皇帝の日記
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2002年11月29日(金) |
ブラピフレンズに出演 |
落葉も本格化しそこら中で掃除人が活躍している。 彼らは巨大な掃除機を担いで、落ち葉を吹いている。吹き飛ばして一箇所に集めてから回収するのだ。 同じ電力を使うんだったら吸い込んだ方が良いのではないだろうか。 そのほうが絶対に効率がいい。 だって吹き飛ばした大半は道路の真中に追いやられるばかり。結局回収できなくなったりしている。 なんかきっと事情があるんだろうけど。
これも文系の無駄な思索なのだろうか。
明後日からサンアントニオに行く。 もう三回目になりますか・・・。
昨日の朝頃から急に冬っぽくなって落葉している。 今日はそこかしこで車が停止していた。アメ車だから寒くなるとエンジンが止まってしまうのだ。 大丈夫かメイド・イン・US。
大統領の脳も止まり気味。
2002年11月27日(水) |
七面鳥VS十一面観音 |
今日は学校で七面鳥を食べた。
「うちの猫」で花の写真に比べて福の写真の数(単独)が明らかに不公平だという突っ込みをいただいたが、別に福に比べて花を余計に可愛がっているというわけではない。ただ単に外見は福に比べて花の方が余計に可愛いので、写真がいっぱいあるというだけのことだ。 福ちゃんだって引っ張ったり伸ばしたり振ったりして可愛がっている。 花ちゃんは丸めたり転がしたり詰めたりして可愛がっている。 平等なつもりだ。
先生が七面鳥とインディアンとイギリス人の人形を持ってきてサンクスギビングデーの歴史的背景を紹介していた。 人形がやけにリアルで怖かった。 先生はこの人形を家に飾っているのだろうか。 特に七面鳥の顔が気色悪かった。赤くて。 イギリス人の人形は不気味なくらい満面の笑みを浮かべ、インディアンは全てむっつりしている。まるでこの後の出来事を暗示しているかのような両者の対照的な表情。 そうしたことを考えていると、この陽気なイベントが愛憎入り混じる血みどろの歴史を殺菌消毒して無害にした物だという気がしてくる。
大体ここの人達収穫には感謝しているけどネイティブ・アメリカンには感謝している節がない。
これを日本語で恩知らずという。
宣言通り韓国人の教会に行って来た。 なんで韓国人なのかというと、知り合いのクリスチャンが韓国人しかいなかったから。 牧師さんは白人で、奥さんが韓国人。 テレビのバラエティー解説者のような話し方をする人なので、ありがたさ30%OFF。 「さー次の問題はちょっと難しいぞー!!BABY−!」 チェキラッ! 「バイブルはキリストについて書かれてるだけで君の話じゃないんだ!そこんとこよろしく!」 ポケットに手を突っ込みながらはなす牧師。
さて、私の目的は説教の後にある英語のクラス。 今日の話題は「バイブルの売上とマーケティング」。一応宗教的な話題から離れないようにしている。
そして無料昼ご飯。 でもお祈りの時に寄付してるから完全ただってわけではない。 サンクスギビングデーなのでターキー。 でも韓国人教会なのでキムチ。 ターキーアンドキムチ。
味はキムチ。
今日はハリー・ポッターを見ようかと思って映画館に行ったが、子供ですし詰め状態だったのでやめた。 隣のアウトレットがサンクスギビング直前セールだったので買い物して帰った。
ところで前作のハリー・ポッターの主人公が台詞を言っていた記憶がない。 端役の黒人の男の子がゲームのアナウンスをしていたことすら覚えているのに、主人公の記憶が全く欠如している。 なんか言ってたっけ?
明日は信者でもないのに教会に行ってきます。 ネタがないかなーとか思っている。 神罰がくだるかもしれない。
マウスをコードレス・マウスにかえた。 マウスの下の部分から赤い怪しげな発光を確認。きっとこの光がパソコン本体とつながっているのだろう。 この光、直接見ても大丈夫だろうか。 何年か前に指導用のポインターで網膜が焼けて失明してしまった子供のニュースを見たのだ。 きっと商品化されているくらいだから大丈夫なんだろうけど心配だ。
というか、従来品に比べて別に使いやすくなったわけでもないので、なんでこんな危険な物使ってるんだろうとか冷静になってみる。
文系の無駄な悩み。
ってゆうか本当に郵便物帰ってこない。 アメリカ人の証言によると、おいらが郵便物を出した時の郵便局員の心理はこうであるらしい 「この外人保険もかけてないし封筒は大きいし貴重品かもしれないからとりあえず盗っておけ」
思えば中国の郵便屋さんは仕事はとろいし、中国語とフランス語で書かれた難解な書類を大量に記入させるし、ダンボールにカッター当てて中の洋服切り刻んじゃうし、パンチングマシーンでCDケースに穴まで開けてくれてしまったけど、日本に送った六箱はちゃんと届いたし、アメリカにも太平洋を超えて中身がかけることなく届けてくれた。 すばらしい事だ。 文句ばかり言っていて申し訳なかった。
アメリカの郵便局員は時々気が狂って拳銃をぶっ放すらしい。 スラングで、殺人者のことを「あいつ郵便局員になったぜ」とか言うらしい。
殺されなかっただけよかったってことっすかねえ。
2002年11月21日(木) |
面白いことないすかね |
郵便物が届かない。 同じアメリカ国内に送ったのに届かない。これで2回目。 しかも郵便局に届け出ると、相手側の郵便局に罪をなすりつけようとして、必ず「向こうの郵便局に先に聞いてみてよ」とか投げやりに言う。向こう側も同じ事を言う。そして絶対に謝らない。
中国と同じじゃん。
この国が先進国だの世界の警察だのと名乗ることを、私はけして生涯認めることはないだろう。
ってゆうか中身30ドルと送料5ドル返せよ。
今日ヒアリングの授業で配られた参考資料に、日本のミスタードーナツをベースにマーケティングを考えるという文章があった。 所々に日本語の単語が紹介されているのだが、書いた人は日本語のつもりだろうが日本語になっていない上に、テープの発音もえらいことになっている。 とりあえず日本語の単語として外枠に特記されていた物を並べてみよう。
1、Misutado 2、kakoi 3、okoati
もう何が言いたいの。あなた。 しかも先生に「この意味はなんですか?」と聞かれ「わかりませんと」言ったら、お前は日本人ではないと言われてしまった。 これに答えられなければ日本人の地位すら剥奪されてしいます。 皆さんも考えてみましょう。
<答え> 1、「ミスド」のこと。「日本人は単語を短くする習慣があります」でもミスタドは言いにくいと思います。 2、「かっこいい」と言いたいらしい。「囲い」ではないです。テープの発音は「カアコイー」だったので、書いた人と言った人のどちらに非があるかは限定しがたいです。 3、文脈からすると「おかわり」であることが判断されました。オコアチ?もはや頭文字しかあっていません。
日本人のいないクラスだったらこのままGOでしょう。 オコアチ!
フリーメールの暗証番号とか、ここ(日記書きこみ)のユーザーIDとか、ここの暗証番号とか、クレジットの暗証番号とか。
よく暗証番号がイッパイ過ぎてぐちゃぐちゃになっちゃってわからなくなると言う人がいるが、自分はそんなことはないと言いきっていた私だ。
しかしこことフリーメールの入力記録をチェックしてみたら、かなりの頻度であべこべに入力している事がわかった。 ここのユーザーIDなんか「半角数字」と明記してあるのにかかわらず、堂々と自分の名前を入力している。しかもなんどか自分の名前をスペルミスして入力していたりする。
うわー。
いくつになっても自分発見。
帰国したら絶対に部屋を片付けてやると思っている。 気ばかり急いて、「捨てる物リスト」とか作ったりした。 捨てる物をリストアップしたのではなく、キープする側を数量で限定してみた。はみ出た分は捨てるのだ。例えば、ズボンは季節ごとに三本と決め、それ以外のズボンは捨てる。 状態の良い物はアフリカに送って、別の人の所で第二の人(物)生をおくってもらう。しかし、きちんとした機関を通して寄付する時には送料自己負担の上、更にアフリカまでの送料1500程の寄付金を同封しなければならない。それに冬着は送っても仕方ない気が薄っすらする。 それほど余裕もないので、関東エリアでいい古着屋サンがあったら教えて欲しいです。情報募集。
ワンピースは三着までキープ、でもそんなにワンピース持てないよな、とか我に返ったりしている。
台湾で買った蛙の提灯を帰国後捨てようと思っている。 欲しい人は今のうちに名乗り出ておいてください。 カエルのチョウチンっすよ。
ガルベストンに行ってきた。 古い海辺の町。 1900年に大型台風で数千人が死んだことで有名。 場所的にはニューオリンズを小さくしたみたいな感じ。
帰りにNASAに寄ってきた。 宇宙船とか見た。 NASAの隣のマックには宇宙飛行士の巨大な模型がぶら下がっている。
レッドロックスで赤地に緑のマックを撮影したが、帰国したらめずらしマック写真を発表できるな、と思っている。
昨日に引き続きお気に入りシリーズだが、スパイダーが好きだ。 スパイダーはパソコンでできるカードゲームで、暗さのレベルから言えばソリティアといい勝負だ。 ランダムに配られるカードを、ただ延々と順繰りに並べて行く。 これが実は難しい。 難しいが、その難解さは端からでは窺い知れない。 結構頭も使う。 成功率は修行を積んだ者でも30%が限界値。 脳みそはフル回転しているのに、見た目にはマウスをカチカチしているだけ。 湖面では優雅に泳いでいるように見える白鳥も、実は水面下で必死に足で水を掻いているような、哲学的思想にも通じている。
この隔絶感が孤独なゲームと言われる由縁ではなかろうか。
毛玉取りですよ!奥さん。 第三次毛玉取りブーム到来(個人的に)。
何も考えなくても手を左右に滑らすだけで古臭いセーター(捨てろよもう)が生きかえる。 やらなければならないことがあっても、とりあえず毛玉取り。
最近の毛玉取り器は二十年前の物に比べて性能が飛躍的に伸びていて使いやすい。
アメリカに来る時にハンズで新品をゲットしたという背景がここにはあり、それ以前には物心つく前から家にある、うっかりすると洋服がびりびり破けてしまうようなのを、使用者側の技術でカバーして使っていたという事情もある。
新しい毛玉取り器。 青天の霹靂。
週末にヒューストン市内の金持ちの家を美術館に改造したところに行った。 もう死んでしまった人の家だが、奥さんがエクソン石油の株をすっぽり持っていたらしいので、十分お金持ちであったことが伺える。
でもなんとなーく貧乏臭いな、と思ってしまうのは、美術品がほとんど写しとかコピーとかで、本物がほとんどなかったり、大きな庭かと思いきやただ国有林の隣に家を建てただけだったり。
一番受けたのは、エル・グレコの絵にそっくりな、エル・グレコの息子の書いた絵。
「そっくりでしょー」とうれしそうな監視員が印象的でした。
日本語スピーチ・コンテストがあるらしい。 日本人は出場できないんだろうか。 2世とか3世とかはいけるんだろうか。 日本での英語スピーチ・コンテストで帰国子女が出場したらずるいと感じるが、よく考えたら個人の能力をコンテストするんだからずるくもなんともないわけだ。 しかしそれでも私が日本語のコンテストに出たらまずいだろう。 何がまずいって英語が話せないくせに、だ。 だから、コンテストの言語以外に一つ以上フルーエントに話せる言語があるかどうかを基準にしたらいい。 日本国籍でも英語しか話せないのに英語のコンテストに出たらまずいでしょ。
ところで本当の基準はなんだろう。
今日は暑いので屋外プールが盛況です。 一応紅葉も始りつつあります。
だから学校休み。
大学で医学一般という授業をとったことがある。 先生は 「普通健康な人というのは小康状態を保っている人のことを言います」 「100%健康な人というのはいません」 「皆なにかしら体の不調を抱えながら生きています」 と言っていた。 だからちょっとやそっと具合が悪いからと言って病院に来ないで欲しい、とも言っていた。
ちょっとやそっと具合が悪くなるとこの言葉を思い出す。 今はちょっと舌が痛くて、ちょっと腕が上がらなくて、ちょっと鼻が詰まっていて、ちょっと腹調子が悪くて、ちょっと頭が痛い。
一つ一つはちょっとだけれど、団体で来られるとつらさはちょっとではなくなる。 しかし確かに病院に行くほどではない。
健康になりたいです。
マックで働いている夢を見た。 アメリカのマックだった。
アメリカのマックの人は、最低賃金層であるという認識を国民中にしらしめられているせいか、なにやら世の中を斜めに見ているような感じがある。 客が来ても「いらっしゃいませー」とか言わない。
そんなマックの中で、一生懸命働いていた。 一人で客に話し掛けたり掃除したり。
夢は二本立てで、小学校の先生をしていた。 にこにこ子供の相手をしながら、心の中でいろいろ毒ついているのだ。
なんかそろそろ働かなきゃナーという焦りが深層心理の中にあるのだろうか。
先生をしているよりはマックの方が合っているかもしれない。 選択肢が二つしかないのでなんですが。
車の運転に慣れたとか飽きたとかではない。 もうなにも考えなくても運転できる。
自動運転人間だ。
マシンを運転するのに本人もマシン。 とってもメタリック。
酔っ払ってるのでもう寝ます。
江戸時代にペリーさんという人が横浜に来て開港を迫ったことは結構有名だが、彼のファーストネームが実は「マシュー」さんであることはあまり知られていないと思う。
マシュー・ぺリー
さんだ。 アメリカの有名なシット・コム「フレンズ」でチャンドラー役をやっている男優。彼もマシューぺリーだ。 時空を超えて同姓同名になった二人だが、全く共通点はない。 名前が同じなだけ。
なのでこのネタは落ちがないままに終わらせていただく。
サンドラ・ブロックのそっくりさんが学校にいる。 スイス人だそうな。 身長は177cm(本人申告)らしいがもっとありそう。 モデルをやったらどうかと思う。
しかし英語は私よりプアー。 ひとつ勝った。
でも英語下手でもサンドラ・ブロックになりたいよね。
ザ・リングの評判は上々だ。 それと同時に気付いたのだがNYタイムズによると貞子はサマラであるらしい。 ちょっと前の日記にサマンサと書いてしまった。
これが今の私の精一杯のヒアリング能力です。
マイケル・ガーフィールドはスピード・オンライン・サービスもしている。 申し込むと三ヶ月間は無料で利用でき、気にいらなったら使わなくていいとかいう太っ腹ぶり。 更にインターネットに関する質問なら、いつでも何処でも、子供の質問にもお答えする心がまえだとか。
是非利用して欲しいんだニャー。 でもヒューストン・エリア限定なんだニャ。
猫のくせに英語はなしているのが鼻持ちならぬ。
ちょっと英語の話になる。 一応英語を勉強しに来たのだから、そんな話しもたまにしないといけない。
ライティングの教科書に
Determining your attitude toward writing Your attitude toward anything that you do in life greatly affects your success in doing it.Writing is no exception.
とある。 えらいことになっている。 たかだか作文をするのに、命がけみたいな注意書きだ。 作文が上手くかけない者は死んだほうがいいみたいな書きぶりですらある。 先生がこれまたハリウッド女性みたいなドラマティックな濃い顔でまくし立てるので、こちらも作文に失敗したらハラキリ位の悲壮感である。
それなにのにこんな箸にも棒にもかからないような文章を毎日書いて、あまつさえオンラインで公開していると知られたら迫害されてしまうかもしれない。
隠れキリシタンの気分。
トルコ人は知らない人に平気で話し掛ける。 知らない人のうちに平気でご飯食べに行く。 旅の途中、知らないうちに急に泊まったりする。
トルコに行きたい。 バスの中で突然知らない人に話し掛けられたり、一緒に歌ったり、手拍子足拍子。 そして知らない人のご飯を食べる。食べ物の名前すら知らない。 あまつさえそのまま泊まってしまったりする。
あーアメリカってつまらない。
第一次トルコシック
2002年11月03日(日) |
涼しくなってきました |
ラジオで「マイケル・ガーフィールド」という猫が二つ合わさったみたいな名前の人の相談事務所の宣伝が頻繁に流れている。
偉い人らしいがイメージは茶色のシマシマ猫だ。
是非相談して欲しいんだニャー。
目測を誤って、トイレの角を曲がりきれずに腕を強打してしまった。 おうっ。 見ていたスペイン人は一体何が起こったのかわからずにナンジャラカンジャラ叫んでいた。
今日前を走っていた車の中に大きな犬がいた。 信号待ちの時に犬が通り過ぎる車を目で追って、頭が右左右左とせわしなく動いていた。 「随分賢いワンちゃんねー」 と思いながら見ていて、追いぬく時に振りかえって犬の顔を見ようとしたら、
人間だった。
大きな犬ではなく、小さな子供だったのだ。頭に二つポンポンをつけている。
人間だとしたら結構馬鹿の部類に入るなと思ったりした。
年甲斐もなく猫の仮装などをして、台湾人のパーティーに出席してきた。 お手製ながら、カボチャのキャンドルやシャンパンなどが用意してあり、いっぱしの西洋風の晩餐会。
メイン・ディッシュが海鮮鍋でなければ、うっかりアメリカ人になったと錯覚してしまうところでした。
メイキャップをして汗だらだらかきながら囲む蟹鍋。 妙にシュール。
皇帝
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