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■ 発作。
最近、学校に行けない。 正確に言うと、出られない。だけど。 家を出て、電車に乗って、学校まで歩いて。 そこまでは、平気なんだ。 だけど、学校について、教室の椅子に座ると。 身体が震え出して、自分を保ってられなくなる。
学校、別になんでもないはずだった。 友達と話すのも、授業受けるのも平気だった。 けど、最近は本当にダメみたい。 発作みたいなのを起こすようになった。 授業が始まる前に、私はトイレに駆け込む。 胸元からカッターを出して、腕を傷つける。
そうしないと、倒れそうだから。 そうしないと、誰かを傷つけそうだから。
自分を、抑えるために。
2時間の授業が終わって、一回だけの休み時間。 あと2時間の授業を耐えるために、私はもう一回切る。
ちゃんと、私でいられるように。
今日は、数学が休講だった。 小説でも書こうかと思って、 音楽聴きながらノートを開いた。 そしたら、突然発作起こした。 書いてた小説と、聴いてた音楽が悪かったのかな。 廊下走って、トイレに駆け込んで。 荒くなった息と、速くなった鼓動鎮めて。 切ってた。学校着いた時に切った傷の上から。
私の腕は、本当に綺麗じゃない。 傷だらけで、血だらけで。大嫌いだ。
精神発作は、いつになったらおさまるのかな。
胸元に隠したカッター。
手で触れたらすぐに解かる硬質のそれ。
ここなら、すぐに取り出せる。
ここなら、すぐに傷つけられる。
ここなら、いつでも私を殺せる。
あなたは気付きますか?
笑顔の裏に隠された、何も感じぬ、冷たい刃に。
2001年11月22日(木)
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