道院長の書きたい放題

2005年06月22日(水) ◆(4)エピソード集・将来に期待する

■【エピソード・8】合宿二日目であったか、練習終了後、ロッジで休息を取っているとアレン先生が入って来た。

するとD君が「What time is it now?」と質問。実際は、

「掘った芋、弄るな/ホッタイモイジルナ」と言ったのである。

「???」

「何だそれ?」

「ジョン万次郎が英語の教習本に、時間を尋ねる時はそう言え、とか書いてあったので試しましたが、通じませんね」…。

言葉も無く呆れていると、傍で聞いていたマイケル先生が大笑いしている。前回も書いたがこの人は日本語が堪能で、読み書きに全く不自由がない。再改訂がなった新副読本の英語訳を担当した由。

「今回は私の名前が“翻訳者”で載っています」と嬉しそうだった。講習や討論のトランスレイトをしてもらうと、まるで速射砲!そんな彼から説明を受けて、アレン先生も大笑い。

しかし恥ずかしいなー。タモリの「Thank you very much!は昔“タンキベリマ!で通じたョ」とネタ的には同じじゃないか…

【エピソード・9】ところで、コーネル合宿指導は今年で九回目である。

その他に、81年に山崎先生、太田先生、私の3人で国際部・本部として初の欧米視察=指導に出張。この時が私にとってはじめてのアメリカであった。さらに87年の宮田先生主宰の中野先生講習会=NYセミナーにも参加しているので、都合十一回目のアメリカ訪問である。

81年は大橋先生と当地で再開。宮田先生と出会ったのもこのデラウエアーの研修会だ。大橋先生はすでにコーネル大学支部を発足しており、四年後の85年、コーネル合宿の指導依頼へとなるのである。もっともその間、先生が仕事で帰国した際は、会って話したり、滞在先のホテルで練習をしたりしていた。

ともかく、85年、作山先生と共に参加して現在に至り、今年で二十年目である。尚、宮田先生主宰、中野先生のNYセミナー誕生も、このコーネル合宿が機縁となり、さらにこれを機縁として、日本における私達の中野先生の講習会(全八回)も始まるのである…。

記録の為に記すと、(81)85,87,(88)96,98,99,00,01,03,05となる。パスポートで確認したので間違い無い。

【エピソード・10】驚いたことに、今回西海岸から参加されたMT.Diablo支部長、波片誠先生から、81年に私と会っている、とご挨拶を頂いた。そんな昔=24年前のご縁が再び花開くとは、人間の出会いは本当に不可思議である…。

あと日本人指導者の参加者はカナダ・ノースヨーク支部の岡亮一先生。支部長ではないが、車で18時間かけてやって来られた鈴木先生(歯科大学で教鞭をとられているそうです)と小林さん。マイケル先生の奥さんで、シカゴ副支部長の朱里/アカリさんも当然参加。

外人支部長を含め、支部長の参加者はこれまでのキャンプ中で最も多いそうで、皆さん大変に熱心。アメリカ東部地区の将来の発展を予感させてくれた。

(続く)


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あつみ [MAIL]