皇帝の日記
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サンタバーバラが、観測史上最高気温をたたき出しているようです。 雨女が去ったからだろうか。
そんなわけで、横浜は雨。 もちろん僕のおかげさまだと思う。
昨日はモールのエスカレーターに触りたくて、踊り場で泣きわめいて床に転がっていたイサムさん。 今日はもう面倒なので家に居ようかと思ったのだが、ほとばしるエネルギーを抑えきれずに、福を追いかけて走り回っている。 散歩に行かねばなるまいか。 うーん。 しかし雨。
そして、蚊が。 蚊がブンブン出て来る。 日本の夏の残りを満喫だ。 ジャバ夫さんが、ぼや〜っとドアを開けたり、窓をゆっくり閉めたりするので、蚊が家に入って来るのだ。 ぬう。
時差ぼけなので、午後は省エネ運転中です。 明日は人間ドック。 今日の八時以降は食事禁止だけど、望む所だ。 八時にはもう身体のスイッチが切れてるからな。 ふふふ。
プリペイドの携帯を更新しようとしたら、近所のauが消えていたので、ドコモの一番安いプランと無料機種にしました。 前回メール機能が無くてちょっと不便だったので、一応メールできるプランに。 今って基本料金安いんですね。 そして、二ヶ月の滞在中に、果たして使用法を体得できるのだろうか。 良くわかんないボタンが一杯あるし。 ドコモ使った事無いし。 以前より年寄りだし(そらそうだ。
そして、ついでに行った近所のモールの託児所に、イサムさんを試しに一時間だけあずけてみた。 別れる時には、託児所の中を探検するのに夢中だった為か、「ぎゃあああああ!」と雄叫びながらご機嫌で親の前から走り去っていたのだが。 迎えに行ったら、大人しく電車のおもちゃで遊んでいたのに、ジャバ夫さんの顔を見るなり泣きながら駆け寄って来たので、それなりに寂しかったらしい。 たった一時間なのに。 いつもは何時間も何日も置いて行かれてるのに。 はてさて。
なんでもないクッキーやお惣菜がおいしい。
そんなわけで、2歳以下の子どもに席をとらせないシンガポールエアのせいで、横並び3人席の一番端の人を蹴るは叩くはおもちゃ投げつけるは泣くは。 すいませんすいませんすいませんすいません。 変な汗がどばどば出る。
(隣の人にとって)戦場と化した機内からなんとか生還し、日本の雨を満喫しています。 つか、やっぱり雨か!
時差ぼけで、やけに早く起きてしまうイサムさんと、通常通り早起きの福さんが、日の出前から「みゃーおんみゃーおんみゃーおん」と大合唱。 何故か猫の鳴きまねをして、攪乱させるイサムさん。 普段あんまり時差を感じない皇帝なれど、やっぱり赤子が起きたら起きないわけにはいかないので、ノソノソ起き出して、一緒に早起き。
早起きすると、一日が長い。 今日もひとしきり色々したのに、まだ9時とかだ。 はてさて。
皇帝はどうやら風邪治ったようです。 鼻水止まった。 というか、もしかしたらカリフォルニアのなんかの秋植物のせいで、洟垂れだったのかもしれない。 イサムさんも洟垂れてるだけなので、あと1日2日で完治じゃないでしょうか。
そんなわけで、イサムさん見たい人は、いつでも見れますよ。 しかし雨だな。
そろそろ日本に行くのだが。 どうやら移民局が10月15日に指紋をどうしても採らせろと言ってきたので、その頃一回帰らないといけないようだ。 イサムさんとジャバ夫さんは日本に残して行くのでよろしく。
というか、10月1日に指紋を採らせろ!と言ってきたので、「むりむり、12月にして」って申請したのに。 字が読めないのだろうか。 むう。
これ以上リスケジュールの申請を繰り返すと、別の呼び出し食らっちゃうので、諦めて帰る事にした。 むうう。
さて、義母が美容室で、ちょっと明るめの色に髪の毛を染めて来た。 欧米って染髪が盛ん。 何故なら、頭髪全部が綺麗に均一な色の人が、あんま居ないからなのだ。
生まれながらに茶髪だとして、同じ頭の上で色の濃淡があり、たいていまだら。 ジャバ夫さんも、前髪は金髪に近いけど後ろ髪は濃い茶色、と言った具合のまだら丸。 男性が短髪にしている分には目立たないけれど、ある程度の長さになって来ると、まだらなのが良くわかってしまう。
そんなわけで御婦人方は染髪に熱心なんである。
それで、義母はいつもちょっと濃いめの茶色に染めているのだが、今回は明るめ。 それが気に入ったらしく、義父がご機嫌。 「彼女の新しい髪見た?超ビューティフル」と、わざわざ言いに来る程だ。 いつまでも夫婦ラブラブなのは良い事です。
日本の文化だと言って浮気に励む人々も多いそうですが、そんな暇があったら、もう一回奥さんや旦那さんを褒めてみたらどうなんでしょう。
今朝、残り物のトンカツを温めて、フォークに刺してモリモリ食べながらニュースを観ていたら、イサムさんが膝によじ登って来て、トンカツを丸ごとバクッと食べて去って行った。 なんと。 君、そんな物食べるのか。
イサムさんは自分に歯が生えている事に気がついていないのか、肉類はペースト状のベビーフードしか食べなかったのだ。 うーむ。 身体測定の結果に、危機感を覚えたのか。
さて、昼下がりに散歩に出かけようかと思って車を出したら、若い牡鹿が交差点を疾走して来て、あとちょっとでぶつかる所だった。 横っ腹に当てられたら、結構な衝撃だったと思う。 恐ろし。
あと、昨日一昨日と庭にコンドルやらコヨーテが滞在しているのだが。 何?皇帝が風邪で力つきるのを待ってるの?
結局18ヶ月検診で予防接種打たれたイサムさん。 今日は一日グズグズして、ピーピー言いながら寝ました。 風邪ひいてても容赦ないな、医者。
イサムさんの今回の体重は24ポンド、身長は33インチ。 ありー? 意外に伸びてない。 君、そんなんじゃすぐユアン君に追い越されるぞ。
さて、日本行きの荷造りをようやく開始。 ジャバ夫さんと協議の結果、今回は機内持ち込み荷物小2個、坊ちゃん詰めるストローラー、預け荷物スーツケース大4個(うち1つに、到着日使う物を詰めて、3つは成田から宅急便)になった。 しかし、それをどうやってLAXまで運ぶつもりなのか。 うーん。
あと、実は日本でイサムさんを連れて、電車に乗るのが実に気が進まないのであります。 何故なら、よく日本の電車で騒いだり泣いたりしている子どもに対して、イライラしている人が多いので。 自分と関係ない子どもが騒いでて、イライラする気持ちは良くわかります。 だがしかしその電車に、絶対騒ぐ筈の我が子を連れて乗る勇気が出ない。
それからなんでしょうね、電車乗ったら、ストローラー畳めってルールあるじゃないっすか。 あれ、母親の腕が4本以上ある事前提のルールなんすかね。 アメリカなら絶対皆すすんで助けてくれるけど、日本じゃあり得ないだろうし。 畳めっつーなら、畳むの手伝うっつー暗黙ルールも作って欲しい。
都バスなんか、混んでる時間帯は車椅子やストローラー乗車拒否するって、窓に明記してある路線もあるらしいじゃない。 違えだろう。 車椅子の人まず乗っけるもんじゃろうが。 その後は並んでる順番通り乗ってくんじゃ。 急いでるのかなんだか知らんが、社会のあり方が根本から間違っとるよ。 だいたい、双子の親はどうやって移動するの。 ぷりぷり。
公共機関を、仕事で利用する人優先って、理由無く思ってる人多い。 仕事で利用しようが、私事で利用しようが、そこに優劣はないんだが。
なーんてな事を考えるにつけ、出不精になりそうな予感。
しかし、子ども連れの移動が、こんなにも難儀だとは。 鴨すげー。 鴨リスペクト
イサムさんが風邪をひいてしまった。
ちょっと前からそんな気はしていたが、鼻が出て来たし、機嫌が悪いので今日はどこにも行かずに自宅待機。 明日18ヶ月の検診と予防接種があるんだけど。 風邪ひいてると予防接種は受けられないよなあ。 日本に行く前に打ってしまいたかったのだが。
むう。
あ、大人は皆風邪から回復。 いまだ鼻垂らしてるのは、やっぱり皇帝だけ。 僕身体弱いんスよ・・・。
そんなわけで公園に行ったら、3歳と1歳半の兄弟が遊んでおり、その間に入って行くイサムさん。
弟はイサムさんと同い年ながら、兄にしごかれ滑り台を逆に登って行かされたり(もちろんできないので、延々同じところで足踏みしてる)、大きな子供用の普通のブランコに座らされて落っこちたりしている。 辛い・・・。 弟は辛いな・・・。
引率のお父さんはカメラが趣味らしく、息子達の監督よりも公園の撮影に忙しい様子。
3歳のお兄ちゃんがイサムさんに何やら話しかけて曰く「おれ、こにゃいだから、プレスクールに行ってるんだ。おやちゅはミルク。プレスクール、面白くにゃいんだぜ!」 そうなのか。 そんな赤裸々なことを告白されても、イサムさんはお返事できません。 何故なら赤ちゃんだからな!
弟君は、お兄ちゃんの感心がイサムさんにあるのが面白くないのか、しきりに遊具を登ったり降りたりしてアピール。 そして「ドック!ドック!」と連呼。 あーイサムと同じだわー。 ドックしか言えないのね。
ちょっと年長さん(4歳くらい?)の女の子がズダダーと駆けて来て、イサムさんの車に勝手に乗り込み、ガーッと遊んで、公園を一周して帰って来た。 お父さんは、ペットの犬に夢中。 車を飛び降りた女の子に、お父さんが遠くから「なんて言うんだっけ!?」と言うと「センキュー!」とちゃんと言えました。 その前に言う事があったろう、とか思いましたが、別に良いです。 わんぱくでもいい、たくましく育ちたまえ。
ちなみに、サンキューと言われたのはイサムさん。 でもイサムさんはお返事で来ませんでした。 赤ちゃんだからなー。
そんな子ども同士の交流ができたので、だいぶイサムさんの脳みそに刺激ができたのではないでしょうか。
そして、最後に地元紙の記者の人が来て、「サンタバーバラのお洒落なお母さん」というコンセプトで写真を撮らせて欲しい、と言われ、イサムさんと一緒に写真を撮った。 たぶん、「お洒落なお母さん」を探してたんだけど、お母さん自体がいなかったんで、仕方なく撮ったんじゃないかと思う。 だって、皇帝以外にお母さん居なかった。
あと、皇帝は白いTシャツに紺の半パンで、ぺたんこ靴という出で立ち。 お洒落要素ゼロ。 写真撮った人も困ったのか「フラット靴で、子どもと思い切り遊べる、みたいな・・・」とブツブツ自分に言い聞かせていた。
ようやく人とふれあうようになったお母さんでした・・・。
イサムさんの従弟、ユアン君が3ヶ月になった。 でも、すでにイサムさんが9ヶ月の時に着ていた産着を着こなし、重さも半端ない。 検診では、体重も太さも上位5%に入る大きさだったとか。 医者は、イサムさんが産まれた時の担当医。 曰く「お母さん、赤ちゃん4人が十分育つくらい母乳が出てる」そうな。
そりゃあすごい! イサムさんも育ててくれ! と思ったが、もうイサムさん卒乳の年齢だしな。 まだ哺乳瓶でミルク飲んでるけど。
イサムさんの赤ちゃんの時に比べると、ユアン君のむちむち感が半端ない。 むちむち。 イサムさんは痩せっぽちなのだな。 今も小食だし。 しかし、そんな事では大きさで追い抜かれてしまうぞ。 もっと食べてくれ。
それで思うに、皇帝も子どもの頃12歳くらいまでは小食だったように思う。 食べろ食べろ、残すな残すなと言われて、大変だった記憶がある。 だって食べたくないんだもーん。
ってなことを考えると、あんまイサムさんに食べろ食べろ言うのもなあ。 うーん。 それで、イサムさんに栄養が足りてないかというと、そう言うわけでもないらしく。 身長は高いのだ。
だからなのか、頭の毛が立ってるからなのか、公園とかでちょっと年齢が上の子どもの集団に入って行くと、子供等が「あ、自分と同じくらいの子が来た」と思うらしく、容赦なく遊ぼうとするのだが。 途中で「こいつ、まだ赤ちゃんだぜ!」とかバレて、逃げられたりしてる。
「he is a baby!」とか言われている我が子。 なんかおかしい。
近所の公園を調べて、あちこち試しているところ。
ほんで気がついたのだが、公園に幼児を連れて来ているのが、ほとんどお父さんで、お母さんは少ないということだ。 お父さんは平日の午後は暇なんだろうか。 謎。
あと、日本と違って保護者(もしくは保護責任者、ナニーさんとか)がつきっきりなので、子どもだけで公園で遊んでいるってことはないのだ。 子どもだけだと、通報されるか誘拐されるかしてしまう。 不思議な事に、保護者同士で井戸端会議になって盛り上がっているってこともない。 挨拶は必ずする人達なので、黙ってやって来るでもなく。 「ハーイ」 「ハーイ良い天気ねー」 とか言いながら遊具のところへ来て、子供等を自由にさせて、自分はぼや〜っとしたり、i-padいじったりしている。 預かった子どもに怪我されると困るので、ナニーさん達の方が子どもへのへばりつき率は高いか。
犬が子どもを襲うと、これまた困ってしまうので、たいてい犬は犬ヤードが別にある。
さて、最近イサムさんは一人で滑り台を降りれるようになりました。 わーパチパチパチ。 今までは、お母さんがチビなのを良い事に、膝に乗せて一緒に滑ったりしていたのだが。 (遊具には時々、制限身長が記載されているのだが、引っかかった事はないね。えへん)
ただ滑り落ちた後興奮し過ぎて「ぎゃああああああ」と叫びながら走り出し、転けて怪我したりする。 もしくは、滑り台の下に走り込んで、頭を強打したりする。 もしくは腕を前後ろにブンブン振って、勢い付き過ぎて尻餅付いたり。
元気なのは結構だけれども、あんまり運動神経は良くないのかもしれない。 まあ、その辺は期待してないので、良いですよ。
ちょっと前になるが、子どもが産まれた記念にジャバ夫さんにダイアの一粒ピアスを買ってもらった。 気に入ってせっせと着けていたのだが、色んなデザインのピアスを着けたいので、そればっかり着けてるわけにもいかず。 で、ダイアのピアスはちょっとやそっとで落っことさないように、ポストがネジになってるのだ。 これは着脱が面倒。 毎朝ネジネジしなければならない。 ネジは滅多に外れないので、着けたまま寝れるし、実際着けっぱなしにすれば楽なんだけど。 で、なんやかんや面倒で着ける回数が減って来た。
うーん。
ダイアのピアスを着けっぱなしにしつつ、他のピアスを楽しむ手は無いだろうか。 と、考えていたら、ワイン屋さんで穴を二個並べて開けて、一個にダイア、もう一個にアメリカンピアスを垂らしてるお姉さんが居た。 これが実に上品な仕上がりで、二個穴でも不良っぽい感じではなく、普通のファッションにマッチしていたのだ。 これだ!
と思い、ジャバ夫さんに「ピアスの穴を増やしたいと思う」と相談したら「いーんじゃなーい」と言っていたのだ。 でも、アメリカでピアスの穴開けた事無い。 と、悶々と過ごしていたら、今日立ち寄ったアクセサリー屋さんが穴開けサービスをしていたので、お願いしたら数秒後には穴が増えてた。 素早過ぎ。
6週間はピアッサーのピアスを着けっぱなしにしなければならないが、完成したらダイア着けっぱにする予定。
さて、レーシック後の検診に行ってきた。 問題無し。 視力はもう十分回復していると自分では思っていたが、医者が言うにはあと3ヶ月かけて更に回復するのだそう。 もう十分視力出てるんだけどな。 逆に、今までほとんど見えてなかったと言う事か。
回復した視力で、もう一回システィーナ礼拝堂を観たい。
耳に押し当てるで思い出したが、大分前からイサムさんのブームは「電話ごっこ」である。
といっても、我々が真っ先に思い浮かべる電話器を、イサムさんは電話だと思っていない。 我が家に受話器の付いた宅電は無く(義父母の家に来て、ようやく今はあるけど)、イサムさんが産まれてからこのかた、我ら夫婦のi-phoneが、イサムさんの見た事のある唯一の電話だったからだ。
だからイサムさんにとっては、平たい物ならなんでも電話なんである。 長方形の積み木や、テーブルの上のカードを拾っては、耳に押し当てて「うのんのんにょーぷぷるー」と何事か呟いている。
この意味の分からないイサム語がかわいいので、いつも聞き耳を立てているのだが。
今日美容院から帰って来て、義母がイサムさんにご飯をあげながら「なんか喉に詰まった?」と聞いたら「ノー」とちゃんと答えててびっくり。
もうちょっと赤ちゃんで居てくれないかのう。
皇帝は何もかも放棄して眠り倒した結果、喉がちょっとガラガラする程度まで回復し、今日はちゃんと服を着て起き上がって母として責務を果たすまでに回復した。 だが、今度はジャバ夫さんがダウン。 もう起き上がれない程のダウンぶり。 仕方ないので(何様?)一人で楽しくイサムさんと遊んでいたら、どうやらイサムさんもお腹が不調。 これは一家全滅もあり得るな、と思いつつ、子供用の耳で測る体温計を出して来た。 今のところ、誰も熱は出してない。
ふーん、とテーブルの上に体温計を置いておいたら、見ていないうちにイサムさんが手に取り、自分で自分の耳に当ててボタンをピーっと押して熱を測っていた。 すげえ! 自分で熱を測る赤ちゃん!
華氏97.7度でした。
そんなわけで、色々な色々をしつつ、ゴールが見えないまま見切り発車的にチケットを買いました。 今月の26日くらいに日本に行きますだ。 ほんで、だらだら2ヶ月くらい居そうな感じです。 今回の予定は、10月1日に人間ドック、11月半ばに岡山で結婚式があるくらいで、特に何もなく。 イサムさんとだら〜っとしてます。 ジャバ夫さんもだら〜っとしてます。
しょおがねえな、一緒にだら〜っとしてやるよ、と言う方は遊んでやってくださいね。 日本で長距離子連れ電車はちょっと自信が無いので、横浜辺りでだら〜っと。 もしくは車で。 だら〜。
とはいえ、もうサンタバーバラに帰って来ているのですが。 義父母一行は、入れ違いにサンフランシスコに遊びに行ったので、我が家だけの家。
オレゴン最終日に、宿泊所近くのアウトレットモールに行ったけれど、驚く程小規模で驚いた。 あう。 そして、ウエンディズで腹ごしらえでもして帰ろうかと思ったら、なんとパトカーが何台も出動して、店を取り囲んでいるではないですか。 あらやだ。 犯人が立てこもってるのかしら。 何の犯人が? と、気にはなったけど危なそうなので大きく迂回して、ポートランドのダウンタウンをドライブして見学。
その後、空港で腹ごしらえをして、サンフランシスコへ。 そこで、行きに買った時計の電池が早くも切れたので、交換をお願いする。 えっちらおっちらサンタバーバラに戻ると、イサムさんがナニーさんとお出迎え。
おおーイサム! でも風邪っぴきなので、ジャバ夫さんにお任せして、さっさと寝室にこもり、今に至る。
オレゴンまとめとしましては。 そうですね、大自然。 大自然の一言に尽きるのではないでしょうか。 最近では、大人気のバンパイア映画シリーズ「トワイライト」の撮影現場として使われたそう。 そういえば、そういう雰囲気。
エメラルドの州、と言われる程緑が豊。
しかしこの森にも問題があって、外来種のツタが大繁殖して、固有の植物がダメージを受けているんだとか。 田舎とは言え(田舎だからなのか?)、誘拐や強盗などの犯罪も多く、なんせ広いし人が少ないので治安の維持が大変だそう。
とはいえ、やはり森と豊かな水があるのは最大の魅力。 氷河期にガリガリ削られた岩肌には、いくつもの滝が点在して、長年多くの観光客を呼んでいる。 天然の温泉も沸いており、水着を着て入浴可能。 日本からの直行便もあるし、これが10時間以内で成田に行けちゃうとあって、日本人の観光客が結構いる。 夏の避暑地に絶好の気候。
自分たちで作っているビールとワイン目当てに、ドイツやイギリスからもツアーを組んで、多く人が来ている。 ダンケシェーン。
また何か機会があったら、イサムさんも連れて行きたいところ。 でも機会が無かったら、どうかな。
うーん。 どうだろうなあ。 真夏ならなお良いかも。
オレゴン三日目〜。
森林浴を満喫しつつ、風邪も本格的にひいてきたようです。 ぐしっずばー。 これでは、帰ってもイサムを抱きしめる事ができない! ぐしぐし。 とりあえず、風邪の諸症状を抑える薬を飲んで、ドレスを着つつも上からダウンコートとファーのコートの二段構えで結婚式に挑む。
バスが迎えに来るところで、他の参列者の皆さんが「それは大げさだよ〜」と言っているが、私は信じない。 絶対寒いに決まってるぜ。 だってここ、札幌市と姉妹都市だもん。 式は夕方5時から夜10時だもん。 日が暮れたら寒い筈。
んで、案の定気温は下がったんでありますが。 アメリカ人は寒さに鈍いので、皆は平気そうでした。 僕は平気じゃない。 ガタガタ。
寒さを乗り切る為にも、生バンドに合わせて踊りまくる。 ひゅーひゅー。
式は山の中の川と滝と湖に囲まれた、おとぎ話のようなところで行われ。 気温が低いので蚊も出ず快適でした。 子供等も、大自然の中で大はしゃぎ。
散々踊って汗をかいて、冷える前にバスで帰る。
せっかくおよばれしたのに、風邪で申し訳ない。 しかし、ジャバ夫さんの友達の結婚式のたびに風邪を引いている気がする。 ジャバ夫さんの友達は、「いつも鼻水出てる奥さん」と思っていないだろうか。
そうです私が鼻水妻です。
オレゴン二日目〜。
何も無いが、そこに山がある。 から登ってみたら、なんと4時間以上の本格登山になってしまった。 よっせよっせ。 まあ、山登りは嫌いじゃないっす。 瞬発力や運動神経はないけど、持久力はあるので。 よっせよっせ。 途中、有名な滝にいくつも遭遇。 木々は苔むし、リスやら巨大ナメクジやらオオワシやらを見つけ。 見られなかったけど、オオサンショウウオ的な生き物もいるらしい。
アメリカで二番目に深い滝壺を、下から眺め、山を登って上から眺め。 マイナスイオーン。
そして、毎度の事ながら途中から大雨。 ぎゃあ。 昨日天気予報で「今日は予想が外れて雨だったけど、明日は晴れでーす。」って言ってたくせに。 つか、その前の日も同じ事言ってた。 言ってたよ、君。
ずぶ濡れになって下山して、思いっきり風邪のようなのですが。 鼻水ずるり。
・・・明日結婚式なのに・・・。
ぐしんぐしん。 風呂に入るか。
リビングの。
そんなわけで、ぼんやりしてたら今日がオレゴンに行く日だったというまぬけ。 急いでナニーさんの手配をして、イサムさんを置いて来たのであった。 あーびっくりした。
サンタバーバラ空港から出発し、へろへろのプロペラ機でサンフランシスコへ。 へろへろ。 ダイヤが乱れる事に関しては右に出るものは無いと言われているアメリカ国内線。 この時点で、乗る筈だったサンタバーバラ→サンフランシスコ便はキャンセルされており、早朝出る筈だった別の便が10時過ぎに出るというので、割り込ませてもらっての出発。 へろへろ。
初サンフランシスコ! でも乗り換えだから、外には出ず。 乗り換えも巧くできなかったので3時間後の搭乗。 とりあえず飛行場内をウロウロ。 あんまりあんまりなお寿司をサッポロビールでいただき、「まずい!駄目だ!土地のものを食べなければ!」と発奮。 サンフランシスコで有名だという、やや硬めのサワーブレッドを注文。 更に、パンをくりぬいて、そこにクラムチャウダーを入れてもらって食べる。 うまうま。 サワーなのは普段好きじゃないけど、これは上品な酸っぱさでいただけた。
乗り換え便も1時間程遅れ。 ぼやーっと本を読んで待って、ようやく飛び立つも着いたのは夜9時。 だらーん。 つ、疲れた・・・。
レンタカーを借りて、ホテルの住所を入力してたら、ジャバ夫さんが「あ、この空港、造りがタルサ空港とほぼ同じ」と言って、一人懐かしみ出す。 そして、ホテルまでも道のりを計算したナビゲーションは「目的地まで11マイルでーす」と言い出した。 ほげー。
どんだけかかんのー。 と思っていたら、あっさり到着。 そう、ロスの交通渋滞に慣れきった我々。 3マイル1時間の感覚の我々。
だがしかーし。 ポートランドにはどうやら交通渋滞が無いらしい。 まあ時間帯の問題かもしれないが。 それにしても、ロスに比べると全然車走ってない。 ないす。
それにしても、周辺になんもない。 なんもないし、薄ら寒いし、雨まで降ってる。 うう・・・。
さてホテル。 普通の部屋だと、バストイレ共同とか言うんで、スイートに設定したのだが。 なんかふつーの部屋。 そして、何故かリビングのど真ん中に風呂釜がどーん。 ごーん。
何それー!!? フロー!? リビングですけどー!!?
どういうことだ。 普通にお湯もはれるようだ。
だがどうして良いかわからない。
だってリビングだもの。
ジャバ夫さんは、「ぬれる」と「ぬるい」の区別がついていないので(過去、100万回くらい訂正しましたよ)よく「雨で服がぬるい」とか言い出す。 それで目薬なのだが。 「これ、目をぬるくする奴」と言いながらドライアイの薬をくれる。 どうなっちゃうんだ。
そう、レーシックって目玉を焼くので術後はやけど状態らしく、頻繁に目が乾くんである。 あーしぱしぱ。 こんどオレゴンに行く時に、飛行機に乗ったらめっちゃ目が乾くんだろうな。
そうそう、レーシックの前に「香水はつけて来ないでください」と言われていた。 何故なら、レーザーが香水から出るガスで曲がっちゃうから。
じゃあ、レーザーで攻撃されたら、体中に香水つけたら良いんじゃない!? と思ったけど、レーザーで攻撃されるってないな。 まあ、頭の片隅に置いておいてください。 レーザーは香水で曲がる。
マクガイバーが使いそうな豆知識。
ジャバ夫さんが、結構良い発音で日本語話すから、皆割と通じてると思ってるでしょ。 あれ、通じてるフリしてるだけだからね。
レーシックの後、2種類の目薬を一日4回、5日間刺さなければならないので(しかも時間差で)、忘れそう〜と緊張していた。 それで、ジャバ夫さんにも頼んで「忘れそうだったら教えてね」と言っておいたのだ。 ほんで、ちょっとお昼の目薬を忘れていた皇帝に「はい、茶色の目薬忘れてるよ」とスポイトを持って来てくれたジャバ夫さん。 わあ、ありがとう。
しかし茶色の(キャップの)目薬ってば、指す前に30回以上振らなきゃいけないの。 ほんで「ちょっと振ってくれる?」って言ったらば、ジャバ夫さんキャップをフーフーと吹き始めた。
えー!?
えー!?目薬の入れ物をフーフーする意味って何ー!!?
「はい」 と何の疑問も無く薬を渡そうとする夫。 「いやいや、振ってちょうだい」 と同じ質問をする妻。 妻は、夫の面白さを引き出す為には、どんな苦労もいとわないよ☆
すると、キャップをじっとみて、家のクマさんはちょっと考えてみたね。 どうやら「フル=フーフー」ではないらしいぞ。 うーん?
考えた結果、クマさんはキャップを開けて、指し口をティッシュで拭いた。
拭きよったー!!
フーフーするよりは意味があるかもー!?
皇帝「Shake it」 ジャバ夫「あ、そう?」 で、無事意思疎通できた。 というか、初めっからそう言えば良いんだけど。 でもそしたら、ジャバ夫さんと結婚した意味が無いでしょ。
ああ、今日も楽しんだ。
2010年09月05日(日) |
ヤンキーファッション |
そんなわけで、大会が終わったけどトレイナーと運動を続け、毎日ムキムキしている義弟。 ついでなので、ジャバ夫さんもトレイナーにお願いして運動させてもらっている。 狙うは腹筋ですかね。
さて、義弟が「俺はここで浮いていると思う」と気にしているファッション。 義弟のファッションは、襟のあるポロシャツや、きちっとセンターラインの入ったコットンのハーフパンツ、スクール風のセーター、白いスニーカーなど。 もろ東海岸風〜。
ちなみに、正しいカリフォルニアのファッションは、ヨレヨレの10年物のTシャツや、ゲーム会社が配ってる変なロゴ入りキャップ(ヘリが汗で白くなってる)、洗濯で色が抜けて生地が薄くなったGパン、伸びきったパーカー、ビーサンなど。 襟の付いた服なんか来てたら、「今日会議?」ってなもんである。
絶対浮いてる・・・、と気にして歩いていたら、サンタモニカのビーチで「よっヤッピー(ヤンキー、ニューヨーカーの意)」とホームレスに声をかけられてしまった義弟。
がびーん。
となったのかどうか知らないが、ギャップで青いチェックのヨレヨレ加工のシャツを買って来た義弟。 「これ、俺の西海岸ファッション」とご満悦だったが、やっぱりなんか違うんだよなー。 なにがっていうか、なんか違う。
あー。 サンバイザーのせいかな。
イサムさんが時々話しかけてくるんだけど、赤語なので何を言っているのかわからない。 そう、この猫語のように。 http://www.youtube.com/watch?v=9YGnsYFYAUA 義妹が「イサムが超話しかけて来た!何言ってるかわからないけど」と報告してくれた。
そう、義弟夫婦はどうやら長らく滞在する事に決めたらしく、我らの二階に居をかまえている。 新生児ってこんなに寝るもんだったっけ、というくらい、ユアンはいつ見ても寝てる。 なので、できるだけ大きな音をたてないように心がけているが、前述のようにイサムさんが赤語で叫んでいるので、けっきょく赤子泣き出し大会が毎日開催されている。 強くなれ。
さて、レーシック三日目。 良く見えちゃって良く見えちゃって仕方が無い。 でもって、夜にゴーグルをテープで顔面に固定しているので、顔にベタベタ糊が残って取れない。 まああとちょっとでゴーグルしなくて良くなるので、その後糊の取り方を考えようと思う。 それにしても、医療用なのに糊が貼り付くテープってなんだ。 これがアメリカンか。
なんでかっていうと、レーシックをしたので。 手術の当日は読書禁止だったのだ。
これまでの流れは、3ヶ月前からハードコンタクトレンズの使用を停止、ソフトに。 10日前から眼鏡で生活。 手術前日にロデオドライブにやって来て、病院から歩ける距離に待機。 術後は運転できないからね。
そして、朝手術。 精神安定剤を投与されたので、へらへらしているうちに手術終了。 手術中は、クマのプーさんを抱きしめているように言われ(男性の患者もそうなのだろうか・・・)。 痛みは無くて、どっちかというと眼球に先生がペンで印を書いたりする方がよっぽど怖かった。 両眼とも、ぎゅっと押されるくらいの感覚があっただけ。
そのままホテルに帰って、4時間目を閉じてろ、との事なのでお昼寝。 ごろごろ。 でも4時間も眠れないので、眼を閉じたままジャバ夫さんにアニメ「ギャグ漫画日和」を再生してもらって、耳で楽しむ。
術後5日間目薬を一日四回、二種類入れないといけないのがちょっと面倒。 あと、寝起きに眼をこするクセがあるので、ゴーグルを着用。 ゴーグルの上から、医療用テープで「×」の形に固定して寝る。 それから、赤子が居るので、医者の勧めにより昼間も5日間くらいゴーグル着用との事。 赤子が母親の眼に指を突っ込むことが、ままあるからだとか。 そうね、よく突っ込むわね。
というわけで、しばらくアイメイク無しで過ごす。 今日の午後から、眼を閉じて顔を洗ってもオッケーだそうです。
段々視力が良くなるって言われているんだけど、今すでにとてつもなくよく見えているので、これ以上見えるようになったらどうしよう。 人の骨まで言えちゃいそうだ。 どきどき。
あと、帝王切開の後に投与された、ラリッタちゃんの薬を再びもらったので、ラリりたければラリれる。アメリカの医者は、ラリッタちゃんが好きだな。
ポロの試合を観に行った。 近所で、なんかのトーナメントのチャンピオンシップがあるというので、義弟がチケットをとって来たのだ。 うーんポロ。 なじみが無いスポーツだ。
とりあえず、皆で赤子を連れてわっしょいわっしょい出て行く。
ポロは紳士のスポーツです。 1チーム4人(意外に少ない)馬に乗った審判2人の計10人が、サッカー場の2倍以上の広さのフィールドで競います。 馬は試合中何回交換してもよく、一人につき4頭までエントリー可。 つまりこの競技には、1チーム16頭の馬と、でっかいフィールドが必要なわけだ。 うーんルネッサーンス。 あ、馬のしっぽは短く切ってある上に、タイトに縛られていて、なんかかわいい。
サンタバーバラにもいくつかチームがあるけれど、今回の頂上決戦は、両方ともテキサスのプロチーム。 黒ユニフォームと白ユニフォームの戦い。 観客にもテキサス人が多い。 テキサス人?見ればわかりますよ。 テンガロンハットかぶって、カウボーイブーツの人がテキサス人です。
そして、各チームに1人ほどサンタバーバラのクラブ出身の選手がいて、応援にも熱が入るが、どっちを応援して良いものか悩む。
試合開始早々、一人の選手が膝をグネって退場。 控えの選手は居ないらしい。 ではどうするのか。 なんと、トーナメントで敗れ去ったチームの中から、適当に補填選手を選ぶらしい。 おう。 はないちもんめ。
そして選ばれた、他所のチームの最も巧い選手。 だが彼は、この日プレーするつもりが全くなかったので、パンツを持って来なかった。 というわけで、ジーンズ姿で、しかも自分チームのオレンジのシマシマTシャツの4番を着て出場。
繰り返しますが、ポロは紳士のスポーツ。 もちろんTシャツの裾は、ジーンズにイン! インですよ。 ださ〜い。 うぷぷ。
そしてこの臨時選手が驚く程巧いのだ。 なんだ、もう3人くらい怪我して、各チームの花形を投入して、ドリームチーム作っちゃえば良いんじゃん。
イサムさんは、お弁当で持って来たベビーフードを食べた後、お昼寝タイムに突入してたので、試合を観ずにぐっすり。
広い場所でプレーしているけど、さすがに10頭もの馬が疾走するので、むしろ狭く感じる程。
そして、前後半の間のインターバルには、地元高校のブラスバンドの演奏とともに、観客がフィールドに出て行く。 えー何何? と、皆で出て行くと、なんと馬がベコベコにしたフィールドを、観客が皆で踏んで平に均すのだ。 ぎゅっぎゅ。
馬糞を回収する人の波間に。 ぎゅっぎゅ。
結果、助っ人の入った黒チームの勝ち。 なかなか接戦で、楽しめました。 たまーに訳の分かんないスポーツを観戦しに行くと、知識が増えて面白いかもしれない。
あと、馬可愛い。
皇帝
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