皇帝の日記
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月曜日はメモリアルデー。 アメリカで言う所のお盆みたいな休日。
気がつけば床にユアンが這っていて、義弟妹が帰って来ているのだなあ、と思うのでありますが。 一日置きくらいに遊びに来ているので、特別感はない。 実は新しい家も車で10分程度の所なので、しょっちゅう居るのだ。 義父母うれしそう。
そして、ユアンはなんと立った。 ベイリーさんを捕まえたくて追いかけ回しているうちに、ガシーン!と立ったのである。 なんというガッチリ。 そして、イサムさんの唯一のアドバンテージである体格も、ユアンの方が重さで勝ってしまった。
更に、リビングで車のおもちゃで遊んでいたイサムさんに忍び寄ったユアン。 そして、なんとグーで殴った! というか、太鼓を叩く要領でボコボコボコとした。 呆然とするイサムさん。 そして大泣き。
ああ〜。
かわいそうに・・・。 でも、君いつもその倍くらい殴ってるじゃんかよ・・・。
その日は一時間程泣いてから、泣き寝入りいたしました。 かわいそうにねえ。 でもお母さんは面倒くさいから、君らの喧嘩に口は出さないでおくよ。 腕力では将来的にも勝てないだろうから、なんか別の事で勝ってください。
なんか・・・走る速度とかで・・・。
デイケアから来たお手紙に「ESAMU」って書いてあった。 E-mailみたいな。 E-samu。 ネット接続できるイサムさん。 時々寝起きは「ローディング中」みたいな顔してるし。
デイケアの友達には「いすー」「いっむー」と呼ばれているイサムさん。 イサムって難しいですかね。
イサムノグチは、業界人や知識人以外のアメリカンにはあんま知名度が・・・。 ノグチは日米両方からの人種差別を物ともせず、実力と才能で差別をさせなかった人なのですよ。 あと、実は李香蘭の夫なんですよ。
さて、火曜日に超音波写真を撮ってもらう予定で、運が良ければ男女がわかるのだが。 100年の呪いにより、男しか産まれないジャバ家では、当然「女の子が生まれたら・・・むふふ」という期待が高まっているのであります。 女の子が生まれたら街中パレードするんじゃないかという勢い。
お腹があんまり高く突き出てないとか、皇帝が野菜を食べているとか、肉をあんまり食べてないとか、胎動が大人しいとか。 イサムさんの時と違う事を挙げては「女の子なんじゃないの!?」と盛り上がっている義父母。
まあ、火曜日まで夢を見ていれば良いさ。 と、させておいたのだが。
こないだ義弟が夕飯時に遊びに来てて、またぞろ男の子かな、女の子かな、と盛り上がったのであるが。 あんまり皆が「女の子がいい」「女の子だ」「きっと今度は女の子」と言うから、義弟が「男が二人だって良いじゃないか!」と叫んだ。
そう。 義弟は二番目の男の子であったな・・・。
皆、慌てて「男の子も良いよね!」「男の子も良いさ!」と言い出す有様。
まあね。 皇帝的には、本当にどちらでも良いです。 男の子も、イサムさんが産まれてから中々気に入ってるし。 女の子は想像できないけど、それはそれで楽しそうだしね。
まあお待ちください。
イサムさんは、朝は6時半まで寝る事にしたようです。 うーん、まあちょっと進歩ね。 その分睡眠時間が延びたわけなんですが、すると今度はオムツが一杯になって、あふれてしまう事態に。 それが冷たくて起きちゃう。 夜のオムツだけ、サイズ一つ上げました。
そもそもイサムさんは小尻で、オムツのサイズだけユアンと一緒だったので(というか、ユアンの尻が肉むちむちででかいんだけど)年相応のオムツサイズになったわけですね。 プリプリ。 大きめのオムツが、愛らしい。
七時まで寝てくれないかプロジェクト、引き続き色々試してみる。
さて、7月に運転免許更新で日本に帰るついで(?)に、デンマークに行く事にしました。 ロスからヨーロッパ方面に行くよりも安いので。 そして、たぶん二人目を産んだら、中々旅行なんぞ行けなくなるので(と、イサムさんが産まれる前も言ってた気がする)。
がびーん! となったのは、子どもと一緒に置いて行かれるジャバ夫さん。 移動時間もあるので、二週間は留守にしますよ。 じゃあね〜。
そして、始めのうちは「大丈夫だよー。男二人で楽しくやるよー」と任せとけモードだったジャバ夫さんだが。 ここ一月、完全に体調を崩した妻を全力でサポートした結果
燃え尽きたぜ・・・。
というわけで、妻とイサムさんの世話と自分の仕事と部屋とワイシャツと私に、真っ白になってしまったらしい。 「もう無理」と言うので、ベビーシッターさんに来てもらう事になった。 探していたら、夏休みの間カリフォルニアに遊びに来ているというコロラドの大学生を面接することが出来た。 感じの良い子で、自分の家にも親戚の6人の赤ちゃんがいるという。 じゃあ安心かなー。
ベビーシッターというと、一時期話題にもなった、乳幼児の虐待などが心配ですよね。 イサムさんまだお話ができないし。 でも、今回はジャバ夫さんは家にいるし。 足腰が弱いので育児には参戦できないけど、グランパマも居る事だし。 まあ安心なんじゃないですかね。 お手伝いさんもコックさんも居るしね。 つか、どんだけ人が居るんだ。
試しに皇帝が学校に居る間に、数回来てもらう事にしたのだが。 記念すべき一回目では、目撃証言によると、イサムさんの興奮度合いが半端なく、半日中「ぎゃあああああああああ!!」と叫びながら、シッターさんを追いかけ回していたらしい。 シッターさんは若くて体力がある為か、そのイサムさんのエネルギーを受け止め、一緒に遊び倒したとか。
イサムさんの満足度はかなりもの。 そして、皇帝が下校してイサムさんを受け取ると・・・オムツが後ろ前だった・・・。
あの、紙オムツってテープが前に来るんですけど。 布オムツカバーってテープが後ろに来るんですよね。 きっとシッターさんちの子は皆布オムツなんだ・・・。 でもよく見て。 ミッキーが微笑んでる方が前だよー。
まあ、これで準備万端。 あとは体調を戻すのが旅の準備でしょうか。 ごほごほ。
日の出と共に起きて来て、日没と共に寝るイサムさん。 自然体。 冬は良かった。 7時に起きて来て、20時に寝る。
だがしかし、夏の訪れとともに、5時起床になってしまった。 君、そこ融通効かないかね。 主婦と言うのもはばかられる、グータラな皇帝にはちときついよ。 しかも、彼は何ですかね、起きた瞬間からものすごいテンション高い。 「だっ!」 と飛び起きて来る。 まさに飛ぶよ。 きついな。 かわいいと思う余裕すらないわ。
といわけで、思い詰めた結果、イサムさんの部屋の窓に茶色の紙を貼ってみる事に。 だいたい、部屋の窓が東向きだからいかんのだよね。 海だから。 日を遮る物もないし。 いきなりカリフォルニアの猛烈な太陽光が朝の5時にビカーン!!と当たりまくりですよ。 カーテンあるけど、遮光カーテンじゃないので。 しかも白。 二重だけど、白が二重。 意味ねー。
セロテープで紙をペタペタ。 あと、余ってた青いカーテンを間に入れてみたり。 遮光カーテン買えば良いんだろうけど、ここ賃貸だし。 しかも窓が天井から壁全面だからさ。 買ったらめちゃ高いねん。 引っ越したら使えんし。
というわけで紙メソッド。 明日の朝をお楽しみに。 7時まで寝てください。
ロッキーさん、人間で言うと130歳だそうです(大型犬は一般的に寿命が短いので)。
よく動物の年齢を「人間で言うと・・・」と例えるが、これはどの程度の衰えが許容範囲内なのかとか、正常なのかという判断に役立つんだと思う。 そうすると、ロッキーさんに関して言えば、これはあんま意味無い。
だって130歳の人間を見た事が無いから。 へえ、長生きだねえ・・・という感想しか出てきない。
そんな長寿なロッキーさん。 最近めっきり足腰が弱って、走らなくなったり、相変わらずあちこちに粗相したりしているものの、元気さではあまり変わっていないというか、のんびり暮らしています。 毛並みはバサバサだし、色も茶色っぽくなってきてしまったので、汚い格好で写真を撮るのは可哀想かと思って、写真のブログにも登場しませんが。 130歳なりに元気にやっております。
時々ひなたぼっこをしながら、庭の芝の上でべたっと寝ている事があって、ふとパティオから見かけると、お迎えが来たのかとギョッとするけれど。 このまま穏やかに余生を送っていただきたいものです。
あと、猫を飼う事は、ロッキーには内緒にしておこうと思っている。 居住区が違うから、多分出会わないだろうし。 ロッキー猫嫌いだからねー。 皆も黙っててね。
昨日、テレビを観ようとしてソファーの後ろにある青銅の像に後頭部を強打したのだが。 その時も痛かったが、夜になっても痛く、寝返りをうつたびに痛く、今朝も痛く、今も痛い。 というか、もう頭痛。 これで死んだら、ジャバ夫さんが疑われるんじゃないかと心配になったので、日記に書いておく事にした。
容疑者は、鈍器などで外国人妻の後頭部を殴るなどした疑いが持たれている。
というニュースがあったら、誰か証言してあげてください。 勝手に妻が銅像に頭ぶつけたんです。
さて、洋服。 いい加減、普通のTシャツを着ているとおかしい感じにお腹が出てきたので、親戚や友達から借りたりもらったりしたマタニティ・ウエアを投入している。 そんなに長らく着る物ではないし、イサムさんを妊娠している時には冬だったので、夏服があまりないから。
最近はだら〜んでろ〜んとした、妊婦じゃないのに妊婦みたいな服が色々あるので、それで良いんじゃん?わざわざ買わなくても、とお思いでしょう。 しかし、妊婦のプロポーションは、普通の人や普通に腹が出てる人とは、微妙にどこか違うらしく、普通のゆったりした服では、色々と窮屈なのだ。 一回マタニティを着てしまうと、もう普通の服には戻れない。 とても楽。
特に、最近マタニティのスパッツを買ったら、信じられないくらいに楽だった。 大きいサイズのスパッツとは、また違う。 履いてないくらいに圧迫感が無い。 素敵だマタニティ。
というわけで、だら〜んとしています。 でろ〜ん。
というわけで、猫を探して3千里。
頭に「M」と書いてある、可愛い子猫がローカルの保護猫リストに入っていたので、さっそくアプライして、電話面接を待つ事に。 ところが、その子に居た5、6匹の兄弟は一日にして次々と里親が決まって行ったらしく、次の日にはホームページから居なくなった。 そうか、そんなに人気なのか。 これは養女に来てもらうのは、なかなか難しそう。
と、半ば諦めかけていたところ、ジャバ夫さんに連絡が入り、色々と質問の後に里親合格のお知らせをもらったのである。 やっほー! 「明日、猫迎えにきて」と言われて、果てし無く盛り上がる我ら。 義父母も長らく猫と犬の両方を飼育していたので、(そして、ロッキーが猫嫌いな為にしばし断念していた)猫が来ると聞いて大騒ぎ。 義父は「一匹で良いのか。二匹にしなさい」とか言い出す程。
うきうきと、学校を30分早引きして意気揚々と迎えに行くと・・・そこは猫の園であった・・・。 正確には、猫と犬と亀の園であった。
亀は一体どこで保護されるのか? でっかいリクガメが数匹ノソノソ歩いていた。 一匹小屋の中で逆さにひっくり返ってしまったのが居て、ジャバ夫さんが呼ばれて、表に返していた。 女性スタッフが持ち上げられない程の大きさ。 亀たちは、ほとんどパーマネントに滞在しているとのこと。 そうね。 もらう人は中々居なさそうね。
そして、猫。 「M」の子猫は、母猫と共に保護され、なんかちょっと人間に警戒心を持っているのであった。 とてもシャイ。 シェルターの人と、アレやこれや話して、面談。
どうも、M子はシャイなので、2歳児の居る家にはむかないんじゃないか、と言われる。 ありゃ。 じゃあ、猫もらえないんでしょうか。 と聞くと、もっと社交的な子猫が、実は昨日来たので、見てみないかと誘われる。
結果、色々悩んだ末に、セミ長毛種っぽい姉妹を2匹引き取る事になった。 何故2匹って・・・色々あったのよ・・・。
灰色の縞猫と、白地に黒縞猫。
彼女等は、今すぐ譲るには若過ぎて、ワクチンや手術もしないといけないので、受け取りは2週間後となった。
今日持って帰る気満々だったので、ちょっと肩すかしになってしまったけれど、2週間でばっちりお部屋を改装してお待ちしなければね。 うはは。
3年目の結婚記念日でございました。 夜レストランに食べに行くだけの、シンプルなお祝いに仕上げたかったのだが、ジャバ夫さんは何かサプライズをしないといけないと思っているので、約束の時間になったら、リムジンが迎えに来た。
レストランは、イサムさんが産まれる一日前に一度行った事のある、山奥のリゾート。 その時は臨月だったので、ワインが飲めず。 ステーキを山程食べて帰ったのだった。
子どもを産んだら、また来て今度はワインとマティーニをいただこう! と意気込んでいたのだが、そのままだった。 そして、今回ようやくリベンジに行ったのに、また妊娠中で飲めず。 その上、風邪っぴきで味すらよくわからないという・・・。 という・・・。 うう・・・。
おそらく美味しいのであろうフォアグラとホタテの前菜をいただき、どうやら美味しいらしいラビオリを食べて、帰りのリムジンに乗り込む。 すると、運転手さんが「約束の時間よりちょっと早いから、一時間ドライブしてあげる」との事。 では、というわけで、結婚式をしたフォーシーズンズが近かったので、そこへ日没を観に行く。 しかし、海からの風が冷たい! 我らの結婚式の日は、5月にして奇跡的に暖かかった日で、例年は日没後冷え込むのだ。 さむー。 と、短時間で切り上げる。
まだ時間あるねー。 何しようかねー。 と、話し合っていたら、「あ、オムツが無くなってた!」と気がつき、運転手さんにお願いして、近所の大型スーパーVONSへ行ってもらう。
リムジンでオムツを買いに行く。 おしゃれー・・・。 スーパーの前で、運転手さんがドア開けてくれて、ちょっと恥ずかしい。
最後に、カードを交換して、記念日はお開き。 ジャバ夫さんからのカードには、なかなかの長文がしたためてあり、よく出来ました。 そして同封された手作りチケットには、目を見開いた猫の写真がプリントしてあって
Congratulations!!! This coupon entitles you to one cat adoption!
と書いてあった。 そして、下には近所の保護猫リストが見れるサイトアドレスが。
ついに、猫を飼う時が来た!
でも中々子猫を譲ってもらうのが難しそうなので、なんか進展があったらお知らせします。 猫ー。
風邪をひいているので、蜂蜜とレモンの絞ったのを熱湯に入れ、蜂蜜レモンを飲んでいる。 レモンは山程庭になっているので、飲んだら良いじゃない。 気候が良いから、年間通じて5毛作くらいになってて、もぎ放題よ。
あと、地元の蜂蜜を摂ると、アレルギー性鼻炎が緩和されると聞いて、俄然蜂蜜にやる気が。 サンタバーバラの野良花蜂蜜だの、オハイのオレンジ花蜂蜜だのを買って来ては、お湯にクルクル溶かして飲んでる。 そのまま舐めると、糖度が高過ぎてむせちゃうので。 パンに塗っても美味しい。
妊婦じゃなくなったら、カロリーが気になるから蜂蜜あんま食べないと思うけど、今は一日何回もいただいています。 ありがとう蜂。
さて、暢気に風邪なんかひいているうちに、イサムさんがイヤイヤ期に突入してしまった。
イヤイヤ期とは、それまで「食う寝る出す」だけの欲求で泣いていた赤ちゃんが、ついに自我に目覚め、より複雑なサービスを親から求める事によりおこるとされている。 例えば、フォークは赤いのを使いたいとか、靴下は左足から履きたいだとか、水はコップで飲ませてくれだとか、そういうようなこと。 しかし、それを親に伝える手段が無い為に、泣く。
というか、暴れる。
自分でなんでもやりたい欲求も増しているらしい。 でも巧く出来ないので、泣き暴れる。
その泣き方暴れ方が、パネエ。 脚は全力でバタバタ。 親の顔に当たろうが、そんなの関係ねえ。
ぎゃわああああああっと暴れているイサムさんの横で、殴られてヒデブ!と転がっている母、履かせようとした靴が散らばる現場。 なんてなことになっている。
あんまりイサムさんがいい子なので、このままイヤイヤ期が来ないまま終わるのかしら。 うふふ。 なんて思っていたのは、甘かった。
そして、母はわりとあきらめが早いので、暴れ始めたらさっさと離れて、収まるまでぼやーっと待ってたりするのだが。 (そしてデイケアに遅刻するのも、また良きかな、と思っている)
ジャバ夫さんは、わりと粘る。 しかも、言い聞かせようとするので、朝からえらい騒ぎの連続。 持ってる車のおもちゃとかを、着替えの為に取り上げたりするもんだから、増々大暴れ。 (母の一口メモ:右袖を通す時には左手に持たせ、左袖に通す時には右手に持ち替えさせれば良いのです。その一手間で、大人しく着替えてくれるのに)
あんまりうるさいので、風邪でおちおち寝ても居られず。 イサムさん、自我の目覚めなのでした。 早くおしゃべりできるようになりたまえよ。 自分の為に。
また蓄膿症やっております。 バタ。
頭が痛いー。 痛いー。 バタバタ。
咳すると頭に響いて痛さ倍増。 ううー。
よく、どっか痛いと「陣痛に比べたら・・・」という言われ方をするけれど、頭痛はまたおもむきが違う。 痛みはそれぞれにそれぞれの特徴がある。 足の小指を思いっきりぶつけたって、陣痛とは違う、味わい深い痛みになるではないか。 味わいたくないけど。
頭痛はもう駄目だね。 人の動きを止めるね。 思考も止まっちゃう。
というわけで、もう寝ます。 明日は良くなりますように。 ぐう。
えー、予想を裏切らず、また青鼻たらしてます。 元気だった頃が、遠くかすんで思い出せません。 年に5、6回風邪ひいて、治るのに一月かかるから、半年は風邪ひいてるのね。 そう・・・。 こんな女に誰がした。
さて、どうやらお腹に来る風邪だったらしく、イサムさんも皇帝も、トイレから離れられません。 (イサムさんは、オムツが乾く暇がありません) 一日にして2ポンド減ったので、その旨をジャバ夫さんに伝えると、朝ベーコンを3枚焼いて持って来てくれました。 そこで、思い切って聞いてみました「あなたにとって、ベーコンって何なの」と。
「ベーコンは豚の大トロだ!」
・・・なんという。 なんという名言だ・・・。 加工肉だと、なめてかかっていた自分が恥ずかしい。 心に刻んで生きて行きたい。
私らではなく、義弟妹が家を借りたので、そちらに移る事になったのだ。 サンタバーバラの、良い小学校の学区内に引っ越して行った。 家を借りるまで、と言いながらアナポリスからやってきて、結局半年以上同居していたわけですね。
ユアンがいなくて、寂しいわ。 ベイリーさんがいなくて、毛が落ちてなくて清々しいわ(あ
まあ色々感慨深いですが、義父と義弟が毎日毎日言い合っていたのが無くなって、とっても静か。 静かだね〜。 ところが、言い合ってたのに義父は静かになって寂しいらしく、家中ウロウロして、人を見つけては話し込んでいる。 あんまり英語がわかんないために、普段話し込まない嫁の所にも、一日二回くらい様子を見に来ますね。 「イサム〜イサム〜」と呪文のように唱えながら、あちこちから出て来る。
そして、義母がぎっくり腰でダウン。 なんということだ。 義父が増々暇になってしまう。 早く良くなって! というわけで、イサムさんを連れて一日何回もお見舞いに行くのだが、動かないグランマは、イサムさんにとって退屈なので、すぐにどこかに行ってしまうのであった。 2歳児だからね。 でも、病める時に支えあうのが家族です。 追々思いやりのある良い子になってください。 そのうち。
ところで、イサムさんの風邪。 もらったよ! 喉が痛いよ! でもまだ元気なので、ここで撃退したい。 蜂蜜舐めて頑張る。
という、大変ストレートな名前の病気をご存知でしょうか。 免疫力のない赤ちゃんがよくかかる、床やトイレからばい菌をもらって、発熱するという実に一般的な病気。 よく手足口などに赤いプツプツができることがあるので、手足口病と言います。 命名した人は、竹を割ったような性格なのでしょうか。
しかも、英語ではHand-Foot-Mouth diseasと言い、これもまんま。
たいていの病名は、英語で言われてもわかんないのだけれど、義妹にこれを言われて、一発でわかっちゃった。 もう、他の難しい病名も、こういう感じで簡単にして欲しい。
妊娠悪阻(入院が必要な程重症のつわり)なんてhyperemesis gravidarumだ。 難し過ぎる。 赤ちゃんが居て気持ち悪い病とかにしてくれ。
さて、ユアン君が手足口病になったので、プツプツは出ていないものの、熱が出て辛そう。 風邪ではないから鼻水が出たりとか、咳が出たりとかはしない。 地味に赤い顔をして、ぐずっているだけ。
「へー手足口病かー。イサムはやってないよねー」とか言ってたら、義母に「あらやったわよ。あんたたちがリトアニアに行ってる時に」と言われ、ジャバ夫さんとともにガビーン!となったのであった。 しかも、救急病院に行ったらしいわよ。 (重症ではなかったけど、プツプツが出たので義父母が慌てたらしい)
ガビーン!となって、こりゃあ本格的に、うちら両親はしっかりイサムを見ないといかんのではないの?と、急遽夫婦会議になったのであります。 今流行の、ネグレクトになってしまう。 いかん。 いかんよね。 夫婦揃って、子どもの病歴が言え無いだなんて。
ガビーン。 ・・・というわけで、これからイサムにかまう、強化週間に突入します。 今日早速、ロスにパスポート取りに行くんで、ナニーさんを頼んでしまいましたが。 明日からイサムさんにつきまといます。
またデイケアで風邪をもらって、青っ鼻垂らして咳してるイサムさんに付きっきり。 これまたうつったら、どうしてくれようか。 まあ、うつっても良いさ。 それがイサムの風邪ならば。
・・・どうかな。
イサムさんを撮影した写真館のホームページ、コンテンツバナーにイサムさんの写真が使われています。 http://www.babeestudio.com/
右端の方。 さすがアイドルね。 前髪がこんなにジャギジャギに切ってあるのに、可愛さは隠し切れなかったわ。
写真館の販促グッズや広告に限り、使用フリーという契約だったので、時々何の断りも無く使われているようです。 ギャラリーの、二番目のカテゴリーページにも、眼鏡イサムが。 あんま眼鏡の写真はいけてないと思っていたのに。 同じ写真だけど、イベントページにもイサムアイコンが。 2011年春の広告だから、すぐ違う子に入れ替わっちゃうかな。
さて、そんなステージママンな一方、あんまイサムさんの面倒みてないんじゃないかと言う疑惑が。 うーん。 見てなくはないけど、他のママに比べると、見てないとも言える。 特に引っ越してからは、一日の大半見てない。 けして、一人っきりにしているわけじゃあないんですよ。
義父母と同居になる時に、お母さんだけにしか懐かない子じゃあ、大変困るだろうよと思い、グランパマに連れ去られても、さらわれっぱなしにしていたせいかもしれない。 あと、家が大き過ぎて、うろちょろしているイサムさんの後ろを、いちいちついて回れないという事情も。 一応、お母さんとの間にドアなどの仕切りが無い状態にして、お母さんに助けてもらいたい時はすぐ来れるように導線は確保しているけれど、同じ部屋まで追っかけて行くとかはしてない。
そんで、今問題なのが、トイレットトレーニング。
あれ、子どもの排泄サインを親が見極めてトイレに連れてくんだって。 てことは、付きっきりで見てないといけないのだ。
一階の部屋がぶち抜きで一部屋しか無い実家なら、いつでもイサムさんの様子を見ていられるけど、時々どこに居るかもわかんなくなる今の状況では、とてもトイレのタイミングなんてわからない。
と、途方に暮れたのであるが。 もしかして、育児放棄気味なんじゃないかと心配になるくらいだ。 まあ、トイレの訓練は追々・・・なんか話せるようになったら・・・。
ようやく、風邪菌を全部撃退したと思う。 多少咳が残るものの、これはいつもの事なので、経過を見守るしか無い。
さて、今回妊娠中に風邪ひいてわかったこと。
それは、妊婦は風邪ひいちゃいかん!ということ。 薬飲めないからなのか、体力が落ちているからなのか、それとも良くわからない化学反応なのか、いつにも増して治りが遅い! そして、つわりと重なると、咳き込んで吐く。 増々体力が落ちる。 医者も、いつも以上に何もしてくれない。 何もかもが辛過ぎる。
別にすすんで風邪をひいたわけでもないけれど、こりゃあ本当に気をつけた方が良いですよ、奥さん。
そんな妊娠中の風邪に、役立ったものが、ずばり鼻うがい。 副鼻腔炎だったこともあり、これが無かったらたぶんもっと大変な症状になっていたと思われる。 そして、治るのも更に遅かったに違いない。
それから、蜂蜜。 喉がちょっと楽に。 あと天然ハーブ系ののど飴。
放っておいても大丈夫な家族。 主婦には、実はこれが一番ありがたいんじゃないかな。 ジャバ夫さんが頑張って、一週間イサムさんの面倒を見ていてくれました。
タイレノール。 どうにも頭が痛過ぎて、死ぬかもしれないと思った時に一回だけ。 産科の医者が、飲んでも問題ない、と言ったものの、心配だから一回だけにしときました。 そして、飲んだ数分後につわりで戻したという・・・。 でも確かに、ちょっと楽になったよ。
ヴィックス社が出してる、吸引式のスチーム器。 実に単純な機械で、お皿に水を入れておくと電気で沸騰して、湯気が上から出て来るという・・・。 役に立ったというか、寝る前に吸引すると、鼻がわずかに通るので、寝入りが多少楽に。 すぐにまた詰まっちゃうけど。
まあ、そんなこんなで乗り切りました。 妊娠中に風邪をひいたら、参考にしてくだされ。 でも、基本は耐える事。 うっかり風邪をひかない事が一番です。
母の日なので、義父が、義母と嫁二人にでっかい花束を買って来てくれた。 しかし、子ども等の手の届かない所がキッチンカウンターしか無いので、キッチンが笑っていいとも状態に。
そして、母の日は寝ている妻に朝食を持って行くと言うのが、この家の決まりなのか、朝はキッチンを奪い合う男どもの怒号で目が覚めたのでした。 静かに寝かせてくれ。
イサムさんからは、カード。 いつもジャバ夫さんが買って来たカードに、クレヨンでグリグリしてくれるのだが、だんだんラクガキのレベルも上がって来ている(ような気がする)。
そして、ジャバ夫さんからも妻へ、母の日カード。 ジャバ夫さんは手紙が苦手で、いつもカードに何も書かない人だったのだが、いつだったか3行くらいメッセージを書いてくれたのをえらく褒めたら、それ以来頑張って何事か書いてくれるようになった。 今回なんて、7行もメッセージがついている。 こちらもレベルが上がって来ている。
義母には、イサムさんと皇帝の連盟で、グランマ宛にカード。 それから、アンティーク屋さんでスコットランドのブローチを見つけたので、イサムさんからということでそれも添えて。 ジャバ夫さんからも、母宛にカード。
母の仏壇も綺麗に掃除して、ミカンを供えました。
というようなわけで、のんびりと過ごしたのでした。
あ、でも昼ご飯に義父がフライドチキンを作るとか言い出して、キッチンが大爆発したので、皆で掃除もした。
というわけで、イサムさんと沢山遊んだおじいちゃんが帰って行きました。 イサムさん大泣き。 おじいちゃんの準備しているスーツケースに入り込んでみたり、なんとなくおじいちゃんは遠くに住んでいる事がわかっているのだろうか。 「バイバーイ」と言ってから、ちょっと考えて泣いたり。 愛い奴よ。
ところで、前日は大変だったのです。
ジャバ夫さんがおじいちゃんを連れて、ワインテイスティングに行きたい!と言うので、妊婦が運転手となり、町でお勧めのワイン工場とビール工場に連れて行ったのであるが。 妊婦ねえ、ほら、プリウスの前のとこ潰しちゃったじゃない? 修理に出しちゃったので、義父母のでっかい車を借りたのです。 それがまあでかい事。 そして、馬力もあるので、なれない運転で四苦八苦。 よろよろしながら、それでも頑張って3つのワイナリーと2つのビール工場を回ったのであった。
で、運転の心配がいらないのと、親が来ている手前、あんま嫁さんに怒られないので、いい気になってまあ飲むは飲むは。 ジャバ夫さんも飲みましたが、おじいちゃんも飲みました。 できあがったのは、完全な酔っぱらい二人。 二人ともご機嫌系。
最後のビール工場では、ビールの入ったコップを工場見学に持ち込んで、飲み終わってその辺の機械の上に置きっぱなしにした上に、最後「回収しなさいよー」と促したら「俺のじゃないよー。違うよー。俺のじゃないよー」とか変なシラを切るおじいちゃん。 「新しい望遠鏡買おうよ〜。ジュピターとか見えちゃうんだよ〜」と10回くらい言い続けてるジャバ夫さん。
いつもは皇帝の方が先に酔っぱらうから、素面で酔っぱらいを観察するなんて、なかなかチャンスが無い。
冷静に見守る皇帝。 それから義父母と合流して、更にレストランでディナーなんですもの。
そして、酔っぱらい達と合流する義父母。 二人の様子のおかしさに、苦笑い。 皇帝半笑い。
そして、レストランでもカクテルを飲む二人。 もうベロンベロン。
同じ事を何回も繰り返すジャバ夫さん (例「ハリーポッターとソウは、どっちが面白いかなー。どっちが面白いかなー。どっちかなー」 「(壁の映画俳優の写真を見て)あの人なんで銃持ってるの?なんで持ってるの?なんで銃?」 「ビール美味しかった。ビール美味しかった。ビール美味しかった」 などを、各10回くらい繰り返して) それを、何故かもう一回英語で言い直して報告するおじいちゃん。 てか、すでにジャバ夫さんも英語で言っているので、言い直しているのかなんなのか。 というわけで、同じ事を何度も聞かなければならない我ら。
ムール貝の前菜を、フォークで取りたいのに巧く取れなくて、悲しむジャバ夫さん。 素面なのに、キノコの前菜を皿から半分以上落としている義父。 テーブルの上に転がってるキノコを食べるおじいちゃん(やめてー)。 カオス。
家に帰ってからも、ジャバ夫さんが日課通り、水を入れたピッチャーとコップを寝室に持って来てくれたのだが。 (皇帝、よく夜に咳き込むので、水さしは必需品) それは良いのだが、しばらくして、またキッチンからコップを持って来るジャバ夫さん。 繰り返すジャバ夫さん。 キッチンから、義弟が「何個コップ持ってくんだよ!」と制止しているのが聞こえる。 結局、計4個もコップ持って来た。 「もうコップ要らないよ」と言っても 「だってコップ無いと水飲めないんだよ〜」と何故か説得してくる。
・・・おもしろいけどウザイな・・・。
そして、朝になって「わ、なんでこんなにコップあるの?」とか聞いて来る。 それはね、妖怪コップ運びが来たんだよ・・・。
というわけで、珍しく酔っぱらいを客観的に観察できたのでした。
泣き上戸とかじゃなくてよかったけれども、が・・・。
こんにちわ。 前庭からゲートまでのわずかな間で、庭師の車にバンパーをぶつけてしまった皇帝です。
がっくり。
ぶつかった速度は、ほとんど動いていないようなもんだったので、ナンバープレートとバンパー附近の部品が曲がった程度だったのですが。 修理代がけっこうかかってね。 一週間車無しだし。
がっくりだよ。
修理屋さんに持って行ったり、保険屋さんと喧嘩したり。 こういうことは、いつもはジャバ夫さんが必ず一緒に来てくれるんだけど、今回は自分でやった。 やってやったぜ。 わっちもやればできるってことさ。
でも、大きかろうが小さかろうが、事故っておこすとがっかりですね。 がく。
庭師の車の方はライトが割れてしまった。 ちゃんと登録してないのか、修理屋には出せないっぽい。 庭師は詳しくは語らなかったけど、「いいよ、いいよ」という感じで、保険屋にも連絡したがってない様子だったのです。
・・・ごめんよ・・・。 ばた。
引き続き、プラレールに夢中過ぎて入眠儀式に集中できないようなので、夕飯を食べてる間にこっそり子供部屋のプラレールを片付けておいたら、その後はプラレールの事は忘れたのか、通常通りに歯を磨いて絵本を読んでベッドに入ったイサムさん。 目に入らなければ、忘れてしまうのだろうか。
さて、移動式の遊園地が来ていたので、行ってみた。 よくホラー映画とかで、ピエロが夜中に追いかけて来て、人を殺しそうなやつね。 イサムさん連れなので、昼間に行ったのだが、これがまあ暑い事。 日陰が無いので、てらてら。
メリーゴーランドや観覧車などの簡単な乗り物も来ていたけれど、イサムさんの身長が足りないのでどれにも乗れず。 何故かヤギや豚、鶏やウサギなどの家畜が沢山来ていて、地面はヤギの糞だらけ。 うーん。 動物園ってことなのかな?
どのアトラクションやイベントも、ちょーっとイサムさんには早い感じ。 来年は楽しめそうでした。
あと、路上パフォーマンスみたいなフォーク歌手のお姐さん達が、低いステージで歌っていたのだが。 イサムさんがステージによじ登って、踊ろうとして大変だった。 いつもリビングは、イサムさんのワンマンショーで、グランパが音楽をかけて、イサムさんが踊って、皆がちやほや拍手するもんだから。 でもそれはお前さんのステージではないのだよ。
開けてはいけない、禁断の箱。
それはプラレール。
トミカが販売している、プラスチックのレールを電池で走る鉄道おもちゃ。
男の子が老いも若きも皆、のめり込んで行くと言う。
その禁断のおもちゃを、おじいちゃんはあげてしまったのです。
・・・というわけで、まさに寝食を忘れてプラレールに没頭しているイサムさんです。 お昼寝の時間になっても寝ないくらい。 ご飯の時間には、レールの上の電車をぱっと取り上げて、ダイニングまでお母さんが逃げ、電車を追って走って来るイサムさんをハイチェアに縛り付けなければならない。 夜は、ちょっとした隙にオムツの箱の中に電車を隠して、イサムさんが探し疲れてベッドに入るまで待たなければならず。 朝の母は、プラレールの箱で殴られて起きる始末。
まさか、このままのテンションでずっとはまりっぱなしということは無いだろうけど。 とりあえず、今は少しだけ飽きてくれるのを待っています。
あと何故か、二つ以上の電車を同時にレールに置くのは、イサムさんの美学に合わないらしい。 二個置くと、慌てて一個止めに行く。 変な子ー。
2011年05月01日(日) |
坊ちゃんとじっちゃん |
というわけで、イサムさんにとってはおじいちゃんが来ているわけです。
おじいちゃんは時差もあって朝早く起きて来るので、朝寝坊の母に代わって遊んでもらっている。 ぐう。
そして、イサムさんは今寝る前に読む、絵本のノンタンにはまっていて、寝る時間に近づく頃「ノンタン読む?」と聞くと「タン!」と言いながら自分の好きなノンタンの絵本を選んで持って来る。 それを、おじいちゃん相手にせっせとやっている。 大体、絵本なんて二冊も読むと疲れるので、一回二冊までしか読んであげていなかったのだが。 お母さんに二冊読んでもらった後、おじいちゃんにも二冊読んでもらえるのだ。 ご機嫌。
特に観光に行くわけでもないので、近所をウロウロしている。 そして家でゴロゴロしている。 ゴロゴロ。
そういえば、ロイヤルウエディング。 アメリカのファッションチェック番組で、ビクトリア・べッカムが黒い服を着ていた事に対して「結婚式じゃなくて葬式だわ!」と散々こき下ろされていて、怖かった。 そういうところが、アメリカはイギリスよりも保守的だよな、と思った。 あと、それを「アメリカの恥」的に言うのだが、べッカム夫妻は元々イギリス人だ。 アメリカで活躍したら、即アメリカ産とみなすところも、すごいアレだな、と思った。
皇帝
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