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■ 禁忌。
殺人。 人が、人を殺すこと。 当たり前だけど、それは禁忌。 犯してはならないこと。
だけど、どうしてか。 私は、それが禁忌に思えない。 それは、いつからだったかな。 弟を殺しかけた時?自殺しようと思った時? それとも、もっと前だったかな。
命を軽んじてるわけじゃない。 だけど、奪ってみたくなる。 それと同時に、奪われてみたくなる。
それも、"なんとなく"だけれど。
殺すのも、殺されるのも。 どんな感じなのか、知るのも悪くない。
愛する者を殺す感覚。 愛する者に殺される感覚。 知らない人間を殺す感覚。 知らない人間に殺される感覚。
どう、違うのか。
だけど、しちゃいけない。 自分が壊れても、それだけは。
だけど、それすら思えなくなったら?
狂った自分。 何も感じない顔で。 何も映さない瞳で。 手に持った、何かを掲げ・・・。
舞い散る鮮血。 事切れる、誰か。
見飽きた夢が、現実になる?
・・・それを、怖い。 と思わない自分が、また、怖い。
"解き放ってしまえ。"
"何も感じなくなるから。"
"解き放ってしまえ。"
"お前に光は似合わないんだから。"
2001年12月01日(土)
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