A Thousand Blessings
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2007年01月05日(金) 編集CD-R 【 の・だ・め 3 】



SUMITAS 編集CD-R 2007.1.5



【 の・だ・め 3 】


1 ヴィヴァルディ「シンフォニアロ短調RV169」より“第1曲”
/ケーゲル(指)ライプツィヒ放送響

2 モーツァルト「ピアノソナタ第12番」より“第1楽章”/ハイドシェック(pf)

3 マーラー「交響曲第1番」より“第3楽章”/ケーゲル(指)ドレスデンフィル

4 ドビュッシー「版画」より“塔”/ハイドシェック(pf)

5 ドビュッシー「版画」より“グラナダの夕べ”/ハイドシェック(pf)

6 ドビュッシー「版画」より“雨の庭”/ハイドシェック(pf)

7 モーツァルト「幻想曲ニ短調 KV397」/アファナシエフ(pf)

8 ヴィヴァルディ「シンフォニアロ短調RV169」より“第2曲”
/ケーゲル(指)ライプツイヒ放送響

9 シューベルト「ピアノソナタ第16番」より“第1楽章”/ポリーニ(pf)

10 吉松隆「交響曲第1番 "カムイチカプ交響曲" 」より“第2楽章〜WATER〜”
/藤岡幸夫(指)BBCフィルハーモニック

11 ジョニ・ミッチェル「青春の光と影」(2004年オーケストラVer)
編曲:ヴィンス・メンドーサ






【の・だ・め】はクラシックメインの編集CD-Rシリーズです。
今回で3作目。あいかわらずの僕の趣味が並んでいますが
今回は、全編に渡って「静謐」で時に「沈鬱」です。今の僕の精神状態を
反映しているのでしょう。落ち込んでいるときに明るく元気な音楽を聴くのは逆効果です。
神経科のドクターが言ってたので、確かでしょう。

ごく簡単なコメントを。

ヴィヴァルディがまるでマーラーのアダージョのように聴こえてしまう
沈鬱の権化・ケーゲル指揮による名演。ケーゲルはのちにピストル自殺しました。

評論家の宇野功芳が大騒ぎの「ハイドシェックの宇和島ライブ」よりモーツァルトを。
宇野功芳の言う事を全部信用するわけにはいきません。
彼の好みがいまいち分からなかったりして・・・(笑)
宇和島ライブでのベートーヴェンを大絶賛しているようですが、僕的には「?」です。
モーツァルトとドビュッシーは素晴らしい。まるで「のだめ」です。





マーラーの葬送行進曲は次の4つの名演をお薦め。
「スウィートナー(指)ドレスデン」盤。「小澤(指)ボストン響」盤。
「テンシュテット(指)ロンドン・フィル」盤。
そして、最も演奏が暗い「ケーゲル」盤。
4つ揃えましょうね。

で、ハイドッシェック宇和島ライブのドビュッシーです。録音はいまいちですが、
そんなことはどーでもいいくらい面白い演奏です。ドビュッシーに聴こえません(笑)
完全に「のだめ」です。ハイド氏、遊びすぎ(笑) でも素敵だから許しちゃう。

そしてこちらも沈鬱ぶって遊ぶアファナシエフの超スローモーション・モーツァルト。
グールドとは違い、テンポはともかく演奏自体は、結構普通。
グールドのように「おお!」「うお!」の連続にはならない。
でも、気に入ってはいます。

『のだめカンタービレ』で千秋真一のテーマ曲は「ベートーヴェンの7番」。
「のだめ」のテーマ曲は「シューベルトの16番」かな?
ポリーニの演奏で。実は100%気に入っている演奏じゃあないですね。
もちょっと、不真面目に自由に演奏しているものを聴きたいな。でも、素敵な曲です。

吉松隆の作品はどれを聴いても吉松隆です。でも全部揃えてしまう。
それって何なんでしょう?
彼が素晴らしいのは、あえて現代音楽を志向しなかったという点です。
つまり、人懐っこいメロディーを忘れないという事で、
それは結構勇気がいることだと思いますよ。

最後は、何となくクラシックではなくて、ジョニ・ミッチェル最大の名曲の
オケ伴ヴァージョンを。編曲が素晴らしいので聴いてください。


響 一朗

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