皇帝の日記
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日本の赤ちゃん雑誌を買ったら、「赤ちゃんに硬水はNG!」とか書いてあった。 産まれてからずっと硬水で作ったミルクを飲んでいるイサムさん。 世界中のたいていの地域で、軟水は手に入らないと思われるのだが。 硬水で入れる紅茶はうまいぜよ。
今日はなんだか忙しい。
留守中に腐った食材を冷蔵庫から撤去したりしている。
家の前のビーチから、歩いて5分、飛び出たでかい岩の裏に、ちゃんと州立の整備されたビーチを発見した。 いつもは岩が邪魔だから、反対方向に散歩していたので、気がつかなかった。 遠浅で、小さな子供も泳いでいる(寒くないの?)。
釣りしてる人やら、犬と遊んでる人やら、ちらほら。 岩に階段が有ったので、登ってみたら、かなり大規模な駐車場が、ハイウエイの影に沿ってあり。 キャンピングカーとかも停まっていた。
一体家の前のサーファーは、どっから湧いて出てくるのかと思っていたが、彼らはこの駐車場までハイウエイで来て、砂浜からカタギの人の迷惑にならないように、岩場まで流れ着いてくるようである。
なるほど。 ここまでくれば、泳げるのだな。 寒くなければ。 それから、やたら海洋生物が多いので、あれらは危険じゃないのか、ちょっと心配。 アシカとか来るし。
今朝はイルカの人を馬鹿にしたような声と、イサムさんの雄叫びで目が覚めた。
ジャバ夫さん、無事帰って来ましたー。 日本で遊んでくださった皆様、ありがとうございます。 元気そうです。 財布は無くしたけど。
この土日が新学期だったのだが、2コマとっている授業のどちらともが日にち、時間変更となり、サンタバーバラにイサムさんをあずけて来ていたので、そりゃもう文章にするのも面倒くさいくらい、行ったり来たりして、やたら移動時間の長い週末であった。 げそ〜。
日曜の早朝に初めて運転したのだが、日曜の朝はさすがにロスの道路もそれほど混んでいない。 ただ、日曜の朝も元気に出勤しなければならない人たちがいた。
なーんか、赤青白の派手なライトアップをしたバイク集団が前方を走っているなあ・・・族? とか思っていたら、追いついたら白バイの出勤だった(アメリカのパトカーは国旗色電飾)。
大量の白バイに護送されるかのように通学する皇帝。
運転しながら、なにやらお互いに声を張り上げて話している警官達。
「本官は今日半袖で来てしまったが、寒いのである」 「ではドーナツ屋でコーヒーでも飲むのである」 「本官はメタボが気になるので、甘いものは控えるのである」 「ではハンバーガー屋にするのである」
とか、勝手にアテレコして楽しむ。 (なんで漫画の警官は一人称「本官」て言うのでしょう)
ところで、アパートの駐車場の車が、ビンゴゲームでもしてるんですかってくらい、プリウスだらけの並びになってしまった。 多分、住民の経済状況や生活、年齢層なんか似てるから、だいたい皆、子供もできたしプリウスでも乗るか、って事になってるんだと思う。 メッセージ性の強い車じゃのう。 未来を考えて、エコでもして、インテリぶっちゃってる感じ〜。 (インテリじゃ無さそうなコメントだ・・・)
新旧揃えて、見事にプリウス祭り。
一番新しいモデルもある。 なんかシャープ。 特に、プリンとした臼のようにかわいらしい、プリウス独特のお尻が、すっかりライトごとツンツン尖ってしまって残念。 野暮ったい感じが良かったのに。
はあ。 オイル交換せな。
そんなわけで、ショートヘア二日目。
何度も言うが、金髪達は髪にこしが無い。 放っておくと、毛量も無いのでペターッとしてしまう。 だから、老いも若きも、髪の毛をふんわりさせたくてしかたがないのだ。 プレイボーイとかの女優さんの髪、盛り盛りしてるでございましょう? あと、ビバリーヒルズのお金持ちのマダムは、いつもパーマなんかあてて、ぼわっとしてらっしゃるでしょう。 マーサスチュアートの頭もボンバーでございます。
それはカットの仕方にも現れていて、美容師さんにはあんまり毛をすいたりする技術に乏しいようだ。 特にアジア系のスタイリストさんじゃない時には、口を酸っぱくして言わないと、パッツリ切られるので、市松人形にされがち。
んで、今回のショートカットも、はじめに「ものっすごいレイヤー入れてください」と言っておいたのに、「どう?」と見せられた最初のカットは、見事にシイタケだった。 「もっと上からレイヤーを入れてください」 「もっと内側からもすいてください」 「もっと耳の辺りを軽くしてください」 「もっとなんとかなりませんかねえ・・・」
と、注文をなんども繰り返し、シメジくらいになった。 エリンギを目指しているのだが・・・。
それでも、日本の美容師さんが見たら、「ああ、重めに切ったんだな」と思われるくらいだ。 だがしかし、ここはアメリカ。 美容師さんが苦痛に感じている(精神的に「切りたくない」と思っている部分を切らされた苦痛)ようなので、このくらいで良いか、と許してあげた。
そして、最後ブローしてセット。 美容師さんは、クルクルブラシを取り出し、クルクルし始めた。 はやく! はやくふわふわさせないと!
そんな声が聞こえて来そうです。 まるで「こんなぺったりした髪型で、うちの店から出すわけにはいかないわ!」とでも言うかのように。 念入りに念入りにクルクルされる皇帝の髪。
エアリーなシイタケに戻されて、お店からやっと出してもらえた。
んで、今朝起きたら、クルクルされた髪が寝癖でよりわっさ〜となって、カリフラワーになっていた。
わっさ〜。
ところで、またジャバ夫さんのもとにウォレットモンスターが出たようです。 人間そんなに簡単に財布をなくせるもんなのか。 本人曰く、一年に一度なくさねばならないそうだが。
じゃあ今年のノルマ達成だ。
そんなわけで、整体に行って来た。
サンタバーバラでは、総合病院みたいになっているのはイサムさんが入院していた病院ぐらいなもんで、後はバラバラと個人で開業している様子。 内科外科小児科産科歯科・・・とにかく色んな種類の医者が、なんとなーくまとまって、2、3ブロックまとめて借りて(たいてい平屋)、その地区にぎちっと固まっているのだ。 他の専門医が必要になると、「三軒向こうでレントゲンとってもらいなさい」とか言われて、また別にレントゲン技師に予約をして、そっからまた元の医者に見せに行かなければならなかったりする。 アットホームな感じは良いけれど(そして待たされないのは良い)、ちょっとめんどい。 そして、一々別途料金が加算されて行く。
大変な設備が必要な病気が見つかると、そこから総合病院に移される。 たいてい、医者ごと付いてくるので、ばらけて開業している医者も、総合病院で働いたりするのだ。 皇帝の出産の時は、まず産科の開業医で診てもらって、超音波検査は技師のところでして、そっから羊水不足ですぐに総合病院に回され、翌朝いつもの産科のお医者さんが来てくれて、総合病院の麻酔医が来て、手術となったわけだ。
それはともかく。
皇帝の背中の痛み。 整体医によると、単純に背骨の間接が二カ所ずれていて、それが神経に触って、筋肉が緊張しているんだとか。 トンカチでトントンされて、治療終了。 背骨だけでなく、首の骨もあごの骨もずれてるそう。 ついでに、背中の痛みとは関係ないけど、骨盤も開いたまま完全に閉じてないとか。 曲がっているのは根性だけだと思っていたら、どうも体の芯からひねくれもんだったんですねえ。
全部トンカチトントンされた。 サイボーグ気分だ。 あと、軽く温湿布。
それで130ドルもした。 ばーかばーか。 アメリカの医療ばーか。
金曜日にもう一回行って終わり。 本当に治ったら、整体医のファンになってしまう。
髪の毛は、ばっさりと切って、ショートに。 切った髪は、抗がん剤治療をしている子供達のために作るカツラ用に寄付した。
そんな。 そんな事出来るんだったら、シャンプー代ケチらずに、ツヤツヤとした良い毛を育むのであった。 こんなあたいにも、人様の役に立つものを作れるって知っていたら〜〜〜〜。
アメリカのキリスト教的奉仕の精神は、整備された寄付制度に見る事が出来る。 こればっかりは見習うべき。
でもその精神で、医療制度をどうにかして。
義母がイサムさんに寝返りを仕込もうと、布団の上をぐるぐる転がしている。
その成果か、今まであまり好きではなかった腹這いが出来るようになり、しばらくそのまま遊んでいられるように。 やはり、時に厳しくしつけなければならないのだろうか。 もう6ヶ月だしねえ。 スパルタン。
さて、ロスにいた時、背中があまりに痛いので、カイロプラクティス(整体医)の予約を取ったのだが。 約束の日に行ってみると、なんと医者がいない。 隣の歯医者の受付に聞いてみると「ビバリーヒルズに引っ越しましたよ」とのこと。
え・・・。
じゃあ、じゃあ、あの予約の電話は何だったのか。
電話したら(番号は変わっていなかった!)、「今から来る?」とか言われたが、ビバヒルまで行くと、イサムさんが大変そうなのでやめた。 改めて、サンタバーバラのカイロプラクティスに予約を取ったので、明日行ってくる。
午後はヘアサロ〜ンに予約を入れた。 さて、西部劇の枯れ草の次は、どんな髪型にしようか。
それにしても、6ヶ月に一回しか美容室に行かない。 美容室嫌いだ。 なんかあの・・・話さなきゃ行けない感が・・・。
イサムさんに髪をむしられるので、短くする予定。
今日もサーファー達が家の前で泳いでいた。
じゃあ、海水浴をしたら良いじゃないか。 何をぼーっと丘から見ている必要があろうか。 と、義母にイサムさんを渡して(渡す前からだっこして離さないが)、水着に着替えて。一応安全のために義父に砂浜に立ってもらいながら、ざぶざぶ海に入ってみた。
ぎゃー。 冷たいー。
でも、我慢できない程でもない。 ざぶざぶ。
と、腰ぐらいまで入ってから、足の裏に違和感。
なんと、無数のイソギンチャクが吸い付いてくる。
ぎゃー!!!
気持ち悪ー。 いや、イソギンチャクは種類によっては軽い毒を持っているのだ。 ぎゃー。 そこへ、ジャバジャバ波が押し寄せる。 そもそもサーファーのメッカ。 波は高いのだ。
ぎゃー。 と、浜へ打ち寄せられる。
ぎゃー。 ざくざく岩場へ叩き付けられる。
収穫は足首の切り傷が無数。
泳ぐとこじゃないんだ。
火曜日にでもサンタバーバラに行く予定だったのに、義父母がどうしてもはやく来てほしいというので、えっちらおっちら来ております。 イサムさんをお届けにあがりましたー。 ネット環境がいまいちで、更新ができそうでできなさそうでできそう?
そんな状態ですが、ツイッターさんは136sanで検索してください。 時々います。 (ツイッターの意味が全くないではないか)
さて、ジャバ夫さんが日本に行くので、久々に円とドルのレートを調べたら、えらいことに。 やばい。 必要もないのに高いものをアメリカで買ってしまいそうだ。 もちろん日本のカードで。
出産後はいらなくなったジーンズ、サイズ大きいの買っちゃおうかなあ。 いやいや、ここで甘えてはいけない。 ああでも。 うーん。
昨日、映画「オーストラリア」を観て、3時間近い映画だっただけに外れ感に苛まれた。 ヒュージャックマンとニコールの間に、なんのケミストリーも感じないんだ。 全く愛し合っているように見えない二人のラブシーンがつらい。
イサムさんのちょっと遅れた離乳食は、なんとか品目を増やしつつある。
人参は相変わらず駄目だが、スイートポテトをふかしてつぶした物で、食べる事の喜びに目覚め、梨とかリンゴとか、ペースト状の物をせっせと食べている。
工場の商品出荷も、一日おきだったのが、毎日出るようになり、匂いも強烈になった。
そして、なんと下の歯が二本、白い頭を出して来た。 おめでとう。 虫歯にならないように頑張りましょうね。
さて報告〜。 ツイッターさんに加入しました。 たぶん、今の(結婚後の)フルネームで検索すると引っかかります。 体調が悪い事を呟いています(暗 未だ、使い方が良くわからず。 デスクトップから更新してるのに、モバイルからの更新ってことになっている不思議。 もっと勉強します。
あと、皇帝のiphoneって、実は日本では発売されなかった3G以前の骨董品で、反応が鈍い上に、契約がプリペイド式なので、インターネットに繋がりにくい罠。 これではツイッターさんを使いこなせる環境ではない。 つか、GPSすら使えない。
サンタモニカのアップルのお店は、いつも長蛇の列なので、予約してから行かねばならず。 今週末からジャバ夫さんは仕事で東京ゲームショウ(http://tgs.cesa.or.jp/index.html)に行くので、留守番皇帝はサンタバーバラへ。 そんなこんなで、なかなか環境を整えられない。
地元でジャバ夫さんを見かけても、幻ではないので、気さくに声をかけてやってください。 好物はモツ。
髪質に合わないシャンプーを、やっと使いきった。
白人の髪の毛とアジア人の髪の毛は、根本的に別物である。
奴らのあの金髪は、割と脂に弱く(?)シャンプーで徹底的に油分を洗い流す事によって、さらりとした金色になるのである。 しかも毛が細くて毛量が少ないので(一つの毛根からは、一本〜二本程度しか生えていない)、ぺったりとしていると、本当にかわいそうなくらいぺったりしてしまう。 洗ってふんわりとさせつつ、適当に流しておくと、勝手に様になってくれる。
一方我々は、毛の量がそもそも多いので、別に油分でぺったりしても、カサはさほど減らない。 元々毛が重いので、洗ったところでふんわりとしない。 洗ったまま適当に流しておくと、黒くて目立つので、好き勝手に飛び出た毛がみっともなく見えてしまう。
だから、奴らの毛は、徹底的にからりと仕上げるのがコツで、我々の頭髪は、水分などを多く含ませつつ、しっとりと仕上げるのがよろしいのであります。
まあ、そんなわけで色々と毛質が違うので、夫婦と言えど違うシャンプーを使っているのだが。
ある日、ジャバ夫さんの頭皮が、シャンプーで荒れてしまった。 「もうこのシャンプー使わない」と、1リットルボトルにみっちり入ったシャンプーを捨てようとしていた。 ああ、もったいない。 ほんなら、私が使いましょう。 と、言ったものの、やはり奴ら用のシャンプーは、やけにからりと仕上がってしまうのである。 使い続ける事によって、日に日にカサカサになっていく皇帝の髪の毛。 カールをしているので、かさかさカールが、あたかも西部劇の舞台で転がっているワラのように、もっさもっさと漂っていた。
ひどい有様だ。
でもシャンプーを使いきるまでは、と我慢して使っていた。
それで先日めでたく使いきり、アジア人用の、たっぷり保湿のシャンプーにしたら、髪の毛がつやつやに。
ああ、やっぱりシャンプー捨てれば良かった。
だって、シャンプーは髪の毛を美しくするために使っているのだ。 なのに、髪の毛がちっとも美しくならないシャンプーなんて・・・無駄・・・。
これはまるで、皇帝の母が生前、まずいお茶(たまたま、買って来たお茶が好みの味で無かった)を飲み切るまで頑張っていたのに似ている。 嗜好品なのに、嗜好してない物を使っているのだ。 もったいなさはわかるが、我慢している時間と、どっちがもったいないだろうか。
そんな考察をまとめ、ジャバ夫さんに語ったら 「いつ気がつくかと思っていた」 と言われた。 そして、I am proud of you!とまで言ってくれた。
実は、かさかさわさわさしている妻の髪の毛をみながら、ずっと「捨てれば良いのに」と思っていたけれど、怒られそうだから言わなかったんだそうだ。
・・・そー・・・。
でも、使いきる前には、この考えに至れないかもしれなかった。 やっぱり「もったいない」が大脳の大部分を占めてしまうから。 捨てるべきだったんだろうか。 でもやっぱりもったいない気もする。 ああ、わからない。
ちなみに、今はジャバ夫さんは、イサムさんと同じベビーシャンプーを使用中。 頭皮が荒れなくなった。
ところでインフルエンザのワクチン。 打ったところが痛くて痛くて。 二日たったのに、まだ腫れている。 イサムさんも痛かったのかなあ。 可哀想に。 お母さんも耐えるけ。
イサムさんの爆発。 (汚い話なので、お食事中の方は回避)
二日もウン○の無かったイサムさん。 車に乗せている時、突然の爆音とともに、大爆発。 あらら、でも良かったわ、自然に出て。
と、暢気に思いながら家に戻って服を開けてみると・・・(スナップ式で良かったっす)。 なんと、オムツを突き抜けて、膝下まで破片が! じょーえー。 吸湿力の強い、夜用のオムツを履かせていたのに!!
更に服を脱がせようと、プチプチと前を開けると・・・。 オムツに跳ね返った奴らが、おへその上まで! おへその中にもぎっしり確かな満足。 いやいや。
これが拭っても拭っても、なかなか完全にはきれいにならないのだ。 諦めて、お風呂に入れた。 イサムさん丸洗い。
ジャバ夫さんのコメント:「このオムツに勝つとは。強いなイサム」
さて、ハロウィーンにむけて、イサムさんの着ぐるみと、窓に飾るドクロちゃんズを買って来た。 ハロウィーンのお飾りは、クリスマスのデコレーション同様、家族ごとに毎年買って集めて、段々豪華にしていくものだそうで。 今年はとりあえず手始めに、ドクロちゃんだけで、5ドル。
イサムさんの着ぐるみは、ライオンさん。 それだけでもかわいかったけれど、イサムさんに着せたら、気絶する程かわいくなった(言ってろ)。
お母さんは何を着ようか考え中。 ちなみにお父さんは、5ヶ月前から何やら内緒でコツコツ作っている。 自作のコスチューム・・・どんだけ楽しみにしているんだハロウィーン。
週末、GLAYのライブは、ライブハウスというより、小さなバーで、少人数集まっての演奏だったので、とてもステージが近くてナイスだった。 ちゃんとトークも英語で、2時間くらいのステージ。 曲の選択は、ヒット曲ばっかりで古いのもガンガン入れてくれたので、2001年からとびとびに日本にいなかった皇帝もノリノリになれた。 喉大丈夫?ってくらい叫んでいたし、小さいライブだからといって、手を抜いてる感は全くなし。 それにしても、この人たち年をとらないというか、全然スタイルが変わらない。 大満足でした。
そして、サンタバーバラに行ってみると。 のんびりするどころか、何もしなくて暇でした。 べろ〜ん。
着いた途端、義父が熱を出して寝込んでしまったので、イサムさんを連れてゲストルームに避難。 そのままボ〜っと過ごしていた。 病人がいるから、お出かけもしないし。 ただひたすらボ〜。
イサムさんは義母にさらわれ、皇帝は妊娠中読み途中だった本を探し出して来て、モソモソ読んでいた。 ぼ〜。
そして本日になっても、義父はあまり回復しなかったので、お手伝いさんに車を出してもらって、ロスに帰って来たのである。
では、これからインフルエンザのワクチンでも打ちにいって来ます。 ぼ〜。 皆様も、風邪には御気をつけになって。
ジャバ夫さん、魔の犯罪都市オクラホマに帰っていきました。 どうかご無事で。
いない間に驚くべき事件をば。
違いのわからない男、ジャバ夫さんに、新たな伝説が産まれた。
皇帝は一回の料理で、4人前くらいおかずを作るのだ。 何故なら、ジャバ夫さんが2人前食べるのと、翌日お弁当に持っていったりするので、結局はけるからだ。 残り物をとっておくので、時々お腹のすいたジャバ夫さんが「こないだの○○、まだ残ってる?」と聞いてくる事もしばしば。
で、「こないだの豚肉とジャガイモの煮たの、残ってる?」と聞いて来た。 ん〜? 最近豚肉でなんか作ったかな〜? 豚肉とジャガイモ・・・? 肉じゃが? 作ったのは相当前だぞ。 「コリコリしているやつ。砂糖味」 コリコリ・・・。 あ。
砂肝と茄子の煮物ですか? みりん味。
「そう、それ」って、何一つ食材が合ってねえー!!
がっくり。
さて、血中のイサム濃度が不足しているので、義父母が一日早く来る事になった。 ジャバ夫さんがいないので、メインのベッドルームに泊まってもらって、皇帝は書斎にお布団を敷く予定。 ついでに、学校のファイナルがあって最近遊びにいっていないかったので、日曜サンタバーバラに一緒に帰って、月曜日戻る事にした。 のんびりするっす。
こないだ購入したジップロック(使い捨てプラスチックタッパー)。 価格は以前と変わらず、しかし材質が著しく薄くなっていた。 こんなところにも、不景気の波が。
ところで、使い捨てのタッパーは嫌いだ。 便利だけど、地球にとても優しくない気がする。 そんな皇帝の宝物は、キッチンに常備している、何度も使えるプラスチックのタッパー。 日本製だ。
アメリカのタッパーは、ほとんど使い捨てだし、何度も使える奴は、一部ガラス製だったりして、重いので、使いにくい。
この日本製のタッパーを、何度も洗っては使い洗っては使い、と大事にしていた。
ところが最近、段々数が減ってきたような気がしていた。 気のせい? と思いながら、騙し騙し過ごしていたら、ついに一番小さいサイズのタッパーが、無くなってしまった。 半分残ったレモンとかを入れておくのに、最適なサイズであったのに。 もちろん、他のサイズのタッパーも、明らかに少なくなっている。
犯人は、もちろん夫だ!! 他に心当たりも無いので、ジャバ夫さんに「ここに集めてある、奥さんの宝物が無くなってるんだけど?」と、聞くと。 「宝物?」と言いながら、近づいて来た。
その瞬間、がばっとほっぺたを掴み、白状させた。
なんとジャバ夫さん、アメリカ製の使い捨てタッパーと同じく、使っては捨てていたのだ。 たいてい、残り物を保存しておくのに使っていたので、その残ったおかずをおやつ代わりに食べては、終わるとゴミ箱にポーイと捨てていたのだと言う。
許すまじ。
ジャバ夫さんの言い訳は、「そんなに大事なものだって、知らなかった」だ。 うーん。 情状酌量の余地はあるか・・・。 しかし、再犯は許されませんからね! と、今回は条件付き無罪。 条件は、日本食マーケットで、タッパーを買ってくる事。
タッパーは、主婦の宝物ですよねえ?
そんなわけでジェスチャードローイングも終わったが、どうやらテストとかはないらしい。 成績は来学期くれるそうで。 どきどき。
さて、イサムさんは無事ハーフバースデー(六ヶ月)になったので、お祝いに(?)またワクチンを打ちにいって来た。 ワクチン2種と、インフルエンザの予防接種。 親も受けていないインフルエンザ予防接種だが、新型のじゃなくて、普通の方だ。 こちらでは、今は新型よりも通常のインフルエンザの方が流行っているそう。 親の方は、近所の薬局で接種できると言われたので、そのうち散歩がてら打ってこようと思う。 薬局で打てちゃうんだ・・・便利。
あと、頭の大きさが平均よりかなりでかいので、CT検査するかも、と言われてしまった。 いや、異常な程でかくはないでしょうが、と言ったら、もう一回別のナースが頭の大きさを測り直してくれて、平均よりちょっと大きいくらいに修正された。 一番最初に測った時、明らかに斜めだったからだ。 人によって測り方が違うなんて、意味がないでしょう。
ぷんぷん。 ・・・でも、やっぱり平均よりはでかいのか・・・。
一番最初に測った誤った数値から、医者さんは普段より細かく発達状況を調べてくれてしまった。 イサムさんを表にしたり裏に返したり、手足をこねくり回したり。 正常だそうです。 お座りも、すぐに自力で出来るでしょう、とのこと。 ほ。
実はジャバ夫さん、親友のお父様が亡くなったので、オクラホマに一時帰る事になった。 皇帝とイサムさんはお留守番。
週末は義父母が来てくれて、イサムさんの面倒を見てくれているうちに、グレエのコンサートに行って来る。 一人で行っては悲しいので、元ルームメイトの誰かを誘おうと思っているのだが。 なんだか皆急がしそうだ。 映画のスタッフって、皆フリーで働いているので、忙しいのは結構な事なのだけれどね。
うすうす頭のでかい事がバレているイサムさん。 6−12ヶ月の帽子をかぶせようと思ったら、入りませんでした。 ああ。
さて、ストーリーボードのクラス、ファイナルが終わった。 成績は、ジャジャーン! Aでした〜。 いえーい。
色々やった課題ごとに評価されて、最終的に総合評価をくれるのだが、内訳を見たら、やっぱりというかなんというか、「動物園でスケッチ」が評価最低でC。 暑さから、いい加減に引き上げて来た感がにじみ出た課題であった。
その他、メインのストーリーボードやスクリプト(台本)、プレゼンテーョンなんかの評価がA+だったので、溝を埋めてくれたのであった。
今日はジェスチャードローイングのテスト。 テストって何をするのか。 ほんでは行ってきまーす。
ぐだんとしているのを、どこからか察してくれたのか、日曜の夜にわらわらと友達が来てくれた。 ので、ポーカーゲーム(テキサスポーカー)をしたら、皇帝全員のチップを全額巻き上げて終了。 べガスで!べガスで勝っていたら!! 家が建ったのに〜。
さて離乳食。 人参をグダグダになるまで茹でて、こした、人参ペーストなるものをあげた。 大人が聞いても、けして食べたくないと思う代物だ。 案の定、イサムさんぺっと口の外に出してしまう。 何回入れても、ぺっとしてしまう。
いくら離乳食とはいえ、本当にこんなもの食べさせたいのか? だんだん、心の中で自問自答しはじめる皇帝。 試しに自分で食べてみるも、人参味で、別に美味くも不味くもない。 う〜ん。 そんな母の心を見透かしてか、イサムさんの防御も段々過激になっていく。
バタバタしながら、それでも5口くらいあげたら、イサムさんがしくしく泣き始めてしまったので、終了。
そりゃあね、ぎゃんぎゃん泣いたら、母も心を鬼にして人参を食べさせたかもしれない。 でも、赤ちゃんなのにしくしく声もあげずに泣くんだもの。 可哀想すぎる。
そんなわけで、人参はしばらくお休み。 明日はリンゴペーストの予定。
今日も臭くて申し訳ないですが、イサム工場長の新商品、米由来のウン○は、今朝も立派に出ました。 ミルクオンリーのときより、やや硬め。
今週末は、ジャバ夫さん休日出勤なので、イサムさんとさて何をして遊ぼうか、と言う感じ。 かつてのルームメイトが時々遊びに来てくれる以外は、特に待つ客とてない皇帝であった。
そういえば、以前足の指の骨が折れているのに、プールサイドをかけずり回っていた元ルームメイト。 こないだ我が家に遊びに来てくれたので、プールに一緒に行った。 相変わらず、バク転宙返りしながらプールに飛び込んだりと、素晴らしい運動神経だったが、話を聞いていると、どうやらスケボーしてあばら骨を折ったらしい。
・・・何故平気なのだ・・・。
あばらって、折っても固定できないから、安静にして治るのを待つんだそうだが。 大丈夫なのかなあ。
モデルは最近ゲーム会社勤務になったので、平日は会えず。 時々パーティーに呼んでもらって、そこで近況報告って感じ。 実は今日もパーティーがあったのだけれど、19:00〜って、イサムさんの寝付かせる時間にもろぶつかっているので、行けなかった〜。
他のルームメイトも、誰かのパーティーで会うくらい。 皆お仕事忙しいからのう。 地元のママの会にでも参加して、主婦の友達作るしか無いか。 でも会費払うのが嫌だ(おー)。
さて、そんな元ルームメイトのうち、3人が製作に参加した映画、「アバター」が近日公開だそうです。 ヒットしても特にマージンは入らないけれど、超大作らしいので、日本に来たら、是非観てください。
今日は臭い話。
今朝ジャバ夫さんがイサムさんのオムツを取り替えながら、「くっせー!!」と絶叫。 話を聞いてみると、今までに無い匂いのウン○が出たらしい。
それは、イサム工場長が、原料を代えたから。 お米だからだよ! ということは、イサムさん、全部吐き出しているように見えて、実はちゃんとちょっとずつ食べていたのだ。 えらいぞ、イサムさん。
そんなわけで、今日は米から、原型が無くなる程とろとろのお粥を作った。 とろとろ。 これは結構食べてくれたと思われる。 明日の商品出荷が待ち遠しい。
ところで、炊きたてご飯の香りと、赤ちゃんのオムツの匂いが同じだということは、日本のお母さん達の間では、公然の秘密なのだろうか。
ケンタッキーの匂いとも言いますね。 はい。
昨日の反省会から。
お母さんが初めて作ったお粥は、味は好評であった。 だがしかし、飲み込めていないという課題が残る。 10倍粥を調べてみたら、どうやら粒が残らない程にペースト状に煮込んだものが、本物と思われる。 お母さんの偽粥は、米1:水10を一時間煮込んだだけで、米粒をつぶしていなかった。 更に、育児書には「お粥の上澄み液から」とか書いてあった。
上澄み液だと。
しかも、お粥作った事無いもんだから、加減がわからずに鍋一杯に作ってしまった。 こちらは、今朝病気でもないのにお父さんとお母さんの朝ご飯になった。
これらの失敗を踏まえ、本日は既に炊いてあるご飯からお粥を作る事に。 それでも良いって書いてあった。 ほんの一匙のお米を、ぐつぐつ煮込んで、とけたところをすくって、上澄み液をとっていく。 それを冷ましてから持っていくと、ご飯への期待から、すでに涎マックスなイサムさん。
「それをすぐに僕の口に入れてくれ!」とばかりに、器に手をばしゃっと突っ込むイサムさん。
あああああ。
ミルクだけの汚れだった日々よ、さようなら。
イサムさんの腕ぶん回しをくぐり抜けながら、えいやと上澄み液を飲ませてあげたらば・・・・
むちゃくちゃ不評でした。 顔をしかめて、「こんなんじゃねえ!本物のお粥を出しな!」という表情。 何が? 米から炊いたお粥じゃないと、駄目なの? それともツブツブをかみかみしたいの?
ともかく、5匙くらい飲ませて、めちゃくちゃ嫌そうだったので、上澄み液終了。 今日も反省会だ。
今朝イサムさんのお腹が正常に戻っていたので、お昼に10倍粥を作ってみた。 イサムさん、初めてミルク以外の物を口にするの巻(プルーンは飲ませた事あったけど)。
結果、ものすごい食い付きだった。 はじめの一口二口は、「え!?何僕の口に入れようとしているの?このツブツブやだ!」と言う感じで、一生懸命口の中に指を入れて拭っていたのだが。 すぐに「やべー!これうめー!」と思ったのか、引こうとするお母さんの腕をわしっと掴み、スプーンごとお粥をかみかみかみかみかみ。
噛んではいるのだが、飲み込むのがわからないらしく、そのまま口の脇から漏れて行くお粥。
うーん。 一応写真は撮ったものの、我が子でなければ正視できない爆発ぶり。 最後には、おでこにまで米をくっつけて、夢中になって噛んでいた。
でも飲み込んでいないと思うんだ。 それでは栄養摂取にならないのだ。 ただブドウ糖分解しているだけだ。 ヨウ素液を垂らすと、色が変わるのだ。
最終的に、米に向かって「ぎゃー!!」と一吠えしたので、終了。
机も服も、お母さんも、イサムさんも、みんな米糊でべたべたになったのでありました。 風呂に入るべ。
カルビーだ。
日本の「ひよこクラブ」みたいなもんで、こちらには「ペアレンティング」という雑誌がある。 「月刊両親」みたいな、堅い名前だ。 (他にも育児雑誌は数種出ているが、どうもここが大手らしい)
定期購読を申し込んだ覚えは全くないのに、どこからとも無く、我が家が育児中だとバレ、毎月律儀に送って来てくれている。 (無料なんだけど・・・たぶん、発行部数を伸ばした方が、広告費が入って、印刷代と送料より儲かるとかなんとか、そんな大人の事情だと思われる)
育児に使う英語の勉強にもなるし、せっかくなので読んでいるのだが。
「子供に緑の野菜を、無理無く食べさせるには? カルビーの枝豆スナックがお勧め!」
って書いてあった。
・・・。
常々アメリカ人の栄養学の頼りなさにはあきれていたが・・・。 カルビー、この記事書くの許したんか・・・もしくは書かせたのか。 そうか・・・良心を捨ててアメリカに進出したのだな・・・。
枝豆スナックを、緑の野菜だと思う両親が、アメリカには一杯いそうだから、だからこそ罪は重い。
ところでこの雑誌、全米誌なのだが。 田舎の人はどこでカルビーを手に入れるのだ? (ああ!問い合わせを狙っての掲載か!!?)
宿題を4日前に終わらせた快挙。
というか、もう先延ばしにしていた細かい事をやり始めなければ、というわけで、本日はこまごましていた。 手紙を書いたり、アイロンかけたり、買い物行ったりしているうちに、光陰は矢の如く飛んで行ってしまったのであった。
特に、イサムさんの赤ちゃん服の染み抜きをしていた。 首まわりのミルクの染みは常にあるので、毎回染み抜きするのが大変で、しばらくためていたのだ。 で、見てみたら、ほぼ全部の服の首のまわりがミルク色。 うーん。 全部やったら大変な事になる。 染み抜き洗剤だけで、1リッター使いそうな勢いだ。
というわけで、基準を設けて染みを抜く事にした。 基準は「日本の女子高生が『きゃーかわいい赤ちゃん』と言って近づいて来た時、恥ずかしいかどうか」だ。 恥ずかしい程ミルク汚染された物は、染み抜きへ。 相当よく見ないとわからない程度の染みは、経過観察へ。 それでも結構な労働と、洗剤消費だった。 洗濯機の周りが、染み抜きの香りに。
さて、そろそろイサムさん6ヶ月なので、宿題が終わったら離乳食を初めてみようかしらん、などと思っていたら、なんと昨日からイサムさんお腹を壊してしまい、これが治らないと始められなくなってしまった。 こまったねー。
日本の育児書には、4ヶ月くらいからプレ離乳食なる物を与えてください、的な事が書いてあったが、こちらは医者さんから6ヶ月から、と言われていたので、待ちに待っていたのに。
そうそう、イサムさん、こっそり医学雑誌に写真が採用されました。 専門誌なので本屋さんで探しても無いので、知りたい人はこそこそっとメールで聞いてくだせえ。 知り合いに、お医者さんか看護婦さんがいたら見れるかも?
皇帝
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