皇帝の日記
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2002年10月31日(木) もにょもにょしている

NYのブロードウェイで「オペラ座の怪人」というのを見た。
話しは今更説明する必要も無いくらい有名だし、大体同じ物を同じ場所で十五年間くらいやり続けているのだから、それだけで偉い。会場はほぼ満席。

となりでいびきをかいている父。

芸術は時として無力なのだと思った。


2002年10月30日(水) サン・アントニオでした

ハトコのお姉さんが仕事で近所にくるというので会ってきた。
仕事というのは、都市再生何とかというもの。
1度は滅んだ都市を再び活性化させるというあれ。
色んな都市に出向いて、買い物をして、何故に金を落とす気になったのか、その魅力をレポートにしたりするらしい。
いい仕事だ。

でもお姉さんが一番財布を緩めたのはアウトレットでした。

そして帰り道、ハイウェイでスピード違反により見事にぱくられた父。
アウトレットで安かった分はこれでチャラ。

寒かったNYから帰ってきたら、うちの屋外プールではまだ人が泳いでいる。
コート買っちゃったじゃーン。
などと思わず横浜弁。


2002年10月28日(月) NYでした

NYに行っていた。
NYと言うのは日本語の通じない東京で上海で台北だった。
つまり都会だ。
ヒューストンとは違う。

日本からの観光だったら、アメリカ情緒を追求する旅になったのだろうが、行ったところはBOOK・OFFと紀伊国屋とカツどん専門店とラーメン屋と寿司屋と和菓子屋。
ヒューストンでは手に入らない日本グッズを仕入れる旅。

旅行中に狙撃犯も逮捕され一安心。

ホテルのエレベータのテレビで食い入るようにニュースを見ていたら、白人のお姉さんが親切にも「たくさんの人が死んだ事件なのよ」と解説してくれた。
異国からの観光客と思ったらしい。
じゃあなんで英語が通じると思ったんだろう。

疲れたのでもう寝ます。
昨日からサマータイムじゃなくなって時差が十五時間になりました。
よろしくー。


2002年10月24日(木) わっか

アメリカ版リングを見た。
すいません、金髪なのは被害者の方でした。
貞子(サマンサ)は黒髪でした。やはり。

しかし、想像よりは怖くなかった。
なぜならリアリティが決定的に欠如している。
だって舞台が日本にはない景色なのだ。
絶対自分はサマンサには出会わないだろうな、と思わせるなにかが有る。
言ってしまえば、異国のお化けなのだ。ようするに。

自分が異国に住んでいる自覚に乏しい。


2002年10月23日(水) 宰相生存確認済

クモ助が出奔した。
母が新しい巣にポストイットで「クモ助」と表札を作った直後に。
別のところで偶然再会しても殺してしまうのではないか。

日々スナイパーの被害者が増えていくなか、さすがにのんびりしたアメリカ人も小さなおつむを絞って対策を練り出している。
具体的には
「給油中は小刻みに頭を振る」
などだ。
この暢気さがアメリカ人の命取りではなかろうか。


2002年10月22日(火) ネタがないと昆虫

風呂場のクモ助が増築工事をしている。
母が今日クモ助の巣の周囲を掃除したため、巣を大破してしまったのだ。
それで、新しく創りなおしている。
今までの巣では実入りが少なかったせいか、その半径が明らかに広くなっている。
脱衣スペースに進出してきており迷惑だ。

近頃は肝っ玉が太くなってきて、人が来ようと平気で増築している。
以前は巣の隅に慌てて隠れていたくせに。

こ・・・これがなついてきたということか・・・。


2002年10月21日(月) マツタケ食べた

来週NYに行く。
犯罪の街NY。
ストリートにカツアゲされる街NY。
貧富の差の激しい街NY。
銃撃戦に巻き込まれる街NY。
えげつない金持ちのいる街NY。
テロの街NY。
デモの街NY。
ゲイの街NY。
ゲロの街NY。
生きては帰れない街NY。

行きたいやら行きたくないやら。

猫の写真が撮れるだろうか。


2002年10月20日(日) 嵐でごわす

蟻に噛まれたところ、なんだか水疱瘡の痕のようになっている。
痛くも痒くもなくなったので、これをもって完治というのでしょう。

上の文章、ものすごい率でヤマイダレが使われている。

日本皮膚病学会発表の文章とかだと、きっともっとすごいに違いない。
かといって、けして見たくはない。
おそらく写真とかも掲載されているだろうから。


2002年10月19日(土) 鼻にスナック入った

今日は木曜日だと思っていた。
本気で思っていたので、週末でラッキーと言うよりも諸行無常の響きを感じている。
お気に入りの番組も見逃してしまった。
鼻に入ったスナックも取れないし。
世間ではインフルエンザが流行っているし。
新しいハリーポッターは声が低い気がするし。

生きていくのってつらいですね。


2002年10月18日(金) 歯茎が痛いです

日本で見たアメリカのドラマで、男の人が女の人に
「笑う時に鼻を鳴らすなよ」
と言っていたのだが、なんだかわからなかった。
しかしここに来て、アメリカ人が本当によく鼻を鳴らすと言う事がわかった。
特に文法の先生はよく鼻が鳴る。

whaaaaaawhaaaBUUUUO

と言う感じで鳴る。
日本語にすると

うっふふふふふふふふふんぐおっ

である。
なんだかな。


2002年10月17日(木) ザ・リング

アメリカ版リングのCMが流れている。
しかしちっとも怖くない。日本のCMは怖かったはずだ。(皇帝はホラームービーが嫌いなのでCMしか見ていない)
画面の明るさがどうのこうのという事もあるが、貞子役の女の子が目ぱっちりの可愛らしい金髪少女なのが最大の敗因ではないだろうか。
ハリーポッターに出てくる女の子が井戸に落ちていると想像していただければ良い。
あ、レスキュー隊呼ばなきゃ、って気になる。
黒髪の少女は金髪の57倍怖い。

例えば番町皿屋敷、おきくさんをキャシーに置き換えて実験してみよう。
キャシーはもちろん金髪の白人。
「ONE−TWOー」
ロックコンサートだ。


2002年10月16日(水) 寝たり起きたり

野猿っていいと思う。
存在自体をギャグとしてデビューしたのに、はじめの明らかに受けねらいの格好悪いダンスや歌から脱して、普通の芸能人ポくなったにもかかわらず、見ている人は皆彼らがカメラマンやADの出身だと言う根底の冗談を忘れずにいるのだ。
だから別に何もしなくても十分面白い。
そこでしかもフィッシュファイトで締めくくったところもすごい機知だ。

ついでに、ださださの素人がデビューをきっかけにドレッドにしたり金髪にしたり、ドンドン業界っぽくなっていく(もともと業界人だが)過程は、やや女性向モーニング娘と言えなくもない。
だから彼らがライバルと言っていた中沢裕子はあながち的外れでもないわけだ。

皇帝の音楽シーンは2年前で凍り付いている。


2002年10月15日(火) コロンバスデー

昨日今日とようやく涼しくなって、今日の朝はTシャツ1枚ではやや肌寒いといった感じ。
ああ、こうして段々秋になって行くのね、と思って学校に行ったら

「ウインターハズカーム!!」

と先生達おおはしゃぎ。
この人達を雪国に連れて行きたいと、心からそう思いました。


2002年10月14日(月) 麒麟をテレビで見てる

週末でも宿題はある。
プリントに「ジャーナルを書きなさい、詳しくはプリントの裏面を参照のこと」

って真っ白ですティーチャー。

でももうヴォキャブラリー・リストも作ったし、問題集も解いたし、リーディングの練習もしたし、気分的にはもうなんもやらなくてもいい感じ。

この先生はちょっと年取っていて、良く自分の出した宿題の提出を忘れていてくれたりする。

でも出題自体を忘れたのは初めてだ。


2002年10月13日(日) 映画を見に行く

昨日学校のトイレに行ったら、例のトイレのソファーに南アメリカ系の生徒がひっくり返っていた。
「だーいジョーぶですかー?」と話しかけたら、「勉強してるだけだから大丈夫よ」とのお答え。
彼女曰く「何回も、来る人全員に聞かれるの」

それにしても何故トイレで勉強?


2002年10月12日(土) 長崎ウエスレヤン最終報告

掲示板でしばしページを賑わせたウエスレヤンだが、ついに正体が判明した。
なんと、ちょっと大きな辞書に載るくらい有名な人だったのだ。
そんなわけで、議論に決着をつける意味でも、ネタがない意味でも、ここ本文にてジョン・ウエスレーについて報告したいと思う。
しかし面白くはない。
たこや勇者が考えたウエスレヤンのほうがよほどドラマティックな人生を送っている。でも本物なのだからしかたがない。


イングランドの神学者ジョン・ウエスレー(1703-91)は、賛美歌作曲家のチャールズ・ウエスレー(1707-88)を弟に持ち、福音主義的教義に基づいたメソジスト派の創始者となる。
メソジスト派の信奉者をウエスレヤンという。


だそうだ。
メソジスト派がなんであるかは勇者に聞いてください。
別に勇者は怪しい宗教屋ではなく、西の某有名大学で由緒正しく学問として宗教学を修めているから、変なグループに勧誘される心配はないです。

多分。



掲示板から抜粋。


う・・・ウエスレヤン!?なつかしい!!そうか、あれは地名だったのか・・・。ワタシはてっきり、日本の鎖国時代に貿易船の船底かなんかに潜んで密入国したオランダ人のウエスレヤンさん(推定43歳)が、長崎のカステラで一儲けして創立した、歴史ある由緒正しい大学だんだとばっかり・・・。
・・・それは冗談だとして、
でも、なぜに神奈川の高校に、長崎から20人も推薦枠出すんだろうって不思議でござんした。

たこ 2002/10/07(Mon) 20:28

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あーあたいはなんとなくポルトガルの聖人、セント・ウエスレヤン(外見年齢32歳、実年齢25歳)が布教のために長崎に訪れたんだけど、幕府の執拗な取調べののち憤死と踏んでいるんですが。
カステラ王よりは由緒正しいっぽいと思うんですけど、どうざんしょ。

From 皇帝 2002/10/08(Tue) 08:13

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 勇者の推測は、
新教、耶蘇教に目覚めた青年(19)が、「吉田ウェスレヤン」という洗礼名を受ける。
日々神を讃え救いを待ち望むが、時は切支丹狩りへ。
 隠れ切支丹として生きるが、幼子をかばうため(ここポイント)
ついに見つかり処罰される。その美談を後世まで語り継ぐよう、ウェスレヤン大学設立。

 というのが真実だと睨んだ。
 


From 勇者 2002/10/09(Wed) 01:41

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段々若くなってきました。




2002年10月11日(金) 韓国語の歌とか歌ってる

トルコ人のパーティに呼ばれた。
トルコ人曰く、トルコではもしお金がなかったら、近所の家に急に訪れても食事に快く招いてくれて、なんでも好きなものが食べれるのだそうな。
客を招くのが好きなんだとか。
それは便利と思うが、その逆もありうるわけで、つまり、隣のおばさんが突然やって来て飯を食わせろと言うことも度々なのだろう。

不便だ。

しかしそれが好きだと言うのだから止めはしない。
でもうちには抜き打ちで来ないで欲しい。


2002年10月10日(木) 運転に飽きてきた

蟻に噛まれたところが痒くてしかたがない。
プックリと腫れあがって膿みも出た。
噛まれた当初、どうってことないさといきがっていたのが嘘のよう。

大体蟻のくせに痒いというのは一体どんな作用だ。
巣を踏んだ時に敵を噛んだら痛くて退く、というのはわかるが、その後痒い必要が果たしてあるだろうか。
人間ならばそれは蟻のせいなのね、と覚えてもいるだろうが、牛とか山羊とか、そんなこといちいち覚えていられないだろうに。
それともただの嫌がらせか。

あ、クモ助の巣にいた別の蜘蛛はすでに食われてしまいました。
恐るべしクモ助。
もう私が来た時の5000倍くらいの大きさになっている。


2002年10月09日(水) カラオケした

どうやらクモ助は雌だったらしい説が浮上してきた。
食われた蜘蛛はどうやら身元確認の上、父のクモ太郎であるらしい。
クモ助がマイホームを増築工事していたのは婿を迎え入れるためで、婿は用がなくなったら食ってしまったようだ。
それで、おそらくクモ助の最終段階としては、子供を産んで散らすのだと思っている。

それとは別に、大きな別の蜘蛛がクモ助の巣を狙っている。
今後とも目が離せないお風呂の隅。

こんな事書いていると家中蜘蛛だらけのようだが、別にそうでもない。
いいわけのように書き足してみる。


2002年10月08日(火) ドクターウィラード計画

雑誌の広告、通販化粧水でおなじみのウィラード博士の魔法の水。
あれを中国の水道管に1日流したらどうだろう。

上海の水質を改善しようとする計画があるが、水道管自体が老化、劣化しているため、綺麗な水を流せないのだと言う話を留学中に耳に挟んだ。

そんで、ウィラード博士の水だが、はっきり言って水の構造を変えることなんてあまり手間のかからないもんだと思っている。
ここはひとつ、ボランティアのつもりで1日上海に水を供給するのだ。
それで上海の水道管が綺麗になれば、世界的な宣伝効果は相当でかいと思う。
年に一回、デリーとか水質の悪いとこでドカーンとやる。

いまだヴォネガットのアイスナイン構想が頭からはなれていない。


2002年10月06日(日) 立ちくらみ

MSNのフリーアドレス、使っていないうちに除籍されてしまった。
すでに2度除名されている。
毎回同じアドレスで登録しなおすが、はねられた事がない。
だから今回はあえて放っておこうと思う。
帰国したら復帰するのだ。
実は他人の(母の)パソコンですでに他人のアドレスが登録されているMSNに横いりする方法が未だにわかっていないのだが。

クモ助、どうも毒蜘蛛ではないかという嫌疑がかかっている。
そのうちにYAHOOで毒蜘蛛の写真を検索して、身元を改めるつもりだ。
毒蜘蛛だったら掃除機で吸ってしまおうと思っている。
今までは黒いただのクモだったのだが、例の自分の大きさぐらいの昆虫を食べてから体が飛躍的に大きくなり、突如腹のあたりが茶色っぽい事が確認されたのだ。
あー跳びかかって来たらどうしよう。


2002年10月05日(土) クモ情報

母がクモ助が2匹になったと騒いでいたのだが、同じ大きさのクモがクモ助の巣に住み着いていた。
増築工事もせっせとしていたので、嫁でも来たのだろうと話していたのだが、さっき確認したところ、どうも嫁ではなくご飯であったようだ。すっかり養分を抜かれ、巣にぶら下がっていた。
同じ大きさなだけに、もしかしたらぶら下がっているのはクモ助である可能性も捨てきれない。

それにしてもクモが分裂すると思っている母って。


2002年10月04日(金) なんか昨日から踏まれまくり

何が起きたんでしょう。
誰かに踏まれています。このHP。

妖怪ガレージ開けが出た。

都合の悪い事や原因不明な事は全て妖怪のせいにしがちである。
うちのガレージは自動なのだが、閉めたつもりが開けっぱなしになっている事が多いので、本日原因解明に乗り出してみた。
どうも閉まる途中で、突然扉が何か思い留まって再び開いてしまう様だ。
何かがセンサーに引っかかるのかもしれないと、ガレージ周辺をホウキではいてみたが、効果なし。
よーく見てみると、昨日までなかった変な紐が扉からビローンと垂れ下がっていたので、その紐を上に縛り付けておいたら、問題なく閉じた。

今回は比較的スピード解決であった。
実は初めは、また妖怪油抜きが出現したと思っていた。

ところで「原因」を入力する時、毎回「げいいん」と入力してしまい鯨を飲んでいる。
鯨飲。

「雰囲気」も「ふいんき」と入力し、陽気な感じになる。
不陰気。


2002年10月03日(木) 眠いけど起きている

起きてるけど眠い。

日本に戦後最大の台風が来ているらしいが、こっちにも大型ハリケーンが来ている。
今はガルベストン付近にいるらしいが、まあ大体これからヒューストンをなぎ倒してルイジアナに突撃するんだろうなと思う。
なんだか妙に生暖かい風が吹いて、少し今日は気温が下がっていました。

ちょっと曇ったり、気温が下がると、何処からともなくアメリカ人親子が道路に涌き出てきて、バーベキューをしたりバスケットをしたりして、束の間の団欒を繰り広げている。
普段は暑すぎて外に出れないからだ。

人のいる道路になれていないの轢きそうで怖い。


2002年10月02日(水) 昆虫情報

なんか蟻に噛まれたところが膿んでいたので、ちょいっとさわったら痒くなってきた。
触ってはいけなかったらしい。

蟻素人。

母自慢のクモ助は増設工事中なので忙しく、いつにも増して愛想がない。
クモを飼う醍醐味とはなんだろう。

こんどYAHOOで検索して見ようかと思う。
クモ同好の会とかあったら訪れたい。

入りこめない世界である事は容易に想像がつくが。


2002年10月01日(火) X−MENを見たりしている

前にも書いたが緑の愛車はセンターピラードトップとかいうご大層な枠無しの窓がついている。
ところが、枠がないもんだから、ドアを開けておくとガラスが剥き出しになっている。

そんで顎をぶつけました。

痛かったけど、恥かしいのでさっさと車に乗り込んで駐車場を後にした。
顎が紫になった。

日本は紅葉まっさかりかな・・・などと思いをはせつつ、まだ夏真っ盛りのヒューストンからお届けしました。


皇帝