インコの巣の観察日記
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2004年08月12日(木) アルゼンチンの5得点目

がびぃ〜...泣かせないでよぉ。そして、きりぃ...そんな切ない顔してGabiを祝福しないでよぉ(涙)



今朝、中継録画で放送されたアルゼンチン代表vsセルビア・モンテネグロ代表の試合、ご覧になりましたか??

私がこの試合で一番印象に残ったもの、それはもちろん、Gabiのゴールでした。

代表ユニを着て決めた、最初のゴールです。かつてのPochettinoが得意としたのと同じように、Gabiも見事なヘディングシュートを決めてくれました。



もう、ホレボレするほどに美しいヘディングシュートでした。




でも...何よりも心に深く刻み込まれたのは、そのゴールの美しき軌跡ではなく、

瞬間、両の拳を突き上げ、そして遠く空の彼方に向かって言葉を投げかけるGabiの姿でした。



あのシーンを思い出しただけで、また涙が滲んできます。




Gabiはきっと、そう...間違いなくお父さんに対して話しかけていたんだよね。

あのゴールは、4ヶ月前に亡くなったお父さんに捧げたんだよね。






今も変わらず、ずっと自分のそばにいて見守ってくれていると、彼はそう信じている。

そんなGabiの気持ちに、恐らくKilyは気付いていたんだと思う。

だから、あの時Kilyはあんな表情で、Gabiのことを抱きしめていたんだと、私はそう感じた。







末っ子Gabiは、パパっ子Gabi。本当にお父さんのことが好きで好きで、大好きで、

何憚ることなく、父に対する尊敬と愛情を表すことが出来るGabiのこと、微笑ましくも、いつも羨ましく思っていた。




だから...エクアドル戦を戦い終えて「じゃ、またね」と父に見送られながらParisに戻ってきたばかりのGabiに届けられた、

悲報と言うにはあまりに酷すぎる「パパが亡くなった」との知らせ。



この事実を知った時、私は...ショックで言葉を失い、しばらくの間PCの前で固まってた。

私ですらこれ程の衝撃だったんだもの。Gabi本人が受けた悲しみは、如何許りだったか...





気持ちの篭った、本当に、本当に、美しくそして力強いヘディングシュートだった。

きっと、見ていてくれたよ。そして同じように「素晴らしいゴールだった」と、そう喜んでくれているよ。

いつだって、お父さんはGabiのそばにいると思うから。





Gabi、おめでとう。










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