皇帝の日記
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フィッシュアイデンティフィケーションの資格を取って、アドバンスダイバーになった。 ついに一度も船酔いにならずにコース終了。 これで、インストラクターもガイドもつけずにいつでもどこでも飛び込める身分になった。 だが、二回ほどフリーダイビングを行った結果、二回とも海の底で迷子になって、舟のないところから浮上してしまい、ボートにピックアップしてもらった。 ドリフトの方が良いかもしれない・・・(流れに任せるダイブ)
下船したが、まだ体が揺れている気がする。 グロリアとジョセフが迎えに来てくれた。 本当に良い家に貰われていった。
ジョセフはプロの料理人だったそうな。 どうりで食事が豪華。
アイルランド人のご一行が舟に到着。 一緒にダイブしまくる。 ダイブなれてきた。 ボートダイブ、ナビゲーションダイブの資格を取得。 この時点でアドベンチャーダイバーになる。
そんなわけで海にいる。 トイレとシャワーが一緒で、浮上してきたダイバーが引っ切り無しに使うので、常に全面が濡れていて、気分のいいものではない。 今日はナイトダイビングの資格をとる。
夜のダイビングというものは、大変怖いものなのだ。 なにせ黒い海の中に、懐中電灯片手に潜っていくのだ。 要するに。 一寸先は闇。 ひょろひょろひょろ〜と潜っていく。 夜はサメが活発になる時間帯の上、光に突っ込んでくる、ダツという魚がいる。 ダツは先端が鋭い魚で、光に突進する勢いは激しく、人体を突き抜けるとかなんとか。 突き抜けなくても、チューブに穴をあけたり、レギュレータを吹き飛ばすなどして、大変危険である。
しかもサメに遭うし。 元気だったよ。 昼に遭った時よりずっと。
オープンダイバーの資格を取得。
ついに海に出る。 その上、出たっきり三泊四日も船の上で生活する。 大丈夫という保証もないまま、舟はさっさと出てしまう。
日本人女性全員が船酔いで全滅するなか、皇帝だけ元気満々。 鉄の三半器官。
甲板に出て寝転んだり、船上生活を満喫する。
初ダイブはブレートバリアリーフ(GBR)で。 ニモがとにかく沢山いる。 珊瑚は色とりどりで山盛り。 亀も鮫もいる。 鮫ですよサメ。 シャーク。 日本○行のお姉さん、いないって言ったくせに。
ナポレオンフィシュというでっかい魚が、浮上時に追いかけて来て、身体をやたら摺り寄せてきたので、撫でまくってやった。
マスククリアをしたが、なんだか慣れて平気になった。 もう鼻に水が入ったりはしない。
2日目もプール。 200mを泳げるかどうか(泳法フリー)テストがあったが、25mくらいから腰が痛くなってきた。 誤魔化しながら泳ぎきる。 次は10分間水面に浮いていられるかどうか。 ・・・五分くらいから首が痛い。
何とかパスした。 昨日も今日も学科のテストが大量に有った。 窒素などが身体に溜まる有様を計算しなければならない。
オープンダイバーという、ダイバーとしては一番最初の資格を取りに来たのだが、勉強が興に乗ってきたので、2ステップ先のアドバンスダイバーになることにした。 帰国後、ダイビングする予定ないくせに。
ダイビングスクール一日目はプール講習。 始めてタンクから酸素を吸ってみたが、口で呼吸することを意識せずに行うことが、まず大変。 機材がともかく重い。 その上腰に2.7キログラムもくっつけて泳ぐのだ。 乗り切れるだろうか。 余は箸より重いものを持ったことがないのでおじゃるよ・・・。
マスクを水の中で一回とって、またくっつけるのが苦手。 鼻に水が入ってきて、パニックしてしまう。 目を開けるのは全然OKなんだけど。 鼻がなあ・・・。
学校一日目。 クラス別けテストが有るが、英語学習は今回の旅行のメインではないので、リラックスして受ける。 力が抜けすぎて、半分も解かないうちにタイム・アップになってしまった。 ヨミカキハニガテデス。
しかし口が達者なので、上のクラスに入れられてしまった。 ・・・リラックスしたかった。
更に困ったことには、上のクラスには、ただ滞在期間が長くて上にトコロテン式に上がってきた、こなれたつもりの英語を使う日本人がいるのだ。 微妙に汚いヤンキー風言葉を使ってえらぶっているが、使い方を文法的に間違えている。 幼稚園の子供がウン子とかチン子とか言いたがるのに似て、大変聞き苦しい。 変な言い方だが、「ファック」という簡単そうに思える言葉でさえ、間違えなくネイティブ・スピーカーが使いこなせるようになるためには、18年の歳月が必要だという。 俄仕込みの外国人が悪ぶって使えるような、そんな生易しい単語ではない。
今週末まではダイビングスクールに行くため、彼等に会うことはないが、来週もまたクラスの雰囲気が変らないようなら、クラスをチェンジしても構わないとすら思っている。 そのくらい、下品で下手な英語を聞くのがファッキング嫌なのですよ。あたくし。
ケアンズに関して何の予備知識もなくやってきたが、リゾート地として勇名を馳せたということだけは、以前呟いた通りである。 来る途中の飛行機の中で、よーく実感した。 向こう三元両隣、全て新婚さん。 「ここにいてスイマセンねェ」という気持ちにさせられる。
夜9:00出発で、朝5:00の現地に到着。 時差一時間マイナス。 ホームステイ先は、結婚していない老夫婦グロリアとジョセフの家。 福と同じ柄の猫ジンジャー1匹。 この家は9年間ホームステイの受け入れをしているので、いわば下宿のプロフェッショナルのようなもの。 しかし、アット・ホームであることと、親切なことはピカ1であるということが、あとあとわかってきた。
ホームステイは当たり外れが激しいというのは周知の事実だが。 同プログラムで来た子の家は、初日に学校の前に車で落していったきり、バスの番号も地図も教えてくれず、途方にくれていた。 夕飯も出たり出なかったりで、主婦はキッチン・ドランカーというすさんだご家庭だそうな。
その点、グロリアとジョセフは車で学校と家の間を何往復もしてくれた上に、必要なら自転車も貸してくれるという。 朝も夜も(昼は学校で買う)やけに食事が豪華。 大当たり。 水を売っているので、水は湯水のように豊富。 雨が降らない時には降らない土地なので、厳しい家では10分以内とか5分以内でシャワーを済ませなければならないのだが、うちは20分のんびり。
今は丁度グロリアの娘さんの犬がショートステイしている。
家は窓もドアも360度大全開で、安全な土地だということがわかる。 泥棒は入ってこないが、蚊もゴキブリも野鳥も入り放題。 痒いっすよ。
昼から、車で海に連れて行ってくれた、 11月から毒くらげが出るので、ギリギリセーフで泳げる時期。 しかし波が穏やかで遠浅なので、台風の浜で成らした皇帝にはややものたりない。 サイクロンが来ると、すごいんだそうな。
レストランで昼ご飯をいただく。
行って来るざます。
いちおうPCはかついで行くが、韓国の前科もあり、またネットに上がれない可能性も、なきにしもあらず。 オーストラリアのネット環境を調べてみたら、ダイヤルUPが通常とのこと。 使い放題は月々28ドルくらい。 えー結構高い。 うーんうーん。
しかも、水が貴重品なので、風呂はシャワーで15分程度が望ましいとか言ってる。 使いすぎると、別途水道料金を請求される可能性も。 えーじゃあ海で済ませるよ。 皮膚病が治るかもだよ(蛍の墓参照)
海に入るなら、と、使い捨てコンタクトレンズもパック。 準備は万端。 あとは台風。
・・・また台風ですか。
千葉ソ○ウを、地方デパートとみなしていてスイマセンでした。 千葉こそは、ソゴ○が力を入れている基幹店とのお話。
こないだ東京卸売りセンターで激安で購入したパンプスが、やや弛めだったので通りがかったついでに、中敷きを買いに行ったのだが。 無料で、中敷きをくれた上に、靴底を剥がして、中敷きを埋め込むと言うサービスまでしてくれた。
長年不恰好な足と付き合ってきた皇帝は、シューフィッターなんか役に立たないと公言してはばからなかった(既製の靴がことごとく合わないから)。 でも今回の中敷きは、ちゃんとフィットしていた。 フィッターの名に恥じない、素晴らしいできだった。
これから見解を改めよう。 靴はシューフィッターに。
福は引き続き帝宅のアイドルの座に。 いままで聞かれなかった賛辞を一身にあびて、態度もでかくなってきた。 賢いね〜とか、言われたりしている。 要するに、いい気になっている。
さて、オーストラリア・ケアンズに行く。 ダイビングの免許を取りに行くのだ。 相変わらず人事のように、何も事前に調べていなかったのだが、今日地球の迷い方を読んでいたら、どうやらリーゾート地として有名なところで、遊ぶところは一杯あるみたいだった。 サファリとか。
毒くらげが出る、とか書いてあるのは、見なかったことにしたい。 鮫はいないらしい。 コアラに遭えるだろうか。
あと、地図で確認したら、ホームステイ先から学校まで4kmくらいあった。 どうやって通学するのか。 あ、ちゃんと英会話学校と、ダイビングがセットになったとこに通います。 しかしオーストラリア英語か・・・。 トゥデイがトダイになってしまうような英語。 まあバリエーションの一つだと思えば・・・いや、だめかな。
そんなわけで、美術館に行くたびに気に入ったポストカードを買ってくるわけだが、昨日あんまり量があるので、整理整頓してみた。
西洋絵画の数が意外に少なかった。 一時おかしいほど浮世絵にはまっていたので、浮世絵の絵葉書が山ほど出てきた。 あと、仏像の写真と、世界遺産建築関係・・・。
自分の部屋に飾る絵なんか、ポストカードくらいのサイズで丁度いいと思う。 よっぽど気に入ったのなら良いが、大き目のポスターなんか飾ってしまうと、なかなか貼りかえられないし、一個二個飾ったら壁が一杯になってしまう。 ポストカードをチマチマたくさん貼るのが好きだ。 画集は見る気にならないと見ないし、記憶に残るほど一枚の絵をじっくり見ることができないので、壁に飾る方がいい。
そんなわけで、皇帝の私立美術館は、今後西洋絵画の充実を図ろうと思っている。 とはいえ、ルネッサンス絵画は見ているだけでエネルギーを消耗して疲れるので、現代絵画の、しかも簡単なうるさくないのを狙っている。 クレーなんか、邪魔にならなくて良いと思う。
落札価格は一枚150円。 安上がりな趣味。
なので、上野の西洋美術館に、母とマチスを見に行った。 母がファンなので、ポスターで見かけてチェックしておいたのだ。
皇帝が以前、出先の美術館で彼の「ジャズ」シリーズのポスターを買って、母に渡したことがある。 それが帝宅には飾ってあるのだが、額縁のサイズがでかく、やや縁が余っていたのが母の気になっていたようだ。 今回本物が来ていたのでよくよく見てみたら、これも額縁が合っていなかった。 本物が合ってないなら、家のも合ってなくていいか、という気持ちになった。
皇帝の芸術鑑賞は単純なもので、見て、気に入ったら売店のポストカードを購入して、部屋の壁に数日間貼り付けておく。 それだけ。 今回は四枚ほど、「ジャズ」シリーズ二枚と、ブラウスの女の人の絵と、なんだか見覚えのある気がする静物画を一枚。 それを気のすむまで鑑賞するのだ。
前回の芸術鑑賞から、しつこく貼っていた広重は降板。
以前勤めてた学部から、退学者20人が出たとかでないとか。 英語での授業についていけなかったり、留学しないと単位が出なかったりと、色んな制度の変化についていけなかった人々が振り落とされたんだとかなんだとか。
一人二人なら、学生側に否があるかもしれないが、桁が違うから、これは学校側が問題なんじゃないだろうか。 そもそも制度の変化についていけなかった教授が山盛り辞めてるんだから、もそっと考え直した方が良いと思った。 ようするに、あがりの少ないこの学部ごと潰したいのだ、学校は。
けっこう陰湿な潰し方をするもんだ、ともっさり思っている。 まあ実際何があったか詳しくは存じ上げませんが。
いつまでも悲しんでいる感のある帝宅からこんにちは。
福さんは、突然家族中の関心が自分に注がれ、帰宅する人々がわざわざ自分を抱き上げたり、しつこく話し掛けてい来るのに戸惑っている様子。
別に、エコヒイキしてたわけじゃないけど、写真の数を見ていただければわかるとおり、花ちゃんのほうが外見的に人間受けする顔だったために、福ちゃんは花ちゃんに比べると、構われ度が低かったもよう。 花ちゃんの個猫写真の数に比べて、圧倒的に福固体の写真が少ないでしょう。
・・・・・・・・ってか三枚ってないよなー・・・って、今改めて思った。
花ちゃんの心臓がおかしかったと言う見解は、かなりの確立で正しそう。 花ちゃんは小さいだけでなく、あんまり丈夫な子じゃなくて、野良のとこにいた時は、ママが福ちゃんだけをかわいがっていた感じもあった。 育たない子だってことを、ママ猫は見抜いていたのでしょうか。 ともかく、死にそうじゃないのに死んでしまったという感じ。
「エリザベス」という映画を見た。 イギリスのエリザベス女王のお話。 ここで、フランスの王女役で出てきている人、「永遠のマリアカラス」のカラス役の人。 前回の「仮面の男」のプロデューサー役と絡めると、なんだかマリアカラスの役者さんが揃った気がして楽しい。 しかも両方ビロビロのコスチュームを着ている。
勇者から、フクさん宛に手紙が来た。 そんな宛名でも届けてくれる、日本の郵便屋さんは世界一です。
さて、勇者が編集している雑誌を送ってくれた。 プロフェッショナルな芸術雑誌なので、一般書店では見れない貴重なものだが、美しい写真を見ているだけで楽しい。 趣味のいいお仕事でした。 ありがとう勇者。 福も寂しさがまぎれるよ。 あと、あなたの編集後記、文学的です(笑
刑事プリオの「仮面の男」 これはですねー・・・。 プリオよりも、サブの人々の面子が大変豪華で、出演料は実はサブの方が高かったんじゃないかと言うような・・・。 マルコビッチがこっそりアトス役で出ていて、しかもエンディングまで気がつかなかった。 毛がはえてるジョンはジョンだと認識できないみたいです。
あと、アラミス役に「永遠のマリア・カラス」にホモ役で出てたおじさんが。
豪華なじいさま集団。
ふと、帰り道猫じゃらしを取っていってあげよう、と思って手を伸ばしても、一匹分でいいんだと思うと悲しいので、結局取りませんでした。 福ちゃんの毛玉が溜まる。 でも二匹で奪い合う姿が見れないかと思うと、なんだか今は福に与えるのもなんです。 複雑な飼い主心。
テキサスレンジャーってご存知? テキサスは昔メキシコだったり、勝手に独立したり、無法者がはびこってたりと、なかなかワイルドな土地だったわけだ。 そんな無法の時代、合衆国に存在を認められ、自治自衛をしていた集団がテキサスレンジャー。 要するに、ならず者を上回る乱暴振りで自警団を作っていたわけだ。 そんな乱暴者しか生き残れない時代を経て、残っている遺伝子たちが今のテキサスを形作っているかと思うと、中々感慨深いような。 ウエスタ〜ンな時代なので、撃たれる前に撃て、の精神。 それがテキサス出身の現大統領の、遺伝レベルのスピリット。
ともかく、テキサスレンジャーは何度か映画化されている。 一番最近のバージョンを見た。 よく人が死ぬ。 というか、レンジャーが30人くらいしかいないのに、一回の突撃で10人くらいずつ死んでいく。 全滅まで秒読み。 恐ろしい映画だった。 読み書きができるというだけで、新米がリーダーになったりする。 さすがテキサス。
母が色々調べていると、急死の原因は心臓に有るのではないかとか、色々な説が出てきた。 心臓とか言うと、遺伝的に片割れも危ないんじゃないかと思ってドキッとするが、元気です。
さて、フランス映画「王妃マルゴ」を見た。 フランス映画史上最高予算で作られたとかなんとか。 なんでフランス映画はモロ出しが好きなんだろう。 必然性なんかなくてもでる。
そういえば、東欧に行った時、公衆広告にやたらヌードが多かった。 普通に街中に溢れているし、配られてるパンフレットとかにも毛も中身も出てたりする。 コードが違うんだろうか。
でも別に見えても嬉しくない。 芸術性を感じないので。 わざわざ隠すほどのものでもないが、出すほどの事もないと思う。 好きな俳優だったらちょっと気になるかもしれない。
猫死んだというと、皆自分ちのネコが、歴代どのように死んだかを語ってくれるのは何故だろう。
「アタックナンバーハーフ」という映画を見た。 タイ映画で、実際にあった話を、脚色をくわえて映画にしたもの。 ゲイの集団が、バレーボールのチームを作って、全国大会で優勝する話。 なかなかラブリーな感じに仕上がっている。
ゲイの人たちの恋愛基準って、美醜に拠るところがかなり大きいと思う。 醜いオカマの人が市民権を得るのは、長い道のりだと思うわけですよ。 なんせ仲間内からも差別を受ける立場にあるようなので。
花ちゃんは無事火葬され、骨だけが帰ってきました。 でも福は相変わらず、時々思い出しては捜しています。 困ったもんです。 家族の不在というのは、じんわりと寂しいものです。
さて、昨日は都内全域に渡り、内定式でスーツの集団が溢れていた。 皇帝も一応、ランチミーティングなるものがあり、参加してきた。 アパレルの端くれなので、スーツは着用不要。 ジーンズ、Tシャツ、アクセじゃらじゃら、茶髪、パーマのちゃらい連中は、明らかにスーツの新人から浮きまくり。 何の集団だかわからないまま、夕飯も食べずに帰ってきた。
なんでランチミーティング。 なんで弁当。 なんで本社が会場。
色んななんでな日だった。
ネコはしないので、福ちゃんが花ちゃんを探し回っている。 困ったことだが、病死なので死体を見せるわけにも行かず。
チェコのアニメーション作家の作品を見た。 「クラバート」という作品。
絵が怖かった。
「もちもちの木」くらいの怖い絵だ。 チェコの子供はこんなアニメを見るのだろうか。 血とかありえないくらい出ている。 しかも相当鮮やかな色で。
あなどりがたしチェコアニメーション。
皇帝
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