凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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スポーツの秋。 アユムはスイミングを退会した。
幼稚園から始めて6年近く。 世間一般では「クロールで25m泳げるようになる」が第一の目標で、その後、泳法マスターごとに目標がくぎられて、最終的には「バタフライまで泳げるようになる」をクリアーしたら退会する子が多い。 アイもバタフライを習得してタイムを競う競泳コースに進んでから、今ひとつやる気が薄れていったようで。 「オリンピックを目指すわけでもないから、泳げればもういいかなって」というのが一般的な考え。もちろん私も。 で、ここらでスイミングも卒業しようか…とは思っていたものの、次の目標が見つからないままズルズル続けていた。
が、この夏、アイが興味を持ったスポーツを見つけたので、体験させてみたら気に入ったようで。
しかしアイが体験している間、送迎のママさん達と話して色々聞いてみたら、なんとこのクラブはこの県で唯一このスポーツをしているクラブだった。 つまり、このスポーツをしたいがために、都市高速飛ばして練習場に通ったりする人が多く。 年に二回の大会出場は必須。 選手コースになると、練習は週5回。合宿に遠征にとそれは大変らしい。 ジュニアオリンピックをめざし、去年の国体の成績は全国で中の上あたりの成績で、コーチ達は大層不満足だったとか。 全員オリンピックは無理だけど、一人オリンピックレベルの高校生がいるとか。
えええええ?週5?じゅにあおりんぴっく?こくたい?
「全国大会とかは遠征費が一月に●●万かかって大変だった」とかおっしゃる。 わわわわわ。積立しておかないと無理ですそんなの。 「でも今度の大会は発表会みたいなものだから楽しいですよ。」 え。大会って。
どれだけお金がかかるスポーツなんだろう。 オリンピック選手を育てるのにお金がかかるってこういうことか。 皆さん、私立の小学校の方が多く、住所も高級住宅街地域の方ばかり。 いかん、生活レベルが違いすぎる。庶民はこんなスポーツ無理だ。 しかも皆さん小学校低学年から始めた人ばかり。 「コーチが“遅くても小5までに預けて下さればなんとか選手に育てます�瓩辰討�っしゃってましたよ」 いや、うちもう小5だし。年明けると小6になっちゃうし。 「うち、背ばかり高くて運動神経があまり良くなくて」というと 「オリンピックでは165センチないと減点対象になるから大丈夫ですよ!」と言われる。 いやいやいや。だからオリンピックって。ってか、まだ165はないし。 しかしどおりでコーチ、すらっとして綺麗な人だなぁと思っていたらそういうことか。 外見も大事なのねこれ。 ますます無理だし。
そう思ったのだけれど。
体験したアイは「楽しかった!」という。 最年長の初心者なのに。 自分より小さい子(とはいっても一つしか違わないけど)ばかりの中で、年上で一番背も高く大きい自分が一番何も出来ないってのは精神的には面白くない気もするんだけど、それを差し引いても「楽しい」と言えるわけか。 そうか。
とはいえ、選手を目指す高い意識を持った人達の中に、まったくの趣味レベルの素人が入って、皆さんの迷惑になっては申し訳ない。 その旨をコーチに尋ねてみると、「このスポーツの裾野を広げるのが初心者コースの目的なので、選手にならなくて初心者コースで終わるのもまったく問題ない」との事だった。 それならば…と思い切って入会することにした。
あぁとんでもない世界に足を踏み入れてしまった気がする。 明らかに生活レベルが違うハイソな奥様方の中で、どれだけボロを出すこと無くやっていけるだろうか。 とはいえ、アイは小5。 年に二回の大会も、小学校のうちはせいぜい三回でられればいいかってとこだろう。 それなら思い出作り程度の感覚でもいいかも。 中学になったら友達と部活に入るかもしれない。 そしたらこのクラブとの両立は無理だから、退会しよう。 ってか、選手コース、平日18時から20時〜21時まで練習って、学業との両立はどうなるのって感じ。 よっぽど覚悟決めないと無理だよなぁ。 とりあえず近所だから入会するうちと違って、皆さん親の送迎付きだし。 どれだけ家庭も協力すればいいのやら。 …と思っていたら、ママさんの中にも元国体選手がいる事が判明。 うわぁ。運動音痴ひきこもり一家のうちとはますます別世界。
あああスポーツの秋。 いや、だからオリンピックとか目指すわけじゃないし…と辞めたはずなんだが。スイミング。
ブレすぎだろう私…どうする…
暁
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