皇帝の日記
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ジャバ夫さんの不思議行動。
最近クローゼットの中のハンガーが激減し、今までかけてたシャツの行き場が無くなってきたので、買いに行かなければならない。 どうやったらハンガーを紛失できるのか、聞いてみたいところだ。 というか、聞いたのだが「えーハンガーは無くなる物でしょ」とか言っていた。 そんなバカな。
「今晩は俺がご飯作る!」と言って豚肉とチンゲンサイを山ほど買って来たのだが、その1/3も使わなかった。 それ以前に、豚肉もチンゲンサイも冷蔵庫にあるし、一緒に市場で買ったのに。 覚えてないのか。 そうか。 そうだな。
ついでにスーパーで「テンプラ売ってた」と言って、パックのお惣菜を買って来たのだが、中身はテンプラではなくて、韓国のテンパーという前菜だった。 さつま揚げの薄いやつみたいなんで、青唐辛子が入っている。 見てわからんかね、テンプラでないことが・・・。 ビールと供に、生姜醤油で美味しくいただきました。
ところでアメリカの車は、ナンバープレートに車の登録期限がわかるシールが貼ってあって、切れる前にシールを貼りかえないといけないのだが(再登録する)。 ジャバ夫さんはこの貼りかえを通知する紙を、皇帝のと含めて二台分紛失したため、様々な面倒な手続きを踏まなければならない事になり、期限(二ヶ月前)を大幅に過ぎた今なお、古いシールのまま走っている。 パトカーの後方を走る事はできても、前を走る事はできない。 ようやく書類のもろもろが済んだので、後はシールが送られてくるのを待つだけ。 でも、アメリカのお役所は「だけ」になってからが長いんだ。 やれやれ。
昨晩は、寝る前にイサムさんのオムツを夜用にしなかったために、朝起きたらびしょびしょの赤子が寝ていた(イサムさん、泣いてください)。
このようにうっかりなジャバ夫さんであるが、果たして仕事はちゃんとこなせているのだろうか。 とても気になるが、業務形態も内容もあまりにもよくわからないために、確認できない。 本当はできる男だったらどうしよう。
できるんだったら、何故やらないのか。 むしろ腹が立つかもしれないので、妻の中でジャバ夫さんはうかつな男ということにしておきたい。
今朝はうかつにも、昨晩弁当用に作っておいたチンゲンサイの炒め物をカウンターに置いて行った。 妻はもうチンゲンサイ見たくありません。
最近のチビはどうなのさ。 というか、むしろチビの話が聞きたい。 チビを出せ。
というような要望にお応えし、今回はイサムさんの成長っぷりを報告。
歩行。 まだつかまり立ち、つかまり歩き、光速ハイハイだけ。 最近義母が歩行器をプレゼントしてくれたので、時々部屋を歩行器で斜めに横切るさっそうとした姿を見る事が出来るが、壁にぶつかると方向転換できないのが難。 あと、歩行器で歩いているときは、何故か「だだだだだだだだだだ」と自分で効果音を付けている。
おしゃべり。 まだなんも言い出しません。 バイリンガルの家庭では、子どもの発語が遅れるそうなんで、そうなのかい、と思っている。 時々謎の言語で雨乞いしていたりするけれど、リラックスしていないと謎語も出て来ない。 けっこう寡黙。 最近よく「なんなんなんなんなん」とか言っている。 なん?
後追い。 最近お母さんの後をつけるようになって来た。 家具等の障害物をものともせずに、お母さんを見つけると突撃してくるので、デコとかにでかいコブができてる。 あと、お父さんにも差別なく突進してくる。 お父さんもお母さんもいないと、シッターさんでも突進して行く。 人見知りはしない事に決めたらしい。
食事。 離乳食完了期なんだそうで、味付けが薄くて、少し柔らかめにしただけで、色んな物に挑戦中。 最近切り干し大根を食べて、感動した様子。 豆腐に飽きたため、豆腐に代わる大豆食品を検討中。 医者に牛乳を飲ませるように言われたので(体重増加を狙って)、一日一杯牛乳。
ミルク。 なんと、まだ哺乳瓶で飲んでいる。 一応、一日一回以上はマグやストローをお勧めしているのだが、華麗に投げ飛ばすだけ。 しかも、哺乳瓶を全然自分で持つ気がない。 これではデイケアにあずけられない。 いや、あずける予定がないから今んとこ良いけど。 哺乳瓶だと安心するのかね? そのうち卒業して欲しいところ。
そんな感じ。 今日、ビデオカメラのメモリーが満タンになったので、パソコンに動画を送り込んでいたのであるが。 生まれたてのイサムさんを見ると、本当に小さくて、首もぐらぐらしていて、シワシワ。 よくこんなに人間らしくなったものよのう、としみじみ。
まあ、ちょっと色々遅れてても良いさ。 それなりに成長してるから。 哺乳瓶くらい、持っててあげるよ。
この一週間程、ジャバ弟夫婦がはるばる東海岸からやって来て、義母の誕生日を祝ったりなんだり、サンタバーバラとロスを行ったり来たり行ったり来たり。 寝ている夫と赤子を乗っけて夜中に運転するなどしていた。
さすがに疲れたのか、ちょっと気分が落ち込み、これはさっさとご機嫌になりたいところよのう、と思っていた。 機嫌の悪い主婦はいかんよね。 家庭が暗くなる。
ジャバ夫さんが在宅で仕事ができるかどうか、お試しに家にいるので、イサムさんを連れてプラプラ散歩に行き、気分転換。 このような時は、天気の良いカリフォルニアは精神衛生に良いなあと思う。
そこそこに回復したので、夜はプロポーズから3年たった記念に飲みに行き、マティーニ3杯でひっくり返り、年をひっそりと感じました。 もうガシガシ飲む事のできない体なのでしょうか。 そうですか。 そうですよね。 ふ。
妻がつぶれても、ちゃんとイサムさんはジャバ夫さんがみていてくれて、無事に夕飯を食べさせて、寝かしつけてくれ。 これまたひっそりと反省。
今年度はもうちょっと良き妻、良き母に挑戦すます。 あと、メールも明日から返します。
伯爵ポールの驚異の姿。 http://www.youtube.com/watch?v=UwqdfxTCPwc&feature=player_embedded#
勇者が探して来てくれました。 衝撃的すぎるので、心臓の弱い人は見ない方が良いかもしれない。 頭抱えちゃってる人がいるよ。 かわいそうに・・・。
イサムさん、ついに新型ワクチンを打たれるの巻。 ぶらっと小児科の前を通りかかったら「すぐ打てる」と書いてあったので、玄関開けたら2分でワクチンだった。 いや、本当に、たのもーとドアを開けて、「ワクチンを・・・」と言ったら看護士さんが出て来て、ぼちっと打たれて、「来月また来てね」と言われて、送り出されるまで2分以内。
こういうところはラクチンよね。 安全性はわからないけど。
さて、セパタクローをするために、会社を休もうとしているジャバ夫さん。 なんと、休むと、今年度は普通に働いているより多くのお金がもらえるのである。 なんだそのシステム。 というか、契約書の通り計算すると、結果的にそういうことになっているのだ。 大丈夫か、その会社は。
弁護士とも相談して、結局そういう事なので、思う存分セパタクローすればいい。 という結論になったのに。
なんと会社が、もっとお金出すから一年残って! と言い出したのだ。 大丈夫かそれ。
でも、イサムと一緒に遊びたい(え、そんな理由?)もっと旅行したい。 というジャバ夫さんは、そのオファーを蹴ろうとしていたのだ。 だがしかし会社は更に、在宅勤務でも良い! とまで言い出した。 良いのか、それで。 どうなのか。
相談された妻の答えは、これだ。 わんつーすりー。
更なる賃上げ要求をしてみた後、結論は自分で決めなさい。
というわけで、アドバイスをしたようでいて、結局していない、占い師のような妻であった。 どうすんのかね、ほんとに。 私はどちらでも良いです。 昼飯を作らなくて良いなら(あ)。
ヒメマルカツオブシムシをこの世から駆逐できるのならば、悪魔に魂を売り渡してもかまわない。 とすら最近思う。
衣類の被害はヒメマルカツオブシムシによるもの。(虫の写真注意) http://www.ylw.mmtr.or.jp/~noryuasa/katuo.html
ああ憎い。 あれもこれも、カツオブシムシのせいかと思うと。 つか防虫剤置いているのだけれど。 カリフォルニアの気候が年中無休で春夏なのと、クローゼットの空間が広くて(薬が充満しない)、ドアの閉まりが悪いせい?
憎いわ〜。
さて、週末はサンタバーバラに居た。 ジャバ夫母が誕生日だったので。 義弟夫婦も合流し、火事で焼けてしまった旧家にピクニックに行ってきた。
リハーサルディナーで使用した庭等、ほとんど復旧し、果樹園も元の様子に戻っていた。 春なもんで、花が咲き乱れて、火事があったとわかるのは黒こげの建物の痕ばかりといった感じ。
建物の復旧は、保険会社が動かないと始められないのだが、保険金を払いたくない輩が審査を延び延びにさせているので、未だになんも進んでいない。 年間何百億ももらっている保険屋のCEOが、自分の任期中に赤字を出さない為に粘っているのだ。 火事被害にあった近所中、保険金が支払われないまま。
とはいえ、元の家は旧スペイン時代のアンティーク。 復元するのは不可能で、建材や建築技術がもう存在しないんだとか。 ほんだから新しいデザインから考えないといけないのに。
果たして私の目の黒いうちに、この家は建て直されるのだろうか。 乞うご期待。
以前、シアーカバーという通販のファンデーションを買ったのを、覚えておられるだろうか。 あれは結局、粒子が粗いのと、定着が悪いのとで、使わなくなってしまった。 いやー粉の荒い事この上無し。 だって、刷毛でクルクルしていると、キャップに傷ができるのだもの。 ということは、肌にも負担がかかっている筈。
あと、小鼻とかまぶたとか、よく動く部分にきちんと定着してくれずに、皺やよれが。 うーん。 値段なりだなー。 これで、日本で3倍以上の値段とってるなんて、信じられなーい。 と、ゴミ箱にぶん投げたのでございます。
さて、懲りずにベアミネラルを購入。 こちら、通販系パウダーファンデの草分け的存在。 お値段もシアーカバーより上。
結論から言うと、これは使える。 粒子が細かい分、ちゃんときれいに肌に乗ってくれるし、仕上げにはたくお粉が、肌色を明るくしてくれるので二重丸。
ただ、謳い文句の「メイクの時間がかからない」「付けたまま寝れる」は嘘。 メイクの時間は普通分かかるし(雑にやれば速いけど、雑に化粧すれば雑なのがわかるっしょ?)、付けたまま寝たら枕に色がつくので駄目に決まってんじゃん!!喝!!
というわけで、普通に使えます。 日本よりはお値段抑えめなので、アメリカやハワイに来たときは、一度試されたし。 ベアミネラル。
男爵スパイク。
それはアメリカの道や駐車場の出入り口にある、邪悪なスパイクのことだ。 このスパイク、「一方通行」「逆行不可」を強烈にアピールする為にあるんだと思うのだが、それにしても、何もそこまでしなくても、と(アメリカ人以外)誰もが思う凶悪な代物なんである。
具体的には、約10ー15センチの、鋭い巨大スパイクが地面から生えている状態を想像していただきたい。 それが斜めに生えていて、尖ってる側から接近する車両のタイアを、容赦なくぶっ刺すのである。 寝てる側から車両に押されると、へこっと地面に沈むので、パンクしない。
この原始的な道具。 考えた人の底意地の悪さを感じずには居れないではないか。
うっかり駐車場の出入り口でバックすると、刺されたりする。 また、スパイクに準行していたとしても、タイヤが通った後はまたスパイクが跳ね上がってくるので、腹を擦られたりする。
あまりの禍々しさから、勝手に「男爵スパイク」と命名している。 なんか、男爵的な人が考案して、下々の物がパンクすると、ワイン片手に「ほっほっほ、ゆかい、ゆかい」と言っていそうな感じがするからだ。
勇者情報では、ヨーロッパには更に強烈な「伯爵ポール」が存在するらしい。 見た事ないけど、怖い。
ポールが一体どんな動きを!?
大根の首を観葉植物代わりに置いておいたら枯れてしまったので、今度は芽が出まくってしまったタマネギをコップに入れて置いてみた。 今朝方ジャバ夫さんが「大変!大根の形が変わっちゃったよ!」と騒いでいた。 そりゃ大変だ。
さて勇者とメルローズに買い物に行った時の事。 メルローズって、お店の集合している範囲が長いんですの。 アボトキーニとは比べ物にならない程長い範囲で、セレクトショップが並んでいる。 サードストリートのように、チェーンのアパレルばかりであれば、好きなお店だけピックアップして見れば良いけれど、メルローズのお店はどこも個性的。 一軒一軒見てまわりたい。
そんなわけで、1ブロック進むのにえらい時間がかかる。 うろろちょろろしながら、結局1/3程度見れたかどうか。 日が暮れたので帰った。
メルローズは比較的ダウンタウンやハリウッドに近く、あんまり治安が良く無い所でもある。 お店は閉まる時には、シャッターとともに鉄格子をはめているくらいだ。 日が暮れてからバスを使うのはあまりお勧めできないので、遅くまで居たら、適当なレストランで夕飯を食べて、お店の人に頼んでタクシーを呼んでもらったらいいです。
ロス攻略法でした。
果たして一体何が楽しいのか、土産物屋で1ドルだった皇帝の貝のネックレスで、延々3時間以上一人で遊び続けているイサムさん。 ぐしゃぐしゃにして、ジャラジャラという音を楽しんだり、伸ばして頭の上にかざしたり、持ったまま歩いたりしている。 首が絡まると困るので、後ろからついて回っている。
さて、こないだ勇者とベニスビーチに行ったのだが。 比較的頻繁に行っているベニスビーチだけれども、週末は久しぶり。 何故って、週末は混むのだ。 混むだけでなく、あちこちでマリファナをふかしているので、臭くてしょうがない。 マリファナ屋さんも頑張ってセールスに励むし。
というと、何やら治安の悪そうなイメージだが、そこはビーチの魔力か。 燦々と照りつける陽光の元、実に健全な雰囲気で、女子供でも安心して歩ける。 若い頃ヒッピーだったけど、そのまま死ぬまで就労せずにヒッピーしてます、なお爺ちゃんお婆ちゃんも踊っている。 そして、ワンブロックごとにパトカーが出動しているので、カタギはカタギなりに、スネに傷持つ人はそれなりに、週末を楽しんでいるのである。
そんなベニスビーチをだらんだらん歩いていると、なんとフリークショーを発見。 見世物小屋ですね、いわゆる。 しかし、青い空の下で見るフリークショーは、なんだか雰囲気が足りない。 客寄せに、頭の二個ある亀が小屋の前の水槽に浮いているのだが、完全に甲羅干し状態でリラックス。 頭の二個ある亀生は、どんな感じかわからんが、悪く無さそうな待遇。
セクシーな衣装の姉さん達が、針山の上に寝転んだり、芸を見せたりしていた。
騒々しいけど、これはこれで賑やかで楽しいベニス観光でした。 観光のついでに来るなら、断然週末がお勧め。
ジャバ夫さんが出張からロスに戻ったのに、サンタバーバラに居座っていたら、空港からバスで迎えに来られてしまった。 そんなわけで、三人揃ってロスに戻って来た。
さて、ジャバ夫さんが「今年度はセパタクローをしたいから、会社を休む」と言い出したので、どうしようかと思った。
というのも、全く持って運動に縁もゆかりも無さそうなジャバ一族(失礼)であるが、実はスポーツが嫌いなわけではなく、伯父さんは登山を、義弟はセイリングをしている。 そして義弟は、昨年度からオリンピック選考選手に選ばれて、合宿なんぞしているので、一年ほど仕事(コーチをしている)を休んだりしているのだ。
それにしても、何故突然セパタクロー? いきなりやったら、首の骨折れそうだよ。 というか、何故会社を休む必要が?
うーん。 と悩んだけれど、まあ本人が決めた事なら良いや。 応援するよ。 と、快く会社に送り出したら、どうも勘違いだったらしい(そらそうだ)。
ジャバ夫さんがしたかったのは、サバティカル。 http://ja.wikipedia.org/wiki/サバティカル
ちなみに、かっこいいセパタクローはこちら。 http://www.youtube.com/watch?v=0wXlwx1DgjQ
もう先生呼ばわりである。
なにかというと、ジョンソンエンドジョンソンが出している、キズパワーパッド先生のことだ。
肌にぴったり密着するため、防水性に優れているのと、連用しても臭くならないという噂から使い始めたのだが、これがもう、キズパワーパッド先生。 臭くならないどころか、圧倒的に傷の治りが速い。 怪我をした時に傷口からシミ出てくる白血球さん達を、そのまま閉じ込めてくれて、活動しやすい湿気を保ってくれるのである。 先生の貼られた傷口は、自分の生命力で修復されて行くわけだ。 しかも一度貼れば、重症でなければ1週間くらい平気でくっついていてくれるコストパフォーマンス。
もう良いお年なので傷口がいつまでも残って、茶色のシミになるんですよ。 でも先生のお力で、何度絶望の縁から救われた事か。 「あ〜これ絶対痕になる〜」と思った傷が、先生を剥がす頃には、跡形もなく無くなっていたり。
そんな先生のお力を布教しようと、日々怪我した人に配り歩いていたのだが。 こないだ勇者が来ていた時に、なんと壊れたシャワーヘッドのヘリで、勇者が親指を切ってしまった。 おーのー。 なんということ。 お客に怪我をさせてしまった。 と、とりあえず先生を貼り、様子を見ていたら、帰国までの間にすっかり新しい皮が下から出てくる程の回復ぶり。 マーベラス。
もし勇者がPS3でべヨネッタをやり込まなければ、更に速やかに回復したであろう事を特筆したい。
殿堂入り美術品から、歴史の最先端を行き過ぎて意味がわかんなくなっちゃってるのよ、もう、な前衛芸術まで、幅広く収集しているLACMA。 行ったら楽しい事はわかっているけれど、中々一人だと「さあ行こう!」という気にならないので、勇者とともに行ってきたのである。 隣接のターペットミュージアムには、五月頃父と行ったので、今回は美術品目当てで。
もともと常設展示がお目当てだったのだが、特設展示はルノアールとアメリカ史絵画の二本立て。 うーんと悩みつつも、二枚ともチケットを購入。 しかしこれが、後にアホな事態を招くのである。
さて、とりあえずアメリカ史がかいま見れる絵画を、片っ端から集めた展示を見る。
目玉は、サメに食われてる男の人の絵。 この人、片足を失ったものの生き残り、後にお金持ちになってこの事件の絵を発注し、病院の壁にかけていたそうな。 患者さん嫌だったろうな・・・。
ウロウロしながら、常設のラテンアメリカ館(かわいかった)や、韓国館、北米館などつらつら見て、カフェで一休みして、ルノアール展へ。 と、そこで監視員に止められる。 何故というに、チケットに購入時間が刻印されているのだが、それが二時間前。 あんたたち、今の今まで何してたのさ?出口で見終わった人のチケットをもらったんじゃないのさ?という疑いをかけられたのだ。
なんというお馬鹿。 だって二本立てのチケットを売りつけておいて、今まで何してた?って、バカじゃないの?バカじゃないの? ばーかばーか。
と言っても仕方がないので、今まで何してたかを説明して入れてもらう。 どうやら、人気のルノアールを招致するのにお金がかかってるんだかなんだか、それにしても集客が進まないのかなんなのか、チケットチェックが厳しくなっている模様。 ぶっちゃけて言いましょう。 たぶんみんな、もうルノアールに飽きてるんだよ。 だってルノアールは、どこまで行ってもルノアール。 喫茶店の壁にかかってたら良いんじゃないの? ぷんぷん。 かくて皇帝の怒りは、罪のないルノアールにまで及んだのである。
それから、同施設内の前衛芸術を見る。 クーンズの作品を見ながら、わけわかんねーと、これはこれで大受け。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ジェフ・クーンズ クーンズさん、今もお元気のようですね。 チチョリーなも元気です。
一階にある、超でかい鉄製のなんかの芸術品の中をさまよったりしながら、充実して終了。 たまには良いですよ、芸術鑑賞。
体調不良をおして、ワインを飲んだら珍しく悪酔いした。 ほとんど悪酔いしないけれど、たまーに、薬と一緒に飲んじゃったとかゆう時におえ〜っとしますね。 ええ。 人は何故、このような苦しみを乗り越えてまで飲酒するのであろうか。 おえ〜。
さてプロアクティブ。 勇者に指摘されるまで、すっかり日常風景になっていたので気がつかなかったが、ニキビ対策化粧品プロアクティブの広告が、アメリカではそこここにあふれている。
特にテレビ広告では、数々の著名人が出演し、私もプロアクティブ、私もニキビに悩んでいたの、と告白。 最近ではアブリル・ラビーンまで出演し、もうアメリカ人でプロアクティブじゃない人は居ないんじゃないか?という錯覚を抱く程の盛況っぷり。
そして、ついに我々は見てしまったのだ。 なんと、近所のモールに、プロアクティブの自動販売機が設置されていたのだ。
わーお。 なんと便利。 もう電話して、商品がとどくのを待たなくても! クレジットカードを差し込んで、がちゃっとボタンを押せば、プロアクティブがその瞬間手に入る。 どんだけー。
ちなみに、セットで28ドル程度なので、日本よりだいぶお買い得。 効果は未知数。
ところで、義弟が唯一言える日本語は「ジドウハンバイキ」だ。
明日から、サーファーの大会があるそうで、家の前にラジオ局のテントが張られている。 いつもより上手な人たちの波乗りが、見れるのだろうか。 どきどき。
そうそう、常に上天気を持って旨とするロスが、何故か勇者が来た辺りからぐずぐず。 雨がパラパラ降ったり。 気圧が不安定なせいか、サンタバーバラは良い波が立ちまくり、サーファーも繰り出しまくり。
さて、新たな魅力シリーズ、メインストリート。 メインストリートと言うと、目抜き通り的なニュアンスが出てしまうが、そんな意味合いはなく、ただ単に通りの名前が「メイン」というだけ。 ベニスビーチから一本陸側に寄った通りに、個人のお店がモショモショ。 作家物のアクセサリーを集めて売っているお店もある。
一人で歩いていると、あまり注目しなかったアンティークのお店も、勇者と冷やかして楽しんだ。 その中で、スチームパンク風のディスプレイをしているお店(兼博物館)を見つけたが、その日は閉まっていた。 色んな張り紙があり、「説明をちゃんと読め」とか「入場料は100ドル!ただし99%ディスカウント!」とか、変人が居そうな雰囲気をバンバン漂わせていた。
この店、平日は予約のみの開店。 週末のわずかな時間しか開いていない、ヘンテコ店。
オーナーが映画関係者で、古い映画で実際に使われたセットや小物も売られている。 外から見えていた、ウインドウの飾りには、テリー・ギリアムの「バロン」で使われた気球、「メトロポリス」で使われたアンドロイドのマリアさんなど。 マニア垂涎の品々が満載。
ただ、お店のシステムもヘンテコならば、案内のじいさんもヘンテコな気まぐれなので、値札は有って無いような物。 週末に再び訪れた際、ジャバ夫さんと話がはずんだおじいちゃんは、商品を無料で譲ってくれたりしていた。
ちなみに、日本関係の展示品は、トムクルーズさんが全部買ってっちゃったので、今はないそうです。
風邪の治る気配がないので、サンタバーバラに来ている。 病気になる度にやってくる嫁。 ジャバ夫さんは、サンフランシスコに出張中。
12ヶ月検診の血液検査で、鉄分不足と診断されたイサムさん。 せっせとほうれん草を茹でては、納豆に混ぜ米に混ぜ豆腐に混ぜしていたのに、医者から電話で、計器が壊れていただけで、特に問題無しと言われた。 問題なくて良かったが、数日間ほうれん草地獄に見舞われたイサムさんでした。
さて、新たな魅力が前回なロス探検報告。 アボトキーニ。 何度もイサムさんとお散歩しているアボトキーニだが、やはりお友達と下らない話をしながら買い物すると、また楽しからずや。 「イサムさん写真」で物議を醸し出している、売り物のカゴに寝そべる猫が居るのも、アボトキーニである。
アボトキーニの名の由来は、タバコ王で富豪のアボトキーニさん。 イタリアのベニスが大好きで、同じような町並みをビーチに再現しようとしたので、今でもあの辺がベニスと呼ばれているのだとか。 (ベニス化計画は、その後頓挫)
流行の発信地ロスの、更に最先端を行っちゃってるのよ、もう、なファッションのお店が林立。 更に小さなギャラリーとか、有名無名のアーティストが作品を発表したりする場でもある。 アンティークやインポートのお店も多数。
その辺のファッションシーンに疎い皇帝ながら、勇者にいろんな情報をもらい、より買い物を楽しめたのでした。
ところで、遠方の友達の病気快癒祈願に、レッドブルを飲みました。 オロナミンCだなこれは。 風邪にも効きそう。
そんなわけで、勇者は帰国。 また時間を持て余す日々に戻ったのです。
時間をつぶす勇者メソッド:脳の一分で「右足動け!」と命じながら、別の脳の一分で「右足動くな!」と命じる。
さて、この一ヶ月と言うもの、勇者を連れて毎日どこかしらに行っていたので、今まで知らなかった新たなロスを発見。 こーんなところにこんなお店が、とか、こんな施設が、とか。 パサディナ以外はだいたい見たと言って良いだろう。 新たな観光スポットは、後々アップするとして、風邪で撃沈しているので、イサムさんを連れてサンタバーバラへ行こうと思っている。 ジャバ夫さんはサンフランシスコへ出張です。 ボンソワ。
ところで、観光の鉄板ハリウッドへ行った時の事。 とりあえず、チャイニーズシアターでしょう、コダックシアターでしょう、と繰り出すと、なにやら交通規制。 テレビクルーの車なんかも多数見られ、あら、なにかしらなにかしら〜とぶらぶらしていたら、金色の像がどしどし搬入されてきて、ああ、アカデミー賞授賞式かあ!と合点。 レッドカーペットが敷かれる前の廊下で、イサムさんと記念撮影。
それから、似てないと評判の蝋人形館へ。 もう、似てないとかそういう突っ込みではなく、説明文が逆さまだったり、間違っていたり、裏返しだったり、そんなレベルのやる気のなさ。 客も驚く程少ない。
近所のギネス博物館もセットで見学。 こちらも客はほとんどいない。 抱腹絶倒の展示内容は必見なのに。 ああ寂れてる。 侘び寂び。
日が落ちて、車に戻ろうかというところで、映画「不思議の国のアリス」のプレミアオープニングに来ていたジャバ夫さんと偶然出会う。 元ルームメイトがデザインに参加しているので、関係者に潜り込んでいたのだ。
まことに充実したハリウッド観光であったが、いかんせん肌寒く、その日の夜から風邪っぴきなんでござる。 イサムさんは両親が風邪なのに、感染しない。 良い子。
近所に鼻先の取れた猫がいるので、見かけたら「モゲッタちゃん」と呼んでいる。
もげったもげった〜鼻がもげった〜♪(テーマソング)
「ケモフィー・マズレス」という、立派な英名もある(勝手に。 came off(もげた)muzzle less(鼻無し)から来ている。
どんな風にもげているかと言うと、猫の鼻ぼたんが、ごっそりないのである。 一年程前にも見かけたが、その時もなかったので、おそらく事故かなんかで鼻がもげて完治した状態だろうと思われる。 見た目は酷いが痛くはないだろう。 あとたぶん、飼い猫。
モゲッタちゃんはいつも、近所の庭で粗相している。 見る度に中腰で、粗相の途中。
もげったもげった〜鼻がもげった〜♪ 臭くてもげった〜♪
風邪薬が効いているので、寝ます。
愛されて12ヶ月。 日頃のご愛顧にお応えして、めきめきと成長しているイサムさん。 しかしアメリカ基準には達していない事が判明してしまったイサムさん。
そこで、医者が勧めるには、牛乳を飲んだら良い、とのこと。 えー牛乳〜? 生で〜? うーん。 お腹壊しても困るしなあ。
というわけで、ほんの少しの牛乳を、普通の粉ミルクと粉ミルクの間に投入。 今のところ、特に変化無し。
それから、医者はナッツぎっしり確かな満足な、チョコレートバーまでおまけに持たせてくれた。 えーチョコバ〜? うーん・・・。
まあ、少しなら・・・。
駄目だ、風邪で考えもまとまらないし、色々保留にしておこう。 今まで豆腐とか納豆とか、健康に良さそうな物しか食べてなかったのに、いきなりチョコバーはないだろう。
いや、ありなのか? アメリカ的にはありなのか?
そんなわけで風邪。
ジャバ夫さんがウイルス風邪に倒れてから、気をつけていたのに。 昨晩から喉の調子が悪く、今朝は見事な風邪。 一歳になったイサムにも触れず。 はーどっこらどっこら。
イサムさんは誕生日なのに12ヶ月検診に行って、注射をバスバス打たれて、しかも鉄分不足の疑いをかけられて再検査で血を抜かれる始末。 結果、アメリカ基準で身長体重とも不足とされた。
お医者さんは、カロリーの高い物をがんがん食わせろ!とのこと。 カロリーが高ければ、なに食べても良いってさ。 さすが、日本の医者と言う事が違うわい。 つか、そんな乱暴な事で大丈夫なんだろうか。 いや、駄目だろう。 アレルギーとか怖いし。
一応、日本の離乳食の本とにらめっこしながら、カロリーの高そうなチーズ類から与えていこうと思う。
さて、昨日はハリウッドで観光と決め込んでいたのだが、なんとアカデミー賞の授賞式かなにかの準備をしていて、チャイニーズシアターの付近は交通規制とか色々封鎖されていたのだ。 しかし、勇者の見たがっていたワックスミュージアムなんかは開いていたので、見学。
すると近所のお土産屋さんで、日本人観光客の女の子10人程に囲まれ、イサムさんバシャバシャ写真を撮られる。 きゃーかわいいーかわいいーと、撮られまくり。 イサムさん、新しい観光スポットに。
ところで、今朝からそんな感じに倒れているので、申し訳ないが勇者がイサムさんの面倒を見てくれているのだ。 そして、なんと5秒くらいの間、なんの支えもなく立ったらしい。
人にあずけた方が、はやく発達するのだろうか。
お客人を連れ、ロデオドライブをぶらぶらしていた。 すると、なにやらガヤガヤと人が立ち止まって、写真を撮っている。 なになに〜?とよってみると、なにやら寸詰まりの車が路駐してある。
それはなんと、世界一高額な車、ブガッティ。 わー写真撮っちゃえー。 イサムさんを隣に置いて、パシャリと撮影。 皆、思い思いのポーズで、まるで自分の車かのように記念撮影している。 日本だったら「てめー俺の車に何さらしてくれるんじゃい」とオーナーが出て来てもおかしくないところなのだが。
しかし、F1より速い車ブガッティを路駐かあ。 10円傷とか付けられたらどうすんのかなあ。
トレイシーメソッドのおかげさまで、カルビ痩せに成功した皇帝。 体重はそのままに、脇腹サイズだけがカクカク落ちて行く。
早起きできた日は朝に。 寝坊したら夜にやっている。
それをケージの中からじっと見ていたイサムさん。 ふと気がつくと、椅子につかまり立ちしながら片足をシュッシュッとあげていたイサムさん。 それを自慢げにグランパマに披露するイサムさん。
赤ちゃんなのにカルビが痩せたらどうしよう。
皇帝
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