いているうちに綺麗になる算段。タイルはフローリングや絨毯に比べると掃除しやすいのであります) 何種類かのトイレ砂を試し、最終的に無香料のベーキングパウダーベースの砂に。 そして嫉妬深いモモは、毎晩ウイジが寝た後にこれでもかと撫でくり回して、事あるごとに「モモかわうぃ〜ね!」とか「モモ立派なシッポだね!」と褒めたたえまくる。 これにて、ようやくテロとの戦いは終わったのです。 やれやれ。
きっと、それほど動物が好きでもないのに勢いで買ってしまった人とかが、こういうトイレトラブルの解決を待てずに捨てちゃったりするんだろうな・・。
動物も赤子も、忍耐ですよ。
にんにん。
プリスクールの先生が、やけにイサムさんを褒めてくれる。 二人目が産まれたばかりだから、良く見てくれているのかもしれない。
イサムさんはランチの時に、自分でランチボックスを開けて食べ始める事ができるようになったらしい。 そして、皆が座っている間はちゃんと輪に入って座れるようになったとか。 友達はイサムさんが英語を話せないので(と先生は思っているけど、何語も話せてませんよ)、気を使って積極的に一緒に遊んでくれているそうで。 良いお友達に恵まれて学んだのか、イサムさんより小さい子にもやさしく接しているらしい。
・・その1/10でも良いから、ユアンに気を使ってはくれまいか・・・。
まあ良い。
ユアンは今朝も我が家に投下されて行ったので、オムツを取り替えたりしてたのだが。 お尻の形がうちの子らと違う事に気がついた。 お肉が、上に盛り上がっている感じ。 きゅっとね。 なるほど人種が違うらしいと思った。
昨晩はウイジが盛大にマーライオンの如く吐いたので、夜中にシーツも布団も取り替えて、一息ついたものの、今朝もやけに臭い臭い臭いとチェックしたら、パジャマの脇にべっとりと吐かれていた。 ああ。
もちろん、猫らもお母さんを休ませない。 今朝コーヒーを飲んでいたら、カップの底から頭突きを喰らわされて、落として割れた。 飛び散ったコーヒーを拭いて、破片を掃除機で吸って・・。
君達・・。
口唇ヘルペスが猛威をふるって、今唇がアンジェリーナ・ジョリー。
さて巨大児ウイジ。 0−3ヶ月の服は、長さはともかく脇と胴回りがきつくなって来た。 もう買う服は3−6ヶ月のサイズに。 6ヶ月になったら南カリフォルニアは初夏の陽気でございましょう、と予測した私は、7月の日本で夏仕様のワンピを6ヶ月サイズで沢山買ってしまったのであります。
大誤算。
もう着れるわ・・・。 でも今一応冬と言うか、秋っぽい気候だから、さすがに綿の袖無しは寒い・・・。
そいうわけで、急遽長袖の無地Tシャツを買い与え、重ね着でワンピを活用する事にした。 更に寒くなったら、下に長ズボン履かせておけば良い。
奇しくも年末セールに突入しているので、近所のメイシーズに急行。 子供服が60%オフ!更にクーポンで25%オフ! 子供服って、値引き方がすごい。
ついでにイサムさんのパジャマも冬用を3枚ほど購入。 イサムさんは背が伸びて、今までのパジャマがつんつるてんになってきたのだ。 どんどん大きくなってしまうのね、子どもら・・。
次はユアンが待っていると思うと、迷い無く服が買える。 パジャマだったら男女それほど関係ないから、ウイジも着れるしね。 究極の着回し。
皇帝
|