皇帝の日記
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メールの返事が滞っております。 引越しの手続きの問題で、インターネットどころか電気も止められてしまい、通信機器が軒並み使えないという、まぬけな理由からです。
昨晩からサンタバーバラに妊婦検診に来ているので、今朝までにいただいたメールは読めました。 これから血液検査に行って、また暗黒のロスに戻るので、中々返事が出せませんが、母子ともに健康です。 医者も驚く程のペースで、お腹ごと母体も大きくなりました。
お葬式をしないのが、若い頃からの母の信条でしたので、お別れの気持ちはどこからでも受け取っていると思います。 美人で自慢の母でしたが、ここ数ヶ月の闘病で、さすがに少しやつれたので、皆様の記憶にある母の姿で思い出してあげてください。 結婚式の時は、少し痩せてはいましたが、元気でした。
生前母とお付き合いの有った友達にも、個々にお知らせができなくて、申し訳ないです。 メールありがとうございます。
23日月曜日にアメリカに戻りました。 母は28日に眠ったまま亡くなりました。 緩和ケアにいたので、痛かったり苦しかったりせず、安らかだったそうです。
今年は入籍して帰国して結婚式して帰国して妊娠して新婚旅行に行って永住権とって火事になって帰国して引っ越して、というような目まぐるしい一年でしたが、父と夫に助けられて、母の意識のあるうちに会いに行けました。 私が日本に帰ったとき母は少し元気だったのですが、病院ではなく家で会うために、頑張って待っていてくれたのだと思います。
故人の希望により、お葬式はやらないのですが、31日に母の体はお寺に行くそうなので、その頃私もお祈りします。
もうアメリカに帰ってるところなのですが、母の具合があんまり良くないので、もうちょっとだけ帰国を延期しました。 病院に泊まり込み中。 病院ではプロの看護師さんが全部してくれるので、病室でもっちゃりしています。
通いをすると、外でインフルエンザをもらいそうなので、妊婦は泊まり込みの方が逆に体に良いんじゃないかな、ということで。 風邪ひいてる人は入ってこれないフロアなので。
月曜日のチケットにしました。 ジャバ夫さんも、心配してついていてくれるのです。 もちゃりもちゃり。
今日は主治医さんがサンタクロースの恰好で来てくれました。 ジャバ夫さんの方が、お腹の具合がサンタクロースにふさわしい。
日本に帰って一週間で、急激に体重が増えた。 日本の医者に提示された目標体重に、早くも達してしまった。 もう産まなければ。
でもアメリカの医者の指示に寄ると、あと8キロくらいオーバーできるはず。 本当か。 いやいや、日本の指示に従っておこうか。 うーん。
日本は間食がおいしくていけねえよ。 甘過ぎない、おいしいスイーツが沢山有るんだもの。 いくら甘過ぎなくても、バターたっぷりとか、ナッツぎっしりとかで、余裕でカロリーオーバーだ。 フルーツもおいしい。 ミカンもカキもイチゴが甘い。
いくら三食の食事がヘルシーでも、一日五食くらい食べてるからなあ・・・。
明日ジャバ夫さんが日本に来るので、掃除していた。
ところでトコちゃんベルト。 これ、日中着けてると煩わしいことこの上ないということがわかった。 というのも、立っている時はまだしも、座るとあっちこっちの肉がベルトに食い込んで、「苦しい〜」という感じなのだ。 うーん、苦しい。 レビュー見てると、一日中着けてても平気な人もいるみたいだが、私は駄目。 動き回るとずれるし。
そんなわけで、自分なりに考えた結果、睡眠時に着用することに。 眠っている時なら、動き回らないし。
で、一晩はめてみたら、朝はずいぶん快適に目覚めた。 このところ、トイレが恐ろしく近くなっていたのに、夜中に目覚めること無く、妊娠前と同じくらいのペースに。 ついでに、起きた直後は、猫背がちゃんとまっすぐ伸びていた。
お掃除も、ベッドの下とか掃除機かける時に、屈むと「お腹苦しい〜」となっていたのに、今日は平気。 しゃがんでも平気。
今夜もベルトをはめて寝てみようと思う。 本当に効いてたらすごいな、これ。
ジャバ夫さんが日本人向けにビジネスレターを書こうとしていた。 英語で受け取ると、日本人はスパムだと思って、読む前に削除してしまうかもしれないから、ということで(誰の事かな?)、皇帝がせっせと日本語訳をくっつけて、対訳にして、一週間程前Eメールした。
返事が何件か来たのだが、日本語で返事が来たりすると、ジャバ夫さんは難しい表現はわからないので、再び皇帝が英語に直してあげなくてはならない。 で、ジャバ夫さんが「これ、意味が難しいから教えて」と送ってきた日本人のビジネスメールとは。
「大変興味があるのですが、〜(条件)〜〜〜を再度ご連絡ください。」
というような内容。 ジャバ夫さん曰く 「この人は、本当に興味があるのか?やりたくないのか?」 他の文脈からすると、本当に興味が有る様子で、しかもやる気満々なのだが、この日本語的表現では、アメリカ人には伝わらないのだ。 「興味がある」を「のですが」と否定しているので、確かに言葉の意味だけ追うと、興味なさそう。
ジャバ夫さんは、学生時代は京都で日本語を学んでいたので、どうやら日本人は言っている事と、思っている事が違うらしいというのは、よくわかっている。 だから慎重。
振り返って、自分が貿易の仕事をしていた時は、ずいぶんいい加減な英文レターをやり取りしていたもんだなーと思う。 誰にも確認なんかしなかったし、依頼文も、もしかしたらずいぶん偉そうな命令文だったかもしれない。 受け取った相手も、外人だからしょーがねーなーと思っていたかもしれない。
また将来働く事が有ったら、もうちょっと気をつけようと思った。 後悔役立たず。
勧められ、こんなの買いました。 http://www.tokochan.com/ 骨盤の歪みや弛みを治してくれるベルト。 妊婦ではなくても、骨盤の歪んでいる人は使えるようなので、歪んでたらどうぞ。
赤ちゃんの頭が歪まないように、とは、アメリカでも良くいわれる。 頭の形が良いと、運動神経が良くなったり、寝付きが良くなったりするそうな。 最近の流行らしい。
育児方法は諸説乱れ飛んでおり、その時々の流行に皆で右往左往しているわけだが。 あれが良いとか、これが効くらしいとか。 これはどうかな。 http://www.tokochan.com/goods/tummy.html こんにゃくゼリーのカップ。 赤ちゃんがどんだけ長湯するというのでしょうか。
さて、船の上でも観たが、ウォーリーのDVDをアメリカで買ってきたので、もう一回観てみた。 ウォーリーはかわいい。 そして、アメリカ人の体型は、もうこのくらい取り返しのつかない事になっていると思うのだが。 実際に体重の増加で身動きの取れない人の多いアメリカで、これを発表するのは、結構勇気凛々だ。
2008年12月09日(火) |
中期不快症状いろいろ |
初期のつわりが終わって、妊娠も中期に突入すると、安定期になり、それほど大変な事は無い。 でも一応、色々いつもと勝手の違う事が身の上に降り掛かってはいる。
まず自分がいつもより重いので、足の裏の骨が痛い。 背骨もいつもより痛い。 腹の中のどっかの筋が伸びてるらしくて、時々痛い。 胃が下から押されているのか、食後胸焼けがきつい。 スペースが無いので、トイレが近い。 寝入りばなに胎動が激しくなるので、一時間ぐらい寝付けない。 寝起きに必ず足がつる。
しかし、つわりが酷かったから、これらの症状があんまり気にならない。 お産も痛そうだが、一日の事だと思うと、つわりが妊娠全行程の中で、最も大変な事なんでないかとすら思う。 だって何ヶ月もジェットコースターに乗ってるようなもんだから。
ところでこの数日で突如体重が増えました。 ぼよ〜ん。
ミカンがおいしい。
夫から来たメールを、スパムだと思って消してしまった。 英語だったから・・・。
質問が有ったので、どんなもんなのか。
基本的に、設備は普通の超音波検査と変わりませんでした。 ただ、性別を知りたかったのに、赤ちゃんが脚をぴったりとくっつけて、なかなかお股を開いてくれなかったので、30分くらいずっとお腹出しっ放しで、ぬるぬるする薬を塗られて、機械をじっと当てていたので、敏感肌の皇帝は、お腹の皮がピリピリして仕方なかった。
切迫流産とか、デリケートな患者さんの時は違うかもしれないけど、皇帝は特にリスクがなかった(お腹が張ったりとかしてない)ため、眠ってる赤ちゃんを起こすために、看護婦さんがお腹をブルブル揺さぶる揺さぶる。 でも結局、撮影中はずっと眠っていて、目を開けてくれませんでした・・・。 あくびは良くしていたよ。
3D、4Dを撮る時は、赤ちゃんと機械の間に水分があると、はっきり写るそうで、羊水がたっぷり有って、赤ちゃんがまだ小さい時期、妊娠中期が狙いめだとか。 胎盤は背中側にあるほうが、遮るものが無くて良い(けど、それは運次第)。 皇帝はばっちり背中側に胎盤が有ったので、条件は良かった。
赤ちゃんが正面を向いた画像が撮れるかどうかは、これまた運次第。 残念ながらジャバジュニアはずっと横向きで寝ていたので、横顔だけしか録画できなかった(輪切りなので、2Dでは正面が撮れた)。 そして、ジャバジュニアは、ずっと手で顔を掻いたり覆ったりしていたので、実はあんまり顔面が撮れなかったのだ。 そして、看護婦さん、赤ちゃんを動かそうと、腹を揺する揺する。 ぶるぶるぶる。 おそらく、その揺れが気持ちよくて、赤ちゃんは更に深く眠ってしまうのであった。
動画をDVD−Rに録画してもらって、記念にプリントアウトした画像ももらえた。 それで、5000円。 アメリカに比べて、格段に安い! 足の裏の大きさも測ってもらえて、満足。
さて、クリニックの有る所が、渋谷区のおしゃれどころだったので、待合室の妊婦さんが、キャリア風のスーツのお姉さんとか、カジュアルな装いのマネキンさんみたいな女の子とか・・・。
皇帝はダルダルのヨガパンツに、日本に来たら突如寒かったので、母の長袖Tシャツに防寒セーターでダルダルでかけて行ったので、一人もわーんとしていた。 皆、お腹が大きいのにちゃんとおしゃれしている。
もともと、日本人の女の子は常に外出時に80%以上の力でおしゃれしていると思う。 アメリカ人は、毎日のお出かけにはせいぜい20〜30%しか力を注いでいない気がする(TシャツGパンで・・・)。 その上妊婦の服は、ただ大きいだけで、小さい人が妊娠した時の事を考えていない風。 お腹にあわせて服を買うと、だるーんとなってしまったり。
妊婦だから、おしゃれしない言い訳がたつし、ジャバ夫さんは妊婦を気遣ってか、どんな変な服を着ていても、文句を言わない。 (「MYお豆ちゃん」とかは言う) だから、妊婦なんてこんなもんでしょう、とだるだる油断していたが、どうも日本の妊婦は違うらしい。 恐ろしい事だ。 アメリカでは浮いていなかったのに、日本では浮いてしまう。 だるーん。
親戚のお姉さんにマタニティーボトムを借りたので、滞在中にもうちょっと工夫してみます。 さすがに妊婦用にわざわざ作られたボトムなので、腿とかぴったりとしているのに、お腹はゆったり。 あとはかわいいニットとか投入すれば良さそう。
あとな〜・・・日本は隣を歩く人との距離が近いんだよ・・・。 どうしても、着てるものとか詳細に見えちゃうじゃん・・・。 油断できない国だなあ。
2008年12月06日(土) |
発表ー!性別がわかりました |
ジャバ夫さんそっくりの息子です。 いえーい。
今回撮影した、3Dの赤ちゃん写真。 母親にとってはかわいい我が子の写真ですが、あんま関係ない人からすると、リアルな画像が恐ろしいかもしれません。 看護婦さんに「彫りが深い」と言われました。 鼻梁が日本人離れした高さです。 http://outdoor.geocities.jp/aimccorkell/shacho/baby.html
メールの返事が遅れてますが、忙しいのではなく、ネット環境がいまいちなので、なかなかお返事で来てません。 もたもたしてますが、励ましのお言葉ありがとうございます。 もにょもにょお返事しますね。
ところでお姉さん、今日マタニティのお洋服届きました。 ありがとうございます! しかし、やはりお姉さんの方が足が長いです。 裾を折ります。
妊娠初期の時より、だいぶ楽に飛行機に搭乗できました。
今回の帰国はおさんどんさんが目的なので、それなりに忙しいですが、どこかの駅でもたもたしている妊婦がいたらよろしく。
では日本の風呂に久しぶりに入ります。
アポイントメントの日時を間違え、またしても超音波を逃した阿呆一人。 更に超音波技師が休みに入ったので、次回検査は19日。
でも良いのです。 もしちゃーんと看護士さんの言う事が聞き取れて、アポイントメント通りに行こうとしていたら、夫共々火に巻かれていたタイミングだったので。 そう、火事の有った13日が予約の日でした。
何故聞き取りでミスしたかというと、超音波の医師と、定期検診の医師が違う人で、更に違う病院の所属で、二個アポを作っていのだった。 でも、そんな詳しい事情が良くわからなかったので、定期検診の医師のアポの日だけを聞き取っていたのだ。 ふん。 でも良いんだもん・・・。 定期検診では経過良好だったし。
悔しいので、帰国中に日本で3Dの超音波を撮ってやろうと思い(医療的な意味は無いが)、記念に4D超音波をしてくれるクリニックに予約した。
超音波検査は普通2Dで、人体を輪切りにした状態のものが撮れる。 つまり、普通の超音波検査では、赤ちゃんをどっかの部分でスライスした画像なわけだ。 だから、どんな顔をしているのか、そういうことは良くわからない。 でも内側が見れるので、医療目的であれば、2Dが一番良い。
3Dというのは、赤ちゃんが立体に見えるので、容姿をリアルに捉える事ができるのだ。 内臓疾患とかはわかんないので、主に記念に撮影する感じ。
さて、4Dとは、なんと更に動画が撮れるらしい。 まさに記念品。 お腹にいた時の模様が、動画でDVDに記録できてしまう。
アメリカでは、何万もするそうなので、日本で撮っておこうかと。
あんまり延ばしてると、産まれちゃうよもう・・・。
連休も取らずに、土日も働いているジャバ夫さん。 アメリカは国ができて間もないので、国民の休日自体が少ないと言うのに。 来月皇帝が日本に行ったら、心配だからついてきてくれるらしいので、そのために休み返上なのだ。
今日は夜からサンタバーバラへ行き、明日朝から産婦人科で今度こそ超音波検査をする。 胎動のおかげで、間違いなく赤ちゃんがお腹に入っているのはわかったが、一体どっち向きに入っているのかとか、胎盤がどこにくっついているのかとか、その辺を見てもらわなければならない。 というふうに、中期とはいえ超音波検査は大事だと思うのだが、どうも前回すっ飛ばされたのには、アメリカなりの事情が有るらしい。
というのも、アジア系のお母さんが、男児が欲しいあまり、早いうちの超音波検査で性別がわかると、中絶してしまったりするような例があるそうなのだ。 そういうことしそうなのは、お隣の国の人ではないかと思うのだが、医者にその辺の区別がつくわけもないので、もしかしたら皇帝の場合、わざと前回は超音波をしなかったのではないか。 しかも最近、アジア系の女の子が、性別を理由に中絶を希望して、裁判になるというネタがテレビドラマで放送されたらしい(でもその子はアメリカ人)。 アメリカで人工中絶は、宗教的な論争も有り、公に語るのは御法度に近い。 医者も面倒はごめんだと言う事なのでしょうか。 まああくまで憶測だけれど。
ところで、こないだジャバ夫さんの友達と夕食を食べていたら、ヘソのついている理由を教えてくれた。 宇宙人が人間を捕まえて料理した時、フライパンやレンジ等で温めて、ヘソが「ポンッ」と出たらおいしくできた合図。 だそうです。
皇帝
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