皇帝の日記
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朝起きたら停電していた。
そのうち復旧するだろうと思って、近所のコーヒー屋さんで朝ご飯を食べ、ジャバ夫さんを送り出してアパートに戻ったら、なんとオートロックで閉め出されて、中に入れない。 電動だから。 別の住民が出てくるのを待って、するりと中へ。
帰ってからも、全く電気の気配がない。 サンタバーバラに行くから、掃除して洗濯しないとな〜と思っていたのに。 困った。 と、思いながらも、服やら哺乳瓶やらおむつやらをパッキングし、電気の要らない掃除をしていたら、近所に引っ越してきたお婆ちゃんがやってきた。
お婆ちゃん、多分90近いんじゃないかってくらいよぼよぼしているので、玄関のベンチを勧めたら、それから延々とおしゃべりを初めてしまい、伝記が書けるくらいにお婆ちゃんの人生に詳しくなってしまった。
お婆ちゃんの両親はギリシャ系移民。 お婆ちゃんは昔ヒッピーだった。 サンタバーバラでマリファナを吸って、ハイになって、海岸でハイヒールを無くした。 その時将来の夫に出会った。 子供は6人。 でも6人も産むと、骨が曲がる。 子供は3人で良い。 パクチョイは茹でると美味しい。 夫が7年前に亡くなったときは、死にたいと思ったが、6人の子供が支えてくれたから、乗り切れた。 妊娠中はソファーで居眠りしない方が良い。
というような事を、皇帝の返事とは関係なく話し続けていた。 途中で、記憶の中の誰かと皇帝が混じってしまったらしく、韓国でスチュワーデスをするのは大変でしょ?とか言われた。 そんな素敵なキャリアは持って無い。
やがてお婆ちゃんは隣の家に襲撃をしに行ったので、夕方昼寝を決め込んで、起きたら暗闇。 なんと、日が落ちても電気が戻っていない。 仏壇のロウソクと、結婚式のお祝いにもらったキャンドルに点火して、暗闇の中に座っていたら、外の人が「水が出ない!」と叫んだ。 そいつあ大変だ。 と、蛇口をひねったら、確かに水が出ない。 おーのー。
ジャバ夫さんに電話をしようと思ったら、電話の充電も切れそう。 おーまいがー。
トイレにも行けないぜ。 それから1、2時間くらい、更にふて寝を決め込んだら、突然拍手の音で起こされる。 どうやら、電気が蘇ったのであった。
あーびっくり。 そして、すっかり元通りになった頃、何も知らないジャバ夫さんの帰宅。 大変だったんだからねー、と言っても、あんまり大変な感じが伝わらなくて、がっかり。
話の大半がお婆ちゃんの情報だからか。
今日は母の月命日なので、仏壇にはミカン。
昨晩すき焼きだったので、今朝残りの汁でおじやを作ったが、ジャバ夫さんはあんまり好きじゃなかった様子。 でも、好きじゃないとは言わない。 なんとなく、箸が進まないのを、妻は観察。 べちゃべちゃがいけないのかな?
さて、大人になると、ゲームをやりすぎても、誰も叱ってくれない。 そんな発見に戸惑いつつ、そういえば母はいつも一日1時間とか2時間とか、制限をつけていたな、と思い出してみたりした。 ぽちぽち。
少ししんみりしたので、誰にも叱られない自由について、考えてみた。 そうだ、あれをやってみよう。 あれ。
大量のコーンスターチ(片栗粉)に手を突っ込んで、ぎゅっぎゅっとする。
丁度、タッパーのなかの粉を使いきったので、新しく箱から出さなければならない。 新しい粉に手を突っ込んで、良いものだろうか。 いや、良くない。 良くないからこそやってみようと言う話じゃなかったか。 しかし、今やバイオ燃料の原料にもなっているコーンの粉を、粗末にしてはいけない。 別に捨てるわけじゃないけど。 でも、もふ〜っと舞い上がるかもしれない。
で、結局やったんですが。
やろうかどうか悩んでいる人がいたとしたら、是非一度やってみたら良いと、お勧めしておこう。 一度やると気が済むから。 洋服にくっつくと、繊維に絡んで、はたいても取れないので注意。
ところで、ジャバ夫さんの仕事が週末にこんできたので、今週末の検診が延期になってしまった。 つまらないので、大きなお腹に絵を描いて遊んだりしてみた。 それから、義母に 「今週末行けないから、来週頭に行きます」 と連絡の電話をしたら、後ろでピコーン!ポコーン!とパズルの音が。 「ゴーレムが何度やっても死なないんだけど・・・」 ここにもゲームやりすぎても怒られない人がいたよ!!
でも義父はすねてるらしい。 かまってもらえないから。
暁を覚えず。 毎日よく寝ている。
ジャバ夫さんは宵っ張りなので、たいてい日付が変わって1時とかに眠る。 で、起きるのが朝8時。 朝食べて、お弁当包んで、送り出すのが9時半前後。 それから妻が何をするかと言うと、なんと又寝る。 ぐ〜ぐ〜。 お昼にお腹がすいて目が覚める。 時々、そのまま目が覚めないで、おやつという時もある。
元々良く眠る人だが、妊娠後期から、やたら睡眠時間が延びている気がする。 それで、夜眠れないかと言うと、そんな事もなく。 朝はやっぱり起きるのがおっくう。
でもやっぱり、一日中外に出ないのは健康に良くないんじゃないかと思うので、お昼寝から目が覚めたら、できるだけ近所の散歩をしている。 毎日ちょっとずつ用事を作っては、ちょろっと出かける。
実は家の近くからブルーバスの3番が出ているので、サンタモニカに出ようと思えばいつでも出れるのだが、そこまで行ってしまうと、疲れたときサッと帰れないので、バスの冒険は出産後にとっておこうと思う。
さて、体重管理のために、カレンダーに毎日体重を書き付けているのだ。 今月に入ってから、実に3キロ増。 これはいけないんじゃないか。 と思って、「最近すごい速さで太ってるんだよね」とジャバ夫さんに言ったら、「いや、痩せたよ」と言われた。 そんな筈はない。 だって、確かに体重は増えているのだ。
ジャバ夫さんによると、顔が痩せてきた、とのこと。 言われてみれば、そうかも知れない。 妊娠初期に丸々としていった顔が、ちょっと普通くらいになった、気がする。 手指も、コロコロになっていたのが、細くなった気がする。
じっと全身鏡で見て気がついたが、増えた体重は全部お腹についているのだ。 ものすごい勢いで、お腹だけが大きくなっている。 でーんと。
後期に体重を増やさないという事は、自分の体重を減らして、赤ちゃんだけ大きくするという事か。 理屈はわかるが、それってものすごい難しいのではないだろうか。 だって、本体の脂肪は減らなければならないのだから。 しかも、一応食事に気をつけて、本体分は減らしつつあるというのに、容赦なく赤ちゃんはどこからともなく養分を奪ってきているのだ。
予定日までまだ一月もあるのに。 やっぱり寝てばかりいないで、積極的にお散歩して、母子ともに余分な油を落とさなければならないのか。 ごろごろ。
「赤ちゃんが朝までぐっすり眠る方法」 エリザベス・バントリー著
著者はアメリカ人なので、ジャバ夫さんは英語版、皇帝は日本語版で読む事ができる。 2ヶ月で90%の赤ちゃんが朝まで眠るようになっちゃう、夢のようなお話なのである。 (英語では「the no-cry sleep solution」アメリカの多くの育児書では、赤ちゃんが泣こうが叫ぼうが、放っといて寝るまで待つと言う、乱暴な方法が長らく採用されていたため)
先日我が家に来てくれたアダム君も、実践の結果8時間くらい眠ってるとか。 週末、映画スタジオのパーティーに行ってきたが(ドレスで、しかもヒートパッドを持って・・・)、そこに来ていた4ヶ月の女の子も、6、7時間はこの方法で眠っているらしい。 すごい。
「こうしなさい」と、一つの方法が明記されているわけではなく、基本的な赤ちゃんの睡眠の構造と、それに即した寝付かせ方がいくつか書かれているので、人によって、どの方法のどの段階で眠るようになるかは、賭けみたいなもんなのだが。
お互い読み終わったので、緊急家族会議を開き、ジャバ夫さんと感想を言いあってみたのだが。 なんと、二人で全然違う読み方をしていることが判明。 皇帝は、赤ちゃんが長く眠ってくれれば、一緒の部屋で寝不足にならないで眠ることができる、と思って読んでいた。 ジャバ夫さんは、赤ちゃんが長く眠れば、早く自立した部屋を持たせることができる、と思って読んでいた。
目的が違うので、二人で「これはやってみよう」と思う方法もバラバラ。 同じ本読んでも、読み方で全然違う内容になってしまうのだなーと思った。
さて、週末のパーティーは、同じ主催のパーティーを3回も断っていたので、断りきれなくなって出たのだが。 妊婦座っていると、巣鴨の地蔵様のように、皆がお腹を撫でて行く。 たまたま胎動があると、まるでなんかのご利益があるかのようだ。
毎日皇帝のお弁当を持って行っているジャバ夫さん。
夕飯を多めに作って次の日のお弁当に入れるか、多めにお弁当の具を作って皇帝のお昼ご飯分もまかなうか、という2パターンで構成されている。 たいてい残さず食べてくれるので、作りがいものあるもの。
ある日、「もっと男らしいの持って行きたい」と言って帰ってきた。 男らしい弁当? ハンバーグ? シャケ?
ではなくて、男らしいナフキンを欲していたのだ。 お弁当と一緒に入れてあるナフキン。 それは、皇帝が高校生の時に使っていたやつだから、女らしいというより、むしろ女の子用。 可憐なお花柄や、サンリオの動物柄。
お弁当を持って行く、という行為自体が、すでに南部の男にとってはガーリーなのに。 かわいそうなので、今日は何の飾りも無いIKEAの白い布巾を入れておいた。 しかし、世のお父さんは、どんなナフキンでお弁当を包んでいるのだろうか。 男の子用の布巾と言っても、パワーレンジャーやトイストーリーの柄ではあるまいし。
そういえば、幼稚園の頃、みんなキャンディーキャンディーとかのかわいいアルミ弁当箱だったのに、皇帝は兄ちゃんのお下がりの怪物くん柄弁当箱だった。 でもだからといって、特にどうとも思わなかった。
ここは男らしく、スヌーピーやキキララちゃんのナフキンで、黙って口を拭ってもらいたいものだ。
ところで、美容師が伝導から帰ってこないので、ジャバ夫さんの髪をベランダで切ってあげた。 伸び伸びになっている襟足だけだが、初めての割に、上手にできたと思う。 でも髪切りハサミが無かったので、キティちゃんのおもちゃハサミで切った。 ものすごい痛がっていた。
明日、背中が痛くなかったら、ビューティーサプライにハサミを買いに行こうと思う。
背中ペキペキ。
歩いていると痛みがマシなので、日曜日はジャバ夫さんとマリーナデルレイ散策。 家の前の道をまっすぐ歩いたら、思ったよりすぐに海に出たので、そのまま海沿いをぶらぶらぶらぶらぶらぶらぶらぶら。 なんと四時間ぐらい歩き回っていた。 歩いている間は平気だったのに、喫茶店に入って座った途端、背中痛。 家に戻ったらヒーターで温湿布。 はあ。
布が有るんだか無いんだかわからないような、ほとんど紐みたいなビキニばかり着ている西海岸の皆さんだが、今年はどうやら久々にワンピースの水着が流行ってるらしく、お店にも色んなデザインのワンピース水着が並んでいた。 今残念ながらワンピース水着は試着できないのだが、数ヶ月後には流行が終わっていたらどうしよう。 去年は全然ワンピースの水着が売っていなかったのだ。 試着なしで買っておくか? いや、そんなギャンブルはどうだろう。 いやしかし、と逡巡。
さて、仏壇のある生活二日目。 お線香をあげるにも、経験と訓練が必要であるという事がわかった。
まず、ジャバ夫さんにお線香のあげ方の基本を言っておいたのだが(宗派:皇帝派の場合) 1)あげたくなったらあげる。 2)ロウソクに火をつけて、そこへお線香を。 3)火は吹き消してはいけない。 それだけ。
火を吹き消してはいけないのは、仏様に向かって息を吹きかけるのは失礼だから。 と、信じて疑わなかったが、これ、違う。 いや、火を吹き消してはいかんのだ。 本当に。
ジャバ夫さんがお線香をあげるのを見ていたら、お線香の火を消すのが慣れてないので、なかなかできない。 ブンブン振っても、消えない・・・。 そうよね、息でふっと消せば簡単なのよね。 慣れれば一振りで消せると思うけど。
えいや!とようやく消す頃には、達成感で色んな事を忘れてしまったのだろう。 灰にお線香を立てて、手を合わせて、それからジャバ夫さん、うっかりふっとロウソクを吹き消してしまった! ああ!!
なんということでしょう。 香炉の灰が、ぼほわーっと舞い上がり、仏壇の中にもわわわわわ〜と幻想的な世界が。
そうか、確かに仏様に向かって息を吹きかけてはいけないな。 なるほどな、と思っていたら、ジャバ夫さんあわてていたのか、ぱっと仏壇に向かって手を伸ばし。 ああ!! 駄目だ!そのアクションはいかん!! と、止める間もなくお線香の先で手をじゅーっと焼いてしまった。 ぎゃー!
ああ。 そういえば、子供の頃何回かお線香で手を焼いたもんだ。
幼い頃から経験を積み重ねて、ようやくスムーズにお線香はあげられるのであった。
ジャバ夫さん、これに懲りないで、またお線香をあげてくださいね。
父から小さなお仏壇が送られてきた。 母の名前の入った、小さな位牌付きで。
南向きのジャバ夫さんのタンスの上を片付けて、いざ組み立てんとしたら、これが意外にも、何がなにやらわからないのだ。 祖母の家にお仏壇が有って、小さい頃から拝んでいる筈なのに。 なにこの座布団? なにこのコップ? どっちが上? どれが何を乗せる台? けっこう色んな事がうろ覚えなのだ。
結局、父に電話して組み立て方を聞いた。 お線香入れる筒に、花とか入れてしまっていた。 あと、お米入れる所にロウソク立てたり。 全部直して、ようやく拝める状態になった。
ジャバ夫さん、鈴をちーんと鳴らして、「小学校のクラスが始まる音だ!」。 ちなみに、小学校のクラスが始まる音を作るには、鈴の内側を、すばやくリンリンリンリンと鈴棒でかき回すのです。 お線香は数種類送ってくれたので、とりあえず一般的な白檀をあげて、なむなむする。 ジャバ夫さん、「京都の匂いになった」。 本物のご飯をあげるのが、なにか腑に落ちないらしく、しきりに「本当にご飯あげるの?ご飯腐る?ご飯堅くなっちゃうよ?」と、心配そうに仏飯器を持ったり置いたり持ったり置いたり。
確かに、「仏壇はこういうものだ」と思っているから、何とも不思議に思わないが、日本人以外の人が見たら、よっぽど変な物が満載。 色々説明してあげられたら良いのだけれど、細かい事が良くわからないので、今度調べてあげないと、と思った。
あと、俗名じゃなくなるのも、ジャバ夫さん的に納得できないらしい。 不思議が一杯。
アパートの共同ジャグジーにつかって、のんびり週刊誌なんかを読んでいたら、近所のおばさんに怒られてしまった。 「赤ちゃんがいるのに、何してるの!」ということで。 人肌よりやや暖かい程度のぬるま湯なのに。 10分くらいしか入ってないのに。 この程度で赤ちゃんが煮えてたら、日本の赤ちゃんは産まれる時ほとんど固茹でだ。 江戸っ子好みの42度の湯につかっていたら、ハードボイルドだ。
そんなわけで、ジャグジーで背中を暖めよう大作戦は中止。 温湿布が良いらしい、という情報から、ジャバ夫さんがホットパッドを買ってきてくれた。 ホットパッドは、電気式で暖まるホットカーペットと同じ作りで、コンセントを差し込んで使う。 肩には、マジックテープで貼付けられる。 これが結構効いたのか、今朝は難無く起き上がる事ができた(最近は「イタタタタ」のかけ声とともに起きていたが)。
お医者さんは「我慢できなかったら、タイレノールを飲んで」と言っていたが、やはりできる限り、西洋の薬は最後の手段にしたい。 と思っていたので、今日も温湿布で様子を見てみようと思う。 義母の話では、1970年代は「ベビーアスピリンを飲んで」と言われていたが、最近それが胎児に悪影響が有ると判明して、今はタイレノールなんだとか。 恐ろしい話じゃ。
ところで、ウリボウの愛らしい動画。 http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=QkFlf_1Xc1M 今は亡き猫、花ちゃんが歩く時に「ぶっぶっぶっぶ」と、このような音を出していたが、かわいかった。 とジャバ夫さんに言ったら、「それはなんかの病気だったんじゃないか?」と言われた。 その通り、肺の病気だった。 猫が豚みたいな音を出してたら、気をつけてください。 かわいいとか言っている場合ではない。
ルイジアナに嫁いだ子と、アンチアメリカ嫁の会を電話でしていて、色々な「なんで?」をぶつけあったりしていた。 ほんでもって、今回気になる「なんで?」は、
「なんでアメリカの家具はぶつかると痛いのか」
日本の家具の27倍は痛いと思う。 小指とかスネとかをぶつけたときね(当者比)。
使っている木材が違うのか?それとも角が鋭利なのか?家具がでか過ぎて、目測を誤ってぶつける度合いが強いのか? とにかく、うっかりぶつけると、とんでもないダメージ。
引っ越し直後、ベッドのコーナーに左膝下をぶつけたら、皮下がえぐれる程に穴が空いてしまった。 これは痛い! 自分のバカバカ。 絶対痕になっちゃうぜ。 と悶絶していたが、先週右下膝も同じ所にぶつけ、同じように穴が空いてしまった。 今は、ジャバ夫さんが、スポンジでベッドの角を封印したので、今後被害者は出ない筈。
また、ダイニングテーブルを移動させようとして、テーブルの足で左足指を踏んでしまったのだが、小指と薬指の爪がくだけて、バシー!と血豆になってしまった。 痛い! バカバカ自分。 これは3ヶ月は治らないぜ。
このように、アメリカ家具の周りでは、ついうっかりは許されないのである。 そういえば、友達の家でも、ベッドの木枠にふくらはぎを打ち付けて、広範囲に渡って痣の出た事があるが、鉄筋でも入ってるのか?というくらいに痛かった。 アメリカ家具の痛い謎。
でも、ジャバ夫さんに言わせると、皇帝の方が「弱えー」らしい。 アメリカ人は家具に負けないくらい強えーのか。
背中は、寝転がって腕をXジャンプの構え姿勢に固定しているか、立ち上がって二の腕を下にぶらぶらさせていると、痛みがない事が判明。 座っているのが一番痛い。 でも日中座らないわけにはいかないでしょう。
ゲームは寝ながらできるけど。 このままでは、妊娠後期の思い出は、プレステ3でパズルクエストをやりまくっただけになってしまう。 http://www.d3p.co.jp/p_quest/
このゲーム、パズルと落ち物と、ちょっぴりRPGの要素も含んでいて、いつまでも末永く遊べる。 パズル好きの義母には、たまらないゲームだろうな、と思い、ジャバ実家のプレステ3にもこっそりダウンロードしておいたが、ビンゴ。 電話したら、義父が「ゲームばっかりしてて、遊んでくれない」とすねていた。
我が家でも、はじめはジャバ夫さんが仕事から戻ったら対戦型にして楽しんでいたが、最近皇帝がやり込みすぎて、キャラクターのレベルがアップし過ぎ、戦闘力が不均衡になったので、一緒に楽しめなくなってしまった。 だって皇帝、一日中動けないから・・・。
さて、そんなパズルゲームにいそしむ義母だが、最近筋力トレーニングを始めた。 なんと、孫の世話をするために。
アメリカには元々里帰り出産と言う習慣は無く、産後は夫が一週間くらい仕事を休んで、妻をサポートするのが一般的。 通常一泊二日くらいで産院から出されてしまうので、母体は後産が終わったか終わらないかのうちに家に帰されて、寝てる以外何もできなかったりするのだ。 子供は実父母とも義父母とも、飛行機を使わなければならない程離れた所に住んでいるケースが多く、多胎とか、特別助けが必要な状況でない限り、手伝いにきてくれる事も稀。
そんなアメリカ事情を知らなかった皇帝は、「一人で面倒見るなんて無理無理、自分の実家が遠いから、夫の実家でお世話になりましょ」と、最初から頼る気満々で「サンタバーバラで産みます、よろしく!」とよろしくしてしまったのであった。 でもって、色んな所で話をしているうちに、どうも夫の実家で出産してお世話になるというのが、一般的ではない事に気がついたのであった。 (そもそも日本でも夫側の実家へ里帰り出産というのは、2%程度。妻実家で半数程度、残りは実母が通ってくれるのがほとんどだそうですよ) 今思えば、義父母はさぞびっくりしたことであろう。 え?東洋の習慣?というような。
そして、よろしくされてしまった義母は、面倒見の良いO型の血に火がつき、「頼られたからにはやらねば!」となったらしく、ベビーシートとおんぶ紐と乳母車を買い(サンタバーバラ用)、個人トレーナーを雇い、育児に備えて筋力を付け始めたのだ。 なんせ、まだ産まれてもいないのに、嫁が「肩が痛くて動けない〜」とか言っている頼りなさ。 グランマがやるしかない、と思ったようだ。 ありがたいことです。 なむなむ。
背中が痛いので、パソコンの前に15分以上座れない。 ああ〜痛い。 情報提供ありがとうございます。 わかったことは、
湿布薬はインドメタシンが配合されていると、胎児の心臓に良くない事が起こる。 鍼灸なら鍼の方が良い。 葛根湯が効くかもしれない。 40肩なら、動かさないと動かなくなる。 アメリカ人は、妊婦が風呂に入ると、赤ちゃんが煮えると信じている。
ということ。 これからちょっと、熱いシャワーを肩にかけてみようかと思っている。 動きがロボコップみたいになる。 はー。
ところで、ここ数日天気が悪い。 ともすれば、雨まで降っている。 カリフォルニアドライバーは雨になれていないので、曇り空でスピードが落ち、雨が降るとフラフラしはじめるのだ。 当然、ハイウエイは大渋滞。 一般道もかなり速度が落ちる。 信号が近づくと、青なのに徐行したりするのだ。
日頃の荒っぽい運転はどうしたのか、雨の日の車はまるで「大変だ!空からなんか落ちてくる!前が見えない!!」と言っているかのように、車線変更すらまともにできなくなってしまう。 そこへ来て、ロスの片側6車線以上のマンモスハイウエイ。 右往左往する低速の車達。 中には、ハイウエイ合流中に、一瞬停車してしまう者まで。 しっかりしろ!と励ましたくなるへっぴりっぷり。
南部一の悪天候を誇る、オクラホマ出身のジャバ夫さんは、雨なんか平気。 雹や牛が降ったくらいでビビっていては、竜巻から逃げる事などできない。 雪道や強風など、お茶の子さいさいなのだが。 なんせ、周りの車の次の行動がわからないので、自分だけスピードを上げるわけにはいかない。 水たまりに突入する前に、停まっちゃったりするのだから。
そんなわけで、雨の日の移動は、予定の倍くらい時間がかかってしまうのであった。 早く本当の春にならないかなー。
背中に鉄板が入っている。 というような痛み。
サプライズは、結婚一周年特別企画ということで、パサディナのランガムホテルに泊まりがけで、二日にわたるイベントだった。 ジャバ夫さんの仕掛けたサプライズは、
馬車に乗って王様気分 フレンチ創作料理フルコース バラの花びらベッド バラの花びらお風呂 翌日シャンパンブランチ
の5本。 頑張りましたね。
馬車は、交通渋滞で予約時間までにホテルにたどり着けず、キャンセル。 残念だったが、前日雨が降ったため、気温が下がりすぎていて、どのみち20分も風に当たってたら凍えてしまっただろう。 また気候が良い時に再挑戦したい。
フレンチはとてもデリシャスでしたが、背中が痛過ぎてまっすぐ座っていられず、ヨガのポーズをくねくねする妻。 腕をぶらぶらさせるたびに、何か用ですか?と聞きにくるウエイター。 すいません。
本当はバラの香りは妊婦はNGなのだが(早産を誘発する恐れのあるアロマ)、もう臨月間近だし、野暮な事は言うまい。 ところで、お風呂が背中の痛みに大正解! 血行が良くなったせいか、寝るまでの間、一時的に痛みが軽減された。
しかし、西洋の風呂釜はあさりので、いや浅いので、でっかい腹だけが水面にぽっかり浮かんで、孤島のよう。 バラの花びらというセクシーアイテムにも関わらず、笑いを誘う姿。
シャンパンブランチは、もちろんシャンパンは飲めないので、フレッシュオレンジジュースで。 ハムが美味しかった。
そして、またぶり返す背中の痛み。 うーん。 やっぱり風呂を焚くか・・・。
背中が痛過ぎて、明日が見えない。 というわけで、週末どっかのギャラリーのパーティーに呼ばれていたのもキャンセルして、ねろーんとカウチで伸びていたら、産科の先生から「元気?」と電話がかかっていた。 「肩が痛くて、背中が痛くて、動けません」と訴えてみた。
医者が言うには、 赤ちゃんが急激に大きくなっているので、背中の皮も総動員で伸びている。 当然、筋肉も引っ張られている。 肩こりは重たい赤ちゃんを運んでいるせいかもしれないが、背中の痛みはおそらく筋肉が伸びてるせいでしょう。 でも赤ちゃんが元気なら大丈夫。 とのこと。
いや、大丈夫じゃない。 赤ちゃんは大丈夫だが、私は大丈夫じゃない。
と思ったが、このお医者さんは、赤ちゃんを無事に産むための先生なのだから、赤ちゃんが大丈夫なら良いのだ。 どこが痛くても、鎮痛剤や消炎剤が飲めるわけでもないし、できる事は横になるだけか。
ジャバ夫さんがマッサージしてくれたけれど、一向に回復せず。 そういえば、パサディナに行くんだっけか・・・。
痛い。
あ、ベビザラスレジストリーは、どうやら日本のカードでは受付拒否されてしまうようです。 うーん。
アサリのホットケーキ(薄いホットケーキ)を作るために、今朝はフライパン4枚でガンガン焼きまくった。 2つ以上の事を同時にできない皇帝が、何の用が有ってフライパンを4枚以上持っているかと言うと、前のルームメイトが置いて行ったのです。 バシバシ焼いて、積み重ねておいて、ちび黒サンボのホットケーキみたいにしておけば、冷めない。 フライパンが余計にある家では、是非お試しあれ。
さて、薄々ここ数日腕が痛い気がしていたが、ついに右肩が凝りすぎて、上に挙らなくなってしまった。 祖母も母も若年50肩に悩まされていたが、こんなところで遺伝が!?とビクビクしている。
あと、心当たりが有るとすれば、この間アイロンボードを買ったのだが。 なんでアイロンボードが無かったかと言うと、元々ジャバ夫さんが独身時代に使っていたアイロンボードが、全く綿が入ってなくて、アイロンをかければかける程皺が寄る、酷い物だったので、短気をおこして、結婚してすぐ、えいやとばかりに捨ててしまったのだ。 すぐにお店で良いアイロンボードを見つけたのに、なんと、ジャバ夫さんの車はスポーツカーだったので、縦にしても横にしても車に入らず。 プリウスが来るまで、買えなかったのだ。
シワシワのシャツを溜めに溜め、先日ついにボードを手に入れたので、軽く20枚以上のシャツに、一気にアイロンをかけたのだ。 まさか、それが原因で、こんなに肩が痛いのでは。
肩と言うか、右側の背中の上半分に、鉄板が入っているような重さ。 がきーん!ばきーん!と音が聞こえそうだ。 こんな事で30肩になろうとは。 ああ痛い。 うーん。
ちなみに、ジャバ夫さんのシャツにアイロンをかけると、クリーニング代として一枚につき5ドルお小遣いをもらっている(勝手に)。 100ドル貯まったので、ジャバ夫さんの誕生日に、白いパーカーを買った。 ジャバ夫さん、ご飯をポロポロこぼすので、白い服、特にアウターを全く持っていなかったのだ。 でももう春だし。 ちょっとキザに白も良いんじゃないかと思って。
今朝早速、ホットケーキのシロップを垂らしてました。
よく母の夢を見る。
だいたいいつも同じ感じで、家か病院かで、そろそろ食事の時間で、何を食べたいか、母に聞いているところから、作って食べる所までの夢が大半。 病気で段々食べる量が減ってきて、味覚障害で食べられる物も減ってきていたから、何を食べるのかが、毎回苦労のしどころだったからじゃないかと思う。 その時は「食べたい」と思っても、実際にでき上がると、食べれなかったりするので、本人も悩みどころだったのではないだろうか。
日本を行ったり来たりしている時、ジャバ夫さんが、どんなに看病しても、最後に必ず「あの時ああしてあげたかった」とか思うから、できるだけの事をしてあげて、できない事はしなくていい、と一度だけ助言っぽい事を言っていた。
ジャバ夫さんは、かなり大人になってから同居の祖父を亡くしているが、闘病中の事は一度しか話した事がない。 義父は半年間毎日病院に通っていたそうだが、ジャバ夫さんは、自分ももっと頻繁に病院に行けば良かった、と時々思うらしい。
家族が病気になると、後悔はつき物ということ。 今は治療の幅が広がった分、選択肢に迷いが多いということも有るかもしれない。
母にもっとおいしい物を食べさせてあげたかったが、腕にもレパートリーにも限界があって、なかなか難しかった。 と、考えているので、食べてる夢ばかり見るんじゃないかと思う。
ちなみに、夢の中では皇帝は鉄人並みの腕前で、水餃子や堅焼きそばのあんかけなんかも、生地を練るところから、手際よくできてしまうのだ。 母の出すお題も「幕の内弁当」とか、無茶な物ばかり。 (実際には娘思いなので、「チャーハン」とか簡単な物しか言わなかったが) そのうち自分が納得したら、食べ物以外の夢も見るんじゃないかと思う。
それにしても、食べるという行為は、本当に大事な事。 人生の大半は食べる事だな、と時々思う。
本日は日本では母の誕生日。 あさっては49日。 日本では14日ですが、アメリカでは時差が有るので13日に49日という事になる。
14日はヴァレンタイン。 14日は、我ら夫婦アメリカ入籍一周年。 ヴァレンタインは、アメリカでは男性から女性に、色々ロマンチックな事を仕掛けて、ハートをゲッチューなイベントなのだ。 この時期の周辺コマーシャルの激しさは、クリスマスの1/5にも匹敵する程であるが、アメリカ人はサプライズを好むので、女性の方からけして「ねえ、ヴァレンタインはどうする?」とか聞いては行けない。 スーパーやレストランやショッピングモールが、どれだけ赤いハートのデコレーションで覆われていようと、女性はパートナーに対して、「何も期待してないわよ?むしろ、ヴァレンタインなんて忘れてるわよ、私」くらいの態度でいなければならない。 でもちゃんと、14日の予定は開けておきましょう。
そんなわけなので、14日の話をしないまま、もわーんと過ごしていたが、ジャバ夫さんはうっかり、どんなサプライズをするのか、義父に話してしまったようなのだ。
義父トリビア。 隠し事ができない。 当然、サプライズもできない。
ジャバ夫さんの誕生日が先日2月9日(肉の日)であったのだが、2日くらいに義父は「サプライズのプレゼントを用意した!」と、ジャバ夫さんに電話していた程。 その後、どうしても黙っていられなかったらしく、3日に皇帝の所に電話が来て、「息子のサプライズプレゼントなんだけど、前にすごく欲しがってた絵なんだよ」と・・・。 更に、5日にはジャバ夫さんに電話で「サプライズのプレゼント、ロスのアートギャラリーに取りに行かなきゃ!びっくりするぞー」と、すでにびっくり内容の半分くらい明かしてしまっていた。 そして、我々が妊婦検診のためにサンタバーバラへ行く9日まで待てず、7日にはもうロスに来て、「タラーン!」と言いながら、絵を持ってきてしまっていた。
まあ、ベビーシャワーをしていたので、ある意味その登場にはサプライズでしたが。
とにかく、そのくらい、義父はサプライズを全く隠しておけないのだ。 というか、楽しみを先に延ばす事が苦手。 ワクワクする事は、今ワクワクしたい。
クリスマスの時も、サンタさんが来るクリスマスの朝まで待てずに、クリスマスイブの朝から、ツリーの下のプレゼントの箱をブンブン振って、中を知ろうとしていた。 (のを目撃した嫁は、見なかったふりをした)
そんな義父に、ジャバ夫さんは14日の予定を話してしまった。
ジャバ夫さんには、私が知っている事は内緒だが、14日はパサディナのレストランでディナーだよ!!
穴を掘って叫びたい。
ベビーシャワーの時に、赤ちゃんを連れてきてくれたお母さん。 結婚前は小児科でナースをしていたそうで、知識はばっちり。 ロスの病院で、予防接種をしてくれる小児科のリストとか、色々教えてもらえた。
ところで赤ちゃんだが。 一歳に満たない筈なのに、やたらに大きいのだ。 アダム君という。 お父さんもお母さんも体が大きいので、本人も大きいのは当然かもしれないが、日本だったら二歳児くらいの大きさ。 頭の大きさは、すでに皇帝と同じ。
そして、目の青い赤ちゃんを初めて間近に見て転がしてみたが、・・・・・怖い。 だって、目が青いのだ。 瞳孔がはっきり見える。 すべすべの白い赤ちゃん肌に、がっつり青い目。 睫毛は上まぶたに直接描かれているかのごとく、上方に向かってクルンクルン巻いちゃって、眉毛はブロンドで、ほとんど見えない。 髪の毛はプラチナでキラキラしていて、ナイロンのごとし。 (赤ちゃんの時は一番髪の色が薄いので、両親は茶髪)
・・・怖い。
この怖さは、フランス人形の怖さだ。
アダム君は、大量の大人に恐れもせず、終始ご機嫌でハイハイしまくり、家中の危険スポットに接近しては、「ここが危険だよ!」と教えてくれているようでした。
アダム君お気に入り、危険スポット。 1位:変圧器(日本製ビデオカメラのバッテリーを充電するために、床に置いてあった) 2位:ベッドのコーナー(木材の角が鋭く、むき出し) 3位:アルミのシューキーパー(スタンド型で、出しっ放し)
変圧器は、アダム君にとって、なんか魅力的らしく、しつこく接近しては、お母さんに連れ戻されていた。 穴の空き具合とか、白いボディーとか、一杯出ているコードとかが良いのだろうか。 あとは、つかまり立ちする所を探して、ぐらぐらする物に全体重をあずけようとするので、危険。
家具の角は、スポンジで包んでしまえば良いので、そのうち赤ちゃんが自力で動き出したら、スポンジシールを買いに行こうと思う。
ところで、こっそりベビーザラスレジストリー、更新しました。 こそ。 http://www.toysrus.com/shop/index.jsp?categoryId=2255957 ジャバ夫さんの名前でも、皇帝の名前でも、検索可。
そして、レジストリー作れ!と言っていた義妹は、結局普通郵便でお祝いをくれたので、使ってくれていない罠。 義妹は、なんとジャバ夫さんの出身校のマークの入ったおシャブリや、赤ちゃん毛布をくれた。 どこで!どこで売ってたの!? どんなに洗脳しても、オクラホマには帰らないわよ!?
メールの返事が滞っていて申し訳ないです。 ロスに戻ったらぽちっとします。
妊婦検診が2週に一度になったので、またサンタバーバラにいる。
ジャバ夫さんが、ほうれん草のおひたしを食べていた時に、歯が欠けてしまったので、歯医者にも行った。 おひたしで歯が欠けるなんて、どうしたことか。 ついでに歯垢も取ってもらって、ディープクレンジングコースというのをしてもらった。
時間があったので、DMVへ行って、運転免許試験を受けてきた。 ちゃんと合格した。 実技は、車の保険証明がまだ来ていないので、3月頭に予約してきた。 臨月じゃないか。 ハンドルに手が届くのだろうか。
ところで、ミスターネコパンティーは、こんなにまじめな人だった。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ニコラス・ネグロポンテ ネコパンティー兄も、なかなか迫力の経歴の人だ。 ネグロポンテさんとカタカナで表記されているが、どこかにアメリカ語を使う人がいたら、発音してもらってください。 ニャー。
は無事に終わりました。 お昼から夕方までのパーティーで、アルコール抜きだから、普通の週末パーティーより余力を残してできるのがナイス。 ついでにハウスウォーミングもできたので、一石二鳥。
通常ベビーシャワーは女の子だけで行われるらしいが、アメリカのお友達が少ないので、男性陣も参加する事となり、結局20人くらいの大所帯に。 しかも、外でバーベキューパーティーの予定だったのに、珍しく雨だったので、我が家ですし詰めになりながら。 椅子とコーヒーテーブル買わないと・・・。 お下がりも含め、お洋服を沢山もらい、もう6ヶ月までは買い足さなくて良い感じ。 こんなに沢山有っても、一年で着られなくなっちゃうんだなー子供服って・・・と思った。
あと、揺りかごとおんぶ紐とおしゃぶりももらったので、準備は整った。 ベビーシートも、お下がりとおニュウを両方いただいたので、サンタバーバラとロスで使えるし。 足りない物はなんだろうか。 育児経験か。
ところで、移動中の車でラジオを聞いていたら、ネコパンティーさんという姓の人が、ゲストとして出演していた。 インタビューの間中「それでは、ミスターネコパンティーに伺いましょう」とか、名前を連呼。
テレビ番組だったら、たぶんそれほどでもないのだろうが、画像が無い分、頭の中はミスターネコパンティーが質問に答える様で一杯に。 (皇帝の頭の中では、ネコがパンティーを履いて、コメントしている) しかも、ネコパンティーさんは、まじめに未来を見つめるコンピューターデザイナーで、すごい偉い事を言うのだ。
子供のためにデザインされた、教育用のコンピューターについて。
ミスターネコパンティーが。
ニャーとか言わない。
ベビーシャワーが今週末なので、もそもそ掃除している。 引っ越してからは、シンプルな生活を心がけているので、それほど散らかっていたり、汚れたりしているわけではないのだが。 なんと、ジャバ夫さんの同僚が、自分ちの赤ちゃん(10ヶ月)を連れてきてくれるというのだ。 「練習になると思って」 とのこと。
赤ちゃんを転がして遊べる。 それはとても楽しみ〜と思ったのだが、先日豆まきをした豆が、うまく掃除機で吸えなかったので、まだ所々豆豆しいのだ。 これは赤ちゃんが転がって行って、豆を家具の隙間から発見して、口に入れてしまう事間違いなしでしょう。 というわけで、豆が落ちてないか、朝から細かく細かく掃除機をかけ直す。
いつになく熱心に掃除機をかけていたので、段々掃除機が暖かくなってきて、気がついたら、大豆を炒ったときの、こんがり良い香りが漂ってきた。 掃除機に吸われた大豆が、中でぶつかりあって砕けて、いい感じでローストされてしまったのだ。 お腹がすいたので、お昼ご飯休憩。
そしたら、ちょうど赤ちゃんを連れてくるお母さんからお電話が。 「なんか買って行く物とかある?」 とのお気遣い。 特にないですけど・・・実は豆をまいたので、回収してたところです。 と言ったら、当然、何故豆をまいたのか、と聞かれてしまった。 え・・・。 も、モンスターを追い払うため・・・?ごにょごにょ。 歯切れの悪い、ハイテクの国から来た嫁さん。
でも、本当に床に赤ちゃんを転がしても良いのか。 シートとか、サークルとかしなくて大丈夫?と心配だったので聞いてみたら 「大丈夫。彼(赤ちゃんの事)は放っておくと、部屋の隅から隅まで転がって行って、一人で遊んでいる。掃除はもちろん心がけているけど、彼の目線だと、時々とんでもない物を見つけてきて、びっくりするわ。この間は、気がついたら埃だらけのブロッコリーをしゃぶりながら転がってて・・・」 と剛胆な様子だった。
そういえば、この国の人は、土足で上がる家の中の床に赤ちゃんを転がしているわけで、そんなに神経質ではないのかも? お母さんによるかもしれませんが。
ちゃんと諦めて、運転免許の勉強をしている。 待っていても、誰も代わりに勉強してくれるわけじゃなし。 交通ルールをちゃんと覚えないと危ないしね☆(当然だ)
以前テキサス州で免許を取ろうとしていた時も勉強したが、州ごとに微妙に交通ルールが違うので要注意。 州法が違うので、住民票を移したら、免許を切り替えないといけない州もある(替えなくて良い州もあるらしい)。 カリフォルニア住民は、カリフォルニア免許を持っていないと、銃の所持も認められない。 運転能力と銃の使用能力の間に、なんら関連性が認められないのだが・・・。 以前は、さあいざ試験を予約せん、というところで、祖母が亡くなったので、帰国したら、学生ビザを取り消されてしまい、結局免許が取れなかったのだ。 あの時取っていれば8年有効だったが・・・でもペーパーテストでカリフォルニアに切り替えなきゃいけないから、結局勉強はしなきゃいけないのか。 うう〜。
月曜日から始めたのだが、ようやく半分くらいまで進んだ。 三時のおやつ頃に散歩に行って、珈琲屋で休みながらコツコツお勉強。
妊娠していると、集中力が無くなると言うが、本当だった。 読書の速度が遅い事には気がついていたが、勉強していると、問題を途中で飛ばしてたり、そもそもページを丸まる飛ばしたり、酷い時には30分くらい意識も飛んでいる。 うーん。 これは実技試験は産後にした方が良さそうだ。
義父母のとこのお手伝いさんも、妊娠と移民手続きが重なったので、7ヶ月の時に実技を受けたそうだが、試験官が友達だったので、信号無視すら大目に見てもらえたそうな。 でも、そんなあなたの車に乗るのは、ちょっと怖い。
さて、お腹の上に肘をついてアイライナーをひいていたら、中の人に蹴り上げられて、片目やり直しに。 時々自己主張します。
ニョッキはパスタの一種で、ジャガイモが生地に練り込まれていて、白玉団子みたいな形をしている。
おいしいニョッキを、未だかつて食べた事が無い。 と思っていた。 数える程しかニョッキを食べた事が無いが、毎回味がいまいちなのだ。 週末にジャバ夫さんが、メルローズでニョッキを注文して、ちょっとわけてもらったら、これ又酷い味だった。 ジャバ夫さんも「この味はちょっと・・・」という程においしくなかった。 まあ、そのレストランは全体的に残念な味付けだったのだが。
それで、「実は今まで、おいしいニョッキを食べた事が無いんだけど」という話をしたら、ジャバ夫さんが、「絶対おいしいニョッキ」とやらを食べさせてくれると言ったのだ。 ほんで、その「絶対おいしいニョッキ」を昨日テイクアウトして、家まで持ってきてくれた。
ところが、これも空振り。 おいしくないよ! でも、ジャバ夫さんは「おいしい!」と言って食べている。 ここで、妻は静かに悟ったのです。 長年気がつかなかった事に、気がついてしまったのです。
もしかして、あたいニョッキが嫌いなんじゃないの・・・?
2009年になってから、一月。 テレビのゴシップチャンネルで、どっかの女優が髪型を変えたとかで、コメンテーターが 「ちょっと、この髪型どうなのよ!?まるで2008年だわ」 と憤慨していた。
2001年からまるっきりアップデートしてない皇帝の髪型。 と思ったら、2006年頃にジャバ夫さんと鎌倉に行った写真では、ショートボブでチリチリパーマだった。 一応、時々いじってみるけど、面倒くさくなってロングのストレートに戻って、思い出した頃にまた変えてみて、また面倒くさくなる、を繰り返しているようだ。 2009年は、洗髪の効率を考えて、短くしてみようかな、と考え中。
ジャバ夫さんが、アパートのジムに通いだして一月。 時々皇帝も、骨盤体操をしに一緒にジムに行くのだが、いつもジム来ている住民が違う。 同じ人に二度と遭遇しない。 そんなに大きなアパートメントでもないのに。 ジャバ夫さん曰く 「新年だからじゃないかな」
つまり、新年になったので、「よし、今年は運動するぞ!」と決めて、ジムに行くのだが、結局面倒くさくなって止めてしまう。 三日坊主だ。 どこの国でも、同じ現象が起こるのだ。
ジャバ夫さんは最近偉いので、1月だけで10ポンド減量。 毎月10ポンド減らせば、5月の結婚記念日までに、であった頃の体重に戻る。筈。
そういえば、前にパンダメイクをしている白人女性の画像を見たが、アジア系アメリカ人は、こういう事になるらしい。 http://jp.youtube.com/watch?v=SEMr6fT_lro&feature=channel なんでニューイヤーイブ(大晦日)メイクを、特別に皆しているかと言うと、クリスマスは家族のイベントだけど、大晦日は恋人のイベントだからだ。 ニューイヤーイブのパーティーに行くと、年が明けて、おめでとー!という時に、カップルならカップルで、シングルならその辺のシングルと適当に、チューッとする事になっている。 理由とかは良くわからないが、そういう事になっている。 うっかり大晦日のタイムズスクエアを一人で歩いて、知らない人にちゅーっとされても、怒ってはいけない。 たぶん。
シングルやティーンには、気合いが入るイベントなのだ。 大晦日にデートに誘われたら、もうちゅーっとするのだ。 そりゃあ目もパンダになる。
それにしても、この人のメイクは細かいかと思いきや、アスピリンでパックしたり、電動歯ブラシで顔面マッサージしたり、紙袋で髪を巻いたり、大変な事になっている時も。
妊婦でいるのもあとわずか。 土曜日は最後の両親学級だった。 内容は、無痛分娩になった時と、帝王切開になった時、どんな措置がされるのか、あらかじめ知っておこうね、というもの。
無痛分娩と言うと、あたかも無痛のようだが、背骨にガッツリ注射器を刺したり、陣痛が長引いたり、脈拍が遅くなったり、産後は結局痛覚が戻るから、回復するまでの痛みは同じだったり。 帝王切開は、なんと言っても手術なので、下腹部の筋肉をこじ開けたりして、全快するのに6週間はかかるとか。 それなのに、3、4日くらいで退院させられてしまうので、予後が悪かったり。 (アメリカの病院は、基本的に入院を長引かせるのを嫌がる)
結論としては、簡単にぽこーんと産まれると言う、夢のような話はないというわけで、頑張ってね、という話だった。
アメリカの帝王切開率は実に25%。 これは、高齢出産が多くて難産の傾向が有るのと、排卵誘発剤により多胎児の確率が高いのと、性病の母子感染を防ぐためとか、色んな要因が混じりあっての結果で、特に医者が好き好んで切りたがっているわけではないんだとか。 必要がなければ、自然分娩で、というスタンス。
それから懸案のへその緒は、勝手気ままに切っていいわけではなくて、医者がちゃんと「ここを切って」と位置を指し示してくれるらしい。
そして、臍帯血は、とれたへその緒から、ちゅーっと注射器で取るので、痛くも痒くもないが、臍帯血バンクの利用料は5000ドル以上なので、財布にとっては風穴が空きそうなダメージだそうです。 歯科保険は無いわ、予防接種は自己責任だわ、LAの平均学費(大学まで行くと)は20万ドルだわ。 リュウジ(仮名)の学資積み立てを始めましたわよ。 毎月コツコツ。
リュウゾウのためにも、ものすごい頭が良くなって、奨学金をもらう子になってくれ。 もしくは、アメリカンアイドルで優勝してくれ。
お気に入りのピンクパジャマでウロウロしていたら、ジャバ夫さんが。 「あ、カビ」 と呟いたので 「ひどい!新妻をカビ呼ばわり!?」 と思ったら、カービィの事だった。 http://hicbc.com/tv/kirby/main.htm
アメリカ版サイトでは、ゲームのデモが見れる。 http://www.kirbykirbykirby.com/ (音でかい) カービィ強い。
皇帝
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