インコの巣の観察日記
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2004年12月26日(日) |
リーガ エスパニョーラ 第17節 バレンシア対エスパニョール 結果 |
まずは、この話題から。荒れに荒れた試合...5枚のイエローと2枚のレッドについて。
- 2人が放った暴言 -
Esquinas Torresが提出したレポートが載っていたので、少し読んでみました。
最初のLopoの黄紙については、「彼は大きな声と両手を挙げて私の決定に抗議した。」
「私の決定は、道筋をつけるものだった」ともEsquinas Torresは言ってるので、
この試合をコントロールする上でのファールに対する判断基準をここで示したと言ってる。
話は逸れますが、Lopoが「なんだよぉ〜」と抗議して、黄紙貰って「やってらんねぇ」って表情して、
他の選手も「あの審判なんなんだよぉ〜」って態度見せてる中、「おい、大丈夫かぁ〜??」って、
自分と接触したAimarのそばを離れず、彼のこと一人気遣ってるMauricioさん...周囲の空気お構いなし(笑)
この時はEspanyolよりもアルゼンチン仲間の方が大事だったようだ。
まぁ、当然でしょうけれど。だってPablitoは不可抗力とは言え、自分と接触して痛がってるんだしね。
次に出したPochettinoに対する黄紙は、「壁の距離についての私の決定に対し、激昂し、これ見よがしに抗議。」
ってか、Pochettinoの抗議は決してAirado/aって形容詞がつくようなものではなかったと思いますが??
DVD見直してみたのですが、この場面はカメラが写していなかったので、どのような抗議だったのかは分りません。
でも、その前後のPochettinoの表情を見ていると、とてもじゃないけれど、激高なんて単語は似つかわしくない。
コレは決して、私の贔屓目でもなんでもない。アレで黄紙なんて堪ったもんじゃないよ(涙)
続いて出されたIbarraに対する黄紙。
壁の位置で揉めたのが原因。Lopoの時と同じく「彼は大きな声と両手を挙げて私の決定に抗議した。」と記されてました。
でも、あの時のIbarra、どこが大きな声上げて抗議してました??
Angel Moralesの場合も、同じようにレポートには壁の位置(距離)に対する「過度の抗議」と書かれていた。
もう、いい加減にせぇっちゅうねんっ!!!Angelのどこが、過度の抗議やねん!!(怒)
書いてて、だんだんとまた怒りがフツフツと...
Angelに黄紙出た瞬間、Pochettinoが飛んできてた。
必死で抗議に行く選手たちをEsquinas Torresから遠ざけようとしていた。
Capitanじゃないんだけれど、自分が主審との間に入って、つまり自分が一番前に出るようにしてる(笑)
Tamudoのなだめ役も買って出てるし、やっぱりこのチームにとって、みんなのお兄ちゃんなのね、この人は。
続いてTamudoの1枚目の黄紙。
「ピッチの中央まで私についてきて、前述のFKにおける壁の距離に関して執拗に抗議。」
アホか!!あれだけ皆が文句言ったのは、壁の距離が原因ちゃうっつぅねん!!
アンタのそのジャッジ基準がアホやから、納得いかへんくて、抗議してるんやろうが!!
もう、この審判、誰かクビにしてやってくれ!!(号泣)
Tamudo2枚目の黄紙...退場について。
「前述の黄紙を提示した後、彼は私に言った。”¡ERES UNA VERGÜENZA!”と」
日本語に直すと、恥知らず野郎!!って感じでしょうか。審判を侮辱したために、2枚目の黄紙を提示し、
彼を退場処分にしたと言っております。でも...ここまできたら、Tamudoの言った言葉、
当たってると思うのは、私だけじゃないと思うんだけれどなぁ...(苦笑)
最後にOscar Serrano Rodriguezの場合。
彼はこの言葉で一発ロハとなったそうです。「彼は私にこう言った。“¡ERES VERGONZOSO!”」
Oscar、キミは...(涙) ご丁寧に、Tamudoが名詞を使ったの対して、君は形容詞に変えてる(笑)
しかも、DVD見直して爆笑したよ。だって、Oscarってば、随分と遠くから一目散に駆け寄ってきて、
主審に対して抗議し始めてるんだもん。ったく、アンタも瞬間沸騰湯沸かし器なのか(困)
瞬間hervirな方々は、Los Argentinosだけで十分間に合ってるんだけれどねぇ...。
まぁ、ウチのArgentinosは他のチームの連中に比べると比較的大人しいんだけれど。
Oscar Serranoの退場ですが、アレ主審に面と向かって言った言葉じゃないですよね。
だって、Esquinas Torresは第4審判に確認して、その後Oscar Serranoに赤紙を提示したもん。
その瞬間、Pochettino...Oscar Serranoに怒り爆発でしたよね(笑)
そりゃぁそうでしょう。だって本当に軽率なんだもの。必死で騒ぎを収拾させようとしている
自分とは対照的に(Tamudoのこともなだめてましたものね)騒ぎを増幅するこの若者、
ホント昨日も書いたけれど「人の気も知らないでぇぇぇ!!!(号泣)」
Oscarくん、退場してしまったのは、もう仕方ない。だから...この退場を教訓に、成長して下さいね。
また、今度同じことしたら、私もPochettinoも、許しませんから!!(笑)
最後に...Esquinas Torresのレポートは、こう結ばれていました。
Asimismo, me comunica el cuarto árbitro que el jugador número 23 del R.C.D. ESPANYOL,
D. Raúl TAMUDO MONTERO, tras ser expulsado y antes de entrar en el túnel, le dijo:
“¡ES UN HIJO DE PUTA; ME CAGO EN SU PUTA MADRE!”
退場処分受け、Vestuarioへ戻って行くトンネルのところで、Tamudoは捨て台詞を吐いた...。
それを、第4審判から報告を受けたといってる。ヘタするとサスペンション、1試合じゃ済まないかもしれない。
相当に口汚い言葉で罵ったTamudoですが、その気持ちも判らないでもない。
年内最後の試合...本当に、後味の悪い試合となってしまいました。
試合を壊したEsquinas Torresには、猛省を願いたいものです。
La jornada décimoseptima en la Primera división del fútbol español. 22 Diciembre 2004 Valencia/España
Valencia 3 - 0 RCD Espanyol
Goles: 1-0, m.11: Baraja. 2-0:, m.81: Mista. 3-0, m.87: Mista
Valencia: Cañizares, Curro Torres, Caneira, David Navarro, Moretti, Baraja, Fiore,
Angulo (Rufete,m.76), Aimar (Corradi,m.82), Xisco (Fabio Aurelio,m.76) y Mista.
Espanyol: Kamenis, Ibarra, Lopo, Pochettino, David García, Miñambres (Posse,m.11),
Morales, Ito (Jarque,m.67), Maxi Rodriguez (Fredson,m.70), Oscar Serrano y Tamudo.
Árbitro: Esquinas Tores (colegio madrileño).
Expulso: 42min.Tamudo (doble amarilla), 42 min.Oscar Serrano (roja directa)
Amonestacion: Aimar, Ibarra, Lopo, Pochettino, Morales e Ito.
Estadio: Mestalla
Espectadores: 40,000
condicion de terreno de juego: buena
* Pochettinoに42分黄紙ってなってるんですけれど、あの混乱の中、一体いつ出たんだろう??って思った(笑)
LFPのサイトでも確認したのですが、ちゃんとPochettino 42 min.と記録されてました。
まぁ、あの人もかなり執拗に抗議していたからねぇ...根っからのCapitan気質だもん、この人(笑)
しかし、公式記録だと、5枚のイエローと2枚の赤紙、全てが42分。1分間の間に出たことになってる(呆)
だからぁ...抗議はTamudoとPochettinoに任せて、他の選手は大人しくしてて欲しかったんだけれどなぁ。
- El Mundo Deportivoによる各選手の評価 -
Valencia: Cañizares (1), Curro Torres (1), David Navarro (2), Caneira (2), Moretti (1),
Angulo (1), Baraja (2), Aimar (1), Fiore (1), Mista (2), Xisco (1)
Sustituciones: Rufete (2) por Angulo (m. 77), F. Aurelio (1) por Xisco (m. 77), Corradi (1) por Aimar (m. 82)
Entrenador: Claudio Ranieri (1)
Espanyol: Kameni (2), Ibarra (2), Lopo (2), Pochettino (1), D. García (1), Ito (1),
Morales (2), Miñambres (sc),Maxi (1),Serrano (1),Tamudo (1)
Sustituciones: Posse (2) por Miñambres (m. 14), Jarque (1) por Ito (m. 67), Fredson (1) por Maxi (m. 70)
Entrenador: Miguel Ángel Lotina (2)
散々たる評価ですね、Espanyol(苦笑) でも、Valenciaの方も決して褒められた出来じゃない。
それは試合を見ててハッキリ思いました。Real Madridも酷いfutbolしてるけれど、Valenciaも相当に酷いなと。
今シーズン、評価できるのはBarcelonaとそしてSevillaと、Espanyolかな。
確かに、インコは面白くも何ともないfutbolだけれど、でも自分たちの能力に合った、
非常に堅実で真面目なfutbolしてると思う。華やかさは全くと言ってよいほどないし、
洗練されてるかどうかは分らないけれど、でもPochettinoやLotina監督のコメントで
しばしば登場する言葉の通り...”solido”なfutbolを見せてくれてる。
お互いの信頼感と各人の自信に基づいた、非常に気持ちの良いfutbolを展開している。
そう思うのは、何も私の贔屓目ばかりではないでしょう。
- asの評価 -
El crack Ibarra
9人になってからも、右サイドから果敢に攻め上がっていた。
Catalunya Radioで聞いていた時にも、Espanyolがボールを奪って反撃に転じる時、
このIbarraの名前が連呼されていた。「まさか、アンタがドリブルで攻めあがってるの??」と
半信半疑だったのですが(笑)、試合見て納得。さすがはBocaで世界一になった男だ(笑)
気持ちだけは決して負けない。どんな困難な状況でも、最後まで諦めてなかった。
¡Vaya día! E. Torres
TamudoとOscar Serranoの退場により、チャンピオンズリーグ圏内にある
2チームの対戦と言う、興味深い試合をブチ壊してくれた。
ってことで、as紙も試合を壊した主審の責任を追及しております。
ったく、マジでカンベンしてくれよ、Esquinas Torres(涙)
El dandy Baraja
精度の高いFKによりゴールをこじ開け、そしてValencia反撃の軌道を敷いた。
確かに、あのFKは見事でした。でも...壁の作り方がマズかったと思ったのは、私だけでしょうか??
あの場面、Kameniは立ち位置の基準となるItoに対して、壁の修正を一生懸命訴えてましたが、
それが中途半端なところで主審の笛がなって、プレー再開...Barajaが蹴ったように私には見えたのです。
一瞬逆を突かれたKameni...きっと、最初の軌道が見えなかったんだと思います。
確かに、出遅れがなかったとしても、Kameniの左手が届いたかどうかは分りません。
Barajaのキックは見事でしたから。でも...もしかしたら、と思ってしまうのが、ファンの性(苦笑)
El duro Navarro
よそ行きの試合。前半、あまりに多くのエリア内侵入を許してしまった。
インコはそこで決められればよかったんだけれどねぇ...。
しかし、RanieriはなんでPellegrinoを使わないんだろう。完璧構想外なんですね(涙)
私もMauriと一緒にがっくし肩を落したよ...マジ泣きたい試合だった(涙)
閑話休題:
Pelleはね、Pochettinoがキャプテンを務めた、ポルトガルでのU-21世界選手権で
CBコンビを組んだ相手なんですよね。彼の方が1コ年上だけれど。
ちなみに、このポルトガルでの大会は、FigoやRui Costaたちが
地元開催の大会で世界一に輝いたことで有名ですが、この時のアルゼンチン代表は...ボロボロでした(爆)
何せ、ポルトガル・韓国・アイルランドと同じグループAだったのですが、
1分2敗、勝ち点1の最下位で大会を去って行ったのですから(涙)
韓国にも負けて、アイルランドと引き分けるのが精一杯。そりゃぁ勝ち抜けませんって。
何よりも、3試合で6失点と言う守備の崩壊が私には辛い...Mauricioがまとめなきゃいけなかったんだもんなぁ...。
ちなみにこの時の代表には、PochettinoとPellegrino以外では、Christian Bassedasや
Marcelo Delgado、あるいはJuan Eduardo Esnaiderと言った選手がおりました。
(スペイン代表のエースは、元EspanyolのIsmael Urzaizでした。)
「世代としてもパッとしないポルトガル組」と言われても仕方ないですね(涙)
Pochettinoのすぐ下の世代、つまりオーストラリア大会組ですが、
実はこの世代は南米予選を勝ち抜けなくて、本大会には出場しておりません。
だから、この世代は「オーストラリア組」とは呼ばれず、「アトランタ組」と呼ばれるようになるのです。
そうです、Zanetti, Piojo, Crespo, Almeyda, Cavallero, Ayala...彼らのことです。
もう1つ付け加えるなら、このオーストラリア大会には、スペインも欧州予選を突破出来ませんでした。
更に言うと、Pochettinoの次の次の世代が95年のカタール組ということになります。
Capitan Sorinさん登場!!(笑) その他 Ibagaza,Biaginiと言った選手がこの世代です。
- Lotina監督契約延長 -
ご存知のように、今シーズン末までとなっていたLotina監督との契約を、
さらに1シーズン延長、2006年6月末日までとすることで合意に達しました。
この監督の契約延長を、大方の選手たちは歓迎しているようです。
(大方の、と言う表現からすると、そうじゃない選手もいるってことですね。
まぁ、仕方ないでしょう。全員をスタメンとして使うわけにはいかないのだから...。)
ゲームキャプテンの1人であるAngel Moralesは「物事か上手く運んでいる時は
ヘンに手を加えることは感心しない」と、プロジェクトの継続性...
つまりLotina監督の契約延長を好意的に受け止めてるコメントを発しておりました。
「僕は彼と一緒に戦えることを嬉しく思ってる。そして、レギュラーとしてプレーするチャンスを
彼がもっともっと自分に与えてくれるよう、練習に励みたいと思ってる。」
また、David Garciaは「監督の契約延長はEspanyolにとって素晴らしい知らせだよ。」
「彼がチームにやってきてから、チームがどのように機能したか、誰もがちゃんと心に留めてるよ。
随分と以前から、Espanyolは今みたいな好調な時期を過ごせていなかったからね。」と言ってる。
まぁ、この人が監督であれば、余程のことがなければ大崩れしないと思います。
それこそ、薄い選手層でCLにチャレンジするとかしなければ...(苦笑)
監督自身、このあたりは良く分かってると思うので大丈夫でしょう。
契約延長の会見で「クラブに過度の要求はしない」と言っていたので、
インコの借金がまた膨れ上がるような、そんなムチャな選手補強は要求しないだろうし、
ということは、UEFA CUP止まりで十分満足ってことですよね。
新しいスタジアムの建設にも着手したEspanyolですし、何かとお金は必要だから(笑)
いや、マジで...もう、あんな売られ方はイヤですもの。
SergioのDeportivoへの移籍、ご破算にはなったけれど、TamudoのRangers移籍、
そしてキャッシュで買い叩かれた、PochettinoのPSGへの移籍。
本当に、あんなに切ない思い...二度と味わいたくない。
- カタルーニャ州選抜 vs アルゼンチン代表 -
先日、アルゼンチン代表のメンバーはお知らせいたしましたが、
カタルーニャ代表のメンバーも発表されていたのでお知らせ致します。
PORTEROS: Víctor Valdés (Barcelona) José Miguel Morales (Terrassa)
DEFENSAS: Oleguer (Barcelona) Damià (Barcelona) Puyol (Barcelona)
Curro Torres (Valencia) Lopo (Espanyol) David Garcia (Espanyol)
Quique Álvarez (Villarreal) Capdevila (Deportivo)
CENTROCAMPISTAS: Xavi (Barcelona) Iniesta (Barcelona)
Óscar Serrano (Espanyol) Corominas (Espanyol) Jofre (Levante)
Miguel Ángel (Málaga) Sergio (Deportivo) Jordi López (Sevilla)
DELANTEROS: Albert Luque (Deportivo) Sergio García (Levante)
残念ながらクリスマス休暇のない、Premier勢は参戦不可。Luis GarciaとCescは呼べませんでした。
28日の夜、19:30分からスタジアムセッション。Camp Nouで前日練習。
その後、Catalonia Barcelona Plazaでコンセントレーション。
そっか、Barcaやスペイン代表じゃないから、Rey Juan Carlos Iは使わないのね(笑)
アルゼンチン代表の方は、Maxiも含めて殆ど選手がクリスマス休暇のために
母国へ戻ってきてるということで、本日の22:30発のIBERIAにて監督以下
コーチ陣含めて全員でBarcelonaへ向かうとのことです。
Buenos Aires - Barcelonaって飛んでないから、またMadrid経由か。お疲れ様。
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