皇帝の日記
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会社の倉庫がアスベスト疑惑に沸いている。 昨日倉庫に行ったので、天井を見てみたが、アレじゃなきゃなんなんだよ、ってくらいに似ていた。 一応建築会社は否定しているが、検査中なのではっきりとはしていない。 すごくっぽい。
さて、昨日倉庫に行ったのは、シッピングが終わった商品のチェックもかねていたのだが。 箱を開けてびっくり。 サンプルと全然色が違う!!!!! サンプルを使って、皇帝は担当の百貨店のDMの撮影をしたばかり。 マジかよー! と響く声は、深夜10時の千葉の空に吸い込まれたのだった。
横浜まで戻ったら、ダイヤの乱れで、最終電車に間に合わず。 タクシーを使ったら、サラリーに見合わないほどの出費になった。
商品の色違いに関しては、さっき、とりあえず責任者に電話してみた。 緑色だった商品が、茶色になってました。 と説明した私の顔色も土気色。
カードを落とした。 落としたところも、大体わかっている。 落としたのは一ヶ月前だが、今日気がついて銀行に行ったら、何もされていなかった。 なので、なんだか悠長な気もちになった。
明日取りに行こうと思う。 それでもなかったら、一応カードをストップしようか。
この季節になると、皇帝の仕事がひとつ増える。 それは、猫じゃらしを盗って来ること。
家猫は雑草を食べることができないので、毛玉が消化器官にたまったりして、危険なのだ。 だから定期的に草を食べさせた方がいいのだが、猫に食べさすと、危険な草が道端にはあふれている。 ので、与えるのなら、知った草がいい。
まあ猫じゃらしなら問題はないかと。 見かけたら、採取するようにしている。
スーツ姿に猫じゃらし。 新しいキャリアウーマン像。
台湾支社の人が、父親の危篤で日本に帰ってきている。 昨日会った。
ついでに、フェラガモ一族の一人に会った。 会って恥ずかしいような靴を履いていたので、早々に退場して、柱の影から姿を見守ってみた。 別に靴屋じゃないそうですが。
今日横浜で仕事があった。
何故横浜駅は、皇帝が物心着いてから2×年間ずっと工事しているのか。 何の工事をしているのか。 最終的に、どんな姿になりたいのか。 地下から巨大ロボでも出てくるのか。
まあ、なにが言いたいかというと、横浜線なのに、横浜まで乗り入れられないというのは、どうなのか、ということだ。
(*おばあちゃんの豆知識*横浜線は、根岸線直通だと横浜駅まで行くが、横浜線だけだと東神奈川止まりだったりとかする)
お盆休みは台湾へ行く。 やすみったって、土日コミで四日間だ。 実質二日間。 むかつくので一日休みをドッキングさせる。
台湾へ行って、支社の人間に会うのだ。 じゃあ仕事じゃん。
あ、言って嫌になった。
朝、あまり暑くなる前に会社に着く。 六年間ラッシュから外れていた皇帝は、ちょっと人ごみに耐えられず、朝早くオフピークに出社するのだ。 誰もまだ来てないくらい早く。
で、暑くないままクーラーの中に入り、涼しくなってから出るので、東京砂漠の渋谷にいても、あんま暑くないのだ。
クーラー病気味。
仙台の取引先が、退社時間過ぎてから来た。 遠くからきてるし、滅多に会う機会もないので、入念な商談をして、結構遅くなった。 で、帰ろうと思ったら、仙台銘菓萩の月をくれた。
萩の月は生物だ。 保存も利かないので、貰ったら食べるしかない。 しかし甘い物好きの、事務の娘子達は、定時でベルサッサしている。
仕方ないので、上司と三個ずつ食べた。
甘い。
あえてなんの予定も入れなかった。 部屋を片付けたい。 人としての尊厳を取り戻したい。 そんな思いを込めて、休むつもりだ。
趣味に没頭したいが、近頃特に趣味が無いのだ。 無趣味な女。
そういえば最近(よりちょっと前)、負け犬論争が盛んだったが、皇帝の中高の同級生は、まだ誰も結婚していないし、大学の同級生はすでに既婚者だった人を除いて、誰も結婚していない。
自分の稼ぎで生きていけるのに、誰が好き好んで結婚して苦労したいか、といきまく子がいたが。
何が言いたいかというと、誰も結婚しないと、成人式の時作った振袖が着られないということだ。
土日に鎌倉に行ってきた。 北鎌倉から、鎌倉に南下していく王道コース。 今八幡様が工事中なので、それは見れなかったが、アジサイがまだ隆盛を誇っていて、綺麗だった。
そして、アジサイの陰にかけてある看板。 「ベビーカー置き場」 が、葉っぱの影になって 「ベビー置き場」 になっていた。 置いちゃダメだ。
季節は回って一年。 2005年秋冬のコンペが終われば、そう、待っているのは春夏!! つか、2006年春夏って!!!!! で、春夏の講演会に行かされた。 その前に、テキスタイル(布とか、原料系)はもう春夏すら終わってるんだけど。
来年の今ごろには、花柄とかが流行ってるらしいよ・・・。
つか、流行って誰が決めてるんだろうね。 それは人類永劫の謎。 黒幕の影がちらちら見えるきょうこのごろ。
ちなみに、2005年の秋冬は黒。 あとミリタリー。 踊らされる。
皇帝は規格外の身長なので、ズボンの裾は必ず調整しなくてはならない。 で、せっかくセールで買っても、裾あげ代でトントンな時とかもある。 なんだか悔しい。 しかも、切られて帰ってくるハギレのでかさときたら!
それでは、というわけで、会社のデザイナーに切ってもらった。 わーい。
給料が安いから、そのくらいのうまみがないとー。
さて、今日派遣の子と、渋谷文化村の美術館に行ってきた。 女流画家を中心に良く企画展をやってる所だ。 金曜の夜は九時ごろまであいているので、退社してからでも余裕でいける。 二時間たっぷり見学して、夕飯を食べて、満足する。 婆くさいですかい。
皇帝
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