インコの巣の観察日記
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2004年10月29日(金) またまたトロイ

「ガエル・ガルシア・ベルナルのインタビューを見ました。素顔はとても好青年のようです。

ちょっとパウロ・フェレイラ入っているような気がしますが(笑)」



これは友達のGaelくん評ですが、そうか...Paulo Ferreiraときましたか...(笑)

で、これをPaulo Ferreiraラヴな友達に話すと「その映画見に行くわ〜。チェルシーでも相変わらずラブリーなPaulo似なんて!!」



ったく...単純なんだから。って、人のこと言えないよ、自分(爆)

だってぴぃが好きな理由はPochettinoに似てるからだもん(笑)

いや、どちらを先に気に入った(知った)かと言えばテルマ&ルイーズに出ていたBrad Pittの方なのですが、

今ではBrad Pitt似のPochettinoが好きなのではなく、Pochettinoを見てる気分になれるからBrad Pittが好きなのです。

もちろん、Brad Pitt自身物凄く魅力的な俳優さんだから、大好きなんですけれどネ。




Redondoにしても、Pochettinoにしても、そしてChristian Slaterにしても、みんな茶色い暖かい瞳の色をしている。

私の好みは、ブラウンの瞳。でもAchillesを見てると「碧い瞳って言うのも良いな」と感じました。


まっすぐに前を見据えるAchilles (Brad Pitt)の瞳の色、美しいなって思ったんですよ。

この映画の基調色は青・蒼・紺・碧ですから...ぴぃの青い瞳が余計に印象的だったのかも(笑)



Legends of the fallやMeet Joe Blackの時よりも、その瞳が印象的だったなぁ。

前の2作は笑顔だとか、その表情全体が印象として残っているけれど、

このTROYはさらに瞳の色が印象的でした。あまりに孤独で、哀しい色してるからかなぁ...。




忙しい月末営業日...「おうちに帰ったら、ぴぃが待っている!!」これだけが、私の支えでした(爆)

予約しておいたTROYのDVD、帰宅したらちゃんと届いておりました。で、夜中にまた見ていたわけですが...。


今まで以上にAchillesの孤独が伝わってきて、切なかった。もう、めっちゃ切なかった。

思わず「こんなに切なく、そして暖かい涙を一人で流させたくないよぉ〜」と思った。

あ、でもAchillesには一緒に涙を流してくれたBriseisがいたっけ(笑)



Hector兄ちゃんが瞼を閉じる時、哀しいと思うのは、人生を半ばで終えなくちゃならないから。

妻と一緒に息子の成長を見守ると言う、人として普通のでも一番幸せな人生を最後まで生きられなかったから。


でも、Achillesの場合は...彼は、自分の命の灯火が消えるその最後の瞬間に人としての幸せを知った。

彼が、戦士として生きるのではなく、常に死を隣人として生きるのではなく、

別の人生を歩けるって分った時、自分は孤独じゃないと知った時、それは彼に死が訪れた時だった。


Achillesの頬を伝う一筋の涙...生きることの意義を見出せた満足感と、それを一瞬にして手放さなくてならない寂しさ。

それがあの涙に見て取れて、哀しくて哀しくて、Achilles派の私は号泣ものなわけです(笑)




それにしても、この映画は非常に良く出来た構成だと改めて思いましたね。

脚本がしっかりしてるからなのだと思いますが、AchillesとHectorと言う2人の物語を見事に描いてる。

見た目だとか、置かれた立場だとか、生き方だとかは、まるで対照的なのですが、

根っこの部分では一緒だと思うんですよね、この二人。表裏一体と言うか、まるで陰と陽。


闘いの中で、HectorはAchillesに近づき、AchillesはHectorに近づいて行く...

だから実はHector兄ちゃん見てるのも切なくて辛いんですよね。

物語の中盤以降、Hector兄ちゃんの瞳はもうずっと、瞳中苦渋に満ちてる(苦笑)ある意味...Prince Hectorも孤独なんですもの。

トロイの人たち、Hector兄ちゃんに寄りかかりすぎだってば!!(笑)


またしばらくは、この映画にハマりそうです。



最後に...DVD買って初めて吹き替え版を見た(聞いた?)のですが、ぴぃの声は絶対に地声の方が良いですよネ!!

訛ってるなどなんだの言われているけれど、私はBrad Pittの声、大好きです。

ま、Christian Slaterの声と話し方には負けるけれど...(笑)




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