空虚。
しずく。



 苦痛。

向けられる視線も嫌いならば、共に過ごす事も苦痛だ。
ただ、選んだのは私なのだし、我慢出来る事では、ある。
だから別に、大丈夫、では、ある。…時々は、苦しいけれど。
ありがちな言葉で片付けてはしまえる。
何を馬鹿なことを、と思われるかもしれない。
自意識過剰だと、思われるかもしれないけれど。
…やっぱり、嫌は嫌だ。怖い、とかそう言う問題じゃない。
とにかく、生理的に、嫌で仕方がない。
少しなら、我慢できる。仕事中も、別に平気だ。
でも、それが長時間に及ぶと、かなりきつい。

言葉を吐くのは怖い。
相手のことなど何もわからないのに、
「一般常識」に当て嵌めただけの言葉だけが投げられる。
だから、私も「一般常識」に乗っ取った言葉しか吐けない。
本当は、違うし、相手だって、違うかもしれないのに。

そんなことを考えていると、だんだん苦しくなってくる。

「自分の事」は…踏み込まれたくない領域にしかない。
悪戯に「常識」を振りかざさないで欲しい。何も知らないくせに。

笑って流せる範囲は狭い。それでも、笑っているけれど。

でも、それはただ、私が大人になりきれていないだけなのかもしれない。

2006年03月18日(土)
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