A Thousand Blessings
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2006年12月26日(火) シューマンは「のだめ」だから、もっと「のだめ」な演奏を聴きたい




最も「のだめ」な作曲家は、シューマンじゃないかな?
間違いなく天才。とてつもないメロディー・メイカーでありながら、
曲の構成能力に欠陥があり、というよりそんなことには
端から無頓着で、思いつくままに五線譜に音符を並べていくあの感じ。
どこへ連れて行かれるのか分からないほど気まぐれなのに、僕ら聴き手は
その気まぐれにとことん付き合ってみたくなる、そんな存在。
オーケストレイションが下手だからって勝手に加筆するなよ、と
シューマンに代わって文句を言ってしまおう。
アカデミックな教育を受けた人は教科書通りにしたがるから困る。
内声部がスカスカでもいいじゃん。そんなのシューマンの美メロの前では
さほど重要じゃない。

さて、「ピアノソナタ第1番嬰ヘ短調 op-11」。
終楽章のほとんど思いつくままにメロディー紡いでいく様に
キース・ジャレットあたりも影響されているのではないだろうか。






僕はポリーニの演奏しか聴いたことがないが、
ちょっと堅物っぽいかな(笑)



もっと自由に勝手にわがままに弾いている演奏も聴いてみたい。
そんな演奏をご存知の方は、ぜひメールください!
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(12月16日 記)


響 一朗

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