A Thousand Blessings
2004年1月〜最新|ひとつ前に戻る|ひとつ先に進む
2006年12月26日(火) |
シューマンは「のだめ」だから、もっと「のだめ」な演奏を聴きたい |
最も「のだめ」な作曲家は、シューマンじゃないかな? 間違いなく天才。とてつもないメロディー・メイカーでありながら、 曲の構成能力に欠陥があり、というよりそんなことには 端から無頓着で、思いつくままに五線譜に音符を並べていくあの感じ。 どこへ連れて行かれるのか分からないほど気まぐれなのに、僕ら聴き手は その気まぐれにとことん付き合ってみたくなる、そんな存在。 オーケストレイションが下手だからって勝手に加筆するなよ、と シューマンに代わって文句を言ってしまおう。 アカデミックな教育を受けた人は教科書通りにしたがるから困る。 内声部がスカスカでもいいじゃん。そんなのシューマンの美メロの前では さほど重要じゃない。
さて、「ピアノソナタ第1番嬰ヘ短調 op-11」。 終楽章のほとんど思いつくままにメロディー紡いでいく様に キース・ジャレットあたりも影響されているのではないだろうか。
僕はポリーニの演奏しか聴いたことがないが、 ちょっと堅物っぽいかな(笑)
もっと自由に勝手にわがままに弾いている演奏も聴いてみたい。 そんな演奏をご存知の方は、ぜひメールください! すぐに amazonに注文します!
(12月16日 記)
響 一朗
|