◆昨日のNHK人間ドキュメント。遅咲きの剣道家にスポットを当てた番組で面白かったです。
不明を恥ますが、剣道では世界大会があり、日本は団体戦、12連勝中なのだそうです…。しかし、世界各国は持ち前のパワーに加え、日本人をコーチに招いたりして実力を上げ、本家本元とアグラをかいてはいられない情勢のようです。
◆事実、韓国に、試合で日本人に負け無しの凄い実力の剣士がおり、その人との決勝戦は見ごたえがありました…。
大将戦までもつれこんだ戦いは、結局引き分け。二人は、さらに時間無制限の代表者戦に臨みます。両者の体格は相手180cm。対する日本人剣士は170cmと小兵です。
◆果たして12連覇なるや否や…。はたまた韓国剣道がそれを阻むのか…。シーンとした試合会場(英国・グラスゴー)に、間合いを探る二人の竹刀音が静かに鳴り響きます。息詰まる水面下の攻防です。
…10分後、韓国人剣士が竹刀を下げ、次、構えを変えようとした刹那、電光石火の片手突きで試合は一瞬に決まりました。お見事!
◆しかしこの番組の本意は世界大会決勝戦ではありません。これまでに至る、日本人剣士の努力、心の葛藤にあるのは言うまでもありません。大変、勉強になりました。
ひとつ気になったのは、「日本剣道の“武道たる”優秀さを示す為には勝たなければならない」(要旨)という個所でした…。
|