皇帝の日記
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そんなわけで、イサムさんをベビーシッターに託し、元ルームメイト達とスノーボードに行ってきた。
現場はロスから車で2時間半のビッグベアー。 面子がフランス人、イタリア人、デンマーク人(ヨーロッパチームは、今もルームシェアしている)マレーシア華僑アメリカ人、アメリカ人、日本人。 なんだか無理に揃えたみたいな感じになってしまったが、自然とこういう風になったのです。 なんとバラエティー豊かな。
とりあえず、行きは思ったよりも急な斜面は無く、スムーズに・・・車で登って行ったのだが。 途中、わー尖った石が落ちてはるーと思ったところに、思いっきり車を走らせたジャバ夫さん。 皇帝のプリウス、左前輪大破。 ばすううんん〜3
あーれー。 と、崖側に車を寄せて、後続の筈のヨーロッパチームのラウンドローバーを待つ。 いや、待たなくても、プリウスもちゃんとスペアタイヤを積んでいるのだが、誰もタイヤを付け替えられないと言う・・・。 もわーん。 しかも、標高が高いので、寒い。 雪が凍ってる。 もーん。
しばらくしてヨーロッパチームがやってきて「誰かタイヤの付け替えできる?」と言うと、イタリア人がサササっと付け替えてくれた。 おおー。
気を取り直して、ビッグベアーへ。
アクシデントのため、日が暮れてからレンタルした山小屋に到着。 なんかもう疲れたし、KFC行っとく?みたいなだらけっぷりの面々。 すると、イタリア人がラザニアを取り出し、オーブンで焼き始めた。 おお。 一家に一人イタリア男。 備えあれば憂い無し。
そんなわけで、近所の酒屋で仕入れたワインとラザニアで乾杯し、デンマーク人の持って来た人生ゲームをやって、この日は就寝。 次の日は、めくるめくスノボの筈。
明日から前のルームメイトとともにスノボの旅に行ってきます。 また来週お会いしましょう。
ところで、今日イサムさんの髪の毛をザキザキ適当に切り刻んでいたら。 それを見たジャバ夫さんが「なーんだ、床屋に行かなくても良いじゃん」と思ったらしく、皇帝に散髪を依頼して来た。
ほんで、ええ。 やっちまったんですが。 なんか、頭頂部だけザックリ切ってしまい、ザビエルな感じに・・・。
ジャバ夫さんも、さすがにショックを受け、言葉を失いました。 皇帝はもう、自分の犯した過ちの罪深さに恐れおののき、無言。
取るものとりあえず、モンテシトの床屋(ジェントルマン専門)に駆け込み「エマージェンシーです!」と無理に一時間後に切ってもらう約束をした。 一時間、モンテシトの公園でイサムさんをブランコに乗せたり、追いかけっこをしながら待つ。 帽子をかぶりながら・・・。
そして、こないだのエステートセールで会場の整理をしていたおばさんに出会った。 孫を遊ばせているそうな。 孫娘は小学校の中学年くらいで、イサムさんの遊び相手にはなってもらえそうになかったけれど、お行儀がよくて、イサムさんに「かわいいねえー(おせじ」と言ったり。
おばさんに事の次第を話したら「髪の毛はいつか生えるわよ」と慰められた。 そうよね・・・。
で、ドキドキしながらプロに散髪してもらって、戻って来たジャバ夫さん。 ちょっとミリタリー風な、短めの刈り上げにしてもらって、ご満悦。 短い髪も、結構似合います。 だがしかし、やっぱりちょっと頭頂部が薄い・・・。
という事は、勇気がなくて言えませんでした・・・・。
床屋さんは切りながら「奥さんを責めちゃいけませんお」と、なんか教訓を言ってたらしい・・・。
うん・・・。
べェンチュラにスポーツウエアのブランド、パタゴニア社がある。
会社があるだけでなく、直接販売もしているのであるが、アウトレットではないので別にお得になっているわけではない。 さすがに本国お膝元なので、日本よりは安くなってるけど。 世界展開しているブランドだから、どんなにか大きいかと思わせるけれど、実はそんなに大きくはなく、1ブロック内で足りてしまう程度の展開。 在庫も持ってるけど、倉庫は全米に点々と散らばっていて、近いところから適宜出荷されているらしい。 あと、社員の子どもの為の保育所なんかが併設されているので、でかいっちゃでかい。 でも広大ではないな。
職人さんが会社にいるので、持ってるパタゴニア製品がほつれたりして壊れたら、そこですぐ直してくれるらしい。 残念ながらパタゴニアの製品は丈夫過ぎて壊れた事が無いので、確認はできないのだが。
本日なかなか昼寝しないイサムさんを車に積み込んで、寝かし付けがてらパタゴニアに行ってきた。 狙いは、ジャバ夫さんが前から欲しがっていたキャリーバッグ。 そろそろ誕生日なので、機内持ち込みギリギリサイズのを購入。
それから、父に頼まれていたのでエコロジーバッグ。 パタゴニアのエコロジーバッグはすごいよ。 ぱねえ軽さで、薄さで、小さくなって、しかも10キロの米袋入れても伸びもしない丈夫さ。 何この夢の繊維。 このエコバッグを一回使うと、もう他のバッグに戻れない。 しかもスタイリッシュ。 その上やたらに物が沢山入る。 お勧め。 ちなみにアメリカでは15ドルです。
このやたら軽い素材でできてるバッグのシリーズがいくつかあって。 大きめのリュックと、小さめの斜めがけを、育児用バッグとして使っております。 ジャバ夫さんも持てるように、黒をチョイス。
育児用と言えば、ちょっと大きな(たぶん釣り用とか)ウエストポーチ。 これにぬいぐるみとかイサムさんのおもちゃをパツパツに詰め(パツパツがポイント)そこにイサムさんを座らせて、抱っこの補助にする事もある。
そうそうエコと言えばこの会社はエコにやたら力を入れてて、会社の屋根はソーラーパネルになってるのです。 徹底している。 アウトドア派じゃないので中々利用しないけど、何かあったらここで揃えたい。
今日はジュエリーのクラスだった。 トンカチトントンしながら、真鍮でマルカンを作ったり、石を留める練習をしたり、銀板を糸鋸でギコギコしてデザインを作ったりした。 充実。
朝一の授業は割と肉体派で、「理屈は良い。身体を動かせ」って感じ。 今は、ネイティブアメリカンの技術で銀の指輪を作っているところ。 先生は、細かい事は言わないけど厳格で「ここんとこ長さが足りないんですけど〜(おずおず」と聞こうものなら「足りないなんて事はありえない(きぱ」と返して来る、白髪のショーン・コネリー似なナイスミドルです。
午後の授業は、ジュエリーのテクニック。 まずは定規と計算機を持って来て、石の直径を特別な機械で0.00ミリ単位で測って、理論と理屈で緻密に石留めなどの技術を学びます。 もちろん、計算するだけではなくて金属をトンテンカンテン加工して、実践します。 しますんですけどね。 なんでしょうかね、円周率だのなんだのって。 別にそんくらいは計算できますよ、だって計算機持ってるし。 でもさあ・・・
英語じゃんか・・・
直径ってなんて言うんだっけ・・・バイオじゃねえや、ダイオメター。 ふーん・・・。
先生(職人さん)がものすごい早口で、しかも本人が「僕、注意欠陥多動性障害なので、時々僕の頭の中で正しいと思ってる事が、口では違う事言ってますから」という申告を。 ん? 先生の頭の中だけで話が進んでいると言う事? 「あと、話をしながら作業してると、手順を間違えます。でも皆さんは間違えないように」 な、何故授業を引き受けたのだ・・・。
若干目眩がしながらも、先生は皇帝のことを「英語の全くわからない子」と認識しているらしく(まあ間違いではない)とても気にして、何回も作業を見に来てくれる。 石の直径の82%と、75%のリング(マルカンみたいなの)を作る事になった時など、「この子大丈夫だろうか」という感じムンムンで(大丈夫じゃなかったけど)何度も手直ししてくれた。
ところが、これが彼の障害なのか、皇帝の苦心の作を何故か他の生徒の物とごっちゃにしてしまい、無くすと言う失態。 先生の言い分は「何故こんなミスをしたのかわからない」 そ、そうか・・・。 でも、僕はそのリングが無いと先の作業に進めない。 とオロオロしていたら、さすがに先生なので皇帝が1時間かけた物を10分で作って渡してくれた。 しかも、もっと美しく。
先生は自分の作業に没頭すれば、すばやく作品が仕上がるのだが、生徒に教えながらだと手順がわからなくなって混乱して、頭を抱え込んで机に突っ伏したりする。 なんか、頑張って、先生。 生徒も先生の応援をしていて、プリントの配布とか名簿を使って点呼をとるとか、材料を均等に配分するとか、できないことをお手伝いしている。
ある意味クラスが一丸となって、この学期を切り抜けようとしている。 これはこれで良いのではないでしょうか。 おらも頑張る。
サンタバーバラのボタニカルガーデンに行ってきた。 元々の家の近所で、今までなんで行ってなかったのか、というロケーション。 ようするに、解放庭園ですね。 市営の。
前の家の近所と言う事で、やはり火災の被害は免れず、園内の全ての橋は焼け落ちてしまったため、園を一周回るコースだけが残っている。 庭の真ん中を川が走っているのだ。 疲れたからと言って、途中で橋を渡ってショートカットすると言う事ができないので、一周一時間程度をこなさなければならない。 行けるか? いや、自分だけなら行けるけど、イサムさんがいるからさ。
一応ストローラーを用意して、イサムさんが疲れたら乗せて行けるようにした。 いざや出発。 と、歩き出したとたんにイサムさんストローラーに乗り込む。 えーもう? と、ガラガラ押しながら進んで行くと、途中からけっこうな山道に。 ああ〜がたがたがたがた。
成長すると、世界最大級の大木になると言う木とか、ヤゴやメダカのいる池とか、珍しい鳥だとか、そういうのが断りも無く居るらしいので、自然観察の人とかが熱心にメモをとりながら歩いている。 もちろん、子連れのお散歩もちらほら。 入場料8ドルがやや高く感じるけど、こないだのヘモヘモ水族館も8ドルだから、市営のものは8ドルって決まっているのかな?
ガタガタしながら山を越え谷を越え、ついに入り口に戻って来た。 ボランティアがやっているお土産屋さんがあるので、入ってみると中々の雑貨セレクション。 庭に生えてるハーブでできた石鹸やクリーム、野草を描いたレターセットなどなど。 何故かイサムさんがムカデのおもちゃを気に入って放さないので、これも購入。 だって、ゴムのおもちゃなんだけど、くわえるは伸ばすは、床に打ち付けるは・・・買わないと申し訳ない程に痛めつけてて・・・。
そうえば、行く前に前の家の設計者の人に会ったら「あの庭の橋は僕が作ったんだよ〜。見て来てね」と言っていたんだが。 無かった。 ごめん。
ところで昨日のエントリーの解決策を思いついたんだが。 一個一個の仕事を、もっと早くこなしたら良いんじゃね? というわけで、時短にがんがる。
最近ネットに上がる時間が調整しにくい。
最近の皇帝の一日は、
朝、イサムさんとともに起きだして、パンを焼いてコーヒー入れて朝食。 背痛緩和の為に一時間運動。 その後、自分の居住地区だけ掃除機をかける。 やはり、自分の生活している使っている物たちは、自分で綺麗にしないと、人として駄目になる気がするので。 あと、運動した後に掃除機をかける事で、身体のクールダウンにもなるし。 ベイリーさんの毛がとても気になるし。 お手伝いさんが来る前に済ませて、何気ない顔をしているのがポイント。
身支度をしてから、イサムさんの離乳食作り。 もう離乳食じゃなくても良いんだけど。 コックさんの料理は色んな香辛料が使われてて、大人でもちょっとクセのある味の事が多く、食べにくいから。 イサムさんはすぐにハンストするし。 とりあえず主食の米(かウドン)と、みそ汁、茹でた野菜を用意する。
昼間イサムさんを公園に連れて行く事を課題として自分に課したので、昼ご飯の後は車に乗せて外出。 一時間ばっかり遊ばせると、イサムさんお昼寝の時間になるので、車に乗せて30分程ドライブして寝かせる。 その為にベンチュラかサンタバーバラの方へ行って、ついでに細々した買い物を済ませる。
で、帰って来ると夕方で、夜のイサムさんの食事を準備して食べさせて、裁縫したり、イサムさんとクレヨンクラブして、寝かしつけ。 イサムさんが9時に寝てから、自分が寝る間にネットをするのだが。
なんかジャバ夫さんが「映画観よ〜」とか言ってDVD持って来たりすると、そっから2時間映画鑑賞。 もう寝る時間でんがな。 一応、メールに目を通して、更新だけは済ますんだけど。 これは工夫しないとなあ。 夜は疲れてるし。
昼間にどうにか時間ができないか、検討する事にする。
あ、開墾にはまっている義弟が、トラックを買って来た。 トヨタのタンドラ。 でけー! 邪魔!
家の周りがアボガドの森になっているという話をしたが。
どうやら、この辺の土地は、所有地の何%以上かに、市が指定している作物を植えておくと、税金が安くなるらしい。 だから、オリーブやらオレンジやらが、別に収穫されるわけでもないのにあちこちに生えているのだ。 落ちて腐って、えらい事になっているが・・・。 作物を売る為には許可証が必要で、なかなか審査が厳しいらしいよ。
さて、セーリング選手の義弟がシーズンオフだ。 オフだから、たまに行く筋トレ以外は四六時中家にいる。 邪魔だ。 いや、そんなつもりで言ってるんじゃなくて、ただ邪魔だなーって思ってさ。 ふ・・・。 邪魔。
あんまり邪魔なので、なんかしたら良いんじゃないの? 外で健康的にさ。 家から出てさ。 ほら、気候も丁度あたたかになって来たじゃないの。
と、熱心に外出を勧めていたら、むこうも「義姉うぜー」と思ったのかどうか。 突然アグリカルチャーに目覚めた義弟。 と言っても、家庭菜園とか生易しいもんじゃあない。 開墾である。
火事になってしまった元々の家の土地に行き、山斜面を開墾し始めたのだ。 おー。 フロンティアは消滅したんじゃなかったのか。 大草原の小さな家。
それもやけに凝り性で、私有地なら無免許で良いだろう(可否不明)と言って重機類を業者から調達して来て、操作を習い、木を切り倒して根を掘りおこし、作物を植え柵を建て・・・。
そんなわけで皇帝の思惑通りに朝から晩まで外に出ている事になった義弟。 だが、今度は2時間おきくらいに電話して来るようになった。 もちろん皇帝にではなく、義父母か義妹になんだけど。
うーん。 早くセーリングのシーズンになってくれー。
イサムさんの最近の目覚ましい進歩と言えば。 時々ちゃんとしゃべるようになりました。
ご飯を食べる前なのに「おにゃかいぱーい」 何も食べてないのに「おいちー」 虚空に向かって「ホワーイ?ホワーイ?」 いないいいないばあの音楽に合わせて「ばあ!」 滑り台を滑ろうとしている他の子どもの背中に向かって「ゴー!」 大をすると「ぷーっぷー」
とか。 あと、最近恐怖心と言うのが出て来たらしく、滑り台を滑らなくなった。 とりあえずスタート地点に座るんだけど、怖いから滑り出さないで戻って来る。 なんか言い訳を言っているんだけど、それは宇宙語なので良くわからない。 「にんにょんのーうりゅー」 と戻って来るのだ。 目線はやや下で。
あと、木製のレールのおもちゃをあげたのだが。 このレールを自分なりに繋げて、オリジナルコースを造るようになった。 すごいなー。
そして、二足歩行も板に付いて来たようなので、ついにテーブルの縁に付けていた保護パッドを外しました。 もう頭ぶつけてるとこ見ないしね。 まあ、もう少ししたらユアンが頭をぶつけまくるんだろうけど。
困った事と言えば、オムツの取り替えがダイッキライで、お母さんが新しいオムツを持って近づくと、全速力で逃げる。 子どもって、思いっきり前傾姿勢で全力で走るから、けっこう追いつけない。 捕まえても、身体をよじって逃げようとしたりね。 落ち着いて欲しい。 別にオムツはお母さんが取り替えたくて取り替えるんじゃなくて、お前の為なんだよ!(くわ!
ところで、NHKいないいないばあの挿入歌で「シャンプップーで〜シャンプップーで〜♪」ってのがあるが、あれいつも米語の人達に失笑されてる。 プーって幼児語でうん○ですからね。 「ご機嫌!ご機嫌!シャン、プップー!♪」などと言ってる場合ではないよ、うーたん・・・。
我が家の福さんがカレンダーデビューを果たしました。 http://www.well-piano.com/shopping/calendar/year2011/
兄さんが福の写真を投稿してくれたそうで。 3月にでかでかと載っております。 同じ月に、故花ちゃんもこそっと掲載。
売り上げは犬猫保護に使われるそうなので、皆、買ってくれよな! という宣伝でした。
さて、母親が早死にしたせいか、もう皆あっという間に死ぬんじゃないかと(失礼)思ってしまい、ここのところ色々と焦っていた感があるのですが。 特に、自分もう死ぬんじゃないと思って、皇帝亡き後のイサムさんの親権について、オクラホマの弁護士さんに遺言しちゃったくらい。 でも三回忌が済んで、どうやらまだ生きているので、そうそうぱったり死ぬもんじゃないらしいと思ったのか、ちょっと落ち着いて来ました。
まあね、出産でうっかり死ぬところだったし、誰も長生きする保証なんてないので、準備しておくのは悪い事じゃないと思うけど。 特に部屋の掃除とかね。
焦ったわりに、あんま片付かなかったな・・・。
サンタバーバラのピアにある水族館に行こうと思い続けていたのだが。 日曜日に念願(?)かなって行ってきた。
ペンギン!ペンギン!とテンションを上げていったのだが、ペンギンは居なかった。 というか、鑑賞用熱帯魚程度の大きさの魚たちしか居なかった。 一番大きくて、猫くらいの大きさのサメ。 死んだ(剥製)ラッコとか、死んだ(ホルマリン漬)上に内蔵展示してあるイルカとか。 ラッコが意外にでかくてびっくりしましたが。 なんでしょうか、この小学校の理科室感は。 壁には、地元の児童が描いたとおぼしきサメの絵。
色々イベントを催そうとしている努力を感じるのだが。 ピアから海にロープ付きのバケツを落として引き上げて、海の生物を調べよう!というコーナーでは、次々とゴミが打上げられては、分別されていた。
あと、小さいタコが居て、こいつが飼育員のお兄さんと仲良しらしく、楽しく遊んでいた。 お兄さんが言うには、一日中タコと遊んでいるとの事。 水槽の中のタコにおもちゃ(ピンポン球に棒を刺したなんか)を渡したり、水槽越しに指をチョロチョロ動かして、追いかけっこなどをしていた。 一日中やってるのか・・・。 水族館的にも、このタコがイチオシらしく、外壁にはタコの看板がかかっていた。
水もの大好きなイサムさんが大喜びで、触れるヒトデコーナーでは肩まで水に突っ込んで「ぎゃばあああああああああ!!」と絶叫。 3歳まで下をくぐれる小さなトンネル水槽を、何十回もくぐりまくり。 反対側からくぐって来た男の子に「だあああああああ!」と威嚇。 押すと地図上のランプが点灯する展示ボタンを連打。 隅々まで楽しんでおりました。 魚を楽しんだかどうかはわかりません。
かなり小ぶりの施設ですが、地元の子連れの人気スポットだそう。 入場料は大人8ドルと、展示内容を考えるとやや高め。 サンタバーバラの海の生態系とか、プチ知識を仕入れる事もできる。
あと、何故かクラゲの水槽の隣に、同じライトアップ(青)でビニール袋を浮かべてあるんだが・・・。 意図がどこにも書いてないので、なんのつもりなのかわからない。 考えられるのは、自然保護のメッセージか。 それとも只のジョークなのか。 次行く事があったら、タコのお兄さんにでも聞いてみようか。
ロスに行ってきた。 イサムさんの写真を撮ったスタジオで、でっかいパネルを作ってもらったのだ。 そんな物がセット価格に含まれているとは、すっかり忘れていたよ。 イサムさんを義父母にあずけ、出発。
スタジオはコリアタウンのど真ん中。 写真を受け取ってから、ついでに美味しい冷麺屋さんを教えてもらって、昼飯に。 美味しいけど、冷麺ってコシがあり過ぎて噛み切れない事無いですか。 その為に、最初にハサミ入れてくれるんでしょうけど、それでも結構な長さ残ってるよね。 ズルズルズル。 ズー。
それから、色の薄いジーンズが一本も無いので、メルローズで買い求め。 大きな画材屋さんを見つけたので、用は無いけどウロウロして、イサムさんのクレヨン・クラブの為に新しいクレヨンを購入。 ロスッ子にリトル大阪と言われている、スワテルに行き日本の本屋さんで雑誌をボソボソと仕入れて、焼き肉屋さんで〆。
お買い物の旅であった。
イサムさんのでかでかパネルは、数枚の写真を格好良くコラージュしたもの。 なんか、これを飾ると私イサムさんの大ファンみたい。 まあ良いんですけど。 ファンだし。
というわけで、免許が更新できた。 わー。 自由だー。
これで、一々皆にお伺いを立てながら移動しなくて良いのだ。 わー。 とりあえず、明日学校に授業料を払いに行って来る。 一人でな! わー。 テンション上がるわ。
あと、免許屋さんで隣の机で手続きしてたおっちゃんが、ウィリアム・ボールドウィンだった。 日本での公開作品は少ない俳優さんですが、バックドラフトとかで観れたりします。 有名人には気がつかない皇帝なれど、最近「有名人がいる時に周囲が作る空気」が読めるようになりました。
「え、あの人って・・・」 「でも違うかも」 「声かけて良いのかな」 「いや、やっぱりプレイベートで声かけるのはクールじゃないしな」 「特にファンじゃないし」 「後で家族に自慢しよう」
という感じの空気。
ところで、授業の為にアンケートに回答したのだが。 そこに、人種を問う所があり(選択制)、「あなたは・・・Aアジア人・Bインド人・・・・」 と、実に人種が細かく10くらいにわかれて書いてあって、皇帝は混じりの無いアジア人なので迷う事は無いが(インド人はアジア人ではないのだろうか)、父がアフリカ人で母がアフリカ系ヨーロッパ人な人とか、イサムさんとか、回答に困る人が居るだろうな、と思った。
あと、選択肢の中で
白人(ヒスパニックではない) ネイティブ・アメリカン(ヒスパニックではない) アフリカン・アメリカン(ヒスパニックではない)
と、しつこい程ヒスパニック系が間違えて印をつけないように牽制しておきながら、最後に ヒスパニック という選択肢が書いてあって、じゃあ頭の方に項目を置いておいてあげれば良いのに、と思った。
あと、こういう書き方だと、ジェニファー・ロペスやジェシカ・アルバは白人って言えないんだなと、しみじみした。 別に社会派なコメントではないです。 ただ「ふ〜ん」と思ったので。 ハンガリーの人は、どこに丸付けるんだろう。
このアンケート、なんの統計に使われるのかなー。
サンタバーバラ・シティ・カレッジとか言ってたけど、違う。 コミュニティー・カレッジだ。 と、今日行ってみて気がついた。
さて、見学に行ってみたら、あれよあれよと言う間に2コマ授業を取る事になっていた。 3コマ見に行ったけど、どれも定員オーバーだったんで、ウエイティング・リストに名前を書いておいたのだが。 月曜日の朝と言う事もあってか、1コマ目に空きが出て、2コマ目もギリギリ空きが出て、入れてしまった。 あーれー。
3コマ目は空きがなかったので、入れませんでしたが。 良いです。 1コマ3時間だから。 3コマもやったら疲れ果て切ってしまうわ。
どちらもジュエリーメイキングのクラスで、ようするに工作ですね。 頭でっかちの学校にしか行った事が無いから、身体を使う授業はなんとも楽しそう。 今日は早速、練習用の銅の板を、糸鋸でゴリゴリ切ったり、ペンチで曲げたり、バーナーでくっ付けたりして楽しんだ。 ああ楽しい。
ところで、SBCCのジュエリークラスは西海岸で一番有名な学校なのだが。 授業料が、ほとんど材料費にも満たない程安い。 45ドルとかだ。 これは、運営が地方税でまかなわれている為であり、住民は皆で学校を維持しているようなもんなんである。 つまり、授業を取らないと損なのだ。 ありがたく利用させていただきましょう。
お母さんが学校に行っている間、家でグランパ・グランマとお留守番だったイサムさん。 夜、丁度夕飯が終わる頃に家に戻ったら、「おにゃかいぱ〜い」(お腹いっぱい)と突然しゃべったイサムさん。 わ!しゃべった! しかし意味がわかったのが皇帝だけだったので、誰も驚かなかった。 皆、イサムさんがいつもの宇宙語言ってると思ってるんだろうな。
と、義母に伝えたら、何か俄然やる気になったようで。 「日本語を勉強する」と言い出した。 う、うん。 頑張って。
そんなわけで、来週も月曜日は学校! と思いきや、来週はキング牧師の誕生日だからお休み〜。
ハワイ島4が、大河ドラマ並みの長さになってしまったので、更新を断念してとりあえず寝ようと思う。 最近は寝る前の一時間を作文に当てているのだが、ハワイを書き始めてから就寝時間が押すようになって来たので。 今日はもう寝る。 更新を待っていてくれる皆、明日もオラの活躍お楽しみに!(言ってみたかった
ところで、イサムさんのプリスクールの申し込みをしなければならない。 イサムさん、もう学校て。 光陰矢過ぎる。 ほんで、イサムさんの学校を調べていたら、途中から何故か自分の学校を調べ始めてしまい、サンタバーバラ・シティ・カレッジに3コマ授業見学を申し込んでしまった。 来週行って来る予定。
あと、ついにグリーンカードの延長ができて、10年バージョン永住権カードが送られて来た。 本当に緑色で印刷されてて、本物のグリーンカードになった。 これにて、運転免許の更新を火曜日に行える事になったのであ〜る。 ほっとしたよ。
おまけ。 http://santabarbarapreschools.com/ 皆も、イサムさんがスーパーサイヤ人に育ってくれそうな学校を探してみてね☆
だから風邪なんですけど。
風邪ってさ、治療法が無いから、ハゲと並んで難病の一つだと思うんだよね・・・。 ま、俺くらいのレベルになると、風邪すら人生の一部? つか、やっぱ風邪は輸入品に限るつーか、インポートが基本かな?
一年の計は元旦にあり。 今年も風邪と仲良く暮らさなならんようなので、あえて前向きに考えてみる作戦。 喉がばっちり腫れとります。
イサムさんとユアンから隔離されて、じっと寝てばかり。 こういう時は、家に腐る程大人がいるって言うのは助かりますね。 誰かが面倒みてくれてるから。 ごほごほ。 ありがたい。
さて、二階の義弟妹のシャワールームから、水が漏れているらしく、廊下に水たまりができている。 それだけでなく、連日の雨に耐えかねて、パティオの屋根も漏って来た。 水関係に弱い家。
この家を設計、作ったのは、さる高名な建築家。 そして、彼自身が住んで使っていたのだ。 それが何故貸しに出されてしまったかと言うと、離婚協議に入り、財産分与の問題で揉めているからなんだとか。
実は、サンタバーバラでは貸家が多い。 それも豪邸の貸家。 離婚裁判で揉めてる熟年カップルが多いからなんだそうな。
離婚が決まるともう一緒には住めないし、かといって財産がどう分配されるかわからないから、売るわけにもいかない。 遊ばせているのももったいないから、とりあえずレンタルにしておこう、という事情だとか。 ふーん。
ちょっとあれな、サンタバーバラ不動産事情でした。
皆様のお察しの通り。
風邪ひいてます。
ばた。
とりあえず、サンタバーバラは異例な程に連続して雨が降り、冬並みに寒くなっております。 あ、冬か。
ごほごほ。
ハワイ島から戻りましたー。
ハワイ旅行は、いつものように日付をさかのぼって追々更新して行く事にします。 楽しかった。 とってもリラックス。
ハワイには有名人が沢山いましたが、残念ながら個人の特定というか、名前がわかんない人が沢山居たって感じで。 こいつは!って間違いなくわかったのは、トビー・マクガイアと阿部元総理(と夫人)くらい。 テレビのコメンテーターのあの人や、ビクトリアズ・シークレット専属モデルのあの人など、「あーあの人だー」という人々。 あーあの人ね・・・。
そして、戻って早々初怒りをば申し立ててしまうんですが。
ユナイテッド航空は、できればもう使いたくないのだ!!(机をバンバン叩きながら
ユナイテッド航空は、妊婦、赤子連れ、子連れのお客様の搭乗のお手伝い、および優先搭乗を一切しない事を、新ポリシーとして宣言いたしましたんだそうで。 宣言するなら、堂々と宣言すれば、チケット買わないで済んだのに。 オンラインでは一言も新規定について語っていない所が小賢しい。
こっそりポリシーを持って運営してるもんだから、うっかりユナイテッド選んじゃった臨月の妊婦が、炎天下2歳の赤子を抱っこしたまま延々と待たされていたわ。 そして、コナ空港は小さな空港だから、飛行機に乗り込むのに階段登るんだけど、赤子抱えた妊婦が(二組いたけど)更に荷物を抱えて乗り込むのに、スッチーは腕組んで見てるだけだったわ。 あんたたちの仕事は一体何よ? 思わず口調もオカマになるわ。
赤子用のシートベルトの貸し出しも無く、幼児まではカーシートを持参しなければならないのだそうだが。 いや、ちゃんと持って行ったよ。 死ぬ程重いカーシートを、飛行機搭乗専用のローラーを買って。
ところが、ユナイテッドの使っている飛行機の通路は狭く、このローラーが通過できない。 というか、カーシートの幅分すらない。 座席より高い位置まで抱えて持ち上げて運ぶしか無い。 大事な事だから2度言うけど、重いんよ。 そして、優先搭乗ではないので、先に搭乗した客の頭や肩をバシバシカーシートでぶん殴りながら進むのだ。 誰得?
しかも、赤子連れは後部座席にまとめて座らされているんだが。 他の客をなぎ倒しながら歩く距離が、果てしなく長いのはまだ良いとして(?)。 カーシートを座席に固定しなければならないので、着席するのに時間がかかる。 離陸が遅れているのか、スッチーさんがマイクで「早く座って!早く!」「もう二度と言わないわよ!早くして!」「後ろの座席の人が通るから、通路を塞がないで!」と、ひっきりなしに怒鳴りまくるのだ。 マイク使ってんだから怒鳴らなくて良いのに。 だったら、先に乗せてしまえば良いのに。 不快指数の上がる、座席にすらたどり着けてない赤子連れの皆さん。 妊婦は赤子と荷物を抱え、お父ちゃんはカーシートを抱え。
そして、カーシートを括り着けてたローラーは、何故か頭上の荷物入れには入れてはいけないという、謎の規則。 座席の下に入れてください!とこれまた怒鳴られるのだが、座席の下には幅が足りなくて入らないのだ。
というか、スッチーが怒鳴ったり、あれこれ説明するのだが、マニュアルの文章が長く「〜〜局の規定により〜〜の〜〜は禁止されております。例外は認められませんので〜〜・・・」とご丁寧にいらない情報をくれる。 その台詞を言っている間に、ちょいと手伝ってくれれば良いんじゃないの? それもポリシーにより禁止されてるのかしら?
やっとの思いでカーシートを座席に取り付けたら、「カーシートは窓際の席に着けてください。奥の席の人が、緊急時にシートにブロックされて逃げ遅れてしまいますから、云々〜〜(長い」って、先に言えやー!!(くわ!!
と、この瞬間新年早々初切れいたしました。 おほほ。 日本語でね。 うふふ。
皆様、新年あけましておめでとうございます。
ついに本当に最終日。 もう少し居たいと思う気持ちと、イサムさんが一昨日から鼻水垂らしまくってると言う不安と、俺もちょっと喉痛くね?という心配もあり、やはりこのくらいで帰るのがよろしいざんしょ。
前日の夜に、荷物を詰め詰め。 捨てても良い服やパジャマを厳選して来たこの旅。 バカスカ物を捨て、代わりに買った物を詰める。
買った物など、大した事は無いんだが。 コーヒー豆くらいでしょ。 でも、父が日本から炊飯器やら掃除機やら茶箪笥(小)やら持って来たので、それをギュウギュウ詰めるのだ。 ギュウギュウ。 ミチミチ。
ジャバ夫さんは、生命の奇跡的にパッキングがヘタクソなので、旅行前後のパッキングは全部皇帝の仕事。 つか、本人はやる気満々で詰め込もうとするんだけど、皇帝が触らせない。
参考までに、ジャバ夫さんのへたくそパッキングの特徴。 二個以上当てはまる人は、パッキングの上手な人と結婚してください。
○出発がどんなに朝早くても、当日までスーツケースの準備すらしない。 ○服は丸めて詰める。 ○割れ物とかはこの世に存在しないと思ってる。 ○詰め終わった後、変な隙間ができる。 ○蓋が閉まらない事が良くある。 ○複数のケースがあった場合、重さの配分ができない。 ○空港で、必ず重量オーバーになる。 ○飛行機の中で必要な物を忘れる。 ○輸送後、なんかしら壊れてる。 ○いらない物まで詰まってる(ホテルの鍵とかな。
何回パッキングのコツを教えてもできないので、多分脳のパッキングをつかさどる部分の細胞が死んでるんだと思う。
ともかく、なんとか一人で詰め終えて、飛行機内で使うであろう育児グッズを別にしてリュックに入れた。
朝ご飯を食べて、父だけ先に出発。 お見送りしたかったけれど、イサムさんが絶好調に暴れていたので、レストランでお別れ。 その後、ちょっとイサムさんを走らせてから部屋(6階)に戻ったら、ちょうどベランダから一階エントランスの父のタクシーが出るのが見えたので、イサムさんと「おじーちゃーん」(イサムさんは「ぎゃばー!!」)と呼んでみたが、さすがに聞こえなかったようで、さくっと行ってしまったな。
その後、我らの出発までやや時間があったので、イサムさんを最後のビーチに連れて行き、もう濡れていい服はパッキングしてしまったので、オムツ一丁で波間に走らせ、魚を追いかけさせ、ハンモックで揺らして、部屋でシャワーを浴びて空港に。
空港までのタクシーの運転手さんが、地元の人だったので、色々土地の話を聞いてみた。 どうやら、コナの辺りのリゾート地、高級ホテルはフォーシーズンズの物で。 住宅の分譲も切り売りも、フォーシーズンズが手がけてて。 その附近の土地はかつて、自然保護と文化保護の立場から、リゾート開発に色んな規制がかかっていて、フォーシーズンズと言えど手が出せなかったんだけど。 面倒になったフォーシーズンズが、コナの土地と企業と商売を全部買い上げて、労働者も全部買い上げ、事実上町を全部買ったんだとか。 もう、誰も文句言えないらしい。
フォーシーズンズの作るコンドミニアムは、高価過ぎてとても島の人が買える値段ではないので、徐々に島に住んでいないお金持ちが、別荘として所有するだけの死んだ土地になっているんだそうな。 なるほど。 無人島になっちゃいそうな話だ。 ハワイ島フォーシーズンズ、ゴルフの年間会員費125000ドルだって。 ひゃー。
でも、ハワイ島をみていると溶岩だらけで、とてもリゾート地としてやっていく以外に活路を見出せないのだが。 その流れは仕方が無いのかな。 タクシーの運転手さんだって、観光客が来なかったら仕事無いわけだ。 これはジレンマだ。
とかなんとか行っているうちに、空港に到着。 飛行機はまああれな感じで。 機内、どうやらファッション雑誌のモデルの皆さんが団体で乗っていたらしく、やけに華やかな人達がたびたびトイレに並ぶのを見ました。 華やかでも、トイレには行く。 スラングで、ネイチャー・コールと言う。 自然が呼んでいるのだね。
LAXに着いたのは夜の9時過ぎ。 義弟が迎えに来てくれていたので、イサムさんを車に乗っけて帰ると、すぐに眠ってくれた。 ほんで、一家風邪で全滅となったのでありました。
今年は年始で財産を使いきったので、しばらく大人しくしてマース。 でも楽しかった。 イサムさんも一緒の家族旅行はめずらしいしね。 また行けるように、頑張る。
さて、素晴らしい時はやがて過ぎ行き。 ついにハワイ島最終日(次の日は帰るだけの日じゃんかー)。 何をする予定も無く、ダラダラする事に決めた日です。
というのも、リーゾートとはなんぞ?という話ですよ。 リゾートとはさあ、なんもせんで、買い物すら行かずにダラダラすんだわよ。 ダラダラ。 これは簡単そうに見えて、なかなか難しい事です。 だって、目の前には異国の街。 見た事も聞いた事も無い冒険が、オレっちを待ってるぜ☆ってなもんですよ。 それをつつかずに。 探求もせずによ。 ビーチで口を半分開けて、マイタイ飲みながらボーっとするのだよ。 ああ、なんという無駄。
その無駄を楽しめずして、今世立派なリゾート休暇と言えまして? ぼーっとする為に旅費を払うのが、粋なのではないの?
とは、最近ついに到達した心境。 思えば、ジャバ夫さんにプロポーズされた、3年前に行ったカウアイ島では、まだまだ島中を駆けずり回っていたわね。 それもまた楽しからずや。
というか、どっちの旅行も有りだ。
経験を積むも良し、語学に励むも良し、写真を撮りまくるも良し。 ま、自分的に新たな旅行の選択肢として、ぼーっとするっていうのが出て来たってわけっすよ(Aさん、無職)
というわけで、このぼーっとする旅を、父にも楽しんでもらおうと言うわけだ。
イサムさんが浜に突撃して行くから、完全にはボーッとするわけにいかんのだけど。 ぼー。 シュノーケリングを交代で楽しんだり、遠くでクジラが飛び跳ねたりするのを眺めたり。 お昼はちょっとばっかり飲み過ぎて、昼寝をしたりしたり。 その間に、父がイサムさんをジャグジーに連れて行ってくれたりしたようです。 後日、帰りのLAXでおじいちゃんに呼び止められ「君の子とジャグジーで一緒だったよ」と話しかけられたりした。
ぼー。
夜、イサムさんを父に託し、ジャバ夫さんと「ルアウ」というハワイアン・パーティに行ってきた。 食事は、あんまり特別な感じではないバイキングで、お味も「んー」という・・・。 んー。 でもって、フラダンスとファイアーダンスのパフォーマンスがすごかった。 ホテルとかで無料で見れるフラは、今までも観た事あったけど、本格的に団体演技として観るのは初めてだった。
そういえば、ジャバ夫さんの前の職場で「わたし、趣味で休日には公園でファイヤーダンスをしています」という若い女の子が居て、「へー・・・」と思ったんだが。 すると、他の女の子が「私もファイヤーダンスは結構やる方よ」(大まじめ)とか言い出したのがなんか変で、後からジワジワ面白かった。 うん。 今思い出してもジワジワ面白い。 爆笑する程ではないんだけど。 なんで皆オフにファイヤーダンスしてるの。
パーティーが終わってから、タクシーを拾う前に、会場近くのキングスショップスというモールをジロジロ覗いたりした。 アメリカに住んでるから、アメリカの物を買っても仕方が無いし、珍しくもないし。 なんか、ハワイっぽいもの〜。 と探して、木でできた腕輪を買ったりした。
ひとしきりブラブラして、イサムさんにお水を買ってから帰った。
明日はついに帰る日。
いよいよハワイ島を選んだ理由ナンバー1、火山見学へ。 朝6時ロビーに集合。 ねむ〜。
昨晩遅かったですからね。 眠さ爆発。 でも頑張ってロビーに行くと、もう迎えのバスが来てるから、と言われて出て行く。 しかし、待てど暮らせどバスは来ない。 はて。 ところで、玄関に立っているこの太った人はなんだろうか。 と話しかけると、バスの運転手さんだった。 ジャバ夫さんの姓で申し込んでいたので、お迎えに来たものの、謎の東洋人達しか居なくて困っていたらしい。 よもや皇帝と父がマック×××さんだとは思わなかったんだそうな。 そうだね。 むしろスズキさんっぽいよね。
バスに乗り込んで、他のホテルからの参加者を拾いに行く旅に出る。 これが一時間くらいかかるんだが。 島がでっかい菱形だとしたら、皇帝のいたホテルが北西の辺にあり、バスは南下して西南の辺へ。 コーヒーで有名なコナKONAという市に突入する。 ランブータンなどの木にまじり、コーヒー豆の木が増えて来る。
あと、次週トライアスロンの大会があるとかで、新年早々熱心にトレーニングに励む人々が走り込みをしている。 すっ転んで、膝を血まみれにしているお姉さんとか居て、一体どんな苦行かと思わせるところ。
ここで、コーヒー豆センターに寄り、お土産を購入。 このツアーでは、マカダミアナッツ工場だのキャンディー工場だの買い物の行程が含まれているのだが。 普段の旅行なら、余計な事を〜とか思ったりするのだが、今回はホテルリゾートからほとんど出ないので、お土産を買う所も無く、地方特産品を見る機会も無いので、ありがたく利用させてもらう。
というわけで、コーヒーを買っていると、真珠貝を開けさせて、真珠を売っている日本人のお姉さんがいた。 楽しそうなので、一個貝を開けてもらうと、金色の真珠が入っていた。 それをシルバーの指輪に仕立ててもらって、自分のお土産にする。 この真珠開け土産物、どうやらハワイの宝飾屋さんでは良くあるサービスらしいので、お勧め。
再びバスが出る。 南の端をくるっと周り、東側に出る。 運転手さんは色々とハワイの歴史やトリビアを説明してくれるのだが、いかんせん眠い。 眠い上に心地よいバスの揺れ、適度な気温、運転手さんの絶妙な声量。
ぐうう。
眠りこけていると、小さな村に到着。 ハワイ島の人々は、過酷な自然故にか市の方針故にか、あちこちに小さな集落を作って暮らしているようだ。 小さな村の小さなカフェで、あらかじめ注文していた昼ご飯のサンドイッチを仕出してもらって、ランチ。
前の席に、インド人の母娘が座っていたのだが。 この二人はベジタリアンらしく仕出しサンドイッチは食べず、近くのスーパーで買って来た名前もよくわからないトロピカルな果物と、タッパーに入れて来たカレーを食べていた。 カレーって。 まさか早朝ホテルで自炊したんだろうか。 異国に来て、そうまでして自国料理を食べる根性には脱帽だわね。 それとも作り置きだろうか。 なんてな事を考えながら、スパイスの香で食が進むのであった。 あと、このインド人母の事で気になっていたのが、ピアス。 ダイアの綺麗なピアスをしているのだが、スタッズタイプの上から金のチェーンが出ていて、それがぐるっと耳たぶを巻いているのだ。 なんだろう。 言葉では説明できない。 アクセサリーマニアの皇帝としては、たいていの不思議装飾品の装着方法はわかっているつもりなのだが。 なんだろうか。 いまだ謎。 あのチェーンは眼鏡のツルを押さえるため? それともピアスのスタッズを落とさないため? こんなにも気になるのなら、聞けば良かった。 気さくなおばあちゃんだったから、聞けば答えてくれただろうに。
娘も不思議な指輪をしていた。 ルビーのローズカットという珍しい石がパベになってて、指一節分をたっぷり使ってV字に曲がっているのだ。 なんだろう。 もう、この不思議アクセサリー達の謎を解く為に、インドに行かなければならないのだろうか、私は。
さて、バスはブラック・サンド・ビーチへ。 溶岩が砂状に細かく砕けて、それが浜になっているのだ。 この浜は流れ出た熱々の溶岩が地底を流れており、海に出て行って7000千度の熱々の蒸気を出しているんだそうな。 でもこの時は、蒸気を吹き上げている所は無く、ウミガメが休んでいた。 そして、観光客がウミガメに近づかないように亀の前に椅子を出してじっと見ているボランティアの人が。 バスの運転手さんに「タートル・レディ」とか言われていた。
休憩してから、またバスに乗り込み、寝たり起きたりうつらうつらしながらキラウエア火山を登って行く。 ついに。 わくわく。 火山見学ツアーというからには、噴火してバンバン火柱が立っちゃって、溶岩吹き上げてるのを想像するんですが。 そんな事になったら死んでしまうのです。
噴火して真っ赤っかになってる山を見たかったら、予兆が全くなくて避難警報が間に合わないくらいいきなり爆発して、しかも焼け死なない絶妙な距離の所で吹き上がってくれないといけない。 つまり、そんな事はないのだ。
二年前に噴火して、いまだ煙をモクモク吹き上げてるカルデラを見に行く。 しかも、この煙は有毒なので、あんまり近づいては行けない。 モクモク。 マーク・トウェインが取材旅行に来た頃には、バンバン噴火して、真っ赤に燃え上がっていたそうな。 マーク・トウェインはカウアイ島でも色んな伝説を残していたが、ハワイ島でも色々やったらしい。
バスで更に、水蒸気が吹き上がっている穴を見に行く。 こちらも煙っぽいけど、毒性は無いので触れる。 この蒸気は暖かく、温泉っぽい。 モクモク。
そして、ラーバ・チューブを見に行く。 ラーバは溶岩。 溶岩の通り道。 かつて熱々の溶岩が通り抜け、段々冷えて天井だけ固まり、洞窟のようになって残ったのだ。 ちょっと鍾乳洞のようだけど、成り立ちが違うので、水の滴りっぷりとかが少し違う感じ。 あと、穴がわりと直線的。
今回のツアーでは、このチューブだけが唯一歩かなければならない所であった。 ジャバ夫さんが行ったツアーは、ジャングルを歩く旅が付いていたが、我々は父の膝を考慮して、歩かないツアーにしたのだ。
そして、北上しながらホテルへ戻る道へ。 ところがこの日は元旦と言う事で、勤勉に道を走っている車があまりなく、バスがスイスイ行程をこなしてしまったらしく、時間があまった。 運転手さんのご好意で、滝やジャングルを見せてくれる事になった。 参加人数が比較的少なく(やっぱ元旦だからね)、バスが小型なので、山道も通れるとの事。 ラッキー。
ホテルに戻ると、すでに夜。 ジャバ夫さんと一緒だったイサムさん、朝から女の子に追いかけられたり忙しかったそうな。 二日目の夜に満席だったカヌー・ハウスのレストランに行く。 するとイサムさん、7時でおネムになってしまった。 夜7時はロスで9時だからね。 すると、ウエイトレスさんが二つの椅子を併せて、簡易ベビーベッドを作ってくれた。 そこに横にすると、クカクカ眠りはじめるイサムさん。 ゆっくり夕食がとれました。
続く。
時差のため、早起きです。 まだ暗いうちからもっさーと起きて来ます。
そして、ジャバ夫さんが火山見学ツアーに出る日なので、よりいっそう早起き。 火山見学ツアーは5時間のツアーと10時間のツアーがあり、どちらもイサムさんには耐えられそうにないので、二日に分かれて交代で行く事にしたのだ。 で、大晦日(時差があるので、日本では元旦)はジャバ夫さんのターン。 6時出発の5時間ツアー。 いってらっしゃい。
と、送り出して、父とイサムさんと一緒にホテルの朝ご飯を食べに行く。 朝早く起きると、のんびりできて良い。 だからといって、帰国後も早起きするかと言うと、そんなことはないけど(きりっ
イサムさんを庭に走らせておきながら、のんびりバイキング。 すると、隣のテーブルから女の子が走り出て行った。 そして、イサムさんに猛烈アピール。 イサムさんの周りを、クルクルと自転しながら公転。 どんだけイサムさんと遊びたいのか。 イサムさんはモジモジ君。
やがて、二人でちょっと坂になった芝生を転がったり走ったりして、一定の距離を保ちながらも遊び始めた。 おお。 逆ナンパに成功。
こういう時、女の子の親と言うのはやはり心配らしく、隣のテーブルのお父さんがこちらをチラチラと確認してくる。 うちの娘と付き合ってる男は、一体何者だ、という事ですね。 お父さんが言うには、女の子は3歳だそうで、まだ走れない弟君が16ヶ月。 その後も、ホテルで再会する度に、イサムさんを追いかけ回す女の子でありました。 モテ期が今来ていいのか、イサム。
さて、9時からホテルのサービスで、ヒストリカル・ツアーをする、と聞いたので、時間通りにカルチャー・センターへ集合したが、誰もいない。 というか、センターのドアが開いていない。 どういうこっちゃ。 と、困っていると、通りがかりのホテルの人が「30分後に来てみたら開いてるかも」とのこと。 9時集合なのに、9時30分にならないとドアが開かないとは。 とんだハワイ時間だぜ。
仕方が無いので、ロビーでダラダラしていたら、10分後くらいにおじさんが来た。 で、「あのー今日はヒストリカル・ツアーってやるんでしょうかあ〜」とおずおずと入って行くと「おお、来る人がいるなんて!ウエルカム!あろは〜」 という微妙な歓迎(?)
ビーチ沿いを歩きながら、ハワイ島の歴史のお話をしてくれるツアーなのだ。 大晦日に勤勉にそんな活動に参加する人は、どうやらいないらしい。 というわけで、我らだけで出発。
カメハメハ大王の使った港(というか、カヌーでやって来る浜)とか、昔ながらの魚の養殖(海水を魚と一緒に溜めてあるだけ)なんかを見ながら、のんびりと歩く・・・。
わけない。
イサムさんが大人しく歩くわけなーい。 道の石を拾いたがったり、座り込みたがったり、別の方向に行きたがったり。 てんやわんやしながら、ほとんど皇帝が抱っこしたり横抱きにしたり引きずったりしながら、ようやく前進していたけれど、30分くらいでギブアップ。 も、もう駄目です。 無念。 おじさんに謝って、すいませんがツアーはここで離脱します。 おじさんは「いいよいいよ」と良いながら、先へ歩いて行きました。 唯一のツアー客が居なくなっても、一応コースはコンプリートする気らしい。 すいませぬ。 がく。
もーしょうがないねえ、イサムさんは。 と海岸を歩いてホテルへ戻って行く途中、砂浜に座り込んで動かないイサムさん。 海へザバザバ入って行くイサムさん。 あーもー。 結局、そのまま海水浴へグダグダとなだれ込む一行。 海からテコでも上がらないイサムさんを、半パンの皇帝が足だけ海に浸けて見守り。 父が水着に着替えに行って、その後皇帝が入れ替わりに着替えに行って、イサムさんの水着を持って来ると言う作戦。 イサムさん、ハワイ島で一瞬ヌードになる。 大自然ですね。 しかし、アメリカは日本より赤子の裸にうるさいので、さっさと着替えていただきます。
お昼をビーチハウスで食べて、それから午後に水彩画教室があるというので、父にイサムさんを任せて行ってみた。 絵を売り歩くおばさんが、ついでに水彩画の個人指導をしていた。 やっぱり、大晦日に絵を習おうと言う勤勉な人が皇帝しか居なくて、一人でウミガメを描きはじめる。 ビーチで描いているので、色んな人が覗き見に来て「頑張れ頑張れ」と応援して行ってくれる。 うーん頑張るけど・・・。 凝ってしまい、二時間も絵を描いていた。 ひ、日に焼ける。
描いているうちに、私も!と参加して来た双子の女の子も加わり、そのお姉さんもやって来たりして、徐々にクラスが賑やかになった所で終了。 先生のご指導により、上手に描けたと思う。 満足してもどると、イサムさんはビーチの長椅子でお昼寝中。
この日は一日中ビーチでダラダラして、やがて夕方、ホテルのカウントダウンパーティーに予約していたので、ジャバ夫さんが帰るのを待たずに会場へ。 これもバイキング方式の夕飯。 すると、父が「阿部さんがいる」と言うので、どこの知り合いがいるのかと思ったら、阿部元総理だった。 こんなにもテレビで見る通りの顔の人、初めて。
あと気になったのは、斜め向こうのテーブルのおばさん(と思ったら、おばあちゃんだった)が高速で貧乏揺すりをしており、しかもそれを2時間ぶっ続けていたのだが。 話を聞いていると、どうもその貧乏揺すりこそが彼女のフィットネスであり、足首を細く保つ秘訣であり、それ故この年でなおミニスカートが履けるんだとか。 でも・・・その自慢の足をパーティーという見せ場で、目に見えない早さで揺すってちゃ駄目じゃんか。
テーブルには、ハッピーニューイヤーのプリントがそこここに書かれたパーティーグッズが置かれていて、浮かれ気分を高めようとしている。 紙でできたシルクハットととか、2011の形の眼鏡とか、ピーピー鳴る風船とか。 残念ながら、阿部さんのテーブルはそういうグッズには興味ないらしく、浮かれた様子は見られませんでした。
皇帝が全力で浮かれていると、ジャバ夫さんが帰って来た。 ラッキーな事に、溶岩の流れる所が見れたとか。 それを見に行って、ちょっと遅くなったんだって。 良いなあ。 などと言いながらご飯を食べていると、イサムさんが眠くなって暴れだした。
そして、おじいちゃんに連れられて退場。 ありがとう父。 カウントダウンパーティーなのに、夕方に退場って。 すまん。 せめて父の分まで楽しもうじゃないか。
だがしかし、我々も眠い。 日付の変わる12時に花火が上がるんだけど、それまで起きていられそうにない。 どうしたもんかあ。 と、プールサイドの長椅子に寝そべり、仮眠。 再び起きると、会場はビーチへ移動しており、バンドが演奏して皆ビーチで裸足で踊りまくっていた。 わーっと我らもビーチへ出て行き、二曲程踊ってまた仮眠。 ぐう。 だって、ロスだと2時だもの。
花火前に起きて、カウントダウン。 そして、花火。
もうね、すごいのよ。 距離がほぼ0。 目の前で、ボンボンボンボンボンボン上がっちゃうのよ。 音もすごいけど、頭の上に落ちて来るんじゃないかっていう。 スペクタクルやわ〜。 感動した。
でも、来年から自然保護の立場で、ハワイ島では個人花火が禁止になるのだそうな。 だからもうホテルでは見れない。 良い経験だった。
翌日父に聞いたら、ホテルの部屋の中でもすごい音だったらしく、イサムさんも一度起きてしまったんだとか。 なんとか添い寝でまた眠りに戻らせたそうで。 ・・・すいません。 しかし、楽しかったっす。
続く。
皇帝
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