皇帝の日記
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イタリア映画、「ピノッキオ」を見た。
母曰く、原作のピノキオのキャラクターが嫌い、だそう。 たしかに、自己中だし、わがままだし、常識ないし。 生まれたてのピノキオは嫌な奴かもしれないが、それが成長する物語だからね。
で、むかつく子供ピノッキオ(でも禿げ)。 あー・・・。 皇帝にそっくり・・・(ぽつり)。
母、ごめん。
さて、このピノッキオを演じるのは、ライフ・伊豆・ビューティフルの主演男優さん。 彼は、いいんだけど、イタリア版ジム・キャリーって感じがする。 ジムから、神経質を引いた感じ。 ずっとテンション高くて、見てるほうが疲れちゃうのだ。
「クレーヴの奥方」というフランス映画を見た。 17世紀の恋愛小説を元に、現代風に作り直したものだ。 最近そういうの多い。 古典を現代風に直すの。
もう新しく物語を考えるのが面倒くさいのだろうか。 それともやることはやり尽くしたのだろうか。
さて、別に面白いことは何一つないこの映画。 やんごとないご家庭で執り行われる、静かな恋愛物語だ。
マニアックに見所があるとすれば、まず主演女優が、こないだ「ロバの皮」でロバの皮を被っていた、カトリーヌ・ドヌーヴの娘だ。 「気品に溢れる美しさ」とパッケージの解説には書いてあるが、終始エラとギョロ眼に心奪われて、美しいかどうか見極め損ねました。
あと、フランソワの死に様があまりにも見事。 唐突過ぎて、死んだことに気がついてあげられなかった。 え?死んだの?という空気。
悲劇の中心はクレーヴの奥方かもしれないが、個人的にはフランソワの死だけが悲劇だった。 フォーエヴァー、フランソワ。
プリオ主演の方のロミオとジュリエットを見た。
やっぱりジュリエットの声がとんでもなく汚いんだけど〜? ジュリエットは声が汚くなければならないという暗黙の了解が映画界にはあるんだろうか。 あと、プリオはどう見ても二枚目じゃないよね。
さて、物語というものは、社会的背景と一致してないとなりたたない場合がある。
ロミオが町から追放されたとして、シェークスピア当時は死活問題だったかもしれないが、今となれば、それこそ国外追放されたからってどうってことないのさ。 むしろ、南米にでも行ってエスパニオ〜ルの綺麗で豊満な姉ちゃんと会って、ジュリエットのことなんか忘れると思う。
ジュリエットだって、親から勘当されたら、当時は乞食になってのたれ死ぬコースが待ち受けていたかも知れないが、今時女一人身だって生きていける。 だから、現代では結婚を強要する父親が酷いだけの人間になってしまう。 夫がいなければ行く末は尼か娼婦、という社会だからこそ、嫁がせる親心ってもんがあるわけで。 ただの酷い父親だったら、娘が死んだくらいじゃ最後改心できないじゃあーりませんか。
あと、プリオの口から、事あるごとに高尚な詩が飛び出てきて困る。 つうか、一人称とか、日本語訳をつけた人のセンスが問われるかも。
なるほど古典を現代に持ち込んで当てはめた面白みはあるけれど、要工夫だ。 ウエストサイドがあれほど息が長い理由を考えてみるべき。
などとグチグチ言いながら、楽しみました。 ティボルトもマキューシオも死んでよし。 というか、ロミオ、マキューシオのこと好きじゃないよね。 実は。
二十年前に撮影されたロミオとジュリエット。 これは古典に忠実に描いたもので、シェークスピア劇を忠実に再現した映画。
それと、レオナルド・デカプリオが主演の礼のロミオとジュリエット。 これも、セリフは忠実にシェークスピアを再現しながら、現代風にアレンジした映画。
この二つを見比べてみようという試みを企てる皇帝。 映画鑑賞もちょっと手が込んできた。
さて、本日は古典の方を見てみた。
ロミオもジュリエットも性格悪い。 あと、ジュリエットの女優は信じられないくらい声不美人。 本人は「ウフフ」と笑っているつもりだろうが、音としては「ゲフフフ」になっている。 なまじ顔が可愛いだけに、痛い。
そして、やたらに司祭様が下世話に見えるのは何故でしょうね。
香港俳優チャウシンチー主演、「広州殺人事件」を見た。 少林サッカーの主演で有名な彼は、量産系のコメディアン。
ああ、日本人と大陸の人の笑いのツボの違いは大きい。 仕方ないけど、隔たりの大きさに、時折眩暈を覚える。
近いようで遠い国。
ツタヤのレンタル、カードで支払うと10%引きになるのだ。 なるからって、ずっとカードで借りてたら、引き落とされてギョクってなった。 世の中にただのものなんて無いわね。
さて、最近やたら授業で「フィガロの結婚」(オペラ)のビデヲを鑑賞させられる。 各授業で有名なシーンを見せるもんだから、結果として同じシーンばっかり見ている。 ケルビーノが出征することになったとことか。 もう四回も見た。 で、何度も別の先生が説明してくれるのに、粗筋がいまだ人に説明できないくらいに複雑。 なによりすごいのが、あれだけ複雑で登場人物が山盛りなのに、三単一の原則にのっとって、全ての出来事が一日のうちに起こっておるということ。
人生長いわ。
| 2004年06月20日(日) |
船上のバイオリニスト |
「海の上のピアニスト」をついに見た! この映画、時代的には戦争をはさんでいるけど、戦争のにおいは一切しない。
終わり方が今一だった。 監督がイタリア人だったので、ハリウッド的な大団円で終わらないのは仕方がないし、それが気に入らないのではなくて、なんつーか。 尻が重たいのだ。
以前テキサスで「リクルート」という映画を見たときに感想を書いたが、「リクルート」では、突然最後にアルパチーノが大演説を始めて、独白に全てをこめて尻が重たく終わった。 「海の上のピアニスト」はそのライト版。 あれよりは軽いけど、でもやっぱり尻が重い。 急に生き様を語りだすピアニストが重たい重たい。
ただ、最後のシーン以外は大変軽く、音楽も素晴らしい。
ピアノの弦でタバコに火をつけるところは下らないパフォーマンスだけど、ピアノに乗ったまま揺れる船で演奏するのは楽しそうだった。
余談ですが、独断と偏見から、主演男優はオフでは性格が悪そう。 顔からのイメージで申し訳ないけど。
台湾映画「恋人たちの食卓」を見た。 主演の男優さんが好き。 男優の素晴らしさを差し引いても、この映画はよい。 よい雰囲気。
それにしても、全編に渡って、やたらおなかが減るのはどうしたものか。 始めから最後まで、美味しそうな食卓の映像が延々と流される。
監督は天才かもしれない。
皇帝はくどいようだがバスが嫌い。 嫌いすぎて、いまだ乗車方法がわからないくらい嫌いだし、利用しない。 でも就活で乗らなければならない時もある。 今年は皇帝にとって驚異的なまでにバスに乗っている。 でも嫌。
今日は特に酷かった。 バスに乗ると必ず嫌なことが起こるが、これは酷い。 簡単に言えば、財布を車内に忘れてきてしまったのだ。 しかも、下車してバスが出発した瞬間に気がついて、追っかけたけど無情にもバスは行ってしまった。 バスめ(逆恨み)。
財布はID、銀行のカード、クレジット、免許証などなどが入っていて、現金以上の重要なもの。 皇帝、変な汗が出る。
しかも就職の試験が控えている。 じわ〜。
試験会場のホテルで、タウンページ(職種別)をバラバラめくる皇帝。 顔面蒼白。 東QサービスセンターにTELして、五分前に停留所を出たバスに財布を忘れたと説明。 焦っている。 だがサービスセンターはサービスをたらい回しにする。 三度別のカウンターに回され、そのたびに同じことを焦って言う。 最後に 「五分前に出たバスですね?」 と言われて、あわてて時計を確認。 「いえ、二十分前です・・・」
さて、皇帝の乗ったバスは巡回線。 ぐるっと回って元の停留所に帰ってくるのだ。 電話をしながら向かいのバス停で張る皇帝。 迷うことを想定して、早めに出てきてよかった。 さてさて、なんと同じ運転手の顔が、近づいてくるではないですか! そう、バスはちゃんと折り返し地点で一周して、戻ってきたのだ! ドアが開くなり、運転手さんに説明しまくる皇帝。 運転手さんはニコニコしながら 「はい、ちゃんと連絡を頂いて、見つけました!」 マーベラス!! それで、財布返してください。 「折り返し地点のサービスセンターに届けてきました!」
ちょっとまてーてーてーてーてーてー。
一応礼を言って、ステップから離れる皇帝。 バスは去っていきました。 もう一回電話をかける皇帝。 たらい回し三回。 サービスセンターのおいちゃんは 「見つけましたよ!取りに来てください!」 あー・・・。 その・・・。 「これからちょっと用事があるので、夕方になってしまうんですが」 「大丈夫です。いつでも取りに来てください!」
・・・・・・・・・・・・・お金がなくてバスに乗れませんが・・・・・・・。
結局、乗るバスの運転手さんに事情を説明して、夕方取りに行きました。
なんど同じことを言いまくったことか。
しかも、財布を忘れたという、単純に間抜けで重大なことをよう。
東Qバスの皆様、お騒がせでした。 皆いい人ばかりでした。 タメ語AND態度悪いJR職員に、爪の垢を飲ませたいです。
日記のカウンター15000を自分で踏んだ。 わーい。
さて、こないだからすごがっている「ロバの皮」だが、準主役の王様が座っている椅子が、ジャジャ丸みたいな巨大猫なんだけど。 大道具さんはジャイアントキャットと呼んでいた。 威厳が損なわれている気がしてならないのだが、フランスではOKなのだろうか。
色んな意味で、すごいフランス人の感性が垣間見れるのさ。
ロバの皮、映画ポスター。 http://perso.club-internet.fr/anhyo/demy01.html
こちらは本物のロバの皮。 下から五番目。 http://www2.ocn.ne.jp/~m4000/tokubetu.htm
冷え症に有効らしい。 http://www.kenmeido.co.jp/hiekanpou.htm
「永遠のマリアカラス」を見た。 もっとスキャンダラスな映画かと思ったら、芸術家としてのカラスに対してかなり正当な評価を求めた作品だったので、落ち着いて鑑賞できます。
ただ、アメリカでの公開は失敗に終わったとのこと。
当然です。 というか、成功しない方がよろしい。 はばかりながら、1年間アメリカ人を観察したところ、この映画がアメリカに受け入れられなかった理由を、穿ちながらいくつか挙げられる。
まずカーチェイスやガンファイトなどの血沸き肉踊るようなシーンがない。 次に露骨なセックスシーンがない。 ゆっとくけど最後誰も社会的に成功しない(過去の栄光はともかく)。
などなど。 アメリカで成功するなら、最後の場面では「カルメン」が無事発売されて、ミリオンセラーになり、プロデューサーは大金持ちにならなければならない。 ついでにマリアがケネディ家の誰かか、オナシス家の誰かと、取っ組み合いの喧嘩などをするシーンが入っていれば、アメリカ人は喜んでみるでしょう。 もしくはダイエットで激痩せとか。
まあようするに、そういうスキャンダラスな部分はほとんど出てこなかったわけさ。 素晴らしい映画なので、是非見てみてください。
プロデューサーが男色でなければならなかったのは、カラスとの友情からスキャンダル的なものを排除して、イーブンな関係を表現するのに重要だったと思う。 必要なもの以外にはきわどいものは全てカットしてあるので、監督の意気込みを感じる。
韓国映画、「猟奇的な彼女」を授業で見た。 中国でも見たけれど、英語字幕だったので、今回正確な内容を確認。
韓国映画の男優は、何故いつも十人並みなのでしょうか。
けしてハンサムがいないわけではないのに(ウォンビンとか、かっこいいじゃないですか)。 女優は個性的で美人が多く、スタイルも抜群なのに。 男優は没個性の三枚目ばかりなのは何故なのか。
�,修發修盥イ澆�違う。 �△修發修皀魯鵐汽爐�一般受けしない。 ��そもそも男は女優の引き立て役である。 �い修發修眞棒�の観客しか意識していない。
そのへんを確かめに、韓国に行ってこようと思う。
ところで事務所に兵役を終えたばかりの韓国人留学生が、新しくバイトで入った。 頼んだことはなんでも「ハイ!」と言ってサクサクやってくれるし、重たい本棚も文句も言わずに運んでくれる。 重宝だ。
頼めば匍匐前進もやってくれるかもしれない。 落下傘で降りてきたり。
| 2004年06月13日(日) |
屋根の上でバイオリン |
今日は韓国語の検定試験。 その名もハングル検定なるものがあった。 会場は母校を逆指名できたので(学生の申し込み人数が多いと、会場に指名できる)日曜日なのに登校。
日曜日の学校は閑散としているかと思いきや、簿記検定と国家公務員採用試験と英検の会場になってて、満員御礼だった。 思い思いの参考書を広げてブツブツ言ってる不気味な集団。
と、皇帝、時計を忘れたことに気がつく。 検定試験では携帯電話時計機能の使用は認められません。 うーん。 たまたま働いている事務所の隣のビルが会場だったので、皇帝は合鍵で事務所に侵入し、壁にかかった
巨 大 な 時 計 を 持 ち 出 し ま し た。
後ろの席の人が、自分も時計を忘れたから、机の真中に置いてくれ、とか言ってた。 いいよ。 私より後ろの席の人全員が見れるよ。 でかいよ。 秒針の音がうるさいよ。
全然できないと思って、爽やかに問題に挑んだのに、一年も勉強してたら結構読めるんだわ。 長文まで半端に読解できてしまって、逆に心穏やかでなくなりました。 ああ、秋にリベンジだ。
さて、「屋根の上のバイオリン弾き」という映画。 これは最近トニー賞をとったりとかして、今でも結構ホットな古典ミュージカル。 英語とか表現芸術とかの授業で、ちょくちょく見ていたシーンがあっちこっちにあって、記憶の点と点が線になるような、そんな感覚の三時間。 そう、三時間。 三時間だよ。 指輪物語かってくらい長い!! びっくりしたよ。 一時間半くらいのところで、トイレ休憩の画像が入ったりする。 DVDだから、勝手に停止して行けるのに。
一見の価値はありだす。
そういえば以前紹介した「ロバの皮」 カトリーヌ・ドヌーヴという、有名なフランス人女優の若いころの主演作だって。 ファンの人はチェック。
| 2004年06月12日(土) |
デブラ・ウィンガーのストーカ |
「デブラ・ウィンガーを捜して」という映画を見た。 これは30〜50の女性がみると、それなりに参考になるんじゃないだろうか。 もちろん20代でも色々考えさせられるものがあるわけだけど、作品って出会いのタイミングが結構重要なわけで。 今の私の受け止め方は、10年後の私のそれともきっとまた違うんだと思う。
最近映画ばかり見ていると思われるかもしれないが、その通りで、一日一映画を目指している。 一般教養の樹立を目指しているので、古典とか話題作を中心に見ていこうと思っている。 だから、たぶんもう「海老ボクサー」みたいな映画は見ないと思う。 まああれはあれで考えるべきところはあると思うけど。
たとえば売れない映画の条件とか。
こないだ「戦場のピアニスト」を見て、今レンタルで「屋根の上のバイオリン弾き」を借りている。 次は「海の上のピアニスト」だろうか。
それにしても、今ヤフーの検索にかけたら、「戦場のピアニスト」と「海の上のピアニスト」がごっちゃになって「船の上のピアニスト」になっている人がかなりこの世に存在することが分かった。 ヒット数129件。
「ロバの皮」というお話を知っている人が、どれだけ日本にいるだろうか。 「ロバの皮」をかぶったお姫様の話で、ヨーロッパの口承文学の一つ。 17世紀にシャルル・ペローさんが「青ひげ」なんかと一緒に童話集に収録した物語。 ペローさんを知っている人は、ん、と思うかもしれないけど、実にヨーロッパ的というか、フランス的というか、17世紀的というか。 子供にわかるんだろうかというような、一癖も二癖もあるものなんですよ。
それを1970年にフランスで映画化したDVDを借りた。 フランフ語で、英語の字幕が入っているもの。 原作の筋を知っていれば、特に複雑なストーリーではないから特に問題なし。
で、見た。 ああ、とってもフランス的。 欲望と野望に満ちた物語が、やんごとなきご家庭で展開されています。 そして満ち満ちるフランス語の発音。 生唾が溜まったような。
しかも特典映像に、カラオケまでついているので、映画で使用されたナンバーは全て練習できる親切設計。
それにしても、王子がルーク・スカイウォーカーみたいな顔でしょっぱかったです。
今日仕事してたら米の国からTELがあった。 「おたくの1960年代に録音したインタビューは、カセットテープがオリジナルか。それともDATかHi8か」 というお問い合わせ。
バーカバーカ。 1960年代にDATもHi8もこの世に存在してないよーん。
という意味のことを、柔らかく返しておきました。 いくらソニーの国でもねえ?
東京オリンピックが1964年だす。
韓国行きの飛行機チケットと保険の見積もりを出してもらったら、結構なお値段で。 うひょーっとなった皇帝です。 でも保険に入らずに海外行くほどには大胆ではないので、まあ入るしかないか。
最近、出かけるときは暑いのに、帰宅時には肌寒い、微妙なお天気。 気に入っているのが、小学校の時に着ていたダボダボのYシャツシリーズを鞄に詰めて持ち歩くこと。 あれは畳めばコンパクトに携帯できるし、さすがにいつ捨ててもいいほど古いから、遠慮なく色んな使い方ができてナイス。 でも気がついたら、ほとんどのシャツの洗濯表示のところに、母の手書きで私の名前が入っている(しかもフルネーム)。 無くさないように、と幼い我が子の服に名前を書いたのでしょう。 でもYシャツはなくさないと思った。
いつ捨ててもいいとか言ったけど、今日着ていった奴は虫に食われてた。 悔しい。 いや、いつ捨ててもいいんだけど。 でも悔しい。
| 2004年06月08日(火) |
奥歯に物が挟まってそう |
内定でたとこの研修に行ってきました。 休ませろよ。 学生のうちはよう。 と思うんだけど、会社としてはどうなんだろうね。 つうか、時給くれ。 500円でも良いから。
ぶちぶち言いながら、お勉強して、色々具体的な業務の説明を聞いたり。 それにしてもこの会社遠いから、本気でここで働くとなったら、皇帝遷都です。 自宅からだと所要時間2時間ちょい。 うーん・・・半端。 気合で通えなくもないけど、通いたくない距離。 出社拒否とか、容易に陥りそうだ。
面接の途中でこらえきれずに鼻汁がたれた時。
あ
って思った。 たぶん相手も思ってた。 さり気に顔をそらして、軽く鼻を拭って、ニッコリと微笑みながら振り返る。 この笑みには意味が幾通りかある。
まず、追求はするな、という照れ隠しの笑み。 でなきゃ、ほら笑ってるからつっこんでくれても良いわよ、という笑み。 自嘲。
とりあえずつっこまれなかったけど、その面接はパスした。 中国仕込み手鼻をかんで、文化に精通している様を見せ付ければよかった。
と余裕が出てきて後悔。
| 2004年06月04日(金) |
先のことはわかりません |
カサブランカを見た。
歴史に残る名台詞が山ほど出てくる、あの映画。 何故か最初の15分間、白黒であることに気がつかない皇帝。 あ、白黒だ。
それにしてもヒーローの顔がでかい。 肩の幅に対しても大きいし、女優の顔に対しても大きい。
ついでに画面に対しても大きい。
OG/OB訪問という制度があるらしいというのは聞いていた。 だがそれをやりたいとは微塵も思っちゃいなかった。 のに、強制でやらせる会社があったので、不本意ながらOGとやらと食事に行かされた。 それにしても、全然大学とか一緒じゃない。 ただ単にその辺で暇してた一般社員だ。
当然盛り上がらない食卓。 しかもやすっちい定食屋に連れて行かれる。 一応業界大手なのに・・・。 「会社のおごりだから、どんどん食べて!」と言いながら、あるのは1000円ランチのみ。 そのうえ全ての食事が、ただしょっぱいだけ。 「何でも聞いて!」 と言いながら、入社二年目の彼女はほとんどの質問に答えることができない。
「女の子は大事にしてもらえるよー。出張とか出されるのは男の子だけだしー」 って、それは使ってもらえない、の間違いなんじゃないでしょうか。
「住宅手当は結構出るけど、一人暮らしの許可はめったに出ないよ」 って、それはなんかの間違えじゃないでしょうか。
なんだったんだろう。 あの、鼻水をこらえて食事をした二時間は。 もしかして夢だったんだろうか(悪夢)。
というわけで、テキサスの後編をそろそろいい加減編集してまとめないとなー・・・と思っているわけなのだが。 当時の日記を見直してみたら、なんと「22歳」とか言ってるのを読んでしまった。
うつりにけりないたずらに、という心境。
そうか・・・22歳だったのか・・・。
そうかそうか(言葉少なに頷く様)
耳に汗疹ができた。 というのも、自分が風邪で熱があったので外気温が高くなっていることに気がつかず、羽毛布団にグルグル巻きになって寝ていたから。 そら頭から耳に流れ落ちるほど汗もかくわ。
で、汗ダラダラしながら枕に耳を埋めていたので、耳が痒い。
そんな絶不調の中、面接は続くヨどこまでも。 てなわけで面接に行って来たが、全く聞かれた質問に答えてなかった。 自分でも言っちゃいけないこと言ってるのが手にとるようにわかった。 ぼーっとした頭でなにやらしゃべる自分と、それを冷静に見つめるもう一人の自分。 小説で言うと、神の視点にたった自分がいるのだ。
面接官の表情がみるみる硬くなっていくのがわかる。 へっへっへ、と曖昧な笑みを残して去る自分。 首をすくめて見守るもう一人の自分。 新劇のよう。
わりと鮮明に覚えているが、面接官は成都を雲南だと言っていた。 成都は四川ですよね。
皇帝

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