A Thousand Blessings
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2007年01月01日(月) CHRISTMAS WISH ・'゜☆。.:*:・'゜★゜



まだ、元旦ではない。
今日は、12月24日の夜。クリスマスだ。



一番好きなクリスマスソングは
NRBQのアルバム『クリスマスウィッシュ』のタイトルナンバーだ。






聴こうと思ったら見当たらない。まさかうっかり処分か???
一言で言えば、『ペットサウンズ』のサウンドをまんま拝借したクリスマスソング!
NRBQはブライアンが大好きなのだ!
ほーら!もう聴きたくなっちゃった人、いるでしょ?(笑)
来年の編集CDRに入れてあげよう。






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何十回もタワレコやHMVやWAVEやディスク・ユニオンに通っても
小谷美紗子の音楽が僕のアンテナにキャッチされることは一度もなかった。
それは単純に僕に運がなかっただけで、決して受信機の感度が鈍っているとか
そういうことではないんだが。
親しい友人が車の中で何気なく(もしかしたら、僕に聴かせようと
周到に用意されたものかもしれないが)かけた1曲で、
2006年の僕の耳の方向性が一気に決まってしまった。

6年前45歳で会社を解雇され、天職とも言える仕事から突然弾き出され、
僕はひどい鬱病を患うこととなった。毎日自殺の方法だけを考える。
そんな日々が数ヶ月間続き、やっと神経クリニックに通院するようになる。
約半年間のカウンセリングと投薬治療で最悪の状態から何とか抜け出すことができ、
新しい会社にアルバイトとして就職した。
解雇された会社と同業ではあるが、給料は解雇され彷徨った結果を
残酷に反映していた。前職の手取り30万円が一気に12万円にまで落ちた。
同じ業種でそれが天職であることが僕を苦しめた。
天職につける喜びがある一方で、30万円の仕事が出来るのに12万円しか
貰えないことへの情けなさ。仕事へのプライドと自信があるからこその
解決できない心のねじれを抱えたままの日々に、一人の友人を得た。
彼は唐突に僕に「レッド・ツェッペリンっていいですね!」と声をかけてくれた。
もちろん唐突に感じたのは僕だけで、彼は僕の好みを把握していたのだ。
結果としてその時の初期感動が2006年の小谷美紗子までずっと繋がっていくのだから、
出会いって、不思議だ。そしてその太い糸は2007年も2008年も、
おそらく2027年までも繋がっていくに違いない。

ダメージの大きな挫折は自分の重要な一部を消去することはあっても、
決して自分の全てを否定し消去してしまうものではないな、と思えるようになった。
誰かが落ち込んでいる時、「頑張れ!」という曖昧で表面的で
方向性の定まらないコトバをかけるよりも、その誰かが一番「大切にしているもの」
に対して、共感・共鳴・共振してあげることが、正しい方法なのではないか。
それは「頑張れ!」だけで完結してしまう一過性の自己満足とは正反対に
相手の気持ちの懐深くまで立ち入っていく行為なので
ゆえに立ち入る側にも責任感が生まれることになる。
そして、その尊い行為は100%自分にフィードバックされるのだ。
そこが、「頑張れ!」とは違う。

「小谷美紗子、最高でした!ありがとうございます!」
それだけで、きっと友人も何かが救われるんだと思う。


響 一朗

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