皇帝の日記
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親不孝なせいか指先がカサカサ。 というわけで、夜寝る間に手がしっとりとするという、保湿手袋を買った。
だがこれ、蒸れるとかなんとかという前に、熱か無いですか。 冷え性の人は、手袋をして寝たら良いんじゃないかと言うくらいに。 手が覆われていると、体感温度で5度くらい差がありそうだ。 あっつー。
今日も安静にしておきたかったけど、イサムさんがずっと家にこもっているから、公園に連れて行った。 何故か機嫌の悪いイサムさん、ジャバ夫さんの指を噛むなどの暴行を働いたので、さっさと撤収して来た。 何、どうしたのイサムさん。 反抗期かなあ。
口唇ヘルペス様がお怒りです。 疲れたり、体力が落ちると出て来るという口唇ヘルペス。 そんな疲れる事、なんもしてないんですけどねえ。 はて。
今回は、唇だけでなく、鼻の付け根や歯茎なども腫れているので、今日は安静にしています。
安静にしてても、イサムさんが自分の顔を母の顔にくっつけようとにじり寄って来るので、油断はできない。 ヘルペスは、患部に接触して感染するのです。
そういえば、自分が赤ちゃんの時に、母親のほっぺたに自分のほっぺたをグイグイ押し付けるのが好きだった。 なので、イサムさんが顔を押し付けて来る気持ちは、とても良くわかる。 あと、ほっぺたをいくら押し付けても、母が別に怒らなかった理由がわかった。
赤ちゃんが近くに居る人は、ほっぺたを押し付けてみたら良い。 居ない人は、猫か犬の首辺りに押し付けてみたら良い。
ぽに〜ん。
ハサミを使いたいジャバ夫さんが、「チョキはある?」と言っていた。 チョキは、割と簡単に作れますよ。
さて、イサムさんにとらわれずにお茶ができるので、すっかりキッズカフェが気に入ってしまった皇帝一家。 いや正確には、イサムさんが騒いでも他の子も騒いでいるので、他のお客さんにとらわれずにお茶ができるということだ。 軽食もあるし。
そんなわけでまたカフェに行って、昼飯を食べていた。 そしたら、ちょっとお姉さんな女の子がジャバ夫さんを標的にして「ハロー!グッバーイ!」という遊びを始めた。 ジャバ夫さんにこっそり近づいては、「ハロー!」と声をかけ、「グッバーイ!」と逃げて行く。
僕だったら、5回までは相手にしてあげるね。 でも、ジャバ夫さんは数十回相手にしてあげてました。 女の子が帰るまで。 なんという徳の高い人だ。 わが夫ながら、時々後光がさして見える。
女の子は、おそらくネイティブの居る英語塾かなんかで子ども英会話をやっていると思われ、大変見事な発音でした。 ちゃんと自己紹介も英語でできたしね。 日本の英語教育が、本当に会話重視に移行できたら、イサムさんも将来日本で暮らす事があっても大丈夫だね。
ところで気が付いたのだが、ジャバ夫さんが居ると、あんまりイサムさんモテないのだ。 より珍しい方がモテるようです。
箱根に行ってまいりました。 一泊二日で。
ジャバ夫さんの提案なのだが。 ジャバ夫さんが考える家族とは、一緒に旅行等のアクティビティをして、共通の思い出を持つ事、だそうなんで。 (だから年末になると義弟が「皆でどっか行こう」と言い出すのだな)
それから、ニュースを観てたら、山梨の旅館が中国人観光客のキャンセルでガラガラで困ってる、と言ってたんだそうで。
アメリカ人は、個人消費が国の経済を支えていると信じて疑っていないので、不景気になると逆に物を買い始めたり、貯金をしないようにして世の中を好景気にしようとしたりする、不思議な愛国心を持っているのである。 無駄遣い奨励。
そんなわけで、ジャバ夫さんは日本の旅館のピンチを救うべく、温泉旅行に行かねばならないと言う事になったのだ。 ヒーローだからね。
イサムさんの日本初外泊だから、車で一時間程度の箱根に決定。 ちなみに、旅館はピンチなどではなく、むしろ予約とるのが大変でしたとさ。 会社の旅行とかの団体さんが結構入ってたしね。
紅葉はまだでしたが、お風呂は熱すぎず、ダラダラ入るのにちょうど良い暖かさ。 一泊なのに4回も入ってしまった。
一度はイサムさんを温泉に浸ける為に入ったのだが。 イサムさんは、露天風呂にじっくり浸かって、走ったり転んだりせずに良い子でした。 ところが、脱衣所でお母さんが服を着ている間に、外に逃げ出し、男湯に逃げて行ってしまったイサムさん。 脱衣所の清掃のおばちゃんに捕獲されるイサムさん。 慌てて出て来る髪ボサボサの母。
食事は部屋に運んでもらったのだが、旅館の夕飯と言えばの固形燃料で炊く鍋があるので、イサムさんとお母さんはポータブルベビーゲートに入り、その中で夕食をいただくことに。
一夜明けて、箱根観光と決め込みたいところではあるものの。 子連れ観光の原則「1日1アクティビティ」により、箱根神社を参拝し、山をドライブしながら帰って来ました。 本当にね、欲張って色々やると、ろくなことにならないっすよ。
帰りは海老名サービスエリアでお昼。 B級グルメ大好きのジャバ夫さん、満喫。
良いっすね、箱根。 小田急でも一本だし、近いし。 お勧めー。 あ、おみくじは大吉でした。
イサムさんを赤ちゃんが遊べるカフェに連れて行って、プレイグランドに解き放ってきた。 お母さんは、プレイグランドが見渡せるカウンター席でゆっくりとコーヒーを飲めるのだ。
で、のんびり飲みながら、我が子と他の子等を観察していたら。
女の子Aがイサムさんと仲良く遊び始めた。 仲良く滑り台を使い、時折お互いの手を引いたりお尻を押したりして、助け合ったり。 ひとしきり遊んだら、Aちゃんはお母さんに呼ばれて、おやつを食べに行った。
やがて、女の子Bがイサムさんに近づき、仲良く遊び始めた。 女の子と額を合わせたりして、ラブラブで遊ぶイサムさん。
するとそこに、おやつを食べ終わったAちゃんが戻って来た。 じゃじゃーん。 Bちゃんと遊んでいるイサムさんに近づく、Aちゃん。 じゃじゃーん。
で、ちょっと目を離したんですが。 急にAちゃんが大泣き。 ぎゃあああああ、と。
なんじゃなんじゃ、どうしたー。 と駆け寄ったら、Bちゃんのお母さんが「噛んじゃ駄目でしょ!!」と自分の子を怒っていた。 なんということだ。 イサムさんを取り合って(?)二人の女が戦うとは。
鳴き声が響き渡る修羅場で、イサムさんがとった行動はなんと。 頬杖を付いて、うふっとしながら二人を遠巻きに眺めている、という小悪魔。
流血したAちゃんは、お母さんと一緒に退場しました。
なんという。 なんという・・・。
喧嘩の原因となったと思われるイサムさんのお母さんは、何もできませんでした・・・。 もてる男の気分をちょっと味わったぜよ。
ところで皇帝はギャルだった事が一度も無い。
アメリカの東洋人妻の化粧が、どんどん濃くなる現象に付いて考えてみたが、あれだね。 毎日自分より圧倒的に濃い顔を見ているから、化粧を多少塗り過ぎても全然周囲から浮かないのが原因じゃないかな、と思う。
イサムさんと公園を散歩していたら、ママ友集団(僕の友ではない)に遭遇し、老いも若きもほとんど化粧っ気が無い事に気がついたのだよ。 化粧してないように見せる化粧なのかもしれないが。 でも、顔色がよく見えるから、口紅は塗った方が良いと思うんだけどなあ。 子どもにチュウチュウしたりしたら、取れちゃうか。
とにかく、自分もすっかり化粧の濃い東洋人になってしまったことであるなあ、と思ったのよ。 ええ、そうなのよ。 ちょっと色々付けるの止めようかな。 日本にいる間だけでも。 良い年してギャルメイクっぽいしな。
そういえば、同い年くらいの奥さんが歩いてて、夫に「テメーの腹が減ってるだけじゃんかよー」と実に穏やかに話しかけていた。
なるほど、高校を卒業したら口調も改めないと、後々大変な事になるのだな、とわかった。
というわけで、アメリカで指紋採って帰って来ました。
サンタバーバラの義父母の家では、我ら家族が居なくなり、先月末に義弟夫婦も犬だけ置いていったん東海岸に戻ったので、急に静かになっていた。 ベビー用のゲートも全部取っ払ったので、やけにガラ〜ンとなってしまって、実に寂しい(大型犬が二頭ウロウロしているわけだけど)
とりあえず、イサムさんの成長中間報告をして帰って来た。
あ、あと指紋。 指紋、二年前の前回では、コンピューターの中で指紋がちゃんと採れてるかどうかその場ではわからずに、ちゃんと採れてなかったら二週間後にもう一回出頭というご無体な話だったのだが。 今回は、採ったその場でディスプレイされて、不備が確認できるようになっていた。 やるじゃんアメリカ。 たまには進歩するんじゃん。
というわけで、納得のいく指紋が採れるまで、何回も係の人が採り直すので、それはそれで時間がかかった。 特に、僕の左手の小指が採りにくかったらしく、何度もグリグリされた。 あと、指の表面を順番待ちのカードの縁で、何度もガリガリ削られた。
・・・何・・・? 余分な油分が付いてるの・・・?
指紋って、ぺたんと採って終わりじゃないのだ。 指全体の皺がうつるまで、ぐり〜んと指を回しながら撮影するのです。 グリグリ。 10本分グリグリ。 ガリガリ、グリグリと。
まあそんなこんなの一時帰国でした。 ジャバ夫さんによると、私5日間も居なかったそうなんですが、自分時間的には2、3日間くらいの感覚。 何故なら2日分くらいは飛行機の中だったから。
そういえば、イサムさんを連れてかなかったので、免税店で買い物する余裕があった。 成田の免税店で化粧品を見てたら、ドルが今弱いのでアメリカ国内の方が余裕で安値だったので、日本製品以外買わず。 これはもしや?と思い、LAXで化粧品を買ったら、日本の半額以下になってた。 おおまいが!
こんなことが許されるのか。 あと、LAXの店員さんは皆日本語できる。 成田の店員さんも、着々と中国語スタッフを投入している。 買い物する人が誰なのかわかりやすい。
蚊に激しくさされている。 でもツイッターで、刺されたところを熱々のタオルで温めると(焼くと?)痒くなくなるし、ぶり返しも無いというのを見て、せっせと実践している。 これ効く。
さて、明日からアメリカに皇帝だけ帰らなければならない。 週末には帰って来るのだが、指紋を採りに。 なんだかまだ釈然としませんが。 帰れっつーなら帰りますけどね。
ドイツの裁判所が、コソドロの裁判の証人にオーストラリア人を呼ぶのにファーストクラスを使って、裁判費用より賠償金より高い経費の支出を認めたそうですよ。 何にも悪い事してないんで、僕の永住権延長の為に簡単に呼び出してくれちゃったアメリカも、ちょっとばっかり払ってくれないもんだろうか。
・・・もんじゃないだろうな。 ふん。
あ、イサムさんが椅子の下に隠れながら「いにゃいにゃい〜」とためて「ぱあ!」と飛び出て来ます。 何そのかわいさ。 死ぬから止めて〜。
このところ、親戚に可愛がってもらおう大会開催中のイサムさんなのだが、今朝また鼻水を垂らし始めた。 せっかく治ったところなのに・・・。
遊んでもらって可愛がってもらって、イサムさんは上機嫌。 遊び疲れて、夜も早く寝てくれるので助かりますだ。
さて、ジャバ夫さんと交換日記を始めた。 皇帝は英語で日記を、ジャバ夫さんは日本語で日記を書く。 で、夜お互いの日記の添削をするのだ。
なぜなら、筆記は学校を出たら勉強しにくいし、会話だとスルーしてしまう文法の間違えも、紙の上なら直しやすい。 あと、記録に残って復習できるし。 それから、夫に口頭で注意されるとイラッとしませんかねえ(あたしだけ?
というわけで、早速添削されて返って来た日記で、学んだ事がある。
下着(アンダーウエア)には複数形が無いらしい。 魚や水に複数形が無いように、下着にも複数形が無いのだ。 これは衝撃だ。 皆さんも気をつけて。 何枚買っても下着は下着。
ちなみに添削された作文は「お手伝いさんに借りたスーツケースに、誰かの下着が3枚入っていました」だ。
イサムさんに生のトマトを齧らせたら、それまで快調に夕飯食べてたのに、吐いてしまった。 生トマトは駄目らしい。 すまんかったよ。
さて、お手伝いさんがいる事で、大変な事を考えてみたが、考えれば考える程大して大変じゃないと言う事に気がついた。
まあ子どもが産まれる前にも訴えていましたが、一番大変というか嫌というか不便なのは、プライバシーが無いと言う事。 赤の他人にパンツまで洗われちゃうんだから、プライバシーなど風呂の中に落としたトイレットペーパーの如し。
困るのは、屁が出そうな時と、ジャバ夫さんになんか文句がある時でしょうか。 「ちょっとー!」 などと声を荒げてはいけませぬ。 あくまでひっそりと。 何故ならどこであろうと家政婦は見ているので。 ジャバ夫さんにも面子があろうというもの。 ちっちゃな猿嫁に、キーキー言われてるなんて思われたら、ジャバ夫さんは許せても、私が許せん(なら怒るな。
後は、メキシコ人のお手伝いさんが日本語の本を片付けると、上下逆さまに本棚に入れられる事が、困ると言えば困る。 何故? スペイン語ユーザー的には、日本語は逆さまの方が格好がつくの? 神社からもらったお札とかも、必ず逆さまに置かれるし。 片付けられた後、また本やお札をひっくり返して歩いている。
それから、日本酒や、冷やしておいた方が良い調味料類を、コックさんによりことごとく冷蔵庫から出されて、食料庫に片付けられてしまう。 何回説明しても、忘れられてしまう。 自分のテリトリーである冷蔵庫に、訳の分からん物を入れられて、コックさん怒っているのでしょうか。 これも毎回片付けられる度に、そっと冷蔵庫に戻しておくのが日課である。
最近留守にしているので、今週中場に一瞬アメリカに帰った時、一体どうなっているやら。 カラシのチューブなんか、外に出されてカチカチになってないだろうか。
雨だし田舎だし、あんま人が居ないだろうと踏んで、千葉の佐原に行ったら、佐原大祭をやっていて混み混みだった。 沢山の山車が出ていたが、大雨のため全部白いビニールが被せられていて、中がほとんど見えなかった。 何故透明のビニールをかけない。
そんなこんなで、ストローラーをお祭りの人並みの間で詰まらせながら、評判のうなぎ屋さんでお昼。 うなぎ屋さんはメニューを出して来たのに、「今日はこのうな重しかやってません」ときっぱり。 何故メニューを渡した。
トイレに行こうと思ったら、給仕のおばちゃんが「ちょっと待って!」と駆け込んできたので、え?掃除してくれるの?と思ったら、自分がさっさとトイレ使って出て行った。 おばちゃん・・・。
イサムさんが暴れまくる中、慌ててうなぎをがっつき。 混んでいるので相席で。 漬け物を掴んでは投げ掴んでは投げするイサムさん。 ふう。
まあ、雨は一日中じゃんじゃん降っていたし。 歩けないのでイサムさんは不機嫌。 伊能忠敬記念館で、イサムさん爆発。 暴れながら泣きまくる。 ふう。
急いで車に乗せて帰って来たら、出発前にオムツを取り替えなかったので、到着する頃には洋服がびっしょりだったイサムさん。 えらいこっちゃだった。
しかし、美しい町並みでした。 次回は晴れていて、祭りじゃない時にのんびり見たい。
イサムさん、今日初歯医者(ただの検診)だったけど、信じられないくらい泣きました。 温厚な彼からは考えられない程泣いたな。 ただ口を開けて、中見ただけなのに。 そんなに歯医者がイヤなら、頑張って虫歯ゼロを目指しましょうね。
さて、前回日本に来た時は、イサムさんがまだまだ手のかかる年だった事もあり、一週間程の滞在だったということもあり。 家事は一切しなかった(きゅぴーん。 友達が来て、多少散らかってても「いやー父一人暮らしなんで、ちょっと散らかってて・・・」などと言って逃げていた。←サイテー
実際には、父は綺麗好きなので、一人で暮らしてても掃除は行き届いているのだ。 そこに猫の福がストレスで毛を抜きまくり、クマのジャバ夫さんと、赤子のイサムと、ぐーたらな皇帝がやって来る事によって散らかるのである。
だが今回は2ヶ月も皇帝一家が駐屯するので。 これはいかんな。 時差ぼけで早起きするし、ちょうど良いから掃除機かけて、午前中に色々家事を済ましてしまおうと言う事になった。 これが大変〜。
大変〜などと言っていては、世の中の主婦に目玉を突かれる程度の働きっぷりなんですけど〜。
だいたい、夕食の後片付けをするのは仕事から帰った父である(ぼそ。 そもそも、父は一人暮らしになった際、仕事しながらでも家事がしやすいように、家事導線を引き直しているので、掃除も洗濯も作業は楽なんである。 物も少ないし。
だがしかし、イサムさんがいるので洗濯は毎日。 ジャバ夫さんがいるので、ジーンズも毎日洗濯に出される(ジャバ夫さんの不思議な習慣)。 福はイサムさんに追いかけられるストレスから、脱毛に拍車がかかっているし。 毎日大量の猫の毛、猫の砂(まき散らす。 午前中に片付けたのに、午後にはイサムさんが座布団とおもちゃとご飯を床に広げている。
うーむ。
永久に終わらないループ。 そうか。 これが家事の醍醐味か。
アメリカではお手伝いさんが居るから、楽でしょー、となるのだが。 では、明日はお手伝いさんが居ると何が大変なのか、その辺を言及して行こうと思う。
大変なんて言ったら、やっぱり目を突かれそうなんだけど。
義弟が皇帝を賞賛して止まない事が、一つだけある。
それは、皇帝が車を尻から停められるということだ。
何の事は無いのだが、モンテシトの家は車を家の前庭に停める事になっており、家族人数分の車+家で働いてる人の車が停まるので、いっつも満杯。 10台近くが、キチキチ停まっているのだ。 ここに、アメリカのスタンダード、頭っから突っ込んで停めをしたら最後、永久に抜け出せなくなってしまう(論理的には可能ですよ。
そこで、後々苦労するくらいなら、と皇帝は苦手だけどバックで駐車する事にしているのだが。
これが、義弟には信じられないらしい。 まあ、アメリカ人はいつもジョークにするくらい「女性=運転が下手」という図式を信じているというのもある。 その上、基本的に道が広くて駐車スペースが豊富なアメリカ人は、バックをする事がほとんど無い生活をしているので、女性が車をバックさせて駐車するなんて、そんな・・・ということらしい。
ある日、お尻から停まってるプリウスを見た義弟が「ジャバ夫が停めてあげたの?」と聞いたので、ジャバ夫さんが「いや、奥さんが停めたの」と答えたところ、「そんなバカな、信じないよ」と一笑にふしたらしい。 その後、義弟が前庭で運動をしていたら、皇帝が車で入って来て、クルッチョキュッと駐車したので、度肝を抜かれたらしいのだ。
ふっふっふ。
ところで、日本に帰って来ると、猫の額程の駐車場に、アメリカだったら住民がパニックを起こす程狭い道でひっくり返って、バックで入れなければならない。 皇帝は、日本ではずっとこの駐車場に入れていたのに、帰国して来たら勘が鈍って、入れられなくなってしまった。 がびーん。 いや、基本的には運転が苦手なので、そんなもんなんですけど。
しかし失った勘はやがて戻り、ようやく切り返し一回で駐車できるようになった。 そしたら、ジャバ夫さんがとても驚いて褒めてくれるようになった。 「君を誇りに思う!」だの 「アメージング!信じられないよ!」だの 「素晴らしい奥さんだ!」だのと言われると、まんざらでもない。
しかし、混雑した駐車場で、狭いスペースに停めるのは怖いので、モールに行くとわざわざ競争率の少ない屋上まで行く。
今日は午前中にお客さんが来たので、午後に外に出てみた。
お客さんに毎日遊んでもらってるので、脳に十分な刺激が行ってるとは思うが。 しかし、やっぱり外で遊ぶのも大事よね。 特に、外で年の近いお兄ちゃんとかに出会えると、沢山学べてお得。
近所のモールの噴水で、「ぎゃあああああ」と叫びながら興奮のあまり五体倒地するイサムさん。 ビショ濡れになる服。
イサムさん・・・。 イサムさんより小さな子だって、そんな風に濡れたりしないで、大人しく噴水のエリア外で遊んでるのに・・・。 もういい。 もういいよ。 好きなだけ暴れれば良い。
さて果物。 日本の果物は酸味が少なくて甘いので、イサムさんがやけによく食べる。 実はアメリカではほとんど果物を食べなかったのだが。 リンゴとナシをモリモリ食べている。
昨日も今日も来客予定。 何やらお仕事が忙しい時期の様なのに。 暇人に合わせてもらって申し訳ない、ありがたい。
昨日来た友が、ベビーフードのバイヤーをしているので、試供品を沢山もらった。 坊ちゃんが喜んで一食分完食。 更に、箱を積み木にして遊んでいる。 一粒で二度美味しい。
さて、日本の風呂が気に入ったイサムさん。 深い湯船と、洗い場があるのが新鮮らしく、湯船で散々遊んだ後は、洗い場で右から左へ走り回る有様。 お風呂から出る頃には、茹でたロブスターのごとく真っ赤。 洗いたての髪も、思いっきり逆立っている。
日本の風呂を、なんとかアメリカで再現できないだろうか。 頑張って、TOTOさん。
3人よればかしましい女どもが、今日は6人ばっかり集まって、大変な騒ぎになっておりました。 食べて飲んで騒いで、楽しく過ごしました。
そして、アイドル精神を発揮したイサムさんは、皆の前で暴れサービス。 寝起きには泣きサービスまでしてくれた。 そんなわけで、今は疲れ果てて早めに寝てしまったのであった。 時差ぼけ治して〜。
福を追いかけ回して、嫌われているイサムさん。 猫ドアをくぐっては「にゃああ」と猫マネをしているイサムさん。 猫の子になってしまうのか。
さて、イサムさんをおじいちゃんと一緒に家に置き去りにし、人間ドックに行ってきた。 綺麗で丁寧とお勧めされたドックだったので、外れ無し。 確かに綺麗で丁寧で、医療用語などの難しい日本語がわからないジャバ夫さんにも、ゆっくりと説明してくれた。
だが。 だがしかし。 だがしかしだよ。
胃カメラは駄目だ!! 皇帝は高らかに宣言する! 胃カメラを飲む時は、麻酔でラリッてないと駄目だ!! できるだけ早くイサムの所に戻ろうと(ラリパッパの人は、帰宅前に1時間程待機しなければならない)、頑張ってラリパッパの麻酔無しで(喉の液体麻酔だけ)にしたら、おえーっとなった。 おえーっとなったよ!!!! すごいおえーっとなったよおおおおおおお(ばた
その他は、大変スムースにすすみました。 何故かジャバ夫さんがヘソの中に綿埃を隠し持っていた他は、特に問題もなく。
だが。 だがしかし。 だがしかしだ。
レントゲンを撮ったりするので、ピアスを外した方が良いかな?と思い、頑張ってまだ固まってないピアスホールから、ピアッサーのやつを外してしまったのだ。
人間の治癒能力を甘く見てました。
半日検査をした後、控え室に戻ってピアスを入れ直そうとしたら。
もう右の穴塞がっとるがなーーーーーあああああ!!!
おおのう。 結局、長らくピアスと格闘した後、ジャバ夫さんに頼んで「えいや」とばかりに突っ込んでもらいました。
ぶち☆
と、二回くらい破裂音がした後、無事にピアスホール貫通しました。
死ぬカト思った。
全然検査と関係ない所で、死ぬカト思った。
そういえば、前のルームメイトが「健康の為なら死んでも良い」と言ってた。
皇帝
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