皇帝の日記
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本日、イサムの1歳の誕生日パーティーをした。
お客様は少なめに。 グランパマのプレゼント攻撃で、プレゼントだけは山積みに。 ほとんど音の出る大型おもちゃばかり。 イサム大興奮。
しかし、2歳のアダム君がおもちゃで遊び、イサムさんが手を伸ばすと「ノー!マイン!」と言ってひったくるので、イサム初めての経験に大泣き。 あまりのショックに、首をブルブル震わせながらの泣き。
ごめんよイサム。 お母さんはそれに関して、何もしてあげる事はできない。 せいぜい抱きしめてあげる事しかできないのだよ。 よしよし。
大人の階段を一つ登ったのでありました。 よしよし。
2010年02月27日(土) |
ナッツ・ベリーファーム |
絶叫マシーンが嫌いな皇帝。 ロスにいながら行った事がなかったテーマパーク、ナッツ・ベリーファームに遠征して来た。 勇者は絶叫マシーン平気なんだって。 高所恐怖症のくせにー。
ナッツはアメリカ初のテーマパークと言うふれこみ。 イメージキャラは、スヌーピーでおなじみの「ピーナッツ」の皆様。 名物はベリーファームの元となった、ナッツ夫妻の農場で作ったジャムと、チキン料理。 ジャムを買いにくる人々を楽しませようと作られたのが、遊園地の初めて物語だそう。
ちなみにディズニーの近所に有るのだが、こちらはやや規模が小ぶり。 乗り物は大人向けの絶叫マシーンが何台かある他、子ども向けの難易度の低い絶叫もある。
皇帝にとっては、どちらもかなりの難。
ああこわい。 こわいくらいにこわいわ〜。 と、始終ガクガクブルブルしながら、それでも勇者に、マシーン別絶叫必勝裏技を教えてもらい、なんとか子ども向けのマシーンはほとんどクリア。 大人向けは、申し訳ないがパス。 勇者一人で乗ってもらう。
チキンはアメリカの物なので、評判と言っても大味。 半身がボーンと出て来て、がつがついただいた。
ジャムは、ジャバ夫さんにお土産に買って帰ったので、明日試食してみる。
明日はイサムさんの一歳の誕生日パーティーを開催する予定。 家の中の飾り付けも終了。 ジャバ夫さん曰く、一歳の誕生日パーティーをしっかりして、写真に残しておかないと、後々禍根を残すのだとか。 やでやで。
日本で言う100円ショップ的な、99セントストアに行ってきた。
そこでイサムの一歳の誕生日用のデコレーションを、わらわらと購入したのだ。 紙コップとか、テーブルに敷くビニールとか。
そこで、うっかり買ってしまったのが、日めくりギネス記録。 毎日違ったギネス記録が読める、日めくりカレンダーだ。 2010年も、始まってからだいぶ過ぎたので99セント。
世界一懸垂が速い男。 世界一入れ墨の入っている男。 世界一沢山テニスボールを口に入れられる犬。
世界一が365日。
これからカレンダーは99セントで買おう。
毎回スカーフをお店で見ると「あ、これ鞄に一枚入っていたら、寒い時にさっと羽織れるじゃなーい」と思って買ってしまう。
だがしかし、いざ寒い時にスカーフが鞄に入っていた試しがない。
そしてそれを忘れて、また買ってしまうのだ。
スカーフがどんどん増えて行く。 「スカーフ地獄の法則」として学会に報告したい。
お客人を連れ、毎日どこかしらに出かける日々。
今日は鉄板のゲッティセンターに行ったのだが、なんと「月曜日、世界中の美術館は閉まってるよ(ふふん)」と門番のおっさんに言われてしまった。 がーん。 でも、おっさんは代わりにゲッティビラのチケットをくれた。 完全予約制のビラだけど、間違えて月曜日にセンターに来てしまった間抜けな観光客に入場券をプレゼント、という心温まるお話。
センターからビラまでの道のり。 同じ方向に向かう全ての車に「あの人も間違えてセンターに来ちゃったバカに違いない」と疑いをかけながら、走行。 結局バカは自分たちだけでした。 がーん。
ビラは相変わらず美しいたたずまいでした。 天気も良かったし、結果オーライ。
イサムさんが、全身を覆うタイプのオールインワンを着て眠っていたのだが、何故かその中でオムツを脱ぎ、片方の膝のあたりにぐちゃぐちゃに溜め込んでた。 そして、布団もシーツもビッチョビチョ。
ああああああ。
何故何故? どーやって??
そういえば、お客人がいるので毎日色んなところに出かけるのだ。 もちろんイサムさんも一緒。 必ず道ばたのファンからかけられる声は、「かわいー!」「キューティー・パイ!(何故パイ?)」「リトル・パンプキン・パイ!(何故パイ?)」「年はいくつ?」「素敵な髪型ね!」等など。
それから、絶対日本では通りすがりに聞かれない質問が 「お父さんは何系の人?」 だ。
「スコットランド系」と答えると、とても満足してうなずく。 それはどういう意味なのか? 「やっぱり、純アジア人ではないわね」という意味なのか。 「やっぱりスコットランドが入っていると思った」という意味なのか。 とにかく、何がイサムさんに混じっているのか、とても気になるらしい。
ところで今日は昼に入ったレストランで、ウエイトレスさん数人がイサムさんをじっくり見ては、キャッキャキャッキャしていた。 はやくアイドルにせねば。
義父母がイサムさんを太り足りないと思うのは、よもや西洋絵画におけるプッティのような赤子を想像しているのではあるまいか、と思っている。 あの、ルネッサンス絵画とかで、画面のすみにふわふわ浮いているふくよかな赤子。
さて、お客人を連れて、メルローズにお買い物などをしにいった。 イサムさんのかわいさに素早く気がついた観光客に、かわいーかわいーといわれながらのお買い物。
ところで、パソコンの充電が切れそう。 ジャバ夫さんが、仕事に充電器持ってっちゃったの。 わあああ。 あと1%しかバッテリーないー。
サンタバーバラから戻っている。
義父母はイサムさんが太り足りないのではないかと思っているらしく、こっそりクラッカーを食べさせたりしていたようだ。 (勇者密告) まあ、塩分さえとりすぎなければ良いか、と思う。
それから、さすが土足文化なので、ハイハイが自由自在になった頃から、土足の床をがんがん這わせている。 あーあ。
更にはクラッカーを持ったまま床を這って、時々パリパリ齧っていたようだ。
しかし、イサムさんはこの国の人間。 いずれデイケアで床を這いずり回り、砂糖でザリザリするカップケーキなんぞを手掴みで食べさせられたりするのだろう。
世の中には、じじばばがお金(お小遣い?)を赤子に握らせたとかで、目くじら立てて怒る人もいるそうだが、私の心はもうそれはそれは仏様のように澄み切っているのです。 ぼーん。 所詮この世はばい菌まみれ。
自分が何もかも見守って、自分で何もかもやってあげないと気が済まない人もいるだろうけど、私は楽して生きて行きたいので、時々子どもをどっかにあずけたいのです。
病気にならないように、強い子にお成り、イサム。 お母さんは半眼で見守っているよ。
そのようなわけで、今年もサプライズなヴァレンタインがやってきた。 当日までサンタバーバラに滞在していても、何も言わないという事は、サプライズ会場はサンタバーバラだろうなあ、と思っていた。 そして、サンタバーバラで宿泊で、二人のアニバーサリーを祝うのだから、きっとあそこだろう。 ふむふむ。
あらかた予想がついていたので、ジャバ夫さんのサプライズには、あまり驚きはなかった。 が、ここは大げさに驚いてあげるのが筋でしょう。
坊ちゃんはベビーシッターと一泊。 我らは結婚式を挙げた、フォーシーズンズに一泊。 バラの花束がお部屋にデリバリー。 フルコースの夕食。 部屋に戻ったら、バラの花びらが部屋中に敷き詰めてあるサプライズ。 チョコレートとシャンパンのデリバリー。 朝もがっつりヴァイキング。
が、今年のサプライズプレゼントでした。 よしよし。 夕食うまかった。 満足。
ところで、ロマンチックの代名詞的な、バラの花びら敷き詰めだが。 バラの香がものっすごい勢いで充満するので、香が嫌いな人はしない方がいい。 あと、翌朝は茶色くなってゴミっぽくなります。
引き続きサンタバーバラ観光。
アンティーク店をのそのそ歩き回る日々。 1950年代のアメリカンアクセサリーや古着などを漁る。 付きあってお買い物しているうちに、興味がなかったのにラインストーンやらベイクライトやらのアクセサリーを、がしんがしん手に入れてしまう。物欲とは限り無し。
さて、明日は入籍記念日なので、ジャバ夫さんがサプライズでどこかに連れて行ってくれるらしい。 サプライズなので、詳しい事は言われていないが、何かが起るらしい。
ヴァレンタインなので、こちらもサプライズでチョコレートとカードを用意していたのだが、ロスの家においてきてしまったので、もうサプライズれない。 無念。
カーペントリアだと思っていたら、日本語の地図では表記がカーピントリアだった。 ベンチュラはベントゥーラと書かれていた。 カタカナ表記はわかりませんねえ。
さて、お客人を連れてサンタバーバラ入りしたので、イサムさんを義父母にあずけて、改めて観光。 カーピントリアに行ってきた。 相変わらず寂れた海水浴場的な町並み。 アンティーク屋さんなんかがチラホラあり、それをジロジロ眺めつつ、アクセサリーをいくつか購入。
お客人はアンティーク雑貨に詳しく、ビーズ細工のバッグのヴィンテージブランドやら、日本での相場に精通。 だいたい、日本価格の1/4くらいか、それ以下で購入可。 しかし、アメリカで状態のいい物はほとんど日本のバイヤーに確保されてしまうそうで、日本人の来ないような辺鄙なアンティーク屋でないと、良い買い物は難しいとか。
カーピントリアは、日本人度ぎりぎりな感じ。 よーく目を皿のようにして探せば、掘り出し物がまだまだ眠っているそう。
ラインストーンのネックレスがかわいくていくつか買ったけれど、イサムさんが引っ張るから、当分楽しめない。 ピアスも、同様の理由でしばらくお蔵入り。
お母さんは、色んな事ができないもんだ。 しかたないな、イサムはかわいいから。
そんな愛らしいイサムは、ついにソファー自力登頂に成功。 いたずらの幅が広がり、ジャバ家では聖域無き片付けが始まった。
ジャバ夫さん、肉の日にお誕生日。 おーめーでーとー。 ぶらりと出かけた勇者に肉を買って来てもらい、日本のスーパーでショートケーキを丸ごと手に入れ、仕事に行っている間にプレゼントを並べて、お祝いした。
パーティーを企画していたわけではないので、家族でほんのりお祝い。 でも、元ルームメイト二人がそれぞれぶらりと立ち寄ってくれて、賑やかになりました。
さて、本日からちょっとサンタバーバラに行ってみようと思う。 パソコンは持って行くので、だらだら更新はする予定。
週末珍しく天気が崩れ、さてどこへ行こうかねーとぶらぶら。
ロスにいながら今まで行った事がなかったのだが、ザ・グローブという大型ショッピングモールがハリウッドの方にある。 ジャバ夫さんにイサムさんをあずけて、車でえっちらおっちら行ってきた。 お客人がいないと、住んでいるところの観光地には行かないもんだなあ、と思った。
ショッピングモールがあちこちに林立するロスでは、他所のモールとの差異を作るのに必死。 こちらでは、子ども向けの人形専門店を抱えたり、噴水のショーをしたり、古いアメリカの町並みを再現したり。 皇帝が行った日は、ハワイアンフェアーをしていた。 ハワイアンコーヒーや、ドーナッツを無料で配布。
でも、女の子的に一番楽しかったのは、やはり人形屋さん。 普通の人形屋さんではなく、こんな本格的なとこ http://www.odekake.us/topic_american_girl_place.htm
幼いながらに、物欲に目のくらんだ女の子達が、ああでもないこうでもないと、親や祖父母に服や人形のアクセサリーをねだる様が見られます。
その様子は微笑ましくもあるのだが、あの皆が持っている人形。 買ってもらえなかった子は、同じお店のカフェで開かれていた誕生日会とかに、呼んでもらえなかったり、呼ばれても皆と同じ人形で遊べなかったりするのだろうな。 と、何か甘酸っぱい思いがこみ上げてくるのであった。
そして、お母さんには内緒で、お婆ちゃんが買ってくれた人形が、袋を開けてみたら違うブランドの人形だったりして。 「こ、これじゃない〜」ってなるんだろうな。
罪作りな店だ。
だらだらっとロス観光。
さて、ジャバ夫さんの友達が結婚式をするので、6月にリトアニアに行く事になった。
リトアニアと言えば、バルト三国。 皇帝が幼少時にソビエト連邦から独立し、母が「オリンピックの出場枠を増やしたいから」という、ある意味ナショナリズムを全面的に無視した解説をしてくれたことを思い出す。 その後、ソビエト解散ブームを経て、きっと一生ご縁のない国だろうな、と思っていたが。
まさか自分がリトアニアに遊びに行く日が来ようとは。 イサムさんどうしようとか、考えなければならない事は沢山あるが、とりあえず楽しみ。
そんなわけで、勇者がひと月程滞在する予定なので、にわかに活気づいている我が家。
ちょっと、あんまりなんじゃないの?と評判のムービー。 アラスカのホッケーチームのイントロで、これが流れるのです。 http://www.vimeo.com/7577554
育児書のどこかに、「赤ちゃんは乱暴者」「赤ちゃんはかなり強い」「赤ちゃんは常に全力」と書いておいて欲しい。
こんにちは。 イサムさんに全力で鼻に頭突きされ、一瞬死ぬんじゃないかと思った皇帝です。 でも死ななかった。 良かった。
さて、親戚があまりいないジャバ夫さん。 ニューメキシコにいる伯父さんが、唯一結婚式に来れたくらい。 その伯父さんが、封書でお手紙をくれた。
皇帝と、ジャバ夫さん宛。
ジャバ夫さん曰く、これが人生で初めて伯父さんから受け取った手紙、だそうな。 イサムさんを寝かしつけてから、二人で正座をして、二人で開けた。
伯父さんには子供がいない。 兄弟の子供は、ジャバ夫さんと義弟だけ。
親になったジャバ夫さんに、何か大事なお知らせが? 一族の秘密が明かされるのか? 埋蔵金でもあるのか? それとも、何か心得的な、ありがたい助言が?
ドキドキしながら開けると、中には地図が。
この地図、とってもなじみがある。 あ、東京か。 ん?
ポストイットに一言。 「このレストランが美味しいらしい」
以上。
ええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?
ジャバ夫さん、呆然。 なんとなくなぐさめる皇帝。 次回帰国したら、東京に行きます。
最近見つけたかわいい双子動画。 http://www.youtube.com/watch?v=JledeVyklPw&feature=fvw
皇帝
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